シンジ「モンスターハンター4Gか…」 (51)
新世紀エヴァンゲリオン×モンスターハンター4G
クロスSSです。
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某TATUYA
シンジ「まったく自分で借りた映画くらい自分で返して欲しいよ…買い物のついでだからいいようなもんだけど…ってかまた海外ドラマか…アスカ影響されやすいからなぁ…」ブツブツ
TV「てれててーてれれれれれーれれれーれー♪」
シンジ「ん?」
子供「ママー!あれ欲しいよぉー!」
母親「えーこの間怪獣ウォッチ買ったばかりじゃないのー」
子供「もーあれ飽きちゃったよぉー!」
母親「買って貰ったらちゃんと最後までやりなさい?じゃないともう買ってあげないわよ?」
子供「んー…!はぁい…」
シンジ「あんなに欲しがるなんて…そんなに面白いのかな?」
青葉「おっ!シンジ君じゃないか?」
シンジ「あっ青葉さん、こんにちわ」
青葉「シンジ君もゲームとかするのかい?」
シンジ「いや…たまたまなんかちょっと面白いのかなぁって…」
青葉「へぇ…おぉ!モンスターハンター4Gじゃないか!これは面白いよ!俺は無印の頃からやってるんだ!あっ無印ってのはようは一番初期作からって意味ね」
シンジ「へぇ買ってみようかな…?」
青葉「ネルフの中でも以外と流行ってるみたいだよ。すれ違い通信ってのもあるから「あっやってんの?一狩りいこうぜ!」ってなるのも楽しみの一つだよ」
シンジ「みんなで出来るんですね…!分かりました!僕ちょっとやってみます」
ミサト宅
シンジ「ただいま~♪」
アスカ「もう遅かったじゃない!なにしてたのよ!」
シンジ「たまたま青葉さんと少し話してただけだよ」
アスカ「青葉?」
シンジ「オペレーターの青葉さんだよ!ほら少し髪が長くて…」
アスカ「あーあの人青葉っていうんだ?」
シンジ「もう結構な付き合いになるんだから名前ぐらい覚えなよ」
アスカ「マヤさんは覚えてるわよ」
シンジ「日向さんは?」
アスカ「眼鏡とロン毛としか覚えてないわ」
シンジ「まったく…」
アスカ「私は加地さん以外に興味はないのっ!ん?なによそれ?」
シンジ「モンスターハンターだよ」
アスカ「あー駄作って定評のあるモンハンね…へぇG出てたんだ…私セカンドしかやってないわ」
シンジ「やる前から駄作とかやめてよ。色眼鏡で見ちゃうじゃないか…!」
アスカ「そう言われてるってだけよ。現になん作もヒットしてるんだから評価は高いって事なんじゃないの?良いものは批判されるんのよ」
シンジ「ミサトさんが帰ってくるまで時間もあるし…ちょっとやってみよう」
アスカ「…。あ!あたしちょっと出掛けてくる」
シンジ「こんな時間に?危ないよ!」
アスカ「こうみえて軍人よ?心配ならこのあたしを襲うかもしれない愚か者にしてあげなさいっ!」
シンジ「はいはい。気を付けてね」
アスカ「いってきまーす!」
シンジ「いってらっしゃーい……さてと…」
シンジ「まずはオープニングか…せっかくだし3Dで見てみようかな!わっ…すごいや…本当に浮き出て見えるっ…!」
…数秒後
シンジ「う…なんかクラクラしてきた…3Dモードはもういいや…でもすごいな…さっきの棒みたいな武器はなんだろう…カブト虫みたいなのも操れるんだ…」
シンジ「キャラメイクか…性別は…やっぱ戦いは男の仕事だよね…結構細かい所まで決められるんだ…」
…キャラメイク中…
シンジ「結構こだわっちゃったな…そろそろミサトさん帰ってくるし…後で続きやろ…ご飯つくらなきゃ」
プルルル…プルルル…!
シンジ「あれ?ミサトさんからだ…」
ミサト「あっもしもしシンちゃん?今日ネルフに泊まるからご飯いらないから!あっちょっと加地!勝手にクエスト張らないでよ!私の番でしょ!?あっ!シンちゃんそういう訳だからアスカを宜しくね!あっ待って待って!私も行くから…!」ピッ
シンジ「…なんだったんだろう…クエスト…?」
アスカ「たっだいまー!」
シンジ「あ、おかえりアスカ」
アスカ「ジャーン!私も買ってきてやったわよ!3DSとモンスターハンター4Gッ!」
シンジ「わぁこれで一緒に出来るね!ありがとうアスカ!」
アスカ「別にアンタの為に買った訳じゃないわよ!学校でもかなり流行ってるんだから波に乗らないのは私の名が廃ると思っただけよ!」
シンジ「そっか…」
アスカ「でもまぁ…暇潰しにあんたとクエスト行ってあげてもいいわ」
シンジ「ほんと…!?アスカは優しいんだね」
アスカ「仕方なくよ仕方なくッ!足引っ張ったらモンスターより先にアンタを片付けるからね」
シンジ「が…頑張るよ」
アスカ「さてちゃっちゃとキャラメイクしちゃおっと♪」
シンジ「そういえば今日ミサトさん帰ってこないんだって」
アスカ「じゃ一緒にモンハンやって夜更かししちゃおっか?」
シンジ「ご飯とお風呂と宿題終わったらね!」
アスカ「さっさとこなすのよ!じゃないとドンドン強くなって置いてっちゃうんだから!」
シンジ「わかったよ!」
シンジ「アスカーお風呂沸いたよー!」
アスカ「今いいとこだから先入ってっ!」
シンジ(あのアスカが一番風呂を譲った…!?いつもじゃ絶対ありえない…モンスターハンター…おそるべし…)
アスカ「あー!!もう初期装備防御力「紙」過ぎっ!」
シンジ「紙?」
アスカ「紙っぺらって事…よっ!よし…!部位破壊ッ!ふんっ!この私に歯向かうからよっ!反省なさいっ!」
シンジ(盛り上がってるな…)
アスカ「くっこの…!!雑魚の癖に…!あっ…!!」
シンジ(あっ…死んだ…)
アスカ「もうっ!バカシンジが話し掛けるからやられちゃったじゃないッ!」
シンジ「えっ僕のせいなの!?」
アスカ「そうよ!じゃなきゃこのエリートの私がドスジャギィなんかにやられる訳ないでしょっ!」
シンジ「あれ?でもほらやり直せる見たいじゃない!」
アスカ「三回は乙れんのよ!ほんとにバカシンジねッ!」
シンジ「じゃあいいじゃないか!」
アスカ「良かないわよ!報酬が減るのよ!今のはペナルティもんね!今日は私が寝るまで私の狩りに付き合って貰うわよッ!」
シンジ「えー…!ゲームは一日一時間…」
アスカ「つべこべ言わずにさっさとお風呂入ってきなさいよッ!このブナハブラッ!」
シンジ「なんだよそれ…」
ーお風呂ー
カポーン…
シンジ「モンスターハンターかぁ…面白そうだけどはまっちゃいそうで怖いなぁ…アスカゲームし出すと止まらないし…今夜は眠れそうに無いか…仕方ない…」
アスカ「バカシンジー!いつまで入ってんのよッ!」
シンジ「う…うるさいなぁ…!い…今出るよッ!」
シンジ「ふぅ…アスカ上がったよー?」
アスカ「ったく…!とろいわね!」
シンジ「普段と同じだよ…!」
アスカ「じゃ普段からとろいんじゃないの?いい?アタシがお風呂から上がる間に最低でも装飾品は解放しときなさいよ?」
シンジ「装飾品?」
アスカ「いちいち人に聞くより自分で確かめなさいッ!」
シンジ「分かったよ…チェッ…」
シンジ「えーと…まずは納品クエストか…それと武器の指南のクエストもあるんだ…一通りやってみよ」
・・・・・
シンジ「う~ん…一通り試したけど武器は片手剣がしっくり来る気がする…プログレッシブナイフの要領だからヒットアンドアウェイって感じかな…盾の防御と武器出し中にアイテムが使えるのも地味に生存率を上げてくれるし…うん!片手剣にしよ!」
アスカ「片手剣でヒットアンドアウェイ?とんだヘタレね!そんなの古龍相手じゃ時間切れになるわよッ?」
シンジ「アスカ!?いつの間にあがってたの!?」
アスカ「ついさっきよ。それよりはい!」
シンジ「え?ド…ドライヤー?」
アスカ「髪乾かしなさい。その間私モンハンしてるから」
シンジ「え!?僕が乾かすの!?」
アスカ「一分一秒が惜しいわさっさとまともな装備作らなきゃオンラインで相手にもされないわ。オンラインでやるのが最強ハンターへの最短距離よ」
シンジ「はいはい…わかったよ…」(逆らうとうるさそうだ…)
アスカ「よろしい。私の髪を触れるんだからモンハンと私に感謝しなさいよね!」
シンジ「…はぁ…やれやれ…」
アスカ「よしっ!動きになれればこっちのモンッ!!必殺鬼人乱舞ッ!どりゃぁぁぁぁあ!!」
シンジ「ちょ…ちょっとアスカ!暴れないでよッ!」
アスカ「うっさいわね!アタシの動きに合わせなさいッ!先が思いやられるわッ!まったくッ!」
シンジ「ふぅ…大体乾いたよ」
アスカ「よしっ!じゃさっそくやるわよ!今日は上位クリア目指すわよ!」
シンジ「上位?よ…よくわからないけど宜しく…」
アスカ「アンタは黙って私の貼ったクエに着いてくればいいのよッ!」
シンジ「…わかったよ…」
アスカ「じゃロビー開くからさっさと来なさい。今日は狩りまくるわよッ!」
シンジ「はいはい…」
1時間後…
ケチャワチャ「キュゥゥゥゥ…ッ!」
[メインターゲットをクリアしました]
シンジ「よしっ!操作にも大分慣れてきたぞ!」
アスカ「ふん!シンジの癖に中々やるじゃないっ!えーと次のキークエは…ゲリョス捕獲日記か…ゲリョスは毒と閃光に気を付けなさい?状態異常を多用してくるトリッキーな相手よ」
シンジ「解毒薬を忘れないようにしないといけないな…」
アスカ「当たらなきゃいいのよ!さっさとクエ受けなさいよ!」
シンジ「備えるに越したことはないよ!」
アスカ「アタシが毒ったらアンタの広域スキルで回復させればいいのよッ!」
シンジ「僕にも攻撃させてよ!」
アスカ「分かってないわね…!モンハンには選んだ武器によって役割があるのよ!例えば私が選んだ双剣は攻撃特化型の武器。つまり攻撃…もっと言えば絶え間ない弱点への鬼人乱舞が求められるわ。回復なんてしてたら役割を果たせてないのよ」
シンジ「う…じゃ僕の選んだ片手剣の役目は…?」
アスカ「例えば属性やられや毒の回復。広域2で体力の回復が出来れば上等ね。直接アンタが攻撃しなくてもアンタが火力重視の武器の手を緩めさせなければそれはすなわちモンスターへのダメージに繋がるわ」
シンジ「なるほど…わかったよ…!」
アスカ「そう?分かればいいのよ分かれば」
シンジ「アスカが毒ったらアイテム…アスカが毒ったらアイテム…」ブツブツ…
アスカ「それじゃ準備が出来たらいくわよ!」
シンジ「うん!行こう!」
アスカ【ジャギィ装備】
武器・デュアルツインダガー
砥石高速化
気絶半減
見切り1
シンジ【ブレイブ装備】
武器・ハンターカリンガ改
乗り名人
回復速度アップ
広域1
クエスト・【ゲリョス捕獲日記】
プーファー♪
シンジ「何回聞いてもこの音…なんか気が抜けるよね…」
アスカ「余計な事気にしてないで作戦を聞きなさい。注意すべきは閃光と毒ね。まず二人で足を狙ってゲリョスを転ばせる。転んだらアンタは頭、私は尻尾に別れて攻撃。分かった?」
シンジ「分かった。でも所詮は鳥竜でしょ?そんなに気負う必要があるとは思えないけど…」
アスカ「バカね。ゲリョスを毒を吐くイャンクック程度に思ってるなら考えを改めなさい。イャンクックは別名「先生」と呼ばれてるわ。大型モンスターの狩り方を教わる教材的なモンスターってとこからね…例えばクックをハンター幼稚園の先生とするならばゲリョスは小学校のマッドな理科の先生ってとこね」
シンジ「マッドな理科の先生…」ゴクリ…ッ
アスカ「あなどったら毒からの閃光で動きを封じられてついばみでアイテム盗まれて死ぬわ」
シンジ「ごめん…アスカ。正直油断してたよ…」
アスカ「まぁ初めてだししょうがないわ。私も昔からいるモンスターしか知識が無い。これからは私さえ知らないモンスターがうじゃうじゃいるわ。どれも個性的過ぎる程個性的なね」
シンジ「うん…」
アスカ「でももっとも恐るべきは…油断と「ゆうた」よ…」
シンジ「ゆうた?」
アスカ「続きは後っ!おいでなすったわよ…!今回のターゲット…」
シンジ「アレが…ゲリョス!」
ゲリョス「ギョオオオオオオウ!!」
ゲリョスはシンジとアスカを見るなりいななき毒の吐きつけてきた!
ゲリョス「ギョオウ!ギョオウ!」ドボォ!
アスカ「ちっ!いきなりご挨拶ねっ!」ヒュッ
シンジ「これなら避けなくてもッ…!ガード出来る…!」
アスカ「馬鹿ッ!ガードしても毒状態は防げないのよっ!?」
シンジ「えっ!?」ドクッ…ドクッ
シンジ「どうしよう…!HPがすごいスピードで減っくよ…!」
解毒薬…!!解毒薬は…!?
焦れば焦る程アイテムは見つからない…!
アスカ「敵から目を離すなっ!」
ゲリョス「ゲォォ!ゲォォ!」カツン…!!カツン…!!
シンジ「なにを…?」
ゲリョス「…ギィィ!」ニヤァ
ゲリョス「ギャオオオオオウ!」ピカーッ!!
シンジ「なっ!?目眩まし!?」ピヨピヨ…
アスカ「馬鹿シンジ…ッ!?」
ゲリョスは毒でHPが削られた上に気絶状態のシンジ目掛けて毒を撒き散らしながら突進して来た!
【シンジが力尽きました】
アスカ「開始5分もしてない内から何乙ってんのよ…!」
シンジ「ごめん…なすすべなかったよ…」
アスカ「閃光はガード出来るわ。毒もモーションが大きいし弾速は遅いから避けれるはず…落ち着いてやれば勝てる相手よ。見てなさい…!!」
【アスカが力尽きました】
シンジ「アスカだって乙ってるじゃないか…!」
アスカ「うっさいわね!!アタシは双剣だから閃光やられたらどうしようもないのっ!仕方ないのよ…ッ!やっぱ今の装備じゃソロ狩りは無理か…二人でいくわよ…」
シンジ「でもあの狭いエリアじゃとてもじゃないけど避けられないよ…」
アスカ「さっきサシでやった時になんとかペイントを着けてきたわ…広いエリアに移動するまで待つわよ…」
シンジ「アスカッ!敵が動いたよッ!」
アスカ「場所は!?」
シンジ「このキャンプのすぐ下みたいだね…」
アスカ「敵さんからお出迎えって訳?舐められたものね…」
シンジ「どうするの?」
アスカ「二人で可能な限り乗り狙い。閃光は緊急回避でかわすわよ」
シンジ「わかったよ」
アスカ「じゃいくわよ…!」
シンジ「うん…!」
二人は崖の上からゲリョスの様子を伺っていた。
ゲリョス「グェ」カツンカツン…
ゲリョスは襲い来る敵を追い払い意気揚々と地下洞窟を闊歩している。
シンジ「いるね…」
アスカ「いい?後が無い事を忘れるんじゃないわよ」
シンジ「慎重に…って事だね」
アスカ「そう。もう一撃を我慢するのが勝利の鍵よ」
二人は目をゲリョスに向けると一斉に駆け出した。
ゲリョス「ゲアッ!!」
シンジ「やぁっ!」
シンジは小高い崖の上にいたゲリョスを片手剣特有の動きである崖上がりの乗り攻撃を仕掛けた。
ゲリョスは突然の攻撃に怯んだ!
シンジ「アスカッ!!」
アスカ「分かってるっちゅーのぉぉぉ!!」
ゲリョスがいた小高い崖の更に上にある崖の淵には鬼人化したアスカが立っていた。
そして双剣の固有スキルである鬼人化状態でのダッシュ乗り攻撃。風車のような猛烈な回転で目標に切り込む技だ。
アスカ「せりゃぁぁぁあ!!!」ザシュザシュザシュッ!!
ゲリョス「ゲァァァァアアアッ!!!」
アスカ「まだまだぁぁぁぁ!!!」
アスカは回転中に身を翻し縦回転から横回転に切り替えコマのようにゲリョスのゴム質の皮膚を切り裂いた。
ゲリョス「グェェェエエッ!」
ゲリョスはたまらずその身を地面に横たえた。
アスカ「ぃよしっ!!」
アスカはすかさずゲリョスの背中に飛び乗った。
シンジ「やったっ!!」
アスカ「コラッ!大人しくしなさいっ!」
背中に乗られたゲリョスは驚き立ち上がり暴れだした。
ゲリョス「ギャギャァ!ギャギャァ!」
アスカ「このっ!!大人しくやられろっ!!」
アスカは暴れるゲリョスの背中に小剣を数初突き立てる。更に暴れるゲリョス。
アスカ「シンジッ!!爆弾ッ!!準備できてんでしょうねッ!!」
シンジ「任せてッ!!」
アスカ「じゃいくわよ!!せりゃぁぁぁ!!」ザクッ!
最後の一突きがゲリョスの背中に刺さる。
ゲリョスは痛みのあまり膝を折り再び地に伏した。
アスカはゲリョスの背から飛び降り双剣を構え直す。
ゲリョスの弱点である尻尾に鬼人乱舞を叩き込んだ。
アスカ「どりゃぁぁぁぁ!!!」
ゲリョス「ゲヤァァァァ!!」
その隙にシンジは頭付近に爆弾を仕掛けた。
シンジ「爆弾セット完了ッ!!アスカッ!!」
アスカ「上出来よっ!やりなさいっ!」
シンジはその声を聞くが早いか小樽爆弾を仕掛け飛びずさった。
ゲリョスは目の前の物体が何か「ヤバイ物」であるという事を野生の感が嫌でも教えて来たしかし焦れば焦る程足が縺れて立ち上がれない。
シューと音をたてて小さい爆弾の導火線が火花を散らしている。
どんどん短くなる導火線はついにゲリョスの目の前で消え…次の瞬間…
『ドガァァァァァァァァァァアン!!』
凄まじい音と衝撃、そして爆煙が上がった。
同時にゲリョスの頭のトサカはヒビが入り砕け散った。
ゲリョス「ゲィアァァァァァ!!」
トサカを破壊されゲリョスは勝ち目が無いと踏んだのか二人に背を向けて足を引きずりながら逃げようとしている。
アスカは武器出し攻撃の回転抜刀切りを放ち…シンジは崖からの二段乗り攻撃を放つ。
アスカ「どりゃぁぁぁぁ!!!!」
シンジ「はぁぁぁぁぁぁ!!!!」
二人の完全に息のあった攻撃にゲリョスは倒れた。
ゲリョス「グギィエエエエエ!!」
シンジ「やったっ!!」
アスカ「よっしゃぁ!!」
シンジ「やった!やったね!アスカ!!」
アスカ「当然よ!!この私がいるんたから…っ!さっさと剥ぎ取って次のクエいくわよ!」
シンジ「うん!あれ?でもこのクエって捕獲クエストじゃ…!」
アスカ「っ!?」
ゲリョス「ギャオオオオオオオッ!!!」
【アスカが力尽きました】
【シンジが力尽きました】
【報酬が0Zになりました】
【これ以上復活できません】
【拠点に帰還します】
シンジ「…」
アスカ「…」
狡猾なゲリョスは死んだフリをしていたのだ。
しかし狩りにおいてそれは生きる為の知恵。
毒を使い、目を眩まし、死んだフリまでするゲリョスのその知恵に二人は遅れを取ったに過ぎなかった。
シンジ「…駆逐してやる」
アスカ「一匹残らずっ!!」
二人はその夜一晩中ゲリョスを狩った。
チュンチュン…
シンジ「はぁ…はぁ…50匹は狩ったね…」
アスカ「はぁ…はぁ…このぐらいで勘弁してやるわ…」
シンジ「もう朝か…学校いかなきゃ…」
アスカ「具合悪い…休みましょうよ」
シンジ「ダメだよ…ゲームのし過ぎで学校休むなんて…」
アスカ「相変わらず真面目ねー…はいはい分かってますよー」
シンジ「はぁ…準備しよ…」
アスカ「あっあんたモンハン持ってきなさいよね」
シンジ「学校に?」
アスカ「今作はすれ違い通信でギルクエやオトモアイルーをゲット出来るらしいわ…」
シンジ「ふぁーあ…分かったよ…」
学校
キーンコーンカーンコーン
シンジ「ふぁーあ」
トウジ「なんやぁ?先生寝不足かいな?」
シンジ「いや…ちょっとアスカが寝かしてくれなくてさ…ふぁ…」
トウジ「なんやてー!?式波が寝かしてくれなかったやてー!?」
アスカ「ん?」
シンジ「わっ…!トウジ!声が大きいよ!!違うんだ!途中から僕もノリノリだったんだって!」
トウジ「ノリノリやったんかいな!」
ケンスケ「いやーんな感じ!」
シンジ「ち…違うんだよ!僕初めてだったから夢中になっちゃって!!」
ゲシッ!!
シンジ「いたぁっ!!」
アスカ「余計勘違いされるわよ!バカシンジッ!!」
トウジ「勘違いってなんやぁ!ワシらの先生をけがしおってからにぃ!返せっ!ピュアだった頃の先生を返せぇっ!」
ケンスケ「そうだそうだ!!」
レイ「…」チラッ
アスカ(!)ニヤッ
アスカ「そうなのよ!シンジったら何回(クエストに)行っても満足しなくて…行く度に(閃光で)気絶させられるこっちの身にもなれっての!あー昨日はほんと一晩中寝ずに(モンハン)やったわぁ!」
ヒカリ「嘘よ…っ!アスカっ!そんなの…不潔よっ!!」
シンジ「いってて…あっそうだ!3DSで誰かとすれ違ってるかもしれない…見てみよう」パカッ
[トウジ]HR4
[ケンスケ]HR4
[ヒカリ]HR4
シンジ「あー!トウジと委員長とケンスケもやってるじゃないか!」
トウジ「なんやと!///」
ヒカリ「キャーッ!碇くんの変態ッ!!///」
ケンスケ「なにーッ!ん?俺も!?」
シンジ「モンハンだよ!モンスターハンター4Gだよ!」
屋上
ケンスケ「なんだモンハンの話だったのかぁ…式波も意地が悪いよ…」モグモグ
アスカ「勝手に盛り上がってんのが悪いのよ」パクッモグモグ
シンジ「なんの話だと思ってたんだよ…」
トウジ「決まっとるやないかい!男女が寝ずにやる事と言えばただ一つや!なぁ!?委員長!?」
ヒカリ「鈴原ッ!お弁当作って来ないわよ!?」
トウジ「そんな殺生な…!」
アスカ「ところで…なんでエコヒイキが一緒にいる訳?」
レイ「…」モグモグ
レイ「私もやってる」
シンジ「?」
レイ「私もやってるわ。モンスターハンター4G」
シンジ「ほんと!?綾波もゲームとかするんだね!今度一緒にやろうよ!」
レイ「いいわ」
アスカ「ダメよ!このバカはアタシ専用のオトモハンターなんだからッ!」
シンジ「三人でやればいいじゃないか!」
アスカ「無駄に人が増えると支給品が減る上にクエスト失敗のリスクも高くなるのよ!?」
ケンスケ「まぁまぁ固い事言わないでちょっと僕らと勝負してみない?」
シンジ「勝負?」
ケンスケ「三人一組のチーム戦さ。同時にクエストに出発してどっちが早く狩れるか…ってルールさ」
アスカ「面白いじゃない」
レイ「チームは?」
トウジ「エヴァパイロットチーム対トウジと愉快な仲間達チームってのはどうや?」
シンジ「いいね!面白そう!」
ヒカリ「えー!?学校でやるの!?校則違反よ!」
トウジ「まぁまぁ固い事言わんと…ただのレクリエーションやないか!」
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