雪穂「未来の私へ」 (57)

真姫ちゃん以外の話を初めて書きます。
お手柔らかにお願いします。
シリアス展開ある予定です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412961191

――
6がつ13にち
おかあさんににっきちょうをかつてもらいました
わすれないようにがんばります
きょうはようちぇんでおねーちゃんとあそびました
たのしかたです
――

――
6がつ14にち
きょうもおねーちゃんとあそびました
おみせのおてつだいもがんばりました
――

――
6がつ15にち
おねーちゃんとけんかした
おねーちゃんがゆきほのぷりんをたべた
――

――
6がつ17にち
きのうかくのわすれてた
わすれないようにがんばる
――

穂乃果「あれれー?何してるの雪穂ー?」

雪穂「あぁお姉ちゃん…」

穂乃果「んー?…日記?」

雪穂「うん、懐かしいなぁって思って」

穂乃果「みしてみしてー!!」

雪穂「えぇ…ちょっとだけだよ?」

――
4がつ6か

しょうがっこうにはいりました
ともだち100にんできるかな?
おねえちゃんもいるしだいじょーぶだよね
――
4がつ7か

ともだちができました
おねえちゃんのおかげかも、ありがとう
――

穂乃果「ああ~私が頼りにされてる!」

雪穂「この頃は頼りにしてたね…」

穂乃果「この頃はって今は!?」

雪穂「あー……」

穂乃果「雪穂ー!!」

――
7がつ17にち
あしたはえんそくです
おやつは300円までだけどいえで作ってるものだからただだよね!
ならいくらでももっていける!
――

穂乃果「かしこいねぇ……」

雪穂「かしこいって言うの?」

穂乃果「ずる賢いが正しい?」

雪穂「あれ?続きあるみたいだよ」

――
7がつ18
たべすぎでおなかがいたいです

――

雪穂「一体どれだけ持っていったんだろう私……」

穂乃果「おばかさんだね」

雪穂「お姉ちゃんにだけは言われたくない」

穂乃果「えぇー!」

穂乃果「もういいよ!!雪穂の不良!!」

雪穂「はいはい」



雪穂(あれ、日付がまた飛んでる)

――
8月16日
久しぶりにこの日記を見つけちゃった。
せっかくだから書くことにします。
今日はお店の手伝いをしました。
お姉ちゃんがいてくれたおかげでがんばれました。

―――

雪穂「これ…いつのだろ…」

―――
8月17日
今日もまたまたお手伝い。
小学生六年生をこき使うなんてひどいなぁ

―――

雪穂「あー六年生のころか…覚えてないなぁ」

まきにゃん久しぶり

ぱらぱらっと流し読みを進めるうちに全て読み終わってしまっていた。
結局小学六年生で終わりだった。
思い出に浸ろうと思ったのに全然覚えてないや…
しかもほとんどお店の手伝いのこと。


……まだ日記は半分しか使ってないんだ。

今日からまた書き始めるかなぁ……

――

やぁ未来の私へ。
きっとまた未来の私はこれを掘り出して読んでいることでしょう。
だからあえて日付は記載しません!!
悔しいか!!
必死に思い出そうとする未来の私が容易に想像できます!!
悔しかったら過去の自分を恨むこと!!

――

雪穂「……私らしくないかな」

――

未来の私へ
今日はお姉ちゃんと海未さん、ことりさんのアイドル活動の練習を見学したよ。
なんでも音ノ木坂学院の廃校を阻止したいんだってさ。


未来では3人がどうなっているかわからないけど、お姉ちゃんのことだからすぐ飽きちゃいそうだね。
もしかしたら上手くいって有名人に……
なんて、夢のまた夢の話だね

――

雪穂「そうだよ、廃校を阻止なんて……」

雪穂「きっと無理だよ……」

雪穂「泣かないぞ~…泣いたらお姉ちゃんが飛んでくるもん」

――

未来の私へ
お姉ちゃん達のファーストライブがありました。
動画サイトに上がっているのを私は見ただけだったけど、とてもお姉ちゃん達とは思えなかったよ?

結果としては…お姉ちゃんを見ればわかります。
でもお姉ちゃんは転んでもただでは起き上がってこない…ていうか…うーん。
起き上がり小法師?って感じだから多分すぐ立ち直るよね。
お姉ちゃん頑張れ。

――

雪穂「お姉ちゃんが泣いてる所…久しぶりにみた」

雪穂「…あー鼻水出てきた」

――

未来の私へ

μ’sのメンバーが増えたそうです。
まぁ未来の私は分かってるよね…
西木野さん、小泉さん、星空さんの3人です。
お姉ちゃんの話だと
みんな個性があってとても楽しい!!
……だってさ。

中でも西木野さんは作曲を手掛けてくれるすごい子だってお姉ちゃんが興奮して言ってました。

私も応援以外のことをしたい。

――

雪穂「………寝よう」

――

未来の私へ

またメンバー増えたんだってさ。
知ってるよね?
部長の矢澤さんだったっけ。

楽しそうだよね、羨ましいよ。

羨ましくなんかない、アイドルなんて興味無い。

――

雪穂「…………」

この日まではただの日記だったんだよ。
でも次の日、なんとなく日記帳を開いてみたんだ。
そしたらこんなことが書いてたの。

――

過去の私へ

そんなツンツンしたらダメだよ!!
お姉ちゃんが拗ねちゃうでしょ!!

応援することしかできなくても、それはお姉ちゃんにとっても大きな支えなんだから!!

もう少し我慢しなよ、イイことあるよ!!

――

笑っちゃうよね。
寝ぼけてたのかな?それとも私おかしくなっちゃった?
………返事、書いてみようかな。

――
未来の私へ

過去のあなたもこんな気持ちだったの?

もし本当に未来の私なら、未来を少し教えてよ。

いいことって何?

――

私が寝ぼけて書いた妄想かもしれないのにこんな返事を書くなんて……

お姉ちゃんのバカがうつったのかな?
今日はもう寝よう。

一旦更新はここまで、少し遅くなるよ

>>11
お久しぶりです、覚えててくれてありがとうございます

ちょこっと更新するよ

次の日、私は驚愕した。
これは夢なんじゃないかと思い頬をぐいーっとつねる。

…いたい、現実だ。


――

過去の私へ

それは秘密だよ!!
いい事があるのは確か夏頃だったかな?
本当だからそれが来るまでもうすこしまってて!!

――

……本当に未来の私が書いたの?
怖いんだけど!!

――
未来の私へ

じゃあ夏が終わるまで待ってみます。

けどこれは私の妄想なんでしょ?きっと

頭の隅に置いておくよ。

後今日はお姉ちゃんが新曲を発表してたよ。
なかなかいい曲だったよ!!

って知ってるか・・・

――

雪穂「こんな感じね…」

雪穂「…いいことってなんだろう?」

次の日に返事はなかった。
でも日記を毎日書きたいし、またメッセージにしてみよう
――

未来の私へ

ついに夏になりました。
暑いね!!
そろそろダイエット始めないといけないよね!!


腹周りは成長しても、胸は成長せず・・・ぐぬぬ。

――

雪穂「こんな感じかなぁ…」

雪穂「まず未来の私なんだからわかってるよね…あはは」

―学校―

雪穂(夏休みが近いのは嬉しい)

雪穂(でも期末テスト…ぐぬぬ)

雪穂(でもこう考えたらどうだ)

『あの……』

雪穂(このテストという壁を超えれば至福の時が!?)

『あのぉ………』

雪穂(おおし、やる気出てきたぞ!!)

『あの!!!!!』

雪穂「ヒャァ!?」

『ご、ごめんなさい!!あの、高坂さんですよね!!』

雪穂「は、はい!!高坂ゆきぽです!!」

雪穂(うわぁ噛んだ…)

『え、えっと…?’sの高坂穂乃果さんの妹さんですよね?』

雪穂(お姉ちゃん達のファンかな)

雪穂「はい、そうですよ」

『良かったらなんですけど、みなさんのサインとか…ほしいなぁって……』

雪穂「うーん…多分サインは無理じゃないかなぁ…」

『えっ……そうですか……こんな図々しいお願いはやっぱり…』

雪穂「ああいやそうじゃなくて、多分サインとか考えてないからかけないよってこと!!」

『えっ?』

>>28
修正

『ご、ごめんなさい!!あの、高坂さんですよね!!』

雪穂「は、はい!!高坂ゆきぽです!!」

雪穂(うわぁ噛んだ…)

『え、えっと…μ’sの高坂穂乃果さんの妹さんですよね?』

雪穂(お姉ちゃん達のファンかな)

雪穂「はい、そうですよ」

『良かったらなんですけど、みなさんのサインとか…ほしいなぁって……』

雪穂「うーん…多分サインは無理じゃないかなぁ…」

『えっ……そうですか……こんな図々しいお願いはやっぱり…』

雪穂「ああいやそうじゃなくて、多分サインとか考えてないからかけないよってこと!!」

『えっ?』

雪穂「ああ見えて結構抜けてるからお姉ちゃん達」

雪穂(てかこの子綺麗だなぁ…ハーフかなぁ?)

『えぇ!?メンバーが抜けちゃってるんですか!?』

雪穂(んー…なんか勘違いしてる?)

『どうしよう…お姉ちゃんが言ってたことと違うよぉ…』

雪穂「お姉ちゃん?」

『うん!!私にもお姉ちゃんがいて、μ’sと同じ学校なの!!』

雪穂(……名札には絢瀬…まさかね)

雪穂「そのお姉ちゃんはμ’sのことをなんて言ってたの?」

『ちょっとバカだけどグループ仲はしっかりしてそうね、バカだけど。
私としてはあんな活動は学校のマイナスになる要因でしかないわよ…っていってたよ』

雪穂(あー…やっぱり前にお姉ちゃんが話してた人かな)

雪穂「ところで絢瀬さん」

『はい?』

雪穂「友達にならない?」

『えっ?いいの!?』

雪穂「ついでに家に遊びにおいでよ、お姉ちゃん達のこと知りたいでしょ!!」

『うん!!』

雪穂(この子簡単に誘拐されそうなタイプだ)

『アイドルの妹の友達…μ’sの友達…うふふ』

雪穂「そういえば絢瀬さん、下の名前なんていうの?」

亜里沙『あぁいうの忘れてた!!亜里沙だよ!!よろしくねゆきぽちゃん!!』

雪穂(しっかり聞き取られてたかぁ)

今日はここまで、よろしくお願いします(・8・)

今更思ったんだけど亜里沙の苗字ってえりちと同じでいいんだよね…?

―穂むら―

雪穂「ただいまー」

ほのママ「おかえり~…ん?そこの可愛い子は?」

亜里沙「は、はじめました!!絢瀬亜里沙といいます!!ふつつつかモノですがよろしくおねがいします!!」

ほのママ「あらあら?結婚の挨拶かしら?」

雪穂「もうママ、からかわないの!」

ほのママ「ごめんね~茶菓子用意しておくからほら上がって上がって」

亜里沙「は、はい!おじゃまします!!」

雪穂「ここがお姉ちゃんの部屋で、こっちが私の部屋だよ」

亜里沙「……アイドルの部屋かぁ」

雪穂「あー入らない方がいいと思うよ、幻滅するから」

亜里沙「えっ、アイドルの部屋はとても綺麗で可愛らしいものがいっぱいあるってきいたよ!」

雪穂(そうきくとお姉ちゃんってアイドルらしくないなぁ…)

―雪穂ルーム―

亜里沙「アイドルの妹の部屋……」

雪穂「大したものはないけどゆっくりしていってよ」

亜里沙「そうだ!さっそくμ’sの話を聞かせてよ!」

雪穂「ホントにμ’s好きだね…」


私はμ’sの今までの話をした。
結成時やファーストライブ、メンバーの加入のことやらなんやら…
全部お姉ちゃんから聞いたことだけどね。
そしてこの話もしてみた。

雪穂「でね、お姉ちゃんが前言ってたの」

雪穂「生徒会長がツンツンしてて大変だーって」

亜里沙「生徒会長………」

雪穂「部活動申請の時も難癖つけてきたりとかしたんだって」

雪穂(裏目に出たみたいだけど)

亜里沙「………」

雪穂「どうしたの?」

亜里沙「ううん……ちょっと…」

雪穂「?」

亜里沙「ごめんね、ただちょっと気になることがあって…」

雪穂「気になること?」

亜里沙「うーんとね、まずその生徒会長さんは私のお姉ちゃんなんだ」

雪穂(やっぱり)

亜里沙「気になることはね、お姉ちゃんのやってる事がおかしいってことなの…」

雪穂「というと?」

亜里沙「μ’sのファーストライブの映像はお姉ちゃんが撮ったものなんだ…」

亜里沙「動画サイトに投稿したのお姉ちゃんだし…」

雪穂(そうだったんだ)

亜里沙「でも活動に反対ならなんで動画をわざわざ撮って投稿なんかしたんだろ…」

雪穂「確かにそうだね…」

雪穂(このことってお姉ちゃん達は知ってるのかな…)

亜里沙「………」

雪穂「もしかして、お姉さんはアイドル活動に興味があるとか?」

亜里沙「雪穂ちゃんってえすぱー?」

雪穂「え?」

雪穂「…ふふふ、実はそうなんだよ!!」

亜里沙「すごいよ!!私の考えを読んじゃうなんて!!」

雪穂「でっしょー!えへへ」

亜里沙「そうだ、今日お姉ちゃんにそれきいてみるよ!!」

雪穂「えっ、怒らないかなぁ?」

亜里沙「うーん…たぶん大丈夫だよ!」


亜里沙とアイドルの話をして盛り上がっていたけど亜里沙の門限が近くなったところでその日は解散。

もしかして未来の私が言ってたいい事って亜里沙のことかな…きいてみよう。

――

未来の私へ

今日は絢瀬亜里沙って子と友達になりました。
とてもいい子でかわいいよ!
未来の私が言っていたいい事って亜里沙のこと?


――

雪穂「にしても…生徒会長かぁ」

雪穂「大変だなぁ……」

アイセーイ♪

雪穂「あれ?メールだ」

亜里沙『お姉ちゃんに怒られたよ(´・ω・)あといつもと様子が変だた』

雪穂「やっぱり」

雪穂『活動に反対してるんだし怒られてもしょうがないよね~(´-ε-`)』

雪穂「…まぁいいや、お姉ちゃんが楽しそうだし」

――数日後


雪穂「あれ、メール着てる…亜里沙から?」

亜里沙『どうきようおねえちやんがみなやーずにはいった』

雪穂「なんだこれ…?」

アイセーイ♪

亜里沙『慌てて撃ったら色々とおかしくなっちゃった!!お姉ちゃんがμ’sに入ったの!!』

雪穂「ぇ?」

ここまで。
更新かなり遅れます

携帯のデータが飛びそうなんで今ある分だけ書いちゃいます

そんなこんなで希さんと生徒会長の絵里さんも加わってμ’sは9人に。
お姉ちゃんは相変わらず楽しそう。

私は私で亜里沙とずーっと遊んでるし、アイドルを見ながらわいわいして…
いずれはμ’sに……なんちゃって。

で、μ’sはついにラブライブの最終予選まできちゃった!!
ここまでお姉ちゃん達がやれるなんて思ってもいなかったなぁ…
最初なんてあんな酷かったのに…
今となっては自慢のお姉ちゃんだね!!あはは!!

……そういえばずっと日記を見てなかった。

机の上のいつもの場所にある日記を開くと……
おっ?増えてる増えてる……

―――

過去の私へ。

亜里沙を大事にしてください。


―――

ふふん♪やっぱり未来の私が言ってたいい事ってのは亜里沙のことだったんだね!!
いやー大事にしてくださいなんて、改まっちゃって…どうしたんだろ未来の私!!



ってあれ?まだ続きがある?

――――


応援しなければよかった
私のせいだ

――――


……なに…これ?
なんか不気味じゃん…

未来の私が書いたのかな?
…何があったんだろ?

―――

未来の私へ

なにかあったの?
亜里沙と喧嘩でもした?
ちゃんと仲直りしてよね!

―――

こんな感じでいいよね?
亜里沙と喧嘩なんて嫌だからね!!もう!!

穂乃果「……」

雪穂「あれ?お姉ちゃんどうしたの?」

穂乃果「…あ、ああ雪穂…ちょっと落ち着かなくて…」

雪穂「そっか、明日ライブだもんね…」

穂乃果「ほら私って遠足の前日とかわくわくして落ち着かなくて寝れなくなるタイプだから…ね?あはは…」

雪穂「わかってるよ~でもお姉ちゃんのライブ見れないの残念だなぁ…」

穂乃果「しょうがないよ、でもその分頑張るから!!」

雪穂「雨にも負けず風にも負けず頑張るお姉ちゃんかぁ…」

穂乃果「あれ?明日も雨なの?」

雪穂「そうだよ~雨も滴るいい女だね!!」

穂乃果「そんなに褒めても何も出ないよ~!! 」

雪穂「いやお姉ちゃん以外の人の事だよ」

穂乃果「うぅひどいよ!!」

雪穂「冗談だって~お姉ちゃんが一番だよ、だから…その…本選くらいには出てよね!!」

穂乃果「…うん!!ありがとう、頑張るね!!」

雪穂「ファイトだよ!!」

穂乃果「うんうん!!じゃあちょっと走り込みしてくるね!!」

雪穂「うん!!頑張って!!」

――

穂乃果「………頑張らなきゃ」

皆の期待を背負ってるんだから…

こんなに応援もされてるんだからちゃんと結果を残さないと…

ちゃんとやり遂げないといけない

皆の為にも私が一番努力しなきゃいけないんだから!!

ファイトだよ!!穂乃果!!

穂乃果「どうせならラブライブ優勝しようかな…」

なんてひとり言をこぼす
でも実現できたらいいなぁ

穂乃果「…雨やまないなぁ」

イヤホンから流れてくるのはもちろんμ’sの曲

雨音と混ざってノイズがかかってるみたいになっちゃってるけど…



だから私は気付かなかったのかもしれない。
背後から迫ってきてたものに。

ここまで、携帯交換するまで更新は難しいです

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom