ジョイ子「下の名前で呼んでもいいですか…?///」 (21)

~空き地~
In 土管の中
のび太「秋はいい季節だなぁ」

のび太「食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋と色々あるけれど」

のび太「ボクはやっぱり昼寝かな」

どっこいしょ

のび太「それじゃあちょっくら土管の中に失礼してー…っと」

のび太「…ぐぅ」
……

ガヤガヤ…ガヤガヤ…

安雄「おい!その手に持ってるものをよこせよ!」

ジャイ子「きゃあ!」

ドンッ!

のび太「ん…?」

安雄「へっへっへ!おいこいつ!漫画なんて書いてやがるぜ!」

はるお「しかも少々漫画かよ!だっせー!」

ジャイ子「………あ、あんた達には関係ないでしょっ!」

のび太「ふわぁ…」
のび太「騒がしいねぇ、どうも」


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安雄「しかも純愛ものwwwwwwこんな顔して純愛wwww」

はるお「ぶひゃひゃ!!ゴリラにも性別ってあんのか?wwwwww」

一同「「「ひゃひゃひゃ!!」」」

ジャイ子「………」
ジャイ子「…関係ないでしょ。
いいから返してよ!あたしの漫画!」

安雄「おー怖っwwwwゴリラが威嚇してんぞwwww」

はるお「てめーんとこのお兄ちゃんにはいつもお世話になってるからなぁ…へへへ…」

金尾「簡単に返したりはできないよなぁ…ひゃひゃ」

ジャイ子「…どうしたら返してくれるのよ」

安雄(ニヤリ)
安雄「脱げ」

ジャイ子「え?」

安雄「今ここで、着てるもの全部脱げ」

ジャイ子「………っ!!!!そんなこと…っ!!」

はるお「脱がないなら、この恥ずかしい漫画は学校にばら撒く」

ジャイ子「この……卑怯者…っ!」

安雄「へへへ…どうする…?俺はどっちでもいいぜ?」

ジャイ子「…………」

のび太「ほーん」

はるお「はやく脱げよ」
金尾「脱げ」
正美「脱げ」
多目「脱げ」

脱ーげ!脱ーげ!脱ーげ!

ジャイ子「……っ……ヒック…ヒック…っ」プルプル

安雄「なんだ、一人で脱げないのか?なら俺たちが…」

ジャイ子「ひゃっ!や、やっ、やめ…っ!」




ざっ…ざっ…ざっ…




のび太「随分と楽しそうなことやってるね、君たち」

ジャイ子「え…?」

安雄「お、お前は…」

のび太(ニコッ)
のび太「僕も混ぜてよ」

のび太「ふわぁ…生温い子守唄を聞かせてくれるじゃないか」
のび太「おかげで目が覚めちゃったよ」

安雄「………」

のび太「どう責任取るつもりだ?ヤスオ」

安雄「それは……」

はるお「あぁ!?
のび太のくせに生意気だぞ!?」

金尾「そうだそうだ!
あんまり調子に乗ってると…!」

のび太「[たぬき]」

金尾「……!!!」

のび太「…僕のバックには常に[たぬき]がいる」
のび太「わかってるよな」

安雄「………」

のび太「ヤスオ。返してやれ」

安雄「……ほらよ」

トスッ

のび太「渡したならもう用はないだろ。
早くお家に帰りな」

金尾「この…!のび太のくせに…!」

安雄「金尾!やめろ!」

金尾「で、でも…」

安雄「いいから…行くぞ」

金尾「……はい」
………
……


のび太「やれやれ…これでようやく昼寝ができるよ」

ジャイ子「………」じーっ


スッ…

ジャイ子「あっ!そ、それは」

のび太「へぇ…。
ジャイ子ちゃん漫画描いてるんだね」

ジャイ子「うぅ…///」

ペラ…ペラ…

のび太「ふーん」

ジャイ子「…あの、返してください」

のび太「もうちょっとだけ読ませてよ」

ジャイ子「うぅ…」

ペラ…ペラ…

のび太「………」
のび太「ふふっ」

ジャイ子「っ!わ、笑われた…」ショボン

のび太「あ、ごめんごめん。そういう意味じゃないんだ」

ジャイ子「……返してください」

のび太「はいはい。わかりましたよ、
クリスチーネ剛田先生」

ジャイ子「っ/////」(カーッ!)
ジャイ子「か、からかわないでくださいっ!」

のび太「ふふっ」
のび太「ジャイ子ちゃんでも照れたりするんだね」

ジャイ子「も、もう!
あんまりからかわないでくださいっ」

のび太「あはは、ごめんごめん」

ジャイ子「もー…」

のび太「照れるジャイ子ちゃんが可愛いからさ、
ついイタズラしちゃったよ」

ジャイ子「え?」

ファサッ…

ジャイ子「きゃっ…」

ナデナデ…

ジャイ子「………」

のび太「ジャイ子ちゃんは可愛いなぁ」

ナデナデ…

ジャイ子「あ、あの」

のび太「ん?」

ジャイ子「どうしてわたしの頭を撫でてるんですか…?」

のび太「可愛いから」

ジャイ子「っ///
だ、だからからかうのやてくださいってば!」

ナデナデ

のび太「ふふっ」

のび太「さてと」

スッ…←手が離れる音

ジャイ子「あっ…」

のび太「僕は家に帰って寝直すとするかな。
ジャイアンによろしくね」

ジャイ子「………」(コクン)

のび太「それじゃ、また明日」

ジャイ子「ま、また明日…」

ジャイ子「………」ぼーーーっ
ジャイ子「……あっ」

ジャイ子「お礼…言い忘れちゃったな」

ジャイアン宅
ジャイ子「野比先輩…すごかったなぁ…」

ジャイ子「男の人何人も目の前にしても一歩も引かずに立ち向かって…」

ジャイ子「いつもは頼りない感じだけど
やる時はやる人だったのね」

ジャイ子「………」

ジャイ子「……ちょっぴり、かっこよかったカモ」

ジャイ子「………ふふっ」

ジャイアン「ん?どうしたジャイ子。
いきなり笑い出して」

ジャイ子「お兄ちゃんには関係ないもーん」

ジャイアン「なんだ?変なやっただな」

ジャイ子「……あ、お兄ちゃんお兄ちゃん」

ジャイ子「野比先輩の好きそうなお菓子って何か知ってる?」

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