美鶴「君にはIS学園に通ってもらう。依存はないな?」湊「どうでもいい……」 (116)

初心者の拙いSSです。勝手が分からない為更新が遅くなることがあるかもしれません。それでも読んでくれる方がいると信じ(白目)、頑張りたいと思います。よろしくおねがいします~。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1415608158

美鶴「という訳で君にはIS学園に入学してもらう。依存はないな?」
湊「……うん。」
美鶴「よし、では…」
順平「ちょいちょいちょい!!何!?何なの!?折角生き返ったって聞いて飛んできたら何ちゃっかり女の園に行くことになっちゃってんの!?」
湊「順平お前……飛べたの?」
順平「ちっげえよ!アホか!」
湊「(´・ω・`)」
順平「とにかく!説明お願いします!!」
美鶴「……仕方ないな、では説明しよう。まず大前提として彼はニュクス事件から年をとっていない。つまりまだ花の17歳だ。」
順平「そ…うですね。羨ましい……」ギリギリ
美鶴「つまり彼はまだ社会人でも無いということだ。高校生だ。高校に行くのは当然だ。いいな?」
順平「ふむ、確かにそうですな……じゃなくて!どうしてそこでIS学園が出てくるんですかぃ!?こいつ男じゃなかったの!?」
ゆかり「なんやかんやで適正が見つかったんだよ。ほらワイルドだし。」
順平「ワイルド万能すぎんだろ!てかゆかりっちはいつからいたの!?」

湊「……こうして僕の華々しい高校生活が幕を開けました。今後どうなるかはまだ分からない。だけど……頑張ろうと思う。みんなの期待に答えるためにも……」
順平「なに綺麗に締めようとしてんだよ!!つか誰も期待してねえよ!」
ゆかり「うう……頑張るのよ湊君っ……!」
美鶴「辛くなったら、いつでもここ(寮)に帰ってくるといい。君の家は、ここだ。」
順平「……あ、もうダメだこの人達」

アドバイスとかあったらお願いします。

美鶴「詳しい説明だ。今年のIS学園には君を含め、男子が2人入ることになっている。逆に言えば、その2人以外は全員女子だ。あのうるさい16歳女子どもだ。」
順平「なんかあったんすか桐条先輩……」
美鶴「君は今17だが、何せ数年閉じ込められた身だ。忘れていることも多かろう。ましてやISに関してはド素人。よって学園には高校1年生ということで入学してもらう。ここまでで質問はあるか?」
湊「……特には。」
美鶴「よし。ではすぐに行こう。既に足は用意してある。」
順平「まあ、その、なんだ。あまり気負うなよ?なんかあったら相談しろよな。こう見えても俺っちってばもう大人だからな!」(`・ω・´)キリッ
湊「じゃあな順平」(`・ω・´)ゝ
順平「聞けよ!」Σ\(゚Д゚;)

湊「有里湊です。よろしく。」ストン

女子's(突き刺さる視線をものともせずに着席した…だと!?)

一夏「お、織斑一夏です!よろしk…」

女子's(ジーーーーーッ)

一夏「」(さっきより倍強い視線が!痛い!)

湊(……まだかな)



〜なんやかんやで休み時間〜

一夏「ふぃー、疲れた。」ノビー

湊「……」ドヨーン

一夏(ち、近寄り難い雰囲気が凄い……だが!ここで話し掛けなくてはこれからのmy lifeに関わる!)

一夏「な、なあ、有里湊だっけ?良かったよ同じ男がもう一人いて。改めて自己紹介するぜ。俺は織斑一夏。よろしくな!」ジェントルスマーイル

女子's(キュン!)

湊「……ああ、よろしく。」…ニコ(コミュ力MAXの微笑)

女子's(ズキューーーン!!)

一夏「なにこの負けた感」


〜セシリア騒動勃発中〜

一夏「ああいいぜ!ハンデはなしだ!」

セシリア「ボコボコにして差し上げますわ!」

湊「まあまあ落ち着いて。ここは、双方、冷静に……」

千冬「お前らは……何をしている……?」

3人「ギクッ!!」

千冬「……わざわざ声に出してギクッ!!とかいうにはよほどの事だな。説明を……( ・言・)」

湊「あのですね、オルコットさんが一夏さんに決闘を申し込んで僕は仲裁に入ろうと……」

千冬「ほうほうそうか。仲介に入ろうとしたのか。ならばいっそ本当にすればよい。トーナメント方式でオルコットはシードだ。いいな?」

湊「……ェ」(耳遠いのこの人?)

千冬「い・い・な?」

3人「はいぃ……」

千冬「よろしい。時程は追って伝える。以上、解散!もう授業時間だ。」(全員の実力も見ておきたいしな。これでよかろう。)

湊「解せぬ」

異存の件、スペースの件、御指摘ありがとうございます。漢字も出来ないなんて……反省しなくては……(´・ω・`)

やっぱP3主人公はそっちの名前だよな

P3なので期待
てかISなんになるんだろ、専用機じゃなくて打鉄になるのだろうか

>>8
ですよね!

>>9
取り敢えずオルフェウス、可能であればタナトス、メサイア、改なども視野に入れております!

千冬「2人とも準備はできて……有里、なんだその機体は」

湊「なんか練習機に乗ったら勝手に変形しました」

一夏「凄いんだぜ、これ!なんか火を吹いたりシールドエネルギーをちょっとだけ回復したりするんだ!」

千冬「色々突っ込みどころはあるが取り敢えず一夏、お前の機体が届いた。白式だ。フォーマットとフィッティングは戦闘中にやれ。有里は手加減しなくていいぞ。」

一夏「んな!ちょっとは手加減してくれてm」

湊「全力で行かせてもらいます」

千冬「よし。」

湊&千冬 (`・ω・)bグッ!

一夏「」

タナトスがその中でいいんじゃね

そういえば劇場盤は名前違うんだよな

俺も有里派だから期待

>>12
フフフ…(汗ФωФ)

>>13
ありがとうございます!

〜トーナメント初戦〜

一夏(……所詮は初戦……なんちってな。)

箒「面白くないぞ、一夏」

一夏「なんでバレたー(´・ω・`)」



「オルフェウス!!」カッ!

「これが…白式……」

アリーナ中央に向かい合う2機の白。

セシリア(お手並み拝見ですわ)

白式が長大な剣を振りかざし、切りかかる。オルフェウスは……

ガギン!

竪琴らしきものを盾として扱い、防いだ。

一夏「盾琴!?」チラッ

湊「だから面白くないよ…と!」

細身の片手剣をコールし、素早く切りかかる。盾である琴、武器である片手剣、そう、これは……まさにモンh…

千冬「山田先生、それくらいにして下さい?」^^

山田「すすすすみませんでしたああ!!」

白式のフィッティングが完了し、長大な剣が更にエネルギー刃を出力する。

一夏「零落白夜……?良くわかんないけど行くぞ!!」

湊「……あれ、やばくない?」

ここからは凄まじい逃亡戦。オルフェウスは時々火球を放ちながら距離を取り続け白式はその距離を埋めようとする。終わらぬ戦いに見えたそれは有里の一言で急展開を迎える。

湊「一夏…シールドエネルギー、減ってるね?」(アナライズ便利)

一夏「あっ…(察し)」

白式エネルギー切れ!勝者有里湊!!

一夏「きったねえ……。゚(>_<)゚。」

湊「?切ってないよ?」

一夏「ちげえよ!!」

顔文字がちょっとウザい
女子か

>>16
以後気をつけます……

>>16
別に気になる程でないから、書きたいように書けばいいと思う

別にいいんじゃね?
>>1がウザかろうと文が読みずらかろうと、読む人数が減るだけなんだし

>>19
>>20
御指摘ありがとうございます

箒「お疲れ一夏。……酷いやられようだったな……」

一夏「そうだな…ぶっつけ本番だったとは言え…やっぱ悔しいな……ちくせう」

箒「まあ、その…なんだ。まだまだこれからだな!良ければ私が…こ、これからも特訓してやるぞ!ありがたく思え!」

一夏「本当か!?まじ助かる!よろしくな!」

箒「よ、よし!これからは毎日放課後を開けておけ!いいな!」(これで一夏と…二人きり……///)

一夏「お、おう!ドンと来い!」


湊(何この空気入れない)


箒「…!…。……///」

一夏「…!…!……♪」


湊「……そっとしておこう」クスッ


〜〜〜


悠「……なんだかアイデンティティの危機を感じる。」

セシリア「よくも逃げずに来ましたわね。よほど恥を晒したいのかしら。」

湊「……いやそんなこと思ってないけd」

セシリア「あらあら生意気さんですこと。先ほど逃げ回っていたのはどちら様でしたか……まあいいですわ。これでも私は誇り高き英国淑女。今ならまだ降参くらいは許してさしあげますわよ?そもそも私が決闘を申し込んでいたのは…って聞いてますの!?」

湊「zzz……ハッ、終わった?」

セシリア「くぅぅ〜どこまでもバカにするつもりですのね!もう手加減致しませんわ!!お行きなさいブルーティアーズ!」

湊「オルフェウス!」カッ!


開始早々防戦一方のオルフェウス。次々と死角を狙って襲いかかるブルーティアーズを避け、防ぎ、反撃する。

セシリア「いつまでもその調子で逃げていられると思いますの!?」

一方的に打ち続け、火球(アギ)を撃ち落とし、距離を詰められればインターセプターで応戦、すかさず距離をまた開く。一方的な試合。

湊(大口叩いてこれか……このままじゃ……!)

時々擦る高速の粒子がジワジワとシールドエネルギーを減らしていく。

湊(このままじゃだめっぽいね。一か八か……)

防戦一方だったオルフェウスが焦れたのか、盾琴を前面に突き出し、突撃体制。

セシリア「掛かりましたわ…ね!」

全て見透かしたセシリアとブルーティアーズが全方位から一斉射撃。

湊(やっぱりダメか……)

シールドエネルギーが一瞬で減っていく。視界が白く染まっていく……

セシリア「よくも逃げずに来ましたわね。よほど恥を晒したいのかしら。」

湊「……いやそんなこと思ってないけd」

セシリア「あらあら生意気さんですこと。先ほど逃げ回っていたのはどちら様でしたか……まあいいですわ。これでも私は誇り高き英国淑女。今ならまだ降参くらいは許してさしあげますわよ?そもそも私が決闘を申し込んでいたのは…って聞いてますの!?」

湊「zzz……ハッ、終わった?」

セシリア「くぅぅ〜どこまでもバカにするつもりですのね!もう手加減致しませんわ!!お行きなさいブルーティアーズ!」

湊「オルフェウス!」カッ!


開始早々防戦一方のオルフェウス。次々と死角を狙って襲いかかるブルーティアーズを避け、防ぎ、反撃する。

セシリア「いつまでもその調子で逃げていられると思いますの!?」

一方的に打ち続け、火球(アギ)を撃ち落とし、距離を詰められればインターセプターで応戦、すかさず距離をまた開く。一方的な試合。

湊(大口叩いてこれか……このままじゃ……!)

時々擦る高速の粒子がジワジワとシールドエネルギーを減らしていく。

湊(このままじゃだめっぽいね。一か八か……)

防戦一方だったオルフェウスが焦れたのか、盾琴を前面に突き出し、突撃体制。

セシリア「掛かりましたわ…ね!」

全て見透かしたセシリアとブルーティアーズが全方位から一斉射撃。

湊(やっぱりダメか……)

シールドエネルギーが一瞬で減っていく。視界が白く染まっていく……

……薄れゆく意識の中で声が聞こえる。

?「…ねえ、起きてよ。」

?「……ここで負けちゃうの?」

?「君は…まだ負けるべきじゃないよ。」

?「きっと読者の皆様は君の強くてニューゲームと僕の登場を待ち望んでるんだよ。」

?「多分…きっと……おそらく……ね?」(震え声)

?「……さあ、いこうか。僕はいつでも、君の中にいるからね……」

………………
……………
…………
………
……


セシリア「……なっ!?」

勝利の余韻は淡く消え、残されたのは不安と疑問だった。

……あれ?

と声が聞こえる。さっきは確実に勝ったと思った。自分が最強だ。クラス代表だ。と、証明した筈だった。その証拠たる、動かない白銀の機体は突如恐ろしいまでの漆黒に染まる。背中からは8つの棺桶が出現し、腰には鞘。頭は不気味な白い"顔"に覆われたフルフェイス。死神を連想させるその姿形はどこか怪しげな美しさを醸し出す。

湊「……タ ナ ト ス」

疑問は確信へ、不安は恐怖に変化する。

セシリア(な、なんですのあれは……!くっ!)

黙って見ているわけにはいかなかった。感と経験を頼りに徹底的に打ち込む。

湊「……」

当てられない。速すぎて捉えることができない。瞬く間にブルーティアーズ4機が全滅。

セシリア「くっ!まだ…」

最後の2機でミサイルを放つが、瞬時に両断され、ビットも破損。続いてスターライトMk.Ⅲも破壊される。インターセプターはすぐに弾かれ、気付くと首に刃が触れていた。

セシリア「」

触れている事で絶対防御がフル稼働。シールドエネルギーがあっという間に底をつく。勝者は逆転した……

リアルが忙しく今日明日は投稿出来なさそうです……ごめんなさい。

箒「大変」
一夏「長らく」
お待たせ致しましたぁぁぁ!!orz

言い訳をさせていただきますと約1年半大事に使ってきたケータイが壊れまして……修理の関係でYahoo!すら開けない状況だったのです……それが今しがたようやく使えるようになったのです。待っていた人が果たしているのだろうかとかそんな自虐は置いといて……

本当に申し訳ございません……
それでは誠に勝手ながら再開させていただきます。

一夏「セシリアとの模擬戦が終わってから湊の様子がおかしいんだ。」

千冬「やはりお前も……というか気付かない方がおかしいか。」

一夏「ああ…なんか全体的にテンションが下がったよな。時々は前みたいに明るいけど……」

セシリア「……やはり私の責任なのでしょうか……」

千冬「いや、お前というよりは恐らくあのISによる物だろう。」

一夏「どゆこと?もしかして原因が分かってるのか!?」

千冬「原因はまだ分からん。が…どうやらそれによって面白いことが起こっているようだ。」

箒「それはどういうことでしょうか…?」

千冬「この前やつを呼び出して少し実験をしたんだ。その過程で1つの推測が浮かび上がった。湊のISはどうも湊自身の感情を反映している。湊自身がテンションが低いときにはオルフェウス。逆に高い時にはタナトスになって呼び出されるという具合にな。」

一夏「…???」

セシリア「だとすると恐らくはオルフェウスの時、つまりテンションが低いときが通常運転なわけですわね。」

千冬「そう言う事になるな。IS稼働時のテンションの変動による変化は確認してはいないがオルコットとの戦闘を見る限り有り得るのだろう。取り敢えず把握はしておけ。」

箒「分かりました。」

セシリア「心得ましたわ。」

一夏「おう!」(なんだか分からんから話を合わせとく!)

千冬「おい」

待ってた

>>32
ありがとうございます!

湊「……そういえば部屋割りとか話してなかったね。……お察しの通り僕と一夏は相部屋。」

一夏「メタ発言辞めなさい」ベシッ



湊「……」

?「やあ、起こしちゃったかな?」

湊「うん。」

?「まさか即答されるとは思っていなかったよ。君はそんなに薄情だったかな?」

湊「……まあね。それより何の用?ファルロス…いや、いまは、ニュクス?」

ファルロス/ニュクス「呼びやすい方で構わないさ。どちらも僕だからね。」

湊「そう…」チラッ

ファルロス「同居人のことなら心配しなくていいよ。ここは君の夢と現が混じり合う、いわば境目だ。傍から見れば、君はただ座って窓から月を見ているように写る。そんなもんさ。声は外には漏れない。だから……」

ニュクス「助けを呼ぶことも……出来ないね。」

湊「そう…」チラッ

ファルロス「ああ、時間は過ぎていくよ。
……というか本当に君は『死』について無頓着だね。」

湊「1度死んでるからね…それに、君がいるから。」

ファルロス「死神を体内に宿しているから逆に生死について無頓着なのか。君らしいや。」

ファルロス「用件だっけ。そんなものはないよ。ただ君に会いたかった。もう一度。謝りたかったんだ。ごめん。君を巻き込んでしまって。そして僕はまたもやこんな変な世界に君を引き込んでいる……」

湊「……どうでもいい。」

ファルロス「……どうしてだい?」

湊「僕は…今が楽しい。あの時もそうだった。楽しかったんだ。過ぎたことは、消せないし変えられない。なら、その時は少しだけでも楽しかったと思えるようにしたい。だから、君が悩んでいたことは、僕にとってはどうでもいい。」

ファルロス「そうか…。きみは強いんだね。うん、それなら僕も今を楽しむ君のお手伝いをさせてもらおうかな。構わないかな?」

湊「……また、よろしくね。」

ファルロス「…」ニコッ

……………………
…………………
……………
………


湊「……ということがあったんだ、順平。……聞いてる?」

順平「いきなり電話してきて何があったのかと思ったら夢の話かよ!起きて損したわ!じゃあな!」プツッ

湊「……」ションボリ

千冬「ではこれより、ISの基本的な飛行操縦を実践してもらう。専用機持ち3名は前へ来い。」

千冬「よし、ではISを展開しろ。1.5秒以内だ。熟練者は1秒と掛からん。」

セシリア「ブルーティアーズ!」1秒

湊「オルフェウス!」1.4秒

一夏「……白式!」2秒

千冬「それでは急上昇と急降下をやってもらう。始め!」

ギュンッ!

山田「うんうん!2人とも早くなりましたね!見違えたような成長です!……ん?」(2人…?)

湊「……まったくもってそうですね。」シレッ

千冬「貴様は何をしている……早く行かんか!!」イライラ

湊「!?」ギュンッ!

山田「……凄いスピードですね。3人の中では1番ですが……」

千冬「あのマイペースは何とかならないものか……」ハァ


一夏「お前やっぱ早いな〜」

湊「オルフェウスは速80くらいだから……ドーピング大変だった……」フフ


セシリア「えっ……え?」

一夏「??」(また専門用語かな?)

千冬「それでは急降下だ。始めろ。」

セシリア「了解しましたわ。ではお先に!」ギュンッ!

一夏「うまいもんだなぁ……よし、俺m」

湊「……」ギュンッ!

一夏「おい」

急降下、地表近くで一回転し急停止、ホバリングでみんなの前へ戻る。

千冬(なるほど、機動性特化気味のバランス型といったところだな。)「次!」

一夏「今度こそ!」(前方に角錐……は難しいからな。背中からジェット噴射とかで行こう。)

ギュンッ______________ズガァァン!!

全員「「「…………」」」

一夏「」

千冬「織斑、見事な墜落だ。次の実践までには是非急停止を覚えてきてくれ。」

一夏「はい……」

全員「「「……」」」クスクス

一夏(穴があったら入りたい)

湊「……既に自分であけた穴に入ってるけど。」

乙です

>>35
>>38
ありがとうございます!

?「……さーて、いよいよね。」

湊「…?」ササッ

?「んーと…?もう、事務室ってそれがどこだかわからないんじゃない!役に立たないわねー!」グシャグシャ

湊(知らない人が校門前でグシャグシャにした紙に悪態ついてる……そっとしておこう。)ソーッ

?「あ!ちょっとそこの人!道案内頼んでいいかしら?」

湊「……おk」(なぜバレたし)

?「さんきゅー。アタシは凰鈴音。長いから鈴って呼んでいいわ。訳あって今日転校してきたんだけど道分かんなくて…助かった!それじゃあよろしくね!」

湊「こっち」(強引だけど悪い気はしないな)クスッ

その後事務室まで無事送り届けた。途中篠ノ之さんと歩いてる一夏を目にして何やら複雑な顔つきをしていたが気にしない。うん。何事も突っ込みすぎず、程々に。基本だね。
………
……

クラスメート's「「「クラス代表おめでとう!有里くん!!」」」クラッカーパンパン

湊「……はい?」

一夏「おいおい、忘れたのか?お前あの時セシリアに勝っちゃったんだから……」ニヤニヤ

湊「あー…そうだった」orz

セシリア「そうですわ!この調子で是非とも代表戦も制していただかないと!」

クラスメート「学校に2人だけの男の子だからねー。もっと宣伝しないとねー。」

クラスメート「情報が売れる。代表戦に勝てばご褒美がもらえる。ウハウハだね!」

クラスメート「一粒で二度美味しいねぇ。」

湊「…散々な言われ様」

黛「はいはーい新聞部でーす。今日は1組の注目男子、有里くんと織斑くんにインタビューに来ましたー。まず有里くん!ズバリ今の心境は?」

湊「…複雑です。」

黛「おぉう…まさかの答え!心境を聞かれて気持ちを答えない君は相当頭がいい子!取り敢えずなんかてきとーに捏造しとくね。」

湊「えっ」

黛「次に織斑くん!クラス代表を有里くんに持ってかれて今どんな気持ち?ねえどんな気持ち?」

一夏「え、えぇ…と、あ、まあ」

黛「うんうんうん!悔しいよね!分かるよー!」

一夏「まだ何も言ってません!!」

ごめんなさい!
乗っけから謝罪で入りました>>1です。キャラ構成、ストーリー展開、ISの細部設定etcetcを考えていたら結局またこんなにも更新が遅れた次第です。やる気あんの?私。……ここから頑張りたいと思います!!←ダメじゃん

えーとどこまで書いたんだっけ?それでは再開いたします!皆様の暖かい非難、罵倒、ソシテタマニハホメコトバ、ヲ、オマチシテオリマス。

待ってた

明くる日の朝

鈴(…先ずは登場シーンよ。やっぱりここはいつも通り軽く…いえ、イメージ。そうよ鈴、イメージが大切なのよ!最初のイメージが悪ければその後のアタシの扱いに直接響いてくるわ。ここはわざとキザっぽく登場しといて一夏に突っ込まれてから前通り、これだわ!よし……)

クラスメート「大丈夫だよ有里くん!」
クラスメート「1年には他に専用機持ちは」
クラスメート「セシリアさん、織斑くん、有里くん、それから4組のひとの」
クラスメート「総勢4人しかいないから!」

クラスメート「「「これは勝つる!」」」

一夏「そうだったのか…これなら頑張れば優勝狙えるぞ!湊!」

鈴(ここ!ここだわ!行くわよ!)
「そn…」湊「いや、そうもいかないかも」

湊「2組に転校生、専用機持ち。中国代表候補生。」

セシリア「あら、私の存在を今更危ぶんでの転校かしら?……ってなんでそんなことしってますの」

湊「実際に会ったし……」

クラスメート「さっすが有里くん!情報が速い!安い!うまい!」


鈴「……」

鈴「……」

鈴(出遅れたあああああ!!)orz

千冬「おい、廊下の隅で膝を抱えて何をしている。さっさと2組にもどれ、凰。」

鈴「アァ…デオクレタ…アタシノイメージ…」イジイジ

千冬「……」


バチコーーーン!! ……ギャアァァァァ!!

一夏「うん?…また千冬姉が誰かに必殺出席簿アタックしたな……」ヤレヤレ

鈴「という訳で一夏久しぶりねー」

一夏「そうだなー。1年ぶりだなー。」

鈴「うんー。」

箒(会話の独特の雰囲気についていけない!)

セシリア「やはり朝は紅茶とサンドイッチですわね。これに限りますわ。」パクパク

箒(くっ!セシリアは使えない…どうする篠ノ之箒!)

有里「2人は幼馴染なんだー。」

一夏「そうだなー。」

鈴「そうねー。」

有里「へー。」

箒「」


鈴「じゃあ一夏、放課後空いてる?なんか積もる話とかあるでしょー?」

一夏「ん、そうだな、放課後h」

箒「い、一夏!放課後は訓練の約束だったろう!まさか忘れたとは言わせないぞ…!」

一夏「!そ、そうだ、箒と特訓してたんだ!早く慣れようと思ってさ!あはは!」

鈴「そっか。じゃアタシも見てあげるよ。特訓。」

箒「結構だ!一夏には私一人で充分だ。コーチが二人もいては、効率が悪いだろう!」

鈴「でもさ、篠ノ之さん専用機もってるっけ?」

箒「うっ…」

鈴「IS同士の方が経験は詰めるんじゃないかなー?ね、一夏。」ニヤニヤ

一夏「ほへ!?」(ここで振る!?)

箒「う…くっ!ならば私が訓練機を借りて…」

鈴「今から?今からあのなっがい申請書と睨めっこして間に合うの?」

箒「それは…!」

鈴「別にアタシが独り占めしようってわけじゃないからさ、着いてっても良いでしょ?」ニコッ

箒「……分かった。…いいだろう。」(くそ、負けた……)

鈴(これで朝の汚名は返上ね♪いつか必ず……)

箒(ただし今回だけだ。いつか必ず……)

鈴&箒(出し抜いて見せる…!)ピリピリ

湊「一夏はモテるねー。」

一夏「……?何のことだ?」サッパリワカラン

>>42
恐悦至極!ありがとうございます!

ガチャッ

一夏「た…」

湊「?」

一夏「ただいm…」バタリコ

湊「…今起こった事をありのままに話すよ。一夏が帰ってきたのでドアを開けたら飛び込んできて即施錠&玄関先で倒れた。何を言っているか大体分かると思う。」

湊「……」

┃。┃<コラ!アケナサイヨ! <マダハナシハオワッテナイゾ!!

湊「…そっとしておこう。皆様おやすみなさいませ。」

┃。┃<コラミナト!イルンデショ! <ハヤクアケナイト、サモナケレバドアゴt…アッ、オリムラセンs

┃。┃<……

湊「……!」ガクブル



湊「キノウハハヤメニネテイタノデマッタクキヅキマセンデシタ。」

2人「……」ゴゴゴゴゴ…

湊「ホントウデスシンジテクダサイ。I say truth.」

鈴「ねえ、有 里 く ん ?」

鈴「クラス代表戦、覚えてなさいよ…」ドスの利いた声

湊「」

?「おやおやおや?なーんだ!明日はいっくんの出番じゃ無いのか!そうかそうか。フムフム。これは面倒だね!間違えてトーストしてないパンにバターぬっちゃうくらい!まあ好きなんだけど!という訳で今回は介入なーし!箒ちゃん観察を続けよーっと!」カタカタカタカタカタカタカタカタ…




鈴「フフフ…良くぞ逃げずに来たわね……」

湊「……にげみちないし」

鈴「生意気な口聞いちゃって……言っとくけどISの防御も絶対じゃないのよ?殺さない程度に痛め付ける事は出来るんだから……今のうちに謝れば少しくらいは手加減してあげるわよ。」

湊「何もかも私が悪うございました。どうも申し訳ございませんでした。」

鈴「えっ」(なにこのKY)


鈴「はあぁ!!」

湊「……っ!」

ガギィィン!ガギィィン!

両者激しく切り合い。ぶつかり合う刃と刃。火花を散らしながらフィールド中を駆け巡る。

千冬「…山田先生、今後の解説は君の担当だ、と認識していてもいいのかね?」

オッケーです!わたしこういうのやってみたかったんですよお!

千冬「……ハァ」


鈴(…こいつ中々やるわね…)

湊(…隙が見当たらない)

両者均衡を保った状態。尚も切り合い撃ち合い。

鈴「ラチがあかない!仕方ない!」連結!!

ガッギィィン!!

湊「!?……重……!」

鈴「はあああぁ!!」

湊「くぅ…!」

甲龍が2本の刃を連結させ襲い掛かる。オルフェウスはショートソードと盾琴を巧みに使い凌ぐ。その間1m直上ではアギと龍砲の迎撃戦。どちらも共に消耗していく。

湊(隙さえ掴めば…タナトスに……!)

湊の狙いはそれだった。オルフェウス→タナトスへ変化する間の少しのラグを埋める何かが欲しい。

湊(…よく考えれば……何かあるはず……)

お互いの切り合いから少し距離を取る瞬間……これは龍砲に狙い撃ちされる。あの刃連結を解除したりすればあるいは……

オルフェウスの動きが変わる。ガード主体のうごきからいきなりはやく動き、リズムを狂わせる。

鈴「今更早くなったって……無駄よ!!」

甲龍が刃連結をといた。

湊「……今だ!」

乙です

ペルソナのSS少ないから嬉しい

>>48
ありがとうございます!
そうですよね…特に3は少ないので悲しいです(´・ω・`)

やばい、前回寝落ち寸前で書き込みボタン押して力尽きたらすごい変なとこで止まってる……取り敢えず必死に修正!

甲龍が連結を解く瞬間、オルフェウスが距離を取る。

鈴「…!?」

甲龍は攻撃の予備動作と勘違いしたのだろう。更に距離を取る。その瞬間オルフェウスがタナトスへchangeする。力99速99の斬撃が戦況を着実に押し返していく。

鈴(…なによなによなんなのよ!いきなり強くなってるし!どういうことよ!データに無かったじゃない!)

データに無いのは当たり前だ。国家間の問題にも発展しうるISの、そのトップシークレットたる専用機の情報がそう易々と出回ってたまるものか。

織斑先生が介入してきた……

一夏「なんか、スゲえな……」タジタジ

セシリア「甲龍も流石は近・中距離型。あの連撃をここまでよく耐え切っているものですわ。」

箒「うむ…」(これはまだまだ修行せねばならんな……)

鈴「このおぉぉ!!」

甲龍が龍砲で最後の反撃に出る。

湊「……っ!」サッ!

タナトスは回避行動へ移る。その動きはやや大きめ。

鈴「なーるほど!そういうことね!それなら!!」

千冬(凰はようやく気付いたか。あのタナトスはスピードが異常な分耐久値は恐ろしく低い。恐らく……打鉄の2倍の速さでシールドエネルギーが減るな。よく使えるものだ。)

鈴「弱点、見つけたわよ!!」ドンッドンッドンッ

湊「……」

ビーーーーーー!

試合終了の合図が響いた……



鈴「なんでよ!」バンッ!

一夏「うお!?」オチャガコボレル!

鈴「なんで!アタシ!負けたの!?」

山田「それはですね」ヌッ

千冬「タナトスのワンオフアビリティだな」ヌッ

セシリア「キャ!?」

箒「なんで先生方二人が机の下から……!」(戦慄)

千冬「タナトスにはワンオフアビリティがある。」(無視)

一夏「……と、いうと?」

千冬「具体的な仕組みは分からん。解析不能の1点張りだ。だが効果は分かる。」

セシリア「あらあら、鈴さんはあまりの出来事(織斑先生が足もとに居たという事実を知ったこと)によって失神されてますわね。放っておきましょう。」ズズッ

千冬「タナトスに攻撃を与えようとするとこちらも少なからずダメージを受けるという仕様だ。もっとも、使用時間には制限があり、クールタイムがあり、反動として効果が切れた瞬間オルフェウス形態に戻る。それに相手から1発貰っただけでも大ダメージの装甲を更に弱くさせるとは…まさしくもろばの剣といったところか。」

セシリア「なんだか…少し私たちとは次元が違いますわね……」

箒「ああ、全ての攻撃を避ける前提のIS…相当な腕が必要だろう。湊は何故あそこまで動けるんだ…?」

千冬「過去に何かあった、と考えるのが妥当だな。まあ詮索はしてくれるな。各々には必ず事情というものがある。」

山田「凰さーん?大丈夫ですかー?」

鈴「……ハッ!」

湊「ようやく目を覚ました…」

一夏「お前いつからいたし」

湊「各々にはってとこかな。」

一夏「結構ギリギリだな!?」

一夏「…」モグモグ

湊「…」モグモグ

鈴(…?)

鈴「ねぇ、ちょっと、セシリア」ヒソヒソ

セシリア「? なんですの?」ヒソヒソ

鈴「何って…ちょっと気になって。……なんであそこだけもんのすごい静かなの?」ヒソヒソ

セシリア「あー、それはあのお二方だから、ですわね。」ヒソヒソ

鈴「は?」ヒソ?

セシリア「なんだかお二方とも妙に『食』というものにこだわりがあるようなんですの。あまりお関わりにならない方がよろしいかと…」ヒソヒソ

鈴「はぁ?なんでこう、ジジ臭いのかなぁ一夏は。」ヒソヒソ

箒「昔からあんな感じだったぞ…もっとも今は有里という心強いジジ仲間のせいでますます加速してるがな…」ヒソヒソ

鈴「…」バッカミタイ

箒「…」

セシリア「…」

3人「「「詰まらない…」」」



湊「…ウマクゴマカセテルカナ?」ヒソヒソ

一夏「だ、大丈夫だと思うぞ…」ヒソヒソ

湊「…」

一夏「…」(言えない!実はどっちも物凄い偏食家で食えない者同士取り替えつつ食べてるなんて!今更言えない!)

湊「寧ろ一夏のことなら喜ぶ人も居るっぽいけどね。」ハァ

一夏「?」



湊(この時はまだ気付いてなかったんだ。この偏食が巻き起こす、小さくて深い事件には……)

キタローが偏食?
むしろ大量になんでも食ってた気がするが・・・
風花の料理もなんだかんだで食ってたはずだし

それが原因なんだろうさ

>>53
>>54

ごめんなさい、原作ではお二人ともなんでもよく食べるお方なのですがちょっと歪めてしまいました。ちょっとこの後にイベントを考えておりまして…。もしかしたらねじ込むのが難しくてそれっぽいのが出来ないかもしれませんが(汗

湊「……クラス代表戦優勝」(ドヤァ

一夏「流石だぜ!」

箒「グッジョブだ!」

セシリア「ブリリアントですわ!」

千冬「……コホン、あー、残念だが喜ぶのはまだ早い。」

湊「…?」

千冬「このクラス代表戦を勝ち抜いたお前には、学年代表戦への挑戦権を与える。」

一夏「…千冬姉、それって……」

バシッ!とね 今日も元気だ 出席簿 (一夏作)

一夏「……お、織斑先生、それってもしかして」

千冬「まあ、大体諸君等の予想した通り、ここからはクラスの枠を越えた学年対抗戦だ。血で血を洗う壮絶な戦いだ。覚悟はいいか。いいな。よし、試合は一週間後。対戦形式は相も変わらずトーナメント戦。トーナメント表は後日伝える。いいな?」

湊「…ハハッ」

セシリア「お、お気の毒に…」

千冬「ああ、お前も出るんだぞ。」

セシリア「……ハィ?」

千冬「専用機持ち達は強制参加だ。ウチの学年からは4名。織斑、オルコット、凰、そして有里だ。もう一人は…まあとある理由で不参加だ。凰にも伝えておけよ。以上解散!」

一夏「えぇー!?俺もかよ!!」ガーン

それからは地獄の日々。1週間授業そっちのけで連日連夜様々なアリーナに呼び出され特訓特訓特訓。前日の朝まで続いた……

一夏「」ドサッ

セシリア「ハァ、ハァ…」ヘタリ

鈴「クッ…」ザッ

湊「」チーン

千冬「諸君、よく耐え抜いた。今日はもう帰ってゆっくり休め。明日は期待している。精々楽しませてくれよ。上級生には一撃でも食らわせてやれ。いいな。では解散。」ザッザッザッ

湊「クッ…」ザッ…ザッ…

セシリア「か、帰りますわよ…」

鈴「一夏聞いてる…?」

一夏「…ハッ!」ボロボロ

〜〜〜

湊「ハァ…ツカレタ」←少しは回復した

女子「うわぁ…有里くんボロボロ……」

クラスメート「そりゃそうよ、織斑先生の特別特訓よ……?」

女子「……あぁ、考えただけで死にそう……」

クラスメート「よく耐えたねー。」

?「……やっと見つけたぞ。有里湊…いや…」



一夏「はぁ、はぁ、……はぁぁぁ」足ズルズル

?「……ん?うわ!大丈夫!?」サッ

一夏「…ん?おお、助かるぜ…ありがとう……」

?「お礼なんていいよ。ほら、しっかり捕まって。部屋まで送るよ。」

一夏「わ、悪いな……」(うう、日頃騒がしい連中に囲まれて気が付かなかったが世界はこうも暖かいんだな…!)グスッ

?「……?」

もうすぐ12月ですねぇ。なんだかんだ今年も残すところ1ヶ月ちょいですが皆様いかがおすごしでしょうか。今年も色々ありました…なんて尺稼ぎをしている作者この頃。構成は考えてはいるものの文章を考えるのはその場ぶっつけなのでどうしても遅くなってしまいます。誠に不甲斐ないことでございます。申し訳ないorz本当に申し訳ないorz何とか今年中には終わらせるつもりですのでそれまでどうかもう少々お付き合い下さいませ。それではまたボチボチ(おい)再開いたします。

一夏「お、湊大丈夫になったか?」ムクッ

湊「…?」ポケー

一夏「……大丈夫そうだな」ヤレヤレ

湊「……まあ流石に14時間も寝ればね」フワァー

徹夜で織斑教官式特別地獄を味わって終わったのが6時。就寝したのが7時で今は21時だ。

一夏「食堂、行くか?特別に10時まで開いてるらしいぞ。」

湊「……そうだね。」

部屋を出て食堂へ。気のせいだろうか、独特の緊張感に包まれた寮を歩く。

食堂

一夏「お、トーナメント表が貼り出されてるな。」

湊「ホントだ。……?」

何故か物凄い達筆で書かれたトーナメント表。

一年一組 クラス代表 有里湊

その横にはこれまた達筆で

生徒会長 更識楯無

湊「……」



湊「……誰?」

一夏「さあ?」

___________________
\ /
\ 出陣 / パッ
\ /
| ̄|

扇が上手くできなかった(´・ω・`)

P3のガチャガチャなんてあったんですね!今日たまたま見つけて迷わず引いてしまいました。二回でアイギスと湊くん。もう私の目的は達成しました……よっしゃ!←いつになくテンション高い

湊「…気付いたんだ。」

一夏「突然どうしたんだ?」

湊「僕は…かなり自分のISに対して説明不足だった……」

一夏「あー、そういえば稼働時のテンション変化によるオルフェウス→タナトスの変化は今のところは確認されてないって千冬姉言ってたもんな。」

湊「そうなんだよ…実は出来たんだよ…甲龍戦の時は普通にしてた通り出来るんだよ……」

一夏「じゃあなんで始めっからタナトスで行かないんだ?」

湊「え?」

一夏「えっ」

湊「いやほら…クラスを背負って戦うクラス代表戦だよ?そんなに簡単にテンション上がんないよ……」

一夏「なるほど…」

湊「途中で変化できたのは隙が出来たからかな。その辺はある程度自分でも都合出来る。」

一夏「ほへー…」

湊「他にも質問等あれば出来るだけ答えるのでジャンジャン矛盾を指摘してください。勝手に設定を作り替えてでも都合つけます。」

一夏「待ってマース♪」

一夏「はぁ…はぁ……」グッ

相手「……」スチャッ

一夏「……!やば……」ババッ

相手「遅い!」バスッ!バスッ!

一夏「うわあああああ!!」


一夏「やっぱ上級生は強い」ショボーン

箒「お前の場合はもう少しやりようがあったろう…全く……」

一夏「タハハ…」

鈴「お疲れ一夏。はいタオルとスポドリ。」

一夏「お、さんきゅー」

箒「……次は湊戦だ。」

一夏「いよいよか…」

セシリア「相手は生徒会長とか。どれほどの実力者なのでしょう……」

鈴「まあ…弱くはないでしょ…どんな奴なのかしら」

箒「……始まるぞ!」



湊「……オルフェウス!」カッ!

楯無「有里湊…お手並み拝見ね♪」

乙でした

>>60
>>64
ありがとうございます!

湊「……」

楯無「……」

試合開始!ブー!!

湊「…!?」

開始直後オルフェウスが急上昇する。直後、直前までオルフェウスがいた場所を猛烈な爆発が包む。

楯無「あら、まさかよけるなんて思ってなかったなあ。おねーさんびっくりだけど…そう長く続くのかな?」ニコッ

湊「……っ!」

飛び回るオルフェウスを追い掛ける爆発の閃光。直撃は免れるが爆発の余波が徐々に確実にシールドエネルギーをけずっていく。

湊(なんで爆発してるんだ……?)

ハイパーセンサーに周囲を探らせる。その間にも絶え間なく追い掛けてくる爆風は致命的ではないにしろ徐々に首を絞めてくる。

湊(気温正常…気圧正常…湿度正常…大気に含まれる物質は…くそっ数値化すればいいのか?)

湊(気温26℃…湿度…86%?これか!)

楯無「お?気付いたかな?」

爆発が止む。相手にペースを握られているのは癪だが対策を考えなければ勝ち目はない。

湊「…そのISは、空気中の水蒸気を爆発させて攻撃してきている。」

楯無「ご名答♪さあどうするのかな?」

湊「原理が分かれば対策法も見つけられるはず!」カッ!

楯無「ふふっ、ざーんねーんね。」

湊「あぐっ…」

タナトスにはなれない。ことごとく隙を爆発で潰される。だが散々追い回されたお陰で1つの推測が浮かぶ。

湊(後ろからしか爆発が来ないのか…?)

湊(……賭けてみるか。どうせ突破口も無いしね。)

瞬時に加速し相手に迫る。

楯無「おっと、いい所に気付いたね。……まあ及第点かな。おねーさんちょっと驚いちゃった♪……今日はここまでね。」

そう言って妖艶に微笑んだ生徒会長は直後何故か後ろから"も"現れ、こうして勝負は決した……。

決着がついた時、何が起こったのか分からなかった。

一夏「なんだ…あれ……分身した?」

セシリア「不自然に至る所で起こる爆発といい分身といい…まるでニンジャですわね」

鈴「忍者はあんなに爆発しないわよ…」

箒(最後の袈裟斬り…相当な腕前……)

一夏「箒っていつもそういうこと考えてるよな。」

箒「!?」


湊「はぁー強かった…」

楯無「いやーそれほどでも♪」

湊「…なんでいるんですか?」

楯無「えー、もうちょい面白いリアクションを期待してたんだけどな…げっ!とかふぁ!?とかいつの間に!?みたいな。」

湊「げっ、ふぁっ、いつの間に」

楯無「可愛げないね君…」

楯無「それはそうと有里湊くん。実はお願いがあってだね…」

湊(!?これは確実に面倒ごとを押し付けられる!これまでの経験がそう告げている!しかし同時にこれを断ったらコミュが発生しない…!どうする!どうしようk)

楯無「生徒会に入って欲しいだけなんだけど…そんなに頭抱えて悶絶しなくてもいいじゃない……」

湊(なにこれDEJAVU)「そういうことなら別にいいですけど…」

楯無「おおうありがとう!君は良くわかんないけど聞き分けはいいね!」

湊「褒められた…?貶された…?」

楯無「よしよし、それでは後で生徒会室に来てね!詳しくは後ほど♪」

湊「…あ、はい。」

楯無「それじゃ!」スタスタ



湊「……マイペースな人だな…」ハァ

楯無「マイペースな子だわ…」ハァ

湊「失礼しま」ガッ!

湊「……」ガッ!

湊(扉があかない…鍵閉まってるのかな)

ガッ!…ガッ!……ガr…ガッ!

湊「…これは仕方ないな。もう来ないようにしよう。さようなr」

本音「うわーん!待ってよありむ〜!」

湊「…?」(ありむー?新しい挨拶だろうか)

本音「ふぅ、落ち着いてありむー。取り敢えず落ち着こう。」

湊「……落ち着いたありむー」

本音「そっか。それは良かった。さ、入って入って。」

湊「……なんでここにいるの?」

本音「それはねー、生徒会の裏生徒会長だからだよ〜。」

湊「……」

本音「…しょ、書記です」

湊「よろしい」(クラスメイトながら知らなかった…)

虚「コントやってないで早く入りなさい本音。ごめんなさいね有里さん。」

湊「あ、はい」

本音「はぁーい。」モソモソ

楯無(暇で仕方なかったわ)

夕方に来てるのは珍しいね

乙です

>>69
ありがとうございます!そうですね、まとまった暇な時間を作り出すのが下手なもんで時間はどうしてもマチマチになります……

〜寮

一夏「…で、詰まり対戦後すぐに会長から直々にスカウトがきていつの間にやら副会長なわけですか。」

湊「どや。」(ドヤァ

一夏「そしてISの指導も会長にしてもらえると。」

湊「うん」フフン

一夏「特別コーチか…羨ましいなぁ」ハァ

湊「…一夏にも箒さんとか鈴さんとか居るけど」

一夏「いや、あの2人は…」


〜一夏回想〜

箒『ドーン!という感じだ』

箒『ズババーン!というふうだ!』

鈴『こんなもんフィーリングよフィーリング。はぁ、なんで分かんないかなぁ…』

鈴『あんた物分り悪いわねぇ…高校受験どうするつもりだったわけ?』

〜回想終了〜


一夏「はぁ…」

湊「?」

湊「駆け込み気味でクラスに転がり込んだ。疲れが取れなくて寝込んでて…朝食を取らずに来たんだ。そしたらまあ何と言うことでしょう、転校生さんが2人居らっしゃる。」

一夏「やけにテンション高いな…」

湊「よく寝たから。」

一夏「そんなもんか?」

湊「そんなもんさ」

山田「あのー…お二人ともそろそろ着席して下さい…」

一夏、湊「はーい」

山田「こほん、それでは改めて転校生を紹介します!シャルル・デュノアくんとラウラ・ボーデヴィッヒさんでーす!」

「「「きたーー!!」」」

湊「」ビクッ

クラスメート「男子!三人目の男子!」

クラスメート「フランス人!守ってあげたくなる系の!」

クラスメート「これで男性理想像三種類ポップクールスイートが全部揃った…」

本音「おお〜神よ、感謝します。らーめん。」

一夏「らーめん!?」

ワイワイガヤガヤ

湊「…あ、思い出した。久しぶりだね。」

ラウラ「うむ。また会えて嬉しいぞ。」

「「「……?」」」ピタッ

一夏「…あれ、知り合い?」

湊「うん、学園に来る前にあった事あるんだ。」

「「「なん…だと…」」」

湊(そうだ、あれは僕が目覚める時のことだった。)

美鶴「生体ナノマシン?」

エリザベス「はい、生体ナノマシンでございます。」

アイギス「それは何でありますか?」

エリザベス「元々は兵士の更なる強化を計ってドイツで開発された物だとか。ISの開発により無用の長物と化したかに思われましたが搭乗者の補助をする事も現在の技術では可能となっております。彼女がその生体ナノマシンを埋め込まれた兵士です。」

ラウラ「……」

アイギス「…それをどうするのでありますか」

エリザベス「埋め込みます。彼に。」

美鶴「なっ、湊にか!?」

エリザベス「えぇ、それはもう一周回って扇情的なまでに埋め込みます。」

アイギス「何故…でありますか」キッ

エリザベス「簡単にいいますと、これを埋め込む事によって自己修復機能が常人の数倍に強化されます。それはもう飛躍的に。一周回って扇情的なまでに。」

美鶴「ほう、それで?」

エリザベス「彼が意識を失って仮死状態になっているのはニュクスを封印した為。ですがこの封印はずっと前からアイギス様によって施されておりました。」

アイギス「…」ズキッ

エリザベス「それを踏まえて、ナノマシンを再調整、再構築し今掛かっている二重の封印&元の封印を共存させ、意識だけを覚醒させることができればあるいは…」

美鶴「…む、無茶苦茶だ!どこの万能細胞なんだそのナノマシンは!」

エリザベス「それはほら、作者の頭の中の設定的に。可能と思えば可能なのです。」

美鶴「あぁ……そうか、そうだったな。」

エリザベス「ええ、そうだったのです。」

アイギス「なるほどなー」


ラウラ「……」

ラウラ(……同じ境遇の人間が、また一人増える。なぜこんな複雑な気持ちになるのだ…)


僕が目覚めた時、見知ったみんなに混じってこちらを見上げている彼女に気付いた。

湊「…君は?」

ラウラ「……ラウラ。ラウラ・ボーデヴィッヒだ。」

湊「ラウラさん、ね。僕は有里湊…かな。うん。よろしくね…おっとと!」ヨロヨロ

ラウラ「大丈夫か?」ガシッ

湊「う、うん。ありがとう」ニコッ

ラウラ「う、うむ…。」

湊「…しかし何でこんなに歩きにくいんだろう。」

ラウラ「長年歩いていなかったことに加え、多少ナノマシンがうんぬんかんぬんで脳が混乱しているんだろう。私もそうだった。だから私は補佐役だ。慣れるまでのな。」



湊「これがこの学校に来る前の出来事。」

一夏「こりゃまたとんでもない中二病をこじらせてますね作者さんは。」

自覚しております。ひとまずラウラさんと湊さんは親しい間柄だということだけ把握しておいてください。(丸投げ

ラウラ「……」ジロッ

一夏「え、な、なんだよ……」

ラウラ「…ふん、極東のサルが……私はお前を許さない……」スタスタ

一夏「……!?お、おれなんか悪いことした!?」

湊「さぁ…?」(どうしたんだろう?)

確かにメタは気になるな……

>>77
やっぱり不味かったですよね…すみませんorz

お待たせ致しまして申し訳ございません。4日間の修学旅行でなかなか時間が取れず…事前報告するべきでした。明日から再開しようと思います。もう少しだけお付き合いください。

湊「僕が言うのもなんだけどさ」

一夏「ん?」

湊「個人的にはデュノア君の方が驚きなんだけど…」

全員「……ハッ!!」

千冬「しゃべり出す前に言っておくが、1時間目はIS実習訓練だ。お前たちが騒いでくれたおかげで時間が大分押している。各人早く着替えて第2グラウンド集合だ。では解散。」

一夏「…あ!やっべ!湊!行こーz…」

湊「……」シュタタタタ!!

一夏「早すぎんだろ!そして速すぎんだろ!」

シャル「え、えーと…」

一夏「行くぞシャルル!」ガシッ

シャル「わ!ちょっと待って!」

一夏「ハッ…ハッ…ん?どうかしたのか?そんなにソワソワして」

シャル「う、ううん!なんでもないよ。それより、どうしてこんなに急いでるの?」

一夏「俺達男子はアリーナの更衣室で着替えなくちゃいけないんだ。だけど遠いんだよな。だから走んないと間に合わない。」

シャル「なるほど……じゃあなんて僕たちは追い掛けられてるの?」

一夏「さあ?珍しいんじゃないか?男子は。3人しかいないわけだし。」

シャル「え?…あぁ、そうだね!」



一夏「はぁ、ようやく着いた……って!早く着替えないと!」ゴソゴソ

シャル「わ!えーと…」アセアセ

一夏「ん?どうしたんだ?早くしないと遅れるぞ?」

シャル「う、うん!だから、えーとその…あ、あっち向いててくれないかな!」

一夏「まあ、別にいいが……」

一夏「…あ、そうだ、」クルッ

シャル「…」サッ

一夏「え!はや!なんで…?」

シャル「これはデュノア社製オリジナルスーツだから着やすいんだよ。」

一夏「デュノア社…そういえばシャルルもデュノアだったよな。なんか関係あるのか?」

シャル「……うん。一応、デュノア社社長は僕の父だよ。」

一夏「なん…だと…」


千冬「…で、そのまま世間話に広がって授業に遅れたわけか。」

一夏「…ソノトオリデゴザイマス」Exactly

バシーン!!×2

湊「転校初日から出席簿アタックだなんてついてないね…」

シャル「何この失神レベル…」(戦慄)

千冬「それでは、実習訓練を始める。先ずは凰、オルコット。前へ出ろ。」

鈴「は、はい!」(ちぇ、めんどくさいなー)

セシリア「了解ですわ。」(まるで見せ物のような…あまり宜しくはありませんわね…)

鈴・セ「「大体なんでセシリア(鈴さん)と……」」

鈴「なによ!今日こそ決着つけとく!?」

セシリア「なんですの!受けて立ちますわよ!」

千冬「……あー」

鈴・セ「「」」ビクゥッ!

千冬「残念だがお前たちの相手はお互いではない。……そろそろだ。」

ひゅ〜…ん?ひゅ〜ってなに、ひゅ〜って。

ごおおおおおお…ワーァァァァアアどいてくださああい!!

湊「?」サッ

一夏「へ?……うお!?」

咄嗟に一夏は白式を起動し…たがよけきれなかった。

ズドオオオオオオン!!

一夏「うーん…」

ムニッ

一夏「ん?」

ムニムニ?

山田「きゃあ!おおお織斑くん!?だ、だめですよまだそんなこと…あ、でも織斑くんと結婚したら織斑先生が義理の姉になって…それはそれでウフフ……」

一夏「お、落ち着いてくd」

ザクッ

一夏「ヒィ!?」ゾォォ

鈴「あは、一夏…次は外さないからね……」

箒「覚悟は出来ているんだろうな……」

湊「そっとしておこう……」

一夏「お、お前r…うわあああああああ!」

乙です

>>86
ありがとうございます!

鈴「一夏覚悟ぉ!!」

箒「その首もらい受ける!」

一夏(あ、俺死んだ)

ガギィン!ドスッ!

俺を救ってくれたのは、意外にやっぱり(意味不明)山田先生だった。いつの間にかどこからかコールしたライフルでこれまたいつの間にか射撃体勢に入っており、鈴の青龍刀を撃ち落とし、箒の足元に牽制射撃。誰もがそのギャップに思わず、え?とか、は?とかいう顔をして突っ立っていた。

千冬「凰とオルコットにはこれからそこでドヤ顔してる山田先生と模擬戦闘を行ってもらう。」

セシリア「え…?」チラッ

鈴「えっと、流石に二人は…」チラッ

山田「えへへ…」ホンワカァ←悦に入ってる

千冬「なに、心配する事はない。山田先生が本気を出せばお前達など容易く撃破される。」

鈴「な…!」

セシリア(聞き捨てなりませんわね…)ギリギリ

千冬(ふ、いい目つきだ。)「初め!」

鈴「ふん!」ギューン!

セシリア「…」ギューン!

山田「…ハッ!」ギューン!

鈴「言っとくけど、さっきのは本気じゃないからね!」

開口一番、龍砲が火を吹く。

セシリア「逃がしませんわよ!」

数秒遅れてセシリアも狙撃を開始、逃げ道を塞ぐ。即席ながらなかなかのチームワークだ。

山田「い、行きます…!」

対して山田先生は龍砲を正面からシールドで受け、ライフルで反撃、鈴はよけるがその回避先には敵に集中するセシリアが居た。

セシリア「きゃ!?」ガスッ

鈴「いったぁ〜!何すんのよ!」

山田「ほい!」ポイッ

鈴・セ「「あ……!?」」

ドォン!という爆音とともに手榴弾炸裂。二機とも地面に叩きつけられた……

鈴「あ、あんたねぇ…!周りくらいきちんと見なさいよ!」

セシリア「鈴さんが回避先を読まれ過ぎなのですわ!」

ワーワーギャーギャー!

クラスメート「「「……っ」」」クスクス

一夏「はぁ…」(この二人もうちょっと仲良く出来ないのかなぁ…)

湊「はぁ…」(この二人仲良すぎだよね……)

千冬「これで諸君らも教員の実力というものが分かっただろう。以後は敬意を持って接するように。」

湊(敬意っていうか…)

一夏(寧ろ恐怖しか…)


千冬「それではこれより、訓練機を使っての起動と歩行をしてもらう。各専用機持ちがリーダーとなって班を組め。出席番号順にな。」

オリムラクン!
オ、オウ!?

ミナトサマ~!
サ、サマッテ…

ナンダー、リンサンカー
ナニヨ!フマンナワケ!?

セシリアネ…セシリア…
イイカゲンニシナイトホンキデオコリマスワヨ…

デュノアク~ン・
ハイハイ、ジュンバンニネー

……アノ…
……フン

………
……


昼休み。一夏にお昼に誘われたけどなんだか嫌な予感がしたので断った。食堂に行くといつもは見かけないラウラが一人で食べていた。

湊「…やあ、ここに来るのは珍しいね…」

ラウラ「……なんだ湊か。教官に言われたのだ。たまには食堂にでも行け、と。」

湊「あー、なるほどね。隣いい?」

ラウラ「うむ。」

しばらく思い出話に花を咲かせた。

一夏「」

湊「…?」

一夏「」

湊「…どしたの?」

一夏「あ、あぁ……」

箒「私が説明しよう。…じ、実はだな…」

箒の回想シーンは実に回りくどく妄想も入り混じったものだった。きっと他のメンバーに聞いてもそうだと思う。なんとか聞き取った一夏がこうなった流れを纏めると

全員で屋上でご飯

一夏とシャルル以外の全員が二人分の弁当持参

箒、鈴と食べ勧め、セシリアへ

一夏青ざめる

一夏「こ、個性的でいいと思うぞ…!」

今に至る。

ここから導き出される結論は
1、箒、または鈴の料理に遅効性の何かが
2、セシリアの料理が想像を絶していた
……多分後者だろう。やっぱりついていかなくて良かった。

放課後には一夏も大分回復し、無事寮への帰還を果たした。今日の訓練は無しだという(でしょーね)。セシリアだけがキョトンとしていた。

一夏「め、面目ない…」

湊「お、お大事に…」

そう言って部屋を出た。目指すはアリーナ。廊下に貼り出された二枚の絵。一つは前回のクラス代表トーナメント戦の結果。もう一つは学年別個人トーナメントについてという紙。これだ。これに向けてまた練習をしなくてはいけない。更識会長にも呼び出されていた。かくして地獄の特訓期間が幕を開けた……

来てたか

>>91
ちゃっかり来てました。来る日、時間、周期全てがバラバラで本当に申し訳ないです……

楯無さんが教えてくれたのは基本的な事だった。……それ以上言い様がない。基礎知識、基礎理論、体力強化、etc…これらは前の織斑先生式特別訓練のお陰かすんなりといった。だが1つだけ全く基礎から外れたこともした。それは……

湊「タナトスの制御?」

楯無「そうそう。タナトスは多分君の気持ちの昂りに呼応して出てくる。いわば切り札なの。それが勝手に出てきちゃったりしたら……ねぇ?」

湊「……そうd」

楯無「はいタナトス!」

湊「!?」

これが地獄だった。何度もテンションを上げたり下げたりするのは相当精神を疲弊させる。

湊「そこで…ヘッドホンをISと連動させてみました。」

一夏「え、そんなことできるのか?」

湊「技術部の人に手伝ってもらってね。」

視界の端に新たにスイッチを設け、冷静になるような曲、興奮するような曲がそれぞれ再生されるようにする。今まで誰も考え付かなかった方法だった。……まあ普通、ISに乗ってるときにはテンションも何も無いから当然なのだが。こうして最強の切り札を最短の早さで出すことが可能になった。

その日の夕方、医務室にセシリアと鈴がはこびこまれ、そっちは一夏とシャルに任せてラウラに事情を聞いていたらタッグマッチだと告げられ、成り行きでラウラと組み、アレよコレよという間に1日が終わった。本番まで残りわずか……

箒「…」ムスッ

湊「…なんであんな不機嫌なの?」ヒソ?

一夏「あぁ、俺とシャルルでタッグ組んじまったからアイツだけ除け者になったーって怒ってるんだよ……昨日から」ヒソヒソ

湊「…ナルホドナー(察し」

箒「察し、じゃない。」ベシッ

湊「あぅ」


湊「ラウラ、放課後。第三アリーナで練習しない?」

ラウラ「うむ、よいだろう。」フッ

湊「よかった。」ニコッ

ラウラ(……こいつの笑顔を見ていると複雑な気持になる。一体何故だろうか……いつか分かる日が来るのだろうか。)


キーンコーンカーンコーン

ラウラ「では先に行く。」

湊「うん。生徒会に顔だしてから行くね。」(捕まらないようにしないと。主にあの会長に。)


湊「……捕まらずに済んだけどかなり遠回りになっちゃったなぁ。」

ドーン、キャー!

湊「……第三アリーナが騒がしい。嫌な予感しかしない……」ハァ…

ありがとうございます!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

湊「」

一夏「やめろおおおおおお!!!」

白式のバリア無効化攻撃がアリーナのシールドを破壊した…瞬間に入ってきてしまった。寿命半年は縮んだね。

一夏「てめぇ…!」ギリッ

ラウラ「ふむ、やっとやる気になったか」ニヤ

シャルル「一夏!鈴とセシリアお願い!ここは僕が食い止める!」ジャキッ

一夏「……クッ、頼んだ!」

ラウラ「フランスの旧式が…調子に乗るな!」

湊(僕が行けばラウラは止まる!)タッ

グイッ

湊「グイッってちょっと」

千冬「……」

引っ張られたその先には何やら物騒な大太刀を片手で持った織斑先生が立っていた。

湊「…なんで止めるんですか」

千冬「よく見てみろ。あの二人。なかなかいいコンビネーションじゃないか。」

湊「一夏とシャルルですか?あー確かに良さそう…ってそんな場合じゃ……ってもう居ないし。」

アリーナ中央でラウラの振りおろした短刀(いくら短刀とはいえISの補助を受ければ車1台容易く切り裂く凶器)を生身の身体とさっきの大太刀一本で受け止める織斑先生。

湊「あの速さとパワーは物理的にどうなのかね…赤い発光とか量子化とかしてないよね?」

何はともあれラウラという孤高の問題児をどうするかが今後の最大の問題だった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

湊「という前振りがちょっと前にあった筈で。なのにこの二人は…」

一夏とラウラが模擬戦闘を開始していた。本気のやり合い…殺りあいになる前に止めなければ……一夏も問題児認定しよう。

湊「あ、織斑先生。」

2人「「……!」」ビクゥッ!

湊「落ち着いた?」

ラウラ「貴様…!」プクゥ

一夏「なんだ冗談か…」ホッ

セシリア「あ、湊さん!こちらへ!」

湊「?」

トーナメントの相手発表。電子掲示板に既にデカデカと貼り出されていた。

湊「僕はどこk…ここね。」

並んだ3つの青字。男子が二人しかいないからね。うん。……うん?

湊「…oh」

第一段目第一戦第一試合はラウラ&湊VS一夏&シャルル。

一夏「見世物かっつーの…」

シャルル「はぁ…一戦目からハードだなぁ…」

箒「私は…決勝でしか会わないな……」(ある意味幸いか……)

湊「……」(ラウラとの連携が上手くいくかが鍵かなぁ……)

p3のメンバーは出てきますか?

>>99
ちょくちょく出そうとは思っているんですがやはり少し難しいです……機会があれば出します。

湊「ラウラ!」

ラウラ「お前が居なくとも私一人で十分だ!」

湊「……」(どうしてこうなった)

作戦は聞いていたはずだし練習もきちんとしたはず。それを今になって……

シャルル「余所見してる暇があるのかな?」

湊「…くっ!」

一方向こうは的確な連携でこちらを崩してくる。まあ最初から崩れているような物だが……先ずは僕を倒す事にしたらしい。一夏はひたすら耐えている。

湊「……舐められたもんだね」サッ

シャルル「……やるね!」

シャルルは表に出してはいないが恐らく相当焦っているだろう。このままでは一夏が持たない。それなら……

湊「逆に一夏が倒れるまで逃げ回ればいい……!」

しかしシャルルの猛撃は凄まじい。ラピッドスイッチは伊達ではなかった。よけるだけならさほど難しくはないがそれは一夏も同じ事。長い戦いになりそうだ。……と思っていた時間が私にもありました。

ラウラ「ふっ、やはりその程度か。終わりだ…」

一夏「うっ…くそお!」

ラウラのAICが一夏を捉え、ほぼ同時にレールカノンの一撃。

シャルル「一夏!!」

シャルルはそちらへ向かった。それに対しラウラも正面から向き合う。

ラウラ「次は貴様だ!フランスの旧世代(ジャンク)!」

シャルル「……」

シャルルが冷静過ぎるのが気になった。直後視界の端に捉えたのはシャルルが捨てた銃を構えた白い機体。

湊「まずい!」

白式は耐えきっていた。半ば反射的に飛び出したがそれが不味かった。

シャルル「読めてたよ!」ダダダダン!

湊「ぐあっ!」

反転して正確な斉射。吹っ飛ばされる。

ラウラ「!?湊!」

一夏「余所見すんなって!」ダンッ!ダンッ!

ラウラ「ぐっ!貴様……!」

シャルル「甘かったね!」

ラファール・リバイヴのシールドがバカっと開き、中から灰色の巨大な槍が姿を現す。この時に湊は体制を立て直したが時すでに遅し。

ラウラ「シールドピアース……!?ぐあっ!」

ドンッ!ドンッ!ドンッ!と三連発。鳩尾を抉る様に鈍重な音が響く。全てが一瞬の出来事だった。シュバルツェアレーゲンのシールドエネルギーが底をつく。

一夏「ホッ…」

ここで湊は最後の悪あがきを敢行する。

ゴッ!

一夏「えっ……?」

僅かに残っていた白式のシールドエネルギーを一夏が油断した隙に削り取る。

シャルル「一夏!」

これで一対一。しかし歴然とした差がそこにはあった。満身創痍の湊に対してほぼ無傷のシャルル。勝敗は殆ど決まっていた。

ラウラ(……負けたのか…私は…?)

遠いところで湊がまだ戦っている。満身創痍だった。

ラウラ(私は…守りきれなかったのか……?湊を…ドイツ軍人としての誇りを……)

力が欲しい。こんな苦痛を感じぬ力が。守り抜く力…他者を圧倒し、退ける強さが。

?「力を欲するか…」

声がする。とても遠くから、かなり近いところから。

?「汝、力を欲するか…」

手に入るのか、そんなに簡単に。

?「汝欲するままに望め。さすらば力をさずけてやろう。」

ラウラ(私は…)

欲しい。力が。

ラウラ「寄越せ。力を。比類なき最強を、私に寄越せ!」



ラウラ「うああぁぁぁぁ!!」

湊、シャルル「!?」ビクッ

ラウラが突然、奇声とともに黒い塊に飲み込まれる。それは徐々に形を成していく。女…ISだろうか?

湊「ラウラ!?」

呼びかけに反応しラウラがこちらを向く。そして……突進してきた。訳も分からないまま切りかかられる。

湊「ぐあぁっ!」

シャルル「湊!」

シャルルが慌ててISが解けた湊を抱えてアリーナ端まで後退する。学園の教員(IS装着)がラウラの周りを取り囲み、直後戦闘開始。

一夏「あの動き……畜生、そういうことかよ!」

一夏が叫んで突っ込んでいく。慌てて止める。

シャルル「ま、待って!」

湊「……どうするつもり?」

一夏「はなせ!アイツは…くそ!千冬姉の動きをコピーしてやがる!」

シャルル「気持ちは分かったけどほら、先生方が解決してくださr…」

……意外と教員の皆様は苦戦していらっしゃるらしい。

湊(なんだかみんなこっち見てるなぁ…そういうことか……)

湊「分かった。ただし負けないでね。」

シャルル「湊!?」

一夏「恩に着る…!」

僅かに残ったシールドエネルギーを一夏に譲渡する。

一夏「アーム、雪片二型、一局集中モードで展開!」パァァン!

一夏「零落白夜、起動!」シーン

一夏「……」

湊「……」チラッ

シャルル「……分かったよ!もう!」

一夏「サンキュー、助かる!零落白夜起動!」

一夏「行くぜ…偽者野郎!」

壱ノ太刀で相手の剣を弾き、弐ノ太刀で袈裟斬り。中からラウラが救い出される。長い長い戦いはようやく終幕した。

支援

>>103
ありがとうございます!

超支援

学生は早く寝なさいw

千冬「気が付いたか?」

ラウラ「教官…?ここは……」

千冬「学校では織斑先生だ…と言いたいところだが、まあいい。具合はどうだ?」

ラウラ「大丈夫です。あの、何が起きたのですか?」

千冬「……一応これは特別機密事項だ。他言厳禁。分かったな?」

ラウラ「はい。」

千冬「よし。お前はVTシステムというものを知っているか?」

ラウラ「確かISの戦闘力向上の為に初代ブリュンヒルデ…教官の動きをトレースしたものだ、と。」

千冬「そうだ。それがお前のISに積まれていた。あとは分かるな?」

ラウラ「私が…望んだからですね……」

千冬「……ラウラボーデヴィッヒ!」

ラウラ「は、はい!」

千冬「お前は誰だ?」

ラウラ「わ、私は……」

千冬「誰でもないなら丁度いい。お前は今日からラウラボーデヴィッヒになればいい。なに、時間ならまだたっぷりとある。せいぜい悩み抜け。ではな。」

ラウラ「…はい!」

湊「……」ニコニコ

ラウラ「!?……いつからそこにいた」

湊「最初から」

ラウラ「なぜ一言も喋らなかった」

湊「口を挟む暇なんてなかった」

ラウラ「……なぜそんなに嬉しそうなんだ」

湊「特に何も?」ニコニコ

ラウラ「……そうか。」

湊「そうだよ」

ラウラ「……」

湊「……」

ラウラ「……助けてくれたのはお前か?」

湊「いや。一夏だよ。」

ラウラ「……そうか。…後で、礼を言わねばな。」

湊「…!そうだね。」ニコッ

その後暫くして湊は保健室を出た。

山田「あ、有里君。お見舞いはもういいんですか?」

湊「あ、はい。」

山田「そうですか…あ、そうそう!また忘れるところでした!今日は男子が大浴場を使えるようにしましたよ!」

湊「ホントですか…!」

山田「はい!先生頑張っちゃいました!」

湊「早速行ってきます」フンス

山田「はい!そろそろ織斑君もデュノア君も上がるでしょうから貸し切りですね!」

湊「最高ですね」

最高だった。

>>105
ありがとうございます!

>>106
寝落ちしてました(汗)

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