昴「いいのか?オレが勝手に事務所に入って」
晴「いいんじゃねえの?」
昴「んじゃ、失礼しまーすっと……」
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昴「留守番?」
光「プロデューサーもちひろさんも急用ができたみたいでさー、アタシたちに留守番しとけって」
昴「でも、それなら、どうしてオレを呼んだんだ?」
晴「暇だから」
昴「……は?」
晴「暇だから」
晴「ていうわけで、サッカーしようぜ!」
昴「いや、やるならサッカーより野球だろ!」
光「アタシ、ライダーの映画を事務所に置いてるから、とりあえずそれを見よう!」
晴「サッカー!」
昴「野球!」
光「特撮!」
「「「むぐぐぐ……」」」
昴「よし、わかった、それじゃあ勝負に勝ったヤツがやりたいことをしよう、それなら公平だろ?」
晴「まあ、それなら……」
光「戦った結果なら、仕方ないかな」
晴「で、なんの勝負やるんだ?」
昴「………………野球?」
光「異議あり!」
昴「じゃあ、何がいいんだよ」
晴「…………サッカーとか?」
昴「オレと考えてること同じじゃん」
光「二つともやればいいんじゃないの?」
「「その手があったか……」」
光「えっ」
昴「でも、野球もサッカーも一人じゃできねーよな」
晴「サッカーならPK勝負すればいいぜ」
昴「野球……野球……うーん、せめてチーム二人いればなぁ……」
光「他にも呼ぶ?」
晴「うーん…」
Prrrrr...Prrrrr...
昴「あ、電話」
晴「オレ出るよ」
プツッ
P『お、晴か』
晴「いきなりどうしたんだ?」
P『いやー、一個お前らに伝え忘れてたことがあってさ』
晴「?」
P『俺も完全に忘れてたんだけど……』
~~
ガチャ
薫「CGプロ……ここか?」
輝「地図だとここだね」
光「えっと……敵か!」
輝「敵!?どこだい!」
昴「違うと思う」
~~
P『男が来る』
晴「先に言えっ!」
>>6
龍崎薫ではないのね?
>>7
この薫は薫せんせぇの方です
~~
薫「君たちのプロデューサーに用事がある」
晴「それなんだけどさ……これ」
薫「……なんだ?電話なんて」
輝「俺?俺は天道輝」
晴「天道!?天道総司の天道!?」
輝「そう!その天道だよ!」
昴「やっべ……まったくわかんねぇ」
薫「なるほど……分かった、そうさせてもらう」
プツッ
輝「こっちのプロデューサー?」
薫「そうだ、今は急用で事務所を出ているらしい」
輝「んー、仕方ねえなぁ、一回帰って出直すか」
薫「いや、その必要はない」
輝「え?」
薫「彼はじきに帰ってくるそうだ。それまでここで待たせてもらう」
光「えーっ!」
薫「……どうして君たちが驚く」
薫「帰りたいというなら帰ればいい、彼が帰ってきたら連絡は寄越そう」
輝「いやいや、それなら俺もここで待ってるよ」
光「誰だろう、あのメガネの人」
昴「どっかの事務所のプロデューサーとか?メガネかけてるからそれっぽくね」
晴「うーん……でも、それならあっちの兄ちゃんはメガネかけてないぜ?」
昴「確かに……」
薫「全部筒抜けだぞ、眼鏡眼鏡と煩わしい」
晴「で、どこの事務所のプロデューサーなんだ?」
薫「まったく……年上に対する口の利き方は気を付けろ」
晴「あ、ゴ、ゴメン…………なさい」
薫「僕らは315プロダクション所属のアイドルだ」
昴「……」
晴「……」
光「……」
「「「アイドル!?」」」
薫「……そこまで驚くところか」
薫「僕はここの事務所のプロデューサーに用事があってきた。僕は彼が帰ってくるまでここで待っていることにした。それは分かったな」
昴「あ、ああ……」
薫「僕は会議室で本を読んで彼を待つから、くれぐれも邪魔はするなよ」
輝「おいおい……そんな言い方」
薫「僕は騒音は嫌いなんだ、会議室には入らないでくれ」
ガチャリ
光「あ……行っちゃった」
輝「ったく……悪いやつじゃないんだけどな」
>>11ミス
×晴 「天道!?天道総司の天道!?」
○光 「天道!?天道総司の天道!?」
晴「あ、そういえば言うの忘れてた」
光「何を?」
~~
薫「ふぅ……ここなら静かに……」
薫「ふわぁ……だれー?」
薫「……」
~~
晴「あそこで、薫が寝てたんだった」
輝「分かりづらっ!」
光「薫が泣いたらどうするんだ?」
輝「それは大丈夫、あんなこと言ってるけど中身は結構優しいから……あんな髪でも!」
輝「……中身とな髪……決まった」
昴「……」
晴「……」
光「……」
昴「今の、笑うところだった?」
輝「……いや、いいよ」
昴「まあ、うるさいのが嫌いっていってたし、すぐに出てくるんじゃないか?」
輝「あ、それは無い」
光「なんで?」
輝「相当の意地っ張りだから」
~~
薫(落ち着け。落ち着くんだ)
薫(本に集中してしまえばもはや静寂を破るものはいない)
薫(少なくとも、ここを出るのだけは嫌だ……ああ言った以上、僕はここにいなければ)
薫「どうしたのー?むずかしいかおしてるよ」
薫「……なんでもない、それより、また寝たらどうだ」
薫「め、さめちゃったっ!」
薫「……そうか」
~~
輝「俺たちはその間、外で体でも動かそうぜ」
晴「あ、でも、オレたちプロデューサー達がいない間の留守番を」
輝「お留守番なら、会議室に二人もいるだろ」
光「あ、確かにそうだな……いやいや、それじゃダメじゃないか?」
輝「ま、大丈夫だよ」
光「うーん……」
輝「さっ、外で遊ぶぞーっ!」
昴「お、おー……?」
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