男「友ー、次の授業の教室どこだ?」
友「バーチャルルームだよ」
男「あれ、物理だよな? 実験の日だっけ?」
友「ちゃんと予定確認しとけよな、今日は重力実験の日だ」
男「高3なのに実験とはねえ」
友「勉強の合間にささやかな息抜きをってことだろ、内容も月の重力の体験らしいし」
男「なるほどな、しかし便利な世の中になったよな、現実世界と全く変わらないバーチャル空間でいろんなことが出来るん
だ」
友「こうした普通じゃ体感出来ない環境の体験や、危険な理科の実験、はてはゲームまでとなんでもありだからな」
女「なにしてるのー授業始まっちゃうよー」
男「ああスマンスマン、すぐ行くよ」
バーチャル装置なる現実世界と変わらない仮想空間に入れる装置が存在する設定です
基本的に戦争するシチュエーションに持ってくためのやっつけ設定なので適当です
バーチャル装置は設定次第で何でも再現できるっぽいです 多分modとかもある
しばらくの間ガバガバ設定のバーチャル装置に関連する何やらが出てきますが出来るだけすっ飛ばして本編に入れるように
します。最初の掴みはわけわからない設定のせいで大失敗確定だね!!
基本的に各種スレの影響を受けてたりしますけど具体的なシチュエーションは某スレの影響が大、というか書き始めのきっ
かけです
安価もあるかと思います
教師「おーし、揃ったなー、そんじゃ起動するぞー」
教師「設定が勝手に変えられてるな、誰だゲームモードなんかにした奴は 」
教師「あれ、おかしいな、操作を受け付けないぞ」
教師「なんだこれは暴走か、あ、起動処理にはいっt
~~
男「ここは…バーチャルルームだよな…」
友「機械がトラブルを起こしていて勝手に起動して… 先生はっ!?いないぞ」
女「クラスのやつは皆いるみたいね」
男「皆俺達と一緒だな、状況が飲み込めていない」
友「このままでは埒があかない、俺はあのパソコンを見てくる」
男「俺は教室の外の様子を見てこよう」
女「あたしも一緒にいく!!」
男「わかった、行こう」
男「授業中とは思えないほど騒がしいな…」
女「でも他の生徒達もいるってことはやっぱりバーチャル空間じゃないのかな?」
男「あるいは皆まとめて巻き込まれたかだな」
女「そんな!!不吉なこと言わないでよ!!」
男「…現実はもっと不吉かもしれんな」
女「何か気づいたの?」
男「教員が1人もいない…」
幼「あ、男!!」
男「幼か、どうした?」
幼「授業の途中バーチャル空間にいきなり切り替わってね、先生だけいなくなってたの!!それで私が職員室に連絡に」
男「そうか、こっちも同じだ、俺達も一緒にいく」
~職員室~
男「もぬけの殻だな」
女「そんな…子供だけで、これからどうすれば…」
男「現実では起こりえない不可解な現象が起こっているんだ。つまりここは間違いなくバーチャル空間に違いない」
幼「でもどうしていきなりバーチャル空間なんかに?」
男「それはわからない、だけど俺達はちょうど授業でバーチャル装置を使おうとしていたんだが操作を受け付けなくてな」
女「いま友君が調べているの」
男「一度バーチャルルームに戻ろう」
幼「あたしはクラスに報告に戻らないと」
~バーチャルルーム~
友「おかえり男、どうだったか」
男「どこも状況は同じだな、教員…というか用務員のおっちゃんや掃除のおばちゃんといった大人が居ない以外は変わらない」
友「こっちも幾つか分かった。まず今いるここはバーチャル空間だ、装置は起動中になっている」
男「やはり・・・設定はどうなっていたんだ?」
友「ウイルスに感染していた…」
女「ウイルスに!?」
友「ああ、そして肝心の設定だが、対象域は県全域、対象年齢は12-18歳」
友「そしてこれが一番の問題なんだが、バーチャル空間解除の条件はゲームの終了だ。それ以外にバーチャル空間内部からバーチャル空間を出る術はない」
女「え、でもバーチャル装置は何かあった時に備えていつでも現実世界に戻れるようになってるはずじゃ・・・?」
友「ロックされているな…」
男「で、ゲームの終了が条件ということはこのバーチャル空間はゲームモードか」
女「どんなゲームなの?ルールは?終了条件は?」
友「そう急かすな、一つ一つ説明するから」
友「ルールは簡単だ、この空間の人間がどこかの学校に属していて、他の学校と戦って最後に残った学校の勝ち。バトルロワイヤルだな」
友「リアリティ設定だが、時間の流れは体感は現実世界と同じで、食料の摂取も必要。痛みの感じ方も現実世界同様に設定されている。武器の生産は勝手にやってくれて、治療も簡略化されていて素人でもなんとかなるようだ。死んだ人間の復活は出来ないようだな」
男
「戦略シミュレーション、ってことになるのかな」
友「俺は戦略ゲーはあまりやらないから分からないがそうなるな。開発と言った要素もあるみたいだし。ちなみに陥落の条件は生徒の数が3分の1になる。各学校に設置されているバーチャル装置のコンピュータで占領とコマンドを打つ、だな。」
女「それってさ、皆死んじゃえばゲーム終わるんじゃない?」
友「それだけどなー、死ぬとゲームが終わるのではなく観戦モードになるみたいなんだ。観戦部屋に転送されて、体感何日分もひたすら観戦し続けるしか無い。しかもゲームプレイヤーと違って食事の摂取が不要。その代わりに食べ物も用意されていない。生き地獄だな」
女「でもゲームの世界で殺し合いなんて…皆説得して同時に自殺すれば終わるんじゃない?」
男「間違ってはいないけど、理想論過ぎるんじゃないかな…仮想空間とは言え自殺というのは本能に反する。全員が賛同するとは思えない」
友「それだけじゃない、もし賛同しても誰かが裏切って自殺しなかった時のことを想定するとやはり現実的とは言えないな」
女「でも…」
男「結論だ、ゲームに乗っかって、出来るだけ犠牲を出さずに勝利するしかないだろう…生き地獄はゴメンだ」
友「どうやって勝つつもりだ…?」
男「おそらく他の学校も混乱しているはず、そうであればこの混乱からいち早く脱却して奇襲をかける他ない」
友「あー、それ多分無理だな。ピースタイムが2週間設定されている」
男「ピースタイム?」
友「準備期間らしい、この時間の間は戦うことは禁止されていて戦争に備えよ、と書かれている」
男「2週間!?準備だけで2週間もかかるのか!?それじゃあ一体ゲームが終わるのに何ヶ月かかるんだ…」
友「わからない…どうやら宿泊施設は増設されているようだし、空間内での時間の流れと現実での時間の流れは違うからゲームが終わっても現実世界での時間はそこまで経っていない、というのが救いだな」
男「そうか…とにかく準備はしなければならない、現状校内で状況がわかっているのはこの部屋の人間だけだ」
男「そして教員を欠く現状友、生徒会長でもあるお前が指導者になるべきだ」
友「俺が…か!? 俺はどう戦えばよいかなんて全然わからないぞ!!」
男「そこら辺は俺もフォローする。とにかく生徒会長という地位も、人を率いるだけの人望もあるお前が適任だ」
女「そうだね、それはあたしもそう思う」
友「クソ、それは理屈だな、反論しにくい。なんで生徒会長になっちまったんだろうなあ」
男「やってくれるか、まあまずは放送室で事情と方針を伝えよう。それで大きな反発がないようであればそのまま進めよう」
友「反発ねえ、反発はあるだろうさ」
男「現実を受け入れてもらうしかなかろう、」
たよりすんなり受け入れてくれたようだ」
友「助かったよ、とりあえずは生徒会の連中で司令部を構成するつもりだが…お世辞にも真面目と言えないうちの生徒会で大丈夫かな?」
男「生徒会は曲がりなりにも組織を運営するための組織だから従来の枠組みをそのまま使えるのは大きい。良いと思うぞ」
男「やることはたくさんあるが戦争をするにはまず部隊を編成しなきゃならんな」
友「俺は専門外だぞ」
男「そうだな、この学校は中高一貫の私立で、1クラス40人で1学年9クラス360人でそれが6学年分ある」
男「規模としてはかなり大きい部類だし、編成も大変だな」
男「楽なのは1クラスで1個小隊だ、さらにクラスの中で3つくらいに分割してもらって分隊を作ると良いな」
男「隊長はクラスの中で決めるなり、上級生を派遣するなりすれば良い」
友「それでいいんじゃないか?」
男「だがこれだと学年によって戦力として差が出やすいな、当然下学年は体力的に劣るし、こういう言い方をするのもあれだが判断力も未熟だろう」
男「それに対抗する案として各学年を均等に振り分ける縦割り式もある。戦力としては平均を期待できる一方連携は取りにくいだろう。それに編成も手間だ」
男「あとは、部活動別だな、運動部なら連携も取りやすいだろう。これも部活によって戦力が大きくかたよるのが問題点と言えるな、それと血気盛んな連中は無謀な攻撃で余計な出血を招く可能性もある」
友「ううむ…おれは(安価下1)がやはり良いよ思うぞ」
男「どれも一長一短だからな、じゃあそれで行こう」
あ、安価内容は
1:クラスごと
2:縦割り
3:部活ごと
でお願いします(安価下1)
すぐに安価が来るとは思えないし本日はここらへんで
需要があるならばちまちま続くかもしれません。
序盤のある程度まではシナリオは決まっているので安価はそれに影響が出ない程度にしようかと
それと安価についてですが選択肢指定型の場合、選択肢外のものは無視して安価下にしたり、選択肢の内容+追加オプション的な要望の類は必ずしも採用しない方針の予定で行きます
例えば何かの作品ネタとか安価で入れられてもネタがわからないと困ってしまいますしね
質問
1:バーチャル空間内での連絡手段はあるのか
2:ピースタイム中に他校の生徒と接触可能か
3:ピースタイム中に他校に潜入可能か
答えいかんによってはピースタイム明けて一時間しないでゲームが終了するんだが………
>>11
幾つかはそのうち書くつもりでしたが
1:携帯は使用不能、ネットは受信は出来ますが送信はできません
2:これはあんま考えてませんでしたが直接会うことは可能、と現段階ではなるでしょうか
ですが陣営鞍替えは不可で、かつ個人レベルでの裏切りによるメリットは無くす方向で考えてます
3:潜入可能です。偵察描写を予定しています
ただしピースタイム内いえど、敷地内では侵入者を攻撃可能です。勿論侵入者側は反撃不可です。武器が使えなかったり、刃物や素手では相手に傷や痛みを与えられないってイメージで
設定ガバガバなのは、とりあえず武器兵器を使えるようにして、かつ戦闘で戦力が減る=本当に死ぬわけではない、という要素を持たせる為だけのものなので(汗
修正:>>9一行目
男「思ったよりすんなり(ry
ですコピペミスでした
安価はまた下1で
期待
安価は2で
それとトリップになってないぞ
#が抜けてる
インターネットを見ることができるということは外の世界に通信要求を送ることができるわけで、外の世界に情報的支援を求めることは原理的には可能っぽい
手っ取り早くはURLの末尾にクエリを付けるだけで情報の送信ができる
野暮だし本筋じゃないだろうし監視者が容易に塞げるが
県で中高一貫だから兵数は圧倒的に多いと思うが、学校数や生徒数を調べた上で編成を考えるべきじゃなかろーか
兵隊数が圧倒的に多いなら力を均等化する必要もないだろうし
>>14
っと、これでトリップ付いただろうか
2了解
>>15
というよりも世界が作成された時に全コピされたイメージで、新しい情報も入ってこない感じ?
まあ何でもありの世界観なんで
数が多ければ有利ではない状況を考えてはいます
友「それで縦割りで編成するとして編成するんだ?」
男「それは後々考える。今はもっと根本的なことを決めなきゃならんからな」
男「次は開発の方針だな」
友「内政全振りじゃいかんのか?」
男「大正解だ友よ。学校に与えられた開発力と生産力は限られている。そしてこれを伸ばすことが出来るのは戦争ではなく開発によってだ」
男「開発力がアップできれば長期的には有利になるし、生産の方はどの学校も同じだ。つまり生徒数が多い分良質な武器を全員に供給するのは難しい」
友「人海戦術ってことか?」
男「それが出来れば良いが戦力の消耗は勝つためにも、そして生徒のためにも抑えたいからそういもいかないな。そこら辺を補強するためにも内政の充実が重要だ」
友「となると次は生産か。確か食料や生活に必要な最低限のものは無償供給のはずだ。武器や弾薬は生産力を使うみたいだな。生産に時間はかからないが物によっては維持費が発生する」
男「生産は戦闘になる直前まで待つのがゲーム的には有利だが訓練にも必要だしピースタイム中盤に生産開始かな」
友「それが良いんじゃないかな、で何を作るんだ?アサルトライフルか?戦車か?」
男「ボルトアクションライフルと対戦車火器、あと迫撃砲」
友「え、陳家なものばかり?」
男「開発ツリーを見る限り開発が進んでいない状態ではアサルトライフルや戦車なんかは性能や信頼性も低い割にコストが高い」
男「更に弾薬も多量消費することになる。つまり人数の多い我が校に適していない」
男「もちろん研究はしなければならないが実戦投入はだいぶ先だろうな」
友「だけどそれだけだと他の学校に技術力で負けないか?」
男「そこは戦術でカバーするしか無いだろうな、連絡システムの研究も進めて初期の手旗信号から、早い所高音質無線機を開発したいな」
友「あと対戦車火器ってなんだ?ロケットランチャーとか?」
男「ロケランなんてだいぶ先の話になるな、当面は対戦車ライフルとか対戦車地雷とかだ。対戦車火器は低レベルで色んなものが作れるのが良いな」
男「特に対戦車ライフルは当分の間戦車に対抗出来るだろうし、戦車相手には厳しくなっても軽装甲車両には有効、ついでに狙撃銃の代わりにもなるすぐれものだな」
友「そういうもんなのか…」
男「ところでホイホイ方針決定しちゃってるけど俺らで勝手に決めて良いのか?」
友「ああ、生徒会で提出して協議する。だから男、ちゃんと参加してフォローしてくれ」
男「ええぇ…もう一度説明しなおさなきゃならんのか…」
~~
男「特に大きな反論もなく決まったな…」
友「お前の言うことにはそれなりに説得力があったからな」
男「しかし生徒会の奴が提案したテストを用いてその成績を元に編成するというのは面白かったな」
友「でもそのテストを作るのはお前の仕事、ガンバレ!!」
男「まあそれくらいは良いさ…で他の役職も決めないとな」
友「女さんに通信や連絡網を管理してもらうのはどうだ?放送部だし慣れてそうだが」
男「命令の伝達は生徒会だけでは人が足りないしそれは良いんだが…大丈夫か?」
友「何がだ?」
男「いや、あいつ感情的なところがあるから…」
友「かと言って他に誰か居るか?」
男「まあ不適なら変更できるし…それで行こう」
男「それとだな…」
幼「私は男の秘書やるからね!!絶対だからね!!」
男「だそうで…」
友「可愛い秘書で良かったじゃないか」
男「お、おう…」
幼「バッチリ」
友「あとは…アンケート取り終えてから色々決める感じかね」
男「基本はそうなるな…あとはそうだな、高3の数学と物理が得意な連中を10人位引き抜くのと、陸上部から長距離走のランナーを出してもらおう」
友「ランナーは偵察要員なのはわかるが…物理と数学?」
男「ランナーはそのとおりだ、理系連中には砲兵やってもらうつもりだ。砲兵というか砲兵指揮だな」
男「正直高3物理の知識じゃ細かい所はどうしようもないが…それでも戦闘の際遊兵を減らすためにも間接射撃能力は欲しいし、直接照準だと砲兵の本領も発揮できないというものだ」
友「思ったとおりに行くと良いがな」
男「射表の製作位はできると良いんだがな…」
友「とにかく明日の朝にはアンケートを配って、明後日くらいまでには編成を完了したいな」
~~
幼「集計終わったよー」
友「幼ちゃん早いなあー、事務得意でしょ」
男「雑用係のエースだな」
幼「雑用って…有能秘書って言ってほしいな」
男「じゃあ雑務のエース」
友「ひっでーなぁ、雑から離れろよ」
男「まあ、編成を始めよう」
男「まずは精鋭部隊の編成からだな」
友「え、精鋭って…前に俺に対して『軍隊で精鋭を一箇所に固めることは得策でない』どーのこーのって言ってなかったか?」
男「基本はそうなんだがなー、でもそれは精鋭が力を発揮出来るだけの環境、つまり精鋭以外の連中もしっかりと訓練を積んだプロであることが前提だ」
友「つまりせっかくの精鋭もド素人ばかりの中じゃ使えないと」
男「そういうこったな、まあ精鋭ったって素人の中でのだがな」
友「で、誰にするんだ?」
男「実は隊長に最適と言える人物が既に居てな、高1の後輩というんだ」
~~
男「彼女が後輩だ、大規模FPSMMOでクランマスターをしていたりしてな。年上も容赦なくこき使うすごいやつだ」
後輩「男さん、その紹介の仕方はなんなのですか一体…」
男「間違ったことは言っていないだろう、俺だってクランメンバーの1人なんだし」
男「まあとにかく、状況は大体わかっているかと思う。後輩ちゃんは実戦部隊の第1陣になってもらうつもりなんだけど良いか?」
後輩「別に構わないのですよ」
友「こっちでも別に部隊の編成を行うけど後輩ちゃんにはそっちの判断でメンバーを選んで貰おうと思うんだけど良いかな?」
後輩「分かりました、目ぼしい人を集めてみるです」
友「そうだ、うちの学校にはサバゲー部があったな?あれも一応使えると思うけど後輩ちゃんの部隊に組み込んだらどうかな?」
後輩「そうですね…(安価下1)」
1:ボクだけで十分戦えるように編成するので、サバゲー部の人にはボクとは別に有効活用して欲しいのです
2:サバゲー部の皆さんなら意思疎通も図りやすいし、いれば楽になると思うのです
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