くりむ「桜野くりむのオールナイト全時空!」
一同「こんばっぱー!」
くりむ「というわけで、このオールナイト全時空も今回で放送100回目を迎えたわけですが」
杉崎「放送100回目!?」
深夏「こんな変なラジオが?」
くりむ「変なラジオじゃないよ!ちゃんと全国放送だよ!」
真冬「このラジオに全国放送の需要があるとは思えないんですが……」
くりむ「まあそこは私の会長パワーで色々と」
深夏「会長パワーって何だよ」
知弦「まあ私が裏で色々やったんだけどね」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412952662
くりむ「生徒会の一存の桜野ですって言ったらすぐOKしてくれたよ?」
知弦「だからそれは私が事前に根回ししたから」
杉崎「枯野恭一郎とか使ってものすごい脅迫したんですよね」
知弦「なんで知ってるの?」
杉崎「本当なのかよ!ボケたのに!」
くりむ「まあその話は置いといて」
くりむ「今回は放送100回記念、全編ふつおたのコーナーです」
深夏「それ需要あるのか?」
知弦「この番組のふつおたって、全然普通じゃないわよね」
杉崎「むしろいじょおたの方が普通っていう説出てますよね」
くりむ「今日は結構来てるよ?50件くらい」
深夏「本当か?」
杉崎「2分しか経ってないのにそれは凄いですね」
くりむ「まあ送ってきた人5人だけなんだけどね」
深夏「それもっと凄いぞ」
知弦「2分しか経ってないのに1人10件?」
くりむ「というわけで、早速行ってみよー!」
くりむ「最初のお便りは、ラジオネームたいちーさん」
『今のローキックは上手かった。素人にできるものじゃない』
くりむ「……」
知弦「……」
深夏「……」
真冬「……」
杉崎「……」
くりむ「……次」
くりむ「ラジオネーム、いおりんさんからのお便りです」
『今日の晩ごはんは肉じゃがです!お母さんの肉じゃがは世界で一番美味しいです!あ、でも太一のお母さんの肉じゃがも美味しいです』
杉崎「いや知らんけど」
深夏「太一って誰だよ」
知弦「恋人かしら?」
くりむ「こうやってお便り読んでる間にもどんどん来てるからどんどん行くよ」
くりむ「まあ送ってきてる人5人だけだけど」
知弦「そう……熱心な人達なのね」
くりむ「ラジオネーム、ユイさん」
『青木が怖いです助けてください!』
深夏「何があった!?」
知弦「何かの事件にでも巻き込まれたのかしら」
くりむ「続いてラジオネーム青木さん」
『唯が好きです。彼女にしたいです。でもなんか避けられててやばい』
深夏「ただのストーカーかよ!」
くりむ「次行くよ!」
くりむ「ラジオネームいなばんさん」
『そういや最近何も起こらないな……そろそろ何か起こってもいい頃合いだよな』
深夏「まさかの知弦さん登場」
知弦「私じゃないわよ?」
真冬「でも本当に知弦さんが言いそうな台詞ですよね」
知弦「そう?」
深夏「いや知弦さんはどっちかっていうと、何か起こすほうだからな」
知弦「そうね」
杉崎「そこ納得しない」
知弦「ところで、最初に50件送ってきた5人っていうのは、その5人なの?」
くりむ「そうだよ」
くりむ「っていうか、現在進行形でこの5人だけだよ」
真冬「この番組本当に人気あるんですか?」
くりむ「さあどんどん行くよ!ラジオネームいおりんさん!」
杉崎「誤魔化したな……」
『肉じゃが最高っ!』
深夏「お前は何が言いたいんだ……」
知弦「ただの夕食の感想ね……」
くりむ「なんで夕食の感想ここに送ってくるの……」
真冬「ブログでやって下さい……」
杉崎「カメラ持ってなかったら貸すから……」
くりむ「続いて、ラジオネームユイさん」
『やばい!青木のこと考えてると全然寝れない!』
知弦「これは恋心なのかしら?それとも身の危険を感じてるの?」
杉崎「多分後者だと思います」
くりむ「その青木さんからのメールがこちら」
『唯のこと考えてると全然寝れない!唯大好きです!』
杉崎「文章は同じなのになんだろうこの違いは」
くりむ「さあ?」
くりむ「ラジオネームいなばんさん」
『自分が考えてることがオールナイト全時空に勝手に投稿される現象とかどうだろう?』
知弦「この人だけは考えてることがわからないわね」
くりむ「そうね……」
真冬「真冬もそう思います」
杉崎「何かの事件に巻き込まれたか、それとも起こそうとしてるか」
深夏「異界からの侵略者だったりして」
杉崎「それはない」
くりむ「続いてもう1通、ラジオネームいなばんさん」
『あいつも最近出てこないし……うずうずしてるんじゃないか?」
知弦「あ い つ っ て 誰 ! ?」
深夏「侵 略 者 か ! ?」
杉崎「いやいやいやいや」
真冬「多分友達か誰かでしょう」
真冬「それかモンハ「規制入りまーすっ!」
とりあえず初回はこんな感じで
くりむ「どんどん行くよ!ラジオネームいおりんさん!」
『やばいこの肉じゃがやばい!うまく説明できないけどなんかやばい!』
知弦「肉じゃがおいしいのは分かったから」
深夏「頼むから家でやってくれよ」
くりむ「いおりんさんたぶん家にいると思うよ?」
深夏「そういうことじゃなくてだな……」
くりむ「ラジオネームたいちーさん!」
『そろそろあのラジオ始まってる頃だよな……この試合終わったらラジオつけよう』
杉崎「よっぽどプロレス好きなんだな」
知弦「あのラジオって何かしら?」
真冬「これじゃないんですか?」
知弦「だとしたらラジオ聞かないでメールだけ送ってることになるわね」
くりむ「それすっごい迷惑だね」
くりむ「あ……でももしかしたら……」
杉崎「どうしたんですか?」
くりむ「……ラジオネームいおりんさん」
『やばいあのラジオ始まってる!お母さーん!ラジオどこー?』
知弦「……」
杉崎「……」
深夏「……こいつもラジオ聞いてなかったのか」
くりむ「……みたいだね」
知弦「なんか妙な胸騒ぎがするわね」
深夏「私も」
くりむ「やっぱりそう思う?」
知弦「犯罪組織の陰謀ね」
深夏「闇の化身に乗っ取られたんだな」
くりむ「なんでそうなるの……」
杉崎「でもまだ決まったわけじゃないよな」
真冬「ツイッターとか見ながら送ってるのかもしれませんし」
くりむ「そういう2人はこれでも食らえ!」
くりむ「ラジオネームいなばんさん!」
『おかしいな……太一はラジオ聞くだけで投稿しない派なのに……』
杉崎「なんか気が変わったとかじゃないのか?」
真冬「だと思います」
深夏「いやいや闇の化身が攻めてきたんだって」
知弦「犯罪組織に脅迫されてるとかじゃなくて?」
くりむ「そっちの2人は考えすぎだよ……」
くりむ「もう一通ラジオネームいなばんさん」
『これは文研部のみんなに連絡したほうがいいな……今すぐラジオつけろって電話しとくか』
深夏「なるほどこいつが闇の化身なのか」
知弦「文研部っていうのが犯罪組織の名前なのね」
くりむ「いやいやいやいや」
今回はここまで
くりむ「続いてラジオネームいおりんさん」
『今度文研部で肉じゃがパーティーやろうかな』
杉崎「どんだけ肉じゃが好きなんだよ」
真冬「さっきから肉じゃがばっかりです」
知弦「二人とも、何か見落としてない?」
杉崎「へ?」
真冬「何ですか?」
深夏「文研部」
杉崎「……それが?」
深夏「いなばんのメールに出てきた単語を、いおりんも知っていた」
知弦「犯罪の臭いがするわね」
杉崎「いやいやいやいや」
くりむ「ん、ちょっと待って」
深夏「どうした会長?」
くりむ「ラジオネーム……ちっひーさん」
真冬「新キャラですね」
知弦「今までの5人以外では初めて?」
くりむ「ていうか、これ以外のメール全部あの5人なんだけど」
杉崎「人気ないんですね、この番組」
くりむ「そういうこと言うな!」
『生徒会のみなさん、こんばっぱー』
一同「こんばっぱー」
『山星高校文研部1年、ちっひーこと千尋です。
先輩に勧められてこのラジオ聞き始めたんですが、結構面白いです。
特に「ころけん!」が好きです。
応援してます』
杉崎「普通だな」
くりむ「普通だね」
真冬「まあふつおたですからね」
深夏「逆に今までのが普通じゃなかったんだな」
知弦「でもなんか面白い展開になりそうよ」
くりむ「へ?」
知弦「ちっひーさん、文研部を名乗っていたわね」
深夏「そうだな」
杉崎「そうですね……」
知弦「これはちっひーさんが鍵を握っている可能性があるわね」
深夏「小さいことでもいいからどんどん送ってくれ」
杉崎「何を送るんだ」
知弦「犯人の手掛かりとか?」
真冬「だから何の事件ですか!」
今回はここまで
もしかしていなばんサイドで書いた方が面白かったんじゃないだろうかって思い始めてる
くりむ「それじゃ、気を取り直して」
くりむ「ラジオネームいなばんさん」
杉崎「レギュラーメンバーに戻りますか」
真冬「レギュラーメンバー?」
知弦「レギュラーは私たち生徒会よ」
杉崎「あ、そうでしたねすいません」
くりむ「ラジオネームいなばんさん」
『なんで誰も出ないんだよ!』
深夏「そういや文研部のみんなに電話とか言ってたな」
くりむ「みんな寝てるのかな?」
知弦「この時間に寝てるのはアカちゃんくらいよ」
杉崎「外出中とかじゃないんですか?」
真冬「そもそもいなばんさんって文研部の方なんですか?」
くりむ「さあ?」
深夏「ちっひーに聞いてみるか?」
杉崎「どうやって?」
深夏「そうだな……とりあえず一発殴って」
知弦「適当に脅迫してみようかしら」
くりむ「適当に脅迫って何!?」
くりむ「もう一通いなばんさん」
『もしかしてこの「いなばん」ってあたしのことか?』
杉崎「気付いてなかったんですか」
真冬「自分の投稿気付かないって……」
知弦「事件の臭いがするわね」
真冬「しません!」
くりむ「続いてラジオネームいおりんさん」
『今度文研部で肉じゃがパーティーやろうっと』
杉崎「この人はもういいです」
深夏「さっきから肉じゃがばっかりだな」
真冬「ついでにたいちーさんももういいです」
くりむ「そう?」
知弦「私も同意するわ」
くりむ「でもそれだといなばんさんだけになっちゃうけどいいの?」
一同「えっ」
知弦「ユイさんと青木さんは?」
くりむ「なんか来なくなった」
真冬「寝てるんですか?」
深夏「風呂とかじゃねーのか?」
くりむ「さあ?」
真冬「さあ?って言われても……」
杉崎「でも実際リスナーの行動なんか分かりませんよね」
くりむ「ラジオネームいなばんさん」
深夏「逃げたな」
『おかしい……今日は何も投稿してないはずなのに……
文研部一同!今すぐラジオつけろ!』
杉崎「えっ」
深夏「なんかすっごいホラーな展開なんだが」
知弦「何も投稿してないのに投稿されてるって……」
深夏「闇の化身の仕業だな」
知弦「犯罪組織が名前を乗っ取っているのね」
くりむ「はい次行くよー!」
くりむ「おっとここでラジオネームちっひーさん」
『生徒会のみなさんこんばっぱー』
一同「こんばっぱー」
『文研部では時々変な現象が発生してます。人格が入れ替わったり子供になったり。
今回のも多分それだと思います。
おおかた「自分が考えてることがオールナイト全時空に投稿される現象」とかそのあたりだと思います。
巻き込んでしまって申し訳ありません』
深夏「まさかの知弦さん第2号」
知弦「違う」
真冬「でも仮にちっひーさんの言うことが本当だったら」
くりむ「凄いことになってるよね」
知弦「人格が入れ替わったり子供になったり?」
深夏「ええ……本当ですよ……」
杉崎「ん?深夏どうした?」
深夏「私は深夏さんではありません……<ふうせんかずら>とでもお呼びください……」
知弦「ふうせんかずら?」
深夏「ええ……この名前を付けたのは……確か稲葉さん……いえ永瀬さんでしたか……?」
知弦「そんなことはどうでもいいのよ。あなたは誰?」
深夏「ですから……私は<ふうせんかずら>と名乗って……」
杉崎「とりあえず深夏じゃないんだな?」
深夏「はい……」
知弦「で、あなたはなぜここにいるの?」
深夏「そうですね……どこから説明しましょうか……」
深夏「とりあえず……千尋さんの言っていることは本当です……」
深夏「私は数年前から……文研部のみなさんに『現象』を起こしてきました……」
深夏「今回もその流れで……」
知弦「その流れでこんなことをしてるのね」
深夏「人格を入れ換えるのに比べたら……大したことはありません……」
杉崎「自分が考えてることがオールナイト全時空に投稿される現象ってやつか?」
深夏「その通りです……やっぱり稲葉さんは鋭いですね……いえ太一さんでしたか……」
真冬「いなばんさんです」
くりむ「ラジオネームいなばんさん」
杉崎「え、なんでこのタイミングで読むの?」
『やっぱりふうせんかずらが出てきたか……そろそろ来ると思ってたんだが』
真冬「知り合いですか」
深夏「そうですね……もう3年もお世話になってますから……」
杉崎「3年もこういうのやってるのか」
深夏「現象自体はかなり前から……文研部に限れば3年ですが……」
知弦「なるほど」
真冬「ところでいつまでやるんですか?」
深夏「さあ……?」
くりむ「さあって言われても」
深夏「そうですね……面白くなったら終わりにしましょうか……」
杉崎「雑だな」
深夏「おっと……そろそろ時間です……私も帰らないと……」
深夏「どうしたんだみんな変な顔して」
杉崎「自覚ないのか」
深夏「自覚?」
知弦「別の人が乗り移っていたという自覚よ」
深夏「そうか闇の化身は私を選んだのか」
真冬「これは自覚があるんでしょうか?」
知弦「さあ?」
くりむ「ラジオネームいなばんさん」
『まさか深夏にふうせんかずらが乗り移るとはな……考えてなかった。でも伊織も太一もオールナイト聞いてるんだからまあ妥当か』
杉崎「こいつふうせんかずら慣れしてるのか?」
真冬「3年もやってたら慣れますよ」
深夏「おいお前ら、ふうせんかずらって何だ?」
くりむ「このラジオ録音してるから後で確認しといて」
深夏「了解」
くりむ「といったところでそろそろ時間切れです」
杉崎「えっ」
くりむ「次週、自分が考えてることが勝手に投稿されるいなばんさんはどうするのか」
くりむ「そして文研部のみんなは電話に出るのか」
くりむ「乞うご期待!」
真冬「さすがに電話には出ると思いますけど」
杉崎「というか明日の朝電話すれば」
くりむ「というわけで、桜野くりむのオールナイト全時空、本日はここまで!」
一同「かろとーさ!」
杉崎「何その挨拶」
今回はここまで
翌週
くりむ「桜野くりむの、オールナイト全時空!」
一同「こんばっぱー」
杉崎「今さらですけど何でこんな変な挨拶なんですか?」
くりむ「さあ?」
杉崎「さあ?って……」
深夏「そもそも誰が考えたんだっけ?」
知弦「誰だったかしら……」
くりむ「今回は先週に引き続き、全編ふつおたのコーナーです」
深夏「先週に引き続き?」
真冬「全編ふつおたですか?」
くりむ「そうだよ」
杉崎「最後まで持つんですか」
くりむ「持つ持たないじゃないの、持たせないといけないの」
知弦「というかアカちゃん」
知弦「ふつおた以外のお便りは来てるのかしら?」
くりむ「まったく来ていません!」
杉崎「あー……」
深夏「そういうことか……」
真冬「どうせふうせんかずらさんが何か仕組んだのだと思いますけど」
杉崎「ちなみにお便り送ってきたのは例の5人?」
くりむ「うん」
くりむ「それじゃーさっそく行ってみよー!」
くりむ「ラジオネームたいちーさん」
『やっぱりこいつのローキックは最高だな』
杉崎「先週に引き続きプロレスか」
くりむ「このラジオほったらかしてプロレス見てるんだね……」
知弦「よっぽど好きなのね」
くりむ「ラジオネームいおりんさん」
『やっぱりお母さんの作る肉じゃがは最高です!世界で一番最高です!』
杉崎「こっちも先週に引き続き肉じゃがか」
深夏「よっぽど好きなんだな」
真冬「ていうか先週あんなことがあったのにこのラジオ聞かないんですか?」
知弦「先週も聞いてなかったからもしかしたらこの状況を知らないのかも」
杉崎「さすがにそれは無いと思いますけど」
くりむ「ラジオネームいなばんさん」
『1週間電話掛け続けて誰も出ないってどういうことだよ……』
杉崎「……え?」
深夏「マジで?」
真冬「誰も出ないんですか?」
くりむ「もう一通来てるよ」
『唯と青木は元々このラジオ聞いてないし、この状況気づいてるのはあたしと千尋だけか……』
くりむ「だそうです」
真冬「さいですか」
今回はここまで
くりむ「ラジオネームちっひーさん」
深夏「そういやそんな奴もいたな」
『先週文研部のプロフィール送ってくださいって言ってたので送っときます』
くりむ「だそうです」
杉崎「いやプロフィール読めよ」
くりむ「えっと、文研部は2年生5人、1年生2人でやってるそうです」
くりむ「まず2年生から、部長のいおりんこと伊織さん。肉じゃが大好き。オールナイトは聞くだけで投稿しない派」
くりむ「たいちーこと太一さん。プロレス大好き。同じく投稿しない派」
くりむ「いなばんこと稲葉さん。クールだけど時々デレる。特にオールナイトに投稿が採用されるとすっごいデレる」
杉崎「なんか気持ち悪いな」
深夏「お前が言うな」
くりむ「ユイこと唯さん。とにかく可愛いものが大好き。ラジオ持ってないからオールナイトは聞いてない」
くりむ「そして、青木こと青木さん」
真冬「なんですかそれ」
杉崎「一人だけラジオネームが本名とか」
くりむ「ユイさんは?」
杉崎「下の名前ならまだセーフですけど」
真冬「名字はアウトです」
くりむ「1年生、ちっひーこと千尋さん。今回はふうせんかずらとか関係なく通常通り投稿しています」
くりむ「紫乃さん。ラジオ聞かないので今回は茅の外」
くりむ「以上です」
深夏「全部で7人か」
知弦「そのうち巻き込まれたのは2年生5人」
真冬「紫乃さんが少し可哀想ですね」
くりむ「そだね……」
今回はここまで
くりむ「ラジオネームたいちーさん」
『オールナイト忘れてプロレスに熱中してたな……生徒会のみなさんごめんなさい』
知弦「いいのよ謝らなくて」
深夏「このラジオが面白くないってことだからな」
くりむ「このラジオ面白いよ!ラジオネームいおりんさん!」
『やばいオールナイト始まってる!ラジオつけなきゃ!』
知弦「……このラジオ忘れただけでこんなに焦る人いるのね」
真冬「珍しい人なんですね」
くりむ「珍しい言うな!」
くりむ「ラジオネームたいちーさん」
『今日は稲葉の投稿は採用されてるかな?というか先週はどうだったんだ?』
杉崎「ものっすごい採用されてるな」
知弦「あれを採用されていると言うのかしら?」
深夏「そういやいなばんはこのラジオに採用されるとものっすごいデレるって言ってたな」
くりむ「ラジオネームいおりんさん」
『そういえば先週のいなばんデレてなかったから採用されなかったのかな』
くりむ「だそうです」
真冬「あれは採用扱いにならないということでしょうか」
くりむ「ラジオネームたいちーさん」
『これでよしっと。ころけん始まってるかな?』
くりむ「ついでにいおりんさんも」
『ラジオ準備OK!生徒会のみなさんこんばっぱー!』
一同「こんばっぱー!」
杉崎「ってつい反応しちゃったけどこれ心の声だよな?」
深夏「こんばっぱー!って聞くとつい反応しちゃうよな」
知弦「職業病ね」
くりむ「これで今ラジオ聞いてるのは」
真冬「たいちーさん、いおりんさん、いなばんさんですね」
杉崎「ユイさんと青木さんは?」
くりむ「その2人は全然メール来ません……」
知弦「寝てるのかしら……」
今回はここまで
くりむ「ラジオネームいなばんさん」
『伊織!太一!聞こえるかー!今このラジオはふうせんかずらに乗っ取られている!』
知弦「……乗っ取られてたかしら?」
杉崎「厳密に言うと違うような気が」
真冬「あくまで読んでるのは会長さんですからね」
くりむ「ラジオネームたいちーさん」
『あれ?ころけんやってないのか?』
深夏「残念でした」
くりむ「今日は全編ふつおただからね」
くりむ「ラジオネームいおりんさん」
『そっか今日ころけんないのか……』
杉崎「なんでみんなころけん楽しみにしてんの!?」
くりむ「ラジオネームいおりんさん」
『稲葉んころけん楽しみにしてたのに残念だね……っていうかなんかおかしくない?』
深夏「……気付いたか?」
知弦「気付いたみたいね」
杉崎「ころけんに突っ込みはないのか」
くりむ「もう一通いおりんさん」
『なんか変な感じ……自分の考えてることが全部投稿されてるみたいな』
くりむ「一方その頃たいちーさんは」
『さっきからいおりんさんと稲葉だけなんだがどういうことだ?』
知弦「うっすら気付きかけてるけどまだ足りないわね」
真冬「先週のやつ録音してありますけど流しますか?」
くりむ「それは駄目」
真冬「何でですか?」
くりむ「面白くないから」
真冬「……」
今回はここまで
くりむ「ラジオネームちっひーさん」
『そういえば昨日伊織先輩が「先週見逃した分取り返すよ!みんな頑張って殺そう!」って言ってました。杉崎さん頑張って下さい』
杉崎「殺されないように頑張れってか!?」
知弦「そうみたいね」
杉崎「みんな俺を何だと思ってるんだ」
深夏「まあ、とりあえず頑張れ」
くりむ「ラジオネームいなばんさん」
『そういや伊織が「みんな頑張って殺そう」とか言ってたけど全編ふつおただから殺せないな……来週頑張るぞ!』
杉崎「だからなんでころけん楽しみにしてんの!?」
深夏「人気コーナーだからな」
杉崎「人気コーナーなのか!?」
くりむ「来週の企画決まったわね」
真冬「全編ころけんですか」
くりむ「そうだよ」
杉崎「やめて下さいお願いします」
くりむ「ラジオネームいおりんさん」
『全編ころけんとかマジ最高!今から楽しみです!』
杉崎「やめて下さいお願いします」
今回はここまで
くりむ「あれ?」
深夏「どうした会長さん」
くりむ「なんか凄いの来たんだけど」
くりむ「ラジオネームふうせんかずらさん」
『なんか面白くなってきたので、来週で終わりにしようかなって思ってます』
くりむ「だそうです」
真冬「この番組終わるんですか!?」
杉崎「なぜそうなる」
知弦「普通に考えて、今起こってる心の声自動投稿システムを終わりにするってことよね」
深夏「だよな」
杉崎「そうですよね」
くりむ「てことは来週は……」
真冬「文研部スペシャル最終回で」
深夏「全編ころけんか」
杉崎「全編ころけんは無しにしてくれないか」
くりむ「ラジオネームいおりんさん」
『まさか本当にやってくれるとは思わなかった!生徒会マジ最高!』
杉崎「何で喜んでんだいおりんさん」
くりむ「というわけで、今回はこのへんでお別れです」
真冬「あ、もうそんな時間ですか?」
くりむ「30分だからね」
杉崎「1時間スペシャルとかやらないんですか」
くりむ「全編ころけんならやってもいいけど」
杉崎「なんでそうなった」
くりむ「ラジオネームいなばんさん」
『1時間ころけんだったら楽しすぎて死ぬから勘弁してくれ』
杉崎「楽しすぎて死ぬとか勘弁してくれ」
くりむ「杉崎が死んだところで」
くりむ「桜野くりむのオールナイト全時空、今週はここまで」
一同「とらんさん!」
杉崎「だから何その挨拶」
今回はここまで
3週目
くりむ「桜野くりむのオールナイト全時空!」
一同「こんばっぱー!」
くりむ「さて今週は、オールナイト全時空史上初めての試みです」
杉崎「本当にやるんですか?」
くりむ「本当にやるよ?」
杉崎「今からでも中止にしませんか?」
くりむ「ラジオネームいなばんさん」
『確か全編ころけんって言ってたよな?今さら撤回されたら杉崎殺す』
杉崎「……失礼しました」
くりむ「というわけで」
くりむ「先週予告した通り、今回は全編ころけんでーす」
知弦「本当にやりまーす」
深夏「それと文研部スペシャル最終回だよな」
くりむ「そうみたいだよ」
杉崎「文研部スペシャル?」
くりむ「文研部スペシャル」
真冬「文研部のみなさんが考えてることが勝手に投稿されるってやつですよね」
深夏「あいつらも今回でお別れか……」
杉崎「お別れじゃないよな?」
知弦「いなばんさんは通常通り投稿してくるでしょうね」
くりむ「それじゃあ投稿行ってみよー!」
くりむ「ラジオネームたいちーさん」
『やばいプロレス見てたらオールナイト始まってたからとりあえず杉崎殺す』
深夏「……あのさ」
知弦「どうしたの」
深夏「やってること先週と一緒じゃねーか?」
杉崎「俺もそんな気がする」
真冬「最後に杉崎殺すって付いただけですよね」
知弦「さすがに文研部スペシャルで全編ころけんは無理だったようね……」
くりむ「ラジオネームユイさん」
『なんか青木からすっごい電話掛かってくるんだけど杉崎殺していい?』
杉崎「あ、この2人今日は起きてるのか」
真冬「先週は音信不通でしたね」
くりむ「ラジオネーム青木さん」
『唯が可愛すぎて死んじゃうから杉崎代わりに死んで!』
深夏「いつも通りだな」
知弦「元気そうね」
杉崎「お前ら青木さんに会ったことないよな?」
くりむ「ラジオネームふうせんかずらさん」
『今回は全編ころけんなので、心の声もころけん仕様にして投稿します』
くりむ「だそうです」
杉崎「なんとなくそんな気はしてた」
深夏「というかふうせんかずらさんも投稿してくるのか」
くりむ「先週も来てたよ?」
今回はここまで
くりむ「ラジオネームいおりんさん」
『そういや青木と唯がラジオ買うって言ってたけど買ってなかったら杉崎殺す』
杉崎「この2人はラジオ持ってないんだっけ?」
知弦「ちっひープロフィールによると持ってないみたいね」
くりむ「ラジオネームいなばんさん」
『今日からあいつらとも一緒に殺せるのか、楽しみだな』
杉崎「楽しみにするな」
くりむ「ラジオネームユイさん」
『チャンネルこれで合ってる?違ったら杉崎殺すからね!』
深夏「一応確認だけどこいつらはころけん知らないんだよな?」
知弦「普通に考えればそうね」
くりむ「ラジオネームたいちーさん」
『唯の奴ころけん楽しみにしてたから全編ころけんとかすっごい殺したいだろうな』
知弦「知ってたみたいね」
深夏「そうだな」
杉崎「というか『すっごい殺したいだろうな』って何だ」
くりむ「ラジオネームいおりんさん」
『確かにすっごい殺したそう!全力で殺していいよ!』
杉崎「なんで殺したそうが浸透してんの?」
くりむ「ラジオネーム青木さん」
『チャンネル設定OK。これで思う存分杉崎殺せる。どんなやつか知らないけどとりあえず殺す』
杉崎「とりあえずで殺すな」
杉崎「どんなやつか知らないのに殺すな」
深夏「ていうかどんなやつか知らないのかよ」
真冬「いなばんさん辺りに聞いてないんでしょうか」
知弦「聞いてないんでしょうね」
今回はここまで
くりむ「それじゃあ改めて」
一同「こんばっぱー」
一同「……」
知弦「まあ反応来ないわよね」
深夏「スタジオ観覧席とか無いからな」
くりむ「ラジオネームユイさん」
『え?何今の挨拶?ちょっと引いたんだけど』
くりむ「続いてラジオネーム青木さん」
『よく分かんないけどとりあえず杉崎殺してくる』
杉崎「よく分かんないのに殺すな」
くりむ「ラジオネームいおりんさん」
『あ、そっかこんばっぱ知らないのかとりあえず殺していい?』
知弦「これ、文脈的には青木さんとユイさんを殺すってことにならかいかしら?」
真冬「そうですよね」
くりむ「もう一通ラジオネームいおりんさん」
『生徒会員が殺すのは杉崎だけだから勘違いした人殺す』
杉崎「勘違いしたのは知弦さんと真冬ちゃん……」
真冬「殺さないでください……」
知弦「せめてキー君にして……」
深夏「知弦さんは殺されても反撃してきそうだけどな」
真冬「というか、このラジオのリスナーって生徒会員なんですか?」
くりむ「あれだよ、ラブライバー的なやつ」
真冬「なるほど」
くりむ「ラジオネームたいちーさん」
『生徒会員とか初耳なんだけど変な情報流した杉崎殺す』
杉崎「違います」
くりむ「いおりんさんです」
知弦「アカちゃんも若干乗っかってたけど」
くりむ「いおりんさんでーす!」
今回はここまで
くりむ「ここで今回からの新コーナー」
杉崎「全編ころけんじゃなかったんですか?」
くりむ「ころけんだよ?」
杉崎「?」
くりむ「というわけで、新コーナー」
くりむ「ころけんフォン!」
真冬「何ですかそのコーナー」
くりむ「このコーナーは、いつもメールで受け付けている杉崎殺害の相談を」
くりむ「電話でも受け付けてみようというコーナーです」
深夏「思ったより雑だな」
くりむ「雑とか言わないの」
くりむ「というわけで、記念すべき最初のころけんフォンは」
くりむ「ラジオネームいなばんさん」
杉崎「でしょうね」
知弦「文研部メンバーで普通に投稿してるのいなばんさんだけよね」
深夏「一応ちっひーさんもいるにはいるが」
一同「こんばっぱー」
稲葉『こんばっぱー』
くりむ「いなばんさん毎週聞いてくれてありがとうございます」
稲葉『あああありがとうございます』
くりむ「それで今回の相談内容は?」
稲葉『えええっとわわ私いま付き合ってる人がいるんですが』
くりむ「ラジオネームいなばんさん」
『唯と青木が仲良すぎてうざいから殺したいけど殺せないから代わりに杉崎殺したいとか言えないよなどうしよう』※心の声メール
稲葉『言うなあああああああああ!』
深夏「ユイさんと青木さんってそんなに仲良かったか?」
稲葉『みみ見えないところで何かやってるんですよ』
くりむ「へー。ラジオネームユイさん」
『見えないところでとか別にやってないから杉崎殺す!』
知弦「ツンデレね」
杉崎「物騒なツンデレだな」
くりむ「さあ、というわけで」
くりむ「いなばんさんの代わりに知弦が杉崎を殺します」
杉崎「マジで怖いからやめて」
知弦「ちょっと待って、今ナイフ出すから」
杉崎「まじでやめて」
くりむ「じゃあ深夏が杉崎を殴り倒します」
杉崎「それなら慣れてるからOKです」
深夏「慣れてるのか……」
くりむ「じゃあいなばんさん、どこがいい?」
稲葉『ボディブローお願いします』
深夏「了解でーす」
深夏「せいっ」ボディーブロー
杉崎「ぐはっ」
くりむ「いなばんさん、これでスッキリしましたか?」
稲葉『ものっすごいスッキリしました』
稲葉『この勢いでたい……彼氏とデートしてきます』
知弦「ものっすごいスッキリしてるわね」
くりむ「その彼氏さんことラジオネームたいちーさん」
『今のやつ映像無いのが辛いな……音を聞く限りかなりいい感じなんだけどな』
くりむ「いなばんさんより深夏に夢中でした」
真冬「そういえばプロレス好きでしたよね」
くりむ「といったところで、そろそろ時間切れです」
知弦「早くない?」
くりむ「30分番組なんで」
くりむ「いつか2時間スペシャルやろうね!」
深夏「そうだな」
真冬「全編ころけんで」
杉崎「勘弁してください」
くりむ「最後にラジオネームいおりんさん」
『やっぱり生徒会最高!そしてころけん最高!悶え死にそうだから代わりに杉崎死んで!』
杉崎「そんな死因があってたまるか」
くりむ「というわけで」
くりむ「桜野くりむのオールナイト全時空、本日はここまで」
くりむ「今週の挨拶は、ラジオネームいなばんさんの投稿です」
くりむ「せーの」
一同「しゃーとっく!」
杉崎「何その挨拶」
完
以上で完結とします
ありがとうございました
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