【遊戯王】主人公「都市でフリーダムな生活とデュエル」【安価・コンマ】 (1000)


・ オリジナルの遊戯王世界で生きていくスレです。ド厨二な設定が紛れ込んだりしてるので注意してください

・ 登場人物等の設定・行動などを安価によって決定

・ ADVゲーム形式で進行。デュエルはセミオート。適当な状況で選択肢を提示します


ちょっとしたルール

○ マスタールール3適用。LPは4000から開始
○デュエルは基本的にセミオート。要所で安価を提示する以外はオートで進行します
○ 主人公以外のキャラは安価と数値次第で勝敗を決定


前スレ
【遊戯王】主人公「荒れ果てた世界でデュエルする」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「荒れ果てた世界でデュエルする」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1414331266/)

【遊戯王】主人公「世界の荒廃とか関係なくデュエル三昧です」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「世界の荒廃とか関係なくデュエル三昧です」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416229888/)

【遊戯王】主人公「陰謀都市でデュエル&生活」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「陰謀都市でデュエル&生活」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417782355/)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1418902908

主人公のステータス


名前:安倍晴明
性別:女
年齢:15
職業:学生
特徴:腐女子で根暗。しかし、根はすごく良い子。
所持デッキ
【デッキ破壊】
 └【昆虫族軸デッキ破壊】
【フェンリルハンデス】(アトランティス)

※ デュエル前にデッキを選択

その他の所持カード
「ドラグニティ」



●交友関係(名前:好感度)

土御門楓:22
音繰路祝呼:23
只野一也:11
三善清子:8
富津氷華:3
北条昴:9
琴吹奏:0
ミカ・アシュロン:0
ナクラ=ナクア:27
ガブリエ・セレスタ:6
百野 影二:0
御影遊聖:38
朝比奈卯月:21
倉井 秀苑:1
エリス・スキイト:8
白藤:0
闇堂魅行:0
光英華:0

登場人物募集時のテンプレ

********
名前:
性別:
年齢:
職業:
特徴:
デッキ:
********


イベント進行に関係の無いデュエルにおける勝利ボーナス

1.「交友関係」の好感度上昇(全体・効果小)
2.「交友関係」の好感度上昇(個人・効果中)
3.カード追加(デュエル中のカードプール増)
4.ランダム要素の成功確率上昇(ストック:現在1)
5.自由安価(「全て」など、バランスに関わる内容は不可)
など。

以上。次レスより本編開始します
翌日行動選択から



◆ 学校 / 晴明たちの教室


朝比奈「つまり、ここの定理を利用することで次の式が解けますから……」


只野「………………」 ウツラウツラ


昴(次の公演の資料まだかなー。配置図だけ届いてるけどこれじゃあちょっと……)

奏(あ、め、メール……う、ううん、じゅ、授業中、だし、無視無視、だよ……)

晴明(ノートは取る。漫画も描き上げる。「両方」しなくちゃならないのが腐女子の辛いところだが) カリカリカリカリカリ…

   (問題は無いッ! 教科書の範囲なら!) ガリガリガリガリガリ…


朝比奈(僕の授業真面目に聞いてる人どれくらいいるんだろ)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2


◆ カードショップ「スイッチ」


ウィーン


楓「やっ、いらっしゃい! 一応説明しとくけど、もう制限改定は適用されてるからね」

  「もっとも、せーちゃんに関しちゃそれほど変更は無いんだけどさ」

晴明「……あ、あの……知って……ます、けど……」

楓「いや、ウチに来る人には一応言っとけって店長が……」

晴明「……は、はぁ」


1.対戦相手を探す
2.カードを購入する
3.知り合いとコミュ
4.バイトする
5.自由安価

↓2



晴明(……あれ?)


晴明「………………」 てこてこてこ

朝比奈「……おや?」

晴明「……あ、朝比奈……先、生……? ……な、何で、ここ、に……」

朝比奈「僕でもカードショップにくらい来るよ……」

晴明「……で、です……よね、確かに……うん、言われて、みると……」

朝比奈「制限改定があったからね、ちょっと購入するカードが……」

晴明「……は。羽箒……、で、す……か?」

朝比奈「うん……ずっと禁止になるべくしてなってるカードだとばかり思ってたから……」

晴明「……て。手元に……無い、と」

朝比奈「まあ、そういうことだね」



晴明「……せ、聖獣……セルケト……とか」

朝比奈「滅多に見ないカードだから間違えがちだけど、セルケトは天使族だよ。だから僕は使わないんだ」

晴明「……あ、で、でし……た、ね……言われて、みれば……」

朝比奈「安倍さんはどうしてここに?」

     「まあ、カードショップにいること自体に違和感があるわけじゃないけど」

晴明「……き、来て……から……どうしようか、と……思って、ました、けど」

   「……せ、先生が……見えた、ので……声を、かけておこう、かと……」

朝比奈「あ、じゃあお邪魔だったかな?」

晴明「……え、い、いえ……べ、別、に、そんな……こと、は」



祝呼「せーちゃんが私の知らない男と話しているわ! 私の知らない男とッ!」

楓「いい加減見苦しいからとっとと下がりなよシューコ!」

学校が一緒なのが
只野、昴、奏、ナクア、遊聖で、他の学生は他の学校に通ってますね




朝比奈「もしかして、このお店が前に行っていたアルバイト先なのかな?」

晴明「……で、です。知り合い……も、いて……よくして、もらえ、て」

   「……みんな、その……いい、人たち……だから……その。いいところ、です、はい」

朝比奈「それなら良かった。あ、別に今日は様子を見に、とかじゃないんだけどね……」

晴明「……で、です……よね」


晴明(前のことを考えるといつどうなるか。常に安心はできないけど)


朝比奈「というか安倍さん、意外に……って言ったら失礼だけど、学外の知り合い多いんだね」

晴明「……そ、その……い、一念発起……して、まず、外で……友達、作ろう……と、です」

   「……それで……最初、が、ここ……で。その、だから……ここの、知り合い……は、特に、です」

朝比奈「うん、なら良かった……」

↑で書き忘れてたけどアポリア学園の学生に英華も含みます




晴明「……えと。きょ、境遇……です、か」

朝比奈「知っているとやっぱりね……本当はこういうことを言っちゃ失礼だけど、担任だからと思って大目に見てくれるかな?」

晴明「……だ、だいじょぶ……です、はい。えと……」

   「……し。心配……して、くれて、るのは……分かる、ので」

朝比奈「ごめんね。あ、いや、どっちかって言うと、ありがとう、なのかな」

晴明「……こ、後者、で」


次の話題はどうする?

1.他の学生について
2.晴明の友人関係について
3.晴明の周辺の事件について(重要な部分は伏せる)
4.自由安価

↓2



朝比奈「あ、そういえば……安倍さん、と、琴吹さんと只野君、北条君の四人」

晴明「……えぅ、あ、……は、はい」

朝比奈「……まあ、成績を落としていないだけいいんだけど、もうちょっと授業を……ね、その」

     「内申点とかに関わってくるからさ。安倍さんは……うん、内職とか、ほどほどにね……」

晴明「……き、気を付け……ま、す」

朝比奈「しかし……君たち、最近よく話してるけど、接点は寮なのかな、やっぱり」

晴明「……え、と……そ、そういう……部分、も……まあ」

   「……あと、隣の……クラス、の……ナクラ、さんと……2年……の、御影さん……が」

朝比奈「学年トップの子か……やっぱり、最初は成績絡みで?」

晴明「……に、似たような……もの……かと。せ、先生……は、ナクラさん、のこと」

朝比奈「いや、隣のクラスだし、受け持ちも違うからね……そういう生徒がいるとは知っているけど」



晴明「……有名、です……か?」

朝比奈「有名なんじゃないかな。将来は生物学者として名を残すだろう、ってことは決まってるようなものだし」

     「既に残している実績に満足せずに更に成果を上げようとしている、ってことは聞いたかな」


晴明(そういえば、前も……蝶のようなトンボのようなものを追いかけてたな……)

   (確かに、あれだけの情熱があるなら大成するだろうとは思えるよね)


晴明「……あ。み、御影……さん、とか……」

コンマ判定

00~49 : 接点は無い
50~99 : 何らかの接点がある

↓1


すみません、先生が、ということですね。記載忘れてました



朝比奈「前の年の受け持ちだったよ」

晴明「……え、え、あの、朝比奈……せ、先生、新任、じゃ」

朝比奈「僕、24歳。一応、大学を出た後一年はキャリアがあるんだけど……」

晴明「……あっ、す……すみま、せん」

朝比奈「でも新人なことには変わりないよ。担任も今年初めてだし……」

     「御影さんは去年、僕が副担任の時の子だね。良くも悪くも目立つというか……」

晴明「……た。縦ロール……」

朝比奈「校則違反ってわけじゃないんだけどね……そこは、なんというか……まあ、目立つし」

     「とはいえ、突出して何かあるってわけじゃあないんだけどね。見た目が目立つというか」

     「成績は中の上だし、特別問題を起こしてたわけじゃないし……家がお金持ちってだけだったかなぁ」

晴明「……め、目立た……ない」


晴明(目立たない……?)



晴明「……あの……ほ、他の……その。琴吹さん……たち、の……ひょ、評価、とか」

朝比奈「え? ええと……うん、なんというか……その……も、申し訳ないんだけどね?」

     「キミたち四人ひとまとまりとして考えて、『文化部の部員たち』って印象がやたら強くて……」

晴明「…………あー……」


晴明(なんというか、間違ってないっちゃ間違ってないというか……)

   (私が漫研で、琴吹さんが音楽系。北条君が演劇で只野君がそれに連れてかれた部員……って感じで)

   (しっくりくると言えば来るな……ついでだし、ここに生物部のナクラさんを加えてもまあ間違ってないというか)


朝比奈「個人個人としては……琴吹さんは学業に関して結構真面目で、特に音楽の成績が良かったり……」

     「北条君は古文や現代文だったりの成績が良い。あと、マイペースかな……と」

     「只野君は場を取りまとめる素質があるよね……うん、あと……ええと、何かあったっけ……ええと」


晴明(……只野君、かわいそうに)



朝比奈「と、とにかく! 君たちみんな、それぞれに良いところはあると思うんだ!」


晴明(あっ、無理やりまとめにかかった)


朝比奈「今はまだ成績と……まあ、境遇のことくらいでしか見られないかもしれないけど」

     「この一年……いや、高校での生活の中で、みんなの良いところはきっと発見できるし、出してくれるはず」

     「僕が思ってるのはそのくらいかなぁ」

晴明「……で、です、ね」

朝比奈「と、いうことで。僕はとりあえず用事が終わったから、ここで!」

晴明「……あっ」


晴明(そう言うと、先生は足早にその場を去って行ってしまった)

   (その後、私は少しだけバイトの内容を片付けたが……理想的な教師、みたいなことができなくてショックだったんだろう……)

   (……うん?)

   (……「理想的な教師」という夢破れて自暴自棄になって体を差し出す。これだ!)



◆ 朝比奈卯月の好感度が上昇しました

コンマ1の位で判定
1,2,3 : 7
4,5,6 : 8
7,8,9 : 9
0,   : 11

↓1


朝比奈卯月:21→29




晴明(とりあえず、今のところは店から出てはいないね)

   (さて、次はどうしようかな……)


1.まだショップにいる
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ カードショップ「スイッチ」


楓「あ、せーちゃん、事務終わった?」

晴明「……い、いったん……休憩、です。はい」

楓「うんうん、休憩は大事だよね。そういえば店長見てない?」

晴明「……さ、さっき……その。取引先……に、行って、くる、と」

楓「んじゃ、しばらくゆっくりしてていーよ。何か買ってこようか?」

晴明「……え、いえ、そ……そこまで、は」


1.対戦相手を探す
2.カードを購入する
3.知り合いとコミュ
4.バイトする
5.自由安価

↓2



晴明(もうちょっと誰かと話そうかな……)

   (今は少し遅い時間帯だね。けっこう人もいるけど……誰と話そう?)



名前を指定。複数指定可

↓2



魅行「ハローでございます晴明様」

晴明「 」

英華「……あっ、晴明ちゃんが珍しく苦笑いを」

魅行「普段大人しい上に人を嫌うようなことをしない晴明様がここまでの顔をなさるとは」

英華「……や、魅行のせいじゃん……」

晴明「……こ、こん、にちは……です、はい」

英華「うん……眠……」

晴明「……よ、夜じゃ……ない、ですし……ね」

英華「……うん……ちょっと辛いかも……」



晴明「……な、何で……お二人、は……ここ、に」

魅行「晴明様の働いていらっしゃる姿を拝見に」

英華「……『みんな』の分……制限改定で、差し替え用のカード。買いに来たんだ……」

晴明「……あ、な、なる……ほ、ど」


晴明(そっか、ミカさんが出向くわけにもいかないし、あっちで市販のカードが流通するわけないし……)

   (こうしてこっちにいる人がたまに買いに来ないと困るんだ)


英華「ふわぁ……。で、晴明ちゃんは……バイト……って言ってたね、そういえば……」

晴明「……えと、その……い、一、応」

魅行「この際ですので店員らしく可愛らしい服装の晴明様を」

祝呼「あら、よく分かってるじゃないそこのメイドさん」

魅行「……!」

祝呼「……ふふ……」


晴明(なんだかシンパシーの生まれてはいけない二人が出会ってしまったような気がする……)



魅行「晴明様、今すぐこのメイド服を着ましょう」

晴明「……は……?」

英華「……魅行はどうするの」

魅行「無論、晴明様のお召し物を」

晴明「……却下……で、です」

魅行「ならば下着姿ででも」

楓「ちょっとそこのメイドさん、ウチはどっかの怪しげなお店じゃないんだけど!?」

魅行「逆に考えましょう。『そういう店じゃないからこそ』と」

楓「逆に考えてもダメだよ! というかそれは逆に考えたんじゃないよ!」

英華「……眠いんだけど、胃が痛い……」

晴明「……わ、私……は、ど、どう……すれ、ば……」

祝呼「もしくはこっちで用意した服と言う手もあるわ!」 ズラーッ

楓「シューコはちょっと下がれ!」



英華「……魅行、ちょっと自重しようか」

魅行「英華様がそう仰るのであれば」

晴明「……え。え……と、え、英華……さんが、言ったら……」

英華「……地力の差、っていうか」

魅行「例の話になりますが」 ボソッ

   「夜の英華様の能力は通常の人間の優に5倍はあります。下手に逆らえば翌日には上半身と下半身がおさらばということに」

晴明「……ひ、ひぇぇ……」

英華「……変なこと吹き込まないでくれない?」

魅行「失礼いたしました。が、少し誇張いたしましたが事実では」

英華「……あのさぁ、仮にも味方なんだから……」

魅行「仮にも、で御座いますか。いつでも見捨てられる程度の存在ということでございますね」 オヨヨヨ

英華「……もうホントに見捨てようか?」

晴明「……ちょ、ちょっと……あ、あの、ふ、二人、とも……」


祝呼「サンタ服巫女服バニーマイクロビキニその他諸々色々取り揃えてるのよ!」

楓「後半のきわどい衣装はちょっと処分しようか」



魅行「それはそれと致しまして。晴明様は表に出ないのでございますか」

晴明「……え、と……う、裏、で、事務仕事……を」

祝呼「実にもったいないわよね!」

晴明「……む、向き……不向き、が、その……えと」

英華「……ある意味固定客はつきそうだけどね」

魅行「Mの方さえSに仕立て上げることができそうでございますね。嗜好さえ除けば……」

晴明「……み、魅行、さん……!」

魅行「失礼いたしました。ですが、庇護欲をそそるというのは、別段悪い意味では無いかと」


祝呼(問題はそのホイホイされたSの人間がデッキ破壊のせいで性癖が反転しそうなのだけれど)

魅行(成程、気弱な人間だからこそいじめられてみたいというやつでございますか。実に面白い)

楓(こいつら心の中で直接……!)



英華「あー……確かに、前に出るタイプっぽくもない、よね……」

晴明「……そ、そんなに……で、です、か」

魅行「比較的近しいのはドジっ娘メイドと言ったところでしょうが、実際にドジをするようには見受けられませんし……」

英華「RPGの僧侶タイプって感じ……」

晴明「……し、信心……薄い、です……けど」


この後の話題について
1.魅行、英華の腕前
2.魅行と英華について、他メンバーからの追及
3.路地裏メンバーによる情報収集タイム
4.自由安価

↓2



魅行「さて、ともあれ晴明様のお着替えは寮に戻って存分に堪能するとして」

祝呼「なんてこと……! あなた、せーちゃんの部屋に出入りできるの!?」


晴明(よく戸締りしとこ)


英華「……私は寮生だけどさ」

魅行「私はただのメイドでございます。故に身辺警護及びお着替えくらいのことはして差し上げるのが礼儀、いえ常識……」

楓「……せーちゃんって実はお金持ち?」

晴明「 」ブンブンブンブン

楓「だよね、びっくりしたー……」

魅行「そういえば、先に信心という話が出ましたが、この中でソピア教の信者という方はおられますか?」

楓「いや、別に……」

祝呼「いるとしてもごく普通の公立校に通うような人はいないわね。最低限せーちゃんのとこじゃないの?」

晴明「……う、うち……よりは、その、直営の、ところ……が」

魅行「で、ございますか」



突然のコンマ判定
↓1は20以下で……
↓2は30以下で……

↓1 ↓2



魅行「では……『――――――』という会社に聞き覚えはございますか?」

楓「んにゃ?」

祝呼「たまにテレビやラジオでCMを流しているわね。それが何か?」

魅行「…………」 チラッ

英華「…………」 コクッ

魅行「いえ、ただ、価値観などすり合わせをしておいた方が良いだろうと思いまして」

   「私どもは基本、宗教などに属しておりませんので……無用にトラブルを招くことも無く、と」

   「先程の会社に関してですが、もしかすると倒産する可能性があるという噂を耳にしただけでございます」

英華「だから、それを知ってないかな、ってことじゃないのかな」

晴明「………………」

楓「なるほどねー。残念だけどそういうのは知らないなぁ」

祝呼「せーちゃんは……ああ、元々二人の知り合いだったわね。もう聞いてるか」

魅行「不躾な質問を申し訳ございません」

楓「あ、さっき言ってた会社の名前って何だっけ?」


敵組織の会社の名前について募集

↓3



魅行「確か、『ガブリエル』と申したはずです」

楓「ふーん。今度調べてみよっかな……」


晴明「……えと、え、英華……さん」

英華「……よく、覚えといてね。晴明ちゃん」

   「さっきのが、私たちの戦ってる敵の名前」

魅行「申し訳ございません。ご友人方を情報収集に利用させていただきました」

晴明「……り、利用……って、言い方、は」

魅行「これはとんだ失礼を。では一方的な『協力』と」

英華「どっちでもいいよもう……とにかく、ごめんね晴明ちゃん」

   「晴明ちゃんの知り合いの中に敵が紛れ込んでるなんて可能性も……万に一つくらいはあるんだ」

魅行「本人にその気は無くとも、晴明様と敵対関係になってしまう方もいらっしゃるかもしれません」

晴明「………………」

魅行「ガブリエル。この名と、紋章にはお気を付けくださいませ。これは心からの忠告でございます」

晴明「……分かり、ました」



◆ 闇堂魅行、光英華の好感度が上昇しました

両者とも1の位で判定

1,2,3 : 8
4,5,6 : 9
7,8,9 : 10
0,   : 12

↓1



◆ 以下のように上昇しました

闇堂魅行:0→10

光英華:0→10

◆ 一日が終了しました

ということで今回はここまで

敵組織の名前について決定したところで、その内構成員についても募集したいかな、と思ってます
とはいえ現状では>>1の作った設定以外骨組みしか無いので、そこはある程度まで設定が出てからかな、と
もっとも、そっちルートに直進するかどうかも問題になりますけども

では、ついでだし前スレの埋めネタとか募集しようかと

すみません、今日は埋めネタだけの方向で
明日は夜間は外出しているので昼間にやる予定です

おるかー

16時前くらいまでやるで

いないならいないで安価だけ投げていくんだけどね



◆ 寮 / 晴明の部屋


晴明(「ガブリエル」……か)

   (魅行さんがあそこまで真剣になるような相手なんだから、当然危険な相手なんだろうけど……)

   (……何が目的なんだろ? 路地裏の人たちを……その、排除、しようとしてるみたいだけど)

   (ただ人間と見た目が違うからってそれだけが原因じゃない気がする)

   (その先に何か理由があるから、襲ってるんだろうけど……)

   (……天使についてはよく知らないけど、何かその名前にもヒントがある……かもしれない。無いかもしれない)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 寮 / 晴明の部屋


晴明「……助けてください」

遊聖「……いえ、流石にこえはちょっと……」


クロゼット< コスプレ衣類ズラズラッ


晴明「……へ、部屋に……来た、人から……変な、目で……見られてっ」

遊聖「まあ、晴明さんの趣味ではないでしょうけれど……ねぇ」

晴明「……少なくとも……そ、そういう……ことを、したこと、無い……です」

   「……ほ、ほぼ……強制的、に……やらされ、は。しました……けど」

遊聖「ま、まあ……捨てるのも勿体ないですし……お、置いておくだけでいいのでは?」

晴明「……で、でしょう……か」

>>118訂正
遊聖「……いえ、流石にこえはちょっと……」
>こえ
→これ





遊聖「それにしても……見て思ったのですけれど、晴明さんの趣味でないような普通の衣服もありますのね」

晴明「……あっ……と、えと、それは……あの……こ、コスプレ……させられ、た……時に」

   「……服、全部……持って、いかれて……流石に、コスプレで……帰る、のは、って……」

遊聖「他の方に買ってきてもらった、ということですのね」

晴明「…………で、です」

遊聖「実際晴明さん、普段制服以外でスカートなんて穿きませんわよね」

晴明「…………恥ずかしい、です」

遊聖「丈もできるだけ下げますし」

晴明「……校則、も……あ、あります、し」

遊聖「だのに下はスパッツと」

晴明「……は、恥ずかしい、じゃ……な、ない、です……か」

遊聖「いえ、別に構わないんですけれどね? 構わないんですけれど……」



遊聖「……とりあえず、何か買いませんか?」

晴明「……え、で、でも……ふ、普段……で、こ、困り……ません、し」

遊聖「服を買っていただいたような方々と外出することもあるでしょう?」

   「そういう時、最低限変に見られない程度の格好をするのが礼儀、とまで言われていますわよ」

晴明「……え、えぇ……?」

遊聖「特にジャージなど言語道断!」

晴明「……ら、楽、じゃ……ない、ですか……」

遊聖「楽だからと四六時中それでは……」

晴明「……うぅ」

遊聖「ともかく! これは晴明さんのためでもありますの。思い立ったが吉日。今行きますわよ!」

晴明「……い、今、ですか……? え、えと……お、お金」

遊聖「出世払いで構いませんから早く準備!」

晴明「……は、はひっ……」


◆ ピタゴラス / 中央通り


晴明「…………」 キョロキョロ

遊聖「誰も気にしませんわよ」

晴明「……い、いえ……あの、でも……」

遊聖「それはもう、一目見て『浮いた』格好をしていれば目線も動きますけれど」

   「普通な見た目をして普通に歩いていれば、誰も気に留めることはありませんわ」

晴明「……あっ……だ、だから、御影……さん、今……ロール、解いて……」

遊聖「堂々と歩けば問題ありませんわよ。むしろ挙動不審な方が悪い意味で人目を引きますわ」

晴明「………………」 背筋ピーン

遊聖「そこまでなさらなくても……」

晴明「……ふ、普通……が、分からない……です……」

遊聖「いつも通り、人目など気にせずに歩けばいいだけですわ。それじゃあ、行きますわよ」

晴明「……あぅぅ」


遊聖が晴明を連れて行った店舗は?

1.大衆向けのよくある服屋
2.少し高いが、落ち着いた服の多い店舗
3.オサレな客が頻繁に出入りするハイセンスな店
4.自由安価

↓2

3のお店はチームサティスファクションが出入りしてそうですねぇ



晴明「……ほぇぇ」

遊聖「こういう店の衣服なら、晴明さんにも似合いますし丁度いいのではなくて?」

晴明「……あ、あんまり……派手、な……感じ、じゃなくて……いい、です、ね」

遊聖「普段のイメージを損なわず、しかしそれなりのもの、となると……まあ、少し年齢層は違いますが」

   「こういった、多少大人向けの店の方が晴明さんには合っていると思いますわ。値段も少し張りますけれど……」

   「その分、頑丈ですから何度も買い替えるような必要もありませんわね」

晴明「……え、えと……わ、わざわざ、え、選んで……もらって……その」

遊聖「私も本屋に伺う際の格好を吟味するいい機会ですから、お礼などいいですわよ」

晴明「……で、です、か」

遊聖「ともあれ、選ぶといたしましょう。晴明さんの衣服で足りないものは……」

晴明「……えと」

遊聖「だいたい全部ですわね」


晴明(……私が言う前に勝手に決められてしまった……いや、まあ……間違ってないけど)



遊聖「晴明さんは確か、パンツの方が好みでしたわね」

晴明「……え……ぱ、ぱんつ……!?」

遊聖「下着じゃありませんわ。ズボンのことですわよ。それで……まあ、黒い衣服の方が多いでしょうし……」

   「まあ、ある程度はどんな色にも合うでしょうけれど、ここは白系統にしておきましょうか。髪も黒髪ですし」

晴明「……し、白……」

遊聖「これはベージュですけれどね。黒シャツは多く見かけましたし、あとはジャケットと……」

晴明「……じゃけっと……?」

遊聖「上着、と変換してくださいな」

晴明「……上着」

遊聖「落ち着いた色彩の方がお好みでしょうし、ブラウン……まあアリですわね」

   「藍色も無くはない……ああ、そろそろ時期ですしアウターも……」


晴明(同士御影、あなたは一体何を言っておられるのですか……?)

まるで意味がわからんぞ!(非リア感)



遊聖「では、とりあえず試着するといたしましょうか」

晴明「……き、着ても……い、いいん、ですか……これ」

遊聖「何のために試着コーナーがあると思っているんですの……?」

晴明「……で、です……よ、ね。えと、じゃ、じゃあ……」 ゴソゴソ

遊聖「カーテンをお閉めなさい!」 シャッ!

晴明「……あ、わ、ご……ごめんなさい……」

遊聖「晴明さん、あなたちょっと自分のことに頓着しなさすぎですわよ……散々恥ずかしいなどと言っておきながら」

晴明「……え、と。別に……み、魅力、ある……見た目、じゃ……ない、ですし」

遊聖「だのにパンティ見られたりスカート穿くのは恥ずかしいと」

晴明「……き、着飾る……方じゃ、ない……じゃ、ないです……か」

   「……あの……なんと、いうか……ジャンクフード、を……青磁の……器に、盛るような……い、違和感、が」

遊聖「はぁ……もうちょっと自重してくれませんこと、晴明さん」

晴明「……じゅ、十分……自重はしてる……と、思うん、です……けど」

遊聖「文字通り、『自らを重んじ』ろ、ということですわ。あまり自分を卑下なさらずに」

晴明「……は、はぁ……」

どういう・・・ことだ・・・!?(色の合わせ方)



シャーッ

晴明「……えと……き、着ました……けど」

遊聖「うん、いい感じですわね。あとはサイズも同じですし……店員さん、ちょっと」

店員「はーい」

遊聖「これ全部いただけます?」

晴明「……!?」

店員「お会計いかがなさいますかー」

遊聖「カードで」


晴明(……あれれー……おかしいぞ。あのカード黒いような気がするぞぉ? エクシーズかな?)


店員「このままお着替えなさいますか?」

遊聖「ではそれで」

晴明「……え、ちょ、ちょ……み、御影、さん」

遊聖「別に恥ずかしい格好ではないのですし、構わないでしょう?」

晴明「……です、けど……」

店員「ではタグお切りしますねー。ありがとうございましたー」

黒・魔・導!(経済)



晴明「………………」 ドッサリ

遊聖「これでだいたい、まあ仮に一週間ほどご友人と外出されるような時にも大丈夫ですわね」

晴明「……ちょ、ちょっと……多い、ような」

遊聖「一般の女性はこんなもので済みませんわよ……?」

晴明「……ば、馬鹿な……」

遊聖「いえ全く不思議なことではなく」

晴明「……不思議なこと……じゃない……!?」

遊聖「一般論ですけれど。恋愛でもすれば、そうした機微も理解できるようになるのではありませんの?」

晴明「……はぁ……み、御影、さんは……」

遊聖「いえ、別に。だから一般論と言ったでしょう」

晴明「……な、なる、ほど」

遊聖「いくら興味が無いとは言っても、世の中の道理であるとか論理であるとか……」

   「そういった部分を弁えている必要があるときもありますわ。ですから、ね」

晴明「……わ。分かり……まし、た」

遊聖「さて、それでは帰りましょう。半分は私が持ちますわ。こちらへ」

晴明「……い、いえ……あ、の、私……に、買って……もらった、もの、ですし……」


◆ 御影遊聖の好感度が上昇しました

コンマ1の位で判定
1,2,3 : 7
4,5,6 : 8
7,8,9 : 9
0,   : 11

↓1

えるしってるか
女子力が高ければ腐らないわけではない


御影遊聖:38→46


晴明(うわぁ、クロゼットの中あったかいナリィ……)

   (冗談吐いてる場合じゃなくて、今まで考えられないくらい荷物が……)

   (特に服なんて、コスプレ含めるとこの数日で10倍以上に……)

   (その内きちんと整理しておかないと)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 大聖堂前


晴明(……「ガブリエル」、なんて言ったら天使の名前、だったよね)

   (まあ、直接的に関係があるとは思えないけど……そもそもここそういう宗教じゃないし)

   (まあ、宗教関連の名称なわけだから、もしかすると情報とか眠ってるかもしれない)

   (逆に、ただ天使のことしか載ってないって可能性ももちろんある。というかそっちの可能性のが高い)

   (……ま、調べるなら調べる、そうじゃないならそうじゃないで決めとくべきだろうけど)

   (今日はどうしようかな)


1.図書館に行く
2.礼拝堂へ
3.知り合いの所に訪問
4.自由安価

↓2

もしかしてPC変えて投下ってマナー的にアカンのん?
帰省するのにデスクトップ持ってけないんで実家のノートPCからしか投下できないんだけども……

あ、そういうことか。すまんな
携帯+PCってことなのかな。あんまりキツくは言わないけど、できればどっちかでね
>>1もまだこのスレ続けていくから安価取るチャンスはいつでもあるわけだし





◆ 大聖堂 / 館内図書館

晴明(ということで、図書館にやってきました)

   (色々調べられることはあると思うけど、大きな問題は……)

   (やっぱり、書庫の奥に行けないことだよね……ちょっとやり口が制限されてるけど)

   (それでも調べられないことが無いわけじゃあないし……ちょっと調べものをしてみよう)


1.ガブリエルについて
2.大聖堂について
3.劇場について
4.特別なカードについて
5.自由安価

↓2



晴明(こういう時はどういう方向からアプローチするべきなんだろう……)

   (そういえば、魅行さんは「企業」だって言ってたっけ)

   (沿革とか、歴史とか……そういうのはその会社の資料室の方が詳しいんだろうけど)

   (外部から見た場合にどう、っていう部分や……あとは、それ以外のものも見えてくるかも)

   (さて、それならまずはどういう方向から見てみようか)



1.天使の名前の方面から探る
2.会社の成り立ちなどを探る
3.会社のその他の情報を探る


コンマ判定

それぞれの方面の選択肢によってボーナスが変化
なお、今回読み解けなくても次回以降に今回の数値は持越し

80以上で成功(選択肢によるボーナス含む)

↓2(選択肢)

↓1(コンマ)



コンマ90+15(選択肢ボーナス)=105


◆ パーフェクト! 100を超えたので追加ボーナス



晴明(……あれ? この本……こんな場所にあったっけ?)

   (誰かが書庫の本を持ち出してそのままにしちゃったのかな……)

   (題名は……そのまま「ガブリエル」……)

   (……ちょっと読んでみよう)



晴明(……ガブリエル……っていうのは、聖書だと……「神のことばを伝える天使」って言われてて……?)

   (それを社名に付けたのはどういう理屈か……ってところまで書いてある……)

   (……「人々の平穏と豊かな暮らしのため、我々はこの名を社名とした」)

   (「わが社の社是は、すなわち『万民に叡智を提供する』ことにある」……)

   (「かつての大戦役を経て、技術は進歩したものの、現代を生きる我々はその上にまで至っていない」)

   (「故に、神の言葉を伝える天使の名を用いることで、我々の心を表すこととした」……か)

   (見た感じ、これ……ガブリエルっていう会社の沿革、だったり……成り立ち、だよね)

   (……社内報っていうか。普通部外秘なものなんじゃ……)

   (いや……だから、書庫に入れてたんだ。そもそも会社の外に持ち出すべきじゃないものだけど)

   (ソピア教の理念からすればこれも間違いなく一つの「知識」だから……)

   (……続きを読んでみよう)



晴明(……「戦後の発展には、デュエルモンスターズというカードゲームが存在することを忘れてはならない」)

   (「闘争の代替として開発されたカードゲーム。これは戦後、爆発的な勢いで普及し」……)

   (「世界に蔓延し、いつしか契約の代替行為、簡易的な約束の取り付けなど、人間の心の奥底にまで根付いた」)

   (「故に我々は新たなカード、いや、最も古きカードの開発、技術の発掘に尽力している」)

   (「この技術が完成した暁には、更なる技術の発展と環境の促進が見込めるだろう」)

   (「かのカードを我々の手にする時は近い。いずれは全ての人々にこれを供給することが現状の目標である」……)

   (……これを読む限り……ガブリエルは、新たなカード……というか、特別なカード? の開発に尽力してて)

   (……多分、私が知る限り最も特別なカードである、ナンバーズを所有してる路地裏の人たちと敵対してる)

   (……路地裏の人たちを襲うことが「開発」で「技術の発掘」……?)



晴明(これってつまり、百野さんの言ってた……ナンバーズを手にする「素質」を人工的に……ってことになるのかな)

   (少なくとも今、ナンバーズを扱えるのは限られた人たちで……私は路地裏に住んでる人たちしか知らない)

   (ガブリエルの人たちは私と同じ認識をしてて……ナンバーズを操る技術を世の中に普及させるために……)

   (……路地裏の人たちを襲って、ミカさんが「生存競争」なんて言うくらいの戦いを繰り広げてる)

   (それだけのことを言っている以上、生死がかかってないと思わないのはおかしい)

   (……一番、可能性としてあるのは……人体、実験……)

   (ミカさんたち路地裏の人たちのことを調べて、解析して、人為的に「素質」を複製する……)

   (……ミカさんとのデュエルの時を思い出そう。確か、あの時……)


――――『多少は痛みを伴うことになるが……』


晴明(……あの時は、多分デュエルディスクの機能でそうなってたんだと思ってたけど)

   (今考えると……そういうのじゃない。もっと異質なものがあった)

   (ミカさん自身、手加減してたからへたり込むくらいで済んだんだろうけど……)



晴明「――――――あ」


晴明(……つながった、かも)

   (前、学校で見つかった……先生たちの言ってた「麻薬」)

   (あれを吸引してた学生同士のデュエルで、本物のダメージが発生してた、って)

   (あれはもしかすると、ガブリエルの作ったものなんじゃ……?)

   (つまり、あの麻薬っていうのはナンバーズを操るための「素質」を、人為的に得るための薬品の失敗作で)

   (情報として自分たちの方にフィードバックするために、町中にバラ撒いていた……)

   (その結果、ナンバーズとかそういうのじゃなくて、「相手にリアルダメージを与える」ことを主軸にした薬効になってて……)

   (……でも、街の人には「麻薬」であるとだけ伝えておいて、回収を急がせて……)

   (……だから、まだ大騒ぎにはなっていない。逆に言えば、いつでも大騒ぎにはできる)

   (回収するってことは、自分たちが使用して、デュエルの相手を傷つける用意があるってことでもある)

清明ちゃんやべえ・・・ピンポイントで情報を繋いでる
しかしわかったからといってどうすればいいのか



晴明(……それにしてもこの本……いったい、どこから)


エリス「あら、晴明さん。ごきげんよう」

晴明「!!」

エリス「しっ……図書館ではお静かに、ですよ」

晴明「……え、エリス、さん……」

エリス「…………」 ニコッ

晴明「……な、何で……ここ、に」

エリス「わたくしも図書館は利用しますので。晴明さんはこちらで……読書ですか?」

晴明「……まあ、はい」

エリス「そちらの本は……あら」


エリス(……書庫の本ですね) ボソッ

晴明(……です、ね) ビクッ

エリス(どこから紛れたのでしょうね。晴明さんはご存知ですか?)

晴明(……そ、そこの、本棚……に、ありまし、た)

エリス(それで、好奇心に負けて読み進めた、と。ふふ、まあ、しまい忘れた者の過失ですから構いません)



エリス「それでは、こちらの本はわたくしが返却しておきましょう」

晴明「……え、えと」 パサッ

エリス「……と、本の隙間からカードが……」


晴明(……《巡死神リーパー》……な、なんて不吉な)


エリス「晴明さんのカードですか?」

晴明「……い、いえ」

エリス「そうですか……まあでも、忘れていった者の過失ですからどうぞ。差し上げます」

晴明「…………いや、それって」

エリス「盗難? いえ、違います。これはあくまで善意の奉公」

    「誰にも忘れられているカードを、適正な持ち主に差し上げた。それだけの話です」

晴明「……は、はぁ」

エリス「そもそも、書庫にあったものとなれば聖堂関係者のものであることは確実ですし……」

    「まあ、別段誰かに差し上げることになってもそこまで頓着をしない方の方が多いでしょうからお気になさらず」

晴明「……い、いえ。あの……そういう、ことでは……なく」



晴明「……この、本……エリス、さん……じゃ」

エリス「いえ、わたくしは知りません」

晴明「……え」

エリス「特定の会社の資料など、触れる方も少ないのですが……」

    「そもそも、よっぽどそうした会社に就職したいという方でもなければ、手も出しませんよ」

晴明「……で、です、よね……」


晴明(この語り口からするとエリスさんは無関係……じゃあ、いったい誰が……?)


魅行「…………」 チラッ

晴明「……自己解決しました」

エリス「? そうですか。それでは、また」 スタスタスタ…

晴明「………………」


晴明(まさか本当に意味深なだけだとは……)



魅行「おや晴明様、奇遇ですね」

晴明「……ね、狙って……ました、よね」

魅行「これは一体なんのことやら。私には分かりかねます」


晴明(……絶対すっとぼけてるな……)


魅行「それで晴明様、どこまで理解のほうなされましたか?」

晴明「……だ。だいたい、は」 ハァ

魅行「そうですか、それは結構。忍び込んだ甲斐があったというものです」

晴明「……この、カード……仕込んだ、のも」

魅行「それも私です」

晴明「……………………」

魅行「その目、たまりませんよ晴明様」

晴明「……あの、本……見せた、意図……なんか、は」

魅行「私たちの事情を知っていただこうかと。ともあれ、踏み込んだところまで噛み砕いて理解していただけたようで何より」

晴明「……ま、まあ……まだ、推測に近しい……部分も、あります……けど」

魅行「だいたい合ってるので構いません」



晴明「……それ、と。これも……推測に、近い……です、けど」

魅行「はい?」

晴明「……ガブリエル、は……。路地裏、の……人たち、からだけ……で、なく」

   「……私たち、一般……市民から、も……『素質』を、持っている……人を」

   「……見出そうとして、いるのでは……ない、でしょう……か」

魅行「なぜ、そうだと?」

晴明「……その、別の……方面、での……じょ、情報、です」

   「……劇場に……出入り、していた……二人の、男の話……が」


――――「『因子』を持つ者は目星を付けている」


晴明「……この『因子』を……『素質』と、言い換えて……」

   「……路地裏の人たちは、ナンバーズを……扱えることが、普通のことだと、ミカさん……から、聞きました、から」

   「……つまり、それ以外の、人……一般市民の中から、目星を付けているのでは、と」

魅行「……………………」

晴明「……もちろん、憶測……で、確証は、ありませんが……」

   「……もしも、そうなら……ど、どう……なり、ますか」

せーちゃん鋭すぎぃ!



魅行「ご安心を。彼らが『人民のため』を掲げている以上、市民に手は出しません」

   「ですが、問題は晴明様……路地裏に出入りすることで、目を付けられる可能性は高く」

   「何より、晴明様を守るために私が派遣されているのです。ただの駄メイドではありません」

晴明「………………」

魅行「まだ、何か?」

晴明「……目を付けられる、可能性が……高いということ、は」

   「……その。私……は」

魅行「――――――――はい」






魅行「あなたには、ナンバーズを扱う『素質』が存在しております」




◆ 一日が終了しました

ショックルーラーならミカさんが使ってなかった?

と、こんなところで今日は終了

晴明が鋭すぎるけど、持ち前の妄想力と学年2位の学力由来の利発さってことで許してちょ
ほぼ陰謀論だけど魅行に裏付け取らせたってことも含めて、うん、ご都合主義っぽいけど100超えボーナスもあるし

とはいえ扱うカードはまだ未定。というかある程度は安価で決定するのでそこはそれってことで

乙。まぁせーちゃん頭良いし違和感はない

ダークマターはデッキ除外できるぞX召喚したときだけだけど

おつおつ
NOのランクきっついなー。デッキとあわせるならシャイニングかしゃもじか
・・・フェンリルを中心に考えるなら少し幅が広がるかな

闇落ちさせよう(ゲス顔)

帰ってきたら支援絵があった
ファンタスティックと叫びだしたくなった
ありがとうございます!

あ、投下は明日の夜です

夕食遅くなってこの時間になってしまった
おるかー

いるが今から飯なのじゃー…



◆ 寮 / 晴明の部屋


晴明(……マジか……いや……うん……マジかー……)

   (……えぇー……いや、別にそういう特別感が嫌いなわけじゃないけど……マジでかー……)

   (ちょっと待ってよー……これ絶対私の方に刺客が来るパターンじゃん……)

   (いや……えー……? 確かに守ってくれるみたいなこと言ってるけどさ……)

   (いやそういうのじゃなくてこう、もっと……なんていうか……ううん……)

   (幸い私がそうだってことはバレてないって魅行さんは言ってたけど……)

   (……マジでか……ナンバーズ……)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2


◆ 路地裏奥


晴明「………………」

白藤「………………」

晴明「……マジ、なんですか……」

白藤「マジですけどその確認のために私の所に来たのですか。随分お暇なようですね、ええ」

晴明「……ご、ごめん……なさい」

白藤「とはいえ、結論から言うと事実です。我々が独自に解析……と言いますか、試しただけですが」

晴明「……試し、た」

白藤「眠っている間にでもナンバーズを握らせれば分かります」

晴明「……あ」

白藤「とはいえ、それ自体はナンバーズを所有している我々にしかできない判別方法ですがね」

   「今後は一層の警戒をお願いしますよ、安倍晴明さん」

晴明「……あ、はい」


1.他の住人に会いに行く / コミュ(名前指定)
2.情報を収集する
3.路地裏奥を探検
4.自由安価

↓2



◆ 路地裏奥 / 市場


晴明(……というわけで、路地裏奥がどうなってるかとか何も分かってないので、一応探検、ということに……)

   (……したんだけども)


魅行「何か」

晴明「……いえ」


晴明(……まあ、一人で出歩くなんて無茶だよね。実際その通りなんだけど。魅行さんと一緒にっていうのは納得いかない)


魅行「それでは、どちらに赴きましょうか」

晴明「……み、魅行さんの……おすすめ、など……は」

魅行「帰宅でございますね」

晴明「………………」


晴明(こっちに来てから魅行さんのやる気が露骨に無くなっている……)



晴明「……ここ、み、見て……おかない、と……その、いざ……と、いうとき……です、ね」

魅行「その『いざという時』というのは、ミカ様に一大事があった時になりますが」

晴明「………………」

魅行「そうなる前に私が晴明様を連れて逃走するので問題はございません」

晴明「……えと……み、魅行……さん、確か……道筋、覚え、て……」

魅行「上に出れば道など丸わかりですよ、晴明様」


晴明(やだ魅行さん脳筋)


魅行「まあ、どうしてもと仰るのならばこちらになりますね」


◆ 路地裏の本屋


晴明「……………………」 ジトー

魅行「そのジト目、実に興奮いたします」



魅行「まさか未だにあの件を引きずっておられるとは」

晴明「……む、無神経……です……っ」

魅行「私は口外するおつもりはありませんよ、晴明様。そもそもそうした趣味を貶すつもりもありません」

晴明「………………はぁ」

魅行「やはり、独自の文化を形成して成長したのがこの路地裏ですので……」

   「表と比べると、それこそ独特の嗜好を感じるような本も多数存在しておりますよ」

晴明「…………」 ゴクリ

魅行「そういうわけですので……おや晴明様、何気に奥の方を気にしておられるようですが」

晴明「……ま、まあ」

魅行「ちなみに通貨は外部と同じくDPでございますので存分にどうぞ」

晴明「……くっ」


晴明(悔しい、だけど口車に乗せられちゃう!)



晴明(……結局数冊買ってしまった)


魅行「おや、晴明様。ぐぬぬとでも言いたげにこちらを睨んでおられるのも素敵でございますよ」

晴明「………………」

魅行「まあ、こちらはこのくらいでよろしいでしょう。荷物はこちらへ。問題なく部屋の方へとお届け致します」

晴明「……はぁ」

魅行「さて、帰りましょうか」

晴明「……い、いや、来た……ば、ばかり、じゃ」

魅行「私は困りませんので」


晴明(従者(メイド)という本分をまるで達成していない……というか)


晴明「…………あ、の。な……なん、で。その……」

   「……私、を。ここから……えと。遠ざけ、たがる……ん、です、か」

魅行「はて、そのようなことがありますでしょうか」

晴明「……現に、いま……」

魅行「そう思うならそうなのでしょう、晴明様の中ではですが」


晴明(めっちゃ揚げ足取りよる)



晴明「……わ……私、その……やっぱり……か、歓迎、されて……ません、か」

魅行「そう思う方がいらっしゃるのも事実でございます」

晴明「………………です、よ……ね」

魅行「ですが私はそうは思っておりません。ただ、この場所にいらっしゃることが不服だというだけでございます」

晴明「……い、言い換えた……だけ、で……は」

魅行「それは違います、晴明様。私は晴明様のことは好ましく思っております」

   「しかし、この場所におられることとは話が別。私は晴明様にこの場所に長くいてほしくはありません」

晴明「……ど、どう……いう」

魅行「晴明様は『人間』でございます」

晴明「……は、はぁ」

魅行「ですが、我々はその埒外にあります」

晴明「……そ、そんな……こと」

魅行「DNAの配列であるとか、そういう問題ではございません。人間とは外見で区別を行うものでございます」

   「故に『ヒト』の外見を持たぬ我々はヒトに非ず。私はそのように考えております」

晴明「……そんな」

魅行「……最大の差異は、ナンバーズを扱えるという点でございますね」

   「しかし、晴明様はその条件を満たしてしまっている。まさか……と、申しますか」

晴明「………………」

魅行「この場所の空気に長いこと触れていると、我々と同じ『異常』が現れる可能性がある。かもしれません」

   「そうであるなら私はそれを看過いたしかねます。故に、私は晴明様がここにいることを好ましく思いません」



晴明「……か、風邪なんかじゃ……ない、ん……です、から」

魅行「まあ、その通りです。ですが、可能性が無いとは口が裂けても申せません」

晴明「………………」

魅行「これは私の独善ですのでどうぞ、晴明様はお好きなように行動なさっていただければ」

   「ですが、行動の指針を求めるならば私は常に『帰宅』を勧めますので」

晴明「……です、か」

魅行「………………」

晴明「……私……は、その……そういう、ことがある……とは、お、思いません」

   「……ただ、その……でも……というか、えと……魅行さん、や……ミカさん……なんか、とも、えと」

   「……仲良く、したい……と、思って……ます。し、その……今回も、い、いい……機会、ですし」

   「……できれ、ば……えと。ここの……こと、教えて……ほしい、と思ったん、です……けど」

魅行「なるほど」

晴明「………………だめ、です……か」

魅行「晴明様は何か勘違いしておられる様子ですが、私、表情はそれほど変えておりませんが……」

   「先程からの晴明様の困り顔だけでごはん3杯はイケると思っております」

晴明「……!?」

魅行「要はそこまで気にされる必要は無いということです。言わせんな恥ずかしい、というやつでございます」



晴明「……はぁ」

魅行「その『はぁ』は溜息のようですね」

晴明「……それは、もう」

魅行「では、次はどちらに赴きますか」

晴明「……日用品、とか……色々、どこで……売ってるか、とか……知りたい、です」

魅行「承りました。それではこちらにお越しください」


◆ 闇堂魅行の好感度が上昇しました

コンマ1の位で判定
1,2,3 : 8
4,5,6 : 9
7,8,9 : 10
0,   : 12

↓1

◆ 同時に判定を行います。30以下だと……

↓2



◆ 以下のように変動しました

闇堂魅行:10→19


◆ また、ここで判定を取ります。

0~100までの好きな数字を指定してください。
このレスのトリップに数字が隠してあります。これと合計し、判定を取ります。
100以上になると0から再度ループします。【0~50】までの間の数値を目指してください。

↓1

なーにいざとなったらデッキ破壊をお見舞いしてやろうじゃないか

スマン安価下で



◆ 突然ですがキャラ募集です


路地裏の敵こと「ガブリエル」所属のキャラクターを募集します
作成の際の様式は>>3。種別としては普通の人間です

時間は30分後くらいまでを予定しています


参考までに現在の登場キャラのデッキを記載

土御門楓:【ライトロード】
音繰路祝呼:【影霊衣】
富津氷華:バニーラ入り【凡骨ビート】
只野一也:【カオスドラゴン】
北条昴:【暗黒界】
琴吹奏:【幻奏】
三善清子:【P冥界軸最上級多用】
ナクラ=ナクア:【蟲惑魔】
ガブリエ・セレスタ:【代行者】
百野影二:【2014ガチオールスターズ】(【シャドール】【M・HERO】【テラナイト】【クリフォート】【征竜青眼】の混合)
御影遊聖:【聖騎士】
朝比奈卯月:【昆虫族】
倉井 秀苑:【D-HERO】
エリス・スキイト:【神光の宣告者】
狛恵慈: 【10パック即組み】【陰陽師パーミ】

ミカ・アシュロン:【光天使】
白藤:【雲魔物】
闇堂 魅行:【アンブラル】
光英華:【ヴァンパイア】

未登場キャラとデッキが被りそうで怖いな…

質問だけど未発売カード使うのはアリなんです?

>>237
前のように斧にでも未登場キャラまとめでも上げておきます
時間がかかるかもしれませんので少しお待ちいただければ……

>>238
効果が判明している分には大丈夫ですよ

>>239
わざわざありがとうございます…
とりあえず間違い無く被ってないであろうキャラを一人。


名前:逆巻 等説(さかまき らせつ)
性別:男性
年齢:若く見えるが不明
職業:『ガブリエル』組合員
特徴:やたら長くて重量を無視したコートを着用している。常に上から目線で偉そうだが頭の回転は非常に早く侮れない。
デッキ:スキドレSin(可能ならエコールドSin)

すみません、>>241の逆巻の職業を
『ガブリエル』幹部
に変更お願いします。

潜みすぎィ!


ちょっと埋もれそうだけど今回の募集分抜いたやつです

 ◆ でファイル内検索するとそれぞれの登場人物としてのカテゴリ
 【 で検索するとデッキについて検索できるはず

ttp://www1.axfc.net/uploader/so/3377389

パスは主人公の名前をローマ字で

ちょっと集計中
イベントの相手を選んでいるので少し待っていただけると助かります


◆ 今回のイベントに登場するキャラを選択します
   なお、数字が少ないですが、「今回」適切なキャラを選択しておりますのでご了承ください。

1~7までどれかの数字を選択

↓1

名前:間桐沙夜子(まとうさよこ)
性別:女
年齢:29
職業:ガブリエル秘書
特徴:マゾヒストでありサディスト。
デッキ:ヘルテンペスト

>>265
すみませんが今回の登場は無いとしても、リストには追加しておきますね




◆ 路地裏外・近辺


晴明「……そ、それじゃあ……そろ、そろ」

魅行「お供致します。ところで晴明様。本日はショップなどに赴かれる予定で――――ふっ!」 シャッ!


 スタタタタンッ!


晴明(カードがアスファルトに突き刺さった!?)


魅行「――――何者か。姿を見せなさい」

??「そう焦るな。敵意を感じたからとすぐに手を出すのでは、獣と変わりない」

晴明「…………!」

魅行「イヤリングにかの紋章が……ガブリエルの刺客ですか」

??「『不法滞在者』の潜伏場所とされる路地裏から出てくる女二人、これで怪しまれないとでも思ったのか?」

晴明「………………」

魅行「偶然出てきたものと考えることはできないのですか」

??「即座にこちらに向かって攻撃を行ったことが何よりの証左だ」



晴明「……こ、この、人……」

魅行「この方は関係の無い人間です。お引き取りを」

??「関係のあるなしはこちらで決める。だが、関係の無い人間ならば、こちらに引き渡してもらうのが筋だ」

晴明「………………」 ジリッ

魅行「言葉ではどうにもなりませんか」

??「フン、そもそも関係の無い人間が我らの戦いに踏み込もうなど考えるべきではない」

   「人間である以上可能性はそうあるものではないが、ナンバーズさえ持っていないのなら尚更だ!」

魅行「やはり、敵でございますね」 カシャコン

晴明「……み、魅行……さん……!」

魅行「お下がりください、晴明様。あなたをお守りすることが私の仕事です」

   「――――さて。闇堂魅行と申します。名を名乗りなさい、ガブリエルの刺客」

??「自ら名乗る程度の礼儀は弁えているようだな。いいだろう」 カシャッ

竜胆「神原竜胆。貴様が強者に値するか否かはこの戦いの中で見極める。来い!」


  「「――――デュエル!!」」

こんなところで今回はここまで

次回は判定結果の開示のためのデュエルまで
明日やりたいけどできるかな
まあ、結果までなので、最悪でも深夜には投下するつもりです。今のところは時間もあるし

なんとか今日中に帰れた
とりあえず判定結果の開示だけ



魅行「私のターンから始めさせていただきます」


晴明(魅行さん……ああまで言うってことは、多分、実力は申し分ないんだろうけど……いったい、どういう戦術を)


魅行「カードを2枚セットしてターンエンドです」

竜胆「……何?」

晴明「……えっ」

魅行「何か、問題でもございますか」

晴明「……い、いや、魅行……さん、こ、これ、じゃあ」

竜胆「おのれ、下等な存在の分際で……この私を愚弄するか!」

魅行「いえ、私は常に全力でございますが」

竜胆「ならばその全力、この場で打ち砕いてくれる! ドロー!」 手札:5→6

   「私は《竜の霊廟》を発動! デッキからドラゴン族を墓地へ送る!」


《竜の霊廟/Dragon Shrine》
通常魔法(制限カード)
デッキからドラゴン族モンスター1体を墓地へ送る。
墓地へ送ったモンスターがドラゴン族の通常モンスターだった場合、さらにデッキからドラゴン族モンスター1体を墓地へ送る事ができる。
「竜の霊廟」は1ターンに1枚しか発動できない。



竜胆「《ガード・オブ・フレムベル》を墓地へ。更に《ポケ・ドラ》を墓地へ送る!」

   「そして《デブリ・ドラゴン》を召喚!」


《デブリ・ドラゴン/Debris Dragon》
チューナー・効果モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1000/守2000
このカードをS素材とする場合、ドラゴン族モンスターのS召喚にしか使用できず、
他のS素材モンスターは全てレベル4以外のモンスターでなければならない。
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の攻撃力500以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。


竜胆「更に、効果により《ポケ・ドラ》を特殊召喚!」


《ポケ・ドラ/Poki Draco》
効果モンスター
星3/炎属性/ドラゴン族/攻 200/守 100
このカードが召喚に成功した時、自分のデッキから「ポケ・ドラ」1体を手札に加える事ができる。


晴明(素材が揃った……!)


竜胆「レベル3のポケ・ドラに、レベル4のデブリ・ドラゴンをチューニング!」

   「砕け! 《エクスプロード・ウィング・ドラゴン》ッ!」


《エクスプロード・ウィング・ドラゴン/Exploder Dragonwing》
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守1600
チューナー+チューナー以外のドラゴン族モンスター1体以上
このカードの攻撃力以下の攻撃力を持つ、フィールド上に表側表示で存在するモンスターとこのカードが戦闘を行う場合、
ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊し、その攻撃力分のダメージを相手ライフに与える事ができる。



魅行「なるほど、強力なモンスターですね」

竜胆「どこまでも舐め腐った態度を……! 私は手札の《焔征竜-ブラスター》の効果を発動!」

   「墓地のフレムベルとポケ・ドラを除外することでブラスターを特殊召喚する!」


《焔征竜-ブラスター/Blaster, Dragon Ruler of Infernos》
効果モンスター(制限カード)
星7/炎属性/ドラゴン族/攻2800/守1800
自分の手札・墓地からこのカード以外のドラゴン族または炎属性のモンスターを合計2体除外して発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。特殊召喚したこのカードは相手のエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
また、このカードと炎属性モンスター1体を手札から墓地へ捨てる事で、フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。
このカードが除外された場合、デッキからドラゴン族・炎属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
「焔征竜-ブラスター」の効果は1ターンに1度しか使用できない。


晴明「……あ、わ」

竜胆「消し飛べッ! エクスプロード・ウィング・ドラゴンでダイレクト……」

魅行「止めさせていただきます。《終焉の焔》」

竜胆「何……!?」


《終焉の焔/Fires of Doomsday》
速攻魔法
このカードを発動するターン、自分は召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
自分フィールド上に「黒焔トークン」(悪魔族・闇・星1・攻/守0)2体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンは闇属性モンスター以外のアドバンス召喚のためにはリリースできない。



魅行「黒焔トークン2体を特殊召喚致します」


魅行:場
《黒焔トークン》×2


竜胆「ならばまずそのモンスターから先に片付けてくれる! エクスプロード・ウィング・ドラゴン!」

魅行「失礼いたします。《死のデッキ破壊ウイルス》でございます」

竜胆「なっ……!」


《死のデッキ破壊ウイルス/Crush Card Virus》
通常罠(制限カード)
(1):自分フィールドの攻撃力1000以下の闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。
相手フィールドのモンスター及び相手の手札を全て確認し、その内の攻撃力1500以上のモンスターを全て破壊する。
その後、相手はデッキから攻撃力1500以上のモンスターを3体まで選んで破壊できる。
このカードの発動後、次のターンの終了時まで相手が受ける全てのダメージは0になる。


魅行「黒焔トークン1体をリリース。そして、手札・場の攻撃力1500以上のモンスター全てを破壊致します」

竜胆「くッ……!」


場→墓地
《エクスプロード・ウィング・ドラゴン》
《焔征竜-ブラスター》

竜胆:手札
《デルタフライ》→墓地
《幻木龍》
《調和の宝札》


※ 2015/1月~の制限・エラッタに対応しております



竜胆「貴様、まさか初めからこれを……!」

魅行「さぁ。どうするも勝手でございますが」

竜胆「ふん……だが、効果には続きがあるだろう」

魅行「……『相手はデッキから攻撃力1500以上のモンスターを3体まで選んで破壊できる』」

竜胆「そうだ。決定権はこの私にある。私が墓地に送るのはこの3枚だ!」


竜胆:デッキ→墓地
《エクリプス・ワイバーン》×2
《光と闇の竜》


竜胆「これは『効果による』破壊だ。よってライトアンドダークネスの効果も発動する!」


《エクリプス・ワイバーン/Eclipse Wyvern》
効果モンスター
星4/光属性/ドラゴン族/攻1600/守1000
このカードが墓地へ送られた場合、デッキから光属性または闇属性のドラゴン族・レベル7以上のモンスター1体をゲームから除外する。
その後、墓地のこのカードがゲームから除外された場合、このカードの効果で除外したモンスターを手札に加える事ができる。

《光と闇の竜(ライトアンドダークネス・ドラゴン)/Light and Darkness Dragon》
効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2800/守2400
このカードは特殊召喚できない。このカードの属性は「闇」としても扱う。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にする。
この効果でカードの発動を無効にする度に、このカードの攻撃力と守備力は500ポイントダウンする。
このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地に存在するモンスター1体を選択して発動する。
自分フィールド上のカードを全て破壊する。選択したモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。



竜胆「エクリプス・ワイバーンの効果によって、デッキから2枚のカードを除外させてもらう」


竜胆:デッキ→除外
《限界竜シュヴァルツシルト》
《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》


竜胆「そして私の場に既にモンスターは無い。よってこの効果によって蘇生のみを行わせてもらう」

   「再び現れろ、エクスプロード・ウィング・ドラゴン!」


竜胆:墓地→場
《エクスプロード・ウィング・ドラゴン》


魅行「あら」

竜胆「残る1体の黒焔トークンを攻撃!」


ドゴオオオオオオォォォ!


竜胆「これでターンを終了する」

魅行「それでは私のターンでございますね。ドロー」 手札:3→4



魅行「《アンブラル・グール》を召喚します」


《アンブラル・グール/Umbral Horror Ghoul》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守 0
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
このカードの攻撃力を0にし、手札から攻撃力0の「アンブラル」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。


魅行「グールの効果を発動。手札から《アンブラル・アンフォーム》を特殊召喚致します」


《アンブラル・アンフォーム/Umbral Horror Unform》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードの攻撃によってこのカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時、
デッキから「アンブラル」と名のついたモンスター2体を特殊召喚できる。
「アンブラル・アンフォーム」の効果は1ターンに1度しか使用できない。


アンブラル・グール
攻撃力:1800→0


魅行「二体の闇属性モンスターでオーバーレイ。エクシーズ召喚」

   「――――《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》」


《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル/Number 66: Master Key Beetle》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/昆虫族/攻2500/守 800
闇属性レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、このカード以外の自分フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、選択したカードはカードの効果では破壊されない。
フィールド上のこのカードが破壊される場合、代わりに選択した自分のカード1枚を墓地へ送る事ができる。



竜胆「来たか……ナンバーズ!」

魅行「カードをセット。そしてマスター・キー・ビートルの効果を発動」

   「ORUを一つ取り除き、私の場のカード1枚を選択。これに錠をかけます」


ピキィィィィン

ORU→墓地
《アンブラル・グール》


魅行「バトルです。マスター・キー・ビートルで、エクスプロード・ウィングを攻撃します」

竜胆「だが、貴様の発動した罠によって私にダメージは無い!」

魅行「100程度のダメージで一喜一憂できるとは、素晴らしい感性を持っておいでですね」

竜胆「貴様……」


竜胆:場→墓地
《エクスプロード・ウィング・ドラゴン》


魅行「ターンエンドです」

竜胆「どこまで愚弄すれば気が済む……! 私のターン!」 手札:2→3



竜胆「まずは……《調和の宝札》。《インフルーエンス・ドラゴン》を墓地へ送り、二枚ドロー」


《調和の宝札/Cards of Consonance》
通常魔法
手札から攻撃力1000以下のドラゴン族チューナー1体を捨てて発動できる。
デッキからカードを2枚ドローする。


竜胆「墓地のブラスターの効果を発動! エクリプス・ワイバーン2体を除外することで、ブラスター自身を蘇生!」


竜胆:墓地→場
《焔征竜-ブラスター》


竜胆「そしてこの瞬間、エクリプス・ワイバーンの効果で除外した2体を手札に加える!」

   「攻撃力2000を超えるナンバーズが貴様の場にいることで、シュヴァルツシルトは手札から特殊召喚できる!」


《限界竜シュヴァルツシルト/Schwarzschild Limit Dragon》
効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2000/守 0
相手フィールド上に攻撃力2000以上のモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。


晴明「……! れ、レッド……アイ、ズ……」

竜胆「そうだ。私はシュヴァルツシルトを除外! そして、《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》を特殊召喚する!」


《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン/Red-Eyes Darkness Metal Dragon》
効果モンスター(制限カード)
星10/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2400
(1):このカードは自分フィールドの表側表示のドラゴン族モンスター1体を除外し、手札から特殊召喚できる。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・墓地から「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」以外のドラゴン族モンスター1体を選んで特殊召喚する。



魅行「大型が出てきましたね」

晴明「……ゆ、悠長、に、してる……場合、じゃっ」

竜胆「更に効果で、エクスプロード・ウィングを蘇生する!」


竜胆:墓地→場
《エクスプロード・ウィング・ドラゴン》」


晴明「……さ、三体、目……」

魅行「はい、そうですね。では、そろそろいい頃合いでしょう」

   「《激流葬》でございます」

竜胆「―――――!?」


《激流葬/Torrential Tribute》
通常罠
(1):モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動できる。フィールドのモンスターを全て破壊する。


竜胆「自らのナンバーズごと……!」

魅行「いえ。激流葬が効果を発動し、場のモンスターを破壊する際……」

   「このカードは未だ場に留まっております。ゆえ、マスター・キー・ビートルの効果を発動」

   「激流葬を墓地へ送ることで破壊を免れます」

竜胆「馬鹿、な……!」

晴明「……!」


晴明(……つまり、効果を既に発動していた罠にサイクロンを撃っても無効化できないって理屈か!)



竜胆「ぐっ……カードをセット、モンスターをセットし、ターンエンドだ!」

魅行「それでは、私のターンです」 手札:1→2

   「言っておきますが、私……これでもそれなりに怒っております」

竜胆「……?」

魅行「わざわざこのタイミングを選ったかのように、襲撃とは」

   「せっかく、晴明様からデートのお誘いだというのに……万死に値します」

晴明「で……でーと、じゃ……な、ない、で」

魅行「容赦は致しません。《暗躍のドルイド・ドリュース》を召喚致します」


《暗躍のドルイド・ドリュース/Secret Sect Druid Dru》
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1800/守 0
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地から「暗躍のドルイド・ドリュース」以外の
攻撃力または守備力が0の闇属性・レベル4モンスター1体を選択して表側守備表示で特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
「暗躍のドルイド・ドリュース」の効果は1ターンに1度しか使用できない。


晴明(言い切る前に遮られた!)


魅行「ドルイド・ドリュースの効果により、グールを蘇生します」


魅行:墓地→場
《アンブラル・グール》



魅行「二体のモンスターでオーバーレイ。《キングレムリン》をエクシーズ召喚致します」


《キングレムリン/King of the Feral Imps》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/爬虫類族/攻2300/守2000
レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから爬虫類族モンスター1体を手札に加える。


魅行「キングレムリンの効果を発動。ORUを一つ取り除き、デッキから爬虫類族の《カゲトカゲ》を手札に」


魅行:デッキ→手札
《カゲトカゲ》

ORU→墓地
《アンブラル・グール》

手札:1→2


魅行「更に《エクシーズ・ギフト》を発動。二体のエクシーズのORUを一つずつ取り除き、2枚ドロー致します」


《エクシーズ・ギフト/Xyz Gift》
通常魔法
自分フィールド上にエクシーズモンスターが2体以上存在する場合に発動できる。
自分フィールド上のエクシーズ素材を2つ取り除き、デッキからカードを2枚ドローする。

ORU→墓地
《暗躍のドルイド・ドリュース》
《アンブラル・アンフォーム》

手札:1→3


竜胆(こいつ……!)



魅行「バトル。キングレムリンで裏守備モンスターを攻撃」


ズバシャアアアアア!

竜胆:場→墓地
《幻木龍》


竜胆「チッ……」

魅行「マスター・キー・ビートルでダイレクトアタック」


キチキチキチキチッ!!


竜胆「ぐぁあぁぁあああああああああっ!!」 LP:4000→1500

晴明「……!」 ギュッ

魅行「……カードを1枚伏せてターンを終了致します」

   「申し訳ございません、晴明様。このような悲鳴で場を汚してしまいました」

竜胆「抜かせ……っ、私のターン!」 手札:1→2



竜胆「……来たぞ! 《死者蘇生》! この効果によって、レッドアイズを再び場に呼び戻す!」

魅行「………………」


竜胆:墓地→場
《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》


竜胆「レッドアイズの効果により、ブラスターを蘇生!」


竜胆:墓地→場
《焔征竜-ブラスター》


晴明「……ま、また、さっき、の……布陣、が」

竜胆「バトルッ! ブラスターでマスター・キー・ビートルを……」

魅行「失礼。《闇の閃光》を発動致します」

竜胆「……な……!」


《闇の閃光/Darklight》
通常罠
自分フィールド上に存在する攻撃力1500以上の闇属性モンスター1体をリリースして発動する。
このターンに特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。


魅行「キングレムリンをリリース。特殊召喚された二体のドラゴンを破壊していただきます」



竜胆「ど、どこまで……!」

魅行「……さぁ」

晴明「………………」

竜胆「……だが! 手札から《瀑征竜-タイダル》を発動!」


《瀑征竜-タイダル/Tidal, Dragon Ruler of Waterfalls》
効果モンスター(制限カード)
星7/水属性/ドラゴン族/攻2600/守2000
自分の手札・墓地からこのカード以外のドラゴン族または水属性のモンスターを合計2体除外して発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。特殊召喚したこのカードは相手のエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
また、このカードと水属性モンスター1体を手札から墓地へ捨てる事で、デッキからモンスター1体を墓地へ送る。
このカードが除外された場合、デッキからドラゴン族・水属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
「瀑征竜-タイダル」の効果は1ターンに1度しか使用できない。


晴明(あ、あのカード……確か、フェンリルハンデスにも入れてた……!)


竜胆「エクスプロード・ウィングとブラスターの2枚を除外し、タイダルを特殊召喚!」

   「そして、除外されたブラスターの効果により、デッキからガード・オブ・フレムベルを手札に加える!」

魅行「……シンクロによる場の補強でございますか」

竜胆「そうだ。ガード・オブ・フレムベルを召喚!」


《ガード・オブ・フレムベル/Flamvell Guard》
チューナー(通常モンスター)
星1/炎属性/ドラゴン族/攻 100/守2000



竜胆「レベル7のタイダルに、レベル1のフレムベルをチューニング。シンクロ召喚!」

   「砕き割れ、《スクラップ・ドラゴン》!!」


《スクラップ・ドラゴン/Scrap Dragon》
シンクロ・効果モンスター
星8/地属性/ドラゴン族/攻2800/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分及び相手フィールド上に存在するカードを1枚ずつ選択して発動する事ができる。選択したカードを破壊する。
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、シンクロモンスター以外の自分の墓地に存在する
「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。


魅行「こちらもドラゴンですか。本当にお好きなようで」

竜胆「……ふん。これでターンエンドだ」

魅行「では、ドロー」 手札:2→3

   「私は《悪夢再び》を発動致します」


《悪夢再び/Recurring Nightmare》
通常魔法
自分の墓地から守備力0の闇属性モンスター2体を選択して手札に加える。


魅行「この効果により、2枚のモンスターを手札に加え……」


魅行:墓地→手札
《暗躍のドルイド・ドリュース》
《アンブラル・グール》



魅行「ドルイド・ドリュースを召喚。更に、カゲトカゲを手札から特殊召喚」


《カゲトカゲ/Kagetokage》
効果モンスター
星4/闇属性/爬虫類族/攻1100/守1500
このカードは通常召喚できない。自分がレベル4モンスターの召喚に成功した時、
このカードを手札から特殊召喚できる。このカードはシンクロ素材にできない。


魅行「そして、ドルイド・ドリュースの効果によってアンフォームを特殊召喚です」


魅行:墓地→場
《アンブラル・アンフォーム》


晴明「……み、魅行……さん」

魅行「効果無効の可能性でございますね、晴明様。これに限っては問題ありません」

   「三体のレベル4モンスターでオーバーレイ。《覚醒の勇士 ガガギゴ》をエクシーズ召喚」


《覚醒の勇士 ガガギゴ/Gagagigo the Risen》
エクシーズモンスター
ランク4/水属性/爬虫類族/攻2950/守2800
レベル4モンスター×3


晴明(ミカさんも使ってた……!)



魅行「脳筋戦法大いに結構。《ブレイクスルー・スキル》が恐ろしいなら使わせなければよいだけです」

   「バトル。ガガギゴでスクラップ・ドラゴンに攻撃致します」

竜胆「……それを待っていた! 罠カード発動! 《バーストブレス》!」

魅行「!」


《バーストブレス/Burst Breath》
通常罠
自分フィールド上のドラゴン族モンスター1体をリリースして発動する。
リリースしたモンスターの攻撃力以下の守備力を持つ、フィールド上のモンスターを全て破壊する。


魅行:場→墓地
《覚醒の勇士 ガガギゴ》
《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》


晴明「……そ、そん、な……!」

魅行「……カードを1枚伏せ、ターンを終了致します」

竜胆「私のターン!」 手札:0→1

   「私は墓地のタイダルの効果を発動! 二体のドラゴン族を除外し、タイダル自身を蘇生!」

竜胆:墓地→場
《瀑征竜-タイダル》

墓地→除外
《インフルーエンス・ドラゴン》
《幻木龍》



竜胆「……《カードガンナー》を召喚」


晴明(露骨にテンションが下がった……?)


《カードガンナー/Card Trooper》
効果モンスター
星3/地属性/機械族/攻 400/守 400
(1):1ターンに1度、自分のデッキの上からカードを3枚まで墓地へ送って発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、この効果を発動するために墓地へ送ったカードの数×500アップする。
(2):自分フィールドのこのカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動する。自分はデッキから1枚ドローする。


竜胆「カードガンナーの効果を発動。デッキからカードを3枚墓地へ送る」


竜胆:デッキ→墓地
《巌征竜-レドックス》
《竜の転生》
《ポケ・ドラ》

カードガンナー
攻撃力:400→1900


竜胆「どちらにせよ、これで引導を渡すだけの攻撃力……! バトルだ! カードガンナーでダイレクトアタック!」

魅行「……ッ、《聖なるバリア -ミラーフォース-》……全て破壊していただきます!」

竜胆「チッ……だが、カードガンナーの効果により1枚ドロー!」 手札:0→1



竜胆「カードを1枚セットしてターンエンドだ……!」


晴明(こ、これで……ガブリエルの人の手札はゼロ、伏せカードも1枚だけ……)

   (で、でも、魅行さんも手札は残り1枚で、次のドローでも2枚……)

   (…………………………っ) ギュッ


魅行「……私の、ターン!」 手札:1→2


魅行(……《アンブラル・ウィル・オ・ザ・ウィスプ》……)

   (エクシーズ召喚は可能ですが……)


魅行「《アンブラル・グール》を召喚します」

竜胆「……攻撃力1800……!!」


魅行「……………………」

竜胆「……………………」 ツゥ…



魅行「バトル!」

竜胆「いいや、通さん! 《牙竜咆哮》ッ! 炎・風・水・地属性のモンスターを1種類ずつ合計4枚!」

   「それらを除外することで、場のカード1枚をデッキに戻す! 選択するのは当然!」

魅行「……アンブラル、グール……!」


竜胆:墓地→除外
《巌征竜-レドックス》
《瀑征竜-タイダル》
《デルタフライ》
《ポケ・ドラ》

魅行:場→デッキ
《アンブラル・グール》


竜胆「そしてレドックスとタイダルの効果を発動……! 地属性、水属性……それぞれのドラゴンを手札に加える」

   「選択するのは《幻水龍》、そして《幻木龍》!」 手札:0→2

晴明「……み、魅行……さんっ」

魅行「………………」 ギリッ

   「……ターン、エンド……です」

竜胆「私のターン……!」 手札:2→3

   「ふん、手段はともかくとして、貴様の戦術、悪くは無かった。しかし……私の求める『強さ』ではなかったな」

晴明「……つ、強、さ……?」

竜胆「鍛え抜かれた鋼鉄の如き強靭さ、そして鋭さ……いや、給仕にそれを求める方が間違いか……」



竜胆「幕を引こう。《幻木龍》を召喚。そして効果により《幻水龍》を特殊召喚!」


《幻木龍/Mythic Tree Dragon》
効果モンスター
星4/地属性/ドラゴン族/攻 100/守1400
1ターンに1度、自分フィールド上のドラゴン族・水属性モンスター1体を選択して発動できる。
このカードのレベルは選択したモンスターのレベルと同じになる。


《幻水龍/Mythic Water Dragon》
効果モンスター
星8/水属性/ドラゴン族/攻1000/守2000
自分フィールド上に地属性モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
この方法による「幻水龍」の特殊召喚は1ターンに1度しかできない。


竜胆「幻木龍の効果により、自身のレベルを幻水龍と同じ8にする」

   「そして、二体のモンスターでオーバーレイ! 現れよ、《聖刻神龍-エネアード》!」


《聖刻神龍-エネアード/Hieratic Sun Dragon Overlord of Heliopolis》
エクシーズ・効果モンスター
ランク8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2400
レベル8モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分の手札・フィールド上のモンスターを任意の数だけリリースし、リリースしたモンスターの数だけフィールド上のカードを破壊する。



晴明「……で、でも、まだ……ライフ、はっ」

竜胆「そこまで生ぬるい真似をすると思うか。《巨大化》を発動」

魅行「……くっ……」


《巨大化/Megamorph》
装備魔法
自分のライフポイントが相手より少ない場合、装備モンスターの攻撃力は元々の攻撃力を倍にした数値になる。
自分のライフポイントが相手より多い場合、装備モンスターの攻撃力は元々の攻撃力を半分にした数値になる。

聖刻神龍-エネアード
攻撃力:3000→6000


竜胆「エネアードでダイレクトアタック!」


コォォォォォォォォォォ……


晴明「……み、ゆき、さん……!!」

魅行「晴明様! ――――――」

晴明「……え……?」


ドゴオオオオオオオオオオオオオオッ!!


魅行「――――――ああああああああああああぁぁぁぁっ!!」 LP:4000→0

58+39=97…判定失敗



ドサッ…


竜胆「……はぁッ! ……はぁっ……! 想像以上に厄介な相手だった……が」

魅行「………………」

竜胆「勝った――――か。ふん、悪くない相手だったぞ、貴様。それと……」 ジロッ

晴明「……ひっ……!」

竜胆「ただの人間に用は無い。去れ」

晴明「………………」 ガチガチ…

竜胆「……怯えるだけの、ただの少女……か……ふん」 グッ

晴明「……!?」


晴明(……み、魅行さんの腕を……持って……)


晴明「……そ、その……ひと、を……ど、どうする、つもり……なん、です……か」

竜胆「……口を利くだけの気力はあったか」

晴明「……こ、答え……てっ、くだ、さい……」

竜胆「知らん。私の管轄外だ。だが、どうせこの不法滞在者どものことだ。使い潰された後は……」


晴明(殺される………………)



晴明「………………」 カシャッ

竜胆「……何の真似だ?」

晴明「……でゅ、デュエル……を」

竜胆「やめておけ。ナンバーズさえ持たない弱者に用は無い。無用に傷を負いたいのか?」

晴明「………………」 ガタガタ

竜胆「足も震え、視線もおぼつかず、脂汗が滲み出して、一突きでもすれば倒せそうだと言うのに、冗談はよせ」

晴明「……でき、れば……逃げ、出したい……です」

竜胆「ならば去れ。それともこの女にそれだけの価値があるのか?」

晴明「……しょ、正直……へ、変な……ひと、です。妙な……ことを、すぐ……思いつく、し。私……に、よく、いたずら、する……し」

竜胆「なら、見捨ててしまえばよかろう」

晴明「……で、でも……! でも! さっきまで……! 一緒に、歩いて……!」

   「……一緒に、話してて、一緒に……笑って……! 私、なんか……の、ことも……気遣って、くれ、て……!」

   「……さっきも、『一人で逃げてください』……な、なんて……言って、私、を、しっかり……見て……!」

竜胆「………………」

晴明「……逃げる、なんて……無理、ですっ……!! 逃げたく、ない……し、ここで、魅行さんを……」

   「……見捨て、たり……したら! 絶対! 後悔、します、から!!」

   「……怖くても、戦い、ます……!! 最初に……言った、からっ!!」



晴明「……み、魅行……さんを、連れて……いかせ、ません……」

竜胆「…………そうか」

晴明「……そう、です……!」

竜胆「一つだけ訂正しよう」

晴明「……?」

竜胆「弱者だと言ったが……そうでもない」

   「お前は強い。己の意志を貫くために『敵』に抗うことのできる人間のようだ」

晴明「………………」

竜胆「だからこそ、残念でならん。いずれは萌芽する種をここで潰さねばならないことが……!」

   「だが、嬉しくてならん! 輝くような『意志』を持った人間と戦えることが!」 カシャン

晴明「…………!」

竜胆「私は『ガブリエル』所属、神原竜胆! 貴様も戦士ならば名乗れ!」

晴明「……安倍……晴明」

竜胆「さぁ、デュエルだ! その力、存分に見せてみろ!」

   「でなくては、その意志を見せただけの意味もあるまい……!」


◆ 神原竜胆とのデュエルを開始します
◆ 5分後にデッキを選択の安価を取ります



◆ デッキを選択してください

1.【デッキ破壊】
2.【昆虫族軸デッキ破壊】
3.【フェンリルハンデス】

↓3



◆ 【昆虫族軸デッキ破壊】を使用します



といったところで今日は終了

実際のところはイベント戦のようなものなので、よっぽどのことが無ければ大丈夫だと思います。
まあ、あとは晴明がどうなるかという点とどんな方向性にするかと言う点くらいでしょうか
明日はちょっと無理です。明後日はやります

やります(血涙)

ヒェェェェ……デュエルの展開が想定におっつかない

……今できてる分だけでも良ければ投下するよー


 ◆ 路地裏付近


竜胆「私のターンから始めさせてもらう」

晴明「………………」

竜胆「私は《封印の黄金櫃》を発動する」


《封印の黄金櫃/Gold Sarcophagus》
通常魔法(制限カード)
デッキからカードを1枚選んでゲームから除外する。
発動後2回目の自分のスタンバイフェイズ時に、この効果で除外したカードを手札に加える。


竜胆「この効果で除外するのは《嵐征竜-テンペスト》!」

   「そして、テンペスト自身の効果により、風属性のドラゴンを手札に加えさせてもらうぞ」

   「《デブリ・ドラゴン》を手札に!」


晴明(……デブリ・ドラゴン……)


竜胆「そしてフィールド魔法、《竜の渓谷》を発動する!」


《竜の渓谷/Dragon Ravine》
フィールド魔法(制限カード)
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に手札を1枚捨て、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●デッキからレベル4以下の「ドラグニティ」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
●デッキからドラゴン族モンスター1体を墓地へ送る。



竜胆「手札の《防覇龍ヘリオスフィア》を墓地へ送ることで、《焔征竜-ブラスター》を墓地へ送るぞ」

   「《デブリ・ドラゴン》を召喚!」


《デブリ・ドラゴン/Debris Dragon》
チューナー・効果モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1000/守2000
このカードをS素材とする場合、ドラゴン族モンスターのS召喚にしか使用できず、
他のS素材モンスターは全てレベル4以外のモンスターでなければならない。
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の攻撃力500以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。


竜胆「私が特殊召喚するのはレベル4のヘリオスフィアだ!」

墓地→場
《防覇龍ヘリオスフィア》


《防覇龍ヘリオスフィア/Heliosphere Dragon》
効果モンスター
星4/光属性/ドラゴン族/攻 0/守1900
相手の手札が4枚以下で自分フィールド上のモンスターがこのカードのみの場合、相手は攻撃宣言をする事ができない。
また、1ターンに1度、自分フィールド上にドラゴン族・レベル8モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードのレベルをエンドフェイズ時まで8にする。



竜胆「二体のレベル4モンスターでオーバーレイ! 現れよ、ランク4! 《竜魔人 クィーンドラグーン》!」


《竜魔人 クィーンドラグーン/Queen Dragun Djinn》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/ドラゴン族/攻2200/守1200
レベル4モンスター×2
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
「竜魔人 クィーンドラグーン」以外の自分のドラゴン族モンスターは戦闘では破壊されない。
また、1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、
自分の墓地のレベル5以上のドラゴン族モンスター1体を選択して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、このターンそのモンスターは攻撃できない。


竜胆「クィーンドラグーンの効果を発動! ORUを一つ取り除き、墓地のレベル5以上のドラゴン族を蘇生する!」

   「私はブラスターの効果を無効化し、特殊召喚する!」


竜胆:墓地→場
《焔征竜-ブラスター》

《焔征竜-ブラスター/Blaster, Dragon Ruler of Infernos》
効果モンスター(制限カード)
星7/炎属性/ドラゴン族/攻2800/守1800
自分の手札・墓地からこのカード以外のドラゴン族または炎属性のモンスターを合計2体除外して発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。特殊召喚したこのカードは相手のエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
また、このカードと炎属性モンスター1体を手札から墓地へ捨てる事で、フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。
このカードが除外された場合、デッキからドラゴン族・炎属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
「焔征竜-ブラスター」の効果は1ターンに1度しか使用できない。


晴明(やっぱり、1ターン目から次々と特殊召喚を……!)

   (ブラスターは本来、その効果で私のターン終了時には手札に戻るけど……)

   (クィーンドラグーンの効果で蘇生した今、その制約は無い……厄介なことに……)



竜胆「カードを1枚伏せてターンエンド。貴様のターンだ!」 デッキ残り:33

晴明「……ドロー」 手札:5→6 デッキ:40→39


晴明(さっきのデュエルを見てる限り、この人のデッキは相当回る方だ)

   (……ただ、回転が速い分、やっぱりデッキの減り方も速い)

   (さっきのデュエルの中でもデッキの半分程度が無くなってた。そうなると……)

   (……狙うは速攻。いや、墓地を肥えさせてしまうと圧倒的に私が不利だ……ここは少し無理にでも攻める!)


晴明「……モンスターを、セット。カードを……2枚セット」

   「……そして、《太陽の書》……発動、です」

竜胆「何……?」


《太陽の書/Book of Taiyou》
通常魔法
フィールド上に裏側表示で存在するモンスター1体を選択し、表側攻撃表示にする。


晴明「……モンスター、を。リバース……します」


《メタモルポット/Morphing Jar》
効果モンスター(制限カード)
星2/地属性/岩石族/攻 700/守 600
リバース:お互いの手札を全て捨てる。
その後、お互いはそれぞれ自分のデッキからカードを5枚ドローする。



竜胆「……デッキ破壊……だと!?」

晴明「……手札、を、捨て……ドロー。して……くだ、さい」


晴明:手札→墓地
《ニードルワーム》
《ゾンビキャリア》

手札:2→0→5
デッキ:39→34


竜胆:手札→墓地
《エクリプス・ワイバーン》

手札:1→0→5
デッキ:33→28


竜胆「……エクリプス・ワイバーンの効果を発動! デッキのレッドアイズを除外する!」


《エクリプス・ワイバーン/Eclipse Wyvern》
効果モンスター
星4/光属性/ドラゴン族/攻1600/守1000
このカードが墓地へ送られた場合、デッキから光属性または闇属性のドラゴン族・レベル7以上のモンスター1体をゲームから除外する。
その後、墓地のこのカードがゲームから除外された場合、このカードの効果で除外したモンスターを手札に加える事ができる。

デッキ→除外
《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》

デッキ残り:28→27



晴明「……伏せ……《一時休戦》、発動……します……!」


《一時休戦/One Day of Peace》
通常魔法(制限カード)
お互いに自分のデッキからカードを1枚ドローする。
次の相手ターン終了時まで、お互いが受ける全てのダメージは0になる。

晴明
手札:5→6
デッキ:34→33

竜胆
手札:5→6
デッキ:27→26


晴明「……《浅すぎた墓穴》……です。選択、するのは……《ニードルワーム》」

竜胆「ヘリオスフィアだ」


《浅すぎた墓穴/The Shallow Grave》
通常魔法
お互いのプレイヤーはそれぞれの墓地のモンスター1体を選択し、
それぞれのフィールド上に裏側守備表示でセットする。

墓地→場
晴明
《ニードルワーム》

竜胆
《防覇龍ヘリオスフィア》


竜胆「……貴様、焦っているな?」

晴明「……そんな、こと……ありま、せん……!」



晴明「……更に……カード、を……2枚、セット。で……《手札抹殺》……!」


《手札抹殺(てふだまっさつ)/Card Destruction》
通常魔法(制限カード)
お互いの手札を全て捨て、それぞれ自分のデッキから捨てた枚数分のカードをドローする。


竜胆(六枚も……!)


晴明:手札→墓地
《タスケルトン》
《ブロック・スパイダー》

デッキ残り:33→31


竜胆:手札→墓地
《巌征竜-レドックス》
《バーストブレス》
《竜魂の城》
《調和の宝札》
《幻水龍》
《超再生能力》

デッキ残り:26→20


晴明(これで残りは20枚……次のターンのダメージも無い……!)


晴明「……ターンエンド……です」

竜胆「私のターン!」 手札:6→7 デッキ:20→19



竜胆「……意表を突かれたが、デッキ破壊、か……」

   「貴様、それで本当にいいと思っているのか?」

晴明「……? ……そ、そんな、の……勝つ、ための……戦術、戦略の……」

竜胆「違う。そのようなことではない。もっと根本的な部分……本当に『敵』たる私を倒すに足るものかと問うている」

晴明「……当たり前……です」

竜胆「ならば一つ、教えておいてやる――――デッキを全て削られたところで、『私にダメージは無い』とな」

晴明「……? そん、なの……当然、じゃ……――――――!!」

竜胆「気が付いたか」

晴明「……デュエル、しても……倒せ、ない……!?」

竜胆「例えば貴様が、デュエルにおいてリアルダメージを発生させる薬品やナンバーズを所有していたとしよう」

   「実に無意味だ。『ダメージを与えられていない』のだからな。デュエリストとしての腕前は認めるが……」

   「追っ手を撃退するには、いささか力不足であることを認識しろ」

晴明「……………………」


晴明(確かに、このデュエルで勝利したとしても、この人を撃退するには至らない、かもしれない……)

   (ミカさんや魅行さんのようにナンバーズを持っていない以上、仮にダメージを与えたにしても、気絶もさせられない……)



晴明「……け、ど」

竜胆「?」

晴明「……強さ、を……判断、基準に……して、敵にさえ……敬意、を表する……あなた、です」

   「……デュエル、は……簡易的、な……契約。行為……でも、ある、以上は」

   「……そのような……卑劣な……真似、だけ、は。しないと……信じています」

竜胆「……敵など信用するな。怖気が走る! 黄金櫃のカウントが一つ進むぞ!」

   「私は墓地のエクリプス・ワイバーンとレドックスを除外し、手札から《瀑征竜-タイダル》を特殊召喚!」


《瀑征竜-タイダル/Tidal, Dragon Ruler of Waterfalls》
効果モンスター(制限カード)
星7/水属性/ドラゴン族/攻2600/守2000
自分の手札・墓地からこのカード以外のドラゴン族または水属性のモンスターを合計2体除外して発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。特殊召喚したこのカードは相手のエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
また、このカードと水属性モンスター1体を手札から墓地へ捨てる事で、デッキからモンスター1体を墓地へ送る。
このカードが除外された場合、デッキからドラゴン族・水属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
「瀑征竜-タイダル」の効果は1ターンに1度しか使用できない。


竜胆「除外されたレドックスの効果を発動! 幻木龍を手札に!」


《巌征竜-レドックス/Redox, Dragon Ruler of Boulders》
効果モンスター(制限カード)
星7/地属性/ドラゴン族/攻1600/守3000
自分の手札・墓地からこのカード以外のドラゴン族または地属性のモンスターを合計2体除外して発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。特殊召喚したこのカードは相手のエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
また、このカードと地属性モンスター1体を手札から墓地へ捨てる事で、自分の墓地のモンスター1体を選択して特殊召喚する。
このカードが除外された場合、デッキからドラゴン族・地属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
「巌征竜-レドックス」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

竜胆:デッキ→手札
《幻木龍》

残り:19→18



竜胆「エクリプス・ワイバーンの効果により、レッドアイズを手札に加える!」


竜胆:除外→手札
《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》


竜胆「ブラスターを除外し、レッドアイズを特殊召喚!」


《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン/Red-Eyes Darkness Metal Dragon》
効果モンスター(制限カード)
星10/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2400
(1):このカードは自分フィールドの表側表示のドラゴン族モンスター1体を除外し、手札から特殊召喚できる。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・墓地から「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」以外のドラゴン族モンスター1体を選んで特殊召喚する。


晴明(ここで……レッドアイズ……!)


竜胆「ブラスターが除外されたことで、《ガード・オブ・フレムベル》を手札に加えさせてもらうぞ」 デッキ:18→17

   「そして、《幻木龍》を召喚する!」


《幻木龍/Mythic Tree Dragon》
効果モンスター
星4/地属性/ドラゴン族/攻 100/守1400
1ターンに1度、自分フィールド上のドラゴン族・水属性モンスター1体を選択して発動できる。
このカードのレベルは選択したモンスターのレベルと同じになる。



竜胆「幻木龍の効果発動。水属性のタイダルにレベルを調整」

   「そして、レベル7となった二体のモンスターでオーバーレイ! 出でよ、《迅雷の騎士ガイアドラグーン》!」


《迅雷の騎士ガイアドラグーン/Gaia Dragon, the Thunder Charger》
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/風属性/ドラゴン族/攻2600/守2100
レベル7モンスター×2
このカードは自分フィールド上のランク5・6のエクシーズモンスターの上にこのカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。


晴明(貫通持ち……! 私の弱点に合わせてきた……!)


竜胆「まだだッ! レッドアイズの効果により、《インフルーエンス・ドラゴン》を手札より特殊召喚!」


《インフルーエンス・ドラゴン/Influence Dragon》
チューナー(効果モンスター)
星3/風属性/ドラゴン族/攻 300/守 900
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターはエンドフェイズ時までドラゴン族になる。


晴明「……!」

竜胆「ヘリオスフィアを反転! そして、レベル4のヘリオスフィアにチューニング!」

   「今、再び出でよ! 《エクスプロード・ウィング・ドラゴン》!」


《エクスプロード・ウィング・ドラゴン/Exploder Dragonwing》
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守1600
チューナー+チューナー以外のドラゴン族モンスター1体以上
このカードの攻撃力以下の攻撃力を持つ、フィールド上に表側表示で存在するモンスターとこのカードが戦闘を行う場合、
ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊し、その攻撃力分のダメージを相手ライフに与える事ができる。



晴明(四体目の大型モンスター……!)


竜胆「貴様がデッキを削りに来るなら、それよりも早くライフを削る!」

   「まずはそのための下準備だ。ガイアドラグーン! 裏守備モンスターを攻撃!」

晴明「……に、《ニードルワーム》……効果発動、です」


《ニードルワーム/Needle Worm》
効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 750/守 600
リバース:相手のデッキの上からカードを5枚墓地へ捨てる。


竜胆:デッキ→墓地
《ポケ・ドラ》
《竜の霊廟》
《七星の宝刀》
《デルタフライ》
《光と闇の竜》

残り:17→12


竜胆「レッドアイズでメタモルポットを破壊!」


場→墓地
《メタモルポット》


晴明(……ま、ずい……! こういう後先考えずに突っ込んでくるタイプほど厄介だ……!)

   (どんなにデッキを削っても焦りさえ見せない……! 防御札を超えてくる可能性も……!)



竜胆「ターンエンド。貴様のターンだ」

晴明「……っ、ど、ドロー……!」 手札:1→2 デッキ:31→30


晴明(……問題は……あの4体全部。全員が全員厄介な効果を持ってて、しかもそれが噛みあってしまってる)

   (私は今レッドアイズを破壊してしまいたい。けれどクィーンドラグーンがいる以上、戦闘破壊はできない)

   (ズムウォルトの効果で攻撃力を引き下げようと思っても、そこでエクスプロード・ウィングが邪魔をする)

   (壁なんてもってのほかだ。ガイアドラグーンに貫通ダメージを喰らった挙句エクスプロードに破壊される)

   (……で、仮に取り巻きを破壊してもレッドアイズの効果で蘇生されてしまう。なら……)


晴明「……墓地、の……ブロック・スパイダー……ニードルワーム、二体、を除外……で」

   「……《デビルドーザー》を……特殊召喚、します……!」


《デビルドーザー/Doom Dozer》
効果モンスター
星8/地属性/昆虫族/攻2800/守2600
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の昆虫族モンスター2体をゲームから除外した場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、相手のデッキの上からカードを1枚墓地へ送る。


竜胆「!」


晴明(純粋に攻撃力を超えていけば、迂闊に攻撃もできないはず)

   (そして、ここでクィーンドラグーンも破壊する!)



晴明「……バトル……です……! デビル、ドーザー……で、クィーンドラグーン……を、攻撃……!」

竜胆「チッ……!」


ドゴオオオオオオオッ!!


竜胆「くっ……」 LP:4000→3400

晴明「……デビル、ドーザー……効果、です……!」


竜胆:デッキ→墓地
《牙竜咆哮》

残り:12→11


晴明(さっきのデュエルの決め手のカード……いや、今はいい!)


晴明「……ターン、終了……します」

竜胆「やってくれたな! 私のターン!」 手札:6→7  デッキ:11→10

   「このスタンバイフェイズ、除外されていたテンペストが私の手札に加わる!」 手札:7→8



竜胆「だが、それはいい。レッドアイズの効果を発動! インフルーエンス・ドラゴンを蘇生!」

晴明「……!?」


竜胆:墓地→場
《インフルーエンス・ドラゴン》


竜胆「追加で1枚、モンスターをセット! そして!」

   「レベル7のエンクスプロード・ウィングに、レベル3のインフルーエンス・ドラゴンをチューニング!」

   「出でよ、《トライデント・ドラギオン》ッ!!」


《トライデント・ドラギオン/Trident Dragion》
シンクロ・効果モンスター
星10/炎属性/ドラゴン族/攻3000/守2800
ドラゴン族チューナー+チューナー以外のドラゴン族モンスター1体以上
このカードはシンクロ召喚でしか特殊召喚できない。
このカードがシンクロ召喚に成功した時、このカード以外の自分フィールド上のカードを2枚まで選択して破壊できる。
このターン、このカードは通常の攻撃に加えて、この効果で破壊したカードの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。



晴明「……ドラギ、オン……!」

竜胆「ドラギオンの効果を発動。私は渓谷とセットモンスターを破壊する!」


場→墓地
《竜の渓谷》
《ガード・オブ・フレムベル》


竜胆「高い攻撃力なら手が出ないと思ったか? 違うな。それならば、それ以上の力でねじ伏せるのみのこと!」

   「恐らく、貴様にとって乾坤一擲の一撃だったのだろうが……攻撃力2800では一時しのぎに過ぎん!」

晴明「……っ」

竜胆「ドラギオンでデビルドーザーに攻撃!」


ドオオオオオオオオオッッ!!


晴明「……、っ……!」 LP:4000→3800

竜胆「そして、続けてドラギオンでダイレクトアタックを行う!」

晴明「―――――――――――!!」

といったところで中途半端なところですが今回はここまで。続きは明日。
現状でもだいたいそんな状況ではありますし、そろそろ選択肢を出すつもりなので一応提示しておきます。

1.諦めない
2.諦めたくない

以上二つ。ここから、どちらかの選択肢がまた次の選択肢に派生します。
文面だけではニュアンスの違いしかありませんが、そのニュアンス次第で
ストーリーの進み方などについても少々変動しますので、
判断材料として今から提示、というかたちにさせていただきました。

今回に限り、ヒントに関しては聞かれればある程度答えます。
次回は18時とか20時頃にはやりたいなと思ってる

とりあえず、かなり短いけど18時過ぎから選択肢までの続きやるで
選択肢提示してからまたちょっと間を開けると思うけど



晴明「――――……《ライヤー・ワイヤー》……! ドラギオン……は、破壊、します……」

竜胆「なっ……」


《ライヤー・ワイヤー/Lair Wire》
通常罠
自分の墓地の昆虫族モンスター1体をゲームから除外し、相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊する。


竜胆(そうか、デビルドーザーの効果で二体……つまり、奴は墓地の全ての昆虫族を除外していた)

   (戦闘破壊が成立するまで効果を発動できなかったということか……)


場→墓地
《トライデント・ドラギオン》


竜胆「だが、ドラギオンを破壊したとて次の攻撃は残っている! ガイアドラグーンでダイレクトアタック!」


バシイイイイイイイイッ!


晴明「…………痛っ……!」 LP:3800→1200



竜胆「とどめだ! レッドアイズでダイレクトアタック……」

晴明「……させま……せん……! ……墓地……の、《タスケルトン》の……効果、です……!」


《タスケルトン/Bacon Saver》
効果モンスター
星2/闇属性/アンデット族/攻 700/守 600
モンスターが戦闘を行うバトルステップ時、墓地のこのカードをゲームから除外して発動できる。
そのモンスターの攻撃を無効にする。この効果は相手ターンでも発動できる。
「タスケルトン」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。


竜胆「むっ……?」


プク――――――――っ!


晴明「……この、攻撃……は、無効に……なり、ます」

竜胆「序盤で墓地に落ちていたモンスターだと……? 仕留めきれなかったか……!」

晴明「……………………」


晴明(でも、もう墓地のリソースも無い……手札は次のドローでも2枚)

   (たとえ防御札を引き入れられたとしても一時しのぎでしかない……)



竜胆「ふん、ならば最早そのような猪口才な手は使わせん」

   「《死者転生》を発動!」


《死者転生/Monster Reincarnation》
通常魔法
(1):手札を1枚捨て、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。


竜胆「手札のテンペストを墓地へ送り、墓地の《光と闇の竜》を手札に加える!」

晴明「……!」

竜胆「ふ、流石に理解しているようだな。このターンの召喚権は消費したが……」

晴明「……次の……ターンに、なれば……」

竜胆「そうだ。レッドアイズの効果と征竜の効果を駆使し、ライトアンドダークネスを召喚する」


晴明(……ライトアンドダークネスの効果は、ステータスを犠牲にした効果無効……)

   (500ずつ攻守を下げていく性質上、回数は4度までに制限されているけど、4度も効果を無効にされちゃ……!)


竜胆「モンスター効果にデッキ破壊を依存し、魔法・罠に防御策を依存している以上……」

   「次のターンが来れば、確実に私が勝つ」



晴明(……この人のデッキは、モンスター偏重。さっきから手札が過剰にあるにも関わらず)

   (カードをセットする様子も見せないってことは、多分そういうことだろうけど……)

   (……問題は、それを貫き通すだけの力があるってこと。重量級のモンスターをとめどなく展開して)

   (相手を圧倒し、圧殺する……今の私には、あの物量を受け止められるだけの度量は無い……!)


竜胆「理解したならば、もう諦めてサレンダーしろ。ただの市民を無暗に傷つける趣味は無い」

晴明「……諦めろ……?」

竜胆「そうだ。貴様はよく戦った。ただ、力が足りなかっただけのこと」

   「そこの給仕も言っていたのだろう。逃げろ、と。ならば誰も責めはしまい」


晴明(……確かに、これは私が自分で勝手に判断して、勝手に決めたことだ)

   (私はそんなに強くないってことは私自身が知ってて、でも全力で戦って……)

   (……誰かに責められるようなことは無い、かもしれない。けれど)



1.諦めない

2.諦めたくない


◆ 20時より改めて多数決

多数決


1.諦めない

2.諦めたくない


↓2~4



晴明(――――こんなところで諦めるわけがない)

   (私がやるって決めたんだ。だから私がやるんだ――――絶対に!!)


――――――カッ!!


竜胆「何……!?」

晴明「……!?」


晴明(胸が、焼けるように熱い……! そ、それに……何、この光……!?)

   (……え、わ、私の胸元が光ってるのこれ!?)


竜胆「何だこれは……!? 貴様、何をしている!?」

晴明「……そ、んな……ことっ……! 言われ、ても……!」


晴明(い、しきが……遠のい、て―――――――――)


竜胆「おい、貴さ――――――」



 ◆ ???


晴明「――――――……えっ……!?」


晴明(こ、ここは……な、何ここ!? い、意識が飛んだと思ったら……!?)

   (路地裏周りじゃない……それに、周りも暗い……な、何も見えない。こ、これって、いったい……)


『――――――選べ』

晴明「……!?」


晴明(え、い、今、何か、声が……? 選べ……? 何を!?)


『――――――選べ』

晴明「……え、と」


パシィィィィィィィン!!


晴明「……っ!」


晴明(な、何か……光って……!?)

   (あ、な、何か……三つ、周りに、出てきた……? これって……ああ、もう、何なのさこの状況!)



晴明(あ、あんまりにも抽象的すぎる……! 何だこれ!?)

   (この声何!? いきなり出てきたこの三つのオブジェクトは!?)

   (そもそもここはどこ!? 魅行さんは!? 敵の人は!? デュエルはどうなってるの!?)

   (わ、わけのわからないことだらけで何から何をすればいいのか……)


『――――力を選べ。汝の心の求めし力を。その方向性を』

『一つは、あらゆる手段をもって「戦う」ための力』

『一つは、ただ純粋に、強大な力。敵を「倒す」ための力』

『そしてもう一つは、強大な敵に『抗う』ための力』

『選べ。「力」を求めるのならば』

晴明「……い、意味、分かりま、せん……」


晴明(……な、なんて言っても答えてくれないよなこれ……)

   (三つの「力」……? ええと、正面のこれが「戦う」力で、背後の二つのが残り二つで……)

   (と、とにかくこのどれかを選べばここから出してくれるのかな……?)


1.戦うための力
2.倒すための力
3.抗うための力


↓2~5多数決



晴明(……っ、ええい!)


『―――――――選べ』

晴明「……!?」


晴明(連続で選択肢とか私聞いてない!)

   (今度は……えと、オーブと、槍と……爪? それに、床が……ステンドグラスみたいに……)


『強大な力を持つ者たちに、反逆の牙を突き立てるか』

『永久に朽ちぬ生命をもって、黒き槍を掲げるか』

『揺蕩う黒霧をもって、敵対者の力を簒奪するか』

『――――――選べ』


晴明(……これ……ええと、その力の……んと、なんていうか……何だろう? こっちも抽象的だなぁちくしょう)

   (でも、こっちの方がなんとなく分かりやすいっちゃ分かりやすい……のかな)



1.「逆らう」力を求める

2.「朽ちない」力を求める

3.「奪う」力を求める

↓2~5 多数決

すみません。夕食なのでちょい中座

とりあえず他解説は本編後で



晴明「……じゃ、あ」 スッ


―――――カッ!!


晴明「……!!」

『――――ここに盟約は為った。その力、存分に使え』

『ただし、強き力には常に代償が伴う――――ゆめゆめ忘れるな』

晴明「……えっ、ちょ」


晴明(いや、私別にそんなけったいなもの別に欲しくない……って、あ、また、意識が……)

   (……っ、そもそも、この場所、の……正体、も、分かってない、のに――――……)

   (だ、だいいち、押し付けられたものに対して代償、って、あ、目を、閉じ、ちゃ……………………)


 ◆ 路地裏付近


竜胆「――――貴様! 何をした!?」

晴明「――――……!?」

竜胆「オイ……!?」

晴明「………………」


晴明(この反応……時間は、それほど経ってない……? 確かに、数分は躊躇してた感覚はあるのに……)

   (い、いや、それより……胸の熱が消えた? これ……って)



竜胆「聞いているのか!」

晴明「……分かって、ます……」

竜胆「何をした、貴様……?」

晴明「…………さぁ……」


晴明(けど――――あれは夢? いや、あんなリアルな夢って……幻でもなさそうだし)

   (……いや、今はそれどころじゃない。デュエルを続けるんだ) スゥ…

   (……この人を、倒さなきゃ。魅行さんも……助けられない)


晴明「……デュエル、を……続行、します」

竜胆「……続けるなら早くしろ」


竜胆(何だ……? この女、妙に目が据わっているような……)


晴明「……ドロー……!」 手札:1→2

竜胆「っ!?」 ゾッ


竜胆(……何だ、この異様な雰囲気は!? 今……あの瞬間に、何が起こった!?)



晴明「……リバースカード……《リビングデッドの呼び声》」


《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》
永続罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。


晴明「……《ゾンビキャリア》を特殊召喚」


《ゾンビキャリア/Plaguespreader Zombie》
チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/アンデット族/攻 400/守 200
(1):このカードが墓地に存在する場合、手札を1枚デッキの一番上に戻して発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。


晴明「……《マジック・プランター》……発動」

竜胆「シンクロ……いや、手札補充か」


《マジック・プランター/Magic Planter》
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する永続罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
デッキからカードを2枚ドローする。



晴明「……リバース、カード。《死者蘇生》……発動」

竜胆「!」


《死者蘇生/Monster Reborn》
通常魔法(制限カード)
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。


晴明「……選択……ヘリオスフィア」

竜胆「ドラギオンではなく、ヘリオスフィアだと……!?」


竜胆:墓地→晴明:場
《防覇龍ヘリオスフィア》


晴明「……《シールド・ワーム》……召喚」


《シールド・ワーム/Shield Worm》
効果モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻 800/守2000
このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、守備表示になる。
さらに、自分フィールド上に表側表示で存在する昆虫族モンスターの数だけ、相手のデッキの上からカードを墓地へ送る。


竜胆:デッキ→墓地
《デブリ・ドラゴン》



竜胆(何だ、この状況は……壁を作る気か? いや、しかし、それにしては……)

   (それに加えて、あの女……先程までと雰囲気がまるで違う)

   (今までも饒舌ではなかったが、丁寧語をやめることはなかったはず……逆鱗に触れたか?)

   (いや、だとして、それならばあの給仕を撃破した段階でそうなっていてもおかしくないはず。何だ、この悪寒は……!?)


晴明「……オーバー、レイ――――――」

竜胆「エクシーズ……!? 馬鹿な、それならもっと前にやっているはず……」

晴明「……二体の……レベル4モンスター……で、オーバーレイ・ネットワークを構築……」

竜胆「……何を……?」

晴明「……エクシーズ召喚……ランク4―――――《No.101 S・H・Ark Knight》……!!」


《No.101 S・H・Ark Knight(サイレント・オナーズ・アーク・ナイト)/Number 101: Silent Honor ARK》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/水属性/水族/攻2100/守1000
レベル4モンスター×2
このカードのエクシーズ素材を2つ取り除き、相手フィールド上に表側攻撃表示で存在する
特殊召喚されたモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターをこのカードの下に重ねてエクシーズ素材とする。
「No.101 S・H・Ark Knight」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、フィールド上のこのカードが破壊される場合、代わりにこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事ができる。



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……


竜胆「なっ……」

晴明「………………」

竜胆「ナンバーズ……だと!? 馬鹿な、普通の人間が……ナンバーズを!?」

晴明「……アークナイトの効果……発動……。ORUを二つ、取り除き……」

   「……特殊召喚された……表側攻撃表示……のモンスターを、ORU……として、吸収」

竜胆「――――っ!?」

ORU→墓地
晴明:《シールド・ワーム》
竜胆:《防覇龍ヘリオスフィア》

場→ORU
《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》


竜胆「馬鹿な、そんな効果が……!? だ、だが、ガイアドラグーンが存在している以上は……」

晴明「……マジック、発動……」



晴明「……《RUM-ヌメロン・フォース》」


《RUM(ランクアップマジック)-ヌメロン・フォース/Rank-Up-Magic Numeron Force》
通常魔法
自分フィールド上のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターと同じ種族でランクが1つ高い「CNo.」と名のついたモンスター1体を、
選択した自分のモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
その後、この効果で特殊召喚したモンスター以外のフィールド上に表側表示で存在するカードの効果を全て無効にする。


竜胆「ら、ランクアップ……マジック……!?」

晴明「……《No.101 S・H・Ark Knight》……で、オーバーレイ・ネットワークを……再構築」


バシュゥゥウウウウウン!


竜胆「どういう……ことだ……!?」

晴明「……カオス・エクシーズ・チェンジ――――《CNo.101》」

竜胆「カオス……ナンバーズ……!?」

晴明「――――――……《S・H・Dark Knight》」


《CNo.101 S・H・Dark Knight(サイレント・オナーズ・ダーク・ナイト)/Number C101: Silent Honor DARK》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/水属性/水族/攻2800/守1500
レベル5モンスター×3
1ターンに1度、相手フィールド上の特殊召喚されたモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターをこのカードの下に重ねてエクシーズ素材とする。
また、エクシーズ素材を持っているこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
自分の墓地に「No.101 S・H・Ark Knight」が存在する場合、このカードを墓地から特殊召喚できる。
その後、自分はこのカードの元々の攻撃力分のライフを回復する。
この効果で特殊召喚したこのカードはこのターン攻撃できない。



ドオォォォォォォォン!!


竜胆「カオスナンバーズ……? ランクアップ……!? 何だ、このモンスターは!?」

   「一枚たりともデータに無いモンスターだと!? そんなことがありうるのか!?」

晴明「……ダークナイト、効果発動……特殊召喚された、モンスターを……ORUとして、吸収、する……」

竜胆「!!」


場→ORU
《迅雷の騎士ガイアドラグーン》

ORU→墓地
《瀑征竜-タイダル》
《幻木龍》


竜胆(ランクアップ前よりも強力な効果を……! い、いや、それよりも……)


晴明「……装備魔法、発動……《エクシーズ・ユニット》……」


《エクシーズ・ユニット/Xyz Unit》
装備魔法
エクシーズモンスターにのみ装備可能。装備モンスターの攻撃力は、装備モンスターのランク×200ポイントアップする。
また、自分フィールド上の装備モンスターがエクシーズ素材を取り除いて効果を発動する場合、
このカードは取り除くエクシーズ素材の1つとして扱う事ができる。


竜胆「何!?」



《CNo.101 S・H・Dark Knight》
攻撃力:2800→3600


竜胆(エクシーズ・ユニットだと……!? そんなカード、そもそもデッキ破壊になど投入されているものか!)

   (何かが根本的におかしい……! カードのすり替え……? いや、そうではない)

   (デュエル中に創造でもしたというのか……? デッキに登録されていないカードを使用したと!?)
                      ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
   (そうなれば、そんなもの……過去を書き換えたようなものではないか!!)


晴明「……ダークナイトで……ダイレクトアタック」


ドゴオオオオオオオオオオオオッ!!


竜胆「う、あ……ぐあああああああああァァァッ!!」 LP:3400→0


ピ――――――……



◆ 路地裏近辺


晴明「…………っ」 フラッ


晴明(……あ、れ……でゅ、デュエル……どう、なって……)


竜胆「………………」 シーン…

晴明「……あっ……!?」


晴明(あ、あの人、倒れちゃってる……!? い、いつの間に!?)

   (というか、周りの壁、妙にボロボロというか……今、何かにずたずたにでもされてるみたいな……)


晴明「……え……?」


晴明(デュエルディスクの表示……「you win」……って、私、いつの間にあの人に勝って……)

   (と、というか……な、何このカード!? か、かおす……ナンバーズ……? ナンバーズ!?)

   (何でこんなものが私のディスクに……と、というか、この装備カード……エクシーズ・ユニット?)

   (入れた覚えなんてサラサラ無いんだけど……)



魅行「……っ」 ググッ…

晴明「……み、魅行……さんっ……!」

魅行「晴明様……ご無事、でしたか……」

晴明「……み、魅行……さん、こそっ、その……体、は……」

魅行「とりあえずは無事にございます」 ニコッ

晴明「…………良かっ、た……です」 ホッ

魅行「それより、ガブリエルの刺客は……」

晴明「……えと」 チラッ

魅行「……せ、晴明様が、彼女を撃破したのですか……?」

晴明「……みたい……です、あの、それと……これ」

魅行「ナンバーズ……いえ、カオス、ナンバーズ……!?」

晴明「……こ、これ……なん、なんでしょう……な、何が、起きた、のかも……」

魅行「……一度白藤様のテントに戻りましょう。かの刺客も回収しておかねば」

   「ガブリエルに帰還されて情報を流されでもした場合に厄介です」



◆ 路地裏奥 / 白藤の住居

白藤「……………………」 ズキズキ

晴明「……………………」 アワアワ

ミカ「……それで、その……ガブリエルの刺客を……晴明が、撃破した、と」

魅行「……状況証拠から見るに、間違いないかと……」

白藤「……とんでもない厄ネタが発生したものです……ぐっ、胃が鈍痛を……」

晴明「……す、すみま、せん、すみません……」

白藤「いえ……ナンバーズを扱う資質を持つということを考えれば、当然の結果でもあります……」

   「つまり、今回に限っては我々の落ち度ということでもあるわけですが……ええ」

晴明「……ど、どういう……こと、なんでしょう……」

魅行「言ってみれば、晴明様はご自身でそのカードらを創り出した、ということです」

晴明「……は……?」

ミカ「信じられんだろうが事実なんだ」

白藤「……物理法則やらを超越した事柄は起こりうるのですよ」

   「我々を見ていただきたい。実にファンタジーでしょう」



魅行「まあ、小難しい理論だかはともかく。晴明様はそもそもそういう素養があったということです」

晴明「……はぁ」

白藤「今回の場合、ガブリエルの刺客とのデュエルがその引き金となったのでしょう」

   「デュエル中、強く感情が揺さぶられることはありませんでしたか?」

晴明「……えと……『諦めろ』……って、言われて……魅行さん、連れて……いかれそう、って

   「……その、時……その、結構、カーっと……」

ミカ「恐らくそれだな。ま、ともかく、我々のようにナンバーズを扱う資質があれば……」

白藤「激情をトリガーにカードが創造されます。物理法則? 知りませんそんなもの」

魅行「白藤様がそれを仰いますか」

白藤「私自身もナンバーズを所有していますのでね。言わざるを得ないんですよ」

   「……見たところ、トランス状態にでも陥っていたのでしょう。というより……」

魅行「通常の精神状態でしたら、使い方も何も分からないまま、混乱して終えてしまうでしょうし」



白藤「……そもそも、そのカオスナンバーズという存在。我々も知らないというのに」

   「晴明さんが初見でそれを手足のごとく扱い、ガブリエルの刺客を撃破したなど、普通ならありえません」

ミカ「……うむ。しかし、何なのだろうな、このカオスナンバーズというやつは……」

晴明「……し、白藤……さん、も、ミカさんも……知らない、ん、です……か?」

魅行「少なくとも我々のうち誰一人その知識はございません」

晴明「……えっ」

ミカ「この……ランクアップマジック? というカードも……な」

魅行「……何と申しますか、とにかく晴明様はイレギュラー中のイレギュラーと申しますか……」

白藤「故に私の胃が痛みを訴えているのですよ……」

晴明「……す、すみま、せん……」

魅行「当て推量でよろしければ想像くらいはできますが」

ミカ「言ってみろ」

魅行「元々ナンバーズの創造は我々の専売特許とも呼ぶべき技能でございました」

   「しかし、晴明様は普通の人間。我々とは人体の構造からして一線を画す存在です」

   「そこで、まあセカイ系な話ではありますが、世界の修正力のようなものが働いたとか」



白藤「……あるいは、そもそも晴明さんに我々と同じ血が流れているか……」

ミカ「祖先が同じということか?」

白藤「我々の祖先……まあ、こういった姿になった原因と申しますか」

   「我々のような異形が世界に現れたのは、かつての戦争の時期からです」

晴明「……?」

白藤「戦争のための道具か……あるいは先を見越してなのか、生物としては異端ですが」

   「ともあれそうした生物として生まれ、偶然にもナンバーズを創造する力を持つに至りました」

   「晴明さんの祖先にもそうした者がおり、今は普通の人間の血が濃く普通に見えますが……」

晴明「……えと……ふ、普通の、人間……が、混じって……る、ので」

白藤「偶然と偶然が重なり、現在のようなことになった、という考えもあります」

   「とはいえ全ては憶測でしかありません。真実は闇の中、といったところでしょうか」

魅行「底の浅そうな闇ですが」

晴明「……じゅ、充分……深そうです」



ミカ「白藤殿。そもそも我々のルーツ自体、誰も知らないのでは……」

白藤「ええ。ですから今のところ『戦争のためにつくられた生物』ということにしています」

   「分かりやすいですからね。なのでその内まったく違う出自が明らかにされるかもしれません」

晴明「……ゆ、ゆるい……です、ね」

白藤「まあ、そもそも人間がどこから来たかという問題のようなものですから」

   「実は宇宙人が人類を作ったのだ――――ということになったと仮定して」

   「あなたの今の生活が激変するものでしょうか? そうではないでしょう」

晴明「……まぁ」

ミカ「……で、だ」

魅行「はい」

ミカ「何故さっきからお前は晴明の横にぴったり張り付いているんだ……?」

魅行「何か問題が?」

晴明「……えと。ちょ、ちょっと……窮屈、な、ような……」



白藤「……兆候はありましたが……まさかあなた」

魅行「一つ……考えていただきたいことがあります」

ミカ「何だ」

魅行「いざ自分が守ると豪語した直後に敗北し、無様を晒し……精神的にも脆くなっている折に」

   「普段は見せないような勇気を振り絞り、新たな力に覚醒してまで全力で守ってくれた、と」

   「しかも元々普通の人間。そのような状況で……オチない人間がおりましょうか」

晴明「……えっ」

ミカ「いや、お前……同性だぞ」

魅行「既に同棲しております」

ミカ「字が違う!」

白藤「……あ、あなた……つまり、こういうことですか?」

   「『同じく女の子ではあるが、晴明さんに惚れた』と」

魅行「Exactly(そのとおりでございます)」

晴明「…………!!?」



ミカ「……よ、世の中は……広いからな、うん……」

晴明「……お、お願い、します……引かないで……ください……」

白藤「……いや、まあ他人のことですので別にどうでもいいのですが」

魅行「あ、はっきりと表明してしまうとルートが固定されてしまいますか」

晴明「……何の話を……」

魅行「いつものたちの悪い冗談です」

晴明「……いつもなら、たちの悪い……とか、言わない……と、思うんですけど……」

白藤「……闇堂さんはそもそもこの路地裏の者……異形の特徴を毛嫌いしているフシがあります」

   「逆に、『普通』の人間であることに拘っていることもあり……決して可能性が無いということではないのですが」

ミカ「本当に冗談なんだな!?」

魅行「勿論でございますわ」

ミカ「キャラが違う!」

魅行「当然ではありませんか。女同士ですよ? もっとも世の中にはiPS細胞というものが」

晴明「……」 ダッ

ミカ「お前だけ逃げるな晴明!」



竜胆「……っ、ここは……」

ミカ「!」

白藤「おや、気が付きましたか。普段よりも遅いですね」


晴明(普段……って言うと、ミカさんが撃退してる時のことかな?)

   (……ってことは、カオスナンバーズの方がダメージは大きい……?)


ミカ「……気が付いたか、ガブリエルの刺客」

竜胆「……そうか、私は……敗北したか。となると……」

白藤「ええ、ご察しの通り、ここはあなたの『敵』の本拠地です」

竜胆「ふん、それでどうするつもりだ? ここで殺すか?」

白藤「ま、それも一つの手段ではありますがね……」

晴明「………………」

ミカ「安心しろ。殺しはしない。仮にやるにしても、晴明の目の前でそれだけはしない」

竜胆「ふっ、お優しいことだな。私は敵だぞ」



晴明「……て、敵……でも。こ、高潔な……人、でした」

竜胆「……お前は……」

晴明「……あ、の……えと、でゅ、デュエル……のこと、は、その」

竜胆「私は敗者だ。敗者に語ることは何もない。ただ、お前が強者だった。それだけのことだ」

白藤「確かに潔い人のようですね。最も、重用したい人間ではありませんが」

ミカ「白藤殿……」

魅行「くっ殺キャラ同士で何かシンパシーでもわきますか」


晴明(確かにちょっとキャラ似てるけど)


晴明「……で、でも、えと、つ、強い……人、です、し」

魅行「まあ、そうですね。鉄砲玉に比べれば雲泥の差。結局私も負けてしまったわけですから」

ミカ「……なるほど、実力者らしいな」

白藤「だったら尚更逃がすなどできそうにありませんね」

竜胆「ならどうする。牢にでも繋ぐか」

白藤「ええ。少なくとも、あなたが脅威になりうる以上ここから出すことは考えられません」



晴明「……ど、どうする……ん、です……か」

白藤「まあ、デュエルディスクとデッキは取り上げるくらいした方が良さそうですね」

竜胆「何だと……!?」

ミカ「しかし、それをすると舌を噛むくらいのことはしかねませんが」

白藤「いるんですよね、こういう……なんというかデッキが命より大切そうな人間」

ミカ「えっ」

白藤「えっ」


晴明(身近にいちゃったよ)


白藤「別に、それ以上の危害など加えません。結局は我々の脅威になることが問題なのですから」

   「この路地裏の構造はミカさん以外私か、限られた者くらいしか知りません」

魅行「下手に脱走を試みれば、まあ、飢えて死にますね」

晴明「……実質、その……逃げられ、ないように……と」

竜胆「……それで?」

白藤「別に」

竜胆「何……?」

白藤「何もしないというのならば『歓待』しましょう。衣食住……まあ、最低限度になりますが、保証はします」

(いろいろ甘すぎませんかこの組織)



竜胆「甘いな……実に甘い。自分たちを滅ぼそうという相手にその態度で本当に勝利できると思っているのか?」

ミカ「これが我々のスタンスだ。それを貫き通すことで負けると言うのなら、それまでだ」

   「安心しろ。行動に出たらその時は確実に撃滅する。それだけの力はある」

白藤「……いや、まあ負けるのは勘弁してほしいんですがね」

   「そもそもこの路地裏の者たち……外見だけが特殊なのではありませんが」

竜胆「……逆らえばその時点で?」

白藤「どうでしょうねぇ。素手ならば衛星がどうということはありませんがね、ははは」

竜胆「……はっ、『ザクロ』でも好きなのか?」

白藤「荒っぽい人たちはそういうきらいがありますね、ザクロ……ええ、見たがっている人はいますね。食べたいとは思いません」

   「ま、私は基本、取りまとめなだけでして……迷路のような路地裏に放り出すくらいしかしませんよ」

晴明「……ぶ、物騒……」

魅行「状況を考えればこれが普通と言えなくもないですが」

晴明「……ま、まあ……えと。で、です……よね」


晴明(と、というかザクロって……頭パーンってことか? ……マジで?)

あ、温くないわ。十分過激だわ



魅行「そうまで仰るのなら、こういうのはどうでしょうか。晴明様」 ……ボソボソ

晴明「……え……? えと、それ……だ、大丈夫……な、なん、ですか……」

魅行「構いません。言うだけならタダです」

晴明「……え、と」

竜胆「……何だ」

晴明「……しょ、勝者……として、命令、です……」

竜胆「は……?」

晴明「……が、ガブリエル……とは、えと……手を、切って……くだ、さい」

竜胆「……何を」

晴明「……でゅ、デュエルは……契約、行為……の、延長、です……」

   「……あなたが、その……魅行さん……の、身柄を……勝利の、対価、として……得る、なら」

   「……負けたとき……の、対価……も、それに、相応しい、もの……じゃ、ない、と」

竜胆「だから私に手を引けと?」

晴明「……す、少なくとも……私、は……誰かが、死ぬ、とか……そういうの……嫌、です」

   「……た、たとえ……敵、だった、と……しても……その……戦って、て、えと……」

   「……きっと……悪い、人じゃないと……思って……だから、その、えと……」

清明ちゃんマジ大天使(クリスティア)

・・・ガブさんに消されそうになってもコミュ上げたら守ろうとしそう



竜胆「はっきりしろ!」

晴明「……!」 ビクッ

魅行「………………」

ミカ「睨むな。あっちも間違ったことは言ってない」

晴明「…………えと……私。友達、いなくて……その。家族、も、いないし……」

   「……だから……仲良く、なれそうな……人に、は、仲良く……してて、ほしく、て」

   「……えと、確か……り、竜胆、さん、は……まだ、その……仲良く、できる、かも……と、思って」

竜胆「………………」

晴明「……それができない……人じゃ、無い、と……思うん、です。だから……死んでほしく、ないです」

竜胆「甘いな」

魅行「ええ、だだ甘です。ですが真理ではあります」

竜胆「何……?」

ミカ「……仲良くなれるものなら、ということだろうな」

竜胆「くだらん。敵に情けをかけるな」

魅行「敵でも敗者で弱者な方に情けをかけるくらいは普通のことでは?」

竜胆「むぐ」

魅行「だいいち、あなたは晴明様のことを強者と認定いたしました」

   「その晴明様に敗北している以上あなたは敗者で晴明様より弱者です。情けをかけられても仕方ないのでは?」

せーちゃん今は友達いるじゃないか



竜胆「……い、言いたい放題言いおって……貴様……」

白藤「まあでも闇堂さんはその弱者に負けたわけですが」

ミカ「白藤殿」

魅行「ここで反撃ですか」

白藤「我々も戦っておりませんし。まあ別に我々の言うことを聞く必要もありませんが」

   「あなたの価値判断基準から考えるなら、晴明さんの言うことは従うべき、ではないのですかねぇ?」

竜胆「ぐ、うぐぐぐ」

晴明「………………」 オロオロ

竜胆「ええい、クソッ! そこまで言うのならば縄でもなんでもかけろ!」

   「言っておくが私は貴様ら路地裏の連中に従ったのではない、強者の弁に従ったまでのこと!」

   「実に不服だがな! そうしろと言うなら従ってやる。この女がデュエルの勝者であるからにはな!」

晴明「……ほ、ほんと、です……か?」

竜胆「涙目でこちらを見るんじゃあないッ!」

魅行「オちましたね」

白藤「乙女の涙は強いですねぇ」

魅行「腐っておりますがね」

白藤「その情報は余計です」

>>531
すみません、「前はいなかったから」ということで脳内変換お願いします。
どういう表現にしようかと思ってたら変になってしまった

・・・あれ白藤さんって清明ちゃんが腐ってること知らないんだっけ?
ともかくきっちり攻略したい(願望)



魅行「ではこちらを着用ください」

竜胆「……は?」

晴明「……め、メイド服……」

魅行「あ、女性らしいものがお嫌いでしたら執事服もございますが」

竜胆「……は!?」

ミカ「ああ、また悪い癖が……」

白藤「放っておきましょう。元々は敵なわけですし」

晴明「……いい、んでしょうか……」

竜胆「いや、勘弁してくれ。そういうフリフリは……いや、だからとそういう服装もだな、おい、おい!」


晴明(……まあ、暴れたりして放り出されるわけでもなく、だし。当面は大丈夫……かな)



◆ 「神原竜胆」が交友関係に追加されました。今後路地裏で交流が可能です

◆ 闇堂魅行の好感度がオーバーフローしました(あくまでフレーバーなので特に処理はありません)

といったところで今回はここまで

あの謎空間の選択肢に関してですが、CNo.を出すことを前提にしてましたので
1だとダベリオン+CNo.5+アストラルフォース、3だとブラック・ミストと派生でした
他の選択肢については要望があれば応えます

諦めたくないを選んでたらどうなってたんです?。後乙

おつおつ
ダベリオンあったのか・・・清明ちゃんは他のNOもう使わないのかな

おつー
倒すか戦うだったらどんなカードだったんだ?

>>538
敗けることを前提とした上で、それでも「諦めたくない」なので、時間稼ぎからのミカさん乱入を狙うコースでした。
ある意味晴明のキャラには合ってると言えば合ってる。ただしこっちは無力感すごいので闇堕ちの可能性が

>>540
「戦う」がホープ、ラグナゼロ、104。戦闘技術というか、ちょっとトリッキーな効果という勝手なイメージですが
「倒す」はプライムフォトン+ダークマター、タキオン。もう一つは伏せておきますが、基本的に攻撃力重視。
「倒す」のモンスターに関しては竜胆を見て、ドラゴン=力なイメージがついたことで発現、な感じでした

他のナンバーズはどうでしょう。路地裏の人に借りるか、イレギュラーってことでありうる、かも

ふむふむ、りょーかい
ドラゴンのNOは結構あるからわからんな
闇堕ちの危険が減ってよかった・・・かな

多数決で↓2~5だと偶数だしあまり良くない
実際>>428は同数だよね
まあ↓1~5の間違いだと思うけど

>>548
ですね。すみません。いつもの癖で↓2からやってるのと
選択肢3つなので奇数の方がいいのか偶数の方がいいのか混乱してました


一応、決闘竜シグナー竜、三邪神三幻神三極神、アクセルシンクロ、ナンバーズとそれら関連はだいたい特別なカード扱いです。
他にも多少設定しているものもありますが、手に入れられる場所はそれぞれ異なります
一応クェーサー出す方法もありますが、まずオーバートップクリアマインド習得しないと

よし、そろそろやるで
一時間とか間が空く場合があるけど、夕食なんかで席を外してる場合もありますので
その辺りご容赦オナシャス



◆ 路地裏奥


晴明(ナンバーズ ふつうのひとでも ナンバーズ……何で無駄に5・7・5調にしてるんだ私は)

   (……や、問題はそこじゃないか。カオスナンバーズ……ナンバーズの進化体)

   (それに、RUM……ナンバーズ……というか、エクシーズを進化させる魔法カード……)

   (私に一体何が起きているんだろう。それに……代償、って……)

   (……今は考えるのはよそう。それより……竜胆さんだ)

   (竜胆さんがガブリエルに帰還しない……それをきっかけに、何かガブリエルが行動を起こす可能性が出てくる)

   (不幸中の幸いだけど、多分「竜胆さんを倒した相手」、つまり、ガブリエルに私の情報は無い)

   (唯一、戦った竜胆さんが私のことを報告してない……させてないから、そうでなきゃ困るんだけど)

   (……この先どうなるか、バレたりした場合は……とかも、考えておいた方がいいかもしれない)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.引き続き路地裏奥で行動
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ ピタゴラス / 中央通り


晴明(考えないと……現状、どっちが有利だとかそういうことは分からない)

   (ただ、白藤さんが言ってた通り、路地裏の構造は一部の限られた人しか知らない)

   (……ただ。攻め入りにくいっていう利点はあるけど逆に「攻めづらい」という欠点もある……)

   (こっちからガブリエルに攻め入ることは、正直なところ難しいような気がする……)

   (……ガブリエルの本社がこのピタゴラスの中の、いったいどこにあるのかは分からない)

   (住所をパッと見てそれで地図が浮かぶほどここの地理には精通してない。最低限、どこか、を特定しなきゃ)

   (……いや、そもそもそれがダミーって可能性もあるし、地下に埋もれてるってことも……)


どんっ!


晴明「……あぅ」

朝比奈「あ、と、す、すみません……って、安倍さん?」

晴明「……せ、先生……?」

朝比奈「ごめんね、急いでた? 考え事しながら歩いてたみたいだけど……」



晴明「……えと、い、一応……まぁ」

朝比奈「それよりどうしたんだい、安倍さん。なんだかいつになく表情が険しいし……」

     「服もちょっと汚れてて、頬に擦り傷が……」

晴明「……え。あっ……」


晴明(竜胆さんとのデュエル……ガイアドラグーンの攻撃? それともナンバーズの攻撃の余波……?)

   (……そもそも擦り傷とか汚れとか気にするような状況でもなかったし……あんまりタイミングは良くないなぁ)


朝比奈「もしかして、誰かに乱暴でもされた!?」

晴明「……ち、違い、ます。あの、こ、転んで……」

   「……それ、より……ご、誤解……される、ようなこと、大声……で……!」

朝比奈「あっ、ご、ごめん……む、無神経だったね」

晴明「………………」


晴明(……って、よく考えたらこの言い訳、ぐっだぐだで使い古された手だよな……)

   (いかん、朝比奈先生の考え方からして、どこかで勘違いしたまま話を続けそうな……)



朝比奈「……とりあえず、少し落ち着いて話そう。いいかな?」

晴明「……ま、まぁ……」


晴明(……アカン。これ完全に勘違いされたパターンだ……)


◆ ピタゴラス / 喫茶店


朝比奈「何でも好きなもの頼んでいいからね」

晴明「……はぁ」


晴明(……普段からそそっかしい部分はあるし、熱血漢というか、そういう部分が空回りするのも知ってるけど……)

   (流石にこれはどうよ。いや、まあ誤解されるようなこと言った私も私か……)


朝比奈「それで、何かあったのかい?」

晴明「……い、いえ……何も……でゅ、デュエル、で……えと、ダメージ、受け、すぎて……」

   「……その拍子に、転んで……擦って……です。はい……」

朝比奈「……本当なんだね?」

晴明「……えと、はい」



朝比奈「……それならいいんだけどね……」

晴明「…………えと、な、何か……あった、ん、ですか……」

朝比奈「先生という職業柄、『そういう』話はよく聞くんだよ。ウチの生徒に限って……とは思うんだけど」

     「それも含めて……まあ、以前、ね。ちょっと……話しづらいことなんだけど、色々あったから」

晴明「……は、はぁ……」

朝比奈「……これは内緒なんだけどね、いずれ集会の場で話すことにはなると思うから言っておくけれど」

晴明「……?」

朝比奈「前に安倍さんを呼び出したとき、火急の用件で話を打ち切りにしたよね」

     「あの時……まあ、言っちゃなんだけど、麻薬のようなものが見つかって、ね」

晴明「……!」

朝比奈「何でも、それを常用してた人がデュエルで実際のダメージを発生させた、とか……あ、こっちはただの噂だけど」


晴明(……あの時の話……)


朝比奈「そんなだから、もしかすると少し……治安が悪くなってるんじゃないかって思ってね」

     「実際のダメージを発生させるって噂も、本当なら危険極まりない。下手をしたら死んじゃうだろうし、ね……」



晴明(……実際に私がその渦中にいるとか絶対言えねえ……)


朝比奈「だから、安倍さんも重々気を付けて。万が一のことが無いとは言えないんだから」

晴明「……はい」


晴明(既に万が一の事態に触れててそのリアルダメージ発生能力の源泉とも呼ぶべきカードが手元にあって)

   (しかもそのカードを持ってる人たちですらわけわからんようなカードもあるんですけどこれどうしたらいいっすか)


朝比奈「あ、すみません、注文……ブレンドのブラックを。安倍さんは何かいるかい?」

晴明「……え。え、えと……か、かふぇおれ……一番小さいの、で」

カシコマリー

朝比奈「遠慮しなくてもいいんだけど……」

晴明「……お、お腹……すいて、ません、し……」


晴明(早めにこの話を打ち切らないとどこかでボロを出しかねない……)

   (そもそも本当に遠慮しなかったらしなかったで問題があると思います、先生)



晴明「……えと、せ、先生……は、何で……ここ、に」

朝比奈「この喫茶店ってこと?」

晴明「……あ、えと、中央……通り、です」

朝比奈「ああ……ちょっと服を選びにね」

晴明「……服」

朝比奈「いつもいつでもスーツっていうわけじゃあないからね、それなりに揃えておかない」

     「あれ? なんだか視線が外れてるけど……」

晴明「…………き、気のせい、です」


晴明(……服の種類が三種類くらいあるかないかっていう私を責めてるのかと)

   (いや、まあ、そんなつもりも無いだろうし、前御影さんと買いに行ったけど)


次の話題

1.食生活について
2.昆虫族のカードについて
3.ガブリエルって会社知りません?
4.自由安価

↓2



晴明「……あの」

朝比奈「ん?」

晴明「……えと、先生……会社、の……こと、とか……詳しい、です、か?」

朝比奈「え? か、会社? ……ひ、人並みと思うけど……」

晴明「……が、ガブリエル……って、会社……知りません、か……?」

朝比奈「ガブリエル?」


コンマ判定(00は100扱い)

朝比奈がガブリエルの情報を持っているかどうか。40以上で成功
↓1

表向きのガブリエルの企業規模。99に近いほど大きい。
↓2



◆ ゾロ目なのでちょっとボーナス

朝比奈「あんまり表に出てくるような会社じゃあないけど、知らないわけじゃない、かなぁ」

晴明「……ど、どのくらい……」

朝比奈「前にちょっと、就職相談で来た生徒と一緒に調べてね、いやぁ、参った参った」

     「本社の場所がそんなに詳しく書いてないおかげで、支社の方にずーっと行ったりしてね」

晴明「……!」


晴明(……やっぱりダミーを作って本社の場所は隠してる……いや、それより)


晴明「……本社、の……場所、とか……」

朝比奈「うん、知ってるよ。えっと……ちょっと地図出すね」

晴明「…………」

朝比奈「ここと、ここと、ここ……一つづつあるんだけど、これ全部支社だったんだ」

     「で、実はこっちの小さい建物が本社で……確か、上じゃなくて下に広げていったみたいだね」


晴明(……となると、地上はダミー、中枢は地下にあると思った方がいいのかな)



朝比奈「会社見学ってことだったんだけど、流石に立ち入り禁止のところまでは入れてくれなかったかな」

晴明「……で、でしょう……ね」

朝比奈「あ。でも社員の人たちが……しきりに地下6階地下6階……って」

晴明「……地下6階」


晴明(……今まで目をそらしてはいたけど、既に捕らえられているような人がいる可能性は高い)

   (そうなると、地下6階っていうのは……何らかの実験用スペース?)

   (竜胆さんの言葉を考えるに、連れて行かれるのはその階と見た方がいいかも……)


朝比奈「地上2階建てで地下は8階建てで……あ、公的には6階建てって言ってるみたいだね」

晴明「……公的に、は……?」

朝比奈「うん、資料だけ見たんだけどね。役員用のエレベーターの中がちらっと見えて」

     「普通のエレベーターは6階までしか表示されてなかったんだけど……」


晴明(秘密フロアがあるってことか……いよいよRPGじみてきちゃったよ)



晴明「……でも、な……何で、先生……そこまで、到達……」

朝比奈「?」

晴明「……あの、し、支社……とか、えと、分かって……」

朝比奈「あぁ……」


◆ 朝比奈がガブリエルの関係者かどうか
コンマ判定
20以下で朝比奈自身が関係
45以下で親戚縁者がという程度
↓1



朝比奈「その時、受け持ちだった生徒がさ、真剣だったから……こう、僕もやってやるぞ、って」

     「今思えばあの頃はやる気に満ち溢れすぎてたって思うんだけどさ……」


晴明(そう告げる先生は、どこか遠いところを見ているようではあった)

   (具体的には、あの時の苦労はもう思い出したくないとでも言いたげに)


朝比奈「何せようやくこういう会社に就職したいですーって言ってくれる生徒がいてね」

     「その時はまだ時間もあったから、会社見学させてくださいって頼み込んで」

     「……正直なところ、ちょっと恥ずかしい思い出なんだけど……公衆の面前で土下座しちゃって」

晴明「…………えっ」

朝比奈「今思えば僕も相当プライド捨てたものだと思うんだけどね、だけど一応話を聞けて」

     「そこまで仰るなら、ってことで本社に案内してもらえたんだったなぁ……」

晴明「……えと、お、お疲れ……さま、でした……?」

朝比奈「結局その子は落ちちゃったんだけど」

晴明「 」

朝比奈「……だから、正直あまり思い出したくない思い出では、あったかな……」


晴明(……ああ、こんなところでも先生の情熱は微妙に空回ってるのか……や、成果はあったけども)



朝比奈「こんなことでいいのかい?」

晴明「……さ、参考に……なり、ました……」


晴明(あと、就職目当てにしてもあまり先生を頼りすぎちゃいけないってことも分かりました……)


朝比奈「……正直に言うけど、あんまり先生任せにしたりしないでくれると、助かるかな……」

晴明「……よく、身に……沁みまし、た……」

朝比奈「……うん、分かってくれるとありがたいかな……」

晴明「…………」

朝比奈「…………」

オマタセシマシター

朝比奈「あ、コーヒー来た……」

晴明「……えと、い、いただきます……」


◆ 朝比奈卯月の好感度が(多分)上昇しました
判定:コンマ1の位
1,2,3 : 5
4,5,6 : 6
7,8,9 : 7
0,   : 9

↓1



◆ 以下のように変動しました

朝比奈卯月:29→35


晴明(有益な情報を得ると共に世の中の世知辛さに直面してしまった気がする……)

   (いや、まあ……そりゃ落ちる時は落ちるだろうけどさ。それにしても報われない……)

   (……ぎゃ、逆に考えよう。先輩と思しき人がガブリエルにいなかったから良かったと考えよう……)


◆ 一日が終了しました。引き続き翌日の描写から続行します


◆ 朝 / 寮 / 晴明の部屋

晴明「……………………」

魅行「何でしょう」

晴明「……いつの、間に……ベッド、に……」

魅行「晴明様が起床される一時間前には」

晴明「……あと……半裸、なの、は」

魅行「いやん」

晴明「……いやんでなく」

魅行「布団をあたため……。あ、そういえば私変温動物の特徴持ってましたね。これは失敬」

晴明「……………………」 ジトー

魅行「冷たい視線で体が温もってくるって素晴らしいことだとは思いません?」

晴明(駄目だこの人ほぼ無敵になってる)

魅行「あぁ、白藤様に先日の報告は済ませておりますので」

晴明「……さ、先に言って、くだ、さい……」


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.裏路地奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2


◆ 寮 / 食堂


晴明「………………」 ハァ~…


晴明(確かに友達増えたし……それに、色々やることも増えた、けど……)

   (……なんていうか、望んでたのってこういう忙しさだっけ……? すっごい心休まらないというか)

   (とりあえずはまだ大丈夫ってだけでいつ寮がマークされるかわかんないし)

   (……これ、本当に安心しようと思ったら路地裏で寝起きするくらいしなきゃいけないのかな……)

   (……あ、いや。ガブリエル倒せば全部解決なんだけどね……一朝一夕でできることじゃない……)


奏「あ、せ、晴明、ちゃん。ここ、いい?」

晴明「……あ、だ、だいじょぶ……です、よ」

奏「あ、あり、がとねっ。えと、その」

晴明「……?」

奏「せ、晴明ちゃん、すっごい、溜息ついてた、から、その……どうしたのかな、って」



晴明「……え、と……その……最近、です、けど……色々、と……忙し、くて」

奏「あっ、ま、前、言ってた、あ、アルバイト、とか……?」

晴明「……そ、それも……含め……?」

奏「ほ、他にも、色々、やってる、って。こと?」

晴明「……ま、まあ……その、い、色々……ちょっと……」

奏「?」

晴明「……デュエルとか……しょ、ショップ……行ったり……」

奏「うん」

晴明「……か、カード……て、手に、入れたり……? い、色々……に、人間、関係、とか……」

奏「えと、えと……あ、アド、バイス、できそうにっない、けど。えと」

  「お、おいしい、ものとか食べたら、ストレス、とか、少し。どうにか、なる、かもっ」

晴明「……で、です、ね」



奏「な、なに、食べよっか。えと、こ、これ、どうかなっ」

晴明「…………」 フラッ

奏「え、ええ、え!? な、何で、た、倒れ、そうにっ」

晴明「……琴吹……さん、こ、これは……む、無理……」

奏「え、ふぃ、フィレ、肉って、だけ、じゃっ」

晴明「……お、お値段……」

奏「ほ、ほんの、2800DP、だ、だよね」

晴明「 」 バターン

奏「ひああああっ、せ、晴明ちゃん!?」


晴明(……あ、甘かった……音楽家ナメてた……て、定期公演するくらいの実力者がお金無いわけない……)

   (たとえ実家で白い目で見られてたとしても外に出たら一級品の実力なんだから当然っちゃ当然だ……)



晴明「……こ、こっち、の……和膳で……」

奏「そ、そんなに、量も、無い、けど、いいの?」

晴明「……わ、私、には……ちょ、丁度、いい、です」

奏「そ、そう? えと、あ、お、お姉、さん。このステーキ、定食、と、あと、海鮮丼、と……」

晴明「……え、と、そ、そんなに……食べ、られ……」

奏「?」

晴明「……る、みたい……です、ね……」


晴明(痩せの大食い……というか、普段の練習量のせいなのか、これは……)

   (なんていうか、食の基準が私と琴吹さんで違う気がする……)


奏「せ、晴明ちゃん? ど、どうしたの?」 アセアセ

晴明「……い、いえ、えと……ふ、普段、私……そんなに、食べ、ない……ので」

奏「あっ、ごめんね、えと、ちょ、ちょっと引いちゃった?」

晴明「……いえ、えと。よ、よく……食べるな、と」



奏「…………」 もぐもぐもぐもぐもぐもぐ…

晴明「…………」 モニュモニュ…


晴明(食べる勢いまで違う……いや、今回は私が遅いだけだけど)


晴明「……そ、そういえば・……部屋、では……その、あんまり、お菓子、とか……」

奏「え、栄養、とか、気に、しないと、って、思って、ね?」

晴明「……ま、まあ……糖分、とか……塩分、とか……」

奏「あ、朝いっぱい食べて、昼、は、このくらいで、夜は、少なめに、かなっ」

晴明「……えと。朝……どの、くらい……」

奏「や、野菜と果物、いっぱい……えと、レタス、ひと玉、とか、バナナ、一房、とか、リンゴ、二個、とか?」


晴明(どこに入るんだ……?)


奏「それで、夜は、たまごかけご飯一杯、とか、サラダ、だけ、とか」

晴明「……な、なる、ほど」



奏「で、でも、晴明ちゃん、は、それだけで。だ、大丈夫、なの?」

晴明「……な、慣れて……ます、し……いきなり、入れて、も」

奏「あっ、そ、そうなのかな……で、でも、お風呂、で、あばら、とか、見えたりして」

晴明「……いいん、です……べ、別に、骨と皮……だけじゃ、ないん、ですから……」

奏「う、うーん……む、無駄が無いって、言えば、そうだけど」

晴明「……ね、燃費、いいので」

奏「い、いいのかなぁ……?」

晴明「……い、いいん、です……」


次の話題
1.最近の寮の中
2.家のことについて
3.デュエルやカードの話題
4.自由安価

↓2



晴明「……あっ……そ、そういえば……ですけど……カードに、ついて」

奏「んぐっ、か、カード?」

晴明「……この前、えと……征竜、を……扱ってる……人と、デュエル、したんです……けど」

   「……その人、すっごく……強く、て……他の、使ってる……人、なんかも、強いのか、って」

奏「う、うーん。征竜……って、えと、何年か前に、た、大会、で、ずっと勝ってた、よね」

晴明「……で、です、ね……」

奏「で、でも、それに、便乗。して、組んで、大会に、出た人ほど。えと」

  「ほ、本来、使ってた、人より。その、ずっと、劣って、て……流行、したの、そんなに、長くなくって」

晴明「……あ、あれ……って。何で、なん……でしょう、ね」

奏「お、思い入れ、とか?」

晴明「……せ、戦術……を、理解、せず、っていうのも、あります、よね」



奏「えと、そ、それだけじゃ、なくって。どっちか、っていうと、あの、えと」

  「その、ちょっと、リアリティに、欠ける、こと、だけど。いいのかな?」

晴明「……き、気にしません……よ」

奏「えと。で、デッキ、や。カード、が、持ち主、を認めて、ないんじゃ。って……」

晴明「……か、カードが……使い手を、決める……?」

奏「そ、そんな、感じで、す。あの。お、思い入れ、というか、感情、というか。えと、えと」

  「でゅ、デュエリスト、としての、気持ちも、込められて、ない、デッキ、ほど。ダメ、って、いうか」

晴明「……た、ただ、勝ちたい、だけ、じゃ」

奏「勝てない、んじゃ、ないかなって」

晴明「……た、確かに……そういう、部分も……ある、かも……ですね」

奏「で、でも、論理的、なことじゃ、ないしっ」

晴明「……えと。よ、世の中……論理的な、こと、ばかりじゃ……ない、ですし」


晴明(論理で説明できないことを経験してるからどうにも、そういうのがしっくり来るんだよなぁ……)



奏「えと、えと。お、音楽、とかも、か、感情が、あったり、してっ」

晴明「……そ、そういう……話、よく、聞きます……よね」

奏「と、特に、管楽器、なんかは、それが如実に。現れ、るし。げ、弦楽器、でも、感情の揺れで」

  「あの、触れ方、とか、違ったり、して、っていうのも、あるけど……えと、えと」

晴明「……えと。それ、だと……音楽、理論、というか……」

奏「そうじゃ、なくって、ね? えと、人の、想いの詰まってる、あの、す、ストラディバリウス、とか、あるけどっ」

  「経年、とか、えと、作った、人の、技術、とか、そういうのと別に、ね。強い、想いが、重なってるほど」

  「いい、音色、っていうか。を、響かせる、ような、気が、するの」

晴明「……だから……想いの、無い……カード、は」

奏「えと、デュエリストも、テキトーな気持ち、で、カード。選んじゃ、ダメ、なんじゃないかなっ」

晴明「……確かに……そういう、ことは……ある、かも。しれない……です、ね」

奏「で、でも、晴明ちゃん、そういうこと。し、しない、でしょ?」

晴明「……う、うーん……ど、どう、なん、でしょう……」

奏「な、悩むって、ことは、軽く、考えてない、ってこと、だよっ」



奏「で、でも。そういう、意味、なら。えと」

晴明「?」

奏「も、もしかすると、あの。えと、オカルトだけど」

  「か、カードが、自分、で、自分を、使う……デュエリストを、選んだりしたらっ」

  「その時は、その人、すっごく強く、なるんじゃない、かなって」

晴明「……ほ、ほんと……に、オカルト、ですね」

奏「こ、こう、びゅーんっ、て飛んで来たり、して」

晴明「……は、あは、ははははは……」


晴明(体が光ったと思ったら新たなカードが3枚出てきた私にゃ冗談とは言えない……)



◆ 琴吹奏の好感度が上昇しました
コンマ判定1の位 (公園での行動+寮でのデュエル経験などのボーナス分が追加されます)

1,2,3 : 16
4,5,6 : 17
7,8,9 : 18
0,   : 20
↓1


◆ 以下のように変動しました

琴吹奏:0→17


晴明(……ちょっと海鮮丼貰ったけど、あんなに美味しそうに食べるだけのことはあると思った)

   (なんでも海洋都市からの輸入品、だとか。でもだからこそ高いらしい……)

   (……私にはしばらく手の届かないものだろうなぁ)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ ピタゴラス / 広場


晴明「………………」 ボーッ


晴明(……気晴らしに広場まで来たけど、私って実はワーカーホリックだったりするのかな)

   (さっきからどうやってあのナンバーズを活かすかとか、ガブリエルの本拠地とか……)

   (なんだかそういうことばっかり考えてる気がする……まあ、大切なことだけどさ)


ミカ「む?」

晴明「……? み、ミカ、さん……?」

ミカ「晴明じゃないか。どうしたんだ、こんなところで」

晴明「……み、ミカ、さん……こそ。け、警備は」

ミカ「四六時中いるわけにもいかないだろう。他の者に任せる時間もあるよ」

晴明「……そ、それも、そう、です……よね、はい」



晴明「……そ、それより、えと。そのヘッドフォン……ま、前も、してました、けど」

ミカ「何かおかしいか?」

晴明「……く、口調とか……と、マッチ、してない、というか……」

ミカ「……そ、そうか……」


晴明(え。実は気に入ってたりしたんですかそれ)


ミカ「ま、まあいい。ところで今は何を?」

晴明「……き、気晴らし……というか」

ミカ「ああ……な。まあ、今は気にするな」

晴明「……でも」

ミカ「なるようにはなる。我々だってただ静かに座して待っているわけではない」

  「血気にはやる者など今すぐにでも飛び出しそうなほどだがな、やはり期というものはある」

晴明「……です、か」



晴明「……あの」

ミカ「何だ?」

晴明「……な、ナンバーズ……って。それを……扱う、ことに。代償、であるとか……」

   「そういうものが、必要だったり……する、んでしょうか……?」

ミカ「そんなことは無いぞ」

晴明「……え……? で、でも……あの、声……」

ミカ「声? 何か聞こえたか?」

晴明「……な、ナンバーズ……を、手に入れる、直前、に……声、が聞こえて……それ、で」

ミカ「……いや、すまない。心当たりは無いな。それに、そんな例は聞いたこともない」

晴明「……で、ですか……」

ミカ「それで、その……『声』か? それが、代償を支払え、と?」

晴明「……です」

ミカ「……ふむ。どういうことなのか私には分からないが……とにかく、相談はしてみよう。ところで――――」


清子「あれ? 晴明じゃん。おーい!」



ミカ「……すまないがこの話はまた後でだ」

晴明「……あ、はい……」

清子「よっ。晴明に……あ、こないだの」

ミカ「久しいな。ミカ・アシュロンだ」

清子「三善清子。あの時はまともに自己紹介もできなくて悪かったな」

ミカ「……ま、まぁ……状況が状況だったからな……仕方がないさ……」

晴明「………………」

清子「ど、どうしたんだよ二人とも、そんな押し黙って……」

ミカ「……片一方の病気が悪化したというか……」

清子「……聞いて悪かった」

晴明「……相当、です……」

清子「お、おう……」

ミカ「……しかし、清子と言ったか。晴明とはどういった関係なんだ?」

清子「出会ったとこが出会ったとこではあったけど……ちょっと暇してたら知り合って」

   「んで、学校の友達の友達だったから、そのままショップでって感じかな。そういうミカはどうなんだよ」



ミカ「最初は勘違いだったな。晴明にはすまなかったことをしたと思っている」

晴明「……あ、あはは……」

清子「勘違い? でって……」

ミカ「友人に危害を加えた輩かと勘違いしてな。誤解が解けて……それからの付き合いだ」

晴明「……ま、まあ……それから、その。色々、あって」

清子「ふぅん……何か複雑な感じなのな」

晴明「い、今は……その。良く、してもらって、ます」

清子「んならいいけどさ……危害、って」

ミカ「……まあ、色々とな」

晴明「……そ、それより、えと……清子さんは、何で、ここに……?」

清子「勉強疲れた」

晴明「…………えと」

ミカ「要は二人とも息抜きということだな」

清子「だよ。何時間も続けてやってらんないっての」

晴明「……く、空気、変えるの……大事、ですし……ね」



清子「あ、そうだ。この際だから晴明おせーてよ」

晴明「……い、一学年、上……では」

清子「えーアポ学じゃん。大丈夫でしょ。授業の進みそっちのが早いって聞いたぞ?」

晴明「……で、です、けど……その、自分でやらない、と。身につかない、というか……」

ミカ「そうだな。人にやってもらっても身にはつかん」

清子「ちぇっ。まあいいけどさ」

ミカ「世の中にはそもそも勉強などしていられないような人間だっているんだ。それと比べれば恵まれているさ」

清子「説教って何でこうワールドワイドに話が広がるんだよ」

晴明「……ま、まあ……ひ、人と、比べるのが……一番、分かりやすい、です、し……」


晴明(ただ、これに限ってはミカさんたちの境遇のことを言ってるんだと思うけどね……)


ミカ「間違ったことは言っていないだろう」

晴明「……え、えと……その。み、身近に、感じられ、ない……というか」

清子「そうそう、それそれ! 知らないところの話されても困るんだよ!」



ミカ「む……そ、そうか……知らない。まあ、知らないか……」

晴明「……じ、実感、の問題も……ある、と思いますし……」

ミカ「まあ、実感はわかないか……まあ、そうなる、な」

清子「ミカって結構正義感強い人?」

晴明「……そこは、まあ……です」

ミカ「?」


晴明(ミカさんの言葉は結構実感が込められてると思うんだけどね……)


続いての話題

1.デュエルについて
2.大会について
3.例の二人について
4.自由安価

↓2



清子「そういえば、晴明とはデュエルしたことあるんだけど……」

ミカ「私か?」

清子「ん。ミカってデュエル強いの?」

晴明「……か、かなり……強い、かと」

ミカ「いや、特定のカードに依存しすぎる構築では、少々心もとない」

晴明「……えぇ……?」

ミカ「そんな顔で見るな。アレは使えない」


晴明(……あっ、ナンバーズのことか。確かに、三体素材のエクシーズの数ってそんなに……)


清子「んなこと言ったらあたしだって一枚に依存しすぎだしさ」

晴明「……で、でも。他の……カード、で、押していけます、し」

清子「そんなの、シューコが今回の制限にデッキを合わせるようなもんじゃん」

ミカ「……影霊衣使いか?」

清子「シューコはね。あたしは違うよ。けど、アレ抜くのはちょっと無理」



晴明「……ま、まあ……デッキ、の……根幹、みたいな、もの……ですし、ね」

清子「そ。晴明で言やメタポカオポ」

晴明「……」 サッ

ミカ「隠す必要は無いだろう」

清子「他のカード使ってもいいけど、こっちも使える。てか思い入れも強い」

   「だからそれが使えないデッキでならデュエルする気は無い。なんてーかそういうプライドはあるよな」

ミカ「うむ。話が分かるな」

清子「つーわけで、全力で戦うのが今は無理ってんなら今すぐとは言わないよ」

   「ただ、いつかはデュエルしてみたいとは思うな」

ミカ「それにも同意しよう。とはいえ……それがいつになるかは分からんがな」

晴明「……っ」


晴明(……というか、ミカさんはいつ、ガブリエルに倒されるともしれないような生活で……)

   (……いつになるか分からない上、いつまでたっても訪れない可能性だって……)



晴明「……い、いつか。デュエル……できる、ように」

清子「ん。まああたしはテスト勉強だな……」

ミカ「……そうだな」

晴明「……わ、私も、頑張り……ます、から」

ミカ「……期待している」


◆ 三善清子、ミカ・アシュロンの好感度が上昇しました

コンマ1桁で判定
1,2,3 : 5
4,5,6 : 6
7,8,9 : 7
0,   : 9
↓1(ミカ)

1,2,3 : 4
4,5,6 : 5
7,8,9 : 6
0,   : 8
↓2(清子)

そい



◆ 以下のように変動しました


  三善清子:8→13

  ミカ・アシュロン:0→9


◆ 一日が終了しました

今回はここまで

なんだか今回コミュ祭りでしたね
3回中3回はちょっと珍しい気が

おつおつ

海外制限が適用されたら晴明絶望してまう

やるでよ



◆ 寮 / 晴明の部屋


晴明「………………」 ピッピッポチッ…


晴明(……あれ。なんだかいつもよりお金が多いような……あっ、竜胆さんに勝ったからか)

   (その後で白藤さんにも謝礼ってことで少しお金貰ったし……)

   (そういう事務的な関係ってあんまり好きじゃないけど、今は少し助かるな)

   (問題は、いざって時には食材も何も置いてかなきゃいけなくなりそうってことだけど)

   (……できるだけその日のうちに食べられるものだけ食べることにしよう)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 学校 / 晴明の教室


晴明「………………」 カリカリカリ…


晴明(よし、これで今日の分の課題終わり)

   (だいたい毎日課題だけ終わらせてから帰るのが癖になってるなぁ……)

   (……いや、今は特に課題だけでも終わらせなきゃいけないんだけど)

   (部屋に戻ったらどんなタイミングで魅行さんから邪魔が入るか分からないし)

   (魅行さん学生じゃないから仕方ないっちゃ仕方ないけど)

   (でも、できればちょっとくらい課題を終わらせなきゃいけない時の気持ちは分かってほしいかも)


1.交友関係の新規開拓 or コミュ(名前指定)
2.例の薬物について探る
3.自由安価

↓2


◆ 1~10までの間で好きな数字を選択してください

↓1



ガラガラッ!


??「やっべぇ! 忘れ物!」

晴明「……!」


晴明(うわっ、何でこんな時間に人が……いや、来ちゃいけない理由は無いけど)

   (何でよりにもよって私の教室の私のクラスに忘れ物する人が!)


ぶあっ……


晴明(……わ、風が……ああ、もう。誰なのさ窓開けっ放しにして帰ってるの……)

   (あっ、髪がふわっって)


??「……………………」


晴明(……? 何だろあの人。ぽけーっとして。人がいることがそんなに珍しいのかな……)


??(クラスに一人はいるような暗い雰囲気の女の子。普段会話するようなこともないような、なんていうか空気のような存在)

   (一目で見た分にはとても地味で、でも優等生じみた雰囲気を漂わせてた。放課後、居残って課題を終わらせてるのは知ってる)

   (その日、俺が教室に戻ってきたのは、忘れ物を取りに来たからだった。学校にたどり着き、教室に入ったその時、風が吹いて――――)


晴明(ちょっと待てモノローグ長い)



??(一瞬、素顔が見えた。風と、傾いた陽の光の関係なのかは分からない。けれど妙に幻想的な雰囲気)

   (彼女の自身の儚げな雰囲気も相まって、今すぐに声でもかけなきゃ消えていきそうで――――)


遊鬼「あっ、ああ、お、俺、鬼城遊鬼! キミは……」

晴明「……安倍……晴明……です、けど……」


晴明(……なんだかなぁ。何でこっちじっと見てるのかわけわからん……)

   (今の一瞬でどこかのADVゲームみたいなモノローグでも流れてたのか……?)


晴明「……あの。同じ……クラス、の……」

遊鬼「そ、そうだな。ちょっと忘れ物しちまって。邪魔しちまったか?」

晴明「……い、いえ。別に……い、今……終わった、ばかり……です、ので」

遊鬼「そっか! なら良かった」

晴明「……はぁ」



遊鬼「たまに見るけど、いつも居残って宿題を?」

晴明「……ま。まぁ……です、けど……」

遊鬼「へぇ……すごいな。俺、やっぱ宿題とかそういうの放置して溜めこんじゃうタイプでさ」

晴明「……で、です……か」

遊鬼「いい方法とか無いかな? 面倒に感じちまって……」

晴明「……じゅ、授業……の、合間……とか。授業、の、中で……時間が、でき、たり……して」

   「……そういう……タイミングで、やる、と……放課後、やらずに……済み、ます……けど」

遊鬼「あ、なるほどな。でもやっぱり、ちょっと難しい課題とかさ……」

晴明「……移動、教室……じゃ、ない、休み時間……で。教科書を……見ながら、とか」

遊鬼「な、なんかそういう時間だと友達と話しこんじゃって」

晴明「……では、その……お友達、と。一緒に……巻き込めば、いいの……では」

遊鬼「あ、そうだな。助かったぜ!」

晴明「……はぁ」



晴明「……」 フゥ

遊鬼「どうかしたのか?」

晴明「……え……?」

遊鬼「いや、溜息……」

晴明「…………癖……です」

遊鬼「いや、溜息が癖、って……」

晴明「……癖……です」


晴明(事実癖のようなものなんだよね。私にとってみれば)

   (何か考え事するタイミングで出る、みたいな。他に理由は無いけど)

   (……あ、でもまあ、最近は溜息つくような理由もあるっちゃあるか……)


遊鬼「何か困ってるのか? 俺でできることなら手を貸すぜ」

晴明「……い、いえ。そういうのは……別に。無い……です、けど」

遊鬼「あんなに露骨に溜息ついててそんなわけないだろ?」

晴明「……い、いえ。本当に……何も……」


晴明(……無いわけじゃないけど。普通の人に話していいわけもなし)



遊鬼(なんていうか、直感だ。完全に直感だけど……何か、この子困ってる)

   (その性質はともかく、「消えてしまいそうな」なんて印象を抱いていた、その女の子は)

   (なんでもないという風で「なく」、ただ首を振っていた)


晴明(……こ、こういう時どうすればいいんだろう……やんわり断ってもダメな気がせんでもないし)

   (だからって強硬に断っても余計に押してくる気がする……うわぁ、ホントどうすればいいんだ……)

   (……なんだか、申し訳ないけどこういうタイプはちょっと苦手なんだよね……本当に申し訳ないけど)

   (というか、それとも私って考えが出やすかったりするのか? いや、でも先生たちには隠し通せてるし)

   (どっかの漫画の主人公みたいな超洞察力と直感……? いやまさかね)

   (……こういう時、どういう返答すればいいんだろう)

1.本当に何でもないことを主張
2.遠ざけるために嫌われるようなことを言ってみる
3.嘘をついて誤認させる
4.自由安価

↓2

コンマ判定、ある条件下で40以下で……
↓1



晴明(……適当に嘘でもついておこう……当たり障りのないものなら、迷惑かけることも無いだろう……)


晴明「……えと……へ、部屋で……な、無くしものを、して……」

遊鬼「無くしもの? 何なら俺、探すの手伝うぜ」

晴明「……し…………」

遊鬼「し?」

晴明「……下着……なの、で……」

遊鬼「したっ……あ、ご、ごめ……ん……?」


晴明(……いや、まあ昨日、下着が消えたのは事実なんだけど……)

   (魅行さんに聞いたら視線をそらされたんだけど……)


遊鬼「……それ、嘘じゃないか?」

晴明「………………」


晴明(え、何でバレ……!?)



遊鬼「なんか、さっきからしきりに上向いて下向いて、どんな嘘で誤魔化そうかって感じ」

晴明「……違い……ま、す……えと、その……」

遊鬼「いや、それならもうちょっとしっかり言うはずだぜ。違うなら違うで、言い訳なんてしようとしないはずだ」


晴明(やっべぇこの人超対応に困る……しかもだいたい事実だから反論の余地が……)


晴明「……だ、としても……か、関係……無い、です……から」


晴明(最悪、魅行さん自身に追求すればそれでいい話だし、何よりあっちの事情には巻き込めない)

   (ちょっとした好奇心ってだけで首突っ込まれ……あ、いや、私も似たようなものだけど)

   (純粋な善意っていうのが厄介な……う、うーん……ミカさんもこんな気持ちだったのかな……)


遊鬼「関係ないなんて無いぜ。同じクラスじゃないか」

   「今まで話したこと無いかもしれないけど、今話した。だから関係ないなんて無い」

晴明「……いえ……本当に……関係……無い、です……」

   「……じ、事情……を。知らない……なら。関係……無い……です」

遊鬼「事情……?」



晴明「……だから……放って、おいて……くれ、ません……か」

   「……こういう、こと……今……話を、した、ばかりで……語る、こと……でも、ありま、せん」

遊鬼「……いや、違うぜ!」

晴明「……は……?」

遊鬼「困ってる人を見かけたら、嫌われてでも助けてやれって親父が言ってた」

晴明「…………はぁ……」

   「……厳しい……こと。言う……かも。しれません、けど」

遊鬼「?」

晴明「……あなたの……意志、で……『助ける』……って。思ってるん……ですか」

   「……お父さん……が、言ってたから……それだけ、で……人の事情に……」

   「……首を、突っ込む……のは。野暮……で。厚かましい……です」


晴明(……これ半分くらいブーメランなんだけどさ。自分の意志とはいえ、路地裏の事情に完全に首突っ込んでるし)

   (……なんというか、ちょっとばかり申し訳ない……あ、いや、今の私って考えたら当事者でもあるか)



遊鬼「いや、親父に言われたからっていうのは確かだけど……これは今の俺の信念だぜ」

   「誰か困ってる。助ける。その人が助かった。それで俺も嬉しい。これだけのことだ」

晴明「……私は。首を……突っ込まれる、ことが……困り、ます」

   「……初対面……で。何も……知らずに……口を、出さないで、ください……」

遊鬼「……じゃあ、事情を教えてくれないか?」

晴明「……嫌。です……」


晴明(事情話したら首突っ込みに来るのは間違いないからなぁ)


晴明「…………私……あなた、苦手……です」

遊鬼「じゃあ、俺とデュエルしてくれ」

晴明「……は……?」

遊鬼「負けたら引き下がる。もう何も聞かない。けど、勝ったら……教えてくれ」

晴明「……受ける……理由が、無い……です……」

   「……私に、メリット……ありません、から……」

遊鬼「――――俺のDP全額、3万」

晴明「……お金、じゃ……ありません……」


晴明(滅茶苦茶惜しいけど……惜しいんだけど!!)



晴明「……勝とうが……負け、ようが…………この、事情に……口、を、出されて……」

   「……自分、以外が……どうにか、なる……方が。嫌。です……」

遊鬼「そんな……」

晴明「……巻き込まれ……ない……のが。一番……です。から」


ガラッ


魅行「晴明様。お迎えに上がりました」

晴明「……あっ」

遊鬼「……め、メイドさん……?」

魅行「そちらの方はどなたでしょうか?」

晴明「……え。えと………………」

遊鬼「いや、何か困ってるみたいだから、話を聞こうと……」

魅行「ラノベ主人公のようですね。バックボーンもラノベサイズかもしれません」

晴明「……そ、そこまで……言わな、くても……」



魅行「………………」 ティン


晴明(あっ、これ何か余計なこと考えた表情だ)


魅行「このお方を誰と心得ますか。畏れ多くも先の副将軍」

晴明「あの」

魅行「明らかに違いましたか」

遊鬼「どう見てもご老公じゃないぜ……」

魅行「……ですが、このお方を誰と心得ておりますか?」

遊鬼「え? く、クラスメイトで……」

魅行「ただのクラスメイトではございません。現在は両親のご不幸もあり、一人で暮らしておられますが――――」

   「実は大企業の社長令嬢であり現在も帝王学のご勉強を為されておられるご息女」

   「その上かの大聖堂の上層部に食い込むほどの実力を持つお方の支援を受けておられ」

   「また、かの移動都市や海上都市にまでその名を轟かす名家の友人も多数おられる才媛」

   「今はラノベのような状況に置かれている場合ではございません。お引き取りを」


晴明(…………ふぁっ!?)



晴明(……み、魅行……さん、流石に……う、嘘、盛りすぎ……では)ボソボソ

魅行(晴明様。ここまでにどれだけ勿体ぶりましたか)ボソボソ

晴明(……え、えと……け、結構……)

魅行(こういった手合いはそれこそ「それなりの背景がある」と自己補間致します)

   (適当に小さいことを言うのならばまだしも、適当ぶっこんでも多少は脳内で補完してくれます)

   (と、そして混乱の最中にあるところで――――)


魅行「そういう訳ですので我々はこれにて」 シュタタタタタタタタッ

遊鬼「……ん? え、アッハ……もういない」


◆ 廊下


魅行「これが詐欺の常套手段でございます」

晴明「……み、魅行……さんって……」

魅行「何か」

晴明「……助かった、ので……も。もう、いいです……」



晴明「……それは……と、とも、かく……わ、私、の……えと、えと……」

魅行「はっきり仰っていただけますか。さあ、どーんと」

晴明「…………っ……! ……!!」

魅行「パンツ!」

晴明「……!?」

魅行「何か」

晴明「………………し、たぎ……」

魅行「パンツ! パンツです!」

晴明「……~~~~~も……ぉぉおおおおおおお……!!」 ポコポコ

魅行「至福ございますね」 ウットリ


英華(何やってるんのさこの子ら……)



◆ 鬼城遊鬼と知り合いました


◆ 闇堂魅行の好感度が僅かに上昇しました

闇堂魅行:119 (19) →122 (22)



◆ 寮 / 晴明の部屋


晴明(部屋に帰ってみると、無くしたはずの下着が戻ってきていた)

   (……ベッドの上に畳んだ状態で。妙に洗濯済みであることを強調した書置きを残して)

   (なにこれこわい)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
(×)3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 時計塔広場


晴明(……がっこうこわい。あと寮もこわい)

   (……いろんな意味で私はどうなってしまうんだろう……)


1.キャラについての情報を収集する
2.百野から情報を購入
3.コミュor関係拡大
4.自由安価

↓2



◆ 誰についての情報を集める?

↓2



晴明(神父さんについてちょっと調べてみようかな……)

   (何を調べてみよう?)


↓ ガブリエについて知りたいことなど、適当にお願いします



● ガブリエの評判など


男の人「大聖堂の神父? え、筋肉の人?」

    「あんまり話したことは無いけど。噂くらいなら……」


コンマ判定
00~24 : 下っ端。いい人なんだけどねぇ……
25~49 : 普通。こわい。あまり前に出ない
50~74 : 幹部格。あれでもしかすると裏があるのか……?
75~99 : かなり偉い人。ガンガン上に進んでいってた

↓1



男の人「いい人……なんだけど、いい人すぎるっていうか」

     「堅物っていうのかな。とにかくタイミングと運に恵まれなくて……」

     「間違ったことを言うのなら上層部の人でも噛みつくってさ」

     「正義感は強い人なんだろうけど、ね」


● 交友関係


00~32 : あんまりいない。数少ない人間と深くて狭い関係を築く
33~65 : 普通にいる方。飲み友達なども多い
66~99 : かなり慕われてる人。信者も含め相当友人が多い

↓1



女性「神父さん? 筋肉質で色黒の?」

   「優しい人らしいね。分け隔てなく人に接するし……ただ、分け隔てなさすぎるって」

   「そのせいで友達らしい友達がいるってあんまり聞かないかな」

   「職場では問題ないらしいけどね。あ、でも人から慕われてないわけじゃないって」

   「シスターさんとよく口喧嘩っていうか、軽口叩いてる、とは……」


● デュエルの腕前


青年「神父さんのデュエルの腕前……? そもそも聖職者ってあんまりデュエル……」

   「あ、でももしかすると強いのか?」


00~32 : あんまり強くない
33~65 : 普通~中の上
66~99 : かなり強い

↓1



青年「あ、普通っていうか、普通に強いっていうか」

   「大会でも二回戦とか勝ち抜いたらしいな。問題は……」

   「……デッキの強さじゃなくて、本人の強さっていうか……」

   「本人が強すぎてデッキがついていけてない……?」


● 筋肉関係


遊聖「そこで私ですか」

晴明「……です」

遊聖「筋肉……なるほど、こういうお方ですわね……」

   「しかし――――――」


00~32 : 見せ筋が多い。ありうる(確信)
33~65 : 実用一本。特にそういうのは見受けられない
66~99 : 両方のバランスが取れている。もしかすると、若干……?

↓1



遊聖「……実に、バランスの取れた……何とも言い難い筋肉ですわね」

晴明「……な、なんとも……?」

遊聖「いえ、いい意味で、ですわ。人に見せるだけでなく、スポーツに使うなども含め……」

   「あらゆる意味でバランスの取れた……人体美、とでも言うのか……」

   「デッサンをするならこういう人物が望ましい、という好例ですわね」

晴明「……な、なる、ほど…………あ、アッチ、は」

遊聖「――――可能性だけ、と言っておきますわ」

晴明「……可能性、だけ」

遊聖「どうにもこうにも、見えてきませんわね……普通ならば見えるんですけれど」

晴明「……です、よね……」

遊聖「何せ実用性一辺倒でなく人に見せるだけのものもありますから……」

晴明「……どちらか、と……言うと?」

遊聖「……攻め」

晴明「………………」 コクッ


◆ ガブリエ・セレスタと次回交流した際、好感度の上昇量がアップします

◆ 一日が終了しました

今回はこんなところで
なんだけど何で俺今回の終わりにこんなの書いてんだろう(困惑)

今日は親戚が帰省してくるのでできるか分からないです
やれればやる。多分やると思うけど

ところでそろそろ個別ルート入りそうだしなんだかんだ急転直下になりそうだけど、仮に二週目入るとしたらどこがいいかな?
他の都市とかあえてピタゴラスで二週目か

未登場は別の都市でもある程度は出せそう。路地裏勢に関しても世界中に同じような人たちはいるので同じく
校長(仮)みたいなピタゴラスじゃないと出せないキャラは何らかの形で出して
時々小ネタとかでピタゴラスの様子も映す……って感じになるのかな。特定√入ったら募集は打ち切るかもしれません

主人公は新しく作成する予定ですね。流石に都市移動してもなお事件に巻き込まれ続けるのは現実的じゃないですし
続編じゃないですけど、「その後」くらいの感じで小ネタで晴明を動かすとかはあるかもしれないです

んではそろそろやります



◆ ???


??「……安倍……晴明……か」

   「……安倍……ふむ、そういうことか……」

   「奴め、上手く隠蔽していたようだな。己の命を賭けてまで……」

   「だが……市井に紛れ込ませていたことは失敗、だったな……」

   「本気で捜索、したなら……その存在は容易に露見する」

   「……そして、よりにもよって彼女の側から接近してくる、など……奴は、考えもしなかっただろうな……」

   「安倍……お前は賢しいが、同時に底が浅い」

   「……私の目的は……今生こそ……果たさせて、もらうぞ……」



◆ 寮 / 晴明の部屋


晴明「………………」 ペラッ


晴明(ナンバーズ……101……騎士(ナイト)なのに箱舟……? ……いや、でも) ペラッ

   (……カオスナンバーズになると黒騎士(ダークナイト)で……いや、そもそも箱舟要素消えたな……)

   (オナーズは分かるんだけど……確か、信用とか尊敬とか……栄誉、名誉……あと、切り札……だっけ)

   (だとしてその前のサイレントが意味分かんないんだよね……エクストラデッキに潜んでるから?)

   (だいいち、これ両方とも水族なんだけど、アークナイトはどう見ても機械族だしダークナイトは戦士族……)

   (……大革命シリーズよりマシか。スクラップだって見た目機械族なのにそれぞれ種族違うしね……)



晴明(一番わけ分からないのは……) スッ

   (……これが私の内側から出てきた、ってこと……私の中から生じた、私だけのカード)

   (だからこそ、意味が分からないんだよね……この性能)

   (ランク4の中でも頭一つくらい抜けた性能……たいていのモンスターを吸収できる能力)

   (ORUが存在している限りの破壊耐性。ダークナイトはアークナイトとORUがあればいくらでも復活できる)

   (しかも、相手がモンスターを特殊召喚する限り、ダークナイトは不滅……LPも回復する)

   (破格の効果であることは違いない。けど――――)

   (私が創造したのだとすれば、こんな効果はありえない)

   (デッキ破壊、か……防御札、それに準じた効果になる、そのはず……)



晴明(……「代償」なんてあの声の言ってたことも、気になるし……)

   (……いや。いちいち考えたって仕方がない、か)

   (どんな代償を支払わなきゃいけないのかも分かんないし)

   (本当に代償なんてものがあるのかも、何も分からないし)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 学校 / ナクアの研究室


晴明「………………」 モフモフ

猫<ナァオ

晴明「………………」 モフモフモフモフ

猫<ニィ…

ナクア「人の研究室に来ておいてその態度はいかがなものなのかしら……?」

晴明「…………あ、アニマル……セラピー……という……こと、で」

ナクア「その子に癒されなきゃならないほどストレス溜まることなんてそうそう無いでしょう」

晴明「……わ。私……だって。悩む、ん……です、よ」

ナクア「そのくらい分かってるわよ」

晴明「……はぁ」


猫< ペロペロ



晴明「……お、思ったより……その。複雑、で……」

ナクア「ふぅん。ま、私には関係のないことね」

晴明「……です……よね」

ナクア「………………」

晴明「…………にゃあ……にゃん……ふふっ」 フリフリ


ナクア(猫パンチの応酬……)


晴明「……ナクア……さん、は。悩む……こと、とか……」

ナクア「そんなもの、あるに決まってるじゃない」

晴明「……まあ……でしょう、けど……」

ナクア「想定と違った遺伝子情報だったり、一度観測したはずの出来事が食い違ったり」

    「捕獲した虫がある日突然死んじゃったり。その子にキーボードの上に乗られたり」

晴明「………………」 サッ

ナクア「何よ」

晴明「……そんなつもり……じゃ、にゃい……なんて」

ナクア「アナタそういうキャラだったかしら」

晴明「……最近……変に、毒され……てる、かも……しれない、です」



晴明「……こ、この子……名前、とか……決まった、り……」

ナクア「オーギュスト」

晴明「……えと」

ナクア「どっかの物語で読んだ名前」

晴明「……この子……女の子、じゃ」

ナクア「……い、いいのよ。もう呼んだら来るようになっちゃったんだし」

晴明「……よ。呼ぶほど……」

ナクア「うるさいわよ」

晴明「……ちょ、彫刻家……の」

ナクア「……悪かったわね。ちょっと後で気付いただけよ」

晴明「……はぁ……」

ナクア「別にいいじゃない。呪術師でもなし。名前が少し変なくらいでごちゃごちゃ言わない」

晴明「……オーギュスト……」

猫<!  テコテコテコ

晴明「……来ました、ね……」

ナクア「ふふん、このくらいのこと。呼べば来るわよ、普通じゃない普通」



晴明「………………」

ナクア「………………」

晴明「……き。聞かない……ん。です……ね」

ナクア「何よ。お悩み相談でもしてほしいの?」

晴明「……えと。そ……そういう。ことじゃ……」

ナクア「ふん。知ってるわ、そのくらいのこと。そもそも私に解決できることならとうに相談してるでしょ」

晴明「…………です、ね」

ナクア「……ま、でも、一度だけ言っておくわ」

晴明「……?」

ナクア「あの時、手伝ってもらった借りは返してない。どうしてもって求めるなら――――」

    「一度くらい、助けてあげるわ。趣味じゃあないけれど。借りを返さないのも流儀じゃないの」

晴明「……ありがとう、ございますね……。えと、そ、その……が。来たら、です、ね」

ナクア「……ふん、アナタ自身が信用してないなら、知ったことじゃないけれど」

晴明「……ふ、ふ。し、信用……して。ます……よ」

ナクア「どうだか」


続いての話題

1.ナクアの家について
2.カードについて
3.(ボカした上で)路地裏の人たちについて
4.自由安価

↓2



晴明「…………ナクラ、さん」

ナクア「どうしたのよ、そんな神妙な表情で」

晴明「……学校、の……噂。なんです……けど」

ナクア「七不思議とか」

晴明「……えと。そ、そっち……じゃ。なくて……」

   「……学校、に……良くない、薬……が、出回ってる……って。噂……知って、ます……か?」

ナクア「…………」


コンマ判定
99に近いほどナクアは事情について知っている
00は100扱い
↓1



ナクア「……聞いた……ような、聞かない、ような……」

    「でも、あれってタバコだとかそういう話じゃなかったの?」

晴明「……ほ、本当に……危険、な……薬、らしく、て……」

ナクア「………………」

晴明「……わ、私、関係……無い、です……」

ナクア「……一瞬疑ってしまったわ」

晴明「……ま、まあ……勿体、ぶった……のも、悪い、です……けど」

ナクア「……本当よね」

晴明「……そ。そういう……風に、見え……ます。か……」 シュン

ナクア「見えないけど。なんだか強引に迫れば」

晴明「……無い、です……」

ナクア「……そ、そう」


どれだけの内容を話す?

1.詳細に話す
2.部分的に伏せる
3.自由安価

↓2



晴明「……え、と。例えば……なん、です……けど」

   「……ただ……麻薬、の成分……が。ある。だけ……じゃ、なく、て」

   「……デュエル、で……現実、の……ダメージが、発生、する、とか……しないとか」

ナクア「はっきりしなさいよ」

晴明「……は、発生。する……らしい。です」

ナクア「……そんなものが学校に?」

晴明「……噂。を……聞く。限り……では」

ナクア「……正直、にわかには信じがたいところね」

晴明「……で。です……か」

ナクア「ただ、興味を惹かれるものであることは確かよ」

晴明「……え……!?」

ナクア「そ、そういう興味なわけがないじゃない! 科学者としての興味よ!」

晴明「……で。です、よね……」



ナクア「どういう成分がどう作用して、どのような効能があるのか……」

    「最悪の場合は動物実験も考えるけれど、何より問題は、デュエルでリアルダメージが発生するって点ね」

晴明「……気になり……ま、ます、ね」

ナクア「デュエルディスクに作用しているのか、それとももっと別な要因か……」

    「仮にデュエルディスクに作用しているなら生態電流が変容しているのか」

    「別な要因があるのなら何か特殊な成分が混入しているのか……」


晴明(あ、ナクラさんが科学者の顔になってる)


晴明「……で、でも、お、オーギュスト……」

ナクア「オーギュストは関係ないでしょ。だいいち動物実験で使われるのってマウスでしょ」

晴明「……」 ホッ

ナクア「ああ、もう! 露骨にホッとしないでくれない!?」

    「……とりあえず、サンプルがあればそれが一番いいんだけど」

晴明「……さ。流石に……無い。です……ね」



ナクア「そこまで期待してないわ。でも、何か見つけたら教えてちょうだい」

    「成分を解析すればどんな薬かも見えてくるかもしれない」

晴明「……で。です、ね……わ。分かり……まし。た」

   「……で、でも……その。う、裏に……危ない、人が……いる、かも……」

ナクア「ふん、仮にそうでも学校に襲撃に来るわけがないじゃない」

    「……でも、万が一のために一緒に帰ってあげてもいいわ。どうせアナタは心配するでしょうから」

晴明「……お、オーギュスト、も……一緒に、で、です……ね」

ナクア「ニコニコしないでくれないかしら」


◆ ナクラ=ナクアの好感度が上昇しました

コンマ1の位で判定

1,2,3 : 8
4,5,6 : 9
7,8,9 : 10
0,   : 12
↓1



◆ 以下のように変動しました

ナクラ=ナクア:27→36


晴明(……ナクラさん、少し歩み寄ってくれて良かった、かな)

   (まあ、いざって時は……ちょっと嫌がるかもしれないけど、魅行さんに頼んでみよう)

   (……巻き込んじゃう可能性も無いわけじゃないから、特に注意しておかないといけないし、ね)


行動・行き先選択

1.カードショップ「スイッチ」
2.寮
3.学校
4.時計塔広場
5.大聖堂
6.劇場
7.路地裏奥へ行く
8.コミュ(人物も指定)
9.デュエル
10.その他(自由安価)

↓2



◆ 学校


晴明(たまにはデュエルの相手を探そう……と思って学校に来た、んだけど……)


ヒュゥゥゥゥ……


晴明(……だいたいの生徒帰っちゃってるし)

   (ホント人いない……いや、まあ。そろそろ帰宅時間だから仕方ないんだけど……)

   (……う、うーん……こ、ここまで来ちゃって帰るに帰りづらいし……)

   (適当な相手を見つけ次第デュエルを挑むってのも、ある程度はアリかもしれない、けど……)


「そこの生徒ー! そろそろ帰宅時間だから帰りなさーい!」

晴明「……あっ、え、えと、あ、その……」

朝比奈「……あれ? 安倍さんじゃないか……何でこんな時間に?」

晴明「……え、えと。あの……」

朝比奈「課題終わらせてたとか? あ、隣のクラスのナクラさんの研究室とか……」

     「う、うーん……どっちにしても、そろそろ帰ってくれないとマズいんだけどなぁ……」

晴明「……え、えと。でゅ、デュエルの……相手、探し、てて……」

朝比奈「えっ!?」

晴明「……え、だ、ダメ……でした、か……?」



朝比奈「いや、デュエルしたいっていうんならそれはそれで構わないんだけど……」

     「さ、流石にこの時間になると、なぁ……もう18時過ぎそうだし……」

晴明「……で。です……よ、ね……」

朝比奈「学校の方針だと、デュエル自体はそう咎められるようなことじゃないんだけど……」

晴明「……えと……す、すみま、せん……その、か、帰った、方が……」

朝比奈「……そ、その方が……まあ、いいんだけど……うーん……」

     「デュエルしたいっていう人を無碍に扱うっていうのも……」

晴明「………………」

朝比奈「う、うーん、じゃあ、こういうのはどうかな」

     「生徒に挑まれたデュエルに応じてたら、時間が過ぎていました」

     「けど、担任として僕が見てたので、管理責任については問題ないです」

     「で、寮に帰る時は、送っていく……ちょっと贔屓かな?」

晴明「……あ、で、でも……えと、それ。その。あ、ありがたい……で、です」

   「……えと。相手……探して、たのは……確か、です、し……」



朝比奈「まあ、ちょっと。相手として不足はあるかもしれないけどね」

晴明「……い、いえ。あの……せ、先生、なので……ふ、不足……無い。です」

朝比奈「せっかく相手を探してたんだし……一応、担任だしね」

     「ちゃんと相手ができるよう、頑張るよ」

晴明「……よ。よろしく……お願い。し……します、ね」


◆ 朝比奈卯月とデュエルを行います。

1.【デッキ破壊】
2.【昆虫族軸デッキ破壊】
3.【フェンリルハンデス】(アトランティス)

◆ 10分後にデッキを選択します

あ、朝比奈先生のデータこれね


●名前:朝比奈 卯月
性別:男
年齢:24
職業:先生
特徴:先生に成り立てでがんばっているがちゃんと先生が出来ているかいつも悩んでいる
デッキ:昆虫族(蟲惑魔、甲虫装機など見た目人っぽいのは使わない)

◆ デッキを選択してください

1.【デッキ破壊】
2.【昆虫族軸デッキ破壊】
3.【フェンリルハンデス】(アトランティス)

↓3


◆ 【昆虫族軸デッキ破壊】でデュエルを開始します


と、こんなところで今回は終了
次回はデュエル。ただ、毎度のことですけどデュエル構成に時間をいただくので数日かかるかもしれません
ちなみにナクアに細胞を調べてもらうとかはアリです。判定必要になりますが

申し出るには今更過ぎて本当に申し訳ないんだけど、デュエルの形式変更してもいいかな……?

今の分岐→分岐→勝ち負け決定のシステム、だいたい6つ前後のデュエル展開書かなきゃいけないんだけど
書くのに分岐分全部書かなきゃ投下できないから毎度時間かかっててちょっと申し訳ないし>>1的にも続き書けないのでちょい辛い
代替システムについては既に脳内にあるから今からでも組み替えられるんだけど……

まずどんなシステムなのか聞きたいかも
まあ、どんなシステムでも>>1の手間が省けるならそっちを優先してほしいかな

>>874
判定方式なんですが、前回魅行と竜胆のデュエルでやった形式の発展系です

互いのデッキの相性や主人公の持ってるカードなんかによって基本値を設定して、
↓8くらいまでに「主人公の勝因となりうる事柄」を書いていただきます。
(例:相手は晴明のデッキのことを知らないはずだ)
これが適正なら基本値に+。その後数字を指定、トリップの数字と合計(100の位切り捨て)で判定……
……と、こんな感じを想定してます。若干どこかのパクりになりますけど

とりあえず今回の先生戦の基本値は 「 20 」 とします。
初戦なので相性・強さ補正については特になし。フリーデュエルなので勝利確率低下
今のところは確率上昇のストックは「1」あります

これで試しにちょっと19時10分から安価取ってみましょうか


◆ 基本値「20」

◆ 今回のデュエルにおいて晴明の勝因になりうる要素を書き込んでください

↓8まで

連続で書くのはありか?
ライヤーワイヤーみたいな自分のデッキと共通するカードを清明ちゃんは知ってる
から多少対策は立てられるはず

>>888
今人も少ないみたいなので2回までおkということで

このレス無視でkskst

・朝比奈先生のプレミ
 →仮にも教師がプレイングミスは考えづらく、また、どのようなキャラにも共通してしまうので×(±0)


・アラクネで表側表示のリクルーターはつぶせる
 →現在の昆虫族の比率がリクルーターやサーチャーに偏っていることは確か。
   ただし晴明のデッキの性質上ビートダウンを頻繁に行う訳ではないので△(+5)


・昆虫族のミラーマッチ
 →《大樹海》を逆手に取ることができる。また、種族が共通しているので相手の墓地も利用可能なので○(+10)


・昆虫デッキは戦闘でダメージを与えてくるからカオポや皆既日食、超電磁タートルで時間を稼げる
・先生が高レベ主体の殴るデッキなので攻撃妨害してデッキ切れ
 →ビートダウンに共通する特徴。遅延されると甘んじて受ける傾向が強いはず。

   ただし今回は通常の【デッキ破壊】でなく、昆虫族軸のもの。メタポ以外の昆虫族以外の比率は少ないので△(+5)
   類似意見が二つあるのでもう一つ△分追加で(+10)


・ライヤーワイヤーみたいな自分のデッキと共通するカードを清明ちゃんは知ってるから多少対策は立てられるはず
 →昆虫族軸であることは晴明しか知らない情報。少なくとも朝比奈は普通のデッキ破壊しか知らないので○(+10)


・デッキ破壊に専念すれば相手は戦闘破壊がトリガーのリクルーターをうまく活かせない。
 →昆虫族は特に戦闘破壊をトリガーにするモンスターが多いという傾向が強い。
   特殊勝利を狙うデッキと言う性質上、晴明がビートダウンを積極的に行うこともあまりないので○(+10)


・除外に弱い所、当然対策はしてるだろうけど弱点なのは変わらない
 →確かに除外には弱いものの、その点については晴明も同じく。
   また、晴明のデッキは積極的に除外を行うデッキでもないので×(±0)

0+5+10+10+10+10+0=45

20+45=65



◆ 以上の情報により、今回は「65」以下の数値が出た場合に勝利となります

◆ 0~99の間で好きな数字を選択してください。トリップに隠した数値と合計し、「65」以下の数値が出た場合に勝利となります。
   (100の位切り捨て)(例:トリップで67、指定が55の場合=122となるが、この場合は22として扱う)

↓2

では、65が選択されたところですみませんが構成に戻ってきます
この分なら明日か、場合によっては今日にでもできるかもしれないです

だいぶ遅いけど結果開示だけ投下するべ
スレの残りもアレだし、残り50切ったら次スレ立ててきます



朝比奈「僕のターンからだね。僕はまずモンスターをセット」

     「カードを1枚セット。そして、《大樹海》を発動するよ!」


《大樹海/Verdant Sanctuary》
永続魔法
フィールド上に表側表示で存在する昆虫族モンスターが
戦闘またはカードの効果によって破壊され墓地へ送られた時、
そのモンスターのコントローラーは破壊されたモンスターと
同じレベルの昆虫族モンスター1体をデッキから手札に加える事ができる。


晴明(大樹海……昆虫族限定のサーチカード……)

   (フィールド魔法でもないのに互いのフィールドに効果を及ぼすっていうのはちょっと不可解だけど)

   (……樹海だからいいのかな)


朝比奈「これでターンエンド。安倍さんのターンだよ」

晴明「……あっ、ど、ドロー……です」 手札:5→6 デッキ:40→39

   「……モンスター……セット。カード……二枚、伏せ……で。エンド、です……」

朝比奈「思ったより消極的だね。僕のターン!」 手札:2→3 デッキ:35→34



朝比奈「うん、それじゃあ《クロスソード・ハンター》を召喚!」


《クロスソード・ハンター/Cross-Sword Beetle》
効果モンスター
星4/風属性/昆虫族/攻1800/守1200
自分フィールド上にこのカード以外の昆虫族モンスターが存在する場合、
自分フィールド上に存在する昆虫族モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。


晴明「……貫通……」

朝比奈「安倍さんの弱点になりうるモンスターだけど……真剣勝負だからね。」

晴明「……あっ……《激流葬》……です……」

朝比奈「えっ」


《激流葬/Torrential Tribute》
通常罠
(1):モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動できる。フィールドのモンスターを全て破壊する。


朝比奈「いきなり激流葬かい!?」


場→墓地
晴明
《共振虫》
朝比奈
《共鳴虫》
《クロスソード・ハンター》



朝比奈「れ、《共振虫》……!?」

晴明「……えと。チェーン……組んで……発動……できます、よね……」


《共振虫(レゾナンス・インセクト)/Resonance Insect》
効果モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻1000/守 700
(1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキからレベル5以上の昆虫族モンスター1体を手札に加える。
(2):このカードが除外された場合に発動できる。デッキから「共振虫」以外の昆虫族モンスター1体を墓地へ送る。


朝比奈「そ、それじゃあ僕は、クロスソード・ハンターのレベル4を参照するよ」

晴明「……共振虫……の、レベル、4で……」

朝比奈「僕が手札に加えるのは《ジャイアント・ワーム》だ」

晴明「……同じく……です。あと……共振虫……効果、で……《プリミティブ・バタフライ》も……」

朝比奈「えっ」


デッキ→手札
晴明
《ジャイアント・ワーム》
《プリミティブ・バタフライ》
朝比奈
《ジャイアント・ワーム》

デッキ残り
晴明:39→37
朝比奈:34→33



朝比奈(共振虫……ってことは、僕と同じ昆虫族デッキに変えたのかな……)

     (手札に加えたプリミティブ・バタフライの効果を考えると、エクシーズ重視……?)

     (とにかく、ハイビートにも手を出してみようと思ったんならそれも一つの選択)

     (勉強の一つでもあるし、ここは先駆者として良い格好を見せてみたいかもしれないね)


朝比奈「それじゃあ、墓地の共鳴虫を除外して《ジャイアントワーム》を特殊召喚だ!」


《ジャイアントワーム/Aztekipede, the Worm Warrior》
効果モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻1900/守 400
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地に存在する昆虫族モンスター1体をゲームから除外した場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、相手のデッキの上からカードを1枚墓地へ送る。


朝比奈「バトル! ジャイアントワームで直接攻撃!」

晴明「……あっ……つ……」 LP:4000→2100


晴明:デッキ→墓地
《月の書》


朝比奈(防御札を使うって感じも無い……もしかすると、本当に……)


朝比奈「僕はこれでターンエンドするよ」



晴明「……えと、じゃあ……ドロー……です」 手札:5→6

   「……先生……の、場に……モンスター……いる、ので……バタフライ。特殊召喚、です……」


《プリミティブ・バタフライ》
効果モンスター
星5/風属性/昆虫族/攻1200/守 900
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。自分フィールドの全ての昆虫族モンスターのレベルを1つ上げる。


晴明「……で。えと……《地獄の暴走召喚》を……」

朝比奈「ジャイアントワームは特殊召喚できないモンスター……!」

晴明「……えと、なので……バタフライ、だけ……です」


《地獄の暴走召喚/Inferno Reckless Summon》
速攻魔法
相手フィールド上に表側表示でモンスターが存在し、自分フィールド上に
攻撃力1500以下のモンスター1体が特殊召喚に成功した時に発動する事ができる。
その特殊召喚したモンスターと同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から全て攻撃表示で特殊召喚する。
相手は相手自身のフィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
そのモンスターと同名モンスターを相手自身の手札・デッキ・墓地から全て特殊召喚する。


晴明:デッキ→場
《プリミティブ・バタフライ》2

デッキ残り:35→33



晴明「……バタフライ……効果、で……昆虫族……モンスター、のレベル……1つ、上げます……」

《プリミティブ・バタフライ》×3
星5→星6


朝比奈(レベル6のモンスターが3体! これは……エクサビートルか何かが来るかな?)


晴明「……レベル6……二体で……オーバーレイ……です」

   「……《巡死神リーパー》……エクシーズ、召喚……します」


《巡死神(ピルグリム)リーパー/Pilgrim Reaper》
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/闇属性/アンデット族/攻 ?/守 ?
レベル6モンスター×2
「巡死神リーパー」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの攻撃力・守備力は、お互いの墓地の闇属性モンスターの数×200アップする。
(2):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。お互いのデッキの上からカードを5枚墓地へ送る。


ウォォオオオオオオォォォォォォォォ……


朝比奈「えっ」

晴明「……?」

朝比奈「え、えっと、安倍さん。ビートダウンは……?」

晴明「……しません……よ?」

朝比奈「えっ」



晴明「……リーパー……効果、です……」


《巡死神リーパー》
ORU→墓地
《プリミティブ・バタフライ》

晴明:デッキ→墓地
《ウォーム・ワーム》
《ニードルワーム》
《太陽の書》
《スパイダー・エッグ》
《ゾンビキャリア》

朝比奈デッキ→墓地
《デビルドーザー》
《アーマード・ビー》
《孵化》
《アルティメット・インセクト LV3》
《ライヤー・ワイヤー》

デッキ残り
晴明:33→28
朝比奈:33→28


晴明「……2枚……伏せ。で……エンド……します」

朝比奈「しょ、初志貫徹……というか、なんというか……う、ううん……僕のターン!」 手札:2→3 デッキ:28→27



朝比奈「《カブトロン》を召喚!」


《カブトロン/Beetron》
効果モンスター
星4/闇属性/昆虫族/攻1600/守 900
自分フィールド上に表側表示で存在する魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
自分の墓地のレベル4以下の昆虫族モンスター1体を選択して表側守備表示で特殊召喚する。
「カブトロン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。


晴明「……あっ……」

朝比奈「それならそれで戦いようはいくらでもあるからね。いつまでも《大樹海》を使わせるわけにもいかない」

     「カブトロンの効果で大樹海を墓地へ送り、墓地からクロスソード・ハンターを蘇生するよ!」


墓地→場
《クロスソード・ハンター》


朝比奈「貫通ダメージを与えさえすれば! バトルだ! ジャイアントワームで、リーパーを……」

晴明「……えと。《和睦の使者》を……」

朝比奈「あっ」


《和睦の使者/Waboku》
通常罠
このターン、相手モンスターから受ける全ての戦闘ダメージは0になり、
自分のモンスターは戦闘では破壊されない。



晴明「……リーパー……破壊、その……させられ、ませんし……」

朝比奈「だよね。うん……そうだよね……これで僕はターンエンド……」

晴明「……ドロー……です……」 手札:2→3 デッキ:28→27

   「リーパーの効果……デッキ、墓地……です」

朝比奈「くっ……」

ORU→墓地
《プリミティブ・バタフライ》

デッキ→墓地
晴明
《聖なるバリア -ミラーフォース-》
《ダニポン》
《手札抹殺》
《共振虫》
《シールド・ワーム》

朝比奈
《ドラゴンフライ》
《アルティメット・インセクト LV7》
《クロスソード・ハンター》
《激流葬》
《ハーピィの羽箒》

デッキ残り
晴明:27→22
朝比奈:27→22


朝比奈「……ち、チキンレースでもするつもりかい……?」

晴明「……ち、違い、ます……えと、で、デッキ破壊……が、逆に……破壊、される……なんて」

   「……わ、笑い話……も、いいところ……です、し……」

   「……私……の、デッキ……が、どう……っていう、のは……最終、的には……多分、だいじょぶ……」



晴明「……えと……ダニポン……除外、で……ジャイアントワーム……特殊召喚、です……」

手札→場
《ジャイアントワーム》

晴明「……バタフライ……守備表示、に……して……ば、バトル……です」

朝比奈「!」

晴明「……ジャイアントワーム……で、クロスソード・ハンター……攻撃……です」

朝比奈「っ、このくらい……」 LP:4000→3900

デッキ→墓地
《レベルアップ!》

デッキ残り:22→21


晴明「……じゃあ……私、も……《大樹海》……発動、で。エンド……です」


朝比奈(しまった、張り替えされた……! せっかく墓地に送ったのに……)

     (しかも、あの効果を使えば結局デッキ破壊のスピードは上がる……)

     (安倍さんが効果を使うことに躊躇するわけはないし……実質、今は安倍さんだけがサーチを使えるのか)



朝比奈「ぼ、僕のターン!」 手札:2→3 デッキ:21→20

     「僕は《インフェルニティ・ビートル》を召喚するよ!」


《インフェルニティ・ビートル/Infernity Beetle》
チューナー(効果モンスター)
星2/闇属性/昆虫族/攻1200/守 0
自分の手札が0枚の場合、このカードをリリースする事で、
デッキから「インフェルニティ・ビートル」を2体まで特殊召喚する。


晴明(闇チューナー……ってことは!)


朝比奈「レベル4のカブトロンにレベル2のビートルをチューニング!」

     「シンクロ召喚! 《地底のアラクネー》!」


《地底のアラクネー/Underground Arachnid》
シンクロ・効果モンスター
星6/地属性/昆虫族/攻2400/守1200
闇属性チューナー+チューナー以外の昆虫族モンスター1体
このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動する事ができない。
1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備する事ができる。
このカードが戦闘によって破壊される場合、代わりにこの効果で装備したモンスターを破壊する事ができる。


晴明「……あ、アラクネー……」

朝比奈「アラクネーの効果を発動。再利用されちゃかなわないからね、リーパーを吸収するよ!」


場→装備
《巡死神リーパー》



晴明「……あー……」

朝比奈「更に、墓地のアーマード・ビーとドラゴンフライを除外して……」

     「《デビルドーザー》を特殊召喚!」


墓地→除外
《アーマード・ビー》
《ドラゴンフライ》


《デビルドーザー/Doom Dozer》
効果モンスター
星8/地属性/昆虫族/攻2800/守2600
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の昆虫族モンスター2体をゲームから除外した場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、相手のデッキの上からカードを1枚墓地へ送る。


晴明(デビルドーザー……墓地に送ったと思ったのに、ここで来ちゃったか……!)


朝比奈「バトルだ! ジャイアントワームにドーザーで攻撃!」

晴明「……っぁ……!」 LP:2100→1200


デッキ→墓地
《ウォーム・ワーム》

デッキ残り:22→21



晴明「……だ、大樹海……効果、で……二枚目の……ジャイアントワーム、を……」 手札:1→2 デッキ:21→20

朝比奈「よし、ジャイアントワームでプリミティブ・バタフライに攻撃!」

晴明「……させ、ない……です……《ドロー・マッスル》を……!」


《ドロー・マッスル/Draw Muscle》
速攻魔法
「ドロー・マッスル」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの守備力1000以下の表側守備表示モンスター1体を対象として発動できる。
自分のデッキから1枚ドローする。そのモンスターはこのターン戦闘では破壊されない。


朝比奈「戦闘破壊耐性か……」

晴明「……さ。更に……1枚、ドロー……です」 手札:2→3 デッキ:20→19

朝比奈「これでデッキの残り枚数が逆転だね」

晴明「……うぅ」

朝比奈「僕はこれでターンエンドするよ。安倍さんのターンだ」

晴明「……ドロー……です」 手札:3→4 デッキ:19→18



晴明(とりあえずこのターンの攻撃は凌いだ……加えて、墓地にもモンスターが溜まってる)

   (まだ準備段階。攻勢に出るにはまだ早い……今は待とう)


晴明「……《無視加護》……発動、します」


《無視加護/Insect Neglect》
永続魔法
相手モンスターの攻撃宣言時、自分の墓地の昆虫族モンスター1体をゲームから除外する事で、
その攻撃を無効にする。


朝比奈「こ、ここで無視加護かぁ……」

晴明「……わ。私の……墓地、も……結構、溜まってるので……」

   「……相当数、攻撃……は。防げ……ます」

   「……えと。モンスター、と……カード。1枚ずつ……伏せ、て……エンド、します……」

朝比奈「僕のターン!」 手札:1→2 デッキ:20→19


朝比奈(昆虫族の弱点は除外……多分、その辺デッキ破壊にしても似たような特徴はあると思う)

     (安倍さん自身も、できればモンスターを除外したりはしたくないはずだ。と、なれば……)



朝比奈「共鳴虫を召喚!」


《共鳴虫(ハウリング・インセクト)/Howling Insect》
効果モンスター
星3/地属性/昆虫族/攻1200/守1300
このカードが戦闘によって破壊され墓地に送られた時、デッキから攻撃力1500以下の昆虫族モンスター1体を
自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。その後デッキをシャッフルする。


晴明(狙いは……飽和攻撃!)

朝比奈「アラクネーで裏守備モンスターを攻撃!」

晴明「……どうぞ」

朝比奈「えっ……!?」


《ニードルワーム/Needle Worm》
効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 750/守 600
リバース:相手のデッキの上からカードを5枚墓地へ捨てる。


朝比奈「しまっ……!」

晴明「……う、迂闊……でした、ね。こ、効果、です」


朝比奈:デッキ→墓地
《ドラゴンフライ》
《奈落の落とし穴》
《共鳴虫》
《アルティメット・インセクト LV5》
《ナイト・ショット》

デッキ残り:19→14



朝比奈「ここで……ニードルワーム……!」

晴明「……あと。大樹海……効果、です……」

   「……《ニードルワーム》を……手札、に」 手札:2 デッキ:17

朝比奈「くっ、だけど攻撃されるのは辛いはず。このまま攻撃するよ!」

晴明「……えと。通し……ます」

朝比奈「何で!?」


場→墓地
《プリミティブ・バタフライ》


晴明「……に。二体、とも……もう、役割……終わって、ます……し」

朝比奈「ま、まあ、そうなんだけどさ……釈然としないなぁ。でも、このままダイレクトアタックすれば!」

晴明「……あっ、と。えと、そっちは、通し……ません。無視加護……で、共振虫……二体、除外、です」

朝比奈「まあ、そうなるよね……」

晴明「……共振虫……除外、された、時……デッキ、から、昆虫……墓地、です」


晴明
墓地→除外
《共振虫》2

デッキ→墓地
《共振虫》
《ウォーム・ワーム》



朝比奈「そ、そっか。二体の攻撃だけ防げば、共振虫の効果で補充されるから」

晴明「……で、でも……その。リソース、切った……ことに、は。違い……ない。ですし」

朝比奈「デッキも削れる、と」

晴明「……そっち、は……副次的、な……要素、というか……」


朝比奈(しかし、デッキからニードルワームを手札に加えたっていうことは……)

晴明(――――次のターン、確実に使いますよって教えてるようなもの、だよね)

朝比奈(とはいえ、あれを警戒せざるを得ないことには変わりないし……)


朝比奈「僕はカードをセット。これでターンエンドするよ」

晴明「……ドロー。です」 手札:2→3 デッキ:15→14

   「……《一時休戦》……発動、します」

朝比奈「次のターンまで戦闘ダメージが与えられない、か……ちょっと厳しいね」

晴明
手札:2→3
デッキ:14→13

朝比奈
手札:1→2
デッキ:14→13


朝比奈(けど)


晴明「……モンスター……セット、です」



朝比奈「悪いけど、その効果は使わせない! 《ライヤー・ワイヤー》! ニードルワームは破壊する!」


《ライヤー・ワイヤー/Lair Wire》
通常罠
自分の墓地の昆虫族モンスター1体をゲームから除外し、
相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊する。


晴明「……か、かかり、ました……ね」

朝比奈「え?」

朝比奈:墓地→除外
《共鳴虫》

晴明:場→墓地
《ウォーム・ワーム》


朝比奈「なっ!?」


《ウォーム・ワーム/Warm Worm》
効果モンスター
星3/炎属性/昆虫族/攻 600/守1400
このカードが破壊された場合、相手のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。


晴明「……ニードルワーム……警戒、してくる……のは、知って、ましたし……」

   「……かと、言って……次、までに……除去、しない、わけにも……いきま、せんし」

   「……残り、1枚……うまく、手札に……来て、くれました……」



朝比奈:デッキ→墓地
《孵化》
《レベルアップ!》
《インフェルニティ・ビートル》

デッキ残り:13→10


晴明「……大樹海、効果……で。《スカラベの大群》……手札、です」 手札:2→3 デッキ13→12

   「……これ、で。ターン……エンド、です」

朝比奈「ぼ、僕のターン!」 手札2→3 デッキ:10→9


朝比奈(マズいね……安倍さんのデッキの残り枚数も少ないけど、もう僕の側も一桁……)

     (ダメージが与えられない以上はどうにかして次のターンに向けての布石を打つ必要がある)

     (とにかく、高攻撃力のモンスターを……!)


朝比奈「僕は共鳴虫をリリース。《アルティメット・インセクトLV5》をアドバンス召喚!」


《アルティメット・インセクト LV(レベル)5/Ultimate Insect LV5》
効果モンスター
星5/風属性/昆虫族/攻2300/守 900
「アルティメット・インセクト LV3」の効果で特殊召喚した場合、
このカードがフィールド上に存在する限り、全ての相手モンスターの攻撃力は500ポイントダウンする。
自分のターンのスタンバイフェイズ時、表側表示のこのカードを墓地に送る事で
「アルティメット・インセクト LV7」1体を手札またはデッキから特殊召喚する
(召喚・特殊召喚・リバースしたターンを除く)。



朝比奈「僕にできることは無い。1枚伏せてターンエンド……」

晴明「……こ、このメイン……フェイズ……終了時、に……《皆既日蝕の書》……です」

朝比奈「!?」


《皆既日蝕の書/Book of Eclipse》
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て裏側守備表示にする。
このターンのエンドフェイズ時に相手フィールド上に裏側守備表示で存在するモンスターを全て表側守備表示にし、
相手はその枚数分だけデッキからカードをドローする。


晴明「……全モンスター……裏守備……です。あの……も、もう……フェイズ、移行……してる、ので」

   「……エンドフェイズ……で、全部、表に……して。もらいます……」

朝比奈「うわっ……!?」

晴明「……先生、の場の……モンスター……えと。ドーザー……ジャイアントワーム……アラクネー……」

   「……と。アルティメット・インセクト……で。4体……なので。4ドロー……お願い、します」

朝比奈「あわわわ……」 手札:1→5 デッキ:9→5

晴明「……それ、で……私の。ターン……です」


晴明(……………………)


晴明「……モンスター……を、セット……して。カードを……セット。で……ターンエンド、です……」


朝比奈「えっ、ええい! 僕のターン!」 手札:5→6 デッキ:5→4


朝比奈(……このカード!)


朝比奈「僕はカードを2枚セット。そしてこれらを墓地へ送り、《オオアリクイクイアリ》を特殊召喚!」

晴明「……!」


場→墓地
《奈落の落とし穴》
《リビングデッドの呼び声》


《オオアリクイクイアリ/Anteatereatingant》
効果モンスター
星5/地属性/昆虫族/攻2000/守 500
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上の魔法・罠カード2枚を墓地に送った場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードは攻撃をするかわりに相手フィールド上の魔法・罠カード1枚を破壊する事ができる。


朝比奈「オオアリクイクイアリの攻撃権を放棄、そして無視加護を破壊するよ!」

晴明「…………です」


場→墓地
《無視加護》


朝比奈「よし、これで攻撃は通る! アルティメット・インセクトで裏守備モンスターを攻撃!」



晴明「……さ。最後の……《ニードルワーム》……効果、です」

朝比奈「知ってるよ。でも、このターンで攻撃が通れば……!」


朝比奈:デッキ→墓地
《アルティメット・インセクトLV5》
《神の宣告》
《大樹海》
《インフェルニティ・ビートル》

デッキ残り:4→0


晴明「……だ、ダメ……です。えと……《和睦の使者》を……」

朝比奈「させないよ! リバースカード、《トラップ・スタン》!」

晴明「!」


《トラップ・スタン/Trap Stun》
通常罠
このターン、このカード以外のフィールド上の罠カードの効果を無効にする。



朝比奈「これで和睦の使者の効果は無効! アラクネーでダイレクトアタック――――」


晴明「……《手札断殺》……使い、ます」


朝比奈「……!!?」

晴明「……手札……を。二枚……捨て、て……二枚、ドロー……」

   「……互いに、手札は……あります、けど……」

朝比奈「僕のデッキに、カードは……無い――――」


朝比奈(そうか、最初に伏せて使わずにいて、今まで何のカードを伏せていたのかと思っていたけど)

     (こういう状況に陥っても、確実に勝つパターンを構築するために……)


晴明「……こ、今回は……ぐ、偶然……も、多かった、です、けど……」

   「……わ。私の、勝ち……です。よね……?」

朝比奈「そうだね……おめでとう、安倍さん。君の勝ちだよ」

晴明「……!」



◆ 朝比奈卯月とのデュエルに勝利しました!

トリップ→ #sen96seig

指定数値:65

96+65=161(61)
→判定成功


と、今回はこんなところで。だいぶ遅くなってすみません
とりあえず次回からこんな感じの形式にしたいと思ってますが、何か質問などあれば適当に答えます

あ、今日もう遅いのでボーナス選択明日でお願いします
多分できると思うので、始める時に選択ってことで

すみません、体調崩したので今日は休ませてください
ただ、できない分一応ボーナスだけ取っておきます
処理は明日でお願いします


1.「交友関係」の好感度上昇(全体・効果小)
2.「交友関係」の好感度上昇(個人・効果中)
3.カード追加(デュエル中のカードプール増)(カード名・カテゴリなど指定)
4.ランダム要素の成功確率上昇(ストック:現在1)
5.自由安価(「全て」など、バランスに関わる内容は不可)

↓3

5でシナリオで負けてはいけないデュエルで敗北した場合1度だけ新デッキでやり直せるようにとかダメかな?

一晩寝たらだいぶ良くなったと思いたい(願望)
とりあえず判定投げときます



◆ 全体の好感度上昇が選択されました

コンマ判定1の位
1,2,3 : 3
4,5,6 : 4
7,8,9 : 5
0,   : 7

↓1

>>948はデスペナ回避の上で再戦ってことでいいのかな
今回は1が選ばれたたけど、それでも大丈夫ですよー




◆ 以下のように変動しました

土御門楓:25
音繰路祝呼:26
只野一也:14
三善清子:16
富津氷華:6
北条昴:12
琴吹奏:20
ミカ・アシュロン:12
ナクラ=ナクア:39
ガブリエ・セレスタ:9
百野 影二:3
御影遊聖:49
朝比奈卯月:38
倉井 秀苑:4
エリス・スキイト:11
白藤:3
闇堂魅行:125(25)
光英華:13
神原竜胆:3
鬼城遊鬼:3

実数値で言うと同志がトップなんだけどね
次いでナクア

次スレ立ててきまする

立てた

【遊戯王】主人公「陰謀都市の生存競争……デュエルで」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「陰謀都市の生存競争……デュエルで」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1419993903/)

こっちは埋めネタで


◆ オーギュストの一日


猫というものは自由である。

……と、そのようなことを言っていたのはナクア嬢だったと思う。

慣れはすれど従属せず、順列を付けて他者を見下すものだとも言っていた。

無論私も例外ではないなどとのたまいながら、常日頃から特に嫌な顔をすること無く食事を提供してくれる。

主張と行動が食い違っているのではなかろうか?

普段の食事は朝と夕で缶詰が中心。たまに野菜を混ぜてくる。あとナクア嬢の苦手なものとか。

カリカリは出てこない。缶詰の方が好きだからいいけど。

私の朝は遅い。とはいえナクア嬢の研究室から出ることはあんまり無いが。

どうも、既に博士号を取得しているナクア嬢のために学校が部屋を提供しているらしい。

実際に成果を出しているし、宣伝にもなっているからいいということだ、とナクア嬢は言っていた。

昼前になると、私は学校の中をうろついている。庭に出てさえいれば特に咎められるようなことも無いようだ。

庭で日向ぼっこをしていると、人間の視線に晒されることも多い。

無関心だったり、嫌悪だったり、色々あれど一番多いのは好奇の視線だ。

世間一般では私はどうもかわいいと呼ばれるような外見をしているらしい。



昼休みを告げる鐘が鳴ると、生徒は一斉に外に出る。ある者は食堂へ。ある者は買い出しに。

私は専ら庭にいるが、そうしてしばらく佇んでいると幾人かの足音が聞こえてくる。

ついつい、脊髄反射的にそちらを見ると、そこにはご主人率いる数名の生徒がいた。

ご主人……名前は確か晴明と言っただろうか。

ご主人は自分のことはあまり語らない。が、優しい人間だということは確かだと思う。

雨に打たれて衰弱していた頃の私を助けてくれたり、人と打ち解けようとしないナクア嬢にずっと付き合いを続けていたり。

ナクア嬢も好きだが、私はご主人が大好きだ。あの頃は友人も少なかったみたいだが、今は色んな人間のにおいがする。

しかし何だか今日はもうちょっとにおいが違う。どう違うのかは、よく分からないけど。

ご主人は奏嬢と行動していることが多い。確かに雰囲気が少し似ている。

あと、御影氏と一緒にいることも多い。こっちはにおいが似てる。

今日の昼は学友と一緒に昼食をとることにしたようだ。ナクア嬢と奏嬢、他数名と一緒にいた。

ナクア嬢が私に昼食を提供しない理由がここにある。ご主人が頻繁に私に食事を分けてくるのだ。

缶詰の食べ物より少ししょっぱい。けど人間の基準からすると随分薄味だった。そして弁当箱の中身は随分と質素だった。

ご主人はもうちょっと食事に頓着した方がいいと思う。



昼食が終わったらしばし眠る。

この時、まれにメイドが庭に現れる。本人が言うには「変温動物ですから」だそうだ。

よく分からない。確かに変なにおいはするが、姿かたちは人間だし。

まあ、だから何だという程度の話だけど。そのまましばし共に眠ることにした。

私を撫でる手は、妙にごつごつしていた。

夕方が近づくと、庭に出入りする人間が増える。教師という人間たちは疲労することが多いのだろう。

時々現れる妙に肩幅の広い男は、希望希望と私に対して延々と語っている。ちょっと鬱陶しい。

放課後になると、ドロー特訓という名目で庭で騒ぎ出す人間が増える。

ドロー、ドロー、ドロー……流石にうるさくなってきたのでナクア嬢の研究室に帰る。

研究室に戻るとご主人とナクア嬢が話していた。ご主人に呼ばれたので膝の上に丸まる。

名前を呼びかけられたのでナクア嬢のもとに行くと、妙に誇らしげな顔をしていた。

その後、ご主人が寮に帰るのにナクア嬢も同行。私の食事を置いて二人で帰宅していった。

あの寮は動物禁制なので私が入室できないのは仕方がない。

ナクア嬢の研究室は私以外にもたくさんの動物がいて、話し相手がいないわけじゃあないけれど。

やはり、ふたりがいないのは寂しいかもしれない。


◆ オーギュストの一日 終わり

オーギュストの中での順列
晴明>奏>ナクア≧自分>その他


◆ 路地裏の生活事情


白藤「我々の居住環境の性質上、路地裏の経済というものは常に外部に依存しております」

   「カード。食料……特殊な外見を持つ関係上、衣料品は内部で制作することになりますが……」

   「常時物資不足であるということは紛れもない事実です」

晴明「……はぁ」

白藤「そうした事情ゆえ、外部と比べて物価が高いという特徴があります」

   「もっとも、各々の所持するDP自体もそう少なくはありませんので、経済が回らないわけではありませんが」

   「外部で平時と同じく活動できる人間の少なさを考えるに、物資の供給はひどく心もとないと言えます」

晴明「……えと……そ、それ……を。私に、言う……のは」

白藤「手伝ってくださいということですよ」

晴明「……です、よね……」

白藤「ミカさんは外部に出る機会に恵まれず。闇堂さんなど言うに及ばず。これだけでもなんとなくは分かるでしょう」

   「基本は夜間、光さんに依頼することが多いのですが……手伝っていただけますね?」

晴明「……え、えと……ま、まあ……はい」



白藤「無論、迷惑料と言いますか、駄賃くらいは出しましょう」

晴明「……はぁ」

白藤「まあ実際のところ、闇堂さんが動けばそれで不足は無いと思うのですが」

晴明「……えと。ふ、普段……動かない、のでは……」

白藤「あなたがいれば動くんですよ不思議なことに、ええ、不思議なことにあなたがいないと動かないんですよ」

晴明「…………な。なんていうか……すみま、せん」

白藤「よりにもよって神原さんを動かすというわけにもいきませんしねぇ」

竜胆「……ふん」


晴明(結局執事服着ることにしたんだ、竜胆さん……)


晴明「……えと、わ、分かり……ました」

白藤「それではお任せ致しますよ安倍さん。ああ、こちら、購入品のリストです。神原さん」

竜胆「急くな。受け取れ、晴明」 シュッ

晴明「……わ、わっ……」 テシッ


◆ 中央通り


晴明「……そ、そういう……こと、なので……」

魅行「女の細腕に任せると言うのも無体な話でございますね」

晴明「……はぁ……」


晴明(魅行さん、前に竜胆さんを軽々運んでたような気がするんだけど……いや、よそう)


晴明「……そ、それ。で……あの、これ……」

魅行「もうパックが無くなりましたか。当然と言えば当然なのですが……」

晴明「……えと。前……英華、さんと……」

魅行「あの程度では不足ということでございますね。とはいえ……」

晴明「……あ、あまり……大量に、買い込んで……も。えと」

魅行「無論、怪しまれることでしょう」

晴明「……こ。こういう時……ど、どうすれ、ば……」

魅行「私にいい考えがあります」


◆ 数十分後


晴明with変装「あの」

魅行 b <グッ

晴明「……親指、立てないで……ください」

魅行「逆にこれ以外の方法を何かお考えで?」

晴明「……それは……えと。思い、浮かばない……です、けど……」

魅行「よっぽどな方でなければ気付くようなこともございません」

晴明「……で、です……けど」

魅行「普段出入りするようなショップでなければ、多少演技すれば大量購入も十二分に可能でしょう」

   「現在の晴明様の格好はどこかのお嬢様もかくや、というような見た目でございます」

   「そこで私が背後に侍っていれば『どこかの令嬢だろう』と判断してくれるものかと」

晴明「……はぁ……」

魅行「そんなわけなのでこれから演技指導と致しましょう」

晴明「……あの、目が怖」

魅行「いえ大丈夫です何も問題はありません少しお手を拝借して服を脱がして慎ましいお胸を」


この後滅茶苦茶メタポワンキルした


◆ 路地裏


晴明「………………そんな、こんな……で」

白藤「……ご、ご苦労様でした……」

ミカ「白藤殿がヒくとかお前どうなってるんだお前」

魅行「私は私の欲望に忠実に生きているまででございますけれど」

竜胆「この女正気か? いや、違うか……」

ミカ「自分の中で即座に結論を出してしまうほどアレか」

竜胆「アレだ」

魅行「失礼ですねこの騎士系と武士系」

白藤「一応お聞きしますが、必要なものは購入できたのですね?」

晴明「……そ、それは……一応、です」

白藤「まあ、万が一があってほしくないので二人で行ってもらったのですがね」



晴明「……えと、これだけ……の、量……」

白藤「路地裏自体が手狭な場所ですが、枝分かれした道の先に広間があることもあります」

   「私はこの場所に居を構えていますが、普通の住人はそうした場所に住んでいますので……」

   「あなたが思う以上にこの路地裏に住む人間の数は多いのですよ」

晴明「……経済、も……回る、と……」

白藤「ま、貨幣が流通していた時代の通常の経済とはまるで異なりますがね」

晴明「……しょ、食事……が。あまり、無い……のは」

白藤「海上都市の食糧生産プラントはご存知ですか?」

晴明「…………」 フルフル

白藤「そういうものを流用しています。ある程度の有機物さえあればあれを使用して食料は生産できますから」

   「もっとも、結局は生産者が必要になるわけですがね。水耕栽培の野菜を大量に生産してそれらを使用しています」

晴明「……な。なる、ほど……」


◆ 路地裏の生活事情 終わり


○ いつもの5人の様子


只野「………………」 スッスッ

昴「…………」 シャッシャッシャ

晴明「……あっ、え、えと……」

ナクア「マントヒヒじゃないの?」

奏「えっ、は、ハムスターと、思った、んだけどっ」

昴「違うよ!」

只野「俺、《秒殺の暗殺者》のつもりだったんだけど……」

昴「僕《アサシン》ね」

ナクア「そんな微妙な違い分かるわけないじゃない」

只野「いや、最初にモンスターカード縛りって言ったじゃん……」

奏「えと、その、う、動かれると、えと、えとっ」

只野「うん……やっぱ動き入れるの、ちょっとマズかったかな……」

ナクア「ああもう、やっぱりモノマネなんて分かるわけないんだからもっと別のにしないかしら?」



昴「しりとりとか?」

晴明「……えと……《リトルトルーパー》……」

只野「始めちゃったよ……《神光の宣告者(パーフェクト・デクレアラー)》」

奏「え、えっ? えと、《ライトニング・ボルテックス》!」

ナクア「《星輝士(ステラナイト) トライヴェール》」

昴「ル? えっと、《ルート・ウォーター》かな……」

晴明「……た……《タートル・狸》……」

只野「し、渋いところに行くね……ええと、《金満な壺》」

奏「えとっ、ぼ……《ボム・ガード》?」

ナクア「《ドロー・マッスル》」

昴「ちょっと待ってこれ絶対おかしいよ!?」



只野「ど、どうした昴!?」

昴「だってナクアさん絶対次も『ル』にする気じゃん! ルから始まるカードって5枚しかないんだよ!?」

奏「えと、る? って、《ルイーズ》と、《ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》と」

晴明「…………《ルーレットボマー》……《ルード・カイザー》……《ルート・ウォーター》……」

只野「ルーンアイズは使えないから実質4枚……」

昴「ナクアさん完全にガチじゃん!」

ナクア「いくら遊びと言っても負けたくないのよ」

奏「べ、べ、別のに、しよっ? その、し、しりとり、じゃなくて、えとっ」

晴明「……ぼ、ボードゲーム……と、とか」

只野「そ、それならドカ○ン持ってきたんだ、ほら!」

ナクア「それだけはいけない」



只野「じゃあエアラ○ドを」

晴明「……し、シティ……ライドで……」

奏「そ、そっちに、しよっ、ぷ、プレミア、価格、ついてるけど」

昴「あれ? でも5人だと一人あぶれるんじゃ……」

晴明「……べ、別ので」

ナクア「負け抜けにしたらどう?」

只野「いや、それはダメだ……いつまでも負け続けて最終的にプレイできない時間が増える人が確実に何人か出る」

ナクア「そ、そう……随分実体験っぽいのね……」

只野「実体験なんだ……」

昴「何も言えない……」

晴明「……あっ……クトゥル」

ナクア「それも色々ダメでしょ私とか特に」

昴「じゃあ、人狼……?」

只野「それもダメだろ……」



ナクア「あったわ。スマブ○よ」

晴明「……で。でか……した?」

只野「まあ、確かに最大8人でできるってふれこみだけどな」

奏「そ、それじゃ、ちょっと、やって、みよ?」


◆ 十数分後


只野「」

昴「」

ナクア「」

晴明「……あれ……? み、みんな……どう、しまし、た……?」

奏「?」

只野「……あ、安倍さんと琴吹さんってこういうゲーム強い……?」

晴明「……て、手先……器用、です……けど」

奏「が、楽器、使ってる、から。結構、えと、割と?」

ナクア「やめときましょう。これも色々と格差が激しすぎるわ」



昴「それじゃあ、最終手段だけど」

只野「だけど?」

昴「……サバイバルデュエル……!」

晴明「……さ、サバイ……バル……」

ナクア「……これ、安倍晴明一方的不利じゃないの?」

奏「あっ、でも、あの、確か、その、晴明ちゃん、フェンリル、ハンデスって」

晴明「……なの、で……一応。その……だいじょぶ。です」

只野「なるほどね、それならちょっとやってみるのもアリかな」

昴「それじゃあちょっと外でやってみよ!」

ナクア「……でも、何かを見落としてるような気がするのだけれど……」


◆ 数十分後


晴明「………………」 LP400

只野「………………」 LP150

奏「………………」 LP200

昴「………………」 LP300

ナクア「……あっ、このグダグダ感だったわ」 LP50

晴明「……そ、想像……以上、に……」

只野「これ、キツい……」

昴「攻撃したら攻撃される、でも攻撃しないとライフは削れないし……」

奏「えと、えと、集中攻撃……しちゃう、と……」

晴明「……さ、最終的に……自分、も……的に……」

ナクア「これやめときましょう。タッグフォースルールでデュエルして交代制にした方がマシよ」


◆ 結局


晴明「……えと……こっち、で……あ、ペア……」

昴「あーっ! 持ってかれた!」

只野「……ジョーカー来るな来るな来るな……」

ナクア「……ふっ……」 ダラダラダラ…

奏「な、ナクア、ちゃん、えと、表情」

ナクア「わ、分かってるわよ! うるさいわね!」


晴明(なんていうか、結局トランプとかウノとかになっちゃうんだよなぁ……この5人だと)


○ いつもの5人の様子 終わり

どうでもいいけど晴明って男に対して第一に腐った感情向けちゃうから
恋愛感情に至ることがまず無いと思うんだよね

そんなわけでこっちは雑談か何かで埋めちゃってください

とりあえず20時半~21時ごろにやる予定

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