※62話までのネタバレがあるので、ネタバレが嫌な人は見ない方がいいです。
訓練兵団・馬術訓練
パカラッパカラッパカラッ
アルミン「うわあああ!!」ドサッ!
ミカサ「大変、アルミンが落馬した!」
エレン「おい、大丈夫かよアルミン!」
アルミン「いてて…草むらの上だったから大丈夫だよ……落馬なんて情けない…」
クリスタ「アルミン、大丈夫!?」
アルミン「クリスタ、大丈夫だよ」
クリスタ「怪我はない!?」
アルミン「あはは、怪我もないから大丈夫だって」
ミカサ「クリスタはいつも優しい」
エレン「ああ……でも、なんかな………」
無理してるようで苦手だな……
エレン脳内
フリーダ「クリスタじゃなくてヒストリアだああああああ!!!」
グリシャ「ちょっと落ち着きなさい」
フリーダ「確かにヒストリアは昔からいいこだったわ!可愛くて無邪気でいいこだったわ!でも違う!今のヒストリアは違う!本当は辛いのに無理して優しくしてる雰囲気がもう見てて痛々しくてもうああああああ!!!」
グリシャ「だから落ち着きなさいってフリーダ…」
フリーダ「うっせえ、元をたどればお前が原因だぞオッサン」
グリシャ「うう!!」
フリーダ「オッサンが何もしなければ私は今でもヒストリアが辛いときに会いに行けたのに!!」
グリシャ「はい、すいませんでした、本当にすいませんでした」
フリーダ「エレン君も可哀想よ全く…」
グリシャ「はい、本当に申し訳ありません」
フリーダ「ったく、うちの親父もあんたもこの漫画はろくな親父がいないわね」
グリシャ「…あの、なんだかフリーダさんらしくない発言ですよ、さっきから」
フリーダ「私だって鬱憤が溜まるときくらいあるわよ」
グリシャ「そりゃそうですね」
フリーダ「…ん?」
―――
ユミル「…」ワシャワシャ
クリスタ「わあ、髪ワシャワシャしないでよユミル!」
―――
フリーダ「きゃあああ、見てあれ可愛い!ヒストリア可愛い!」
グリシャ「ええ、可愛いですね」
フリーダ「あのユミルって子にならヒストリアを任せれそうだわ!!」
グリシャ「そうですね、ユミルにならヒストリアを任せても大丈夫ですね」
フリーダ「あああ、私もあそこに行きたい!!くそぉ!」パコーンッ
グリシャ「ぐふぉっ!」
―――二度目の超大型巨人襲撃後
エレン「アルミン…お前が教えてくれたから…俺は、外の世界に…」
巨人「…」パクッ
アルミン「うあああああああ!!!」
―――――
フリーダ「うあああああああ!!?」
グリシャ「うあああああああああああああああああああ!!?」
フリーダ「ちょっとうるさい!」パコーンッ
グリシャ「ひゃい!」
フリーダ「てかどうすんのよ!?エレンくん食べられちゃったわよ!?エレンくんまだ巨人化の仕方も知らないんでしょ!?」
グリシャ「ああ…これは…一大事だ…」
フリーダ「親父なんだからなんとかしろぉ!!」パコーンッ
グリシャ「あうち!」
エレン「うっ…ああ…こんなはずじゃ……」
―――
グリシャ「頑張れ、頑張れ、エレン!」
フリーダ「頑張れ、頑張れ、エレン!」
グリシャ「くそっ!やっぱり巨人化の仕方くらい教えとけば良かった!」
フリーダ「…もう可哀想だから私が教えてくるわ」
グリシャ「いや待て、これは…」
ドオオオオオンッ
フリーダ「!巨人化に成功したのね!やったねエレンくん!」
グリシャ「私の思いが届いたんだ!」
フリーダ「…へえ…」
トロスト区奪還作戦
ドオオオオオンッ!!!
アルミン「エレン…何をしているんだ!?」
エレン巨人「…」
―――――
フリーダ「ちょっとこれどういう事?巨人先生」
グリシャ「うむ…巨人化を扱いきれてないか、もしくは巨人化の際の目的意識があやふやだったか他の何かがあるのかも知れん」
フリーダ「これまた一大事よ!どうすんのよ!エレンくんピンチなりすぎでしょ!」
グリシャ「大丈夫だ…今アルミンくんが向かった」
フリーダ「アルミン…あの子ね」
グリシャ「少し様子を見てこよう」
フリーダ「心配だから私も行こ」
アルミン「エレン!巨人を駆逐してやるんだろ!?お母さんを殺した奴が憎いんだろ!?」
エレン「…?何言ってんだアルミン?母さんならここにいるぞ?」
グリシャ「父さんならここにいるぞ」
エレン「うわああ!?ビックリした!!何だ急に目の前に!!」
グリシャ「目を覚ますんだエレン!巨人化のことをちゃんと教えてなかったのは謝る!!」
エレン「何言ってんのかわかんねぇよ親父!!」
フリーダ「エレン!目を覚まして!!」ガシッ
エレン「誰だあんた!?」
フリーダ「ヒストリア…いや、クリスタのお姉ちゃんよ」
エレン「何言ってんのかわかんねぇよ!!」
アルミン「…エレン!起きてくれ!エレン!」
エレン「…なんで外に出なきゃいけないんだ」
グリシャ「外に出て遊ばなきゃ身体に悪いぞエレン!」
フリーダ「ちょっとアンタ話ずれてる!」
グリシャ「そうだ、外の世界!エレン!アルミンと外の世界に行きたいんだろう!?」
エレン「…!外の…世界…」
フリーダ「炎の水や氷の大地や砂の雪原を見たいんでしょ!?」
エレン「…!!」バサッ
アルミン(なんか台詞取られた気がしたけどまあいいや)
アルミン「エレン…壁から一歩出ればそこは地獄の世界なのに…どうしてエレンは。外の世界に行きたいと思ったの?」
エレン「…どうしてだって?そんなの…決まってんだろ」
エレン「俺が!この世に生まれたからだ!!」
グリシャ・フリーダ「いけえええええ!エレン!!」
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