新ジャンル「甘えヒート」(60)

女「男くぅおおおおおおおおん!!」

男「とりあえず叫べばヒートっぽい…、甘えだな」

女「!?」

女「な、なん…だと」プルプル

男「だいたい叫び声以外ヒートじゃないだろお前」

女「この、私のっ、どこがっ!ヒートじゃない!!んだあああぁ!!!」

男「だったら俺の服の裾離せ」

女「やだ」キュ

男「催してるんだって」グリグリ

女「…っ」キュ-ッ!

男「ぬぅ…」

女「だったらすぐに戻ってくれるのか!?」

男「くるくる」

女「寄り道などせずにだな!?」

男「せずせず」

女「待ってたご褒美にお菓子くれるよな!?」

男「…やるやる」

女「おっしゃいってこいやぁあ!」パッ

男「ぬぅ…」

―15分後―
男「んー」ノソッ
女「…」

男「はいよ、お菓子もってきたぞ」
女「…」

男「女?」
女「…」クルッ

女「おそい」
男「あ、あぁ、お菓子探すの手間取ってな」

女「すぐ来るってゆった」ユラッ
男「いや、それはだな」

女「ぅ男おおおおお!!」ガシッ
男「!」

女「バツとしてだっこだあああああぁ!」
男「…あ、あぁ、悪かったな。好きなだけ乗ってろ」

女「ん」ギュ
男「ぬ、ぬぅ…」//

男「いまさら素直ヒートとか、甘えだな」

女「なにがああああああ、ぁあ?」

男「言うなれば、素直暑苦しいだな」

女「あたしは、暑苦しい、のかああああああ!?」バッバッバッ

男「言動は凄く暑苦しい」

女「だが平均体温はだいたい36.2℃だああああああ!!」

男「何その微妙な温さ。いまいち伝わって来ないぞ」

女「くっ!ならば触ってたしかめてみろおおおおぃ!」ギュッ プニッ

男「ぬっ!?」

男「…」ムニムニ

女「ど、どうだ、あたしのヒートをかんじるかああああ!?」

男「…」ムニムニ

女「ふん!むちゅうでさわってるあたりっ!」

男「…」ムニムニ

女「おとこはすでにっっ!!」

男「…」ムニムニ

女「あたしのヒートにやきつくされているのらあああああぁいはいいはい!」

男「…」ギュ-ッ

女「ま、ひょっ!ひっぱるはだめらって!ほっへちぎゅれりゅっ!」

男「…」ミヨンミヨン…ピン

女「にっ!」

男「…ふむ」

男「なるほど」

女「うぅ、なにがだあぁ?」ヒリヒリ

男「やっぱり言動だけ暑苦しいみたいだな。ぬくい」

女「これほどっ!までに!燃え上がっているのにぃ…」

男「ど、どうした?」

女「…おとこはつよくひっぱりすぎ」ヒリヒリ

男「あ、あぁすまなかった」ムニムニ

女「どうせならひっぱらずにやさしくなでていてくれえええぇ!」

男「はいはい声でかいよ」ムニムニ

女「んー」クニクニ

男「…ぬくい」

男「ほのぼの系の学校生活とか、甘えだな」

女「男っ、キミはなんてことを、言うんっ、だああああああああ!」

女「何気ない生活が、素晴らしいんじゃあないかあああああ!!!」ガオー

男「まぁ、お前がいればほのぼの系がぼのぼの系になるわな」

女「いじめる!?いじめるうううう!?」

男「…」

女「…いじめる?」ピュピュピュピュピュピューン

男「いじめてやる!」ゲシッ

女「あん!」ドサッ

男「ぬっ」

女「いったぁ…」

男「…」ピュピュピュピュピュピューン

男「このっこのっこのっ」ナデナデナデ

女「はぅ…」

>女「いったぁ…」
>男「…」ピュピュピュピュピュピューン

勃起した

友「いけないなぁ男ぉ、女さんなかしちゃあ」

男「うっせぇ、しまうぞ」

女「いやあああああああああ!!」

男「…泣いちゃう子はしまっちゃうよー」

女「ひっ!あ、あたしは泣いてないぞおおおおお!?」

友「鳴くのまちがいだな」

男「違いない!」ワキワキ

女「ぅおわああああああ!!」ジタジタ

男「ほぉら、つかまえた」ガシッ

女「きゃはあああああっ!」ビクッ

女「つ、つかまった」///

友「…」

男「なぜ赤くなる」
友「なぜ赤くなる!」

友「お前らさぁ、おかしいよな」

男「何がぁ?」

友「明らかに付き合ってんだろ、あぁ?」

男「…付き合ってんのか?」クルッ

女「残念ながら、あたし達はっ、付き合ってっっ、いっなあああああああいっっっ!!」

友「な、なんだってぇ!?」

友「だいたい男は女の事、どう思ってんだ?」

男「あ?そんなもん好きに決まってるだろ」

女「…だよね、別にそんな…え?な、ななななななっ!!?」////

友「直球だなっ!?恐ろしく直球だな!!」ガビーン

男「ぬ、なんかおかしかったか?」

友「おかしくはないがよぉ…」

女「…」

友「お、女さんは?」
女「おお、男の事はっ、き、嫌いじゃっ、ないぞおおおおおおぉ!?」

男「そうか」
友「もっと、もっとはっきり言って!?」

女「ぅ…」モジモジ
友「…」ゴクリ

女「す…好きぃ」////

友「えんだああああああ!!うぼあああああああ!!」ガターン

男「ぬぅ…、そうか」//
女「…」///

女「っぐ、ぐおおおおおっ!!」
男「ど、どうした?」

女「ち、ちょっと腹が痛いから便所ってくるわあぁ!!」///ダダダダ…
男「こらぁ!女の子が便所いうな!」

男「…ったく、いきなりなんなんだよ。なぁ?」
友「…」

男「…?」
友「…しまわれろっ!」ゲシッ

男「ぐはっ!?…ぬぅ」

男「…」

女「…」モジモジ

男「り、両思いとか、甘すぎるだろ…」

女「あ、甘いなんてもんじゃなあああああいっ!」

男「あぁ。これは激あm」
女「激アツだぁあああああああああうわあああああああああああああああやったあああほほおおおいぃ!!!」グルグルグル

男「…」

女「ありがとう友おおお!ありがとう神様ああぁ!!あたしは幸せ者だぜああああああ!!」

男「…」

女「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

男「…」

女「おおおおおおおおおおおおおおおっうぐ、げほっ!ごほっ!」ゲショゲショ

男「…落ち着け。とりあえず落ち着け」

女「…っ…っ」ハァハァ

男「大丈夫か?」
女「…ちかれた」

男「あんだけはしゃげばな…」
女「だっこ」ノコノコ

男「…ん」
女「えい」ノシッ

男「…」
女「…」

男「…」ナデナデ
女「…」ゴロゴロ

女「ね」
男「ん?」

女「いつから?」
男「最初から」

女「そっか」///
男「お、今ならヒートっぽい。真っ赤っか」

女「み、見るなああぁ…」///

男「小遣いが少ないからって、人にせがむなんて甘えだろ…」
女「おかし、オカシ!お菓子っ!」バンバン

男「どんな理由で俺にお菓子をせがむ」
女「何だか、無性にっ、腹がぁ、へったから!だああああああああ!」

男「そんな馬鹿な…」
女「バカやろう!?1、2、3、だあああああああああああ!!!」

男「…」
女「お、お願いしますううう!!恵んでくださいいいいいい!!」

男「…」
女「ぬおおおおぉぉぉ…ぁ」クー

男「あん?」
女「…おなかすいた」ヨタヨタ

女「あ、あとで返すから、ひゃくえん貸してください」ギュッ

男「…」
女「…っ」コクン

男「…ん」チャリン
女「ご、ごひゃくえんも?」

男「お菓子と飲み物代だ…」
女「男ぉ…、すぅ、ありがとおおおo」
男「早く行ってこい」ペン
女「あい」

ザバー!
男「突然の夕立で傘が無いとか、甘えだろ」バサッ

友「けっ!てめぇ置き傘してやがったのか!」
男「備えあればなんとやら、だ」

友「入れてください」ペコ
男「ご冗談を」

女「うおおおおおお!雨!超雨だあああああああああ!!」ダダダダ
男「ぬ」

女「タァァァイダルッ・ウェエエエエイブ!!!!」ピョン!
男「お前は傘に入れ」ガシッ

女「あうん」ストン

女「…お、男お!!いま凄くいい所だったのにいいいいいいい!!!」
男「お前は雨に突っ込んでいったら、だいたい風邪引くだろ」

女「あたしは、雨がっ、大好きっ!だからなあああああああああぁ!とおっ!!ぬはははははっ!!」バシャバシャバシャ
男「ぬっ、たく…」

男「悪い、こんな状況だから帰るわ。じゃなあ」パシャパシャ
友「…」

友「お、おう」

男「…」
女「けほっ…」

男「あれほど言ったのに風邪を引くとか、甘えにもほどが…」女「あうぅぅ…」フゥ…フゥ…
男「…」

女「お…おとこぉ」コロン
男「…ん?」

女「のど、かわいた…」
男「…ほら」スッ
女「ん」チューチュー
男「…」

女「はぅ…ふぅ…、おとこぉ…」
男「なんだ」ナデナデ

女「ん、なんでもない…」
男「そうか」
女「…」
男「…」

女「おとこぉ…?」
男「どうした?」

女「…ありがと」
男「…」

男「ん」ナデナデ
女「…」スゥ…スゥ…

―次の日―
女「うおおおおおおおおおおっ!!」
女「あたしっ復ッ活ッ!!!」

男「…」
女「今日は暑いぜぇえぃ!燃えるほどヒート!!」

女「なんか、みぃなぎってきたああああああ!!!」
男「…」

女「いよっしゃああああああぁ…ぁあ…あれ?」ヨタタ
男「ぬ」ポスッ

女「あた、頭がいたいぃ…気持ち悪いぃ…」

男「…」ピタッ

女「あ…ひんやり…」

男「このバカたれ…病み上がりではしゃぐからだ。また熱あげおって」ペン

女「あう…か、風邪なんかぁ、あたしの情熱的回復力でぇ…」

男「アホな事ぬかしてないでさっさと家に入れ。そして寝てろ」

女「まってぇ、おんぶ…」

男「ったく…早く乗れっ」

男「秋に花粉症とか…あま…ふぁ…ふぁぶしっ!」

女「どうした男おぉあ!!風邪引いたのかぁあああああ!?」

男「ぬぶぁ、花粉症だ。ブタクサによるな」グシュグシュ

女「鼻が、むずむずでっ、たまらないっ!訳だなああああああああぁ!!」

男「つまりそういうことふぁ…ぶあっしょおい!」

女「だいじょおおぶくあああああああ男おあああああああああああ!!」

男「じゃかしい、問題ない。花粉症とは、日頃の忍耐力が…ため…ふぁれ…ぶるぁっくしょい!」

女「うおおおおお!飛んできたあああああああ!」

男「ぬ、すまな…あっしょん!…はっしょい!あぁっくしょい!!」

女「…っ」

男「はっくしょい!…あぁ、ちくしょぉ…」ズルズル

女「て、てっしゅいる?」スッ

男「ぬぅ、すまない…っ!」ジュルジュル

女「おと」キュッ

男「んむっ」ズルー

女「ほ、ほんとに大丈夫?」

男「あぁ…大丈夫だ」

女「つ、つらくなったらいってよね?」

男「女…」

女「…?」

男「ありがとうな」ナデッ

女「…ん」

女「…」///

女「うぅ、ま、マスク買ってくるううぅ!!」ダダダダ…

男「…ぬ」
男「俺も甘い…か」

男「幼なじみの家が隣とか甘えだろ」…アナタハーモーワスレタカ ピッ
男「もしも」
女『男おおおおおおおおおお!遊ぼうぜええええええええ!!』

男「うっせぇ!」
女『ごめん』

男「いいけど…。でも俺ん家でいいのか?」
女『あたしはいっこうにかまわああああああん!!何だったら窓を飛び越えてベランダから入ってやってもいいよおおおおっ!』

男「無理だろ」
女『できるっ!』
男「できない。だってお前ん家、隣の隣だろ」
女『…』

男「…」
女『…なん、だと!?』

男「アホか」
女『はん!情熱さえあれば家の一軒二軒飛び越えてやるわあああ!!!』

男「やめてください」
女『ふはは!いやだねっ!』

男「ああ、そう。せっかくパイの実でもてなそうと思ったのだが…」
女『あ、そういえばあたし高い所ニガテだった』

女『い、今から行くから、パイの実よういしててよ?ぜったいだからね!』プッ
男「…」パタン
男「パイの実あったかな…」

―2分後―
ガチャッ
女「きたー!」ハァハァ

男「げ」
女「おじゃましてます!」チョコン

男「…」
女「♪」ワクワク

男「い、いらっしゃい。今日は冷え」
女「ちゃんと玄関から来たよっ!」

男「…」
女「…」ニコニコ

男「あぁそうだ、何してあそ」
女「あ、今ちょうど3時だねっ!」

男「…」
女「…っ」ワクワク

男「そ、そうだな。まぁ召し上がれ」コロン
女「やったぁ…!?」

女「なにこれ…」
男「何ってこれは…」

チョコパイ<ボンジュール>

女「…ちがう」
男「え?」

女「ち~が~う~の~!」ウワアアァ!
男「いや、ちゃんとパイだろ?」

女「あうっ、これっ、パイでも、チョコ、パイの実、ちがっ!」グルグル

男「ほ、ほら、こっちの方が大きいし、クリームも挟まっててうまいぞ?」

女「こんなんじゃない!あたしが食べたいのはこんなのじゃないのっ!あたしはあのっ!サクサクがっ!小さなあの幸せがぁ!」ウルウル

男「まぁ…無いのに有るように言ったのは申し訳なく…」
女「おとこは…」ガシッ

女「あたしをだましたの?」ビリッ
女「あたしの小さな幸せをっ」パクッ

女「うばいとったのねっ!?」シクシク モグモグ

男「すまな…って食ってんじゃねぇか!」ペン
女「あぐっ!」

女「うぅ…」モグモグ ポロポロ
男「…」

女「パイの実…あたしのパイの実ぃ…」ゴックン エグエグ
男「…はぁ」

男「わかった。どうにかする」スクッ
女「…え?」

男「待ってろ」ノシノシ
女「…」

女「…」クー
女「…」

女「チョコパイおいしいなぁ」ガサッ パクッ

――――
男「頼む、パイの実買ってこい」
友『イヤだね』
男「この通り」

友『いやいやいや、わかんねぇから!?』

男「お前は女の泣き顔を見たいのか!?」
友『あぁ見たいね!』

男「ぬぅ…」
友『じゃあの』

男「…もしかすると」
友『…』

男「パイの実を笑顔で頬張る女から、感謝のキッスが…」
友『今買ってくるわ』プツッ

男「…」パタン
男「ぬ、なんか嫌な予感する」

男「はぁ」ノソノソ

男「…」
女「…けぷ」

女「おぉ男!おかえりいいいい!」
男「…おい」

女「なんぞおおお!?…けぷっ」
男「こっちが聞きたいわ!」ペン

女「あう、な、なんのことぉ…?」
男「この惨劇をどう説明する」ビシッ

チョコパイの袋たち<…
女「くれたのは男だろおおお!?」
男「全部食っていいとは言ってねぇ!てか、一個しか出してないのに全部食べるたぁ何事か!?」

女「ち、チョコパイがね、こっちだよー、…って」
男「アホか…まったく」

女「ご、ごめんなさい…」シュン
男「…」

男「いいよ。元はパイの実があると嘘を言った俺が悪いんだからな」
女「…」

女「そうだよ!男が悪いっ!」ズアッ
男「調子に乗るな」ペン
女「あう!」

男「…」
女「すぅ…すぅ…」

男「人ん家来て、おねだりして、食い散らかして、終いに俺を枕にして寝るたぁ」
男「とんでもない奴だな」

男「…」
女「ふぅ…ふぅ…」

男「…」ムニムニ
女「…っ…っ」グニグニ

女「…ふへ」ニヘ
男「ふ、このアホめ…」クスッ

男「コイツいつも大人しいと良い…」
女「ぅぉおぉおぉ…」ピクッピクッ

男「くもないか」ナデナデ

ガチャッ
友「きたー!」ハァハァ
男「うるせぇ!」ヒソヒソ
友「ご、ごめん」

男「何しに来た」
友「お前がパイの実買ってこいって言ったんだろお!?」

男「あぁ、忘れてた」
友「てんめぇ…」

友「はっ!女さん…」
女「すぅ…すぅ…」

友「はうっ!…天使がおる」ナムナム
男「ずいぶん来るの遅かったな」

友「あぁ、このデカい箱のパイの実、隣街まで行かないと売ってなくてなっ」キラキラ
男「そうかい…」

友「…で」
男「ぬぅ?」

友「ご褒美の女さんの笑顔とキッスは…」
男「今寝てるんだ。ねぇよ」

友「そ、そんな!」
男「はいはい、パイの実ありがとさん。コイツは女に渡しとくから帰っていいよ」

友「あ、あんまりだぁあああああ!!」

女「…」ウツラ
女「…ふぁ」
男「ぬ、起きたか」
女「んにぃ…すぅ、おはよおおぉぉぉぉ~…」

男「ぬっくいヒートだな」
女「まだ温まってないからだもん」コロン
女「…あ」
女「あ!」ガバッ

女「あぁっ!?」ノシノシ
男「ぬ?」
女「パイの実!でかっ!でかっ!?パイの実!?」
男「あぁ、みっかったか」

女「すげぇ!隣街にしかないでっかい箱のパイの実じゃんかあああああ!なんであるの!?」男「さっき…通りすがりの仮面ライダーが」

女「マジでっ!?」
男「嘘だけどな」
女「すごいすごい!」キャッキャッ
男「…」

男「…」カチカチ、カシャッ
女「ねぇねぇ!食べていい!?」
男「ダメだ。そいつは次に来たときに決まった量を与えます」女「ええええええええそんなああああぁ!!」

女「…わかった!明日も来るから用意して待ってろよ!!チョコパイじゃなくてだからね!絶対ね!お邪魔しましたあぁ!」ダダダダ…

男「…」ポカン
男「…す、砂嵐みたいな奴だな」クスッ

―夜―
友「隣街まで行ったからつかれたよ…」
…ウオオオオオオォ! ピッ

友「メール?」カコカコ
友「…男か」
友「…なんだよアイツ」
友「…!!」

男〈報酬忘れてたわ〉
添付ファイル<パイの実を抱きしめて笑う女の写メ

友「…」
友「ふっ」パタン
友「まぁこれくらい許してやるか」
友「…」

友「…」パカッ
友「…」
友「待ち受けにするか…」///
―――
男「…」
男「なんか気持ち悪くなってきた」
―――
女「♪」
女「…あれ、なんか寒い?」
―――
友「へっくしゅ!」

どうにもヒートらしくないな

まず普通にヒートを書いてから甘え分を加味してみるとか

>>38 なるほど、ありがとう

男「箸だけ持ってきて弁当忘れるとか甘え…てかアホだろ」ハァ
女「うわああああああああああああああああ!!」
男「…」

女「うわああああああああああやっちまったあああああああああああぁ!!!」ドサァ!
男「…」

女「なんで忘れてんだあああああうおおおおおおおおおお!!」プルプル
男「箸一膳握りしめて嘆くなよ…みっともない」

女「たっ、助けてくれ男おおおおおおおおおおぉおぉおぉ!!」エグエグ
男「…まぁ、そうなるわな」ゴソゴソ

男「おら、食え」スッ
女「は!く、くれるのか!?これ全部、くれるのかぁ!!?」

男「お前ただでさえ燃費悪いんだから、食えよ」
女「あ、ありがとう男おおおおおおおおおお!」ガシッ

男「…」
女「いただきま…!」

男「…どうした?」
女「お、男はなに食べるの?」

男「俺か?別に半日食わないくらい何ともない。だから気にするな」
女「っ、で、でも…」

男「なんだ、いらないのか?」
女「いる!…いるけど…うぅ」チラッ チラッ

女「うぅ~、じゃあこうしよう!」ガタッノシッ

男「ぬ?」グイッ

女「あむっ」パクッ

女「ん」スッ

男「…」

女「んん!」モグモグ

男「…なんだよ」

女「…んく。はんぶんこ」

男「お前がひとかじりしたものを食えってか?」

女「だって男も食べなきゃつらくなるでしょ?」

男「だからって食いかけはいらねぇよ。それに俺は平気だと…」

女「いや?」

男「…」

女「…っ」コクン

男「…む」パクッ

女「!」

男「食えばいいんだろ?…そんな顔すんな」モグモグ

女「…えへへ」

女「はい」スッ

男「ん」パクッ

女「~♪」パクッ

男「…」モグモグ

友「お、お前ら…なんつうことやってんだ!」

男「何って…あ?」

<ヒソヒソ><ナニアレヤバクナーイ?><フタリデタベルノハワカルケド、ヤリスギダロ><テカ、カンセツジャン!><バクハツシロー!>

男「…」ダラダラ

男「女!屋上行くぞっ!」ガシッ
ドタドタ

女「んむむ!ま、まっへぇ!」モグモグ

男「秋になると人肌恋しくなるとか、甘えだよな」
女「あぁ!そうだなッ!」

男「…」
女「…」キュッ

男「袖を掴んでる手は、何を訴えているのか?」
女「?」コクン

男「いやいやいや、首傾げられても」
女「…はッ!?なんだこの手はッ!イツノマニツカンデイタンダァー!」

男「なんと、無意識だったのか」
女「そ、そうなんだ!あははははは!」

男「…」
女「…」

男「もしかして人肌恋し」
女「な、なにを言ってるんだよぉ。そんなわけないじゃぁん」ペシペシ

男「そうか」
女「うん」

男「…」
男「離さないのか?」

女「…」キュウ
男「ぬぅ…」

男「お前今日ヒートはどうした」
女「う、うおおおおお」

男「…全然熱くないな」
女「今日はお休みなのっ」

男「そうか」
女「…うん」

男「…聞くが」
女「?」

男「今日はなんだか元気ないな。どうした?」ナデナデ
女「…うぅ」ギュッ

男「…」
女「きょ、今日は、さ」

男「…」
女「冷えるなぁー、って。だからこう…」ニギッ

女「くっつきたいなぁ、なんて」男「…っ」

男「あ、あぁ」
女「それにほら、あたしたち…」

女「こっ、恋人同士…だし」モジモジ
男「!」

女「こんな時、甘えちゃ…だめ?」

男「…はぁ」
女「!」
男「俺は甘えて悪いだなんて、一言も言った覚えはないんだがな」ポリポリ
女「…え?だっていつも」

男「別に甘えるな、だなんて言ってない。うん。言ってない」
女「じゃ、じゃあ!」
男「あぁ、女の好きにすればいい」
男「その、恋人同士…だからな」
女「~!おとこおおぉ!!」ピョン
男「おぉ」ムギュ
女「うぅ~、すきだああぁおとこおぉぉぉ!」グリグリ

男「ふふっ、く、くすぐったいな」
女「ねぇ、なでてぇ…?」フニャ

男「…よしよし」ナデナデ
女「あうん…はぁん…」ゴロゴロ

男「…」ドキッ
女「もっと、もっとして…」ギュッ

男「…」ワシワシ
女「なう、ちょっと、あははっ!きゃはははっ!」ワシャワシャ

男「…」
女「なんか楽しいねっ♪」ニコッ

男「…」
女「…おとこぉ?」

男「こ、これくらいにしよう」スッ
女「え?えぇ~!?」
男「あ、甘えるのも限度が必要だ」フイッ
女「そんなぁ…」

男「だから」
男「飽きないように、こう…少しずつ、な?」
女「少しずつ…?」
男「あぁ」

女「毎日?」
男「ま、毎日は…」
女「…だめなの?」
男「ぬぅ!かまわん、そんな顔すんな!」

女「やった♪」
男「…はぁ」
女「男っ」
男「あん?」

女「大好きぃっ!」
男「…おぅ」
女「すきだあああああああ!」
男「…っ」

女「あいして」
男「ぬわあああああ!」///ダダダダ…

女「るぅ…あれ!?まってぇ!?」

男「ミルクとか甘えだろ」ズズッ
女「なんと!男はあのブラックコーヒーが飲めるのかああッ!?」

男「当然だろ」フフン
女「ぐぬぬ、私ですらミルクと砂糖は入れないとまだ飲めないのにッ!」

男「俺のはそうでもないぞ?試しに飲んでみろよ」
女「や、まだちょっと早いかなと」

男「ほれほれ」
女「うぅ…い、いただきますッ!」ズズズズッ

女「!!?」
男「どうだ?」

女「に…」
男「やはりダメか」

女「に、にゃんという甘さだあああああぁ!?」
男「え?」

女「甘い、甘すぎるッ!」
男「う、ウソだろ?」

女「あぁ甘すぎる!ミルキーのより甘い!初めて作った生キャラメルより甘いぞおおおおおおお!!」
男「そうか?」ズズッ

男「ガムシロ6つしかいれてないんだがな」
女「…」

男「こんなもんじゃないか?」
女「男?」

男「ぬ?」
女「ぶ、ブラックコーヒーって、砂糖もミルクも入れないやつだよ…?」

男「…」
男「これ、真っ黒だろ?」

女「そうだけど…、ちょっと甘すぎるかぁな、と」
男「…つまりこれは、ブラックコーヒーじゃない、と」

男「…」
女「…」

男「わお」
女「わお」

男「秋にっ、はぁ、はぁ、なって寒く、はぁ、なったから、って、はぁ、引きこも、る、はあとかっ、はぁ、甘いなっ!」タッタッタッ

女「ああっ!秋こそスポーツ!スポーツこそッ、秋なのだあああああうおおおおおおおおおお!!」ダダダダ

男「涼しくなっ、たって、はぁ、はぁ、お前は、はぁ、暑苦しいっ!」

女「私のヒートは、寒い時こそっ、発揮される!のだああああああ!!」バッバッ

男「そこ、前むいて、はぁ、走らないと、はぁ、転ぶぞっ!ひぃ」

女「そんなありきたりな展開があるわけなかろうッ!」

男「わからないぞ、ひぃ、何かの、ひょうしに、ひぃ、ステーンと…ぬ?」グネッ

女「…!!】

男【ぁぁぁあああああ】グラー

女【おーとーこー】

男【ああああああ゛あ゛あ゛あ゛!】

男「あべしっ」ステーン

女「うわあああああああああああ男が転んだあああああああ!!」

男「う、うるせえ!!叫ばなくていい!」//

男「…ふぅ、ふぅ」ハァハァ
女「…っ…っ」オロオロ
男「…………はぁぁあああああ」

女「!…だ、だいじょうぶ?」
男「あぁ、思ったより痛くない」
女「よ、よかった」

男「はぁ…ふんっ」スクッ
女「…!」
男「よし、行くか」

女「…」
男「どうした?」
女「あ、あぁ~なんか疲れっちまったぜぇ~」ピトッ

男「…っ」グラッ
女「あ、ちょうどベンチあるしさ休んでいこ?」

男「ぬぅ、いや、まぁ」
女「ね?」

男「そう、だな」
女「あ、男はあたしの肩に腕を回してほしいな。なんか冷えてきちゃった」

男「…お見通し、か?」
女「わからないと思った?」ニコッ

男「……悪いな。ありがとう」グイッ
女「ん、どういたましてっ」

男「深夜に外食とか…」

女「ッ!甘えだというのかああああああ」

男「…なんか良いよな」

女「あああああああああああああああああああああああああああああああああああ…あぁ?!」

男「なんだよ」

女「な、何でもないッ!」

男「まぁいい」

女「ち、ちなみにどういう意味なんだッ!?」

男「いやな、こんな夜中に2人抜け出して、ひっそりお前と会って食事するをとか」

男「…なんだかこう、甘ったるい感じしないか?」クスッ

女「はきゅっ!?」ドキッ

女「…うぅ~」///クラッ

男「ぬ?」

女「こ、これってさ」フゴフゴ

男「あぁ?」

女「巷で有名な、で、デートってぇやつですか?」フゴフゴ

男「…そーなるな」

男「そういえば初めてか。お前と付き合ってからの学校以外での外食は」

女「うん」フゴ

男「…」

女「…」

男「ところで、いつまで突っ伏してるんだ?」

女「…ちょ、ちょっと待ってね」フゴフゴ

女「…はー、すー…」

女「むっ」ガバッ

男「…?」

女「…」キリッ

男「…」ジッ

女「…」/キリッ

男「…」ジー

女「…」//キリッ

男「…」ツン

女「あひゅ」///フニャ

男「ふっ、だらしねぇ顔だな」

女「し、しかたないでしょっ」

女「これはおとこが悪いんだからね」プイッ

男「なんでだよ」

男「お前の顔ならどんな表情だって悪くない」ナデナデ

女「なっ、わっつ!?へぅ、あぅ…」//

男「なんてな」クリクリ

女「…しらない」///

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