(´神`)「フロムへようこそ」 キリト「!?」 (162)




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【神直利】
フロムへようこそ
これがソードアート・オンラインだ
俺はついにこいつと一体になった
もう誰にも俺を止めることはできない
死ね
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キリト「な、何なんだこれは……」



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(´神`)「フロムへようこそ」

キリト「!?」

(´神`)「今からこのゲーム≪ソードアート・オンライン≫は、我々“フロム・ソフトウェア”の管理下に置かれた」

キリト「フロム……だと?(フロムって、あのゲーム会社か?)」

(´神`)「先程から気付いてる奴もいるだろうが、お前達はもうこのゲームからログアウトはできない。この世界から抜け出したければ、ゲームをクリアすればいい。ただそれだけのことだ」

キリト「……(じょ、冗談じゃ……)」

(´神`)「何やら騒ぎ立てている奴がいるようだな。無論、最低限の説明はしてやる。だが、その前に言っておくことがある」

キリト「……?」


(´神`)「いいか、俺は面倒が嫌いなんだ。一度説明した話を二度もするつもりはない。聞き逃したくなければ、耳をかっぽじってよく聞いておけ」

キリト「……」ゴクリ

(´神`)「話はごく単純だ。現実世界へ帰るためには、今お前達がプレイしているこのゲームをクリアすればいい。では、ゲームのクリア条件とは何か? これを見るがいい」ピピッ

キリト「……! 巨大な……塔?」

(´神`)「これが≪タワー≫だ。浮翌遊城アインクラッドのデータの内部構造を解析し、我々フロムの手によって作り替えた、いわゆるフロム式アインクラッドだ」

キリト「つ、作り替えた……!?(茅場晶彦以外の人間に、そんなことができるのか?)」

(´神`)「ゲームのクリア条件、それは、百の階層からなるタワーを全て攻略し、最上階の閉鎖空間≪アビス≫へ辿り着き、そこにいる最終ボスを倒すことだ」

キリト「最上階……百層もあるアレを、全部クリアしろって言うのか!」

(´神`)「それと、大事なことをもう一つ。我々フロム・ソフトウェアがSAOの管理者権限を握ったことで、このゲームシステムの根幹を丸ごと作り替えた。よってこのゲームは、“ソードアート・オンライン”から、“アーマード・コア・オンライン”へと名を変える」

キリト「な……!!(アーマード、コア……!)」

(´神`)だからまだ救いようがある

(´鍋`)だったら「お前らみんな○す」鬼畜仕様にするからなw

>>46
(´鍋`)「ボスの攻撃は一度だけならシールドで防ぐこともできます」

(´鍋`)「ただし、ボスの攻撃は全て多段ヒットですので」

(´鍋`)「死にます」


(´神`)「これからお前達は、≪アーマード・コア(AC)≫と呼ばれる戦闘ロボットを駆り、ゲームを攻略しなければならない。ACは各種パーツの組み合わせによって、数億通りものオリジナル仕様の機体を作成できる。全ては、プレイヤーであるお前達の技術と裁量にかかっている」

キリト「ふ、ふざけるな! いきなりACを操れって言われたって、無茶苦茶過ぎだろう! それに俺は、わざわざ戦闘メカアクションのゲームをしに来たんじゃないぞ!」

(´神`)「面倒だが、お前達のアカウントにガレージを作ってやった。ACの基本操作、ステータスの確認などは全てガレージで確認できる。ACのテスト出撃も役に立つだろう。わからないことは、ガレージにある解説書でも熟読して解決するんだな」

キリト「ちょ、ちょっと待て! まだ話は終わって……」

(´神`)「以上で説明は終わりだ。最後に言っておくが、」










(´鍋`)「お前らみんな殺すから」









キリト「」

そもそも体感ゲームでAC動かせってコントローラー操作の10倍は難易度高そう
敵と戦うとか以前の問題だ

>>64
リアル感を演出するために負荷も再現しておきました!


STORY 1 「正体不明機排除」



ソードアート・オンライン(SAO)は、アーマード・コア・オンライン(ACO)へと名を変えた。

SAOを乗っ取り、ゲームマスターとして君臨するフロム・ソフトウェア代表取締役の神直利は、プレイヤー達の前で非情な宣言をする。

ACOからの自発的ログアウトは不可能であること、ACOの舞台である≪タワー≫最上部第100層のボスを倒してゲームをクリアすることだけがこの世界から脱出する唯一の方法であること、そして、この世界で死亡――すなわちゲームオーバーした場合は、現実世界のプレイヤー自身が事実上死亡するということを……。

あの日から実に11ヶ月、当初約1万人いたプレイヤーの半数以上が命を落とし、現在でのプレイヤー数はおよそ4000人。

MMORPGに慣れ親しんだ彼らにとって、フロム仕様のゲームシステムは正に悪夢と理不尽の連続だった。

機体も満足に動かせず敵のなすがままに蹂躙される者、水底に沈む者、逃亡を図った挙げ句に作戦領域外離脱と見做され何も知らないまま死ぬ者もいる。

“アーマード・コア”というゲームの本質をひたすら身体に叩き込み、適応しようとした者のみが生き残った。

その中でも、ACを駆りクリアを目指してゲームを攻略する者達は「傭兵」と呼ばれ、常に最前線で戦っている。

傭兵以外のプレイヤーは、オペレーターやその他のサポート役として、彼らの攻略を手助けして生きている。

キリトこと桐ヶ谷和人と、アスナ――結城明日奈もその一人だった。


{タワー第9層}






『メインシステム 戦闘モードを起動します』






アスナ『……キリト君、聞こえる?』

キリト「良好だ、アスナ」

アスナ『今回の依頼は、防衛型と偵察型の排除。他の敵は無視して構わないけど、追加報酬が手に入るから倒して損はないと思う』

キリト「倒せるだけ倒しておこう。未達成の依頼がこれだけとなると、フロアボスも近いか」

アスナ『でしょうね。ルート情報を表示したわ。それに従って進んで』

キリト「了解」


――――――
30分後
――――――




『作戦目標クリア システム通常モードへ移行します』




アスナ「お疲れ様」

キリト「そっちこそ。ところで、ボスの部屋は開いたのか?」

アスナ「ええ。ミッションが一つ追加、作戦名は≪HUSTLER ONE≫。 参加条件……は、一人のみって表示されてる」

キリト「一人だって? 複数人じゃ、ボスの部屋へは入れないのか」

アスナ「今までは何人かのチームでボスに挑んでたけど、こんなの初めてよ。これまでの経験からして、ボスは一体しかいないと仮定すれば……1対1の戦いってことになる」

キリト「初のタイマン勝負か……」

アスナ「敵の情報がわからないんじゃ、どうしようもないけど……できる限りの対策は立てましょう」


――――――・
翌日
――――――・



アルゴ「昨日、ボスに挑んだ奴が3人いたらしいナ」

キリト「結果は……いや、言うまでもないか」

アルゴ「倒したなら、次のフロアまでのゲートが開くはずだもんナ」

キリト「ボスの部屋へ入ったら、勝つか死ぬかのどちらかしかない。逃げ帰ることなんて最初から出来ないし、何より敵の情報も入らない……」

アルゴ「挑むのか? アレに」

キリト「……誰かがやらなきゃ、次に進めないだろう」

アルゴ「そうだけど……急ぎ過ぎて死んだら元も子もないゾ」

キリト「わかってる。準備はするさ」


――――――
2日後
――――――



キリト「じゃ、行ってくる」

クライン「キリト……必ず、生きて帰って来いよ」

エギル「お前が死んじまったら、また他の連中が悲しむし、希望もなくしちまうからな」

キリト「ああ……負けられないな」

アスナ「……キリト君、準備いい?」

キリト「大丈夫だ、すぐに行ける」

アスナ「頑張って。みんな、キリト君のこと信じてるから」

キリト「ありがとう。そう言ってくれるだけで、かなり希望が持てるよ」

キリト「(どんな相手かわからない……が、やれるだけのことはやるしかない。落ち着けよ、和人)」



{タワー第9層/アリーナ}




キリト「ここか……」

キリト「(薄暗いな……敵の視認には困らないが)」







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【ハスラー・ワン】・
……来たか
誰であろうと、私を越えることなど不可能だ
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キリト「!? な、何だあのACは! 見たこともないぞ……」

アスナ『敵機体のデータ照合を開始……旧式のACのようね。嫌な予感がするわ、気をつけて』


――――――
1時間後
――――――




ボボボボカーン




キリト「……や、やったのか……」

キリト「(本当に危なかった……あと一撃受けてたら、俺が死んでたな)」






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【ハスラー・ワン】・
大きすぎる……修正が必要だ……
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キリト「……?(どういう意味だ?)」








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【ハスラー・ワン】・
力を持ちすぎるものは、全てを壊す
お前もその一人だ
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『作戦目標クリア システム通常モードへ移行します』






キリト「力を持ちすぎた者……どういうことなんだ」




STORY 2 「レイヴン撃破」

プレイヤー数:2013人
攻略中最前線:第54層



タワー第9層の攻略から、1年7ヶ月が経った。

攻略が進むにつれ幾多の傭兵が次々と命を散らす中、キリトはトップクラスの傭兵として全プレイヤーの注目を浴びていた。

あの≪ナインボール≫をも倒した彼は、その後凄まじい勢いでタワーを攻略し、今なおその活躍は止まることを知らない。

その一方、いつしかキリトの周辺には多くの敵が現れるようになった。

「立ち塞がる者は全て倒し、必ず生き残る」という事実が、より多くの敵を惹きつけてしまうということに、彼ははまだ気づいてはいなかったのだ。



{タワー第54層/海上施設}






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【警備隊長】
貴様も! 企業の連中も!
私の邪魔をするものは、皆死ねばいい!
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アスナ『あのエンブレム! 警備部隊の隊長よ!』

キリト「くそっ、こっちは連戦で余裕が無いってのに……!」

シリカ『あの人の力なら勝てます。私は、そう信じていますから』

リズ『なるほどね、それがアンタなりの言い方ってこと。キリト聞いたでしょ! シリカが死んで来いってさ!』

キリト「……冗談はよしてくれよ、リズ」

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【主任】
隊長、仲間はずれはよくないなぁ
オレも入れてくれないと
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キリト「! 新手のACか?」




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【警備隊長】
主任!?
貴様、何をする気だ!
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【主任】
いやいや、ちょっとお手伝いをね!
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ズドオォォン!!




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【警備隊長】
主任……貴様は……
貴様ら……何者だ……
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キリト「あいつ……! 何のつもりだ?」

アスナ『あのAC、味方のNPCを撃ったわ! どういうことなの……』





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【キャロル】
ターゲットが、違うようですが
あちらは、警備隊長の機体かと
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【主任】
アハハハハッ! そうだっけ!?
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キリト「(な、何なんだこのNPCは……)」




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【主任】
ま、いいんじゃないの、どうでも
あっちが残ったほうが、面白いよ
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【キャロル】
面白い? どういう意味です?
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【主任】
じゃあ、もうちょっと遊ぼうか
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アスナ『! 来るわ、キリト君!』

キリト「ああ、そのようだな」




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【主任】
見せてみな、お前の力をさ
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アスナ『あの武器……アレをまともに受けたらひとたまりもないわ! 気をつけて!』

キリト「わかってる。まさか、OW(オーバードウェポン)を使う奴が出てくるとはな……ここもヤバくなってきたみたいだ」

リズ『それもそうだけど、味方を撃つNPCなんて今までいなかったわよね? 何の目的があって……何かの演出ってこと?』




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【主任】
残念だけど、オレたちには味方なんていないんだ
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【主任】
そう、いないんだよ
味方も、そして敵もね
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キリト「何? どういう意味だ?」




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【主任】
愛してるんだ、君たちを! ハハハッ!!
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アスナ『!?』

シリカ『きゃあッ!?』キーン

リズ『ななっ、何言ってんのコイツ!』

キリト「……どうやら、随分とイかれたNPCらしいな。待ってろよ、すぐ黙らせてやる」




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【主任】
ハハハッ!
いーいじゃん、盛り上がってきたねぇ!!
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