ロックマンEXE ナビ3人娘(1人♂)混浴物語~銭湯編~ (4)

ワイリーのWWWによる事件が収まり、熱斗たちが
中学になって1年あまり。中学二年の初夏が来た。

熱斗は何かとロックマンに宿題を頼もうとし、自分で
考える主体性が蓄積されてないありさまだった。はかどら
なければウラインターネットでミノゴロモン探し。もしくは
クーモスやアサシンメカにちょっかい。メガリアにはストーン
キューブの後ろに回ってゴッツン。勉強の苦手分野克服の
精神の薄さに、いつもウラインターネットのネットサーフィンに
付き合わされてるロックマンはしびれを切らし、熱斗のお母さん
とかメイルとかまりこ先生に相談し、とうとう熱斗はく●ん教室で
英語(というよりアメロッパ語?)と数学と国語を、さらにワ●ダ、
家庭教師のト●イ、そして通信教育(テスト形式の問題プリントが
家に送られ、週ごとにまとめて郵送し、しばらくしたら間違いを
直され、点数をつけて帰ってくるもの)に受験サ●リをやることに。
メイルもロックマンの相談通り、宿題を一緒にさせて(無論デカオも)
ロックマン頼りを減らすことに協力し、まりこ先生からも公園で
特別補習(不定期)。ちなみに、メイルと先生の件は熱斗には
内緒ということになっており、熱斗はロックマンの仕業とは知る由
もなかった(お気の毒に〔棒〕)

さて、熱斗のウラインターネットサーフィンからも宿題の面倒からも
解放されたロックマンは正直ヒマ。熱斗が5年のときのWWW事件から
Lonまで様々な冒険で手にしてきたバトルチップ何千枚分のデータを
整理しながら、PETの電脳に飾っているSSSライセンスやウララン
キング1位の証をながめていた。熱斗に猛勉強の策略を謀ってからは
ウイルスバスティングもなくてヒマといったらヒマ。
初夏というだけあって電脳世界も(?)夏の猛暑がじわじわとせまる。
ナビだって暑さで垢みたいなバグのツブテが分泌されるが、それは人間
でいう汗脂のようなものだ。そうなるとバグシュウセイが有効だが、
バグシュウセイのチップは値段が高いか、手に入りにくい。
ロールとメディもバグシュウセイをヒグレヤやインターネット上の
商人に探し求めたが、品切れだったり粗悪な偽チップの氾濫(チョ○ナ製?)
で苦労した。暑さの汗脂のようなバグでジトジトしてくると気持ち悪い。
たとえるならヌールやジェライムのちっこいのがボディのあちこちに
へばりついてるようなものだ。ロールもメディもたまったものではない。
当然ロックマンも、アクアクロスで対処したが、なんかスッキリしない。

ロックマンがPET内でアクアクロスになってもスッキリせず、ロールと
メディがバグシュウセイを手に入れられない中、デンサンエリア(秋原エリアと
同じ?)の片隅で、ロールとメディがしょんぼり歩いている傍ら、秋原スク
エアのあのお団子頭の黄色い少女ナビが赤いノーマルナビと「今度、女の子
ナビ専用の男子禁制男子秘密のナビ銭湯がアキンドエリアの片隅にOPENするん
だって」と話していた。ロールは少女ナビと赤いナビに聞きただした。2人は
ロールとメディが女の子だと確認すると、「3日後にアキンドエリアの一番奥に、
セキュリティトビラがあるから、そこで“SPA by AKINDO”ってパスワードを
打つと入れるわ。男子禁制だからね!」と教えてくれた。(アキンドはゲームでは
トラキチの出身地としてシティ名で出たがシティもエリアも実際は未攻略)
それを聞くや否や、ロールとメディは3日後にアキンドエリアの例のトビラの前で
待ち合わせの約束をした。ナビ銭湯で一風呂浴びるためだが、実は大胆なことを
考えていた……



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熱斗が中学二年の初夏に猛勉強の強制特訓でネットサーフィン
どころでなくなり、ロックマンがアクアクロスを試したころ、
ロールとメディがデンサンエリアの片隅でアキンドエリアの
秘密のナビ銭湯を知って3日後。アキンドエリアの一番奥の
セキュリティトビラの前にロール、メディ、それにロックマン
・・・・・・?ロックマン?ロックマンは一応“♂”のハズ。
確かにロックマンは、熱斗が特訓中でヒマなのは確かだが、
なぜにロールとメディと一緒かというと・・・・・・

・・・ロールとメディがロックマンをめぐって睨み合ってるのは
周知の沙汰。ロックマンも、セキュリティトビラの先がまだ花園
なのは知らず、ロールとメディに半分強引に連れてこられている。
 ロール「ロックマン、このセキュリティトビラの奥はPM10:00に
閉店なの。だから、私たちは先に奥にいってるから、」
 メディ「ロックマンはここに残って、PM10:00になって、店員ナビ
全員が帰るのを確認したら、トビラにパスワードを打って、入ってきて。」
 ロール「パスワードは、“SPA by AKINDO”よ。間違えないでね。」
 メディ「パスワードの意味はほっといて、待っててね。どうせヒマなんでしょ?」
確かに、ネット犯罪もほとんどなく、ウラのならず者は、決まって
ブルースに挑戦しては、やられるか、ウラインターネットでイタチ
ごっこの始末。(ブルースがイライラしてることはどうでもいいが)
ロックマンもヒマなのは事実。熱斗は苦手分野の特訓中。ロックマンは
バトルチップの整理などにウンザリしてたから、普段いかないようなところでも
行きたかったのは事実。「まあ、いいか。」これが2人に対するロックマンの
答えである。ただし、ロックマンは「SPA」の意味を知らなかった。しかし、
入ってからのお楽しみでいいやと、特に調べなかった。

ロールとメディがトビラの奥で「どんなお湯かな♪」とか「混んでるから、
ボディのバグ、流すの大変かな?」とか言いながら進んだが、ロックマンには
聞こえていなかったので、ロックマンはまだ、銭湯だとは気付いていない。
ロックマンがトビラから少し離れたところで待っている間にも、柔道着や剣道着の
少女ナビ、女子高生の制服姿なナビ、婦人警官やチョイナ服、南国風、割烹着、
軍服、巫女服、メイド服、もちろんロールみたいなデザインなど、千差万別の
個性的な女の子のナビたちが200~300人くらい、閉店時間まで出入りしていたが、
ロックマンは転寝しており、出入りのナビ全てが女の子には気付かなかった。



ロールとメディは受付に1200ゼニー払った。ホントは1日2000ゼニーだが、今日から
OPEN記念で1か月は4割安い。2人は入浴の必需品を現地調達するためにナビ個人としての
ゼニーをたくさん持ってきており、バスタオルや入浴後のボディケアのプログラムも
求めた。しかし受付のプログラム君(いや、女の子だからプログラムさん、か?)は
「ボディケアのプログラムは300ゼニー、美肌用高級石鹸プログラムは1500ゼニー、
予約専用のエステは2000ゼニーですが、バスタオルは取り扱っておりません。」と
答えた。「バスタオルは持参専用ですか?それならどこで手に入りますか?」と2人は
質問したが、受付の答えは「当店ではタトゥーあり、洗濯物用意、バスタオル着用の
客はお断りです。要するに、当店ではバスタオル禁止です。」
 ロール「なぜバスタオル不可ですか?」
 受付「タオルを湯船に入れると、ボディソープのプログラムの残りがお湯に混ざって
他のお客様に迷惑になるからです。」
 メディ「体のバグのツブテは何で洗い流すの?」
 受付「当店のボディソープは泡で出るのでその泡で直接洗ってください。」
 ロール「背中が届きません。一人の時はどうするのですか?」
 受付「タオルを湯船に入れなければ、背中洗い用のハンドタオルは持ち込み可能です。」
 メディ「ハンドタオルは売っていますか?」
 受付「1枚500ゼニーですがよろしいですか?」
 2人「はい、2人分1000ゼニー。」

ロールとメディは脱衣所に入った。脱衣所には箇条書きの紙が3枚も貼られている。

☆タトゥーは見つけ次第オフィシャルに連絡します。
☆軽くお湯を浴びてバグを落としてから湯船につかりましょう。
☆サウナでは熱さでバグを分泌します、一度お湯を浴びてください。
☆ウイルス持ち込み禁止。発見次第オフィシャルに連絡します。
☆勧誘や宣伝をしないでください。
☆体を洗うついでの洗濯は厳禁です。
☆バスタオル着用はお断りします。
☆飛び込み、走る、お湯をぶっかけあうのは禁止です。
☆バトルチップやサブチップ使用者は罰金です。
☆SNSで実況は発覚次第オフィシャルに連絡します。
☆もちろん撮影はカメラ、ビデオ一切無用です。
☆プラグアウトは店の外に出るまでできません。
☆お湯や備品の持ち帰りも発覚したら当然オフィシャル連絡。
☆浴室での歌唱、サウナでの勝手な我慢大会、扇風機前で
風に当たって遊ぶのは他のお客様に迷惑となるのでご遠慮ください。
☆スイミングなんてもってのほかです。

・・・2人「以前の別の店の経営で実際にあったのかしら・・・?」

ロックマンが転寝し、ロールとメディが脱衣所の箇条書きを
読んでいたころ、デカオのナビのガッツマンがアキンドエリアに
やってきた。デカオが弟のチサオの相手で忙しかったのでヒマで、
ヒマつぶしにロールとメディのあとをつけてきた(ストーカー?)。
ロールとメディがアキンドエリア奥のセキュリティトビラの奥に
入ったのは遠くから見えたが、そのほかは女の子のナビしか出入り
してないことに気づき、男子禁制にいちはやく気付いたガッツマン
であった。そこでガッツマンはバトルチップのインビジブルを、
しかも何十枚も用意して、透明になってセキュリティトビラ前に来た。
女の子ナビたちは透明ガッツマンがいることに気づかず、しかも
インビジブルで侵入されるのを想定してなかったのか油断しており、
パスワードを普通に打って普通に入った。ガッツマンはそれを見逃さ
なかった。パスワード“SPA by AKINDO”と打って、トビラの奥に
透明でコソコソ……女の子ナビたちは誰一人気付いていない。
ロックマンは相変わらず転寝。

 ガッツマン「インビジブルだから受付にもバレテないでガッツ。
ここは油断しすぎというか、セキュリティをケチってるのか、ガード
マンも雇ってないでガッツ♪」ガッツマンは奥へ進む。脱衣所は
すぐそこだ。
 ガッツマン「おっ!ロールちゃんとメディちゃん!ここにいれば
着替えを覗けるでガッツ!」しかしガッツマンはあとちょっと、って
ところで焦った。インビジブルが切れかけたからだ。ガッツマンが
さっきアキンドエリア内で買ったインビジブルは粗悪品だったらしい。
仕方なく、いったん出てチップを探すハメとなった……(ご愁傷様〔棒〕)

 ロール「さあて、まずはヘルメットから…」
 メディ「別に被り物はとらなくていいみたいよ?」
 ロール「そう。別に頭はいいわ。洗いたいのは体だし。」
 メディ「あら?ロールにしては結構なパンツみたいね?」
 ロール「パンツが紐パンじゃなくて悪かったわね?!メディこそ紐パンじゃ
ないし、ブラなんかつけちゃって!」
 メディ「私はあんたと違ってナイスバディだもん♡これでロックマンだって…」
 ロール「あたしもメイルちゃんに美乳にカスタマイズしてもらいたい!」
 掃除中の赤いノーマルナビ「こらこらお客さん、うるさくしてはいけませんよ!」
 2人「失礼しました!」

銭湯の外ではガッツマンがチップ探し。ロックマンは昼寝(熟睡)。ロールと
メディはハンドタオル1枚で銭湯の浴室へ。
 メディ「やっぱりハンドタオルは両肩にわたらせるものよね♪」
 ロール「えぇ?普通は恥じらって胸と股間を隠すものでしょ?」
 メディ「じゃあ、片手にタオル手にして肩にかけて、もう片方の手は腰に?」
 ロール「メディ、あんたは堂々と全裸を周りにさらけ出す性格なの?」
 メディ「どうせここは女の子だけなんだから。」
 ロール「…やっぱり恥ずかしいよ。胸は自分のタオル巻いて隠せるけど、股間が
すっぽんぽん…。メディ、恥ずかしくないならタオル貸して?腰に巻いて股間を
隠したいの。」
 メディ「そうね、あんたの股間、ツルツルで一本も生やしてなさそうだし。」
 ロール「メディこそ!」
ロールとメディはシャワー部屋に入ってバグを流し始めた。ヌールのような、ジェラ
イムのような気持ち悪いものを洗い流すと、ロールもメディも気分がよくなる。
持っていたハンドタオルで背中をゴシゴシ、シャワー室附属の美脚ローラーで2人の
甲乙つけがたいスベスベの美脚をお手入れ。毛のない脇の下も泡で汗脂のようなバグを
洗い流せばピカピカ。ロールもメディもシャワーを浴びれば、シャワーのお湯が頭から
うなじへ伝わり、脇の下、胸、ヘソの辺り、腰のくびれ、美尻、美脚、足首をたどって
磨かれていく……。

ガッツマンは結局、チップ探し中にデカオに呼ばれて覗き見を完遂できず、「次はロール
ちゃんとメディちゃんのお風呂、覗けるでガッツか・・・?」とションボリして帰ったが、
デカオはそんなことを知る筈もなかった。そして、閉店間際になって、入浴中のロールと
メディは一旦脱衣所に戻り、なにやらソワソワと……。

PM10:00。ロックマンは待ちくたびれていたが、とりあえず、トビラにパスワードを打って、
閉店後の銭湯に入った。

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