怪しい商人(以下怪商人)「いらっしゃいいらっしゃい…高いのも安いのも色々あるよ……ひひひ」
怪商人「町外れ……その路地裏……だぁれも来ないなぁ……来なぁいなぁ……
おや……?アレは客かなぁ……ひひひ」
↓1
誰が来た?(客でなくともいいのよ)
↓2
目的は?(商品とか商人自体に用があるとか)
幽霊
>>2-4の意見をこっちの都合で混ぜ合わせます。
客→フードをかぶった少年の幽霊
目的→水を売って欲しい、実体化
怪商人「おやおや……最初のお客は幽霊か……ひひひ」
少年「あの……水を、水を売って下さい」
怪商人「ひひひ……慌てなくても水は売ってるよ……でもあんたは幽霊だ……モノなんか持てやしないよ……ひひひ」
少年「あなたが実体化できる道具を持っているという話は他の幽霊から聞いています、それを使って下さい」
怪商人「ひひひ…持っているとも…でも……あんたは幽霊だ……お金はあるのかい……ひひひ」
少年「お金は…」
↓1
ある?ない?
怪商人「おや、意外だねぇ……
ひぃ、ふぅ、みぃ……
ひひひ……たんまりあるね……
水の分も実体化にも足りてるねぇ…ひひひ」
怪商人「実体化と言っても色々あるよ……どれにする……?ひぃひひひ……」
↓1
し
ミス
↓1
実体化の方法を次から選択
1、新鮮な人間の死体に憑依する
2、脈打つ怪しげな宝玉を使う
3、金色に輝く鎧に憑依する
すいません、寝落ちしてしまいました。
少年「じゃあ……この宝玉で」
怪商人「ひっ…ひひっ……それは『悪魔の心臓』、強靭な悪魔の体を手に入れる代わりに魂を地獄に落とす代物さ……お前さんは幽霊だ……とってもとぉっても痛いだろうねぇ……ひひひ…ヒィッヒヒヒ!」
悪魔の心臓は激しく脈打ち、少年の体へと飛び込んだ。
少年「ーーー!!---ッ!!!」
少年は声にならない悲鳴を挙げ……
悪魔「ウゥ……アァ……」
醜悪な姿の悪魔へと変わった。
怪商人「ほら、水だよ……持っていくといいさ……ひひひ…」
悪魔「アリガ……トウ……」
数日の後、水瓶を持った悪魔がとある村に現れ、そして討伐されたという。
奇妙なことにその悪魔は抵抗らしい抵抗もせずに倒されていった。
倒され、崩れ落ちたその体から優しい輝きを放つ宝玉が見つかった。
まるで少年の瞳のような---。
いらないとは思いますが他のルートのオチをば。
人間の死体→無事にみ
またミス
人間の死体→無事に水を届ける、少年はその後成仏する。good end.
金色の鎧→欲深い人間に襲われバラバラにされる、その際魂もバラバラにされ少年の魂は消滅してしまう。bad end.
悪魔の心臓はsad end.といったところ。
次安価
↓1
どこで商売する?
↓2
誰が来た?
↓3
その目的とは?
~とある都市~
怪商人「ひひっ……ほら、コレを持っていくといいさ……」
モブ「これさえあれば……」
怪商人「ひひひ…都市部だとお客が多いねぇ…ひひひ……」
喪黒 福造(以下喪黒)「これはこれは、いつぞやの商人さんではありませんか」
怪商人「ああ……アンタかあ……久しいねぇ…ひひひ…」
喪黒「ええ、本当にお久しぶりですねえ…相変わらず商売に励んでいらっしゃるようですね」
怪商人「ひひ…そうさ、高いのも安いのも、色々売ってるのさ……ひひっ
どうだい……アンタも何か買っていくのかい?……ひひ…ひひひひひ」
喪黒「いやあ、遠慮しておきますよ、わたしもセールスマンの端くれ、あなたの商品はリスクが高い!」
怪商人「残念だねぇ……ひっひっ……そうだ…アンタ、飲みにいかないか?……気分がいいから奢らせてもらうよ……ひひひ」
喪黒「それはいいですねえ…それではわたしの行き着けのバーがありますよ、そこで飲みましょうか」
オーッホッホッホ……
ひひひ…
怪人たちの夜は更けていく……。
お嬢様「やっと見つけましたわ!さまざまな魔法の品を扱う商人とはアナタのことですわね?」
怪商人「これはこれは……貴族のお嬢様がこんなところに何の用なんだい……ひひひ」
お嬢様「(ううっ…話には聞いていましたがかなり不気味ですわ……でもこれも私の恋の成就の為、ガマンガマン…)
わっ、私は……」
お嬢様の壮絶な語りは2時間にも及んだ。
お嬢様「……という訳で私の想い人と両想いになれる何か……道具はありませんの?」
怪商人「ひっひっ……いつの世も恋煩いはなんとやら……恋仲になるならこういうモノがあるよ……ひひひ…」
↓1次から商品を選んでください
1、赤錆の浮いた金色の弓矢
2、目の部分がハートのドクロを模した小瓶
3、濃いピンク色の宝石の付いた銀の指輪
今回も他ルートは語られるのだろうか?
>>28 yes.そのつもりです、全ルートのオチを考えてから選択肢を出しています。
お嬢様「まあ…なんてキレイな指輪なのかしら……」ポー
怪商人「ひっひっ…指輪に魅入られているねえ……
それは『淫魔の指輪』、それを付けて誘惑して堕ちない男はいないよ……ひひひッ!!」
お嬢様「」ポー
指輪に宿った淫魔の魔力に魅入られたお嬢様に商人の言葉は届いていません、金貨でパンパンになった財布を商人に渡すと指輪を付けて自らの屋敷へとふらふらと帰って行きました。
使用人「お嬢様、今までどこに……」
お嬢様「使用人……好きぃ……」
上気した顔に潤んだ瞳、漂う色気に使用人の理性は簡単にとろけてしまい、お嬢様に獣のように襲いかかりました。
この淫魔の指輪、宿った魔力で男の精を奪い殺してはその輝きを増すという呪いの指輪なのでありました。
早くも息切れ感が否めないですね、どうしましょう。
↓1
誰が(何が)来た?
↓2
目的は?
関係ないお話。
私の怪商人のイメージはバイオ4の商人がベースです。
声はしわがれていて年齢、性別共に不詳な感じです。
~曇天の日~
怪商人「ひひひ…一雨来そうだねえ……」
雲行きは怪しく、街もどこか陰鬱な空気を帯びている。
いつにも増して人の気配の無い路地裏に怪しい商人のしわがれた声が響いた。
怪商人「おやあ……これはまた珍しいお客だねえ……ひひひ…」
そこへ現れたのは女騎士、いつもなら威厳と美貌を兼ね備えた堂々とした立ち居振る舞いを見せるのだが、怪商人の前に立つ彼女の表情は悲痛なものだった。
女騎士「我が主を呪いから解き放って欲しい……」
地の文を入れてみた、気まぐれだから次も入れるとは限らない。
怪商人「呪いから解き放つ、ねえ…ひっひっ……
そういった品もここにはあるよ……ひひひ…でも、どんな呪いか解らないなら、余計な呪いを付けるだけだよ……ヒヒッ」
女騎士「我が主の受けた呪いは…」
↓1
呪いってどんなの?
女騎士「腕を斬り、再生するまでは怪物になるのは止まるが……それも気休めにしかならない……」ギリッ
女騎士「私はいつまで主を斬らねばならないッ!!」
怪商人「ひっひっ……そんなものは知らないよ……こっちは商品を売るだけさ……」
女騎士「貴様ッ!
……いや、すまない…今は藁にも縋りたい、商品を見せてくれ」
↓1
商品を選んでください。
1、触っただけで崩れそうな錆びた短剣
2、神々しい光を放つ白銀の鎖
3、特に変わったところのない黒ずんだ杖
~領主の館~
彼女が選んだものは錆びた短剣、それを持ち彼女は主のもとにいた。
女騎士「あの商人はこの錆びた短剣が呪いを断つ『カースキラー』だと言っていたが…」
領主「……ううっ」
意識も無く呻き声を上げる領主、その腕は異形のモノと化している。
女騎士「もう再生している……呪いが進んでしまっている印か……」
そこに何者かの小さな声。
『』ボソリ
女騎士「何奴!」
『呪術による病毒を確認しました、インテリジェンスソード【カースキラー】休眠状態解除』
女騎士「この短剣から声が!?」
女騎士の手元にあるのは錆びた短剣ではなく、本来の姿を取り戻したカースキラーであった。
短剣『病状確認……完了
変異系獣化:侵攻レベルⅡ
これより治療を開始します』
それからは瞬く間に治療が進み、領主の腕は異形のモノではなくなり、そこには普通の人間の腕が。
とても異形のモノと化していたとは思えない……。
領主「……ぐう」プカー
女騎士「はは……鼻提灯など浮かべて……」
短剣『…治療完了【カースキラー】休眠状態に入ります
私の目覚めた姿を見る人のありませんように……』
カースキラーはそれだけを呟くとどこかへ消えてしまった。
怪商人の商品によって命を救われた領主は商人に褒美を取らせようと探したが遂に見つかることはなかった。
これより後、領主の子孫達が呪術に苦しめられることはなかったという。
good end.
恒例、他ルートのオチ。
銀の鎖、商品名:『天使の縛鎖』
異形の腕は天使の力により封じ込められた。
数年後、抑えつけられた異形は封印を破り……。
bad end.
黒ずんだ杖、商品名:『呪術王の骨杖』
女騎士が持ち帰った杖、それは古代において魔王と並ぶ脅威であった呪術王の遺骨でできた呪いの杖だった!
結果呪いは促進され、主は完全異形のモノと化してしまう。
死闘の果て、彼女は異形と化した主を殺し、彼女もその後を追った。
sad end.
これにて怪しい商人の話は終了でございます。(ネタが浮かばなくなりました)
無茶な安価が飛び出すこともなく、本当にやりやすいスレでございました、本当に、本当にありがとうございます。(ものすごくホッとしています)
それではまたスレを立てることもあるかと思います。
見てくれた方も
安価を取った方も
感想を書いてくれた方も
本当にありがとうございました!
おまけ、各商品の設定
水
少年の幽霊が購入した物。
巨大な水瓶に入った美味しい水。
新鮮な人間の死体
実体化の為の選択肢の一つ。
この世界では悪魔や魔物などによって魂の無い脱け殻となってしまう死体は少なくない、一部の者達にとっては新鮮な死体は貴重な素材であり商品である。
悪魔の心臓
実体化の為の選択肢の一つ。
現世に出現した悪魔が魂を効率よく集める為に創り出した力の塊。『願い』を持って触れると契約を結ぶこと無くその者を悪魔に変え、その魂を地獄に落とす。
黄金の鎧:商品名『強欲の鎧』
実体化の為の選択肢の一つ。
とある成金が己が財を見せつける為に造らせた豪華絢爛な鎧。
その成金はこの鎧を造らせたことがきっかけで身を滅ぼした、その怨念が鎧に宿りこの鎧を持つ者に破滅をもたらすという。
商品の設定 その2
クピドの毒矢
恋を叶える為の選択肢の一つ。
嫉妬深さの余りに堕天したキューピッドの持っていた弓矢。
浮かんでいたのは赤錆ではなく、こびりついたキューピッドの血、これが毒となっている。
この矢で射抜かれた者は強烈な嫉妬心と独占欲に駆られ射抜いた相手を惨殺してしまうという。
恋の猛毒
恋を叶える為の選択肢の一つ。
強力極まりない媚薬。
飲んだ者は勿論、その周囲までに効果が及び、かつて国一つが滅びかけたこともあった。正しい使い方は飲まずに水で薄めた後にその蒸気を吸うというもの。
淫魔の指輪
ものぐさなサキュバスが創り出した指輪。
身に付けた者に淫魔の魅力を与えるという。吸い取られた精はサキュバスの元へと送られる。使用人のおかげで指輪を創ったサキュバスはお腹いっぱいになったとか。
商品の設定 その3
カースキラー
呪いから解き放つ為の選択肢の一つ。
解呪・治癒に特化したメスの形をしたインテリジェンスソード。
呪術王が猛威を振るっていた時代に作られ、多くの人々を救った。強力な呪いが使用される度にいずこかより現れては治療を施していくという。
天使の鎖
呪いから解き放つ為の選択肢の一つ。
教会で作られた邪悪なモノを封印する為の銀の鎖、フェンリルを縛った神の鎖に近い物として『グレイプニア』と呼ばれることもある。
所詮は人間が作った物なので効果が切れるのが早く、今回の呪いに使われていたなら大惨事を引き起こしていただろう。
呪術王の骨杖
呪術王が自らの死後も呪術に関係したいと思い、自分の骨に呪いをかけて生まれた杖。
非常に強い呪いの力を持ち、この世界の呪術師の垂涎の物。
欠点は強力過ぎて呪術が手に負えないものになってしまうこと。
今度こそ本当に終わり。
厨二乙と嘲笑ってください。
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