コジロウ「急にどうしたんだよ」モグモグ
ニャース「またムサシがおかしなこと言い出したのニャー」モグモグ
コジロウ「あっ、ニャースそれ中身何だ?」モグモグ
ニャース「おかかだニャー」モグモグ
ムサシ「うっさいわね!ちょっと聞きなさいよあんた達!」
ポケモン事情は最新だけど性格は昔のままみたいな感じ
ムサシ「実際あたしら、イッシュ地方でサカキ様の計画を進める中で結構な場数は踏んでる訳じゃない」
コジロウ「ふんふん」モグモグ
ムサシ「そうでなくても、ホウエン地方やらシンオウ地方やらでジャリンコ達と散々戦った訳よ」
ニャース「散々吹っ飛ばされたの間違いじゃニャーか?」モグモグ
ムサシ「あーもう、あんたら取り敢えずおにぎり食べるのやめなさい!」
コジロウ「リーグって言っても手持ちはどうするんだよ」
ニャース「おミャーら2匹ずつしか居ないじゃニャーか」
コジロウ「俺はデスマスとモロバレルだけだし」
ムサシ「あたしだって今はコロモリとプルリルしか居ないわよ!」
ムサシ「だーかーらー!本部に預けてある奴送って貰うのよ!」
ムサシ「あたしは本部にソーナンスとハブネーク、メガヤンマも預けてあんの!」
コジロウ「あー、俺もマスキッパとマネネが居るけど…」
ニャース「それでも6匹には足りないニャ」
ムサシ「ニャース、あんたコジロウの手持ちで出れば良いじゃん」
ニャース「ニャニャ!?なんでニャーが出なきゃいかんのニャ!」
ムサシ「あんた、何かニャルマーと駆け落ちするとか言ってあたしらとジャリンコ達のポケモン相手に無双したことあったわよね」
コジロウ「あぁ、なんかゴウカザルやらハブネークやら相手にめちゃくちゃ強かったな」
ニャース「あ、あの時限定じゃニャーか!ニャーはみだれひっかき以外使えないニャ!」
ムサシ「まぁまぁ、進化前相手にならイケるわよ」
コジロウ「あと1匹足りないけど?」
ムサシ「まぁ、本部に頼めば何か貸してくれそうじゃない?あたしらメロエッタの件とかでサカキ様に誉められたじゃない」
ニャース「サカキ様に聞かれたら怒られそうな発言だニャ…」
コジロウ「リーグ出場ねぇ…」
ムサシ「カントー辺りのリーグだったら、イッシュ地方のポケモンに対応出来る奴はそう居ないと思うのよ」
ニャース「ふむふむ、これでもしおミャーらが優勝でもして、それをボスが聞いたら…」
ムサシ・コジロウ「聞いたら?」
妄想サカキ『計画は上手く行かなかったが、イッシュ地方でおミャーらの働きは大したものだったニャ』
妄想サカキ『その上リーグ優勝者という肩書きがあるロケット団なんて、人々に恐れを抱かせるには素晴らしい人材だニャ』
妄想サカキ『そんなおミャーらには幹部の席を与えて不動の地位を約束してやらねばならないニャ…』
ニャース「…となるニャ」
ムサシ・コジロウ「おぉー!」
3人「幹部昇進、支部長就任、良い感じー!」
コジロウ「でもリーグって…ジムバッジ無いと出られないんじゃなかったか?」
ムサシ「あっ…ま、まぁ本部にあるんじゃない?」
ニャース「便利屋じゃないんだからなんでもかんでもある訳じゃないニャ…」
ムサシ「うっさいわねー、聞いてみれば良いでしょ!ついでに預けてあるポケモンも送って貰うわよ!」モグモグ
コジロウ「あっ、ずるい!俺のたらこのおにぎり!」
ニャース「ニャーの鮭のおにぎりも食べたニャ!?」
ムサシ「あ、美味しいこれ」モグモグ
【翌日】
デリバード「デリデリー」
ムサシ「zzz」
コジロウ「zzz」
ニャース「ニャー…zzz」
デリバード「……デリー」ゴソゴソ ポイッ
ドカーン ドドドドドッ
3人「ギ(ニ)ャァァァァァァ!?」
ムサシ「何、何事なの!?」
デリバード「デリデリー♪」
コジロウ「うわわっ、デリバード!?」
ニャース「コジロウ…もう本部に借りてた借金は完済したんだからそんなにビックリする必要無いニャ」
コジロウ「いや、もう条件反射で怖いんだよ!」
ムサシ「あんた、いきなり何すんのよ!?」
デリバード「デリデリー!」
ニャース「おミャーらが本部に発注した物を折角持ってきてやったのにスヤスヤ寝てるからだ、と言ってるニャ」
ムサシ「発注?昨日の?」
コジロウ「もう来たのか?」
デリバード「デリデリー♪」ポイポイッ
パァァァァン
ソーナンス「ソォォォォナンス!」
マネネ「マネネェ!」
ムサシ「あら、あんた久しぶりねー、元気にしてた?」
ソーナンス「ソーナンス!」
コジロウ「マネネ!お前も久しぶりだなぁ」ナデナデ
マネネ「マーネネッ!」スリスリ
ニャース「デリバード、本部にジムバッジはあったのかニャ?」
デリバード「デリデリー!」ポイッ
ニャース「おぉー、これは紛れもなくカントーの8つのジムバッジニャ!」
ムサシ「えーと、あと何発注したっけ?」
コジロウ「なんかポケモン貸して貰うとか言ってたけどな」
ニャース「デリバード、何か預かったかニャ?」
エーフィ
アイアント
パァァァァン
エーフィ「フィィ!」
アイアント「キシッ、キシーッ!」
ムサシ「ちょっとやだ何この子可愛いっ!あたしエーフィもーらいっ!」
エーフィ「フィィ~」カジカジ
ニャース「あのムサシが髪の毛噛まれても怒らないニャんて…エーフィ恐るべしニャ…」
アイアント「キシッ、キシッ」
コジロウ「ん?これは昨日の残りのおにぎりだけど…食うか?」スッ
アイアント「キシッ!」モグモグ
コジロウ「ハハッ、よろしくなアイアント」ナデナデ
デリバード「デリバー」
ニャース「確かに受け取ったのニャ、本部によろしくなのニャ」
デリバード「デリデリー」バサバサ
ムサシ「よーし、取り敢えず戻りなさいソーナンス、エーフィちゃん」バシュウゥゥ
コジロウ「マネネ、アイアント、お前らもボールに戻っててくれ」バシュウゥゥ
ニャース「これで一応セキエイリーグの出場権はゲットしたニャ」
ムサシ「次のリーグっていつよ?」
コジロウ「えーっと…1ヶ月後みたいだな」
パァァァァン
ソーナンス「ソーナンス!」
ムサシ「よし、それじゃ次のリーグまで特訓するわよ!取り敢えずコジロウ、あんたのアイアントとあたしのエーフィちゃんでバトルしてみましょ」
コジロウ「そうだな、本部に借りた奴だしちょっと試してみるか」
ニャース「仕方ないからニャーが審判してやるかニャ」
ソーナンス「ソーナンス!」
ムサシ「出てらっしゃい、エーフィちゃん!」
コジロウ「アイアント、行けっ!」
パァァァァン
エーフィ「フィィ!」
アイアント「キシーッ!」
ニャース「それじゃ、バトル開始なのニャ!」
ムサシ「………」
コジロウ「………」
ニャース「……おミャーら、どうしたニャ?」
ムサシ「エーフィちゃん、あんた何覚えてんの?」
コジロウ「アイアント、俺お前の技知らないんだけど」
エーフィ「…フィィィ」ボワッ
エーフィ「フィィィィ!」ボワァァァ
ニャース「エーフィの“めざめるパワー(炎)”だニャ!」
アイアント「キシッ!」ギュィィン ダダダダ
コジロウ「こっちは“ストーンエッジ”か!?」
ドドドドドォ…
ニャース「相殺したニャ!」
ムサシ「えぇい、もう適当よエーフィちゃん!“サイコキネシス”!」
コジロウ「えーと、じゃあ“アイアンヘッド”!」
エーフィ「フィィィ」グニャニャニャニャニャ
アイアント「キシッ!」カキーン ドドドドド
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