1日物語(8)

俺は、夢に来た。
夢とは世間一般的な夢じゃない。
夢という場所だ。

この夢という場所には普通じゃない。
1、人生で1日しかこれない。
2、他人はいない。
3、自分がたくさんいる。
4、自分を探さなくてはならない。
5、自分が作った世界。
っと看板に書いてあった。

俺は早速入ってみた。
そこからが【夢】だ。
歩いていると、一人の女性がいた。
こちらを見つめている。
俺はその女性が何故こっちを見ているのかが分からない。
女性はただこちらを見ている。

俺は勝手に喋りかけてしまった。
「こんにちわ。」
女性は驚いた顔をして返事を返してくれた。
「こっこんにちわ」
女性は続いて
「こんにちわ・・・自分」
女性が何を言ってるのか分からない。
俺は疑問に思って
「自分?僕の名前は自分じゃないですよ?」っと放った。

俺はわけがわからない。
すると女性の足元から上半身まで薄くなっていった。
「自分を探して」
女性は消えた。
俺はわけがわからない。

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