P「イタズラなKISS」 (51)
亜美「久しぶりの休日!」
真美「お姫ちんと一緒に!」
亜美「ひびきんと一緒に!」
「「映画!!」」
亜美「事務所にケータイ忘れてた!」
真美「よっしゃー!待ってるから取ってこーい!」
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765プロ
<ガチャッ
亜美「はろはろ~」
亜美「…って、みんなオフだから誰もいないかな」
P「Zzz……」グースカ
亜美「と思ったらいるじゃないですかーやだー!」
亜美「それもこんな貴重な状態の若い青年が」
亜美「……」ニヤリ
亜美「これは誰も来ないと思って油断してる顔ですなぁ」
亜美「……さて」キラーン
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「兄ちゃん!このキスマークなんなのYO!」
「違う誤解だ!!」
「んっふっふ~、中学生に手を出したらオマワリがピーポーですぜ?旦那」
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亜美「首筋に光るキスマーク!!」
亜美「名付けて修羅場・ラ・バンバ大作戦」
亜美「いやぁ~こんなセクチーかつダイタンなやり方を思いつくなんて、天才かも?」
亜美「それじゃ、首元狙って」
亜美「ん……」チウゥゥ
亜美「ちゅ~~わーおξ^o^ξ」
亜美「んふふ、これでオッケーだね」
<あみー?まだー?
亜美「おっと、待たせちゃいかん」
亜美「ごめんね兄ちゃん。良い修羅場を!」
亜美「そりゃ大好きな繪里子~♪繪里子~♪」ガチャッ
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春香「久しぶりのお休み!」
春香「千早ちゃんとお出かけ!」
春香「でもでも、一緒に食べるブラウニー、ちょっと作りすぎちゃったから……」
春香「……事務所に誰かいるかな?」
765プロ
<ガチャッ
春香「おはようございまーす…」
春香「社長も小鳥さんもいないのかな……?」
P「Zzz……」スピー
春香「あ、プロデューサーさん、お休み中失礼しますね……」ソローリ
春香「ブラウニー、よかったら食べてくださいね」ニコッ
春香「いつもお疲れ様です…………って、あれ?」
春香「首元に…」
春香「まさか、いや、そんなはずは……」ジーッ
春香「…これはアザですね、間違いない」
春香「……」チラッ
春香「どうだろう…プロデューサーさんも大人だし……」
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「音無さん、そこは跡が残るから駄目ですって…」
「いいじゃないですか、明日は誰にも見られませんよ」
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春香「そんなわけないですよぉぉぉ!!」
春香「そう、これは妄想。本当はただのアザですよ」ウン
春香「そ、それなら」
春香「……アザなら一つくらい増えても大丈夫ですよね?」
春香「プロデューサーさんがいけないんですからね……」
春香「……ばか」チュウゥ
春香「あ、千早ちゃんとの待ち合わせに遅れちゃう!」
春香「失礼しましたー!」ガチャッ
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美希「!」ゾッ
美希「イヤな予感がしたの」
美希「きっと、ハニーの身に何かよくないことが……」
765プロ
<ガチャッ
美希「ハニー?」
P「Zzz…」スカー
美希「ふう、なんだ、気のせいだったの……」
美希「それじゃあハニー、真クンと雪歩と約束があるから、ミキ、残念だけど行くね」
美希「って……ハニー、これってなーに?」
美希「キスの跡……だよね」
美希「……このブラウニー」チラッ
書き置き『プロデューサーさん、よかったら食べてください 春香』
美希「」ブチッ
美希「な゛の゛ォォォォ!!!!!!」
美希「あのリボン……ッ!!」
美希「これは許されないの!ミキは今、モーレツにプンスカなの!」
美希「……とにかく、ミキも対抗するの」
美希「ハニーを幸せにできるのは、ミキだけだもん」ズイッ
美希「んぅ……」チュゥゥ
美希「行ってくるね、ハニー!」ガチャッ
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あずさ「あらあら~?」
あずさ「どうして私、事務所の前に来ちゃったのかしら?」
あずさ「うふふ、でもせっかくだから寄っていきましょう。誰かいるかしら~」
765プロ
<ガチャッ
あずさ「こんにちは~」
あずさ「誰もいないのかしら?」
P「Zzz……」
あずさ「あらあら」
あずさ「うふふ、珍しい場面に会えたわ」
あずさ「プロデューサーさんの首元……」
あずさ「これだと右にふたつ、左にひとつで偏ってるんじゃないかしら」
あずさ「失礼しますね……」チュゥゥ
あずさ「はい、これでバランスいいでしょう♪」
あずさ「プロデューサーさんお仕事お疲れ様です」
あずさ「今日はこれで失礼しますね」ガチャッ
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一時間後
小鳥「あれ?」
律子「プロデューサー、もう来てたんですか」
P「ああ、ちょっと早起きしたから早めに来たんだけど、結局、事務所で二度寝しちゃってな」アハハ
小鳥「よかったですね、今日がアイドル達のオフで」クスクス
律子「みんなには出来るだけ、だらっとした所は見せないでくださいよ?」
P「分かってるって。今日は誰も来ないだろうからちょっと油断してただけ」
律子「……あれ、どうしたんですか、その首のアザ」
P「アザ?そんなもん付いてるか?」
律子「ほら、鏡見てください」
P「ありゃ、本当だ……今朝は無かったはずなのに」
小鳥「ぷ、プロデューサーさん、それって」
小鳥「ききき、キスマークっぽくないですか……?」ピヨォォ
律子「はぁ!?」ガタッ
P「いやいやいや……」
律子「……でも確かに」
律子「本当に誰にも会わなかったんですか?」ジト
P「会ってないってば!」
P(いや、会ってはないけど、春香が来てるのは間違いないんだよな……)
P(でもまさか春香が?)
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「プロデューサーさん……美味しそうな首筋してますね」ジュルルン
「パッと舞って ガッとやってチュっと吸って はぁぁぁん!!」
「何を隠そう、実は春香さんの正体はヴァンパイアだったのだ!!」
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P(な、なんだってー!!)
P(……いやいや)
P(とりあえず、ブラウニーがあったことは黙っておこう)
律子「しかし四つも付けられるなんて、ちょっと変ですよね?」
律子「ウチの事務所でそんなことしそうなのって、美希ぐらいですし」
P「でも今日は美希どころか他のみんなも来てるワケないよな」
小鳥「真ちゃんと美希ちゃんと雪歩ちゃんがお出かけしてるって聞きましたけど」
P「響と貴音と亜美と真美は映画を見に行くって言ってたし…」
律子「春香と千早も出かけるって言ってました」
小鳥「……まさか、やよいちゃんが…!!!!」
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ζ'ヮ')ζ「えへへ、プロデューサー知ってますか……?」
ζ'ヮ')ζ「首筋へのキスはぁ……」
ζ'ヮ')ζ「執着っていう意味なんですよぉ……?」チューワオ
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小鳥「アリだわ……」ピヘヘヘヘ
小鳥「さあベイベー!!俺についてこいよ!!」ハーン
律子「駄目だこの人」
P「明日までに消えてくれ……」
律子「もし亜美たちに気付かれたりしたら、大変ですもんね」
響「なにが?」
律子「何がってそれは……」
響「……」メトメガアウー
貴音「……」メトメガアウー
P「」メトメガアウー
貴音「あなた様、顔色が芳しくないようですが……」
可愛い
亜美「いやー時間があったから事務所に寄っていこ→と思ってさ」
貴音「突然の訪問失礼いたします」
真美「ピヨちゃんたち、さっきまでなんの話してたの→?」
小鳥「な、なんでもないわ。大したことじゃないのよ」
真美「えー、本当かな?嘘つきはギルティだよ?」
>>33 ありがとう
響「……ん?」
響「プロデューサー、さっきからなんで首元押さえてるんだ…?」ジーッ
P「え゛っ!?これは……」
P「ほら、最近プロデューサーの間で流行ってるんだよ!」
P「こうすると、有能で硬派で17歳っぽく見えるらしいからさ!」
貴音「そういえば346プロのプロデューサーも似たような仕草をしていましたね」
亜美(おっ、これは修羅場・ラ・バンバ作戦が上手くいってるみたいだね)
亜美(よーし、ここでもうひと押し!)ンフフ
亜美「その首、見せろーー!」ガバッ
P「え、ちょちょちょ……!!」
バッ
亜美「とったぁぁぁぁぁ………あ?」
亜美(………!!??!?!?)
亜美「ふ、増えてる……」
真美「どったの、亜美?」
亜美「い、いや、なんか予想外のことになってるっていうか……」
律子「亜美さんや」チョイチョイ
亜美「うぃ、うぃっす?」
律子「増えてるって言った?」
亜美「い、言ってないよ?」ガタガタ
律子「本当は?」
亜美「ちょっと言ったかも」
ガシッ
律子「(^_^)/」コイヤ
亜美「\(^0^)/」
~しばらく修羅場~
響「見事に自爆したぞ」
真美「亜美は双海四天王の中でも最弱だからね」
小鳥「こういう場合、マッチポンプ修羅場と呼ぶべきかしら」
<真美隊員!!助けてください!!言い訳できません!!
真美「亜美には律っちゃんを突破する性能は無い……気の毒だが……」
真美「しかし亜美、無駄死にではないぞ……!」
P「まったく、グースカ寝てた俺も迂闊だったけど、まさかこんなことされるとは……」
響「亜美は時々とんでもない発想のイタズラするからな」
小鳥「本当は起きてる時に、亜美ちゃんにしてほしかったんじゃないですか?」クスクス
P「やめてくださいよ、もう」
貴音「ふふ、亜美は常に、騒動の渦中にいますね」
真美「でも結局、残りの三つは誰がしたんだろう?」
「「「……」」」
P「え?そこ蒸し返すの?」
おしまい
後日、美希と春香の修羅場が起こるが、それはまた別のお話。
読んで下さった方々ありがとうございました。亜美のカバー曲いいよね。
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