シーラ『…中枢への到達を確認…！』

…ﾋｭｰ…ﾄﾞｼｰﾝ！…

イーノック「…」

シーラ『これは……！』

シーラ『インターネサイン中枢の機能が停止している…しかもあれは……！』

エド『パルバライザーの残骸が…こんなところに…』

イーノック「…」

シーラ『一体誰が……？』

？？？「…遅かったな…お前があまりにも遅いから、“どちらも”私一人で始末してやった」

…ｶﾞｼｬﾝ…ｶﾞｼｬﾝ…

AI 「…敵AC…ファシネイターを確認…」

エド「…！…あのACは…ジナイーダか！」

ジナイーダ「私はただひたすらに強さを求めてきた…」

ジナイーダ「そして…もうすぐその答にたどり着けそうな気がする…」

ジナイーダ「お前を倒し…」

…ｳｨｰﾝ…

ジナイーダ「…最後の一人となった…」

…ｶﾞｼｬｺﾝ！…

ジナイーダ「…その時にッ！」

…ﾊﾞｼｭｳｩｰ！…

AI 「…敵ACはその機体構成から機動性を生かした戦闘スタイルと予測します…」

AI 「…死角からの攻撃に注意して下さい…また、腕に装備されたハンドレールガンが脅威です」

…ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ…ﾄﾞｺﾞｰﾝ…

AI 「左腕部…コア…損傷」

…ﾊﾞﾁ…ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ…

AI 「AP 50%低下…」

イーノック「まだだ…まだやれる…！」

…ｷｭｲｨｰﾝ…ﾊﾞｼｭｳｩｰ…ﾁｭﾄﾞｰﾝ！…

AI 「頭部…破損。脚部損傷…並びにAP 10%低下…危険です」

シーラ『レイヴン…！』

ジナイーダ「…終わらせる！」

…ｳｨｰﾝ…ｶﾞｼｬﾝ…

エド『に…逃げろぉ！』

イーノック「……くっ！」ｷﾞﾘｯ…

ルシフェル「…」

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…神は言っている…ここで死ぬべき定めでないと…

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am07：02

AC格納庫…

ルシフェル「…話をしよう」

ルシフェル「先の大戦で古代兵器を利用しようとしたキラサギを強行派を打ち砕き、そのあまりの強さから“イレギュラー”と呼ばれたレイヴン」

シーラ「その話…本当なの？」

エドガー「…こいつが…例のイレギュラー…」

ルシフェル「残念ながらあの特攻兵器群は蘇ってしまったがね…強さは折り紙付きさ」

シーラ「よろしくね、レイヴン。私の名前はシーラ。貴方の名前は？」ｽｯ
…

青年「…」

シーラ「…？…レイヴン？」

ルシフェル「彼には72通の名前があるから私も何て呼べばいいのか…確か最初に会った時は……」

イーノック「…イーノック」ｽｯ…

シーラ「え…？あ、あぁ…よろしく、イーノック」

エド「さて…イーノックさんよ、そんなお前さんの腕前を知ってか知らずか、お前さん宛に3つの依頼が来ているんだが…」

エド「どれにする？」ｽｯ…

イーノック「…」ﾋﾟｯ…

エド「あぁ、やっぱそれか。なんとなくそれを選ぶんじゃないかと思ったよ」

エド「アライアンス軍事基地強行偵察か…」

イーノック「…出撃する」

…ｽﾀｽﾀｽﾀ…

ルシフェル「…イーノック」

イーノック「…」

…ｽﾀｽﾀｽﾀ…

ルシフェル「…そんな装備で大丈夫か？」

イーノック「…」

イーノック「…一番いいヤツを頼む」

ルシフェル「ならば、私に付いてくるといい」

…ｽﾀｽﾀｽﾀ…

AC格納庫 第６ハッチ…

ルシフェル「ここだ…」

シーラ「六番ハッチ…このガレージは第五ハッチまでしかないハズじゃ…」

ルシフェル「…」ﾊﾟﾁﾝｯ…

…ｳｨｰﾝ…

エド「床のハッチからAC が…！」

イーノック「…この機体は？」

ルシフェル「ナインボールセラフ…“天使”の名を冠する究極の機体だ」