赤ズボン隊『成層圏気流?』 (10)

ストライクウィッチーズ(504JFW)×成層圏気流

ープロローグー

私は、自分の愛した女性が乗る機を見捨てた、一発の核弾頭を葬るために。
その時以来私は永久に卑怯者の烙印を押された、卑怯な振る舞いを空中で二度も犯した哀れな戦闘機パイロットとして、だが
、汚名はあまんじて受けよう、後悔はしていない  
私の名はエアハルト・フォン・ラインダース。悪魔に魂を売らなかった男だ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421251143


今回はプロローグだけになります
明日の夜に投下しますので、恐れ入りますがもうしばらくお待ちください

1945年初頭 ドイツ上空 高度10000M地点

ゴォォォォォォォォォォォォォォォ

ラインダース「こちらラインダース大尉、定時連絡。パトロールは終了、異常は認められない...基地に帰投する」

私の名はエアハルト・フォン・ラインダース。1945、私はドイツ上空での単独パトロール任務に着いていた。
上を見上げれば...無数の星々が輝き、月明かりに照された雲が風に身を任せながら流れている。私が乗るTa152のエンジン音以外は何も聞こえない....目を閉じれば一人になれる場所だ....しかし、この穏やかな夜空を飛んでいると....あの時の事を思い出してしまう

『ありがとう....ラインダース...』

ラインダース「く、....」

太平洋では日本がアメリカの無差別爆撃を受けていると聞いている、ドイツも同じだ...エルベ近郊の基地では日本のカミカゼにあたる部隊が創設されるらしい...嫌な時代だ....、するとその時

キラッ

機体の下方、高度8000M辺りで何かが光るのが見えた...

ラインダース「...ン?」

私は慎重に距離を取りつつ接近した

ラインダース「あれは..」

そこには三機編隊のスピットファイアが飛行していた、幸いこちらにはまだ気づいていない

キィィ! ガガガッ!

私はスロットるを押し込みレバーを倒した

ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ
    キィィィィィィィィィィィィィィィィィィ

Jumo213エンジンと排気管から出る排気熱が混ざり合い独特の音を出しながら機体は急降下を始めた、体には強いGが掛かり座席に体が締め付けられる。
先行するスピットファイアを照準に捉え射程距離に入った、

カチッ

ドドドドドドドドドドドドド

バシュバシュバシュバシュ!ドォオオオン!

発射した銃弾はスピットファイアのコックピットを切り裂き機体は瞬く間に炎に包まれた。私は二機のスピットファイアの間ギリギリを通り抜けた。
一瞬スピットファイアは何が起こったか理解できていない様子だったが、すぐに状況を理解しこちらに向かってきた

パパパパパパ

スピットファイアの方向から光が点滅したのが見えた、その直後オレンジ色に輝く無数の銃弾が機体をかすめ飛び去っていく

ラインダース「こちらラインダース大尉。敵機三機と遭遇、戦闘状態にあり、なお三機中の一機の撃墜を確認済み」

私はそう無線に呼び掛けると無線のスイッチを切った

キィィィッ

私は機体の機首を敵にむけた、Fw190とは違い速度、高高度性能、はこのTa152H1の方がスピットファイアより性能は上だ

パパパパパパ

スピットファイアの機銃が発射されるのが確認できた、私はレバーを握りスロットルを最大まで押し込みバレルロール機動で銃弾を回避した

カチッ

ドドドドドドドドドドドドドド

MG151を発射すると機体は小刻みに振動した。 
銃弾はスピットファイアのエンジンに命中、直後に爆発した、夜空にオレンジ色の花火が咲き、機体の残骸が地表に向けて落ちて行く

ラインダース「もう一機はどこだ?」

私は辺りを見回した、辺りは静まり機体が月明かりに照らされている、すると

ゴォォォォォォォォ

ラインダース「ッ!?」

雲の向こうから微かだがエンジン音が聞こえる。

ラインダース(来る.....)

次の瞬間

ゴォォォォォォォォォォォォォォォ ドドドドドドド!

スピットファイアが雲を切り裂き現れた私は冷静にレバーを引き回避した、だがスピットファイアは私の機体スレスレを抜けていった、スピットファイアのコックピットにはパイロットが乗っているのが確認できた、この光景を見るとやはり人同士で戦っているとじっかんする。そう考えてる間にスピットファイアは私の機の後方に付き機体のテイルを照準に捉えていた

ゴォォォォォォォォォォォォォ

私はスピットファイアが発射する銃弾を確認しながら機体の真後ろに来るのを待った、そして

ラインダース(今だ!)

キィィ ガチガチガチッ

スロットルとレバーを目一杯引き、意図的に機体を高迎え角の失速状態にした、すると機体は急激に速度を落としその場で一回転した。
機体は急激な減速をしたためスピットファイアは機体を追い越していった、私は元の姿勢に戻り再びスロットルとレバーを元の位置に戻した。
スピットファイアは機体の前方を飛行している

私は半分罪悪感を感じつつトリガーを引いた

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

機体は小刻みに振動し翼下方から翼内機銃の薬筒が排出されている

バシュウバシュウバシュウバシュウ ドォォォォォォォン

機銃弾はスピットファイアに命中、燃料タンクと翼を粉砕し爆発した、しかし、その直後

ピカァァァァァァァァァァァァ

ラインダース(ッ!?何だ)

突如爆発したスピットファイアが凄まじい光を放った、その光は私と私の機体を包み込んだ。
その直後、私は気を失った.....

次回 第ニ話【迷い混んだ卑怯者】

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