吹雪「司令官が夜這いにくる?」 (69)

吹雪「なにそれ?このへやにくるの?」

睦月「うん、うちの司令部の伝統らしくて指名された部屋の艦娘が数日間おせわするの」

吹雪「でも私たち駆逐艦だよ?」

夕立「その辺は義務だから仕方ないっぽい?」

吹雪「新入りだからそのあたりよくわからないんだけど……」

夕立「最初はこわいけどやってみれば案外大丈夫!」

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吹雪「ええ……ふたりはもう経験あるの?」

睦月「私はあるよー二回」

夕立「夕立は三回あるっぽい!」

吹雪「これってやらなきゃダメ?」

睦月「伝統だから!伝統!」

夕立「慣れれば楽しみになるよー!」

吹雪「ええ……」

吹雪(おかしいと思うの間違ってないよね?)

睦月「軽巡の先輩たちが言ってた水雷魂だよ!」

夕立「それっぽい!」

吹雪「ちょっと水雷魂汚さないで」

睦月「楽しいのに……」

吹雪「水雷魂はそんなに軽いものじゃないよ!」

夕立「艦隊のみんなは楽しみにしてるよ?」

吹雪「ええ……なにそれ……」

夕立「昨日までの担当が川内さんたちだったから今夜から夕立達のへやっぽい」

睦月「たのしみだねー!」

吹雪「夜訓練するっていって逃げられないかな?」

夕立「それは失礼っぽい!」

睦月「そうだよ吹雪ちゃん!伝統だよ!」

吹雪「……うん」

吹雪(やだなあ……こんな伝統おかしいよ……)

消灯時間

睦月「そろそろ電気消しますよー」

吹雪「司令官今日来るんだよね?もうくるの?」

睦月「いつもなら電気が消えた後1時間後くらいかなあ」

夕立「今回の担当は5日間だからこれから頑張ろー!」

吹雪「えっ?5日間も毎日?」

睦月「そうだけど?」

夕立「一応担当ってだけで毎晩とは限らないっぽい」

吹雪「えっと……流れを!一連の流れを教えて!」

睦月「うーんと……電気の消えた部屋に提督が入ってきて……」

夕立「それから提督さんが枕元に来て指名する子に声をかけてくるの!」

睦月「そしたらベッドの中に入ってくるから……」

夕立「そのあとは素敵なパーティーっぽい!」

吹雪「指名されなかった子は……?」

睦月「その日は残念でしたってことかなあ?」

夕立「あきらめて寝るっぽい」

睦月「それじゃあ電気消しまーす!誰が選ばれても恨みっこなしで!」パッ

吹雪「えっちょっとまっ……」

夕立「お休みー!」

睦月「おやすみなさーい!」

吹雪「あっ……おやすみなさい……」

吹雪(……どうしよう)

吹雪(……他の部屋でもやってるんだよね)

吹雪(……)

吹雪(……今晩くるのかなあ)

吹雪(……今日の訓練で川内さんご機嫌だったなあ)

吹雪(……きっと昨日の夜に……)

吹雪(おかげで今日の訓練も大変だったなあ……)

吹雪(……もっと頑張らないと)

吹雪(……もっと……もっ……)

吹雪(……)スースー

吹雪(……)スースー

吹雪「……ぁ」

吹雪(……ちょっとねちゃったかな?)

吹雪(……本当にくるのかなあ?)

吹雪(……からかわれてるんじゃないよね?)

??「……あっ」

吹雪(!?)

吹雪(……あれ?)

睦月「もっとお……」ボソッ

提督「あまり声を出さないで」ボソッ

睦月「あっ……あっ……」ギシギシ

提督「ほら……ほら」ギシギシ

吹雪(……始まってた!)

吹雪(……どうしよう!?どうしよう!?)

吹雪(……私は聞いてない……何も知らない……寝てます……寝てます)

睦月「……あっ……ん」ギシギシ

提督「……」パンパン

吹雪(何も聞こえてない何も知らない……)

睦月「ああっ……!」ビクッ

提督「……うっ」

吹雪(……)

吹雪(……)

吹雪(……?)

吹雪(……終わった?)

睦月「……もぅ一回」ボソッ

提督「仕方ないなあ」

吹雪(えっ)

翌朝

吹雪(あれから一睡もできなかった……)

夕立「おっはよー!昨日は睦月だったっぽい!」

睦月「えへへ……」

夕立「いいなあーいいなー」

睦月「きっと今夜は夕立ちゃんだよ!」

夕立「たのしみっぽい!」

吹雪「やっぱりおかしいよ!」

夕立「ぽい?」

睦月「ふぇ?」

吹雪「いくら上官だからってこんなのが許されるの!?」

夕立「いらいらしてるっぽい」

睦月「今夜は吹雪ちゃんかもしれないから!」

夕立「ええー」

吹雪「そういうことじゃなくて!」

睦月「大丈夫だよ!順番順番!」

夕立「初めてだから緊張してた?」

吹雪「そういうのじゃなくて……」

睦月「本当に怖かったら拒否もできるから!」

夕立「さすがにそれは弱虫っぽい!」

吹雪(狂ってるよ……)



吹雪(あっという間に消灯時間になっちゃった……)

吹雪(みんな受け入れてるけどやっぱりおかしいよ!)

吹雪(……選ばれたら拒否してやろう)

吹雪(……司令官のプライドを打ち砕いてやるんだ!)

吹雪(……みんなを守らなきゃ)

吹雪(……)

吹雪(……)スースー

吹雪「……んぁ」

吹雪(いけないまた寝ちゃった……)

吹雪(昨日寝れなかったから……)

??「ああん!もっとお!」ギシギシ

吹雪「!?」

夕立「いいっ!いいっぽい!」ギシギシ

提督「もっと声を落として……」ギシギシ

夕立「ごめんなさい……んっ」ギシギシ

提督「ほら、後ろ向いて……」

夕立「んふっ……えっち」

吹雪(……)

夕立「あっ、そこっ……!」

提督「ああっ!」

吹雪(……)

吹雪(うるせえ)

翌朝

吹雪(明け方まで続いて怒る元気もない……)

睦月「夕立ちゃん昨日はがんばってたねー!」

夕立「もう満足っぽい!」

吹雪「……」

睦月「でももうちょっと声小さくしてね」

夕立「ごめんなさい……夢中になっちゃって」

睦月「仕方ないよねー私もたまにでちゃうし」

夕立「そうそう!お互い様っぽい!」

吹雪(……勘弁してほしい)

睦月「今夜こそ吹雪ちゃんだねー!」

夕立「夕立も大声出しちゃったし吹雪も大声出しても気にしないっぽい!」

吹雪「えっ……いや」

睦月「がんばってねー!怖いのは最初だけだから」

夕立「最初を乗り越えればあとはパーティー!」

睦月「楽しみましょー!」

吹雪(……意地でも断ろう)



吹雪(……私がおかしいのかなあ)

吹雪(みんななんで司令官のこと無条件で信用してるんだろう?)

吹雪(赤城先輩もこういうことやってるのかなあ)

吹雪(……どうなんだろう……)

吹雪(……)

吹雪(……なんて言って断ろうかな)

吹雪(断った後に他の二人のところに行って結局眠れないとか困るなあ)

吹雪(……)

吹雪(……)

吹雪(……)

吹雪(……??)

吹雪(……来ないなあ)

吹雪(……寝てる間に布団に潜り込まれてるとか絶対やだし)

吹雪(……起きてなきゃ)

吹雪(……)

吹雪(……来ないなあ)



吹雪(結局来なかったし一睡もできなかった)

睦月「およ?昨日は静かだったみたいだけど来たの?」

夕立「夕立は疲れてたからすぐに寝ちゃったっぽい……」

吹雪「来なかったよ!」

吹雪「挙句に一睡もできなかったよ!」

夕立「荒れてるっぽい」

睦月「楽しみにしてたもんねー!」

吹雪「そうじゃないよ!」

睦月「多分夕立ちゃんが頑張りすぎたから……」

夕立「ごめん……」

吹雪「……しらないよ!どうでもいいよ!」

睦月「きっと今日なら大丈夫だよ!」

夕立「ためて、ためて……がっつりいくっぽい!」

吹雪「何言ってんだこいつ」



吹雪(……今日こそはガツンといってやるんだから)

吹雪(……がつんと断って……それで睡眠時間を……)

吹雪(……)

吹雪(……)

ガチャ

吹雪(……来たっ!)

吹雪(……)

吹雪(……)

吹雪(……あれ?近くまでは来たはずだけど……)

吹雪(……)ソーッ

吹雪(……)

睦月「あっ……だめっ」ゴソッ

吹雪「!?」

睦月「今日は私じゃなくて……」

提督「いいからいいから」ボソ

睦月「うぅ……」

睦月「……あっ……そこはっ!」

吹雪(……断るつもりだったけど)

吹雪(私を選ばないのはそれはそれでむかつく)

翌朝

睦月「ごめんね吹雪ちゃん……」

吹雪「……うん」

夕立「こういうこともあるっぽい」

睦月「……自分から誘ってみたら?」

吹雪「えっ」

夕立「それがいいっぽい!」

吹雪「そ、そうだね」

吹雪「積極的にいっちゃうんだから!」



吹雪(……)

吹雪(……)

ガチャ

吹雪(……来たっ!)

提督「……」ジーッ

吹雪「……布団の中来ます?」

提督「……うん」

吹雪「……」

ゴソゴソ

吹雪「……」

提督「……」

吹雪「……なにもしないんですか?」

提督「……」

吹雪「……なにかしましょうか?」

提督「……縛ってくれない?」

吹雪「えっ」

提督「……縛ってくれませんか?」

吹雪「はい?」

提督「さっさとこの紐で縛れ!これは命令だ!」

吹雪「は、はい!」

ゴソゴソ

吹雪「縛りました……」

提督「いやあ……こういう純朴っぽい少女に縛られるのが夢だったんだよ」

吹雪「えっ」

提督「このまま辛辣な言葉かけてくれ」

吹雪「は、はあ……」

吹雪(想像した以上にやばい)

吹雪「マ、マゾ豚!」

提督「ぶひぃ!」

吹雪「ど変態!」

提督「ああん!」

吹雪「気色悪い!」

提督「ごめんなさいっ!」

吹雪(何やってるんだろう?)

翌朝

吹雪(結局明け方まで耳元で罵倒し続けただけだった……)

睦月「吹雪ちゃんすごかったね女王様みたい」

夕立「ドSっぽい!」

吹雪「そ、そんなことないよ!」

睦月「そういえば朝一で長門さんが呼んでたよ?」

吹雪「えっ」

長門「よく来たな」

吹雪「はっ、はい!」

長門「提督からお前を田舎素朴少女系女王様担当秘書艦に任命するようにという通達があった」

長門「よかったな」

吹雪「謹んでお受けします!」

吹雪(??)

数日後

吹雪「さっさと書類を書きなさい豚!」

提督「ぶひぃ!ただいま!」

吹雪「さっさと終わらせて私に尽くしなさい!」

提督「ああん!少々お待ちください!」

吹雪(何やってるんだろ)

おしまい

おまけ

吹雪「長門さんは何担当の秘書艦なんですか?」

長門「拷問されてもチンポに屈しない系秘書艦だ」

吹雪「えっ」

長門「だから拷問されてもチンポに屈しない系秘書艦だ」

吹雪(えらいところに着任してしまった……)

おしまい

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