穂乃果「ねぇ、穂乃果ちゃん」 穂乃果「なあに? 穂乃果ちゃん?」 (21)

真姫「!?」

海未「ほのほのは至高ですねぇ」

ことり「癒しの境地だよ~」

真姫「!? ね、ねぇ、花陽ちゃん……?」

花陽「何? 真姫ちゃん?」

真姫「穂乃果ちゃん、変な独り言を言っているのだけど、大丈夫なの?」

真姫(あと、海未ちゃんとことりちゃんも様子がおかしいし)

花陽「ほのほのだよ」

真姫「え、何それ……」


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花陽「にこまきと同じくらいスタンダードだよ?」

真姫「待って! にこまきって何よ!?」

にこ「ねぇ、真姫ちゃん?」

真姫「ニコちゃん! 今はちょっと話しかけないで!」

にこ「なあに、ニコちゃん? 大好き!」

真姫「」

花陽「アレだよ」

真姫(お、落ち着きなさい、真姫。これは夢よ、夢! 早く目を覚まさなくちゃ!)

花陽「夢落ちだよ」

真姫「!?」

http://i.imgur.com/erYYzD3.gif

花陽「それは置いておいて、アレはらぶらいばードロップスの効果だよ」

真姫「待って! 置いておかないで!? って、らぶらいばードロップスって何よっ!?」

花陽「なんだか真姫ちゃん、忙しいね」

花陽「ええと、らぶらいばードロップスはね、一粒食べるとμ'sメンバー誰か一人の人格がランダムに宿るんだよ♪」

真姫「何それ怖い」

花陽「世界から戦争をなくして、戦争がなくても人類が進化できる発明をし、ノーベルガンダム賞を受賞したことで
有名な凛ちゃんが作った飴ちゃんだよ♪」

>>3
どうもです

真姫「え? どこから突っ込めば良いの? それから最近おすすめのHGは?」

花陽「テッカマンブレード」

真姫「テッカマンブレード!? 確かに何かの賞を受賞した名キットだけど! HGじゃないし、そもそもガンプラじゃないじゃない!?」

真姫(エヴァとかダンバインとかもHGだけど)

花陽「じゃあ、デンドロビウム」

真姫「最近じゃないし! それにデンドロビウムはHGの到達点の一つよ!」

花陽「もう、真姫ちゃんはわがままなんだから」

真姫「なに、この花陽ちゃん。ちょっとイラッとするわ」

凛「らぶらいばードロップスの話かにゃ?」

花陽「そうだよ」

真姫「出たわ! この元凶!」

凛「ひどいにゃ。画期的な新発明なのに」

真姫「本当に凛ちゃんが作ったのね……」

凛「そうだにゃ! 一粒二万百五十円だけど、真姫ちゃんもきめとく?」

真姫「やけに現実的な値段設定ね!? あと、その表現やめさない! あっ、もしかして違法な……」

凛「失礼にゃ! 食べても身体にクリーンで、人格もマルチタスクになるから混乱もしないにゃ」

真姫「マルチタスクって、PC-9800とFM TOWNSが一緒に一つのパソコンで動いているようなものじゃない!?」

凛「やけに古い例えだにゃ。窓とりんごで良いと凛は思うにゃ」

真姫「それよりも穂乃果ちゃんとニコちゃんを元に戻してあげなさいよ!」

凛「えー、皆に好評なのに」

真姫「他の人も食べたの!?」

凛「まず凛が食べたにゃ。九粒ほど」

真姫「十人分の人格!?」

凛「残念ながら全部凛だったにゃ。九の九乗分の一の確率にゃ」

真姫「ある意味凄いわね!?」

真姫(突っ込みにそろそろ疲れてきたわ)ハァハァ

凛「十人分同時に考え事ができるから便利にゃ」

真姫「……あと、誰が食べたのよ?」

凛「絵里ちゃんにゃ」

絵里「呼んだ?」

真姫「ああ、常識人が一人居なくなったのね……」

絵里「らぶらいばードロップス? ええ、食べたわよ」

真姫「……絵里ちゃんは独り言言わないの?」

絵里「百粒分!」ドヤッ

真姫「さっきから微妙に会話がかみ合っていない──って百粒!?」

絵里「結果は百一匹エリチカだったわ」

真姫(ちょっと自分の出る確率高すぎない?)

絵里「正直残念だったわ。二百万円払ったのに」

真姫「本当に有料だったの!? と言うかどこから出てきたのよそのお金!?」

絵里「株を少々」

真姫「かしこい!?」

絵里「かわいいエリーチカ!」

真姫(あ、賢くない)

真姫「人格百一人って大変じゃない?」

真姫(もう流れに身を任せましょう)アキラメ

絵里「ええ、宿る人格は他のメンバーだったら許したけど、自分は許せなかったから大変だったわ」

絵里「潰して潰して潰して潰して、最後に残った一人が私よ」ニタァ

真姫(この絵里ちゃん、怖い!!)ブルッ

真姫「の、希ちゃん、助けて」

希「なぁなぁ♪ エリちエリち♪」ハァハァ

希「なあに、希?」

希「あのなぁあのなぁ♪」ハァハァ

真姫(あ、駄目だ、この希ちゃん)

真姫「こ、ことりちゃん!」

ことり「チーズケーキ探しに森の中に行かなきゃ!」タッタッ

真姫「えー」

真姫「……もう展開が読めているけど、海未ちゃん」

海未「ほのかあほのかぁ」クンスカクンスカ

穂乃果「もぅ、胸に鼻をこすりつけちゃ駄目だよ、海未ちゃん」

真姫「予想より酷かった!」

真姫「はっ!? 花陽ちゃん!」

真姫(言動はイラッとするけど割とまともよね)

花陽「花陽はらぶらいばードロップスを食べてないよ」

真姫「良かったわ。ようやくまともな人が──」

花陽「食べさせる係だから♪」

真姫「え……?」

花陽「真姫ちゃんの口座から引き落とししておいたから、十粒くらいきめとこう?」

真姫「勝手に私の口座──ってそれより、ソレを持って近づいて来ないでっ!!」

花陽「ビーダマンって知ってる? ビーダマを発射するおもちゃなんだけど、ちょうどこの飴が入る大きさなんだぁ」

真姫(ゴールデンビーダマン持ってたわ)

花陽「えーい、挟み撃ち!」

真姫「やめてーっ!!」

真姫「やめてーっ!! ──はっ!?」

真姫(何て最悪な初夢……本当に夢落ちじゃないの……)ハァハァハァ

真姫「あ、違ったわ。今日はクリスマス──」

真姫(枕元にサンタさんからのプレゼントがあるわね。サンタさん今年もありがとう)

真姫(今年のプレゼントは何かしら)ガサガサ




ら ぶ ら い ば - ド ロ ッ プ ス !




真姫「」




一粒開封済み♪




真姫「!?」




真姫『ねぇ、真姫ちゃん?』


──新春 世にも奇妙なラブライブ! 終──

電波を受信して勢いで書きました

自分でもイミワカンナイ!ですが、書いていて楽しかったです

さて、覚醒した花陽ちゃんの続きを書かねば

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