男「完璧な社会」(6)

男「21世紀前半まで、そんなものはないと思われていた」
男「だが、それは間違いだったのである」
男「さまざまな技術の発展と失敗の歴史により、限りなく完璧と言える社会が作られたのだ」
男「言ってみればそれは簡単だ」   
男「人間心理を巧みに操る独裁制」
男「それだけで、今の平和は作られているのだ。」
男「よしっ!書けたぞ」

男「だけど成功したのはこの国だけ」

男「なんてことは書いたらだめ、と」

男「ひさびさに外に行くか」

男「外にはこの前いつ出たかな」

男「まあいいかな、そろそろ買い物に行かないといけないか」

ー道路ー
男「買い物もすましたし、帰ろうかな」

友「よう!久しぶりだな」

男「久しぶりだね、元気そうでなによりだ」 

友「お前はせっかくあったのに暗そうだぜ?ちゃんとかみさまに祈ってるか?」

男(友が言ってる”かみさま”は小型の機械で、あらゆる判断や助言をしてくれる)

男(それを使うのはこの世界では美徳だ。昔は違ったらしいが)

男「ああ、使っているよ」

友「そうか、ならいいが。じゃあ後でな」

男「ああ、じゃあね」

男(あいつは良い奴だが、この社会の熱心な信者で、事あるごとにその話だ)

男「場をわきまえろよな・・・」

男「さて、帰ろう」

男「にぎやかだなぁ」

男「ああ、女だ」

男「なにやってんの」

女「ああ、久しぶり」

女「いや、なにもしてないよ?」

女「そう言う君は友君の悪口かい?」

男「聞いていたの?」

女「ああ、ごめん、それについてはあやまるよ」

男「いや、怒っているわけではないけれど、、、」

女「まあそれはいいとして、なんで引きこもったのかい?」

男(それあつかいかよ)

男(つーかテンポがはやいな)

女「おーい、聞いてるかい?」フリフリ

男「立ってると邪魔そうだし家で話さない?お茶くらいはだすよ」

女「いきなりだね、、、いいよ。この後なにも用事はないしね」

ー帰り道ー
女「さて、質問だが」

女「引きこもった理由とやらはあまり聞かれたくない話なのかい?」

女「それとも、ただ単にあそこで喋っていたら邪魔だったからかい?」

男「気にし過ぎだよ」

女「それは本当「ついたよ」

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