ロビンフッド「異世界……スか?」【安価】 (51)

ロビンフッド「あれま?確か俺、森と一緒に焼けて死んだ筈なんスけど……」

―ここ、俺の住んでた所じゃないっスね、木の生え方が違うし、木の種類が根本的に違う―

―何よりも、この木は俺に知っている木なんかじゃない―

ロビンフッド「………まさか、地獄――――とかじゃ無いっスよね?」

―地獄……だとしたら、俺の予想とは遥かに裏切られる、なんせ地獄と言えば火と暗黒、そして人の阿鼻叫喚が日夜構わず聞こえる所―

―ましてやこんな木が生い茂て、清清しい程の綺麗な空が見える筈が無い―

ロビンフッド「……嫌だな、里に降りるの」

―このままここにいても真相は分からない、ならば、一度里に下りるのも手だろう―

―しかし、降りれば民がいるかもしれない。そうなれば嫌な思いをしてしまう―

―さて、どうするか?降りるか、降りないか―

>>3

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降りる

ロビンフッド「―――はあ、嫌だなぁ……」

―森に害を成す人の里に降りるのは本当に吐き気を催す程なのだが、仕方が無い、降りよう―

ロビンフッド「テンション上げてこ――――あ、無理だ死にたい」

―俺の人嫌いは相変わらず、と言った所で、森を抜けて、里らしきものを見つける―

ロビンフッド「……? なんだ、アイツ達」

―里には、人じゃない奴が居た、いや、人型だが、人じゃない、人外が居た、それはまるで―

①獣の耳をした人間
②耳が以上に長い人間
③豚のような体と顔をした人間
④安価

>>7

龍の手足をもつ人間

―その人間は、手足には魚の様な鱗が、生えていていた―

ロビンフッド「??? な、何だあの肢体、気持ち悪!!」

―とは言うものの、本来の人間とは違い、頭部に角が生えているせいか、あれを人と呼ぶには違うような気がする―

ロビンフッド「……お、オーケー分かった、ここは俺の知る所じゃないって事がよく分かったッスは」

―とは言え、このまま観察するわけにもいかない、とは言えあの化け物に挨拶なんて怖すぎる―

―一応クロスボウと毒薬は持ってきてるが、威嚇でも攻撃でも、化け物を怒らすかもしれないのであまり使いたくは無い―

―ならば、どうするか?―

>>11

観察する

ロビンフッド「………あ、あれ?何で誰もいないんスか?」

―観察を再開しようとして、誰も居ない事に気がついた―

―今は昼を過ぎて飯時では無いだろうし、神に祈るにしても教会の様な所は無い―

―今なら里に降りても大丈夫そうだが、何か引っかかるものがある、本当にどうするか?―

>>14

周囲の散策

―流石に里に下りるのは危険だ、森から辺りを散策してみよう―

ロビンフッド「………ん?あれは?」

―散策から見つけたのは、その里の化け物達、なぜか全員地に平伏している―

ロビンフッド「ッ!!」

―平伏す先には、俺の嫌いな人間がいた。いかにも傲慢を気取ってそうで、偉そうな奴だ―

―服装からしてお偉いの騎士様、と言った所か、その騎士は、取り巻きの野郎共になにやら命令をしていた―

―取り巻き立ちは、すぐさま化け物の一人を掴んで騎士の前に引吊出す、すると騎士は―

>>18

あげます↓2

―一人一人が化け物の股を開かせ、自分のペニスを突っ込んでいる―

―その女は夫婦らしい、女が強姦されるや、一人の男の化け物が取り巻き達を引き剥がそうとして―

ロビンフッド「ッ!!」

―無残に、殺された―

―何度も何度も剣で突き刺して、その姿を伴侶に見せ付ける。泣き喚きながら、無理やりにでも引き剥がそうとしているのが生々しい―

ロビンフッド「―――だから嫌いなんだ!!人間って人種は!!」

―乳房を揉みしだかれ、吸い付き、噛む、この男共はやりたい放題に、化け物を滅茶苦茶にする―

―騎士はその姿を見て鼻で笑い、女の顔に靴の裏を寄せ付けた、遠めでも、言いたい事は分かる―

―曰く、"靴の裏を舐めろ"だ―

―その行為は、人であればプライドを最低限にまで底に落とす、女の化け物は、その行為に屈しながらも、結局は―

―靴の裏を舐めてしまった―

ロビンフッド「……これが、人間様のやる事さ、七大罪を背負っても尚欲深くて、傲慢で、卑しい、こんな、こんな家畜共を頬って置けるか?」

―俺の自問自答の答え、それは―

>>24

矢を放つ

騎士「あぁあああああ!!無様だ!!その表情、光景、貴様達の何もかも!!無様で滑稽で最早愛しく思える!!」

「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ―――――――――――あぁ!!イク!!イっちまうぜ糞共!!」

竜女「いやぁ!!いやぁあああああああああああ!!殺して!!もう、殺してぇええ!!」

「あぁ―――そそるねぇ!!騎士様も、どうすか?」

騎士「馬鹿が、こんな下賎な家畜に、興奮などするものか、お前達は異常だよ」

「いや、そう言われても中々いいモンですぜ、人間としてみりゃ結構美人だし」

「あ、あ、あ、あ―――――――イク、イクぅうう!!……う?」

騎士「ん?」

「あ、で、ぇええええええええええええええええええええええええええええええ!!」

「んだ!?何で矢が刺さってんだよ、お前!!ッう!」

騎士「な、んだ、何故、矢がこんなところにあるのだ?―――オイ!!ロウス、ディメルタ!!何があった!!」





ロビンフッド「無駄さ、首狙ったんだ、さらには毒が付いた矢だ、像だって安眠しちまうぜ」

騎士「だ、誰だ貴様!!」



ロビンフッド「貴様じゃねえよ騎士様よ、俺の名前はロビンフッドだ、二人の取り巻きに会いに行って教えてやりな」

―引く、構える、打つ、無駄の多い三動作に、この騎士は剣を握る所か呆けている―

―これが騎士様?笑っちまうぜ馬鹿野郎―

騎士「ふ、不意打ち、これは、騎士道に反する行為だぞ!!き、さま!!恥ずかしくないのか!!」

―俺は敢えて急所をはずして太ももに当てたが、元気だな、こいつ、無様で笑ってしまう―

ロビンフッド「騎士道だぁ?そんなもんなくても飯は美味しくいただけるぜ偽善者」

ロビンフッド「お前は、この馬鹿たちの親分みたいなもんだろ?なら、最後まで仲良く逝かせてやるぜ」

―まあ、こいつらの処分は、おれはしない、決めるのは、この化け物達だ―

ロビンフッド「オイ、化け物、こいつらの処分はどうするか決めてくれ、これはお前達の問題だ」

―手ぇ出した奴が言うことではないんだけどな―

ロビンフッド「きめる、化け物」

―化け物は、戸惑いながらも、この無様な騎士様の末路を決めたようだ、こいつらが出した答えは―

>>31

惨めになぶり殺し

―取り巻きの武器を奪って、騎士に近づく、どうやら、殺すことに決定したようだ―

―騎士の叫びがテンポ良く流れる、軽いジャズ感覚で聞き流しながら、俺は無残な姿になった遺体に自らのマントを被せた―

―手向けには足りないが、また後で手向けをすると言うことで許してもらおう―

ロビンフッド「さて、っと、おい、アンタ、大丈夫か?」

―女の化け物に近寄る、男から流れ出た精液と、微かに臭う尿の臭いが混じり、思わず嗚咽を漏らす―

―女の瞳に光は無い、何処までも深い深い闇、光など入る隙間も無い程の絶望を、この化け物は味わっている―

―例え身を綺麗にしても、心の傷は、もう治らない、俺は確信した―

竜女「も―――う、殺し、て……」

―女の悲痛な声は、何よりも俺の心を掻き毟る、俺は、彼女の言葉を聞いて―

>>35

せっかく拾った命だ、持ってたらいいことあるかもな

ロビンフッド「せっかく拾った命だ、持ってたらいいことあるかもな」

―そう言って、俺はその化け物の肩を抱えて、休ませる場所に向かわせた―

ロビンフッド「…………さて、と」

―俺ことロビンフッドさんは久々のやる気モードから開放されて、ある事に気づいた―

―化け物達が俺に集まっている―

ロビンフッド「え、あ、っと、な、何か?」

―そう尋ねると、化け物達の中から、代表みたいな奴が出てきて、俺に話しかけてきた―

>>38

あげした1

村長「感謝致します、良ければ、お礼をさせてください」

ロビンフッド「感謝、感謝ねぇ、言葉じゃ何度でも言えるぜ?」

村長「……では、何か高価なものを」

ロビンフッド「いいや、いらねぇ、かさばるだけだし、それ以前に森しかすまない俺に金は邪魔なんだよ」

ロビンフッド「そんなことより質問だ、いいか?質問を、要求するぜ?」

村長「? 私達に答えられる範囲ならば」

―それを聞いて、俺は、心に思ったことを口にした―

>>42

この世界はどうなってるんだ?

ロビンフッド「この世界は一体どうなってんだ?」

―そう、一番の疑問であり、確信に迫る質問―

村長「ここは、私達、総称亜種と、この世界を支配する人種に分かれています」

村長「本来ならば、人に反乱するなど恐れ多いのですが、貴方様があの輩を止めていただいて、本当に感謝致します」

―何やら勘違いをしている様だが、ここは敢えて何も言うまい―

ロビンフッド「ま、あいい、俺はしばらく森で寝る、もし何かあっても、俺を頼るんじゃないぞ」

村長「え?あ、はい」

―俺は、言いたいことだけ言って、この場を去った―

―某国、どこかの城―

????「ここは?」

憲兵「おい貴様!!ここで何をしている!!」

憲兵2「しかもかなり古い防具みたいだが……貴様、何処のものだ!?」

????「五月蝿い、その物言い、俺を知らないみたいだな、ならば見よ、この黄金に輝く勝利の剣を!!」

憲兵「こ、これは!!もしや、貴方様は!!」

憲兵2「青くて、金髪の、s―――――」

????「人読んで絶対勝利の剣、一振りで貴様らの首は飛ぶぞ?」

????「まあいい、アヴァロンも良かったがここでまた一波乱起こしてみるか」


はい、今日はここまでです

フェイトエクストラやってたら何か某緑弓兵さんがかっこよくてそれモチーフにしました。

本物のロビンフッドは複数の逸話を複合させて出来た人物だそうで、森を愛して人を憎む、

ある意味でのエコ人間と言うべきですね。キャラが何か違う、と思った人は、オリジナルとして温かい目で見てください。

それではまた明日会いましょう、お疲れ様です。

最後のお話、一体何アーサーなんだ……!!

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