ほむら「見えない運命?」QB「そうだね」 (7)

ほむら「どういうこと?」

さやか「運命ってもともと見えないもんでしょ?」

QB「違うよ」

QB「僕が言っているのは生死を分ける運命のことだ」

杏子「ますますわからねえな」  

まどか「珍しいね、QBにも説明しづらそうな事なんて」 

マミ「少し意外ね」

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QB「分かりやすく説明するよ」

QB「生死を決める運命というのはね」

QB「常にこの世界に流れ続けているんだ」 
 
さやか「…うーん」


QB「簡単に言うと君たちは川の中にいる」  

杏子「ふんふん」

杏子「それで?」 
 
QB「川の中にいるならまぁ普通だ」


QB「だけどそこへ大木や大きな岩が流れてきたらどうかな?」

マミ「…まぁ、流されちゃうわよね」 

QB「だよね」

QB「川が「世界」、大木が「運命」、流されることが「死」だ」

まどか「良く分からないけれどこの世界に流れてる見えない運命が私達の生死を決めるってこと?」

QB「さすがまどかだ、契約するかい?」

ほむら「死ね、それで?」

QB「その運命に当たってしまうと、その人は死んでしまう」

杏子「いや、そんなもん信じちゃいねーが、だったらあたし達やばくないか?」

QB「そうだね、君達は死の運命の流れの中で生きているんだから」

QB「僕には見えるよ、その運命が」

QB「例えば杏子、横になってご覧よ」

杏子「んぁ?」ゴロン 

QB「今、さっきまで君の頭があったところに運命が流れていったよ」

杏子「はぁぁぁ!?」

杏子「あたし今死にかけたのか!?」

QB「そうだとも言えるし、そうでないとも言える」

QB「運命は気まぐれだからね、動きを変えるんだ」

マミ「…つまり私達は日々の生活の中で知らず知らず運命を避け続けてるってこと?」

QB「そのとおりさ」

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