タクト「アッシュフォード学園?」(78)

タクト「うおぉぉぉお!!」シャカシャカ

ワコ「本当に飛べるのかなぁ……あの人力飛行機」ワクワク

タクト「やれそうな気がする時は……やれる!」ゴッ

ワコ「いっけーー!タクトォォ!」

タクト「とうっ!」バサッ

フワッ……ブーン…………

ワコ「スゴい……本当に飛んだ!」

タクト「気持ちイイなぁ�・�・♪」

バキッ

ワコ「あ、折れた」

タクト「it's a pinch………!」


ドボォォン!!

タクト(ん………)

「ちょっと大丈夫!?」

「会長、とりあえず保健室に運びましょう」

タクト「うーーーん………」

「目が覚めたのか?」

タクト「………スガタ?」

「スガタ?君の友達の名前かい?」

「スガタ?うちにそんな生徒居たっけかなぁ………?ルル、名簿チェックしといて」

ルル「はいはい、スザク手伝ってくれ」

スザク「うん、シャーリーとカレンは会長と一緒に彼を保健室まで」

カレン「分かった!」

シャーリー「ルルと一緒が良かったなぁ………」ボソボソ

ニーナ「どうしたのミレイちゃん?」ビクビク

ミレイ「人が倒れてたの、うちの制服じゃ無いわね」

タクト「ここは一体………?」

カレン「アッシュフォード学園よ、貴方中庭で倒れてたのよ?」

タクト「アッシュフォード学園?」

シャーリー「そういえば貴方の名前は?」

タクト「俺の名前はツナシ・タクト、君は?」

シャーリー「私はシャーリー・フェネット、えーと他のメンバーは保健室に着いたら紹介するね」

タクト「いいよ保健室なんて……よっと!」スタッ

カレン「ちょっ、平気なの!?」

タクト「うん大丈夫、皆の所案内してよ!」

シャーリー「う、うん………」


生徒会クラブハウス

ルル「で?何処から来たんだ?」

タクト「南十字島って所」

スザク「南十字島………聞いた事が無いな」

タクト(ワコ達心配して無いかなぁ………)

ニーナ「調べたけど南十字島なんて所無かったよ?」

タクト「嘘でしょ……」

ミレイ「とりあえず身元が分かるまではウチで預かるから、宿の心配はしないで」

ルル「まさか俺達の部屋じゃないでしょうね?」

ミレイ「え?何で分かったの?」

ルル「ナナリーも居るんですよ!」

ナナリー「どうかしましたか?お兄様」

シャーリー「あ、ナナちゃん」

ナナリー「何か他の人の雰囲気を感じたものですから………」

タクト「車椅子?」

リヴァル「ルルーシュの妹のナナリー、眼と足が不自由なんだよ」ボソボソ

タクト「そっか…………よしっ!」

タクト「初めまして、俺はツナシ・タクト!よろしく!」ギュッ

ナナリー「タクトさんですか?お顔を………」ペタペタ

タクト「どうぞ」

ルル「ナナリー、今日コイツが泊まる所が無いらしいんだ………」

ナナリー「え?そうなんですか?」

タクト「うん、俺も何が何だか……」

ナナリー「……だったら是非私達の所に来てください」

ルル「良いのか?」

ナナリー「はい、タクトさんはとても暖かい心を持ってますから♪」

ルル「まあ……ナナリーが良いなら」

タクト「良かったぁ……助かるよルルーシュ………」

スザク「あ、時間だ」

カレン「また剣道?」

スザク「うん、最近は先生でも相手にならないけどね」

タクト「なら……俺とやらない?」

スザク「タクトが?別に良いけど……手加減しないよ?」

ルル「あのスザク相手に何処までやるかな」

シャーリー「さすがに厳しいでしょ……」


剣道場

タクト「よぉーし!」タッタッ

スザク「二刀流かい?珍しいね……だが手加減はしない!」ダンッ

タクト「ほっ!」ガシィンッ

スザク「てぇい!」バシィン

ガシィンッ!バシィン!ベシッ!

リヴァル「すげー………筋肉馬鹿のスザクと互角かよ……」

スザク「く………強い!」

タクト「うおぉぉぉお!」

スザク「不味っ―――」

パァンッ

タクト「ふぅ、危なかった」

スザク「凄いな……何処かに良い師匠でも居るのかい?」

タクト「まあね、厳しいけどさ」

ルル「………もう遅い、帰るぞ」

スザク「そうだね、じゃまた明日」

タクト「じゃあなー」

ルル「ナナリーが待ってるからな、急ごう」

タクト(この世界は平和なのかな………)

ルルーシュの部屋

咲世子「お帰りなさいませ………あら?そちらの方は?」

ルル「ナナリー、咲世子さんに伝えて無かったのかい?」

ナナリー「すいません………うっかりしてました」

タクト「えー今日からお世話になります、ツナシ・タクトですっ!」

ナナリー「来てくれたんですね」

タクト「今日からヨロシク!」ビシッ

咲世子「ルルーシュ様、タクト様、お食事は後でよろしいでしょうか?」

ナナリー「タクトさんの分が無くて……」

ルル「だってさ、先にシャワー浴びて来いよ」

タクト「何か悪いな………ま、お言葉に甘えようかな」

シャワールーム

タクト(俺皆の所に帰れるのかなあ………)

タクト(それにこのシルシ……タウバーン呼べるのかな?)

ルル「着替え、ここ置いとくから」

タクト「サンキュー」

タクト(………ま、今は考えても仕方ないか!)

c.c.「ルルーシュ、少し話がある」

ルル「何だ、ピザか?」

c.c.「………真面目な話だ」

ルル「………タクトの事か、俺も気になってはいる」

c.c.「奴からはギアスとは違う何かを感じる」

ルル「どういう意味だ」

c.c.「そのままの意味だ、何か別次元の力を感じる。が、それが何かとまでは―――」

ルル「分からないのか?」

c.c.「まあな、但し一つ言える事がある」

ルル「勿体振るな、さっさと話せ」

c.c.「む……まあいい、簡潔に言えば奴はこの世界の人間では無い」

ルル「………馬鹿な、そんな事が有り得るのか?」

c.c.「有り得るから奴はこの世界に居るんだ」

ルル「…………」

c.c.「…………」

タクト「ルルーシュ?」ガチャッ

ルル「ほわぁっ!?」ガタッ

c.c.「へえっ!?」 ガタッ

タクト「……もしかしてお取り込み中だった?」

ルル「……違うな、間違っているぞタクトォ!」

c.c.「そうだ、私の相手がこんな童貞坊やに務まる訳無いだろう?」

タクト「……ま、誰にも言わないからさ!咲世子さんがご飯だって」

ルル「あ、ああ……直ぐ行くよ」

食卓

ナナリー「タクトさんは何がお好きなんですか?」

タクト「うーーん………楽しい事全部かな!」

ルル「ハハッ、いくらなんでも大雑把だろ」

ナナリー「でもそう言う所がステキだと思いますよ♪」

タクト「ありがと、ナナリー」

『ニュースの時間です』

ルル「黒の騎士団関連だろうな……」

タクト「黒の騎士団?何それ?」

『黒の騎士団は違法薬物工場を破壊し――――』

ルル「黒の騎士団……テロリストさ」

タクト「テロ………」

『―――なお、ゼロは姿を現しませんでした』

タクト「今度のゼロってのは?」

ルル「騎士団のリーダーだよ、騎士団を率いて好き勝手暴れてるみたいだな」

タクト「へー……」

ナナリー「タクトさんも気を付けてくださいね………」

タクト「大丈夫、安心して」ニコッ

ルル「ま、狙われてるのは不法行為を行ってる様な奴とかだから心配無いよ」

prrrrr

ルル「会長から電話だ……もしもし、はい……分かりました……失礼します」

タクト「何だって?」

ルル「良かったなタクト」

タクト「?」

アッシュフォード学園

タクト「今日からお世話になります!ツナシ・タクトです、ヨロシクぅ!」ビシッ

ヤダ…カッコイイ……
ナニアレイケメン……
マタイケメンカ……
ウホッイイオトコ………

スザク「驚いたな、まさか転入してくるなんて」

タクト「会長のお陰だよ�・………」

ルル「そういえば…… 会長がタクトの歓迎パーティーやるってさ」

タクト「本当!?」ガタッ

シャーリー「でもあそこのホール改装中だったよね?」

ルル「だからカラオケに行くってさ」

スザク「カラオケか、久しぶりだな………」

カレン「私も………」

ルル「じゃあ今週の日曜日な」

日曜日

ミレイ「それではっ!今からタクト君の歓迎会始めちゃいまーす!」

タクト「よっ!待ってました会長ー!」パチパチ

ミレイ「最初に歌ってもらうのは………カレン!」

カレン「私ですかぁ!?」

カレン「そんないきなり………」

スザク「もしかしてカレンって音痴なのかい?」

カレン「いやそんなことは無いけど……」

スザク「なら僕が選んであげるよ、えーと………コレで良いかな?」ポチッ

�・アキイロノアリア�・

カレン「な、何を勝手に―――!」

スザク「ほら始まるよ、頑張って!」

カレン「ええっ!?私この歌知らないのに!?」

ルル「ま、何となくで歌ってみろよ」

カレン「えー………じゃあ折角だし歌うわよ……」

カレン「えーー………ゴホン」

カレン「壊れてはじまる♪いのちが生まれる♪今は、気ーづーけなくてもー♪胸のなか受け取っているのー♪」タンタンッ

タクト「この曲………」

ミレイ「予想以上に上手かったわね……」

シャーリー「しかもノリノリだし……」

ニーナ「カレンちゃんカッコいい………///」

ルル(珍しいな、カレンが戦闘以外で………いや、これが普通なのかもな…………)

ドカァァン!!

スザク「爆発!?」

ミレイ「何!?」

ニーナ「もしかして……黒の騎士団!?」

ルル「いや……これは何処かのテロリストだな」

カレン「そうね、黒の騎士団はこんな真似しないと思う」

スザク「皆はここで待っててくれ、ここは僕が………!」

テロリストa『このカラオケボックスに居る人間全員に告ぐ』

スザク「!?」

テロリストa『我々は日本解放を目的とするグループ、日本十字団だ』

ルル「日本十字団だと?」

テロリストa『日本人は我が仲間となれ、それ以外はブリタニアとの交渉の道具になってもらう』

カレン「交渉の道具って………人質ってこと?」

テロリストa『因みに我々は武器に加えkmfを多数所有している、反抗した場合容赦はしない』

スザク「くっ………!相手がkmfでは……!」

ニーナ「ミレイちゃん………」ガタガタ

ミレイ「大丈夫……貴女は私が守ってみせるから」

ガチャッ

タクト「!?」

テロリストb「大人しくしろ!………む?貴様……枢木スザクか?」

スザク「そうだ、何か用でも?」

テロリストc「ふふっ……ちょうど良い、貴様も交渉の道具として使うとしよう」

スザク「何っ!?」

テロリストb「黙れ!日本人の誇りを捨てた売国奴が!」バキッ

スザク「ぐぅっ………!」

スザク(今コイツに歯向かえば……皆が巻き込まれる………!)

テロリストc「おい、そこの金髪の女。お前も来い」

ミレイ「分かったわ……」

ニーナ「ミレイちゃん!?」

ミレイ「大丈夫よ、ルルーシュにリヴァル、それにタクト君……皆を任せたわよ」

ルル「会長!」

ルル(くっ……奴がヘルメットを被っているいでギアスが使えない……!)

リヴァル「おい!会長を人質にする位なら俺を連れてけよ!」ガタッ

テロリストb「ふん、貴様らブリタニアの指図など受けん!行くぞ!」

スザク「くそっ………」

ミレイ「必ず戻るから………」

バタン

リヴァル「会長ぉ………!」

ルル(また俺は守れないのか……?大事な人を………!!)

タクト「…………俺が」

ルル「え?」

タクト「俺が皆を救ってみせる」ガタッ

ルル「おい!何処に………」

タクト「…………やれそうな気がする時は………やれる!」キィィィ

エリア11 ブリタニア政庁

コーネリア「まだ映像は出ないのか!」

セシル「もうすぐ………出ました!」

テロリスト『見ているかブリタニア!ここに居る二人を!』

ユフィ「えっ………スザク!?」

セシル「スザク君!?それにあそこに居るのって………」

ロイド「ボクの婚約者だねぇ�・、あのテロリスト………相当良い交渉道具が手の内にあるね…………」

ユフィ「スザク………」

ユフィ(お願い……誰か皆を……スザクを救って!)

テロリストa『コレと交換で日本をよこせ!』

コーネリア「くっ……イレブンめ、卑劣な真似を………!」

テロリストa 「なかなか強情だな……おい、さっき学生が何人か居たな、連れてこい!」

テロリストb「了解!」タッタッタッ

テロリストa「さあ………どう出るブリタニアよ?」

バキィッ!

テロリストa「ん?」

タクト「二人を放せ!」

テロリストa「………自ら人質になりに来たのか?」ガチャッ

ガチャガチャガチャッ

ミレイ「逃げてタクト君!」

スザク「止めろ!君が傷つく必要は無い!」

ユフィ「誰………?」

ロイド「丸腰でどうするつもりだろうねぇ�・�・?」

セシル「え……?何このデータ……?

ロイド「今度は何ぃ�・!?」

セシル「あの子の立っている場所の地下から……強力な熱源反応が!」

ロイド「えぇ�・�・?さっきまで何も無かったでしょ�・?」

セシル「熱源、地上に向かっています!」

タクト「やりたい事とやるべき事が一致するとき……世界の声が聴こえる!」

テロリストa「丁度良い、見せしめだ」

タクト「さあ……上げてこうかっ!」

テロリストa「殺せぇっ!」

タクト「アプリボワゼぇぇえ!」キィィィン

ゴゴゴゴゴゴ

テロリストa「な、何だ!?」

見てくれてる人居ないかもしれんけど出掛けるんで休憩します

ベキベキベキィッ!!

ドシィーン………ドシィーン

スザク「何だアレは……」

タクト「颯爽登場!銀河……美少年、タウ……バーーン!!」キラッ


ロイド「ちょっと何アレェ!?」キラキラ

セシル「新型のkmf……では無いですよね!?」キラキラ

ロイド「ああ近くで見たい�・�・!解体したい�・�・!」

セシル「無茶言わないでください!人質も居るのに……」

テロリストa「構わん!撃てぇぇーい!」

ババババババ!!

タクト「ほっ!」バッ

テロリストa「何ィ!?」

スタッ

タクト「助けに来たぜ!二人とも!」

スザク「タクト………なのかい?」

ミレイ「何がどうなってるの?」

タクト「待ってて、直ぐに片付けるからさ!」

テロリストa「相手はたかがkmf一機だぞ!撃てぇぇい!」

タクト「………パイル!」バッ

ピュンピュン

テロリストc「なっ!?何だあの武器は!?離脱するぞ!」ボシュゥン

テロリストd「……馬鹿なぁ!?」ボシュゥン

テロリストe「だ、脱出ぅ!ボシュゥン」

ドガァァアン!!ドドドカァァン!!


ロイド「うっはぁ�・�・♪何だろうねぇ�・�・あの武器?」キラキラ

セシル「ああ………近くで見たい」


ルル「スザク!何がどうなっている!?」

スザク「ルルーシュ!?それに皆も!抜け出せたんだね?」

ルル「ああ、外から凄い音が聞こえて……それで手薄になったところを抜け出させてもらった」

カレン「アレ………何?」

ミレイ「タクト君よ」

リヴァル「ええっ!?マジぃ!?」

テロリストa「………調子に乗るなよ、我が刀で真っ二つにしてくれる!」

タクト「刀……よぉーーし!」

タクト「スターソード、エムロード!」カァンッ

バチバチバチ

タクト「スターソード………サフィーーール!」カァンッ

バチバチバチ

テロリストa「二刀流!?だが………死ねぇぇい!」

タクト「銀河を満たせ……タウの輝きぃっ!豪快・銀河!十文字斬りぃっ!!」ズバァッ

バチバチバチ

テロリストa「くっ………脱出か」ボシュゥン

ドガァァアン!!

スザク「タクト………君は一体?」

ルル「これがタクトの力なのか………?」

タクト「ふぅ………」

タクト(タウバーンは消えちゃったのか……)

ルル「タクトォ!」タッタッタッ

タクト「あ、ルルーシュ。無事だった?」

ルル「ああ、お前凄いな………」

タクト「まあね!皆が無事でなによりだけどさ!」ビシッ

ルル「フッ…………そうだな」ニコッ

ロイド「あっれぇ�・?さっきの機体はぁ�・?」キョロキョロ

スザク「ロイドさん!?」

ロイド「あ!スザク君�・♪丁度良かった、さっきの機体を操縦した子ってどこぉ�・?」

タクト「僕ですけど?」

ロイド「君かい?ねぇ、ウチで働かなぁ�・�・い?」

セシル「………ロイドさん?」ゴゴゴ

ロイド「ひっ!?暴力反対�・!」

ルル「ほら今のうちに………」コソコソ

タクト「………ok!」コソコソ

ルル「会長、tvとか来ると厄介なんで…………」ボソッ

ミレイ「……分かったわ、取り合えず戻りましょう」ボソボソ


アッシュフォード学園

咲世子「ルルーシュ様達………ご無事だと良いのですが………」

ナナリー「ええ……さっきのニュースも途中で途切れてしまいましたし……」

ルル「ただいま、ナナリー」

ナナリー「お兄様!ご無事でしたか!?」

ルル「ああ、タクトが助けてくれたんだ」

タクト「別に僕は………当たり前の事をしたまでたし」

ナナリー「タクトさんが……ありがとうございます………」グスッ

タクト「えぇっ!?なんで泣くの!?」

ルル「ナナリーを泣かせるとはどういう事だ……!」

タクト「僕のせいなの!?」

ナナリー「違うんです……お兄様が帰って来てくれて……私嬉しくて、つい……」グスッ

ルル「ナナリー………ごめん、心配かけたな」ギュッ

ナナリー「お兄様…………」ギュッ

タクト「兄妹って良いな……」グスッ

咲世子「タクト様、ハンカチ使われますか?」スッ

タクト「はい………」グスッ

咲世子「ルルーシュ様は亡くなった両親の代わりにナナリー様を育てて来ましたから………」

タクト「そうなんだ………」

ルル「よし……咲世子、夕食の準備を」

咲世子「はい、かしこまりました」

翌日

咲世子「タクト様、朝食の時間です」コンコン

タクト「ん、朝か………よっこらせ」

咲世子「お早うございます、タクト様」

タクト「おはよう咲世子さん……あれ?ルルーシュは?」

咲世子「ルルーシュ様なら朝早くにお出掛けになられました」

タクト「ふーん……」

黒の騎士団アジト

ゼロ「おはよう諸君」

玉城「なあなあ聞いたかよ昨日のニュース!」

ゼロ「朝からうるさいぞ玉城、だが………」

玉城「もう少しで日本が戻ってきたのによぉーー!」

扇「だな、あの変な機体が出てこなければ………」

ゼロ「あの機体……少なくともブリタニア軍の物では無い」

玉城「え、そうなのか?」

扇「では誰が何の為に……」

ゼロ「そこまでは不明だ、だがあの機体はかなりのスペックを持っている…………」チラッ

カレン「…………?」

ゼロ「恐らくカレンでも……勝てないだろう」

カレン「そ、そんな!」

扇「どうするゼロ?」

ゼロ「うむ………あの機体に関しては気にするな」

扇「捕らえなくて良いのか?」

ゼロ「我々の邪魔をするのなら捕らえても良い、だが今は他の計画を優先する」

扇「分かった」

ゼロ「では次の作戦に関してだがーーーー」

アッシュフォード学園

タクト「おはよー」

シャーリー「おはようタクト君!」

タクト「あれ?カレンは?」

リヴァル「今日は調子が悪いってさ、まあ昨日の事もあるしな」

タクト「あーそっか………」

スタスタスタ

タクト「ん?」

スザク「タクト……話がある」

タクト「何?」

スザク「ここじゃ何だから……二人きりが良い」

タクト「……分かった」

スタスタスタスタ

リヴァル「行っちまったな……」

シャーリー「男二人………話……」ホワホワホワ

�・シャーリー妄想中�・

スザク『いつ見ても綺麗だな……タクトは……』ハァハァ

タクト『そんな身体をジロジロ見るなよ……ほら、俺の顔だけ見ろ』

スザク『本当に良いのかい………?』

タクト『ほら、俺って二刀流だからさ……』

スザク『成る程………んっ』

シャーリー「」プスプス

リヴァル「シャーリー?」

シャーリー「えぇーい!今の無し!」バタバタ

今日はここまで
コメント嬉しいです、サンドバック先輩は考えときます

タクト「で?大事な話って?」

スザク「軍に入らないか?」

タクト「軍?」

スザク「君の力は僕たちにとっても強力な戦力になる、だからーーー」

タクト「やだ」

スザク「………何故?死ぬのが嫌なのかい?」

タクト「軍とかテロリストとかさ、そういうの嫌いなんだ……それに」

スザク「それに?」

タクト「今は青春を謳歌したいじゃん!」ビシッ

スザク「………そうだね、君に軍服は似合わないか」

タクト「でも皆を守りたいから……戦う時は戦う」

スザク「ありがとう……余計な時間を喰わせちゃつたね」

タクト「別に、また後でな!」

スザク「ああ!」

prrrrr

スザク「もしもし」

セシル『スザク君、出撃命令よ!』

スザク「はい!場所は……」

セシル『ナリタよ、黒の騎士団が接近してるわ!』

スザク「………分かりました!」

生徒会クラブハウス

『近隣住民の方は急いで避難をーー』

リヴァル「ナリタか………とりあえず近くじゃなくて良かったな……」

シャーリー「嘘………」

ミレイ「どうしたのシャーリー?顔色悪いわよ?」

シャーリー「あそこ……私のお父さんが居るのに………」

タクト「……それ本当?」

シャーリー「うん……どうしようお父さんが死んじゃったら……私……!」ガタガタ

タクト「……大丈夫!」ポンッ

シャーリー「え?」グスッ

タクト「良いお父さんなんだろ?なら俺が絶対守るから!」キィィィン

シャーリー「………うん!」ニコッ

タクト「じゃ、行ってくる!」

シャーリー「……タクト君!絶対……生きて帰って来て!」

タクト「うん!約束する!………アプリボワゼェェェエ!」

シャーリー「…………」

ミレイ「あら?浮気ぃ?」

シャーリー「ち、違いますよ!てか誰に対してですか!」

ミレイ「………やっぱアンタには泣き顔は似合わないわね」ニコッ

シャーリー「会長…………」

ナリタ山

カレン「ゼロ、準備出来ました」

ゼロ「うむ」

ゼロ(コーネリア……今日こそあの日の事、話して貰うぞ……!)


ユフィ「スザク………無理はしないでね」

スザク「イエス・ユア・ハイネス!」ビシッ

コーネリア「ゼロ……今日こそ貴様を捕らえ、その仮面を叩き割ってくれる!」

セシル「!?………何物かが高速で接近中!」

コーネリア「くっ………こんな時に!」


井上「ゼロ!何かが急速接近!」

ゼロ「何っ………こんな時に!」

タクト「うおおおおおおっ!!」ゴウッ

ゼロ「あれは……!」

カレン「タクト!?」

ロイド「キタぁ�・�・!!」キラキラ

セシル「ロイドさん落ち着いて!」

コーネリア「あれが噂の……」

スザク「タクト………君は何を!?」

ドシィィィン

タクト「戦いを止めろ!ゼロぉ!」

ゼロ「……それは出来ないな」

カレン「ええ、私達にはやらなきゃいけない事がある」

カレン(邪魔をするなら……いくら貴方でも!)

タクト「……信念があるなら俺は止めない、だけど絶対に関係無い人を巻き込むな!」

ゼロ「…………分かった、約束しよう」

タクト「その言葉、信じて良いんだな?」

ゼロ「無論だ………騎士団全員に告ぐ、作戦は15分後だ!」

扇「良いのか?予定時刻はもうすぐだが……」

ゼロ「問題無い、こんな事もあろうかと他のルートは43通り考えてある」

扇「そうか、なら良いんだ」

タクト「よし…………とぅっ!」バッ

キラーーン☆

カレン「行っちゃった……」

その後ーーー

『先日、ナリタでブリタニア軍と黒の騎士団との戦いが起こりました』

『幸い民間人の負傷者は0の模様です』

ルル「良かったな、シャーリー」

シャーリー「うん……本当に良かった……」グスッ

ルル「ああ、タクトのお陰だな」

シャーリー「タクト君にもお礼しないと……あれ?タクト君は?」

スザク「そういえば……ルルーシュ、何か聞いてないかい?」

ルル「いや、今日の朝にはもう……」

シャーリー「そっか……お礼言いたかったなあ……」

ミレイ「ま、また会えるでしょ」

ルル「……そうですね」

ルル(お前は一体何だったんだ?)

ルル(だが……タクト、お前が居てくれたから俺は………)

南十字島

タクト「ん………あれ?ここは……」

ガサガサ

ワコ「あ!タクト君!?」

タクト「ワコ!?」

ワコ「もー、皆心配してたよ?いきなり居なくなっちゃうんだもん」

タクト「そっか……戻って来たのか……」

ワコ「え?」

タクト「何でも無いよ!帰ろう!」

ワコ「……うん♪」

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