喪女「喋るブタとの生活?」(30)
2014年 某研究所
小保方「STAP細胞はありまぁす!!」
突如発表された「癌になりにくい細胞」を実際に証明するため
とある理系女子が立ち上がった
彼女の名前は小保方晴子
この物語に特に重要な役割を果たしている訳ではない。
マスコミ「なら実際に証明してみろよ」
小保方「え!?も、勿論です!!」
こうして彼女の挑戦は始まった。
数ヵ月後
小保方「このままじゃ不味いわ……」
小保方「実は適当にでっち上げた空想上の細胞だなんて今更言い出せない……」
小保方「こんな子供の落書き帳じゃ誰にも信じてもらえないし……」
小保方「マウス達にただのES細胞を与えても世間の目は私を非難するわ」
小保方「こうなったら……」チラッ
(´・(00)・) ブヒ?
小保方「ヤケクソだ……ごめんねブタさん」キリッ
某所 研究所近く
喪女「……」シャカポコシャカポコ
喪女(ぐへへ……私のプリンス様)
喪女(いやぁいいもの買ったわ)
喪女(歌のプリンス様ドラマCD……これだけでご飯が3杯はいけちゃうわぁ!!)ジュルル
ドカーンッ
喪女「え!?な、何この揺れ!!?」
喪女「あっちは確か……某割烹着を着た科学者の研究所」
喪女「な、なにかピンク色の物体がこっちに走ってくる!」
=(´>(00)<) タスケテー
喪女「ブタが喋ったー!!」
(´・(00)・) ハァハァ……
黒服「ブタが逃げたぞー!!追えーー!!!」
喪女「お、追われてるの……?」
(´・(00)・) タシュケテ……
喪女「研究されて喋れるようになったの?」
(´・(00)・) チュウシャ、コワイ
喪女「可哀想に……こっちおいで?」
(っ´・(00)・) っフユー
黒服「おい!そこのブス!」
喪女「……何でしょう」
黒服「こっちに小さなブタが走って来なかったか?」
喪女「さぁ?」
黒服「……そのバッグの中身を見せて貰おうか」
喪女「やめてください、警察呼びますよ?」
黒服「いいから見せろ!!」グイッ
喪女「きゃああああああその粗末なポークビッツを私に見せないでー!!」
黒服「お、大きな声を出すな!!」
子供「ママーポークビッツってなにー?」
主婦「しっ!見ちゃ行けません!」
黒服「くっ……」タタッ
喪女「……行ったか」
喪女の家
喪女「……ブタさん」
(´・(00)・) ナニー?
喪女「どうしてあなたは喋れるのかな?」
(´・(00)・) サクラッテヨンデネー
喪女「あ、はい……さくらちゃんはどうして人間の言葉が喋れるのかなー?」
(´・(00)・) オナカチュイタナー
喪女「……何が食べたいの?」
(´・(00)・) コロコロコローッ
喪女「もう!話を聞きなさい!!」
こうして一人の喪女と一匹の喋れるブタの奇妙な生活が始まった
【ご飯】
(´・(00)・) オナカチュイタ……
喪女「えーとブタにあげるご飯はっと……」カタカタ
喪女「どんぐりにトウモロコシかぁ」
喪女「はい!コーンだよ!」
(´・(00)・) モチャモチャ
喪女「おいしい?」
(´・(00)・) マジュイ
喪女「は?」
(´・(00)・) ゴメンナチャイ
喪女「文句言わずに食べる!」
(`・(00)・) モチャモチャモチャ
喪女「おいしい?」
(`・(00)・) マジュイ!!!!
喪女「はぁ……これでお腹膨れたでしょ?さくらのご飯はこれからずっとコーンだから」
(´・(00)・) エー
喪女「文句言わない!匿って貰ってるだけありがたいと思いなさい!」
喪女「私は今日用事(同人誌漁り)があるから、さくらは家で大人しくしときなさい」
(´・(00)・) サミチー
喪女「連れて行ってあげたいけどね、普通ブタをペットで飼う人っていないの」
喪女「だからさくらはずっと家でお留守番!分かった?」
(´・(00)・) コロコロコローッ
喪女「……はぁ」
バタンッ
(´・(00)・) ……
(´・(00)・) ナンデサクハシャベレルノダロウ
(´・(00)・) アノトキチュウシャヲウタレタカラ?
(´・(00)・) ……オナカチュイタ
(´・(00)・) っ
ガチャッ
(´・(00)・) ナニコレヒンヤリシテル!!!
(´・(00)・) ナンカイッパイタベモノ!!
(´・(00)・) タベテイイカナ?
(`・(00)・) イイヨネ!
(`・(00)・) ダッテサクハブタダカラ!!
夜
喪女「ふぅ……色々捗ったわ」ツヤツヤ
喪女「ただいまー……ってなにこれ!?」
喪女「部屋中食べ物まみれっ……!!」
喪女「さくらー!!!」
(´-(00)-) Zzz……
喪女「……もう、寝てたらカワイイなぁ」
(´-(00)-)チーズ……ウミャイ……
喪女「わ、私の主食のピザが……」
【躾】
(´・(00)・) オッハー
喪女「そんな死語よく知ってるね……」
喪女「ていうか昨日勝手に冷蔵庫漁ったでしょ!」
(´・(00)・) メンゴメンゴー
喪女「次やったらお尻ペンペンするからね?」
(´・(00)・) !!
(´・(00)・) ゴメンチャイ
喪女「本当に反省してる?」
(`・(00)・) チテルヨー
喪女「本当かなぁ?」
喪女「今日も用事(一人カラオケ)があるから出掛けてくるけど」
喪女「ちゃんとお利口さんにしてるんだよ?コーンここに置いとくから」
(っ´・(00)・) っサクモサクモー
喪女「駄目!」
(´・(00)・) ……
喪女「分かった?」
(´;(00);) フャアアアアアア
喪女「ど、どうしたの突然!?」
(´;(00);)サミチーヨォモッチャン
喪女「わ、分かったからそのもっちゃんっていうの止めなさい!」
(´;(00);)フャアアアァァァ……
喪女「今日は一緒に遊んであげるから泣き止みなさい!」
(´・(00)・)ワカッタ
喪女「早いなおい」
喪女「はぁ……今頃君を探してあの黒服たちはこの町を彷徨っているのかな」
(´・(00)・)サク、ブタダカラ?
喪女「喋れるからじゃない?」
(´・(00)・)サクハズットシャベレタヨ?
喪女「じゃあ人間の言葉を理解できるようになったから」
(´・(00)・)ヨクワカンナイノー
喪女「こっちのセリフだよまったく……」
(っ´・(00)・)っモッチャンダッコチテー
喪女「はいはいよしよし」
【お風呂】
(´・(00)・)フュー
喪女「そういえば拾ってからまだお風呂入ってなかったね」
(´・(00)・)オフロー?
喪女「くんくん……うーん、やっぱりちょっとクサイなぁ」
(`・(00)・)オトメニムカッテクチャイトハ!!!
(`・(00)・)モッチャンドイヒー!!!
喪女「そっか、さくらだからメスなんだね」
喪女「ごめんごめん」
(´・(00)・)イイヨー
喪女「やっぱり軽いな」
喪女「えーと……ブタのお風呂はっと……」カタカタ
https://www.youtube.com/watch?v=tAipJYYqDqw&
喪女「……か、かわいい!!!」
((´・(00)・))ナニコレー?
喪女「浮き輪だよ!さくら、お風呂入りたいでしょ?」
((´・(00)・))ハイリュー
喪女「よいしょっと……さく小さいね!かわいいよ!」
((´・(00)・))チャンモチャモカワイイヨー
喪女「どこの業界ブタだよ」
喪女「……そうだ」ガシッ
((´・(00)・))ナニ?
喪女「とりゃっ!!」ポーイ
((´>(00)<))フャアアアア!!?
ざぱーんっ
((´>(00)<))メガイタイヨー
喪女「ふふふ」
((●・(00)・))フャァ…キモチイイ
喪女「洗ってあげるねー」
((●・(00)・))アリガトー
【ほわほわ】
(´・(00)・)フゥ……
喪女「私もついでにお風呂入ったけど、湯船に浸かったの久しぶりだなぁ」
喪女「ほら、こっちおいで?乾かしてあげるよ」
(っ´・(00)・)っ
喪女「よしよし」
喪女「ほらタオルだよー」ゴシゴシ
(´>(00)<)イタイヨー
喪女「しょうがないなぁ、ドライヤー!」ブワァァ
(●>(00)<)アッタカーイ
喪女「さくの毛、ほわほわになったよ!!」
(´・(00)・)アリガト
喪女「石鹸の香りがするね」
このブタの顔、どこかで・・・
>>19
よく覚えているな
久しぶりだな、私だ
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