カイト「復帰か」

シャーク「何やってんだお前？」

カイト「帰って来てたのか凌牙」

璃緒「これからAV鑑賞ですわ」

カイト「お前達もか」

シャーク「復帰するって聞いたからな俺も一旦切り上げて帰って来た」

璃緒「AV女優は全女性デュエリストの憧れの的ですわ」

カイト「それぐらい言われなくてもわかる」

シャーク「見るかお前も」

カイト「俺はいい・・・楽しんで来い」

シャーク「あ、ああ」

カイト「久しぶりに顔を出すか」

コナミ「復帰するだけでこんなに引っ張りだこにされるなんて・・・あいつも」

カイト「それだけデュエリストに必要な存在だと言う事だ」

コナミ「カイトじゃないか」

カイト「ちょっといいか」

コナミ「どうした」

カイト「どうして復帰させたんだ？」

コナミ「彼女の意思だからだ」

カイト「だがまだ早いんじゃないか？出産して間もないだろ」

コナミ「俺にもよくわからないが突然言い出して」

カイト「お前はそれでいいのか」

コナミ「俺は」

ツァン「僕が復帰を表明した理由教えてあげる」

コナミ「ツァン」

ツァン「今のAV業界はホモビ業界に押され気味ってカイトも知ってるよね？」

カイト「ああホモビ二大勢力が押しに押しているらしいからな」

ツァン「このままじゃいつかホモビが世界を包む・・・だから僕は復帰した！」

カイト「だがお前は六つ子を産んだんだ」

ツァン「デュエリストは強い！それに僕は妻であり母だから・・・」

ツァン「あの子達の未来のために輝けるAV業界を復活させたいんだ！」

カイト「母・・・母親か」

コナミ「そこまで考えていたのかツァンは・・・」

カイト「それなら俺の口出しは無用か・・・邪魔をしたな」

カイト「AV業界が光とすればホモビ業界は闇・・・」

「誰か助けてー！」

カイト「子供の声？」

「誰が逃げていいって言った！」

「やめちくり～！」

カイト「おい」

「君、名前は？」

カイト「貴様に名乗る名などない！逃げろ！」

「うん！」

カイト「お前ホモか？」

「馬鹿にしてんじゃないぞ」

カイト「デュエルだ」

「えぇ！？」

カイト「こいつ・・・！相当の使い手だ！」

「動くと当たらないぞ！動くと当たらないぞ！！」ブンッ

カイト「それにこの竹刀捌き・・・強い！」バキッ

「ってえ・・・」

カイト「まだ始まったばかりだ！」

「怒らせちゃったねぇ！俺の事ねぇ！おじさんを本気で怒らせちゃったねぇ！」

カイト「何だこの動きは！？」

「馬鹿にしてんじゃないぞ」ブンッブンッブンッブンッブンッブンッブンッ

カイト「ぐわぁ！」

「誰が大声出していいって言った

カイト「見えなかった・・・こいつ」

「ほら立ってみろよ。立ってみろよ！」

「興奮させてくれるねぇ！好きだよそういう顔！」

カイト「くっ・・・」

「おじさんはねぇ君みたいなねぇ！この悶絶顔が大好きなんだよ！」

カイト「そんなに好きなら・・・いくらでも見せてやる」

カイト「ただしお前の顔でだ・・・悪いが1人のデュエリストにやる気を見せられたんだ・・・」

カイト「母としてのAV女優の気概という奴をな！」

「エエッ！？」

カイト「俺は今日より宣言する・・・全ての悪しきホモを最後まで根絶やしにしてやる・・・」

カイト「たとえ鬼と呼ばれようとも！狩らせてもらうぞ！貴様の魂ごと！」

「じゃあオラオラ来いよオラァ！！！」

カイト「懺悔の用意はできているか！」

カイト「勝った・・・ギリギリの勝負だった・・・」

コナミ「カイト！」

カイト「見てたのか」

ツァン「こいつホモビ業界の大物だよ！あんた」

カイト「それなら受けて立つ・・・最後の最後まで俺は」

ツァン「遊馬達には」

カイト「言うな・・・これは俺の戦いだ・・・頑張れよ・・・お前はAV業界の希望だ」

ツァン「でもあんた1人じゃ」

コナミ「ダメだ一度覚悟を決めたデュエリストはテコでも動かない」

ツァン「じゃあ僕達だけでも」

コナミ「それもカイトは許さない・・・あれを見て」

コナミ「男は背中で語るものなんだ」

ツァン「何だろう・・・僕より歳下なのに・・・あの背中はまるで」

ツァン「父親みたい」

カイト「ダメージを受けすぎたな・・・」

シャーク「カイト！」

璃緒「酷い怪我・・・」

シャーク「何かあったのか？まさかまた」

カイト「派手に転んだだけだ」

シャーク「転んだぐらいじゃお前」

カイト「余計な世話だ・・・お前は大人しくAVを見てろ」

シャーク「人が心配してるのにお前は」

カイト「AVは・・・いいものだな凌牙」

シャーク「どうしたカイト？変だぞお前」

カイト「いや・・・何でもない」

璃緒「何かあったのかしら」

シャーク「さあな」