J( 'ー`)し「たかしへ」(25)



j( 'ー`)し「たかしへ」


j( 'ー`)し「お母さんが初めてたかしに会ったのは雨の日でしたね」

j( 'ー`)し「あなたは傘も差さずにただじっと、雨の中に立ってましたね。
ずうっと空だけを見て…ぼうっと焦点も合っていないようでしたね」

j( 'ー`)し「そこで無視すればよかったのかも知れませんが、お母さんはたかしが気になったのです。
………普通に考えてみたら、雨の日何も差さず濡れたままで小さな子供がいたら、誰だってきになっちゃいますね」

j( 'ー`)し「お母さんは、罪人なのかも知れません」


j( 'ー`)し「いいえ、罪人なんです。私は、」


j( 'ー`)し「そう言えば」


j( 'ー`)し「今日は雨でしたね。
お陰で沈んじゃいましたね、全部……」

j( 'ー`)し「仕方ないと言えばそうなのですが、やっぱり嫌になりますね。
お母さんはお天気空が大好きですもん」


j( 'ー`)し「雨は悲しくなります」


j( 'ー`)し「……別に、たかしと出会ったのが悲しい訳じゃないのですよ?」

j( 'ー`)し「ただ、ほんのすこし寂しいですね」

j( 'ー`)し「まぁ、お母さんにはたかしがいるから平気なんですけどね」


ゆっくり投下していきます、
一日2,3レスぐらい書きます。

とりあえず今日はこの辺で


j( 'ー`)し「今日は」

j( 'ー`)し「きれいに晴れてくれましたね、お母さんはすっごく嬉しいです」

j( 'ー`)し「最近はお母さん、疲れちゃって疲れちゃって……あ、歳とかそう言うのは無しですよ」

j( 'ー`)し「お母さんだって女の子なんですもん」

j( 'ー`)し「たかしはお母さんとしか思ってないかもですけど」

j( 'ー`)し「お母さん、まだおばさんじゃないですから」

j( 'ー`)し「……たかしに比べたら歳なのは否定できません」

j( 'ー`)し「あー若返りたいですー」


j( 'ー`)し「昔に戻ってもたかしに会いたいです、お母さん」



j( 'ー`)し「さっき」


j( 'ー`)し「猫が居たんですよ、かわいいかわいい猫さん。お母さんも昔ですけど猫飼ってたんですよ、黒い猫さん、まっくろくろすけ」

j( 'ー`)し「名前は、確か……あれ?」


j( 'ー`)し「なんでしたっけ?」


j( 'ー`)し「忘れちゃいました……お母さんも若くないですね」

j( 'ー`)し「とにかくかわいかったんです!いいこで、優しくて、お母さんあの猫さんが大好きでした」

j( 'ー`)し「……猫、飼いたくなっちゃいました」

j( 'ー`)し「うー……この状況じゃ無理ですね……」

j( 'ー`)し「また、今度。落ち着いたら検討してくれませんか?」


j( 'ー`)し「ごめんなさい」


j( 'ー`)し「あー……もうこんな時間だったんですか……、全然気付かなかったです」

j( 'ー`)し「お母さんちょっとうっかりしてました……
もし起こしちゃったんなら、本当にごめんなさい」

j( 'ー`)し「……え?なんでこんな時間まで起きてるかって?」

j( 'ー`)し「ん……、」


j( 'ー`)し「ひみつ、です」


j( 'ー`)し「お母さんにも秘密くらいあるんですよ!大人の女性ですし」

j( 'ー`)し「でも、まあ時間が時間ですし、寝ますか」

j( 'ー`)し「おやすみなさい、たかし」


j( 'ー`)し「あんまり」


j( 'ー`)し「お母さん、お母さんらしくないですよね」

j( 'ー`)し「ええと 、……何と言えばいいんでしょうか……意外に沢山ありますね」

j( 'ー`)し「意外じゃなかった?
……お母さんをからかっちゃ、めっですよ」

j( 'ー`)し「でも、敬語とか態度でしょうかね……普通のお母さんが子供にする態度じゃないですから、やっぱり」

j( 'ー`)し「……そりゃあ、自覚はありますよ」

j( 'ー`)し「たかし、そんなにお母さんは変ですか?」

j( 'ー`)し「 ……」


j( 'ー`)し「普通では、ないんですね」


j( 'ー`)し「……分かってましたけど、なんかそう言われちゃったらショックです」

j( 'ー`)し「はぁー……」


j( 'ー`)し「やっぱり」


j( 'ー`)し「普通のお母さんがいいですか?」

j( 'ー`)し「え?って……言葉通りの意味ですよ」

j( 'ー`)し「たかしは、子供相手に敬語使って態度も弱くてごみくずみたいなお母さんでいいんですか?普通とは違う、ちゃんとしたお母さんじゃなくて私みたいなこんな誰にだって必要とされてない廃棄物以下のくず、ぐずでのろまでばかでこんなだめなお母さん、いらないですよね?」

j( 'ー`)し「お母さん、こんな人が自分の親だったら嫌です」

j( 'ー`)し「お母さんたかしが好きです、だからお母さん普通じゃないといけないんです」

j( 'ー`)し「普通じゃないと幸せじゃないんです、普通じゃないと幸せになれないんです、普通じゃないと幸せになっちゃいけないんです。……だから、お母さん」


j( 'ー`)し「普通になりたかったんです」


j( 'ー`)し「……ごめんなさい、急に」

j( 'ー`)し「やっぱり夜はおセンチな気分ですね……お母さん夜は怖いです」

j( 'ー`)し「お母さん失格ですね」

j( 'ー`)し「たかし、……明日から、ちゃんと元のお母さんですから、今だけ」

j( 'ー`)し「ぎゅってしてて、……いいですか?」



j( 'ー`)し「嫌なら」


j( 'ー`)し「今すぐ突き放してください」

j( 'ー`)し「……たかしに、何度卑怯って言われても仕方ないんです」

j( 'ー`)し「でも」

j( 'ー`)し「そうでもしないと、お母さん……いいえ、私は」


j( 'ー`)し「生きてていいのか、分からないんです」


j( 'ー`)し「……ごめん、なさい」

j( 'ー`)し「お母さんが普通じゃないのも、こんなにもおかしいのも、寂しくてどうしようもなくて今すぐに誰かに縋りついて小さな子供みたいに泣き叫びたいのだって全部」

j( 'ー`)し「まっくらで、やさしくてつめたい、この夜のせいなんです」

j( 'ー`)し「……そう、思わせてて下さい。今だけでも」


j( 'ー`)し「昨日は」


j( 'ー`)し「恥ずかしいところ見せちゃってごめんなさい。
お母さんはたかしのお母さんなんだからしっかりしないと!ですね」

j( 'ー`)し「えと、昨日のこと忘れてくださいね」

j( 'ー`)し「……えっ、なんでって言われましても……
……恥ずかしい、ですし」

j( 'ー`)し「だって、お母さんなのに子供に慰められてるって駄目じゃないですか」

j( 'ー`)し「それから、あの」


j( 'ー`)し「ありがとうございます」


j( 'ー`)し「嬉しかったです。お母さん」

j( 'ー`)し「やっぱり、たかしはやさしくていい子だなーって思いました」

j( 'ー`)し「これからも大好きです、」



























『普通になりたかったんです』

 今にも泣き出しそうな声で言った彼女の言葉を反芻する。
 じりじりと残暑の中で蝉が鳴く。早く死ねばいいのに、煩さで頭はぼんやりとしか働かない。
 俺だって、分かんないんだよ。普通なんて。
 窓の外の夏がただ眩しかった。

 普通とは、何なのだろうか。
 とりあえず産まれて、当たり前に学校に行き、適当に友人を作り勉強して喧嘩して恋して振られて、そこそこの会社に就職し叱られ努力して、まあまあの女と結婚して取り敢えず家庭を持ち、平凡なセックスをしてどこにでもいるような子供が生まれそれを育て、結局は死ぬ。
 それが普通なら俺と彼女は普通とは言い難いだろう。

『 普通じゃないと幸せじゃないんです、普通じゃないと幸せになれないんです、普通じゃないと幸せになっちゃいけないんです』

 今にも死んでしまいそうな声で言った彼女の言葉を反響させる。
 じいっと一鳴きして蝉が飛んだ。やっぱり死ななくてもいいんじゃないかな、どこかぽっかり空いた穴は思考を遅らせていく。
 どうすればいいかなんて知らない。幸せなんて、分からないよ。
 眩しさから目を逸らして、ここにある暗闇に手を伸ばした。

 幸せとは、何なのだろうか。
 とりあえず産まれて、当たり前に学校に行き、適当に友人を作り勉強して喧嘩して恋して振られて、そこそこの会社に就職し叱られ努力して、まあまあの女と結婚して取り敢えず家庭を持ち、平凡なセックスをしてどこにでもいるような子供が生まれそれを育て、結局は死ぬ。
 それが幸せなら俺と彼女は幸せとは言い難いだろう。

 俺は何一つ分からなかった。
 分かる筈もなかった。














ひとまず小休止
毎日書くのはさすがに無理だったみたいです。
まあちまちま書きます。


j( 'ー`)し「なんか」


j( 'ー`)し「好き、っていい言葉ですよね」

j( 'ー`)し「幸せになれるって言いますか、心のどこか遠く分からないですけど」

j( 'ー`)し「暖かくなれると言うのでしょうか?」

j( 'ー`)し「その言葉だけで嬉しくて、心地よくて、でもなんだかちょっぴり切ないんですね」

j( 'ー`)し「幸せ濃縮100%じゃないんですね、98%くらい。でもそれがちょうどよくて」

j( 'ー`)し「嫌い、は悲しくなります」

j( 'ー`)し「冷たくて寒い、」


j( 'ー`)し「この町の雨のような」


j( 'ー`)し「そんな気がするんです、なんだか」


j( 'ー`)し「楽しいことが」


j( 'ー`)し「あった後って、一日が終わんなきゃいいのになぁなんて考えたりしません?」

j( 'ー`)し「たかしは思わないですか?」

j( 'ー`)し「私、そうなんですよ。楽しいことが続けば幸せなのにって考えちゃって」

j( 'ー`)し「私、たかしと出会ってからずーっと考えてたことあるんですよ」


j( 'ー`)し「このまま今日が続けばいいのに」


j( 'ー`)し「ずっと、楽しいんです」

j( 'ー`)し「たかしと会って、暮らして、二人でいれて」

j( 'ー`)し「楽しくて、幸せで、そんな時間が愛しくて……大好きなんです」

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