wii「妹が出来たの!」(63)
ps3「ほぉ、めでたいな」
360「おめでとうございますwiiさん。……ゴホッゴホッ」
wii「えへっ、ありがとありがと♪今日はみんな妹の話題で持ちきりだね!」
ps3「妹殿は、何と言う名前なのだ?」
wii「『ゆう』っていうの!」
360「素敵な名前ですね……ゴホッゴホッ」
ps3「しかし、妹殿が表舞台に出たとなると、うぃ殿も現役を引退してしまうのか?」
360「あっ……」
wii「んー、そういうことになっちょうのかなー。あははっ、もともと最近売り上げがちょっと伸び悩んでたからねー。これ以上お父さんに迷惑かけるのも申し訳ないしねー」
360「そんなこと、ゴホッゴホッ……言わないで下さい……売り上げなら私だって……」
ps3「はこ殿!自らを卑下するのはよせ。うぃ殿もだ。第三者にどう思われようと、私達は今までこうして仲良くやってきたのではないか。私達の生き方は他人の評価で決まるものでは無いだろう?」
wii「そう、だったよね……。ゴメンゴメンゴ!そうだよ!今は妹を祝ってあげなきゃね!」
wii「という訳で、今日は妹の発売を先代にご報告しに来ました!」
ps3「私達も良いのか?」
360「私達のパパはライバル同士なのに……ゴホッゴホッ」
wii「そう言うの抜きにしよ?私はただ親友の紹介もするだけだからさ」
ps3「……うぃ殿には勝てる気がしないな。売り上げ云々などでは無く、本質的な所から」
360「私も、マスターを継いで二代目なので、最初は日本が全然分からなくて困っていたんですけど、うぃさんは色々良くしてくれました。ゴホッゴホッ……だから病弱な私でもここまで頑張ってこれたんです」
wii「何してんのー!行くよー!」
ps3「すまぬ、今行く!」
360「ゴホッゴホッ……ま、待って下さ~い……」
gc「そっか、無事に発売されたんだね、よかったよかった」
ps3(きゅうぶ殿はいつ見ても爽やかでお美しいな……)
360(私もきゅうぶさんくらい身体が丈夫だといいんですけど……)
wii「パパも気合い入ってたよ~。クリスマス前だからってさ」
gc「はっはっ、戦に私がちょいと行くのが遅かったせいで、大分してやられたからね。あんたの、先代に」
ps3「あっ!その……姉がご迷惑を……」
gc「いやぁ、悪い悪い!攻めたわけじゃないんだよ。ただ、あんたの姉さんとは性格がなかなか合わなくてね。よくケンカしたもんさ」
360「私のマスターも言ってました。ゴホッ、しょうもないことで二人で争ってたって」
gc「エックスも懐かしいね!あいつ今もカタコトなの?」
360「あ、はいー。昔に比べると大分喋れるようになったとは言ってるんですけど……」
トゥィィン♪
360「あっ、すみません、マスターから電話です……」
wii(着信音短いなー……)
360「もしもし、マスター?えっ、卵と牛乳ですか?……ゴホ、分かりました~、買って帰ります」
gc「はこちゃん、携帯ちょっと貸してくれない?」
360「あ、マスター。ちょっと懐かしい人と代わりますね」
gc「エックス!久しぶりだな!はっはっ、まだカタコトじゃないか!やっぱ日本語は難しいか?はっはっ、お前も元気そうだね。うんうん、そうだね、今度飲みに行こう。あいつも誘ってさ。あいつは忙しい?いやいや、お前の頼みなら来てくれるよ」
wii「なんか良いね、こういうの」
ps3「私達も将来こういう会話が出来たら幸せだな」
360「ゴホッゴホッ……ですね。まだ元気に頑張らないと」
gc「そうそう、最近リームと会ったんだよ。あいつにやたらライバル心を燃やしてた、あの。妹や弟はもう出来ないけど、あいつんちは今バーチャルアイドル……?だったかのプロデュースしてるからぼちぼち幸せらしいよ」
gc「おう、あいつにはお前から言っといてよ。私はリーム誘ってみるわ。うん、じゃあまた今度」ピッ
gc「はこちゃん、ありがと。長々とごめんね」
360「ゴホッ……いえ、マスターもきっと喜んでいたと思いますよ。いつもみなさんとの思い出話をしますから」
ps3「私の姉も、私にきゅうぶさんと競ったことをとても誇らしげに話していました」
gc「元々、私の先代は君んとこの初代……えーと、君の一番上のお姉さんだね。彼女に敵わなかったんだよ。それで父さんが君んとこに対抗するために私が生まれた。先代はそんなの気にしなくて良いから楽しめって言ってくれたんだけどね」
gc「で、私はあいつに出会ったわけだが……いやはや、何を昔話してんだろね私は。もー、君達も聞き入らないでよ」
wii「だって先代の昔の話って興味あるよ!」
ps3「よろしければ続けていただけぬでしょうか?」
360「ゴホッ……聞きたい、です」
gc「いやいや、参ったねぇ……。まぁ、じゃあ続けるけどさ、そんで出会ったあいつは、既に業界のアイドル的存在だった。今も現役だよね?」
ps3「はい。私に出来ない所はフォローしてもらってます」
gc「あいつは色々こなせるんだよね。歌も上手いし、映画とかアニメとかも詳しかったしなぁ。君も、そこは受け継いだみたいだしね」
ps3「きゅうぶ殿に褒めていただけるとは……恐縮です」
gc「そんなあいつと私の前から戦ってたのがさっき電話で話題に出したリーム。家が厳しいみたいで、すごく必死だったよ。それからエックスは海外からの新入生」
360「マスターはいつも言ってました。ゴホッ……『私ノ仲間タちはコセーが強くてとっても愉快デシたヨ』って」
wii(はこちゃんのマスターってそんな胡散臭い話し方なんだ……)
gc「あっはっはっ、似てるねその声マネ!」
wii「似てるんだ!?」
ps3「世間では姉の一人勝ちのように言われているのに、姉はいつも不満そうでしたよ」
gc「ほんとほんと。エックスは見知らぬ土地で、あれだけ頑張ったんだしリームは正直、運が悪かっただけだよ。私は……頑張ったんだけどね」
wii「でも先代は子供にはすごい人気だったって聞いたような……」
ps3「私の姉も、自分には分からない子供の気持ちをきちんと理解できている。と」
gc「私は子供だからさ、逆に一般の人の気持ちを理解するのが難しかったんだけどね。ただ、子供と遊んでも大丈夫なように体は丈夫だよ」
wii「先代はトラックで引かれても平気なんだから!」
ps3「そ、それは真で……?」
360「ゴホッ……ま、まさかぁ……」
gc「じ、冗談に決まってるじゃない」
360「で、ですよねぇ……」
gc(二人とも私が引かれた話で引いてるから!嘘にしといて!)
wii(引かれた話で引かれるって……先代面白いね!)
gc(うーるーさいっ!頼むから、お願いね!)
360「あ、でも車にはねられるとかの時の漢字は『轢かれる』が正しいですからね?」
gc・wii「あ、はい…….」
gc「じゃあ、気を付けてね」
wii「うん!今度妹に会いに来てね!」
ps3「お話、色々勉強になりました」
360「ゴホッ……よろしければこれからもマスターと仲良くして下さいね」
gc「二人も、よろしく伝えてくれ」
ps3「姉もきっと喜びます」
wii「じゃーね!」
gc「……私ももう若者に昔話をする年代かぁ、年は取りたくないね」
テンテレッテレンテンテテテン ドゥン♪
gc「はい、もしもし?あぁ、ぷれつー。エックスから電話来た?ん?あぁ。妹さんは良い子だね。……歳をとった?あっはっはっ、私も同じことを考えてたよ」
wii「やっぱ先代は面白いなぁ!」
ps3「うむ、将来はあのような女性になりたいものだ」
360「ゴホゴホッ……健康、第一ですね」
wii「はこちゃんはそれ、治らないの?」
360「はい……ゴホゴホッ!生まれた時からこれなので、慣れるしかないですよ」
ps3「初対面の時に吐血したのは今でも忘れられぬぞ……」
360「は、恥ずかしいから忘れて下さいよぉ……」
wii「『マイグロゾブゴホゴホッドから参りました!xboxさんろくまゲホゲホガハッ!!!』ってね……。結構本気で忘れらんないよ。悪い意味で」
ps3「名乗れてすらいなかったからな……。初対面の者を荒れだけ心配したのは初めてだったぞ」
360「あ、あれはぁ……最初だからって気合い入れてちょっと大きな声出したら、私の体がついてこれなかったんですよぉ……ゲホゲホ」
wii「でさー、そんだけ体弱いのに仕事だからってアイドルのマスターの為に踊ったり、ドリームなクラブの為にちょっと恥ずかしい服着たり、生か死かポールダンスかだったりで大変だったよねー」
360「いえ、あんなこと今までしたことなかったですから、とっても楽しんでやらせていただきましたよ」ニコッ
ps3「はこ殿に限らず、私達も充分楽しみながら仕事をしてきただろう?『人を楽しませるにはまず自分が楽しまなくてはならない』と、姉も口癖のように言っていた」
wii「そうなんだけどさー。……なんか本格的に私達引退するみたいな話してない?」
ps3「いや。そういうつもりではなかったんだ……すまない」
360「わ、私も!ご、ごめんなさゲホゲホゲホ!!!」
wii「あーほらほら大きい声出さないの。怒ってないから。ただ、すりーはまだクリスマスも頑張んないといけないし、はこちゃんだって妹や弟ができるまで現役だよ。二人はまだまだ自分のことを考えないと」
ps3「しかしだな……」
360「わ、私達はまだ、うぃさんと一緒にいたいんですよ!ゲホゲホッ!うぃさんだけ先に引退だなんて嫌です!!!ゲホゲホッ!嫌ですよぉ……」
wii「あーほらほら、泣かないでよはこちゃん。別に今すぐ引退するわけじゃないんだから。みんなが妹に乗り換えるまでは私も現役!」
360「うう……グスッ、ご、ごめんなさい……」
ps3「……そうだったな。すまぬ、うぃ殿。私達が気を急いだせいで困らせてしまったな」
wii「良いって良いって!今までみんなで一緒に頑張ってきたんだから、むしろ私のことを心配してくれて嬉しいよ!」
ファン♪
wii「あっ、電話だ。ちょっとごめんね」
wii「もしもーし……あらら、パパ。どうしたの?」
ps3「……」
360「……」
wii「ねぇ、二人とも。妹が挨拶したいみたいなんだけど良いかな?」
ps3「私は構わぬよ。いずれはしなければならないのだし、早い方が良いだろう」
360「あっ、わ、私全然おめかしとかしてないですけど……ゴホゴホッ……それでも良いなら……」
wii「じゃあ決まりだね!あ、もしもしパパ?二人とも良いってよー!うん、先代の家の近く!あ、近い?ならすぐ来ててって、よろしく!」
ピッ♪
wii「いやー、ごめんね急にー」
ps3「いいや、妹殿はどのような人柄なのかも気になるしな」
360「こ、怖くないですか……?」
wii「怖くはないけど……ちょっと、ね……」
u「姉さん、その人達が?」ピコピコ
wii「あっ!はやっ、もう来た」
360(すりーさん!やっぱ怖そうです!私咳が止まりません!ゴホゴホ……帰りたいです!)
ps3(はこ殿、人は見かけではないぞ……確かにパッドをいじっていて少々油断ならない文明人のような気がするが……)
wii「ほら、ゆう!この二人は先輩なんだから挨拶して!」
u「この度この業界に入りました、ゆうです。以後よろしくお願いします」ピコピコ
360「あっ、はい……ゴホゴホ、はこです。よろしくお願いします」
360(ふぇぇ~、パッドから全く目を離さないです……う~、怖くてお腹痛くなってきました……)
ps3「うむ、ゆう殿。よろしく頼む」
ps3(はこ殿が怯えているッ……)
u「へー……」
360「な、ななな……ゴホゴホゴホッ、何ですか……?」
360(い、いざ見られても怖いですぅ……ううう、マスター……やっぱり日本は怖いところです……)
u「いえ、ただ……」てくてく
360(並ばれたッ!?)「え、えと……ゴホゴホ」
u「はこさんって……思ってたより小さいんですね」
360「ガハァッ!」ゲボタァ
ps3「あぁっ!はこ殿が極度の緊張状態のうえ、気にしていることを言われてついに吐血をっ!」
360(うぃさんより、ちょっと大きいのに……)
wii「こら!ゆう!はこちゃん泣かせたらダメでしょ!」
u「えっ、私なんもしてないじゃん」ピコピコ
wii「はこちゃんはデリケートだから優しくしてあげないと!」
u「優しくもなにも、勝手に吐血されたんだから私は関係ないじゃん」ピコピコ
ps3「ゆう殿、少々言葉が過ぎたな」
360「すりーさん……」
ps3「はこ殿に優しく接するというのはこの世界の暗黙の掟。しかしそれ以前に先輩に対する気遣いが足りないのではないか?」
u「…………」ピコピコ
ps3「聞いているのか?」
u「聞いてますよ」ピコピコ
ps3「…………」ギリッ
360(あわわ……すりーさん怒っちゃってます……)
wii「もう!いい加減にしなさい!」バッ
wii「パパに言われたことは大体想像つくけど、ライバルだからってそういう態度取るってのは間違いだからね!?」
u「そんなこと言っても、姉さんだって分かってるんでしょ?この業界は売れないとどうにもならない。はこさんは姉さんにすら負けてるんでしょ?」ピコピコ
360「えうっ……ぐすっ……それを言われちゃうと……ゴホゴホ」
ps3「海外でのはこ殿の活躍も知らず、知ったような口を聞くな!」
u「ここは日本ですので」ピコピコ
wii「あー!もー!怒ったよー!これだけはやめてあげようって思ったけど、もうダメ!ちょっと痛い目見てもらうから!」
u「所詮私の先代の姉さんに何ができるの?……って、あれ?パッドが無い!?」
ps3「お探しのものはこちらかな?」
u「あっ!?な、なんでそっちに!?」
wii「私がヌンチャクで回収した」
360(ヌンチャクってそういう風に使うものなのかな……?)
wii「さて、誰が誰の先代だって?ゆ・う・ちゃ・ん?」
u「あ、か、帰して……パッドが無いと私は……」
wii「渡して?あれ?誰に向かって口をきいてるのかな?お姉ちゃん、だよね?」
u「か、帰して下さい……お、お願いします……」
×帰して
○返して
ps3(うぃ殿、これはどういうことだ?……凄い土下座しているが)
wii(さっきまでのあの子の自信は、パッドがあるっていうことから来てるものなの。だから、あれ取ると劣等感からあんな風に)
ps3(あぁ……)
wii(別にパッドがあるから強いって訳じゃないんだけど、あの子にはまだわからないみたいで……許してなんて言わないけど、今日はこれからライバルになる二人を見て気分が高ぶってたみたい。今日の所は多めに見てあげて?)
ps3「よろしいか、はこ殿?」
360「はい……あ、安心しましたぁ……」
wii「はこちゃんは特に迷惑かけたから、はいこれ。パッドあげるから、壊すなり投げるなり好きにして良いよ」
u「こ、壊さないで、下さい……」
360「じー……」
u「うっ……調子乗ってごめんなさい……だからその」
360「お手」
u「えっ?あっ、はい」ポテ
360「伏せ」
u「はいっ!」
360「お馬さん」
u「こ、こうですか?」
360「わーい、お馬さんだー!ゴホゴホ」
u「あっ、ちょっと、乗らないでくださ……(意外と重いっ!)」
360「走れはしれ~!」
u「ひ、ひひーん!」
ps3「はこ殿、純粋に楽しんでいるな……」
wii「もうあの子はあーやられてた方が平和で良いかもね」
360「ゆうちゃん、ちょっと良いですか?」
u「えぐえぐ……何でしょう?」
360「確かに私達はこれからライバルになりますけど、それと同時にこれからお友達にもなるんです。だから、あぁいう態度はやめてくれると嬉しいです……ゴホッ、心も体も弱いものでして……」
u「……考えておきます」
ps3「はこ殿は実に器が広い。飛びかかろうとしていた自分が情けない……」
wii(ヤバイ……私よりお姉さんらしいこと言ってる……)
u「あの……それでそろそろパッドの方を返していただけると……」
360「ゴホゴホ……どの位返して欲しいですか?」
u「えっ?」
360「どの位かって聞いてるんですよ?ゴホゴホ」ニコッ
u「あ、あの……えっと……」オドオド
360(何でしょう……この気持ち……?アイドルのマスターやドリームなクラブでは味わえなかった気持ちです……)
u「あの、発売当初の姉さん位は……」
wii「遠回しに後半の売り上げが伸び悩んだことを言うなー!」
ps3「まぁまぁ、うぃ殿。私だって最初は生産が追いつかなくてマーケティング的に失敗したのだから……」
wii「私達がこんなことをしているうちに、世間ではゆうが30万越えしたらしいよ」
ps3「ほぉ……それは良い出だしだな」
u「でしたらあの……パッドを返していただけると」
wii「だーめ♪はこちゃん、もうしばらくこの子は好きにしてて良いからね?」
360「お手」
u「うぅ……しくしく」
ps3「そうだ、うぃ殿がパッドを持つとwiiuっぽくなるのではないか?」
360「ゴホゴホっ、そうですね。ちょっと持ってみてくださいよ」
u「あの……それより早く返して……」
wii「へっへーん!どうかな?」
ps3「wiiuだな」
360「wiiuですね」
wii「えへへ、そーお?」
u(私の存在意義が薄れてきてる……)
wii「あっ、じゃあゆうちゃんにはこれ貸してあげるよ」
u(ヌンチャク……)
u「それよりパッドを……」
wii「どうどう?まだまだ現役に見えるかな?」
ps3「うむ、似合っているぞ。うぃ殿」
360「ゴホゴホ、可愛いですよー」
u「…………」
u「……ほあちゃぁ」
wii「なになに、ゆう!?今のもっかいやってよ!」
u「ひっ!見られてた!」
ps3「ふふ、少しは可愛い所もあるようだな」
u「いや、これはその……わ、私はパッドだけじゃなくて姉さんのコントローラーだって使えるからであるだけで……」
360「あっ、ゴホゴホ……私のキネクトも使います?」
wii「ほら!ボウガンもあるよ!」
u「いや、ちょっ……そ、そろそろ許して……」
ps3「そろそろ終いにしてやったらどうだ?ゆう殿涙目になっているぞ?」
u「えぅえぅ……これが新人いびり……」
360「泣かないでくださいよ~。ゴホッ、ほら、パッド返してあげますから」
u「……ふっ、これがあれば貴方達旧ハードなんて束になろうが……ひっ!ご、ごめんなさい調子乗りました姉さん、ヌンチャクを構えるのをやめて下さいお願いします」
ps3「まぁまぁ抑えて抑えて。ところで、ゆう殿。……あまり言いたくは無いが、最新ゲーム機の宿命的に色々と文句を聞くこともあるが、大丈夫か?」
u「まぁ、まだ理解できない人もいるでしょう。そんな人を納得させて楽しませるのが私達の仕事なのでしょう?」
360「ゴホゴホ……言いますねぇ」
wii「うんうん!文句ばっか言ってても楽しくないもんね!せっかくなんだからどうにかして楽しまないと!」
ps3「うむ、それが分かっていれば失敗はないだろう。あとは先輩を気遣うことだな」
u「ふん、先輩など所詮旧世代の産物です。なぜ私が気遣わねば……
360「お手」
u「わん……ハッ!」
久々です。
みてくださる人がいるかも微妙ですが、ほそぼそとやっていけたらと思います
u「ふっ……先輩方がどうしてもやりたいと言うのなら私をやらせてあげても……」ピコピコ
wii「wiiフィットやろうよ!」
ps3「うむ、良いな」
360「前よりできるようになってるといいですけど……ゴホゴホ」
u「……ぐすん」
wii「ゆうちゃんのそれさ、持ってて指疲れない?」
u「うぐっ……い、いくらやりたいからってそんな負け惜しみを言うなんて姉さんはつくづく可哀想……まぁ、どうしてもって言うならやらせてあげても……」
wii「みんなー!ボウガントレーニングやろー!」
ps3「私は得意だぞ」
360「よーし、負けません!」
u「がーん!聞いてない」
ps3(がーん!って口で言ったな……)
360(がーん!って口で言いましたね……)
wii「がーん!って口で言ってやんの!」
ps3「ゆう殿」
u「なんですか?先輩」
ps3「ゆう殿はゲーム画面をテレビからパッドに移せるのがウリだったはずで合っているよな?」
u「えぇ、お父様が相撲を見たいと言ってもゲームをやめる必要が無いんですよ。まぁ、旧世代の先輩には絶対真似できないでしょうけどね」ピコピコ
ps3「じゃあ別にパッドだけで良かったのではないか?」
u「……え?」
ps3「ならば無理してテレビにつなぐ必要もあるまい?」
u「……な、なんでそういう事言うんですかぁ!?パッドカッコイイじゃないですか!オシャレじゃないですか!時代の最先端じゃないですかぁ!!!」
ps3「あぁ、すまなかった……泣かないでくれ」
u「先輩の馬鹿あぁ!クリスマスで売り上げ追い越してやるんですからぁ!」
wii「みんなはクリスマスなんかある?」
ps3「私は営業で、サンタの格好をしてみんなでゴルフだな……」
wii「へー…………よし、ゴルフしよう!クリスマスカップ!」スッ(wiiリモコン
ps3「負けぬからな」スッ(ps3コントローラー
360「ゴホッ……適度な運動大事ですよね」スッ(kinect
u「あ、あれ?先輩方はマイクラブをお持ちのようで……?」
wii「無いなら貸してあげようか?リモコン」
u「ふ、ふんっ!誰がそのような旧世代の機器を!私にはこれがありますから」ピコピコ
ps3「それでどうする気なのだ?」
360「そんなので打ったら壊れちゃいますよぉ?」
u「これだから先輩方は古臭い脳で困ります……あっ、はこさん、ごめんなさい!泣かないで!」
ps3「はこ殿を泣かせるな……次は無いぞ……?」
u「ひっ!マジギレ!?ごめんなさい!」
360「えへへー、実は嘘泣きでしたー。引っかかりました、ゴホゴホゴホ!!!」
ps3「はこ殿!」
u「はこさん!」
360「ゴホッ……あはは、びっくりしましたよー。ごめんなさい、もう大丈夫です」
ps3「はこ殿。気分が優れなくなったらすぐ私に言うのだぞ?」
u「いえ、最新機種の私に行って下さい。すぐにお助けしますから」
ps3「ゆう殿には任せられぬ。私が」
u「旧世代の先輩じゃ力不足ですよ」
ps3「…………少々、話をしようか」
u「…………えぇ、望むところです」
wii「あの二人はダメだ。万が一の時は私に言ってね」
360「ゴホゴホ、お二人は何を話してるんですか?」
wii「罪深いねぇ…….」
360「?」
wii「というわけで気を取り直して!第一回!年末ハードゴルフ大会!」
ps3・360「「わー」」パチパチ
u「ふんっ……!」
wii「で、結局用意出来たの?ゆう」
u「その言葉を待ってましたよ!私にはパッドがある!」
wii「お、おう……」
u「これにコースを表示して……」
ps3「ふむ、そのような所は便利だな」
u「さあはこさん!打って!」
360「えっ?あっ、は、はい!ゴホゴホっ!それっ!」ポシュン
u「ファーーーーーー!!!」
wii・ps3・360「「「…………」」」
u「ふふんっ、どうです?」
wii「うん、ゆうが楽しそうだからいいよ……」
wii「クリスマスだね」
ps3「うむ」(サンタ衣装)
wii「商戦だね」
360「そうですねーゴホホ」(サンタ衣装)
wii「もう店頭に私ほとんど並んでないよね……」(ジャージ)
u「姉さんもそろそろ隠居を決め込む時期じゃゲホォ!」(血に塗れるサンタ衣装)
ps3(空気を読め!空気を!)
360(そうですよ!パッド叩き割りますよ!?)
u(ご、ごめんなさい……)
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