男「雪見だいふく以上の柔らかさを求めて」(20)


オーモチ モーッチモッチ ユキミダイフクッ

男「うめぇ…」

男「雪見だいふくうめぇよ…」

男「チョコまんの奴もうめぇ」

男「このぷにゅぷにゅ感、すばらしいね」フニフニ

フニフニ フニフニ フニフニ

男「なんか…くせになる…」フニフニ


男「おーもち、もーちもち…」フニフニ

妹「最近そのcm見ないね」トコトコ

男「んー?」

妹「それ、食べないの?ちょーだいよ」ススッ

男「やだ、急になんだお前」

妹「えー、ケチだなぁ…」

男「こたつで食う雪見だいふくの美味さは譲れんよ」フニフニ

妹「……もらいっ!」ヒョイッ パクッ

男「あっ、てめっ」

妹「ん、美味しい」モグモグ

男「2つ入ってるからって誰かと分けるもんじゃないと思うの…」


妹「まだ冷凍庫にあったじゃん」モグモグ

男「柔らかくなるまでに微妙に時間がかかるんだよ」

妹「ちょっと硬めの奴を少しずつ食べるのも美味しいのに」

男「食感も大事なんだよ、いや触感って言うのかこの場合」

妹「ん、でもチョコまんの方は柔らかくした方が中がとろけて好きだなぁ…」

男「それには同意」


男(おーもち、もーちもち…)

妹「さて、ピノでも食べよっかな」ゴソゴソ

男「………」ジーッ

妹「……なに?」

男「………」ススッ

妹「……1個だけだよ?」

男「いや、そうじゃなくて…ごめんな、ちょっとだけだから」

妹「えっ?」

プニッ

妹「ひゃっ!?」

フニフニフニフニフニフニ

男「妹のほっぺ、柔らかいな…」フニフニ

妹「なっ…死ねバカ!」ゲシッ

男「いてっ」


妹「た、確かに最近ちょっと太ったかもだけど…バーカ!バーカ!」

男「いや、雪見だいふくの柔らかさが恋しくなって…」

妹「意味わかんないけど…」

男「…なぁ、もう1回触らせてくれないか?」

妹「お断り、女の子のハートを傷つけた罪は重いよ」ベーッ

男「ハーゲンダッツ買ってやるから」

妹「うっ……」

男「期間限定のオペラ」

妹「うぅぅ……」

男「グリーンティーも付ける」

妹「……ちょっとだけなら…」プイッ

男「よしきた」


妹「…なんで胡座の上なの?」

男「どうせなら後ろから抱えるみたいにして触りたい、ふにふにしたい」

妹「そうですか…まぁ、じゃあ…早く済ませてよ…」

男「では失礼」プニッ

妹「んっ…」ピクッ

フニフニ ツンツン ナデナデ

妹(っ…ほっぺ触られてるだけなのに…何この感じ…)

男(妹はああ言ったけど、余分な肉なんて一切ついてないよな、スベスベで艶があって…なんか良い匂いするし…)

妹(うぅ…なんか今…お兄ちゃんに抱っこされてるみたい…)プルプル

男(あ、震えてる…なんか…生意気な妹なのに可愛く見えてきた…)ナデナデ


男(…これ、ヤバいな…止めどころがわからん…)フニフニ

妹「んっ…ちょ、まだ…やっ…」

男「ごめん、もう少しだけ…な…?」ナデナデ

妹(…うぅ…恥ずかしいのに…声が優しい……頭撫でられるのは…ちょっと良いかも…)コテン

男(っ…なんか、だんだん密着度上がってるよな……少しだけ…少しだけだから…)ギュッ

妹「っ…ん…」キュッ

プルルルルルルル

男「っと!?」ビクッ

妹「ふぁっ!?」ビクッ

プルルルルルルル

男「あ、えーと、俺出る」

妹「う、うん、そうだねっ」ササッ

ガチャッ ハイコチラ…アァ、ドウシタノ? ウン ウン…

妹(変な声出た)ドキドキ


男「………」

妹「………」

男(気まずい…)

妹「あ…えっと…」

男「あ、あのアレ買ってくるよ変なこと言ってごめん雪見だいふくより妹の方が良いのかなでも雪見だいふくはあんなに良い匂いとかしないしなぷにぷにとか言ってすいませんでしたピノ1つ下さい」

妹「えっ、あ、うん…どうぞ」

男(なんかスラスラ話せたピノうめぇ、うん今はそれで良い何も考えるな)モグモグ

妹(…うぅ…耳まで温かい…)


妹「………」モグモグ

男「…オペラ、それ美味いの?」

妹「…チョコレートブラウニーの方が好きかな?」モグモグ

男「そっか、まぁ期間限定なんてそんなもんだ」

妹「……ん」フイッ

男「ん?」

妹「んっ!」ズイッ

男「あ、あぁ…」アムッ

男「…うん、普通…かな」

妹「…だよね」

男「お茶煎れるわ」スッ

妹「ありがと」

男(大丈夫…みたいだな)コポコポ

妹(…もう雪見だいふく食べらんないかも…うぅ~…)ジタバタ

男「?」


男「おーもち、もーちもっち雪見だいふくー」

女「男、それ朝からずっと歌ってるよね」

男「美味いよな」

女「まぁ、美味しいけども」

男「揚げたら美味いかな、最近流行りの揚げアイス」

女「外は良くても中は硬そう」

男「とろけないのか、じゃあ却下」

女「ピザ生地に乗せて焼くと美味しいってさ」

男「なにそれ怖い」

女「ココリコ田中がやってたよ」

男「やだそれ不潔」


男「アイス買ってきたぞー」

女「寒い寒い…」パタパタ ガラッ

男「あー、放課後も暖房入ってるのはありがたいな…」

女「文化部が頑張ってるおかげだねー」

男「そういえば女、部活は?」

女「陸上部はシーズンオフですとも」

男「そういえばそうか、この室温なら頃合いに溶けるまで8分、いや6分…?」

女「あったかー…」ヌクヌク


男「ふははは、ここか?ここがええのんか?」フニフニ

女「何してんのそれ…早く食べなよ…」モグモグ

男「まだ表面が柔らかくなっただけだって、あと少しで中が若干溶け出す頃…!」フニフニ

女「ブラックサンダーアイス美味しいです」モグモグ

男「確かに美味い、だがビッグサンダー2枚冷やして食ったら同じようなもんだと思う」

女「それはないでしょ…」


男「………」ジッ

女「…どこ見てるんですかね男さん、通報するよ?」モグモグ

男「あー、いや…」

女「ふーん、陸上部の引き締まった美脚に見とれちゃった?ん?」

男「自分で美脚って言うなよ」

女「えー…じゃあ素直に言ってくれたら触らせてあげよっかなーどうしようかなー」

男「女さんの美しい脚を視姦しながら太ももふにふにしたいです」ズザァ

女「うわぁ…」

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