黒子「世界大会、ですか。」 (12)
火神「インターナショナル・バスケットボール?」
リコ「そう。通称イバの日本代表選考会にうちのチームからは4名の指名がかかってるわ」
木吉「へえ、一体誰が選ばれたんだ?」
リコ「まず、1年からは火神と黒子くん」
木吉「まあこの辺は呼ばれて当然だな」
リコ「2年からは、伊月くん、そして、日向くんね」
伊月「選考会に選考、ぷっ」
水戸部「ダジャレになってないよ 」
木吉「え?ちょっと待ってくれ、俺は?」
リコ「伊月くんはウィンターカップのMVPということで推薦とのこと。日向くんは洛山戦で見せた埼玉式ドリブルからの精度の高い3Pシュートが評価されたみたいね」
リコ「選考会は、来週の日曜に水戸で行われるらしいわ」
日向「なんだよ水戸かよ。近所じゃねーか」
リコ「そこ、気を抜かない。選考会にはあの赤司知事も参られるのよ」
日向「あ、赤司知事が?まじかよ・・・」
黒子「木吉先輩」
木吉「どうした?黒子」
黒子「選考会、もしかしたら呼ばれなくて正解だったかも知れません」
木吉「それはどういう意味だ?嫌味か?」
黒子「いえ、赤司知事が絡んでるということは、この選考会必ず何か裏があります」
木吉「裏だと?」
黒子「赤司知事はなんせ、赤司くんのお父さんですから」
木吉「ま、まじかよ・・・知らなかった。」
黒子「このことは3人には内緒にしていてください。選考会に前に不安にさせてはいけないですし」
木吉「分かった。選考会、頑張ってこいよ」
水戸駅 金の納豆像前
黄瀬「火神っちも選考されてたんすね」
火神「当然だ!」
黒子「この選考メンバー。何かおかしいです」
青峰「何がおかしーんだよテツ。ウィンターカップMVPの伊月先輩もいるし、キセキの世代だっている。妥当なメンバーじゃねえか」
黒子「緑間くんが、いません」
青峰「あいつの実家は群馬だからな。来るのに時間かかってるんだろ」
高尾「真ちゃんは選考されてないよ」
青峰「誰だお前?」
高尾「俺は修徳の高尾和成。下妻じゃ有名な方だぜ」
青峰「こんな無名選手が選考されて緑間が選考されないだと?どうなってんだ、この選考会は」
花宮「見て分かんねーのか? ここにいる選手達の共通点が」
日向「お、お前は花宮!」
青峰「どけ眼鏡」
青峰「さっさとと教えてくれよ。IQ200で全国模試で茨城一位の花宮真さんよ」
花宮「ここにいる選手はな、全員茨城県民なんだよ」
訂正
高尾「俺は修徳の高尾和成。下妻じゃ有名な方だぜ」
青峰「こんな無名選手が選考されて緑間が選考されないだと?ど うなってんだ、この選考会は」
花宮「見て分かんねーのか? ここにいる選手達の共通点が」
日向「お、お前は花宮!」
青峰「どけ眼鏡」
青峰「さっさとと教えてくれよ。IQ200で全国模試で茨城一位の 花宮真さんよ」
花宮「いいだろう。ここにいる選手はな、全員茨城県民なんだよ」
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