飛段「木の葉の里にジャシン教を広める」 (67)

角都「…」

飛段「…」

角都「おい」

飛段「なんだよ」

角都「まったく売れないじゃないか、誰もこちらを見ないぞ」

飛段「まだ始まったばっかだろ!気長に待てよ」

角都「もう1時間は経過しているぞ」

飛段「だぁああもううるせえな!金になるんだぞ?お前の好きな金だぞ?」

角都「はぁ…」

――先日

ペイン「ジャシン教?」

飛段「そうだ!その木の葉の里でジャシン教を広め、そしてそこから資金が生まれ、さらに兵士も削られるわけだ」

ペイン「金のことなら角都で十分だ。」

飛段「金はあるほうがいいだろ?!岩隠れでも信者は大勢居て金が溜まる溜まる」

ペイン「なぜ木の葉なんだ」

飛段「人が多いからに決まってんだろ!」

ペイン「だが」

飛段「そんなに信用できないなら、成果上げてやる!いくぞ角都!」


角都「…え?」

飛段「なぜだ…なぜ売れねえんだ!」

角都「宗教などバカバカしい、賞金首を狙うほうが金になる」

飛段「だが信者が多ければ」

角都「どうせ【岩隠れにはジャシン教信者が多い】は嘘だろ」

飛段「」ギクッ

角都「第一、【汝、隣人を殺戮せよ】、常識的に考えてぶっ飛びすぎだろ。」

飛段「それはジャシン様へのためであてだな!」

角都「勝手に言ってろ、下らない。俺は抜ける」ポイッ

飛段「あっ!てめえ!聖書になんてことを!」

飛段「ずっとここに居ても仕方ねえ、位置を変えるか」


――――

飛段「次はあっちで構えるか…ん?」

トビ「いらっしゃーーい、いらっしゃーーーい」

男性「」ゾロゾロ

男性「」ゾロゾロ

男性「」ゾロゾロ

飛段「なんだこりゃ」

トビ「あ、飛段さん」

飛段「お前なにやってんだこんなところで」

トビ「何って資金集めに決まってんじゃないですか、かなり儲かってるんですよこれ」

飛段「儲かるって…何やってんだ?」

トビ「手コフェラッスよ手コフェラ」

飛段「手コふぇら…?」

――

男性「うっ…うっ…」

デイダラ「オイラの手から生まれる快感は普通じは味わえない」シコシコ

デイダラ「手コキとフェラを同時に行える」シコシコ

男性「うっ・・・!」

デイダラ「芸術とは一瞬の美、それは店の回転率にも関わる!」シコシコ

デイダラ「だからサソリの旦那の店はすぐに潰れたんだ!」シコシコ

デイダラ「そろそろだな、爆発だ!喝!!」ギュ

男性「っっぁああ!!」ドピュ


男性「…ありがとうございました」サッ

デイダラ「1分か、すこし長かったな、うん。」





トビ「こういうことっスよ」

飛段「うわぁ…」

トビ「はいはーい、お土産に粘土型オ〇ホ買っていきませんかー」



飛段「あんな汚い野郎どもには負けるわけにはいかねえ!」

飛段「ジャシン様ー!見ててくださいよ!俺やってやりますから!」



飛段「まずは頭の悪そうな連中を信者にして、そこから広めるか」

飛段「てなわけでここで店を構えよう」ガチャガチャ


――――
トビ「いらっしゃーい。いらっしゃい~~」


男性「」ゾロゾロ

男性「」ゾロゾロ

男性「」ゾロゾロ

角都「」ゾロゾロ

男性「」ゾロゾロ



トビ「なんか今すげえの並んでた気がする」

飛段「しっかし誰も見もしねぇなぁ…お」

ナルト「こんなところにすごい店があるってばよ」

サクラ「わー本当だ」

飛段「(見るからに頭悪そうな連中だ)」ニヤッ

ナルト「ジャシン教…聞いたことねえってばよ」

サクラ「確かに初耳、けど所詮宗教でしょ?入って得することなんてあるの?」

ナルト「そりゃああるだろう…」

サクラ「無いでしょ」

ナルト「サクラちゃんサクラちゃん、買ってみねえ?」

飛段「(お?)」

サクラ「嫌」

ナルト「えーなんでさ」


サクラ「暁が売ってるものなんて買うわけないでしょ」

ナルト「そりゃそっか」

飛段「そりゃそっか」


飛段「そうか…、そうだったか…」

飛段「はぁ…」トボトボ

飛段「結局成果なしか…」

飛段「汝、隣人を殺戮せよ…隣に誰もいねえよ…」



飛段「おだんご屋に寄って帰ろ…」

――――次の日

飛段「ああああああああああああああ!!!ああああああああああ!!!」

角都「なんだうるさいな」

飛段「角都見てみろよこれ!」

角都「?」

飛段「ハガキだよハガキ!ジャシン教への入会のハガキが来たんだ!」

角都「一通か」

飛段「この調子でちょっとずつ広めてやらー!」

角都「お前の野暮に付き合ったんだ、今日はこちらの野暮用に付き合ってもらう」

飛段「えーーーーーーーーー」

飛段「賞金首狩ったら安定の連れションか。ああも嫌嫌」

角都「…」

飛段「はいはい換金してこいよー。俺ここで待ってるから。」

角都「…」スタスタ


飛段「あーもこうしてる間にもしかしたらハガキが届いてるかもしれねえのに、はやく返信しねえとなぁ…」




アスマ「暁発見」

シカマル「なんか一人でブツブツ言ってる」

上忍「一人だけだな、チャンスだ」

飛段「なんだてめえら?」

アスマ「アスマです」

上忍「名前忘れました」

上忍その2「二人目ですが名前も顔も忘れました」

シカマル「シカマルです、ここのシーンの戦闘は忘れました、とりあえず影真似の術!」ビュビューン

ガシッ


飛段「あ、動けねえ」

飛段「しかも血も取ってねえや、アスマの血は取ったことにしてくれ」

アスマ「えーっ!」

シカマル「アスマ!どうやらアイツを斬るとアスマにもダメージを食らうみたいだぜ!」

アスマ「あの地面に書いた印…印?」

飛段「ああもう、地面に魔方陣も書いたことにしてくれ」

アスマ「えーっ!!」

角都「外が騒がしいが、俺はすべての札を数えるまで外に出ない」パラ…パラ…

――――

飛段「俺の首は一回飛んだことにしてくれ」

アスマ「えーっ!!!」

飛段「条件は揃った、ジャシン様!一人送るぜ!」クシザシ


アスマ「ぐわああああ?」


シカマル「アスマアアアアアアアアアアア!!!!」




シカマル「あれ、俺の影真似の術は?」

――――

シカマル「あ、もうシーンも変わっちゃうのか」

飛段「うっひょー、やっぱりお便り届いてるぜー!」

飛段「こんな熱心な奴にはジャシン教の首飾りを送るぜー!俺とお揃い」

角都「金になっているのかそれは?」

飛段「これからだこれから!」


ペイン「飛段、角都」

角都「なんだ?」

飛段「んだよいい時に」

ペイン「明日は九尾を狩りに行け」

飛段「(木の葉に行けるのか)わかった」

角都「…」

ペイン「あと角都」

角都「なんだ」

ペイン「お前はもう【暁の財布係】ではない」

角都「…え?」


ペイン「こんどからデイダラとトビが【暁の財布係】だ」

角都「」

一旦寝ます。

シカマル「アスマの仇とらせてもらうぜ!」

飛段「来いやー!ジャシン様のもとへ送ってやるぜ!」

角都「(妙に張り切ってるな)」

カカシ「確か、血を取られたらアウトだったな。慎重に行くか!」

チョウジ「傀儡師か、蟲使いのシノ連れてきたほうがいいんじゃないの?」

いの「影分身ぶつけたほうが賢明だと思うわ」

飛段「(しっかし毎日欠かさずハガキ送ってくれる奴は誰なんだ、できれば確認したいんだが…)」

角都「影が来るぞ!」

シカマル「逃がすかよ!」

カカシ「鎌相手に苦無で挑むとかめっちゃ怖い」

チョウジ「僕たちってただのやられ役なのかな、なんの役にたってないよ」

いの「心転身ってなんだったのかしら」

ナルト「お待たせだってばよ!」バッ

カカシ「やっとご到着か」

シカマル「(作戦間に合わなかったか…」

角都「そういえば九尾の人柱力の特徴を聞いてなかったがどうする」

飛段「俺に関しては初対面だよ」

飛段「いや待てよ、たしか暁だからって買ってくれなかったガキかあいつは」

角都「金髪のガキが人柱力だ、殺すなよ。」

シカマル「いの とチョウジはどうした」

ナルト「何かを悟ったのか、帰っちゃったってばよ」

カカシ「やむを得ない、ナルト!早く主人公の新技を披露して倒すんだ!」

角都「コピー忍者(笑)カカシと影使いのガキは任せろ」

飛段「なら人柱力は俺に任せろー」

カカシ「くそっ!悔しい!」

ナルト「鎌野郎!行くってばよ!」

シカマル「ナルト!そいつに血を取られたら死ぬぜ!気を付けろ!」

ナルト「なにーッ!?じゃあ影分身の術!」ボワン

飛段「オラオラオラ!!」ブンブン

影分身「うわぁあ!」ボワン

影分身「ぐあああ!」ボワン

ナルト「シカマルが『血を取る目的だけで殺傷力はそこまでない鎌』とか言ってたけど、全然命を刈り取ってるってばよ!」

飛段「まーた影分身か、影分身が死ぬと本体にもダメージ食らう設定どこ行ったんだよったく。」

ナルト「あれはカカシ先生が勝手に言ってただけだ!」

飛段「隙ありー!」ブォン

ナルト「うわあ!!!あぶね!!」サッ



ナルト「服だけで助かったぁ…」

飛段「・・・え?」

飛段「お前なんでその首飾りしてんだ!お前それは!」

ナルト「ジャシン教の首飾りだってばよ!そういえばお前も俺と同じのをしてるな」


飛段「待てや待てや待てや!じゃあいっつもハガキ送ってくれてたのって…」

ナルト「あーー!思い出した!お前あの時ジャシン教の聖書売ってた野郎だな!」

飛段「お前聖書買ってくれなかったじゃねえか!なのになんでハガキなんて送れたんだ!」

ナルト「実はだな…」

――――――――――――
角都「勝手に言ってろ、下らない。俺は抜ける」ポイッ

飛段「あっ!てめえ!聖書になんてことを!」

飛段「あーあ…もう投げ捨てることねえだろ…。探す見にもなってみろ」ガサガサ


飛段「見つかんねえや。まぁまだまだ聖書あるから一冊ぐらい」


ナルト「ん?何か本が落ちてるってばよ」

ナルト「えーとなになに…汝、隣人を殺戮せよ。ワイルドだな。すっげえワイルド」



ナルト「これなかなか面白いってばよ、さっきの店はあっちに移動したな、あとでサクラちゃんと一緒に行くか」


ナルト「あ!これハガキを送ればさらにジャシン教のグッズもらえるのか、早く送らないと!」ダダッ

ナルト「てなわけでサクラちゃんは買ってくれなかったけど、俺は入信できたんだってばよ」

飛段「(こいつは人柱力、だけどこいつを殺せばせっかくの信者がまた俺一人だけになる…どうする俺どうするよ)」


飛段「(もしかしたらこいつからどんどんジャシン教が広まるかもしれねえし、けどこいつ殺さねえと…どうすりゃ…)」

ナルト「なんだかこいつの動きが完全に止まったってばよ」

カカシ「チャンスだナルト!新技をぶつけてやれ!」

ナルト「おう!螺旋手裏剣!!」シュバーン

ガスッ

飛段「うぉおおわあああああああ!!」

角都「飛段がやられたか、なら俺一人で、火遁!」

ナルト「不死身(笑)死ねってばよ!螺旋手裏剣!」シュバーン

ガスッ

角都「うぉおおわあああああ!!心臓4つあるけど、体粉砕したら結局は一撃だあああ!」

ドガアアアン

シカマル「俺何もしてねえけど、アスマ、仇はとったぜ…。」

ガラ…

飛段「痛ってえなぁ…」

カカシ「まだ生きてるぞ!」

ナルト「!!」

ナルト「しつこい野郎だってばよ!」



カカシ「俺たちじゃ倒せないからまた螺旋手裏剣やってねー。俺は本読んでるから」

シカマル「何諦めてるんスか…」

カカシ「今タクティクスがいい場面だからずっと気になってたの、さて」パラッ


カカシ「ふむふむ…汝、隣人を殺戮せよねぇ…ふむふむ…あれ?」

カカシ「あれれー戦闘中に落っことしたのかなぁー?いや落としたら本無くなってるよねー…本が入れ替わるなんておかしいよねー…」キョロキョロ

シカマル「ナルト!援護するぜ!」

ナルト「行くぜシカマル!」

飛段「来いやガキ共ー!」

カカシ「シカマルくーん。俺の本知らない?」

シカマル「知るわけないでしょ!」

ナルト「螺旋手裏k」

飛段「させるかー!」

影分身「うわあ!」ボワン

ナルト「また失敗したってばよ!!」


カカシ「もういいや、これ読んどくか…ジャシン教ねぇ…」パラッ…

カカシ「…」

飛段「血寄越せやー!それしか取り柄ねえんだよおお!!」

シカマル「不死身をもっと自慢しろやあああ!」

ナルト「鎌の範囲広すぎて近づけねえ!!」

カカシ「・・・」

シカマル「カカシ先生手伝ってくださいよ!」

ナルト「カカシ先生!!」




カカシ「俺もネックレスほしい」

カカシ「ナルトも付けてる…奴…飛段も付けてる…シカマルは何も付けてない。あいつは異教徒だ!!!」バッ

ナルト「ちょっ…カカシ先生?!」

シカマル「ぐわあ!」

飛段「!?いやチャンスか!この血いただき!」

シカマル「ああ!カカシ先生なにを!??」

カカシ「…」

飛段「条件は揃った!儀式と行くぜ!!ジャシン様ー!!」

ナルト「ジャシン様?!」ピクッ

カカシ「ジャシン様…」

飛段「死司憑血!」グサッ

シカマル「」

飛段「はっはっはっはっはー!!!」

ナルト「お前…ジャシン様に会えるのか」

飛段「へ?」

カカシ「ジャシン様の使徒様だったのか」

飛段「???」

ナルト「あー…俺ってばなんてことをしちまったんだぁ!」

カカシ「これまでのご無礼をお許しください!」バッ

飛段「なんだこりゃ?」

飛段「(いや、これを利用すれば…)」


飛段「汝、隣人を殺戮せよ。お前らは立派な行いをしたまでだ。」

ナルト「ありがたきお言葉だってばよ」

飛段「(そうだよ、角都は人柱力を殺すなって言ってたよな、ならこれで正解だろ。味方にして傍に置いておけば大正解だろ!)」

飛段「俺たちジャシン教の信者は、異教徒達の動きにより、壊滅状態に陥っている。」

カカシ「はい」

飛段「そこでだ、木の葉の里にジャシン教を広めてもらいたい。同胞が居なければ、殺すこともできないんだよ!」

ナルト「わかったってばよ!」バッ

カカシ「この素晴らしさを伝えなきゃな。」バッ


飛段「クックック…ジャシン様ー!俺はやったぜー!」

―――木の葉の里

ガイ「ジャシン教?」

カカシ「そう、ジャシン教。汝、隣人を殺戮せよ。この意味わかるよね?」

ガイ「意味は分かるが、物騒すぎないか?」

カカシ「何を言ってるんだガイ君!」ドンッ!

ガイ「!?」

カカシ「汝、隣人を殺戮せよ!すなわち俺たちがいつもしていることだ!」

ガイ「なん…だと…!?」

カカシ「忘れたのか?!俺たちはいつもお互いを殺し合うように決闘を繰り返してきたじゃないか!!」

ガイ「!」

カカシ「お前の敗因はこうだ…、俺を殺す気で戦っていないからだ!」

ガイ「っ!」

カカシ「俺は友であるお前に恥をかかせないために、いつも全力で戦ってきた!そう、殺す気でな!」

ガイ「それは…!」

カカシ「なのにお前は負けた!俺に恥をかかすために!」

ガイ「それは違う!」

カカシ「ならなぜ俺のほうが勝率がいいんだ?それはお前が俺を殺す気で挑んでいないからだ!」

ガイ「くっ!」

カカシ「真の友であるなら、ライバルであるなら…。解っているな?」

ガイ「…わかった。すまないカカシ、俺は間違っていた。」

カカシ「うんうん。」

ガイ「その聖書を俺に譲ってくれ。俺にはそれが必要だ」

カカシ「ああ、いいとも。体を鍛えるだけが修行じゃない、心の修行も必要だ」

リー「ジャシン教…ですか?」

ナルト「そうだよ!汝、隣人を殺戮せよ。ワイルドだろ?!」

リー「隣人をだなんて!そんなの無茶苦茶ですよ!!」

バッ

ガイ「馬鹿野郎ーーッッ!!!!」ブォン!!

ドガッ

リー「うわああッ!」


リー「ガイ先生…!」

ガイ「俺はお前をそんな甘い考えに育てた覚えはないぞリー」

ナルト「!」

ガイ「汝、隣人を殺戮せよ。簡単に言えば、俺とカカシの関係に等しい。」

リー「そうか!そういう意味だったのですね!!」

ガイ「解ったくれたか!!」

リー「ガイ先生ーーッ!!!!」



ナルト「放っといても入信するだろうし、俺は別のところへ行くか」

――――――――――――

ヒナタ「ジャシン教…?これって?ナルト君!」

――――――――――――

ネジ「ヒナタ様、これは?…ジャシン教ですか」

――――――――――――

テンテン「リーもネジもジャシン教かぁ、気になるなぁ」

――――――――――――

サクラ「先輩(テンテン)もジャシン教を?、ナルトにはああ言ったけども…」

――――――――――――

キバ「ジャシン教か!ワイルドだなぁおい!!」

――――――――――――

シノ「隣人を殺戮…まるで蟲の共食いと同じだな」


――――――――――――

日向ヒアシ「ジャシン教は木の葉にて最強」スッ

鬼鮫「ずいぶんと広まりましたねェ、イタチさん」

イタチ「ああ、そうだな。」

鬼鮫「あんな宗教がこんなにも広まるとは驚きですねぇ」

イタチ「ああ、そうだな。」

鬼鮫「所でイタチさん」

イタチ「なんだ」

鬼鮫「サメの赤ちゃんとお腹のお話をしましたが」

イタチ「ん」

鬼鮫「サメのお〇ん〇んは二つあることはご存じですか」

イタチ「知らないな、まるで鮫博士だな」

鬼鮫「いやはや」

イタチ「だが俺たちは魚じゃない、俺たちに二本はない」

鬼鮫「え?」

イタチ「え?」

鬼鮫「え?」

イタチ「え?マジ?」

デイダラ「おいトビ!最近客が減ってるぞ!お前ちゃんと宣伝してるのかぁ!?」

トビ「先輩先輩、知らないのですか?最近ジャシン教のほうがブームで、みんなそっちに行っちゃってるんスよ」

デイダラ「はぁあ!?ジャシン教?!ジャシン教ってたしか飛段の」

トビ「今ものすごい勢いで流行ってるんスよ」

デイダラ「暁の財布係は俺たちだってのにあの野郎…今に見てろよ…」

――――――――――――――――――――――――暁アジト

ペイン「小南、また起爆札を買いに行くのか」

小南「仕方がないでしょ、紙吹雪を一回使うごとに千枚近く使うのだから」

ペイン「我ら暁の金の用途は分かっているのだろう?」

小南「あんなに買ってるのに値段を高くしていく店が悪いのよ、じゃあ買いに行くわ」

ペイン「…」

トビ「はい先輩、差し入れですよ」

デイダラ「おうご苦労だ」

トビ「はい本格的インドカレー。ちゃんと素手で食べてくださいね」

デイダラ「殺すぞてめえ」

トビ「きゃーころされるー」


デイダラ「こっちは洗っても洗っても手の匂い取れねえってのに」

鬼鮫「開いてますかー」

デンダラ「なんだよこっちは全然繁盛してねえんだよ、カエレカエレ」

鬼鮫「せっかくお客さんになってあげましょうと思いましたのに」ジャキッ

デイダラ「こんな場所で鮫肌抜くんじゃねえ!」

鬼鮫「いいえ、私の鮫肌をご覧ください」

デイダラ「こいつッ!また鮫肌と股間を融合させてやがるッッ!」

ダンゾウ「サイ、お前だけが頼りだ」

サイ「なんですか?」

ダンゾウ「ジャシンに仕える使徒でもあり、暁である飛段を暗殺しろ」

サイ「相手は不死身ですよ、それに信者も大勢居てまともに戦えませんよ」

ダンゾウ「そこは自分で考えろ、殺せ」

サイ「はぁ、そころでダンゾウ様、ジャシン教の教えをご存じですか?」

ダンゾウ「…たしか『汝、隣人を殺戮せよ』だったか」

サイ「…」ジャキッ


ダンゾウ「っ!!まさかお前もか!」

サイ「隣に居るあなたが悪いのですよ?超獣偽画!」

木の葉の住民「隣人を殺戮せよ!!」

ナルト「隣人を殺戮せよ!」

木の葉の住民「隣国を殺戮せよ」

ナルト「隣国を殺戮せよ!」

飛段「いやさすがにそれは不味くね?」

カンクロウ「我愛羅!!やばいじゃんやばいじゃん!」

我愛羅「なんだ?」

カンクロウ「木の葉の里が攻めてくるじゃん!」

我愛羅「なぜ同盟国が攻められるんだ」

カンクロウ「奴ら、ジャシン教とかジャシン様とは叫びながら攻めてきてるじゃん!」

我愛羅「なんだそれは?」

飛段「もう一尾捕まえたから砂の里には用ねえのになぁ…」

ナルト「血が一滴でもあれば風影を潰すことができるってばよ」

サクラ「だけどあの砂の防御はそう簡単にはいかないわ」

カカシ「だが我愛羅は血のことは知らないはずだ、砂の里の住人を人質にして血を一滴もらうぞ」

ナルト「さすがカカシ先生だってばよ!」



テマリ「…」

テマリ「まずは口寄せで攻めるほうがいいと思うわ、いざとなったら解除すればいいだけで」

カカシ「良い考えだ」サッ

ナルト「おう!」ガリッ

テマリ「」ニヤッ


「「口寄せの術!」」



―――
デイダラ「オイラの客を奪った代償は払ってもらうぜ飛段」

トビ「それに戦争引き起こそうとしてるもんね!許せないっスよね!」

ナルト「我愛羅!覚g…」フラッ

カカシ「ぐっ!…」ゲボッ


バタッ


我愛羅「?」

テマリ「うまくいったわ、なんとかこのバカ共を黙らすことができた」

カンクロウ「なにをしたじゃん?」

テマリ「このジャシン教のリーダーにナルトとカカシの血を渡したわ、砂の里の忍の血と騙して」

我愛羅「こいつらの狙いはなんだ?」

テマリ「宗教の決まりにそって動いてるのよ、簡単に言えば、十字軍と同じよ」

デイダラ「よう飛段!」

飛段「これはこれはデイダラちゃん、何の用だ」

デイダラ「なんのようだじゃねえだろ、俺の邪魔はするわ、戦争引き起こすわ、九尾殺すわ。お前は暁の裏切り者だ」

トビ「結構ガチだよ飛段さん。九尾殺すのはさすがに不味かったよ、というか何してくれてるんだ」

飛段「え、ちょっと待ってくれ、九尾はさっき…え?マジかよ」

デイダラ「たしか 汝、隣人を殺戮せよだったよな?そんじゃあここにいる連中全員殺戮してやるぜ!」

トビ「いや先輩先輩、ここは帰りましょう」

デイダラ「なんでだ!ここでこいつをだな」

トビ「帰るぞ。」バッ

デイダラ「ちょっ…うわあああ」



飛段「消えやがった…ん?」

木の葉の住民「汝、隣人を殺戮せよ」

木の葉の住民「隣人を殺戮せよ」

忍「殺戮」

忍「殺戮」

飛段「こいつらの様子がさっきと違う、なんか目が虚ろだ」


飛段「ああ、そうか。いつも殺す側だから気が付かなかった。」


飛段「汝、隣人を殺戮せよ。殺す対象は俺にもなるのか。」

―――――――

飛段「不死身ってなんだろうなあ。ジャシン様ー。栄養なければ死ぬし、結局死ななくても、動きが制限されたら死んだも同然だしー。」

飛段「現に今もう首だけで動けねえけど、これって不死身って言えるのかねぇ…」

トビ「いらっしゃーい、いらっしゃーい。手コフェラだよー。」

男性「」ゾロゾロ

男性「」ゾロゾロ

トビ「なんとか客が戻ってきたぞー」

デイダラ「新しいことは初めて見るもんだな、うん。」

鬼鮫「よろしいですか?」

トビ「あ、鬼鮫さんだ」

デイダラ「またお前か、てめえはうちのブラックリストだ、お前には手コフェラはしてやんねえ」

鬼鮫「いえ、私はこちらのサービスに参りました」

トビ「あ、フェラ首ッスね。どうぞどうぞー」


飛段「え、ちょっと待てや、さっきの客も終わったばっかだぞ?休憩挟まないと窒息しちまうz」

鬼鮫「お顔に触りますよ…」

ガシッ

飛段「待ってくれやちょっと待てやこらあああ!!」

ズボッ

飛段「あがががががが」ガバガバガバガバ


鬼鮫「疼きますねぇ…」ズボズボズボ


―――完



以前は
イタチ「サスケェ!!サスケェ!!」 鬼鮫「イタチさん、弟さんはもう…」
を書きました。そっちも読んでね。

それではありがとうございました。

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