真姫「!?」
海未「ほのほのは至高ですねぇ」
ことり「癒しの境地だよ~」
真姫「!? ね、ねぇ、花陽ちゃん……?」
花陽「何? 真姫ちゃん?」
真姫「穂乃果ちゃん、変な独り言を言っているのだけど、大丈夫なの?」
真姫(あと、海未ちゃんとことりちゃんも様子がおかしいし)
花陽「ほのほのだよ」
真姫「え、何それ……」
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花陽「にこまきと同じくらいスタンダードだよ?」
真姫「待って! にこまきって何よ!?」
にこ「ねぇ、真姫ちゃん?」
真姫「ニコちゃん! 今はちょっと話しかけないで!」
にこ「なあに、ニコちゃん? 大好き!」
真姫「」
花陽「アレだよ」
真姫(お、落ち着きなさい、真姫。これは夢よ、夢! 早く目を覚まさなくちゃ!)
花陽「夢落ちだよ」
真姫「!?」
花陽「それは置いておいて、アレはらぶらいばードロップスの効果だよ」
真姫「待って! 置いておかないで!? って、らぶらいばードロップスって何よっ!?」
花陽「なんだか真姫ちゃん、忙しいね」
花陽「ええと、らぶらいばードロップスはね、一粒食べるとμ'sメンバー誰か一人の人格がランダムに宿るんだよ♪」
真姫「何それ怖い」
花陽「世界から戦争をなくして、戦争がなくても人類が進化できる発明をし、ノーベルガンダム賞を受賞したことで
有名な凛ちゃんが作った飴ちゃんだよ♪」
>>3
どうもです
真姫「え? どこから突っ込めば良いの? それから最近おすすめのHGは?」
花陽「テッカマンブレード」
真姫「テッカマンブレード!? 確かに何かの賞を受賞した名キットだけど! HGじゃないし、そもそもガンプラじゃないじゃない!?」
真姫(エヴァとかダンバインとかもHGだけど)
花陽「じゃあ、デンドロビウム」
真姫「最近じゃないし! それにデンドロビウムはHGの到達点の一つよ!」
花陽「もう、真姫ちゃんはわがままなんだから」
真姫「なに、この花陽ちゃん。ちょっとイラッとするわ」
凛「らぶらいばードロップスの話かにゃ?」
花陽「そうだよ」
真姫「出たわ! この元凶!」
凛「ひどいにゃ。画期的な新発明なのに」
真姫「本当に凛ちゃんが作ったのね……」
凛「そうだにゃ! 一粒二万百五十円だけど、真姫ちゃんもきめとく?」
真姫「やけに現実的な値段設定ね!? あと、その表現やめさない! あっ、もしかして違法な……」
凛「失礼にゃ! 食べても身体にクリーンで、人格もマルチタスクになるから混乱もしないにゃ」
真姫「マルチタスクって、PC-9800とFM TOWNSが一緒に一つのパソコンで動いているようなものじゃない!?」
凛「やけに古い例えだにゃ。窓とりんごで良いと凛は思うにゃ」
真姫「それよりも穂乃果ちゃんとニコちゃんを元に戻してあげなさいよ!」
凛「えー、皆に好評なのに」
真姫「他の人も食べたの!?」
凛「まず凛が食べたにゃ。九粒ほど」
真姫「十人分の人格!?」
凛「残念ながら全部凛だったにゃ。九の九乗分の一の確率にゃ」
真姫「ある意味凄いわね!?」
真姫(突っ込みにそろそろ疲れてきたわ)ハァハァ
凛「十人分同時に考え事ができるから便利にゃ」
真姫「……あと、誰が食べたのよ?」
凛「絵里ちゃんにゃ」
絵里「呼んだ?」
真姫「ああ、常識人が一人居なくなったのね……」
絵里「らぶらいばードロップス? ええ、食べたわよ」
真姫「……絵里ちゃんは独り言言わないの?」
絵里「百粒分!」ドヤッ
真姫「さっきから微妙に会話がかみ合っていない──って百粒!?」
絵里「結果は百一匹エリチカだったわ」
真姫(ちょっと自分の出る確率高すぎない?)
絵里「正直残念だったわ。二百万円払ったのに」
真姫「本当に有料だったの!? と言うかどこから出てきたのよそのお金!?」
絵里「株を少々」
真姫「かしこい!?」
絵里「かわいいエリーチカ!」
真姫(あ、賢くない)
真姫「人格百一人って大変じゃない?」
真姫(もう流れに身を任せましょう)アキラメ
絵里「ええ、宿る人格は他のメンバーだったら許したけど、自分は許せなかったから大変だったわ」
絵里「潰して潰して潰して潰して、最後に残った一人が私よ」ニタァ
真姫(この絵里ちゃん、怖い!!)ブルッ
真姫「の、希ちゃん、助けて」
希「なぁなぁ♪ エリちエリち♪」ハァハァ
希「なあに、希?」
希「あのなぁあのなぁ♪」ハァハァ
真姫(あ、駄目だ、この希ちゃん)
真姫「こ、ことりちゃん!」
ことり「チーズケーキ探しに森の中に行かなきゃ!」タッタッ
真姫「えー」
真姫「……もう展開が読めているけど、海未ちゃん」
海未「ほのかあほのかぁ」クンスカクンスカ
穂乃果「もぅ、胸に鼻をこすりつけちゃ駄目だよ、海未ちゃん」
真姫「予想より酷かった!」
真姫「はっ!? 花陽ちゃん!」
真姫(言動はイラッとするけど割とまともよね)
花陽「花陽はらぶらいばードロップスを食べてないよ」
真姫「良かったわ。ようやくまともな人が──」
花陽「食べさせる係だから♪」
真姫「え……?」
花陽「真姫ちゃんの口座から引き落とししておいたから、十粒くらいきめとこう?」
真姫「勝手に私の口座──ってそれより、ソレを持って近づいて来ないでっ!!」
花陽「ビーダマンって知ってる? ビーダマを発射するおもちゃなんだけど、ちょうどこの飴が入る大きさなんだぁ」
真姫(ゴールデンビーダマン持ってたわ)
花陽「えーい、挟み撃ち!」
真姫「やめてーっ!!」
真姫「やめてーっ!! ──はっ!?」
真姫(何て最悪な初夢……本当に夢落ちじゃないの……)ハァハァハァ
真姫「あ、違ったわ。今日はクリスマス──」
真姫(枕元にサンタさんからのプレゼントがあるわね。サンタさん今年もありがとう)
真姫(今年のプレゼントは何かしら)ガサガサ
ら ぶ ら い ば - ド ロ ッ プ ス !
真姫「」
一粒開封済み♪
真姫「!?」
真姫『ねぇ、真姫ちゃん?』
──新春 世にも奇妙なラブライブ! 終──
電波を受信して勢いで書きました
自分でもイミワカンナイ!ですが、書いていて楽しかったです
さて、覚醒した花陽ちゃんの続きを書かねば
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