俺「自宅警備員の朝は早い」 (13)

某県――修羅の国と呼ばれる都市に我々はやってきた
指定された場所に行ってみると……
小汚い階段に錆びれた鉄格子で囲まれた木造アパートがそこにはあった
そう……>>1の自宅である

日本トップクラスの自宅警備員である>>1
今日はその一日に密着する

Q「おはようございます、いつも朝早いんですか?」

彼が起床したのは朝の3時30分だった

俺「そうですね」

俺「日曜はなんたってプリキュアがありますから」ニッコリ

我々は驚愕した
現代はストレス社会と言われている程環境的に厳しい世の中だ
だが彼の表情は一点の曇りも無い
目は少年のように純粋で濁りすら無かった

Q「でもプリキュアは朝の8時からですよね?」

俺「憂いあればなんとやらです」

備えあれば患いなしと彼は言いたかったのだろう
やはりゆとり世代だけあるなと心底思った
我々は>>1をゴミを見るような目で見ていると何やら準備をし始める>>1

Q「なにをしているんですか?」

俺「録画したアニメのチェックです」

詳しく聞いてみると今から新作のアニメを見るというらしい
我々も同行することにした

Q「このアニメ……面白いですね」

俺「甘ブリは最高です」

彼の目はヒロインの胸にしか向けられていなかった

それから30分が経過し時刻は4時丁度となっていた

俺「ふぅ……」

一分ほどしてトイレから出てきた彼の表情は晴れやかなものだった

Q「これからどうするんですか?」

俺「ゲームですかね」

俺「あ、真面目にやるんで黙っていてください」

そういうと彼はヘッドホンを取り出す
起動したのはブラウザゲームだった

Q「これはなんというゲームですか?」

俺「……」カチカチカチカチ

彼は我々の問いには答えない
だが彼の指はマウスのボタンを一心不乱にカチカチしていた
彼の息子もカチカチになっていた

8時
プリキュアの始まる時間だ

Q「そろそろですね」

俺「この時が……一番幸せです」

俺「プリキュアを見ている時……生きてるって感じがするんです」

俺「あぁ……俺ニートやっててもいいんだって思います」

我々は彼の熱意に心打たれた
なお、プリキュアを見る彼の姿は見るのも絶えない醜い様だったため割愛する

秋田

全部作り話だから適当に誰か続き書いていいよ

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