まき「もう一度…いや、第二次ラブライブよ!」 (30)

のぞみ「神田明神がつぶれた!?」

のぞみ「うそやん…なんでつぶれんの?」

神社の人「東條さん…お守りがよく売れるから大量生産したら在庫が余ってデフレに陥ったんです」

のぞみ「んなあほな…これは…恐慌がおこるで…」


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のぞみ「というわけなんで、うちの神社がつぶれたんでまきちゃんの国への資金援助は打ち切りや」

まき「ドドドドウユウコトヨ!」

のぞみ「決まってるやろ?もう私の国は他の国に金をばらまいとる場合とちがうねん、窮乏をきわめとんねん。
きっとうちの国が金をばらまくのやめたら、まきちゃんの国だけやない、みんなの国も困ると思うけど、仕方ないねん」

まき「冗談じゃないわよ!私の国は前回のライブライブ!で負けたばっかりでまだ復興もしてないし借金も返してないのよ!
りんやはなよの国とかはまだ海外に植民地を持ってるからいいけど、私はどこから借金を返す金をとり出せばいいの!?」

のぞみ「じゃあ借金の未納に関しては一年だけ待ったるわ。のんたんモラトリアム、な。それでええやろ」

まき「イイワケナイジャナイ!」

のぞみ「あのな…うちも自分の国の失業者を救うのにいそがしいんや、かまっとられへんわ!ほなさいなら!」ピュー

まき「」

まき「どうしましょう…さすがにこんなボロボロの私の国じゃあ費用の捻出は不可能よ…」

まき「仕方ないわ…侵略よ!侵略よ!もうこうなったら侵略するしかないわ!」

まき「私の国は海外植民地も豊かな経済の基盤も戦後間もなく育っていない『もたざる国』…」

まき「今こそ国民を団結させて対外侵略をするのよ…」

まき「という訳で禁止されてるけど軍隊を再び強化するわ。西木野総合軍よ」

りん「まきちゃん、それは約束がちがうくないかにゃー、軍隊は縮小!これって前回のラブライブ!後のルールで決まったことだよ。
それにこの前まきちゃんがかよちんへの借金を滞納してかよちんがぶち切れてまきちゃんの国に攻め込んだときも改めて確認したルールだよ」

まき「うるさいわよ、もうどうしょうもないの、あんたたちはのぞみの国の経済破綻に対応できるでしょうね!だって海外植民地がたくさんあるもの!
でも私は知ってのとおり前回のラブライブ!で負けてすべてを失った!だから何もない!軍隊を使って他の国から奪うしかないのよ!」

はなよ「だめだよまきちゃん、それにラブライバーを国民の敵にすることでまきちゃんの国の人々を団結させるなんて人道に反してるよ」

まき「うるさいわね、はなよの国は農業国家だったわよね。米でも作ってなさい。それにあなたたちの国も元々はラブライバーを弾圧してたじゃないの」

はなよ「ぴゃぁぁぁぁ」

りん「なんも言えねぇ」

まき「という訳ですでににこちゃんの国は併合したわ、でも元々私たちの国は同じ民族構成だし構わないわよね、にこちゃんとひとつになれて嬉しいわ」

はなよ「民族が近い…百歩譲ってそれは認めるよ…でもまきちゃん…今度はどこを併合するって言ってたっけ?」

まき「ことりの国よ」

りん「!!」

はなよ「そ、それはいくらなんでもダメだよ!明確な侵略だよ!」

まき「アッラー?侵略?ちがうわ、併合と言ってるのよ!それにことりの国の住民もそれを望んでるわよ、あの国も私の国と民族構成が近いのよ、当然ね」

はなよ「うそだよ!そんなわけない!」

りん「かよちんちょっとちょっと」グイ

はなよ「なになに、りんちゃん!?」

まき「なにをコソコソとしてるのよ2人で」

りん「まきちゃん…やっぱり怒らせたらこわいからここはまきちゃんの要求をのんだほうが…」

はなよ「ええ!でも…りんちゃん、どうしてそんな弱腰なの!?」

りん「分かってる、りん知ってるよ、まきちゃんが力をつけたら隣国のかよちんが真っ先に危険に晒されること」

りん「でもここで対立したらもう一度ラブライブ!になっちゃうよ…あの悲劇、もう繰り返さないって言ったよね。のぞみちゃんもそうやって平和組織を作ったし…」

はなよ「いやでもあれのぞみちゃん参加してなかったんじゃ…」

りん「えーっとそれは… とにかく!まきちゃんを刺激させてもう一度ライブライブ!になるのは絶対避けるべきだにゃ!第一優先事項にゃ!「ヘタレ政策」かもしれないけどこれしかないにゃ!」

はなよ「ううー…不本意だけどりんちゃんの言うとおりかもしれない…わかったよ」

まき「決めたの!?」イライラ

りん「ええと…ことりちゃんの国の併合を認めるにゃー」

まき「シャアァァ!!」ガタン

りん「そ、そのかわり!もうこれ以上の領土拡大はやめてほしいにゃ!約束だにゃ!」

まき「イミワカンナイ、まだまだ拡大スルワヨ(分かったわ、約束するわ)」

はなよ「建前と本音が逆だよ…まあ本音は隠してても分かるけど…」

翌年

まき「ほのかの国の領土を要求するわ」クルクル

はなよ「やっぱり…約束やぶってるし…」

りん「ほのか国はまきちゃんの国と人種構成も近くないにゃ!要求は不当にゃ!今度こそ明確な侵略にゃ!」

まき「ほのか国のすべてを要求するわけではないわ。「ほのツィヒ」と「ほの回廊」、この両地域だけよ。それにこの地域は前回のラブライブ!の前には私の国の領土だったのよ!」

りん「み、認められないにゃー!だいたいその地域ってさらに前にはちゃんとほのかちゃんの国の領土だったにゃ!奪って返したものをもう一度奪うなんて認められないにゃー!」

はなよ「うう…やっぱりまきちゃんの領土拡張の欲求は衰えない…去年のことりちゃんの国も強気になって併合を拒否してた方が…「ヘタレ政策」は間違ってた…」

まき「ちょっと!こっちは正当な理由に基づいて主張してるのよ!」

りん「どこが正当な理由にゃ!絶対絶対みとめられないにゃー!」

まき「あら…その口ぶり、「認められない」と言えば、社会主義の生徒会長ことエリチカ国のエリーチンはご存じ?」

りん「なんでえりちゃんの話がでてくるにゃー…えりちゃんもまきちゃんの国には否定的にゃ!りんたちの味方にゃ!」

まき「あら、残念ね、何も知らないのね、エリチカ国があなたたちの味方?イミワカンナイわ」

りん「え?」

まき「昨年のことりの国の併合を認めたあなたたちの「ヘタレ政策」…あれに不信感を募らせたエリチカ国は…」

はなよ「まさか…」


まき「 私 の 国 と 同 盟 を 結 ん だ わ」

りんぱな「」

というわけでラブライブで第二次世界大戦です。
知識はびみょうなのでご容赦下さい
今日中に短くまとめて完結させます。

えり「ちょっと!同盟じゃないわ、不可侵条約よ!」

まき「はいはい…というわけでほのか国に侵略を始めたことでもう一度ラブライブ!が始まったわ」

えり「構わないわ、ほのか国は私とまきで二分割」

まき「それでほのか国は地上から消滅」

えり「約束はこれだけ。あとはお互い干渉しない、それだけよ」

まき「裏切る気満々ね。あなたとはどうせ戦うことになるわ」

えり「なにを挑発してるのかしら、今は西側の敵に集中しなさい」

まき「当然でしょ、西側の国…はなよ国とりん国への作戦は完璧よ」

えり「どんな作戦よ?」

まき「答える必要があるかしら」

えり「なら当てて見せるわ」

まき「回答ならどうぞ、ただし解答はおあずけよ」

えり「そうね…やっぱり相手に準備をさせないうちに叩き潰すこと、かしら」

まき「へぇ」

えり「まず全面戦争になったとはいえ、まだりん国たちには躊躇が見られる」

えり「いまはきっと陣地防衛を固めているところ…」

えり「だからウカウカしてられない、兵は神速を尊ぶってところかしら、ね」

えり「それに、ちゃんとあなたの国の兵器そのもにも戦略が見えてるわ」

えり「あなたの国は前回のラブライブでりん国の戦車に戦慄したはず」

えり「ただし当時の戦車は故障も多く、さほど使い物にはならなかったわ」

えり「けれど機械に造詣の深いあなたはその価値を見出した」

えり「あなたの国の戦車、装甲が薄いわ。まるで防衛戦を想定していないように」

えり「機動力を重視した、突撃型の形状をしてるわ」

えり「結局は短期決戦…それがすべてね、どうかしら?」

まき「…はい、なかなか興味深かかったわ」

まき「だけど解答はおあずけよ、どうせ勝つもの、わたしが」

えり「勢いだけね…なにもかも。ほんとうに」

まき「お褒めの言葉として受け取っておくわ」

えり「…」


まき(えりの予想は8割正解…彼女も正解は確信してるはず)

まき(だけど私が電撃戦を選んだ理由が一つだけ足りないわ)

まき(それは国民の感情…前回のラブライブの最後の敗因は困窮した国民にあった)

まき(短期決戦は経済負担が少ない、その意味で理想的なのよ)

まき(いわばこれは「貧者の作戦」…私が貧者、ね。ますますおもしろいわ)

電撃戦は数日続く晴天を要した

航空機による襲撃に始まる作戦であったからだ

はなよ国周辺の冬の気候は安定しない。まき国は好機を待った

ほとんど両軍の間に一発の銃声も鳴らない「奇妙な」時が過ぎた


やがて好機は訪れた

まき国は西側の国を次々と占領、なんとはなよ国まで作戦開始からわずか1か月で降伏させた

はなよ国のリーダーはなよは隣国のりん国に亡命した

しかしりん国も電撃戦によってすぐに屈すると思ったが…まき国の予想は外れた

激しい空襲に始まるバトル・オブ・ホシゾラにりん国は耐えきった

こうしてまき国は西側へのこれ以上の固執を断念、一転して東側への拡張を試みた…







まき「まさかりんがあんなにもしぶといとは…予想外だったわ

まき「もう西側への進出はあきらめるしかないわね、膠着は敗北と捉えるべきよ」

まき「さて…東にはエリチカ国があるわ、でもいいのよ、どうせ最初から裏切るつもりだったし、覚悟はできてるわ」

まき「エリチカ国ははっきり言って土地がクッソ寒いこと、これ以外は特に脅威はないわ。中身はザコ国家よ。たんなる冷蔵庫だわ」

まき「ふふふ…たのしみにしてなさい」


のぞみ「ふう、うちの国内の経済はなんとか…いろいろやったけどやっぱ自然にまかすのが一番や」

のぞみ「ところで外国は…あかんなぁ、もう一度ラブライブ!してすっごいもめてるわ」

のぞみ「よく考えたらうちが原因やけど…うちの介入も野暮やし…世論もそう告げるんや」

のぞみ「だってウチが何もせんでも、どうせまき国が負けるに決まってるわ。歴史がウチにそう告げるんや」

のぞみ「まきちゃんはアホやない。作戦は実に理にかなっとる…むしろ天才や」

のぞみ「やけどな、電撃の火花はすぐ散るんやで。エリチカ国に攻める事だけはやっちゃいかんわ…負けるで、まきちゃん」

のぞみ「エリチカ国は地上最悪の殺人冷蔵庫国家…あそこに攻めて凍えらん兵士はおらん」

のぞみ「まあ実際えりちの軍隊はポンコツやから、逆に暖かい所に攻めたらすぐ負けるんやけどね」

のぞみ「ただ、防衛にかけては完全無敵や。自然の力を相手にしたらいかんわ」

のぞみ「えりちは攻め込むまきちゃんを相手にひたすら東に拠点を移し続ける…」

のぞみ「やがてまきちゃんの国の兵力は尽き、ジ・エンド。冷凍ソーセージのできあがりや」

のぞみ「ほな、うちは武器援助して儲けるだけにしよか♪えりちの国も喜ぶで♪」

のぞみ「…しかし一つだけ心配なことはあるんよね…あの島国はどないしよか…」

のぞみ「…決めた。もうここで話つけるわ」

極東、うみみ国

うみ「ヤバいです」

うみ「わたしの国もまき国と同じく資源も植民地も「持たざる国」です」

うみ「よって侵略しかありません。しかし北はエリチカ国です。以前に負けた経験があるのでここはダメです」

うみ「しかしエリチカ国とは互いに攻撃しない約束をなんとか結べました…意味がないことは分かってますが」

うみ「資源の補給のために南に進まねば、南の国々を解放する名目で…「うみみ共栄圏」をつくるのです」

うみ「しかしあまり派手に動いてものぞみ国ら大国の介入も脅威ですからね」

うみ「だからこそ同時進行です。南に進む準備も戦う準備もできています」

ガタガタガタガタ!

うみ「…誰ですか?でてきなさい」

のぞみ「…許さんよ、そんなことは」

うみ「やはり来ましたね…のぞみ!」

のぞみ「うみちゃんがこれ以上南に進むんなら…もう石油はあんたらの国には与えん

うみ「…」

のぞみ「はよ撤退し、いまならウチの国のワンちゃんにしたげるわ」

うみ「フフ…」

のぞみ「…なにがおかしいんや?」

うみ「…あまりに予想通り過ぎて、おかしいんですよ。そう言って来るのも百も承知です。しかしこちらも手段がないので悪しからず」

のぞみ「ならこっちが次にやることもわかっとるよね?」

うみ「…以前に出した交渉案の改定要求…それの回答ですね」

のぞみ「当たりや」

うみ「それも絶対に受け入れるはずのない」

のぞみ「さすが、お見通しやね…ほら、これがうちの要求をまとめた「のんたんノート」や」

うみ「…」ペラ

のぞみ「どうや?これで」

うみ「いいですか、これは…事実上の…我が国に対する「宣戦布告」です」

のぞみ「あら、受け入れてもええんやで?」

うみ「…反吐が出ます」

のぞみ「わるい口やなー、どうせ、もうウチの国に向けて海軍は動いとるんやろ?」

うみ「すでに?邪推ですね、まともな要求なら受け入れてますよ」

のぞみ「とぼけなくてええで、そんなぐらい読めとるわ」

うみ「横暴が過ぎるんですよ、世界の王にでもなったつもりですか」

のぞみ「王?ちがうで、うちは世界の母や」

うみ「…」

のぞみ「ほな、改めてええ返事を期待しよか」

うみ「ええ、こんな物は黙殺します」ビリビリ

のぞみ「ええ返事や」ニッコリ

こうしてうみみ国は「のんたんハーバー」にラブアローシュートを放ち、ここにパシフィック・ラブライブが始まった。

そしてまき国もうみみ国との同盟関係を理由にのぞみ国に同じく宣戦布告

もう一度ラブライブ!は全世界を巻き込む巨大ライブとなった

しかし、戦局は最初の快進撃にもかかわらずあっけなくまき国、うみみ国側の劣勢に傾いた

その劣勢はエリチカ国に宣戦布告したまき国の敗北から始まった…









まき「エリーチングラードの戦いで私の国が負けた!?」

まき「イミワカンナイ!どういうことよ!ちくしょおめえええええええ!!!!」

まき「まさかエリチカ国にまで負けるなんて…まずいわ、はっきり言ってまずい」

まき「なにがまずいかって、これじゃあ西にも東にもこれ以上すすめないじゃない!」

まき「うう…まずい…実にまずいわ…」



翌年


まき「はなよ国が解放された!?」

まき「こめマンディー上陸作戦…なんなのよ!なんでのぞみ国まで加担してるのよ!私の領土をトラナイデ!」

まき「西から大量の軍が攻めてくる…そして東からもいずれ…エリチカ国からも…」

まき「はははははははははははははははははは…もう負けるしかないじゃない…」

まき「終わりよ。終わらないパーティはないわ。我が闘争は終わりよ…」

まき「……私はベルリンを離れるつもりはないわ。」








東西からまき国は攻め込まれベルリンは陥落、まき国は完全に敗北し、無条件降伏した。




のぞみ「さて、残るはうみみ国だけやね」

のぞみ「普通の戦争ならここで徹底的…いやテッテ的な勝利をつかんでおしまいや」

のぞみ「エリチカ国がまき国を倒したから次はうみみ国に参戦しておわり」

のぞみ「もうこの戦いはうちが動かんでも終わる」

のぞみ「…でもな、それじゃ意味ないねん」

のぞみ「うちにとって一番怖いのは…えりち、あんたの国や」

のぞみ「…うちのやらなあかんことはあと三つ」

のぞみ「ひとつ、…「のんたんボンバー」を日本に落とすこと」

のぞみ「ふたつ、そのためにうみみ国の降伏は先延ばしにすること」

のぞみ「みっつ、そのためにエリチカ国がうみみ国に参戦する日時を把握すること」

のぞみ「以上や、つまりうみみ国にはなんとしても「のんたんボンバー」の実験台になってもらわなあかん」

のぞみ「莫大な研究費もかかってるし、今後のエリチカ国の封じ込めのために絶対必要や」

のぞみ「…そして何より、こっからはうちがこの世界を引っ張って行かなあかん」

のぞみ「それは力のある物の責任や、エリチカ国には消えてもらなあかん」

のぞみ「だいじょうぶ、うちは勝てる、そのために根回ししてきたんや」

のぞみ「そう、終戦の暁にはうみみ国はうちのもんやしな」

のぞみ「ここからはうちとえりちの戦いや、あっちも覚悟してる」

のぞみ「…とにかく目的を果たさな、ここは合宿やね」



のぞみはりん、えりの三国でまき国のライブ後処理とうみみ国への要求の案件で合宿を開いた。



りん「これで仕上げだにゃー。ベルリンもこれで陥落したにゃ。リンリンリンがベルリンにゃー」

のぞみ「りんちゃん、つぎふざけたらワシワシワシントンD.C.やで?」

えり「あなたもふざけてるじゃない…それにしても最期まで祖国を捨てない姿勢だけはハラショーだったわよ、まき」

りん「祖国を捨てる…えりちゃん、かよちんの悪口はやめるにゃ!」

えり「わ、悪口じゃないわよ、確かにはなよは亡命したけど…」

のぞみ「それでー?今日集まったのはなんでやっけ?」

えり「…コホン。とぼけないでちょうだい、あなたが提案したんでしょう」

のぞみ「ははは、そやな、極東のうみみ国に対する降伏条件を決めるんや」

りん「べつに話すことないにゃー、もうこっちの要求は固まってるにゃー」

えり「そうね、もうとっくに内容は決まってるわ」

のぞみ「ほな、文書化して終わりや、みんな、これでええな」











えり「…なぜ呼んだのかしら?」

のぞみ「ん?」

えり「なぜあなたが私たちを呼んで、ここに集まる必要があるのかしら」

のぞみ「あのな、最後の会談、やでこのラブライブの」

えり「…」

のぞみ「こんな大国があつまっとるんや、ライブの終わりには禍根を残さんように、しっかりけじめつけらなあかん」

えり「違うわ」

のぞみ「なんやて」

えり「あなた…いや…べつにいいわ」

のぞみ「えりち、最後まで言い!」

えり「うるさいわよ」

のぞみ「…なにを子どもみたいなこと言ってんや?ふざけてる場合ちゃうねん」

えり「そろそろ終わりにしましょう、これ以上話すこともないわ」

のぞみ「(まずい!)えりち…なにをスネとるんか知らんけどな」

えり「…」

のぞみ「ちゃんと仕事はせなあかんで、うみみ国にはいつ参戦するんや?それがわからなうちらも動かれへん」

えり「あら、なんであなたが動く必要があるのかしら?」

のぞみ「は?」

えり「要求を突き付けて、うみみ国がのまなきゃ私が参戦、それで終わりよ。あなたが出る幕はないわ」

のぞみ「露骨やな、えりちは。そうやってそのままうみみ国自分のもんにするつもりやろ?」

えり「別にあんな国に興味ないわ、ただあなたが動くのが目障りなのよ」

のぞみ「言うてくれるな」

えり「わかったわ、好きにしなさい。あなたがあの国を欲しいならどうぞ」

のぞみ「だから参戦が何日か言えって言ってるやろが!!!!」ダンッ!!

えり「8月…15日前後、そのつもりよ、じゃあさようなら」テクテクバタン

のぞみ「………フフフフ、そうかぁ~…15日かぁ…」

のぞみ「そんなら…うちの勝ちやで。間に合うわ…」






りん「りんがくうきにゃー」

りん「とりあえずかよちんの国にお金あげるにゃ」






のぞみ「はぁ、「のんたんボンバー」はうまいこと誕生したわ」

のぞみ「うみみ国も、うちが「純粋宣言」を書き換えたおかげで降伏を先延ばししたし」

のぞみ「とりあえずうちが一歩リードやで、えりち♪」










うみみ国は「のんたんボンバー」を2発、そしてエリチカ国の参戦を受け、最終的に敗北した。完敗であった。

ここにラブライブ!は完全終結した。多大な犠牲者を生んだ今回のラブライブ!であった。
ss
だがここに人類の戦いが終わるか?無論、終わるはずがない。

「のんたんボンバー」は幸いうみみ国にのみの使用に留まっている。

…しかし現在「のんたんボンバー」はこの惑星の人類をすべて消し去れる。


これは単なるおとぎ話ではない

あなたもこの星の一員。その未来はあなたが決めるのである。

「皆で叶える」…のだ、この星の物語は。


おわり


読了ありがとうございました
予防線を張るようで恐縮ですが、歴史ものとしては端折りすぎて事実と全く別物になりました
加えて知識不足で正確な記述ができず、お目汚し失礼しました

ミスです >>21 の直後が抜けてました

うみ「これがのぞみ国たちからの要求…「純粋宣言」ですか?」

うみ「またムチャな要求を…あの国は…」ビリビリ

うみ「敗北は見えています、が、いまは敗北を受け入れるその時期ではない、当然です」

うみ「しかし…なぜ「国家の象徴の保護」の項目ががないんでしょうか?不自然極まりないです」

うみ「こんなものあからさまに「拒否しろ」と言っているようなものです」

うみ「…だがいずれ受け入れなければならないかもしれませんね」

うみ「仕方ないです、今回ばかりは運がありませんでした。」

うみ「…思えばのぞみ国との戦いは、まき国にすべてかかっていたんでしょう」

うみ「そのまき国が負けた時点で私の敗北は決まっていたようなものです」

うみ「ならば後はなるべく不利にならない妥協案を結んだうえでの降伏…」

うみ「情けない話です、しかしこの戦いを避けれた道も思い浮かびません」

うみ「…あの時点でのぞみ国に吸い取られてうじうじ生きていればよかったんでしょうか?」

うみ「…きっとそんなはずはありません」

うみ「いいでしょう、その時が来れば、すべてを受け入れましょう」

うみ「ただし、心までは染まりません、あなたたちの国に「敗けた」こと」

うみ「そしてあなたたちが決して正義ではないこと…絶対に忘れません」

うみ「負けを認めても…自分を倒した相手を認めてはなりません…」

うみ「それが…敗者の義務です」

今度こそ終わりです、失礼しました

社会主義とかのミスだったり、原爆のくだりに少数説(陰謀説)入れたりしてて微妙だなと思ったけど、そういう趣旨じゃないんでしょ?面白かったよ

凛→イギリス
花陽→フランス
真姫→ドイツ
穂乃果→ポーランド
絵里→ソ連
にこ→オーストリア
ことり→チェコスロヴァキア?(ズテーテン地方?勘違い?)
希→アメリカ
海未→日本

>>27
感想ありがとうございます、ことり国はチェコスロバキアです、ミュンヘン会談の前後を圧縮してるので変になっちゃってます
手前で国を消費しすぎたせいで大事なイタリアとか中国とかが書けず、全然第二次世界大戦じゃなくなりましたね
内容に関しては、μ'sを国家にして動かしたかっただけです、私の厳然たる主張ではないので、意図を汲み取っていただき幸いです

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