明晰夢ぼく「綺麗な景色なだー」
ビルの上ぼく「夢の中ならとべる」
ベチャッ
ぼく「・・・・」
ぼく「という夢を見たのさ」
ワイ「君もたいへんやね」
ぼく「時々夢と現実の区別がつかなくなるんだ」
ワイ「君には夢も希望もないのに?」
涙目ぼく「それいわんといてよ」
ワイ「せやな」
ぼく「じゃあこれが夢じゃない証明してみてよ」
ワイ「なんやの急に」
ぼく「どこかのぼくが見てる夢かもしれないだろ、これ」
ワイ「・・・・まあそういう考え方もできなくはないわな」
ぼく「で、どうなの?」
ワイ「難しい質問やで」
ぼく「証明できないだろ」
ワイ「だからって夢ってことにもならんやろ」
ぼく「夢かどうかは、夢が覚めた時にしかわからない」
ワイ「せや」
ぼく「じゃあこのナイフをこうしてみる」
ワイ「あっ、アカン!」
ぼく「夢なら」
ブシャーーーーーーーーッ
ぼく「という夢を見たのさ」
ワイ「君病気ちゃうの」
ぼく「割と分からないよね」
ワイ「やろ?」
ぼく「夢と現実を区別することができるまで続く気がするんだ」
ワイ「その調子やとね」
ぼく「けどどこかで本当にぷっつり消えてしまいそうで」
ワイ「きみ恐いこと言うなあ・・・」
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