【淫売洗脳】御坂美琴の悪夢 (75)

タイトル通りの美琴が洗脳されるR-18SSです。
注意点としてエロ及び鬱展開が苦手、モブとのエロ、食蜂さんの設定が変えられている所が嫌な場合は読まないほうがいいかもしれません。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412439102

内装が剥げ落ち、コンクリートの地金がどこもそこも剥き出しになっている廃墟と化したビル。
ガラスの無い枠だけの窓から陽光が差し込み、薄暗い通路に浮かぶ埃を照り返している。
その埃を舞い上げて歩いているのは夏の制服を着た一組の少年と少女。
正確には少女が少年を引っ張るようにして先導していた。

「お、おい、こんなことしていいのかよ。あんたの制服ってあのお嬢様学校の……」

十代半ばを過ぎた高校生らしい地味な少年が、隣の少女へ問おうとするのだが

「だってーお兄さんを一目見ていいなって思ったんだもん。ダメ?」
「…ぃや、い、いいけどよぉ…………」

猫なで声で抱きつかれるように腕が絡んでくると、それだけで何も言えなくなった。
口の中だけで返事をし、戸惑いと羞恥で顔を赤く染め頷く。

数歳年下と言えど、そのように少女から誘われたことなど生まれてこの方一度もなかった。
ましてやそれが、学園都市内でも屈指の高能力者を保有する常盤台中学校の女生徒ではなおさらだ。
引っ張られるがまま、ビルの奥まった部屋で少女は足を止め抱きついてくる。

「それじゃあ、私と楽しも? 最初はキスからがいいな」
「……ぉぉ、っう、あ、ああ」

見上げてくる可愛らしい少女のキラキラとした星のごとき眼差しに、少年は吸い込まれるように顔を寄せていく。
もし少女を知る者がこの場にいたのならば、驚愕に身を凍らせる事だろう。
学園都市が誇るレベル5の能力者である御坂美琴が、出会って間もない少年を誘惑し
唇を許そうとするなど、その目で見ても信じられないに違いなかった。

「……こんなにあっけないと拍子抜けねぇ…………」

夏の昼間、常盤台中学のある一室にて声が響いた。
その声の持ち主、食蜂操祈は手持ち無沙汰のようにクルクルとリモコンを回し、一種の呆れを抱いて虚ろな表情の美琴を見ていた。
心理掌握を防ぐ事ができたはずの美琴は、今や完全に食蜂の手中に収まっていて
ロボットのように命令を待つだけの人形にしかすぎなかった。
美琴を罠に陥れるため食蜂が仕組んだものは二つの手順によるものだ。

一つは子飼いの科学者(洗脳によるものだが)を使った心理掌握に対抗できる美琴を無効化する方法。
取った手段は食蜂の能力を強化する、美琴の能力を弱化させるなどと言ったものではなかった。
食蜂の能力を敵ではないと誤魔化せるよう能力の波長を美琴に合わせ変換してしまう装置の開発だ。
研究者は存外に優秀だったらしく、大掛かりな機械ではなく小さなパーツでそれを完成させていた。

食蜂が使っているリモコンに備えつけられたそれは、さながらハッカーがファイアウォールを
すり抜けるように、美琴に防御を許さず心理掌握を素通りさせてしまった。
科学者による補助の有無は大きな力の差を作り、同じレベル5にも関わらず完全な洗脳を許してしまったのだ。
とはいえ、その研究者だけでは肝心の美琴の能力波長のデータを収集できなかっただろう。
その問題を解決した二つめは美琴と同じ趣味を持つ食蜂派閥の縦ロールの趣味だ。

ご当地ストラップやキーホルダーなどをゲコラー同士へのプレゼントと称して渡させて
(なかなかのレアだったらしく、記憶操作しているはずの縦ロールがどうして
 プレゼントしてしまったのかととても落ち込んでいたようだったが)
その中に埋め込まれていた小さな収集チップがたった一週間で美琴の波長を探り当てて、丸裸にしてしまった。
ゲコラー趣味を利用したとはいえ、電磁波が見える美琴に気付かれない装置を仕込んでいる所は科学者の手腕だろう。

結果、食蜂からすればたいした苦労をする事もなく美琴を支配してしまったわけだった。
そこまでにかかった科学者と縦ロールの苦労や悲嘆など些細な事なのだろう。

「んー……こんなに上手くいくとは思ってなかったのよねぇ。
 私はすこ~し御坂さんを買い被ってたのかしらぁ」

だからこそ、いつもの嫌がらせか悪戯の延長戦でしかなかった企みの先を考えてはいなかった。

「それにしてもぉ御坂さんって本当にいい子だったのねぇ……」

欠陥電気計画への発端となった幼少期の記憶。
そして真相を知った時の絶望とそれを止めるための戦いを読み込む。
そこに悪意はなく、美琴が計画に好んで参加したものじゃないというのもわかった。
それどころか計画を止めようとする美琴の奮闘は善いといってもよいだろう。

「でもぉ……逆にちょっと感じ悪いかもぉ」

ただ善というだけなら常盤台のお嬢様方も世間知らずや無知によるものとはいえ、善人の部類が多い。
しかし、美琴の心は人の悪意と闇を知りつつも曇らない輝きを秘めている。
それは食蜂が読んできた人心の中でも珍しいもの。
力を持ちながら能力の強さに溺れるわけでも闇に飲み込まれるわけでもなく
正しくあろうとする精神は気高いと言っても過言はない。
しかし、それは食蜂の好みと相反するものだ。

「勝てないのに一位と戦ってるしぃ……んーと? この男のコ誰なのかしらぁ?
 ……すごーい、一位殴り倒してるし御坂さんと何度も喧嘩して勝ってるのねぇ」

御坂の記憶を探って起きた出来事を読み取っている食蜂は、見慣れぬ少年の姿に疑問を浮かべる。
記憶にある少年は、美琴や一方通行の必殺とも言える能力の数々を何の変哲もない右手で防いでいた。
洗脳し持ち駒にする都合上、食蜂のデータベースには大抵の高能力者がリストされているが
レベル5に匹敵していると思われる少年の情報はない。
わかるのは美琴の記憶にある上条当麻という名前だけ。顔も名も食蜂は知らなかった。

「御坂さんはとっても気にしてるっていうか好きみたい。こんな風に助けられたらそうなるわよねぇ……
 似合わないけどお姫様ってとこかしら……素直じゃないところがらしいけどぉ」

心にいる少年は、美琴の行動にも大きく影響しているのがわかる。
食蜂がイメージした精神世界では中心にほど近い位置に上条が立っていて
美琴は寄りかかるわけでもなく背を向け、でもあまり離れていない微妙な立ち位置にいるようだ。

「……まぁ別にいいわぁ。正体不明の能力者をわざわざ相手にする必要ないしぃ」

しかしひとまずは関係ないという判断を下す。
今考えるべきは人形となった美琴をどう扱うかということ。
少し思案の表情を見せていたが、ほどなく綺麗な唇が弧の形を作った。

「いいこと思いついちゃった。私ね、御坂さんは嫌いだけどぉ、御坂さんの容姿力は結構好きなのぉ。
 だからぁ、御坂さんのもっともっと可愛い所が見たいわぁ」

薄く開いた眼差しは毛ほども笑ってはおらず、陰湿な鈍い輝きで美琴を見つめていた。

その日のうちに美琴は追加の洗脳を施され、廃墟のビルへと適当に選んだ少年を連れていった。
本来の性格とは似ても似つかない、男に媚びを売り、男に都合のいい、淫らな女子中学生の姿となって。

「ちゅっ……んぅ……」

だから、いつもやっている行為のように、初めてのはずのキスを見ず知らずの少年へとあげてしまう。
唇を合わせ、擦れあわせてから離れようとした所で

「…………んむぅ……! ん、んんっ……ちゅっ、ん……」

今度は少年に強く抱きしめ返され、キスを迫られる。
それでも美琴は嫌がったりはしない。
必死な、痛いぐらいの抱擁に応えて、少年の背に回した腕が上下に擦られる。
唇を触れ合わせるだけではなく、舌で舐めてあげて誘った。

「んっ、ちゅじゅっ……んぇ……ん、れろっ……じゅじゅっ……」

美琴が舌を差し出した事で少年のほうも勢いづいたのだろう。
まるで犬が飼い主を喜んで舐めるかのように、美琴の口内を舌でぐちゃぐちゃに掻きまわす。
美琴は受け入れ、ぴちゃぴちゃと音が鳴るほどにたっぷり舌を擦り合わせる。

「んぅむぅっ……」

キスを続けながらも少年は制服のベスト越しに胸へ触れてきて、美琴はくぐもった喘ぎを漏らす。
薄いブラから伝わる慎ましい膨らみに、少年は十分に興奮しているようだ。
すぐに強く揉み始めてきて、初めて美琴は少年の背中を制止するために軽く叩いた。

「あ……」
「乱暴にしすぎぃ……優しくしないと痛いんだよ?」
「わ、わりぃ……」

眉を八の字にしてわざとらしいぐらいに悲しげな顔をする美琴へ少年はすぐ謝る。
その様子に美琴は薄く微笑むとベストを胸元までまくってシャツのボタンを外した。

「じゃあねぇ……優しく舐めてくれたら許してあげる」
「あ、ああ! 舐める優しくする!」

男に見せるなど欠片も意識していないだろう、飾り気のないブラもずらし
素肌を露出させると、少年は願ってもいないと胸元へしゃぶりついた。
恥も外聞もなく年下の中学生の胸へと顔を押し付けおっぱいを吸う。

「きゃっ! 優しくだってばぁ……もぉ……」

そう言いながらも美琴は、乳房に吸い付く少年を優しい目で見ている。
まるで赤ん坊に甘えられているかのよう。
実際、美琴は年上の少年が身体を求めてきている姿に、そういった可愛らしさを感じている。
初めて男に触れられているにも関わらず、そう思うように思考を塗り替えられている。
恋愛事に疎く、勝ち気で、活発で、男勝りなぐらい正義感のある少女は、今はどこにもいなかった。

「ぁぁ、んっ、ぅんっ! 上手ぅ……よくなってきたかも……」

少年が尖りつつある乳首を何度も舐める。
軽く吸い付くようにしながら、反対の胸をこちらも優しく撫でるように揉んだ。
夏の熱気と性行為によって汗ばんだ肌がしっとりと指を受け止め、幸せな柔らかさと張りが押し返してくる。

「あ、ああ、いいよっ、ぅぁっ……も、もっとキスするみたいにしてっ……!」

不器用で技巧がない愛撫ながらも美琴は少年の頭を抱き、甘く高い声でせがむ。
興奮の渦中でも、感じている美琴の声がもっと聞きたくて、少年はちゅっちゅっと
右胸の乳首を音高く吸い、汗と混じった甘じょっぱい肌を舐めしゃぶる。

舐めながらも左胸を揉んでいた右手は、痛くならない程度に力が込められて
成長途上の淡い柔らかさをたっぷりと味わいつくす。

「きゃっ、そこはまだ、許して、んくぅ……ないんだってばぁ……っぁ……んんっ……!」

調子づいているのだろう。
遊んでいた少年の左手が美琴のスカートの中へ忍び寄って大事な所を下着越しに触れた。
予め脱いでいたのか短パンは履いていない。
学習している指の動きはあくまで優しく、包み込むように美琴のそこを覆ってから
擦り出すと、少年の頭と肩に軽い重みがかかる。
感じてしまい身体を預けてしまっているようだ。

「ん、はぁっ、くぅ、じゃわたしも、反撃しちゃうんだからね」
「う゛!」

美琴を弄る少年が低く篭った声で呻く。
ジーンズの中で主張するモノを美琴が細い指先で撫でたのだ。
厚めの生地越しでもしっかりと快感を味わっているのか、明らかに少年の動きが鈍くなる。
痛いくらいにジーンズを盛り上げている形に沿って、手と指が何度も擦り扱いた。

少女と少年がお互いの性器を弄りあい高めあって

「やべぇっ……あ、ああっ!」
「んぅ、ふぅ、んんぅっ……」

二人は身体を軽く震わせて動きを止めた。

「ん、少しいっちゃったぁ……よしよし……お兄さんありがとね……」

優しくかき抱いて美琴は濡れた瞳で囁き撫でる。
少年は子供のように扱われていても、女の子の手でイカされた初めての快感で荒く息をついているだけだ。

「ほら見せて見せて……ふふっ、お漏らししちゃったみたい」

すかさず美琴が跪きジッパーを開くと、むわっと生臭い精臭が漏れ出した。

「ぅ……だってよぉ……」
「舐めて綺麗にしてあげよっか?」
「し、してほしい!」
「しょうがないなぁ……って、わぁお兄さんもう元気になってる。すごーい」

その臭いを気にもせず、それどころか半立ちしたモノを愛おしそうに美琴は取り出すと
それだけで少年のモノがまた硬度を取り戻していく。
可愛らしい美琴が顔を寄せているだけで、射精した以上に興奮しているのだ。

「んっ……れろぅ……」
「うぐぅ」

軽く舌をつけて舐める。白濁で汚れた肉の竿がぴんっと跳ねる。
美琴が上目遣いで楽しそうに見上げて

「ちゅぷっ、んぇ、ぴちゃっちゅぷぷっ……れろぉ~……」
「うひゅぅ……」

精液で汚れた肉へ吸い付いていく。
れろりれろりと舌が亀頭の下から上まで回り、鈴口に残る精液を舐め取った。
舌を滑らせ剥けきれていない皮の内側までなぞれば、ピリピリとした苦味と塩みが混じった味がして、少年が変な声を出す。

「ちょっと汚れてるね……でも汗臭くて美味しいかも……」
「そこ……すげえ気持ちいい……」

汚れた所を唾液でワックスがけしていき、そのままちゅちゅっと吸えば、テカテカとぬめるように竿が綺麗になっていく。

「びくびくってしてる……この子またいきたいみたい……お兄さんもしてほしい?」
「してほしい。もっとペロペロしてくれよ」
「もぉ……エッチなんだからぁ……ちゅっ……んっちゅちゅ……」

即答する少年に苦笑しながらも亀頭へキスをして舌を使い始めた。
顔を傾け先端から根本のほうへと流れていき、陰毛についていた白濁の塊を吸い取る。
また先端のほうへと戻っていき、亀頭を唇で軽く挟んだ。
そのままれろれろとカリの太い部分から裏筋の血管が浮き出た所まで
柔らかな舌が何周も何周も円を描いていく。

中学生らしくない慣れたフェラチオに、少年は前かがみになり美琴の頭の上で手を震わせた。

「ちゅっく……ん、はぁ……いきたい時にいってもいいからね。あーん……」

より昂ぶらせようと美琴は口内を見せつけるように口を開き、少年のモノを口内へと収めていく。

「つぅ……!」
「あっ……」

と、収める途中、歯が幹に触れて少年が軽い痛苦を示した。

「ご、ごめんなさい。お兄さんの大きすぎて失敗しちゃった。今度は気をつけるから」
「あぁ、大丈夫だから、まだやってくれ」
「癒してあげるね……ん、ぐじゅじゅっ、んぇ~」

くちゅくちゅと口内で涎を貯めてから歯が当たってしまった幹の上部分へ垂らす。

「ん、ぶじゅるぅ、いたいのいたいの、んじゅじゅっ……ひょんでけぇ……」

おまじないを呟きながらも、美琴は献身的に舐め始めた。
トロトロの唾液でふやけてしまいそうなぐらい掻き回し、じゅじゅっと吸っては
また涎を纏わりつかせて、感じた痛み以上の快感を与える。

手で撫でるように、もにゅもみゅと唇を押し付けていけば
元々大したこと無い少年の痛みは、快感ですぐに塗りつぶされた。
むしろ歯の当たった部分が敏感になって、より気持ちよくなっているぐらいだ。

少年も美琴本人も、口奉仕の技術が洗脳によるプログラムでしかなく
実際の経験が無い事によって起きたミスだとは考えてもいない。

「んはぅ……もう痛くない?」
「ああ、気持ちいい」
「よーし、今度は失敗しないんだから、んぁ……」
「うぇぁ、あったけぇ……」

美琴は今度こそと丸く口を開けて、健康的な桃色の口内へと肉竿をゆっくり飲み込んでいく。
半ばまで含んでから、くくっと唇で圧をかけながら顔をまたゆっくり引き出していく。

「あむっ……んぇ、ぅうっ……んろぉ~……」

唇の輪で竿を締め付け手で扱くように何度も顔を前後に振った。
同時に舌をたっぷりと纏わりつかせ、敏感な裏筋や尿道を刺激するのも忘れてはいない。

「ぐじゅるっ! んぶぅっ、っぐじゅぶじゅっ! じゅじゅっ……」
「くっ、あ、口の中、柔らかくて、ぐちゃぐちゃで、すげぇいいよ……」

抽挿する唇の端から唾液が溢れ零れ落ちた。
舌と前後の動きで攪拌されている肉棒はどこもかしこも涎塗れになっていて
口から濁った水音が室内に響き渡っていても、美琴は恥ずかしそうな様子一つ見せない。
強く唇で締め付け吸い付き動くものだから、口元が幹にくっつくように伸びたり縮んだりと不格好なのも気にしていない。

左膝を横に、右膝は立てた姿勢で座り込むと、スカートがたなびき下着が丸見えに
なるほどの勢いで首を振り立てて、ひたすらに快感を少年へと与え続ける。
そのように少年の腰に抱きつき、愛おしそうにフェラチオしている姿を見れば
本来の美琴を知っている者でも、好んでそうしているとしか思えないだろう。

「あふっぅ……もぉ……んっ、ちゅちゅぅっ、んぉんんぉっ……」

少年もされるだけでは我慢できなくなったのか、身体を屈めフェラチオに没頭する美琴の胸を揉み始める。
小さな胸がふにふにと形を変えて、張りのある肌が優しく指を押し返した。
その感触を更に楽しもうと動きを強め、淡い双丘を荒々しく掘り返していく。

愛撫と言うには激しい行為にも美琴は気持ちがよさそうにフェラに勤しんでいる。
たまに勢い余って喉まで肉棒が突くようにされても嫌な顔一つせず、うっとりと瞳を細めてすら見えた。
まるで、少年が興奮し感じているのが自らの悦びかのよう。

(あ、出ちゃうんだ……嬉しい……私で凄く感じてる……)

含んだ肉竿から伝わってくる振動。最愛の恋人に抱かれているかのごとく、心弾む。
そう思う事になんの疑問も沸かず、呻きにも似た声をあげる少年のモノをできるだけ飲み込むようにする。
胸をまさぐる手がぎゅぎゅっと痕がつきそうなぐらい強くなる。
でもその乱暴さも心地がいい。
少年の臨界点がわかっているかのように、こくんと強く喉で亀頭を締め付けた。

「うぁっ……!」
「んっ、んんっ……! んぉ、んっくぅっ……」

叫びと共に吐き出された欲望を、口内奥深い所で受け止める。
呼吸が阻害され瞳に涙が浮かぶが、口は決して離しはしない。
肉のほとんどを口に収めたまま、唇は絞り送り込まれる精液を飲み込み続ける。
それどころか、少年の腰を抱いた腕に力を込めて逃がさないと言わんばかりに
慎ましやかな乳房が押し付けられるほど抱擁する。

「…………はぁっ……ふふっいっぱい出たね……」
「き、きもちよかったぁ……」

そうして最後の一滴まで絞りつくしてから、ようやくのように離れて微笑み、へたった少年は地べたへ座り込んだ。

「はいストッーップ」

そこへ突如現れた食蜂がリモコンを向けて二人の動きを止める。
正確には、二人に認識されないようにしてその場にずっといた。

「エッチな御坂さん本当に可愛かったわぁ。色気ないと思ってたのに誘惑力はなかなかねぇ。
 私もドキドキしちゃったかもぉ。次はねぇ御坂さんも楽しめるようにしてあげちゃうゾ♪」

用済みになった少年へ適当に指示を出し放置すると、身支度を整えさせた美琴を連れて歩き出す。
その途中、食蜂は美琴の顎に精の残滓が残っているのに気付くと指を伸ばした。

「舐め取りなさぁい」

美琴自身に拭かせず、白いレースの手袋越しに拭って舌で清めさせる。

「……男の欲望力わかっちゃったかもぉ。……こぉんな気持ちなんだぁ……そっかぁこれじゃ止められないわけねぇ……」

ぞくぞくっと食蜂は身を震わせて、従順な美琴を堪能する。
能力を今のレベルまで使いこなせるようになってから、ある意味初めての愉悦に満足そうだ。

「よーしまずは埃っぽいしシャワー浴びさせてぇ、性格は元の御坂さんをベースにしてから
 うーんと……ビッチみたいなのが御坂さん似合いそうよねぁ。ふふふっ楽しくなってきたわぁ」

お気に入りのお人形で遊んでいる幼児の表情で、朗らかに食蜂は笑っていた。

中断

ちまちま続きを書いていて、次は居丈高な美琴が不良三人と軽い4Pするものになります

続きになります

(あれ……? 私なにしてたんだっけ……)

街の通りで、美琴は何かを探しているのかのように、周りを何度も見渡し不機嫌そうな顔で歩いていた。
暑いためかベストは着ておらず、シャツも幾つかボタンを外して胸元が開いている。
もし常盤台教員に見つかれば厳重注意では済まないだらしない格好。
足取りはしっかりとして目的があるようなのに、何故か思考は虚ろで
どこか現実感を感じないまま身体が勝手に動いていた。

射すような陽がアスファルトを蒸し上げていて、それを避けるように広い通りから
細い道へと進み、日陰になった路地へと曲がると探し物を見つけたのか唇の端をあげる。

「そこのあんた達、私に少し付き合いなさいよ」
「あぁ?」

傲岸不遜に美琴が呼びかける先には、三人の高校生らしい少年らが煙草を吸いながら座り込んでいた。
学園都市によくいる、無能力者が学校についていけず不良になった口だろう。
長身で細い茶髪と、中肉中背のピアスの少年。
残る大柄なスキンヘッドによる三者の面立ちは、お世辞にも頭がよさそうにも真面目そうにも見えない。

(な、なんで私こんなのに声かけてんの!?)

思いがけない自身の行動によって意識が少し明確になるが、身体はなんの命令も受付けなかった。
喋ろうとしても口と手足が動かず、もちろん能力も使えない。
心と身体の間にガラスの壁があって、覗き見する事しか許されていないような、そんな状態。

「んっだよぉ偉そうによぉ」
「常盤台の制服じゃねーか、お嬢様がなんのよーだよ」

美琴を囲むように茶髪とピアスが立ち上がる。
能力に差があるというのを気にしていないほど頭が悪いのか、これといって警戒もしていないようだ。
茶髪が図々しくも美琴の肩に手を触れようとしたところで

「ちょっと待て。コイツ見たことあるぞ」

訝しげに美琴を見ていたスキンヘッドが不安げな顔で呟き、はっとした顔で立ち上がった。

「コイツ御坂美琴だ! レールガンの!」
「えっ……先輩が軽く声かけただけで、黒焦げにされたってアレのか……!」
「俺は肩当たっただけで全身マヒで病院送りにされたって聞いたぞ!?」

ざざざっと茶髪とピアスが慄きあとずさる。

(ななな、なにを失礼な! 私をなんか危ないヤツみたいに!
 ……そりゃあちょっかいかけてきたのを能力で追い返した事は何度かあるけど…………)

ついつっこむ美琴。
若干心当たりがあるようだが、話に尾ひれ背びれがついた結果だろう。
少年らの美琴を見る目が、ホラー映画の今にも襲われそうな登場人物みたいなのに変わる。

「ふうん……あんた達私を知ってるんだ。じゃ、話は早いわ」
「いやー俺たちは勉強しないといけないのでこれで……」
「ダッサイ言い訳ねぇ。私の誘いを拒否できると思ってんの?」
「うわっ!」

ビリリっと小さな紫電が宙を幾条も走り、少年らが頭をすくめた。
完全にビビり入って怯えているようだ。

(なんなのよ……私は一体何がしたいのよ……意味もなくそこらの人を脅すなんて……)

心の中だけの美琴が渋面で考えるが

「ホッント失礼しちゃうわ。私は遊ぼうって言ってるだけだってば。
 アンタ達にもわかるように言ってあげると逆ナンよ。逆ナン」

続く想像した事もない言葉と行動に、顔色が赤を通り越し真っ青になった。
身体が勝手に動いて、茶髪へと腕組みするように抱きついたのだ。

(なによこれ! なんで私が!? こんな事するわけないでしょうがっ……!)

心中で叫び、身体を引き離そうとしてもやはり上手くはいかない。
夢で見るような不条理な展開に、足掻いては流されているだけのよう。
現実の美琴は悪戯げな笑みで茶髪の少年を見上げている。

「じょ、冗談だろ。なんでレールガンが俺達を」
「だからぁアンタらが暇そうにしてたからよ。そんだけ。
 こんな糞暑い日にせまっこい所で煙草吸ってる奴なんて暇に決まってるでしょ」
「それはまあ……でも意味わかんねえ」
「別に嫌ならいいけどね。次の奴を探すだけだから。
 でも本当にいいの? 私とそんなに遊びたくない?」

(い、いやぁっ!?)

そう言いながらもウインクした美琴が胸元に指を入れて少し広げると、茶髪の視線が固まった。
幾つかボタンを外してあるシャツの下はノーブラで、小さめだが確かにある膨らみがはっきりと見えたのだ。

「マジかよ……」
「レールガンが男漁りしてんのか」

ピアスもスキンヘッドも美琴のあからさまな行為に目の色が変わる。
少年らの中で、恐怖の対象であった少女が、性的な、やれるかもしれない女へと変わった。
単純なのか、そう思っただけで生意気そうな表情も偉そうな態度も可愛らしく思えた。

実際、美琴の容姿は彼らが知っている同年代の誰よりも優れている。
年下の中学生であっても、可愛らしさ美しさはそれだけで男を惹き付ける魅力がある。
すぐに少年らの視線に欲が絡んでくるのを感じ、美琴は楽しげに笑った。

「お、おい、いくか?」
「マジならイイんじゃねえか」
「決まり、ね。ついてきなさいよ。涼しい所でイイことしよ?」

(胸を初めて会った奴なんかに、見られ、見せて……いや、いや、いや!
 なんでっ!? 私の振りしてるアンタはなんなのよっ……!)

絶叫が届くはずもなく、飼い犬よりも従順そうな少年達を引き連れ美琴は歩いていった。

すぐに美琴達は手近にあるラブホテルへと移動する。
美琴は堂々と、少年らは初めてなのかきょろきょろと珍しそうに室内を見渡している。

「エロい玩具売ってる」
「ベッドでけぇな」
「あんたらガキねぇ」
「だってよぉ、こんな所入ったことないぜ。なあ」

茶髪が答えて、ピアスが頷き、スキンヘッドが否定の意で首を振ってすぐ、お前彼女できたことないだろとつっこまれた。
ただの見栄っぱりで、不良とは言ってもそこらの学生と変わりはしないようだ。

(このままじゃホントにこいつらと……くうぅぅぅ、なんでこんな事に……!)

暢気な少年らと裏腹に、食蜂によって心の中に閉じ込められた美琴は必死でもがいていた。
走り出す、叫ぶ、能力を使う、そのどれもがなんの意味もなさない。
胸の奥にある訴えは現実ではなんの力もなく、空想の絵空事でしかなかった。

つまり心の中にしかない美琴はそのような存在でしかないということだ。
こういった状況なら一番疑うべき相手である食蜂という存在も、想像できないように封じられている。
もっともそれを看破できたとしても何もできなかったろう。

「シャワー浴びたいトコだけど……ま、いいわ。アンタ達が我慢できなさそうだしね」

柔らかなベッドに座る美琴の視線が少年らへと向く。
平静を装っていたらしい少年達の股間は、すでに期待と興奮でズボンが盛り上がっているのがわかる。
ホテルという場所、目の前にいる少女、どちらともが欲情を煽っている。
なんでもない夏休みであったものが美琴という非日常に塗り潰されている。

(や、やだ……あんなの……)

現実の美琴の挑発的な視線とは裏腹に、心の中の美琴は隠された凶器に不安の色を隠せていない。
そもそも年頃の少女は潔癖なもので、少々男勝りな所はあれど美琴も同じ。
男の性器以前に、自分が、自身の身体が男からそのように見られるのを感じるだけで嫌悪感が湧き出る。
ましてや触れられでもしようものなら、怒るどころでは済まない。
手加減しきれなくて黒焦げの焼死体が三体できてもおかしくはない。

しかし。

「ほら。きなさいよ。今だけ私の身体はアンタ達のものよ」

(やめてぇっ……!?)

シャツのボタンを全部外し、両手を広げた美琴の蟲惑的な表情と言葉は、あっさりと少年達の接触を許す。
華奢な、まだ女というには未熟なり少女の身体へと少年らが殺到する。

「んぅ、いきなり胸? さてはアンタ童貞でしょ」
「う、うるせぇよ……うぉぉ……スベスベしててすげぇ……小さい癖にめちゃくちゃやわらけぇ……」
「次小さいつったら黒焦げにするわよ」
「わ、わりぃ」

美琴の前に座った茶髪が開いたシャツに手を差し入れた。
さっき見たばかりのそこは今まで触れた記憶が無いほど柔らかく、茶髪は驚きで目を見開く。
手の平で包み込める程度で大きくはないのだが、心地のいい感触で気持ちがいい。

「アンタはお尻ね。そこが好きなんだ?」
「ああ。レールガンのケツすげぇいい」
「そ。ありがと」

横にいるスキンヘッドはスカートの下へ手をつっこんで尻を撫で回した。
薄い下着越しから伝わってくる感触をより味わおうと力が込められ手の形に歪む。
そうすると押し返してくるような張りの強さがより感じられた。

(いやぁ……! こんな奴らに好き放題触られるなんて……!)

そして少年らの動きは全て心の中の美琴にも伝わっていた。
身体の自由は利かないのに五感はしっかりとあった。

興奮と欲情で血走ったような眼差し。
汗と油が混じった男っぽい匂いと荒い息遣い。
無遠慮に素肌に触れては乱暴に揉みしだいてくるごつごつとした手。

どれもが不快で堪らない。怖気が走る。
なのに現実の美琴は薄く笑みを浮かべ、男達が触れるのを喜んでいるよう。
目を瞑り、耳を塞ぎ、呼吸を止め、自身を抱きしめ防ぎたくても、現実の美琴が
そうはしない以上外界の情報は全て伝わってしまう。

「キスしていいか?」
「わざわざ聞かなくていいわよ。好きにしていいって言ったでしょ」
「へへ、そんじゃ……」

(ま、待ってよ!? キスはわたしまだ―――)

だから、横を向かされ顔を寄せてくるピアスの口付けも余すところなく美琴は味あわされた。

「んっ……ちゅっ……ん、れぉっ……んんぅっ……」

(いやああぁぁあぁぁあぁぁ……!?)

少しカサついた唇の感触。鼻と鼻が擦れあうほどに近い。
すぐに舌が入り込んできて、煙草のせいか苦味のある唾液の味がした。
そのまま舌が縦横無尽に口内を掻き回してくる。
おぞましい感覚。まるで肉厚のナメクジが口の中を這い回っているように思えた。
なのにキスしている美琴は歓迎するように舌をたっぷりと絡み合わせている。

直接唾液を味わい、呼吸を交換しあって、まるで恋人のように深く深くキスをする。
心のどこかで思い描いていた誰か。
そんな夢想とは違う、今日初めて会ったばかりの見知らぬ男相手に唇を許してしまう。

(……酷い。初めてなのに……なんでこんな………………)

一度目は身体のみ。二度目は心も。望まぬファーストキスを美琴は今日だけで二回行っている。
知らぬは本人だけだ。
キスをされながら、或いは自らしながら。
同時に胸と尻を弄られる感覚で気が狂いそうだった。

「………ん、ふぅ……まあまあね。経験あったりする?」
「そりゃ彼女いたしな」
「へぇそうなの。人は見かけによらないわね」
「どーいう意味だよおい」
「言ったとおりよ」
「……くっそ生意気な女だな」
「ふふっ、ならいい所を見せたげる。っていうか私がしたいのよ。アンタ立ちなさい」

(キスまでしてるのに……な、なにがしたいっていうのよ……?)

悲しんでいる暇もなく事態は進行している。

「ほらほらズボンなんて早く脱いじゃって。窮屈でしょ」
「おうよ」

(う、嘘……そんなの見せないで……! ひっ……)

ベッドの上で座っている美琴へと、張り詰めたモノをピアスが曝け出す。

「なかなか立派じゃない……舐めたげる」

(本気……!? ねぇ止めてよ……私そんな事したく―――いやぁあぁぁっ!?)

考えるよりも速く、美琴はピアスの肉棒を咥えなんの躊躇もなく舐め始めた。

「ん、ちゅぅっ、れおれろっ、んぶぅ……」

(むあぁっ……!?)

ピリっとしたしょっぱさと苦味を感じ、生臭い雄の匂いが鼻腔いっぱいに広がっていく。
今まで感じた事のない味と匂いで美琴の思考が完全に止まる。
しかし身体のほうは奉仕を続けており、奇妙な形と触感が口の中で何時までも消えない。
そんな吐いてしまいそうなモノへ舌を滑らせ美琴は丹念にしゃぶっている。

「お前だけずるくねえ?」
「したいって言ってるだろ。つーかコイツうめえ……中坊のテクじゃねーぞ」

茶髪が羨ましそうに見て、ピアスが感嘆の声をあげる。

「舐めてくれ」
「ふぁい……んっはぁ……んむぅ……アンタのデカすぎ……んっちゅぅ」
「げ、お前もかよ」

いつの間に脱いだのかスキンヘッドが股間のモノを押し付けると美琴はそちらも咥えて舌を使う。

「おーい、俺がしてもらってんだろー」
「ちゅ、じゅっじゅぅ……ほら手コキしてあげるわよ」
「お、おぉ、手もうめーなー」

一本をペロペロと舐めながらも、自身の唾液で濡れたピアスのモノを手で扱き始める。

(いやいやいやっ、口も手もっ……なによこれ……!)

触れた事のない硬さと柔らかさが入り混じった不可思議なそれは、見た目と味も相まって
ナマコかなにかの海洋生物に触れているような気持ち悪さがあった。
口の中に生臭さが付きまとって離れない。

「お、俺も!」
「……はぁ、んぇんぅ、はぁ……あせんなってば。こっち使いなさいよ」

(ひっぅっ……!)

茶髪に返事をした美琴がフェラチオを続けながらも膝立ちになってスカートをまくる。
今やっている行為とは裏腹な、どこか子供っぽさの残る水色の下着を覗かせる。
とはいえ中心が色づくように滲みんでいるそこは女を感じさせるには十分な魅力があった。
男へ見せる行為に慣れているようにしか見えない。

「生でいいのかよっ!?」
「いいってば。でもまだそんな濡れてないからちゃんと濡らしてよね」

(濡らしてって……!? 何を勝手に……!)

暴れようとしてもやはり無意味でそんな間もない。

「ちゅっぷ、ちゅっぷ……ん、んじゅぅ、あ……んん…………」

(ふぁ、あ、ん、い、いやぁっ!?)

舐めしゃぶる水音に混ざって甘い吐息が零れた。
早速茶髪が股間へと指を這わせたのだ。

「すげぇちょっと触っただけなのに濡れてきてる……」

下着をずらして、無毛のすじに沿ってゆっくりと擦る。
少し指を入れれば吸い付くように飲み込んできて、入れたらどれだけ気持ちいいかと期待させる。
茶髪が単調ながらも前後に指を動かせば白みのある、より粘度の高い愛液が滴り落ちてくる。

(なに、よ……! こ、れ……!?)

受けたことのない初めての感覚に美琴は戸惑いを隠せない。
触られ気持ち悪いはずの指が、くすぐったさを何十倍にもしたような刺激を与えてくるのだ。

「……ちゅっぽん、はぁはぁ……なかなかいいわよ。ほらアンタもチンポだしなさいよ。
 で、こっちきて仰向けになって……」
「わ、わかった」
「一番は譲ってやるからはよ終われよー」
「どうせすぐ終わる」
「うるせぇって」

仲間同士で応酬しながらも、言うとおりに茶髪は美琴の下で真上に反り上がった肉棒をセッティングする。
ほんの十数cmほどの距離まで男女の性器が接近する。

(……あ、だ、ダダメよっ、しちゃいけないのよ。ねぇ、アンタこんな滅茶苦茶しても私なんでしょ?
 やめてよ。私こんなことしたくない。こんな奴ら嫌よ。嫌なのよ……!
 だからお願い。それだけはやめてよ。ねぇって、やめて、やめてよ―――ア、アァァァッ……!?)

「ん……あぁっ!」

下着をずらしただけのそこへと茶髪のモノが入り込んでいく。
ショックを受ける暇もなく、あっさりと処女を散らされた。

「うぁ、す、すげぇよ。レールガンのマンコ! きつくてヌルヌルしててすげぇ気持ちいい!」

熱く茹だるような肉に包まれる感覚に茶髪は感嘆で叫ぶ。
きゅんきゅんと肉棒を締め付けてきて、別の生き物みたいに蠢いている。
その気持ちよさに茶髪は美琴の太腿を両手でぐっと鷲掴んだ。
やる事は一つしかない。

「ふぁぁっ、あんんっ……! いいわよきもちい……」
「女すげぇ! 気持ちよすぎ!」

欲望のまま、一気に下から突き上げて腰を振る。
たっぷりと濡れているとはいえ、まだ狭い膣内へどんどん押し入った。
ぐぐっと引き抜けば、惜しむように襞が絡み付いてきて堪らなく気持ちがいい。

「レールガンもしてくれよ」
「ん、ぶっ……! んはぁ、ひゃっかってる……わよ……」

嬌声のまま、だらしなく開かれていた美琴の口へピアスの肉棒が向けられた。
そのまま抽挿で揺れる頭を掴み、涎塗れの口内へ挿入する。
スキンヘッドも遊んでいた美琴の手を取ると、自身のモノへと勝手にあてがった。

その光景は中学生の少女が行っている行為としては、あまりに刺激的だ。
スラリとした太股は、下にいる男の手によってがしりと固定され騎乗位で繋がっている。
頭を捕まえられるように右を向かされ、鼻が陰毛に沈むほど肉棒を押し込まれている。
左手は太いモノを握らされ、その上から被された男の手によって扱かされている。
もし何も知らぬ者が一目見れば、少女が男三人に囲まれ嬲られていると思うだろう。

だが、目を背けず数秒も観察すればその勘違いを撤回するに違いない。

結合部からは見てわかるほどの愛液が垂れ落ちて、少女自身も突き上げのリズムに身体を揺らしている。
口へ無理に押し込まれたように見えているようで、少女の右手は愛しそうに
侵入者の腰を抱いており、もごもごと唇と舌が蠢いている。
握らされていた手は、すぐに少女が主導する動きに変わって快感を与えようとするものになる。
性行為に勤しむ気持ちよさそうな表情を見れば合意の上で男達とセックスをしていると、すぐにそう理解するだろう。

それが例え心と相反するものだとしても、今の美琴の姿はそのようにしか見えなかった。

「レールガンも気持ちいいんだろ!? オマエん中びくびくしてる!」
「はぁ、あ、んぁ……ひぃひぃわよぉ……みょっと、やりぃにゃしゃい……」

茶髪が遠慮なく腰を振り、塞がれた口がくぐもった催促を返す。
抜き差しの度にぐじゅぐじゅと体液が混ざり攪拌する音が響く。
処女を失ったばかりのきついそこを掘削するように穿っていく。
美琴の太股を痛そうなぐらい握りながら、より快感を貪ろうと激しく突き上げていく。

「……ちゅっ、はぁ、んむぅ、ん、じゅじゅるっ! ちゅぼっちゅぶぅっ……」
「吸い付きすげー……4Pしてんのに慣れすぎだろ、おぅ、気持ちよすぎ……」

激しい揺れの中でも肉棒を深く咥え、歯を当てずに口奉仕を続ける。
滑らかに動く舌は亀頭全体をたっぷりと嘗め回し、溢れた涎の中でちゃぽちゃぽと亀を泳がせる。
かと思えば、頬を窄ませ吸い付くようにしてピアスが腰を引くほどの快感で責め立てた。

「してもらうのいいな……」

ボソリと呟くスキンヘッドも手コキを味わい頬を緩めていた。
大きい肉棒の滑りをよくするため、口から零れた粘質の涎を手に纏わせて前後に扱き、手首の回転を利かせている。
ぎゅっと握りつつ根元から上へと絞りあげるように強く扱きあげる。
何度も繰り返しながら先端へ流れて、辿り着いた尿道を親指の腹で丹念に擦って、快感を先へ先へと昇らせる。

「んっぶぅ、はぁあぁ……ビクビクしてきてるわ。あーん……んぉっんぶぅっ、ちゅじゅっぐじゅるぅ……」

美琴は今度はスキンヘッドのほうを咥え、ピアスのほうを手コキで扱いていく。
自身も茶髪と繋がって、手と唇で男を責めるのに興奮して動きがどんどん早まっていく。
たった一人で男三人を手玉にとり、性に熟練した女であってもそうはできないであろうテクニックで射精を促していく。
プログラムされた動きはより洗練さを増していき、美琴の奉仕に少年達は導かれ手管に酔いしれていた。

「あはっ♪ どいつもこいつもだらしない顔しちゃって気持ちいいのね!
 もうだしちゃいそう? もっとしてあげるから早くいっちゃいなさいよ!」

(………………も、う……わけ、わかんない……たすけ、……)

精を絞ろうと絶え間なく動き続ける身体とは裏腹に、心はどんどんと弱っていた。
心と身体の不一致が美琴を苛んでいる。
初めてなのに、男のモノで貫かれた胎からは忌まわしいほどの快感が与えられ
自身の能力を何倍も強めたかのような電流が頭の中まで走り抜けている。

今もなお齧り付き舐めしゃぶっている肉竿で息苦しいはずなのに、身体は慣れてきているのか
舌触りも味も鮮明になっていって、二人の大きさや形の微妙な違いがわかってしまう。
えぐみのあったはずの汗と先走りを啜っても味が気にならなくなっていた。
それどころか美味しいとすら思う。

それにピアスやスキンヘッドが胸を揉んでくる事すら感じるようになっている。
優しく胸を弄られればピリピリとした微電流が弾け、荒々しく胸を揉まれれば奥まで快感が突き抜けた。
乳首を摘まれた時など、身が跳ねあがり叫んでしまいそうほど気持ちがよい。
不快だったはずなのに、男達に触れられる度、快へと身体が塗り替えられていくよう。

(………………どっかいっちゃいそう…………ぅぅぅ、ぐぅぅ、ダメ、よ……)

意識が飛んでしまいそうなのを耐える。
いっそ気絶してしまえば楽かもしれない。
身体を動かしている自分ではない誰かに任せてしまえば苦しまずに済む。

けれども今手放してしまったら。
自分という手綱を放棄してしまったら。
文字通り自分が自分でなくなってしまいそうなのだ。
消えてしまいそうな恐怖を押し殺し、拡散する意識を掻き集め手繰り寄せ必死に堪えようとする。
気を張って、いつ終わるとも知れない時間を耐え続ける。
その分だけ見知らぬ男達とのセックスに心は削られ磨耗していく。

「うぁっ、もういっちまう……」
「おーおー……レールガンうますぎる……」
「……はぁはぁ」

少年達も限界が近い。美琴にされるがまま至るのを待つばかりだ。
肉棒が震え心臓のごとく不気味に脈動して

「ん、あ、はぁぁあっ! ん、んんんぅっ……!」

美琴の口へ、顔へ、膣内へと欲望が注ぎ込まれた。
ピアスが浅く咥えさせたまま射精を続け、美琴は送り込まれるものを飲み干す。
スキンヘッドは手コキされながらも頬に押し付けて粘っこい液で汚す。
茶髪は本能なのか、一滴たりとも零さないとでも言うように深い所で吐き出していく。

(あぁ、ぅあぁ! いやぁっ……! 私、なんでこんなの、……嫌よ……なんで……うぅうぅっ……)

体の中まで全てを男達に汚されてしまった。
心をどう保とうとしても、肉の実感にはとても耐えれるようなものじゃなかった。

しかし

「んっ、ちゅぅっ……っぷはっ、ちょっとぉアンタ達だけイってんじゃないわよ。ほら交代してから続き続き」

悲嘆に暮れる間もなく、勝手に続きを求められる。
美琴だけは達していないのだ。

「おーし、まだいけるぜー」
「全然足りないな」
「やりてぇけど中出ししてよかったのかよ?」

ピアススキンヘッド茶髪がすぐにまた準備ができたものを携える。

(うそっ……もういいじゃないっ! もう終わったんでしょ!?)

「任せなさいって。平気なお薬ぐらい飲んでるわよ」

(こんなこと私はしたくないのよぉっ!)

絶叫する美琴の視界が少年らの身体によって塗り潰されていった。

「いやぁあぁっぁあぁぁっ!」
「…………ど、どうされたのですお姉様!?」
「あ――――あれっ?」

気がつけば美琴は、暗い中でも見慣れた部屋とベッドで身を起こしているのに気付いた。
改めて見渡せばそこは常盤台寮の自室。
美琴の尋常じゃない叫びで目覚め、すぐ傍に立っている黒子のネグリジェ姿も視界に入る。
自身を確かめればいつものゲコ太パジャマで身体も問題なく動き、指から火花がパチッと瞬いた。

「そっか……夢だったんだ…………ごめーん黒子。ちょっと怖い夢見ちゃって」
「……驚かせないでくださいまし。私何事か起きたのかと…………」

頭を掻き笑顔を作る美琴に、黒子は嘆息を返した。
こんな、身を切られるような美琴の悲鳴など黒子は聞いた事がない。

「うん。ごめんなさい。……少し寝汗かいちゃったからシャワー浴びてくるわ」
「わかりましたわ。一応私は隣室の方が驚かれていないか確かめてきますの」
「ありがと手間かかせるわね」
「いえいえ。お姉様の乙女の悲鳴を聞いてしまったら、黒子はいてもたってもいられませんから。
 お望みなら浴室の中までエスコートして差し上げますわ」
「はいはい。気持ちだけ貰っとくから」

冗談にしてはしょぼんとしているような気もしたが、黒子との会話で幾分か落ち着いてきた美琴は、浴室への戸を開き着替え始める。
下着どころかパジャマまでぐっしょりと汗で湿っているのを、適当に放ってすぐにシャワーを浴び始めた。

身体を鏡で映すといつもどおりの姿に見える。
夢であったような性行為の残滓など欠片も無い。

なのに。

「……まだ手震えてる」

震えは手だけではなかった。
心臓は暴れるように早鐘を打ち鳴らし、熱い湯を浴びているのに身体は冬風に巻かれ凍えているよう。
顔は血の気が青ざめるほど引き、唇も頬も白くなっているのが目に見えてわかった。
暗がりでなければ黒子に気付かれていただろう。

「ただの夢よ……夢なんだから……しっかりしなさいよ……」

黒子の手前隠していたが一人になって崩れ落ちる。
脳裏と身体に生々しく残る感覚。
本当に夢だったのかと、とてもそう思えないほど、触れて触れられた記憶が残っていた。
美琴は震える身体を守るように自らを抱きしめ、涙が零れるのを耐えようとする。
涙と震えが収まるまでシャワーをいつまでも浴び続けていた。

中断
次は漫画に出てきた男キャラに美琴がちょっかいをかけます

逆レイプシチュもはよ

投稿じゃなくてすみません。よかったらなんですが、エロに関する質問を幾つか聞きたいんです
先のほうのエロの種類が思いつかなくなってきたので、若干凌辱要素の強いシチュエーションはなにかないでしょうか?
現状輪姦とお尻ぐらいしか思いつかず、予定しているエロシーン3つがどれも輪姦になりそうなので幅を広げたいと思いました。あと輪姦書くのが難しいというのもあります

暴力要素にスカトロ(大は不可、小は可)タトゥーやピアスなど痕残りそうなのは書きません。
それと大事なとこなんですがロリペッタンとロリ巨乳はどちらかが好きでしょうか?

特にシチュががないようでしたら、精神的責めを交えつつ輪姦で行くと思います。

>>44
逆レイプシチュの期待には応えられないかもしれません…… 1シーン増えてしまうので……

知り合いにされるとかひたすら道具で責められるとか固定されてひたすらとか

口 固定してただひたすらに口
そしてロリ巨乳は甘え

>>46
食蜂さん絡みでエロを入れようとしてたんで、固定+道具はかなりいけそうです。助かります

>>48
口ばっかりは得意分野なのでかなり書いてる最中です
ロリ巨乳ネタは設定違いもいいとこですし、やはりペッタンのほうが禁書らしいですよね

シチュのお返事ありがとうございました。
ちょっと展開が変わっているのでメインには入れづらいですが、取り入れれそうな所は参考にさせていただきます。
では続きを投下します

「お姉様……この所顔色がずっと悪いですわ。お休みになられたほうがよいのでは……」
「わかったから。黒子は風紀委員の仕事があるでしょ。私に構わずいきなさい」
「うー……もし何事かあったら必ず連絡してくださいまし―――」

灰色の雲が厚く重なった天気の悪い放課後。
美琴を痛ましげに見つめながらも、黒子はテレポートで消えた。
心配はかけたくないのだが、あまり顔を見られたくない。
自分でも酷い顔をしている自覚がある。
体重が減っているが全然嬉しくはなかった。

原因はわかっている。
一言で言えば夢見が悪いという所だが、実情は考えうる限り最悪。
悪夢を見てから一週間。
美琴は一日も欠ける事無く、男を犯し犯されている夢に囚われていた。

例えば。

不良達とはまた別の、真面目そうな高校生を誘惑しては路上の陰で奉仕し繋がった。
中年の男性へと売春婦のように迫って、ホテルでセックスに耽った。
公園で小学生高学年だと思われる男の子を誘い精通をさせてしまう。

在り得ない行為の数々は、どれもが現実としか思えないほどのリアリティがあった。
高校生の生臭い精液の味。男性の硬く熱い性器が内を押し広げてくる感覚。顔にかけられた男の子の水っぽい射精。
五感で思い返せるほど強烈に残っている。

何よりも嫌な事が夢の中の美琴は何時だって気持ちよく嬉しそうで、これ以上ないほどに快感が伝わってくるのだ。
見知らぬ男達と繋がって、そう感じる事が何よりも美琴を傷つける。
いっそ寝なければと考えていても不思議と睡魔は強く、意識を失うように眠ってはまた繰り返した。

当然ながら誰かに相談もできない。
絶対の守秘を約束するカウンセラーは常盤台に常駐しているが、説明のしようがない。
毎日毎晩男達とセックスする夢を見て困っているなどと告白する勇気はなかった。
時代遅れな心理学者の夢分析を行うまでもなく、異常な欲求不満かニンフォマニアとしか思われないだろう。

実際は相談すれば解決方法が見つかったかもしれない。
身近に悪夢を実行できる能力者も、解決できる幻想殺しもいた。
しかし、想像でも能力者に攻撃を受けているとは考えれなかった。
考えさせないようにさせられていた。
食蜂は美琴を執拗に弄びつつも油断せず警戒しているようだった。
当然、レベル5に対抗していた能力不明の上条当麻にも会わせるはずがない。

誰にも相談できず、解決方法を推理する事もできないまま、暗く重苦しい気分に包まれながらも部屋に戻りベッドに腰掛けた。
休むのも寝るのも怖いが、街に出るのも嫌だった。
夢に出てきた光景は普段美琴が出歩いている所と同じで、とてもじゃないが近寄りたいとは思わない。
しかも別の場所へ向かうと、またそこが夢に出る。ましてや外で眠ってしまえば言わずもがなといった所。
だったら出歩かない方がマシだ。

それに、もし夢の人間に会ってしまったらと思うと恐ろしくてしょうがない。
男達があの時に見せる欲情にまみれた表情。
幼い男の子ですら美琴をそのような目で見ていた。
現実に出会ってしまったら、自分が何をするのかもわからなかった。
同じように誘惑してしまうのか、抵抗できるのか、逃げる事はできるのか、それとも―――

嫌な想像が思い浮かんだ。
冗談で口に出すにしても、本気で考え実行しようとしたことなどない。
いや、一方通行にシスターズを殺された時だけはそうしたいと思ったかもしれない。

(そうよぉ、殺しちゃえば秘密は守れるわぁ)

どこからか忍び寄ってくる言葉に耳を塞いだ。
混乱と殺意が入り混じり、本当にやってしまってもおかしくないほどに、美琴の心は蝕まれつつある。

クスクスと含み笑いが聞こえる。フラリと身体が揺れた。
美琴の瞳が焦点を失って、苦悩や恐怖と言った表情が感じられなくなる。
眠ったと記憶操作されて、人形となった身体が外へと歩き出したのを、美琴は止めるどころか気づく事もなかった。

学園都市に介旅初矢という学生がいる。
不良にいじめを受けて風紀委員を逆恨みし、幻想御手の力に溺れて虚空爆破事件を起こした少年だ。
彼は幻想御手の後遺症で意識を失った後も、事件の凶悪さから風紀委員の監視対象となっていた。
そんな自由の無い日常ではあったが、彼にとっては以前より随分とマシになってはいる。

事件の大きさといじめが原因という事から風紀委員による不良一人一人への牽制があり、被害を受けなくなったのだ。
風紀委員への謝罪を終え、それなりの罰と奉仕活動はしているものの、日常に事件の影響はなく終わった。
少なくとも以前よりは穏やかに生活できるようになり、眼鏡の下の卑屈さと険が混じった表情も大分和らいでいた。

「あ……? 常盤台のレールガン!?」
「どいつもこいつもすーぐそう呼ぶのよねぇ。御坂さんとぐらい言えないのかしらね」

そんな平和な生活の中、帰宅している介旅の前に突如現れたのは忘れられない少女だ。
力、強さを酷く憎んでいた介旅にとって、紛れもない力の象徴であるレベル5の美琴。
虚空爆破事件は美琴という強い力によって止められたと、介旅は認識していた。

とはいえ美琴も最初は低能力者と聞いた事と、不良に虐げられない日常になったことから
介旅も前向きに更正しつつあり、今はまだ使い物にならない能力も努力によって、少しずつ形を持つようになっている。

「な、なんでまたっ! 今更何しにきたんだよ! また説教するのかよ! お前のせいで僕は……!」

けれども、簡単に感謝できるほど介旅は素直でもまっすぐでもない。
幻想御手を使っても能力が通用しない(実際は上条の助力もあってだが)圧倒的な能力差は
強いコンプレックスを抱える介旅からすれば、未だ反感の種となる。
現状の介旅にとって、美琴の存在は毒にしかならなかった。

「ひっどい言い草ねぇ。アンタがテロ染みた事してんの止めてあげただけでしょ。
 逆に感謝の言葉ぐらいあってほしいわ。
 御坂さん、弱い僕をぶん殴って更正させてくれてありがとうございますってね」
「ぐ……強い奴はそうやって……弱い人間の気持ちも知らないで好き勝手ばかり言うんだ……!」

横暴な物言いに歯噛みし、鬱屈した思いを搾り出すように叫ぶ。
とは言っても介旅もお互い様で、美琴の性格などほとんど知らず、らしからぬ物言いなど考えもしない。
介旅の想像する、弱者を省みない強者の理屈を通そうとする美琴にただ怒りをぶつける。
そう誘導されているなんて気付くわけもなかった。

「はいはい。私は強いからね。わかってんならちょっときなさいよ」
「……ひっ、な、ななななにを……」

引っ張られた介旅は怯え口ごもる。

「いいから。こなきゃ承知しないわよ」
「や、やめろ! 僕に手を出すと風紀委員が……」
「そっちには話ついてるから」
「な……」

風紀委員への失望で不安げだった表情が能面のように変わった。
レベル5にもなれば、能力だけではなく風紀委員をどうにでもできる権力を扱えるようになる。
正義面した風紀委員は強者に自分を売ったのだと、そう思った。

「そんなに怖がらなくていいわよ。むしろいいことかもね」

何かもがどうでもいい気分になりながら素直についていく。
実際は、食蜂の洗脳による力技であったとは、当然ながら想像もできるはずもなかった。

「なんだよここっ!」
「見てわかんないの。ラブホテルって奴よ」

高校生である介旅はそれぐらいわかる。
わからないのはどうして美琴が自分をそんな所に連れてきた理由だ。

「だからどうして―――」
「うっさいわねぇ、どーんっと」
「うわっ」

美琴が介旅をベッドへ突き飛ばし、自分も乗り上げる。

「男と女がホテルでやることって言ったら一つしかないじゃない」
「はぁ!?」

混乱する介旅を尻目に美琴はシャツもスカートも脱ぎ捨てて明るい色のチェック柄をした下着を惜しげもなく見せ付けた。

(こいつ何を考えて……! なんでレールガンが僕なんかを! ありえる訳がない!)

美琴がそうする理由など確かにない。
むしろ事件と殴られた経緯からすれば嫌われているのが当然と、介旅自身も思う。
しかし介旅が最初に考えたのはそういう意味ではなかった。
性格とか好みとか事件とか以前に、自分は弱くて美琴は強いのだからそのような関係など在り得ないとそう思い込んだ。
ある意味では、介旅が一番弱者を馬鹿にしていると言える。
心の声は無意識の内に介旅の本質を現していた。

「アンタの思ってることわかるわよ」
「なにを……」
「レベル2だけど実質無能力者の僕をレベル5の私が誘うのはおかしいって奴でしょ」
「ぐっ……」

その通りだとしても挑発的な物言いは介旅の頭に血を昇らせ、憎憎しげに美琴を睨みつける。
介旅は気付いていないようだが、美琴は凶暴な視線を浴びて喜んでいるようだ。
その証拠に、楽しそうに笑いながら

「見てるだけってのはもういいから」
「うわっ!?」

美琴は介旅の手を取り、無造作に胸を触らせる。
初めて触れた女の身体は、因縁のある美琴であっても介旅の頭を熱くさせて
憎しみの炎に、性欲という焚き木を投入する。

「ほらほら、悔しいなら少しぐらい男見せなさいよ。
 アンタみたいな低能力者が私とえっちできるチャンスなんて二度とないわよ。よかったらちょっとぐらい見直したげる」
「うっ……るさい! うるさいっ! 僕を馬鹿にするな!」
「きゃぁっ」

押し倒され嬉しそうに黄色い悲鳴をあげる美琴はわざとらしく脚を開き、流し目で介旅を見上げる。

「い、いますすすすぐ犯してやるっこのクソ女めっ」
「きゃーん、こわーいレイプされるぅ~」

ベルトを緩めズボンを脱ごうとしてカチカチとベルトの金具がもどかしくぶつかり合う。
怒りと興奮で手元が覚束ないながらも、股間を剥きだしにして美琴へ差し向けた。
貧相な体つきで、肉棒は細めで皮被りながらも十分に長さがあるようだ。

「まあまあね。きなさい。アンタの童貞もらったげる」
「だから指図するな!」

美琴の指が下着の土手部分をずらして、すでに準備ができている無毛の性器を曝け出す。
縦に開いたすじめいた所はくぱぁっと誘うように口を開いていて、男を誘うよう。
息を飲み動きを止めてじっと見た。
可憐なそこへ本当に入れていいものかと迷いすらする。

「なによ、怖気ついたんじゃないでしょうね。そうやって能力開発にもビビッてたから弱いんじゃないの?」
「ふ、ふざけるな! 僕は開発にもお前みたいなヤリマンにもビビるわけない!」
「だったら証拠を見せなさい。アンタの男らしいとこをね」

介旅は美琴の足の内側に下半身を寄せて、太ももを引き寄せる。
胸とはまた違う弾力のある張りを感じながらも、入れようとしては何度かずれて失敗し
美琴のもう少し下とか、前だとかの助言を聞き流しながら調整し腰を進めていく。

「んぅ、くぅん……」

そうして初めて女の中へとモノを差し入れた。

「あ、こ、んな……あ、ああっ……!」
「え、嘘、いきなりっ?」

そしてあっさりと射精する。
じっとりとした熱さと包み込むような柔らかさを堪能する間もなく
童貞を捨てたという感慨を得る間もなく、どくどくと白濁した液を放ってしまった。
刺激への経験の無さ、美琴の中の気持ちよさ、どちらもが原因だろう。

「ちょっとぉ早漏にもほどがあるんじゃない? こんなんじゃ小学生のほうがマシだったわよ。
 こっちまでレベル低かったら男としての価値も知れてるわねぇ。誰でもいいからって失敗しちゃったかしら」
「中に出して、に、妊娠する……?」
「はぁっ? アンタみたいなしょぼいのの赤ちゃんなんていらないわよ。
 ピルぐらい飲んでるつーの。なに? いっちょまえに心配とかしちゃってるわけ?」

などと言われ歯噛みする介旅であったが

「く、ぐぐぐぐっ……ぅぐ!」
「ぁん、大きくなってきた……」

突如短く叫ぶと美琴の中で萎えていた肉棒がすぐに硬さを取り戻す。

「……オマエの心配なんかするか!」
「んっ、んんっ、ふふ……やればできるじゃない」

薬か何かでも使ったような変化であったが、介旅は都合がいいと腰を今度こそ振り始めた。
愛液と精液が混じった膣内へ激しく腰を撃ち付け、ぐちゅぐちゅと濁った音が響く。
慌しげにチェック柄のブラをまくりあげ、強く揉みしだきながら美琴の中をえぐる。

「はぁ、ん、いいわよ……気持ちよくなってきたわ……」
「くぅ……余裕ぶりやがってっ!」

セックスというには乱暴な、女の事を考えない動きも美琴は気持ちよさそうに受け入れる。
介旅は悔しげに叫びながらも、単調な動きを繰り返した。
ただ腰を叩きつけては引いて、また叩きつける。
パンッパンと肉がぶつかり拍手のような音。結合部はぐちゅぐちゅと体液が混ざり合う濁った音。

美琴のうっすらと浮かべている笑みは、まるでヤンチャな子供を甘えさせているよう。
正常位の姿勢で美琴を見下ろしているのに、負けているような気分で腰を振る。
柔らかいくせにきつく締めつけてくる美琴の中を犯そうとする。
しかし、犯すというには何かもが負けているよう。

「く、くそ、また出るっ……!」
「ん……アンタほんとに早漏ねぇ。しかももう疲れちゃったのかしら?」

だからまたも射精し、美琴の上へと倒れこむ。
薄い胸板が慎ましい胸を潰して、密着したまま美琴の中へと精を注ぐ。
不思議と萎えないだけで、連続する射精でうるさいくらいに心臓が高鳴っている。
ろくに鍛えていない身体は性機能だけ上がってもあまり意味がないようだ。

「疲れてなんかないっ」
「だったら頑張んなさいって。寝てるだけじゃ私を犯せないわよ」
「言われなくたって!」

介旅は肘を美琴の横につき、必死な形相で硬い肉棒をぶつける。
二度イッたためか、相変わらず気持ちがよくても、先ほどよりは持つように感じた。
精液と愛液でドロドロになった美琴の中で摩擦を繰り返す。
気付かないうちに一分、二分と過ぎてもなお、介旅は至らずにいた。

「あ、んんっ……はぁ……ん、はぁっはぁっ……なかなかいいわよ」

顎元にかかる吐息を感じて美琴のほうをみると、どこか苦しげに、甘く声をあげている。
上からの言葉だが、表情にあまり余裕はなく、介旅が奥まで突くたびに吐き出した息が乱れているようだった。

「……感じてるのかよ」
「アンタのが長くて子宮まで届いちゃいそうで結構いいわ……」
「……そうかよ。ならもっとやってやる」
「んぁっ! そ、の……調子……!」

不覚にも、褒められて嬉しいと思う気持ちを性欲へと変えて、また腰を振る。
だんだんと慣れてきたため、捻るような動きを加えたり、擦ったりして美琴の中を貪る。
美琴の額に汗の珠が浮かんでいて、演技でなく感じているのが伝わってくる。

「あはっ……いっちゃういそうよっ! 低能力者のチンポ気持ちいいわ!」
「くっ、低能力者って言うな! クソビッチが!」

熱くドロドロになったそこは快感が強くて、介旅にも余裕がない。
侮辱されても、美琴の中は依然として気持ちがよくて責めているのか責められているのかわからないほどだ。
気付けば美琴の腕が首へと回っていて、まるで恋人のようにお互い高まりあいながらセックスを続ける。
もう我慢ができない所まで介旅も高まって

「ふぅ、んふぅ……ふふ、私もイキそうだからご褒美あげる……んっ……」
「っ!?」
「ふぁ、んちゅぅぅ、ん、んんっ……!」

突然に抱かれてキスをされると、不意の刺激で絶頂を迎えてしまう。
美琴の舌が別の生き物みたいに介旅の口内を掻き乱し、膣内がきゅんきゅんと搾り取るように精液を吸い取る。
今までの気持ちよさとは別格の膣内襞の蠢きに、三度目だというのに射精がなおも続く。

自分でもわかるほどに濃くて多い液を美琴の中へと注ぎ込み、射精しながらも小刻みに動かした腰で快感を搾り出す。
キスもされるがままというだけではなく、介旅からも吸い付くようにして中学生少女の甘酸っぱい涎をしゃぶり味わう。
十秒以上も繋がったまま、二人は上り詰めた快楽を与えあっていた。

「っ、はぁっ……イッちゃった……結構気持ちよかったわよ」

唇から涎の糸を引きながらも離れ介旅は身体を起こす。
抜き出した結合部から精液がドブリと溢れて部屋に精臭を撒き散らした。

(なんだよこれ……もっと、もっとやりたい……こんなの初めてだ……)

介旅は萎えていないどころか、より劣情が増していくのを感じた。
三度出したばかりだというのに硬く反り上がっているそれを見て、蕩けた顔をしていた美琴が驚きに目を丸くする。

「うっそぉ……アンタひょろひょろの癖絶倫じゃない。誰にだって取り得があるのね」
「低能力者だからってみくびるなよ。ほら綺麗にしろよ。お前のせいでベタベタになってる」
「アンタねぇ……ちょっと褒めたからって調子に乗ってるとビリビリじゃ済まないわよ」
「いいからっ早くっ!」

頭だけを起こした美琴へ跨るようにして、介旅は肉棒を向けた。
まるでそうするのが当然のようにだ。
美琴のほうもモノを見せ付けられて喉がこくりと動いた。

「さいってー……私ともあろうものがアンタみたいなのに奉仕しないといけないなんてね……あむっ……」
「ぐっ……」

文句を言いつつも、どこか嬉しそうに咥える。
お互いの体液で汚れてえぐみのある味と生臭さのブレンドをちゅぅっと音を響かせ吸ってくる。

白濁したものがこびり付くそれを舌が舐め取っていき、熱い息が肉竿全体を暖める。
舐めている最中に少し腰を動かせば、美琴の内頬に亀頭が食い込み端整な顔を歪ませる。
掴んだ頭を引き寄せると、先端が柔らかい喉の壁に当たって苦しげな呻きが漏れる。

「くっくふふぅっ! レベル5のレールガンがっ! 僕のをいやらしい顔して咥えてる!」

犯し、奉仕させている実感を今更のように覚え、介旅の瞳が不気味に輝いた。

「……んはぁっ……だから調子にのってんじゃないつーの。ちゅるっ、ん、れろぉ~」
「うぁっ!」

しかし介旅だけを楽しませるほど美琴は優しくない。
先端だけを咥えてから、亀頭を半ば包んでいる皮の中へと舌を差し入れちゅるんっ速くねぶった。
剥けていない敏感なそこは刺激にまだまだ弱くて、介旅の身体がぞぞぞと震える。

「んちゅぅ、んぇ……ひょごれてるわねぇ、こんなんわらしの中いれひゃって……ちゃんとあらいなさいよ……んぉっんんっ」

皮の中を広げるように舌が円を描く。
汚れがあるそこを味わうようにして美琴は責めてくる。
熟練した舌技による快感という攻撃で介旅の表情が歪んだ。

「ふっふっふ、ちゅちゅぅ……アンタなんかに負ける美琴様じゃないわよ。
 また情けない声出していっちゃいなさい。じゅるぅ、じゅじゅっ!」
「はっ、はぁっ……くそっ、くそっ、僕が……」

奉仕させているというよりは、乳牛のように搾り取られるような感覚に襲われた。
きっとそれは錯覚ではない。
うわごとを繰り返す介旅の手が、タップでもするように美琴の頭へ乗せられくしゃくしゃとかき乱す。
美琴の瞳が笑みの形作り、尿道へ尖らせた舌先が押し当てられる。

「んぉ~ちゅっく、れろぉ……んふぅ、ほらほらベロがはいっちゃうわよぉ、んりゅぅ……」
「っぅわわっ……!」

にゅるりと濡れた舌先が精の通り道をつつき刺激する。
尿道が押し広げられるように感じて、竿がびくびくと震えた。
そのまま美琴は唇で亀頭をしっかりと挟み固定してから、犯すように細い尿道内を掻き回して吸い付いてくる。

「あっ、ぅああっ……!」
「んっ……! ふぉ、ん、んんっ……ぴちゅっ! じゅ、るるぅ……」

腰を引こうとしても美琴が逃がさないとばかりに抱きしめてきて、介旅はまるで女が
されるように尿道内部を責められて、あっさりと口内へ四度目の精を放った。
びゅるびゅると撃ち出される精液が、美琴の舌先に当たっては伝って吸われて、こくこくと飲み込まれていく。
その間介旅は、快感のあまり、上を向いて息を荒げることしかできなかった。

「……ふふん、アンタみたいなのが私から主導権を握ろうなんて百年早いの」
「ぐうぅうっぅぅっ……!」

(くそっくそっくそっ! 僕がレールガンを犯さないといけないのに……!)

幾ら気持ちがよくとも、介旅の望みは屈服した美琴の姿だ。
善人づらして人の邪魔をしておいて、低能力者を蔑みながら欲望のためにセックスを強要する。
そんな女には負けたくないと心底思っている。
自分がそのように誘導されているなんて、考えてもいない。
視界が真っ赤になりそうな怒りを抱え、それに同調したかのように肉棒がそそり立つ。

「連続でできちゃう奴はいたけどアンタ回復力早いわ――――っぐ!?
 ちょ、ちょっと重い、っはぁ……ぅ、じゃないっ! どきな、さ―――んむぐぅっ!?」
「うるさい! 僕がお前を使うんだから、馬鹿みたいに口だけ開けてろ!」

介旅は美琴の肩付近に体重をかけて座り、奉仕とかそんな余地がないほどに欲望を唇へと突き刺した。
頭を強く引き寄せ、喉のぬるぬるとした壁へと亀頭が擦りつくぐらいに深く押し込む。
細長い肉竿の大半が美琴の口内へと飲み込まれていて、唇も鼻も介旅の陰毛に沈んでしまっている。

「んぉ、ぶぐぅ、ぁごぉっ……」
「僕はお前のそんな顔が見たかったんだ! 好きなんだろ男のチンポが!」
「ごぅっ、んぐぅっ……! んんぅっ……」

美琴の顔を上向かせ、腰を揺すると舌の根元辺りに尿道が擦られる。
苦しいのか瞳からは涙が溢れ、介旅を強く睨んでいた。
でもそんな顔が介旅の欲情を強く煽る。

歪んだ笑みを浮かべ、突き刺したモノがびくんびくんと美琴の喉元で震えた。
視線を絡み合わせて、小さな美琴の頭を両手で鷲づかみにしたまま、更に口内を犯そうとする。
睨まれる視線を感じて、興奮のボルテージを上げていく。
あのレベル5のレールガンを、自身の男の象徴で屈服させている愉悦に酔いしれる。

「ひぃひかげんにぃ、んごぉっ! アンタのぉ……ひぃんそうなチンポでいぃわけない、ん、んぶぅ~」
「間抜け面してなにいってるのかわかんないよ!」

口答えしている美琴へ股間を押し付けるようにして、喉を突いた。
舌を押し潰され、喉を塞がれては言葉を発せない。
どろりと粘っこい涎が溢れてきて、ぬるま湯につかっているように暖かい。
狭い口内を掻き分けるように犯して行く。

「んっぶぐぅっ! んぉ、ぉっ――! ごぅっ、ぉっごぉっ……!」

美琴は呼吸を妨げられるほどの口淫陵辱に涙を流し、介旅にされるがままだ。
体重をかけられた肩はろくに動かすこともできず、少女の身で馬乗りしてくる男を跳ね除けれるはずもない。
介旅が腰を引けば、引っ張られるように唇が無様に伸びて、粘性のある涎が飛沫を撒き散らす。
腰を進めれば、口蓋垂を巻き込んで狭い喉を押し広げるように肉がずるずると入り込んでくる。
可愛らしさと生意気さが入り混じった勝気な表情も、こうまでされてはどうしようもなく歪んでしまう。

文字通り、美琴は肉棒で征服されてしまっていた。
少なくとも介旅はそう確信し、美琴を犯していた。

当然ながら美琴が能力を使えば、こんな束縛くらい脱出する事ができる。
しないのは望んでこのシチュエーションを演じているから。
劣等感に溢れる介旅だからこそ味わえる、悔しさと怒りに彩られた欲情を味わっている。
食道器官を熱く硬い肉棒で犯される事にすら快感を感じ、苦しさでびくびくと動く脚は愛液で濡れている。
ただ乱暴にされるというだけではない、気絶どころか犯し殺されそうな暴虐を快感に変換している。
それが美琴とその裏にいる食蜂にとって何よりも楽しいのだ。

酸欠で頭の中はだんだんと白く濁り、能力を使う事だって困難になるほど息苦しい。
なのに瞳は涙と情欲で潤み、格下の男にかしずく被虐に囚われたまま激しすぎる口虐を受け入れていた。

「ちゅぷっ、ぁはぁっ……! あ……はぁっーはぁっー……ぅっけほっ、げほっ!」

突然に介旅は挿入していたモノを抜く。
えづき咳き込む美琴の口から濁った大量の涎が零れてベッドを汚す。

「ぅえ、こほっっん、げほっ……なによ……もう終わり……?」
「違う。お前がちゃんと咥えないから物足りないんだよ」
「んぅぶっ、ちょっ、ちょっと、やめ……んぅぅ……」

言いながらも介旅は、涎と体液塗れの肉竿を美琴の顔に押し付けて汚す。
竿を額にくっつけたり、鼻を亀頭で押したり、睾丸を頬に擦り付けたりと
まるで汚れた雑巾を押し付け顔を拭いているような汚辱。
可愛らしい顔を、レベル5の少女の顔をただ汚す事で、性交とは違う征服感に興奮している。

「やっぱりビッチだな。チンポで顔拭かれてる癖エロい顔しやがって」
「はぁっ? わけわかん、んんぅっ……わっかんない事言ってるとビリビリするわよ……」

罵倒も進行形で汚されていては迫力がない。
介旅の言葉の通り、どこかうっとりと楽しんでいるようにも見えた。

「もっと目茶苦茶してやるよ」
「な、なによっ」

介旅はベッドから降り、床へ足をつけた。
そこから美琴の肩を抱え引っ張って、頭だけをベッドの縁から垂れるようにする。
逆さまになっている顔へと腰の高さを合わせた。
美琴の唇のすぐ前にまだまだいきり立っているモノがそびえた。

「アンタ……どんだけやる気なのよ。もしかしてこのままする気……?」
「だから言ったろ。お前が僕のチンポを全部咥えないからいけないんだ」
「だ、だってアンタのって、結構長いじゃない。そんな入らないわよ」

先ほどまでは馬乗りになった美琴の口へ挿入していたが、すぐに喉という壁にたどり着いた。
頭だけを上げた姿勢では奥行きなどあるはずもない。
けれども今は逆さまになった唇と口内と喉が、首へとまっすぐ繋がっている。
そして介旅の肉竿は美琴の唇から首元へと容易に届く長さがあった。

「ちょ、ちょっと本気……?」
「いいから早く咥えろよ。お前の口なんてそのために使うもんだろ」
「あむっ……んっぉっ、ん、ちゅぅっ、れぉおろぉ……」

唇へ先端を押し付けられると、美琴はあっさりと口を開き舌を使いはじめる。
一種のプレイとでも言うのか、支配する男、従属する女へと分かれ役割をしっかりこなしているよう。
介旅が歪んだ笑みを浮かべて、美琴の頭をしっかりと掴んだ。
びくりっと慄くように美琴の頭が震えるのを手で押さえながら

「んぅぉぼおぉっっっ……!?」

一気に腰を叩きつけた。
鈍く、くぐもった、押し潰されるような悲鳴。
異物があることで涎塗れになっていた口内と、抵抗するつもりがない喉があっさりと肉棒を受け入れてしまう。

「は、はははっ! うひひぃっ、僕のチンポが喉の中まで入ってるぞ!」
「……ん、ごぉっ…………」

さっき犯していた時よりも深い挿入で、介旅の股間は美琴の唇がぴったりと密着するほど近い。
下を向けば、小さな頭と顔は両手で簡単に収まっていて細く整った顎から油汗が垂れている。
そこから続く首筋を見ればほんの少しだけ盛り上がっているのがわかる。

「おっんぅんっ……!」

ぐりぐりと腰を捻ると膨らんだそこが動いた。
今まで無いほどに大きくなった亀頭の丸みが喉へとハマり込んでしまっている。
まるで美琴の喉の中で芋虫か何かが蠢いているようだ。

「凄いや、チンポ好きにもほどがあるだろ! こんな……ああ、もうっ!」
「おっぼぉっ! んっぐぅ!? あ゙あ゙っ、んぉおぉっ!」

我慢ができなくなったのか、セックスするよりも速い抽挿で犯し始めた。
逃げられないように美琴の顎と後頭部を両手で掴み腰を振る。
若干上向きに動いているのか、その度に喉が内側から盛り上げられるのが見える。
口内のほとんどを占める肉棒によって、勝手に分泌される唾液が竿に纏わり付いてねちゃねちゃと食道粘膜を擦る。
赤子を通すために柔軟性のある膣とは違った、狭い所を穿ち広げるように叩きつける。

「喉ちんこに当たってるぞっ、ここを犯されるのもいいんだろ!」
「ぐぷっ!? んふううんっ! じゅぶっ、んぅっがぁあぁっ……!」

激しい口虐によって、美琴の意思とは関係なくくぐもった呻きが止まらない。
細身とは言え長い肉竿が口元まで引きぬかれては、喉深くまで押し入るのを繰り返す。
肉棒と共に、睾丸がぴたんぴたんと美琴の鼻を叩いて雄の臭いが鼻腔までを満たす。

呼吸を塞がれ苦しげに美琴が体を捩じらせるが、当然介旅は手を離そうとはしない。
むしろそうする動きが気持ちいいのだと、ますます動きを速めてきた。

「んっごっ、ぶぶぅっ、じゅぼっ!? はぁーっはぁーっ……」
「どうだ。苦しいかよ。虐げられる気持ちが少しぐらいわかったか?」

口から勢い良く引き抜くと、濁った音と共に滑稽なほど涎が撒き散った。
頭を起こしてやって顔を見ると、美琴の顔は酸欠と体液でグチャグチャになっていて介旅がとても楽しそうに微笑む。

「はぁっ……んんぅ……御託はいいから……もっと、う……やりなさいよ……
 ほら……犯したいんでしょう……アンタの粗チンぐらい……幾らでもやってあげるわよ……」

挑発しながらも、口を大きく開き舌を長く伸ばして曝け出し受け入れる態勢を作る。
見上げる瞳は涙で濡れて焦点が定まりきれてない。
けれども介旅へまっすぐと視線の中心を合わせていて、まだまだ負けていないと言わんばかりだ。

「そうかよ……泣いて許しを乞うんなら優しくしてやってもよかったんだけどな……」

誰が聞いても嘘だとわかる。
介旅の笑みはむしろ強まっていて、憎まれ口を文字通りの意味で押し潰す、歪んだ快感に囚われていた。
とはいえ、美琴のほうも似たようなものだ。
低能力者に好き放題に犯され、窒息してしまいそうな息苦しい被虐に陶酔していて
汚れた顔は苦痛よりもいやらしさのほうを含んでいるほどだ。

「だったら今度はお前も奉仕しろよ! 精液欲しいんだろ!」
「ぐぶぅっ! んっぅっ~!」

介旅は遠慮なくまた喉奥まで咥えさせた。
リズミカルに腰を振ると押し込んだ時にきゅっと喉が嚥下のために動いて吸い込まれるように締め付ける。
引き抜く時は窄めた唇が名残惜しそうに幹へ纏わりつく。
命の危機すら感じてしまいそうな凌辱を受けながらも、美琴は必死に介旅へと奉仕をする。

「なんで乳首立たせてんだよっ! 喉犯されて気持ちいいのか!」
「んぉ、んぉぉっ! あ、あっん、あっ、んっぶんんっ……!」

頭を固定していた両手を美琴の胸へと伸ばし、腰を振りながら弄ぶ。
ツンと固くなった乳首を強く摘み引っ張り、淡く膨らんだ乳房を残りの指で揉み解す。
絞りとるように握り、薄い脂肪が手の中でぐにぐにと形を変えた。
胸に赤く指の痕が残るほどに力を入れれば、痛みがあるのか美琴が止めるように両腕を握ってくるが
また乳首をひねりあげれば、びくんと身をよじらせて腕が動かなくなる。
そうして介旅は乱暴に美琴を犯し快楽を貪っていく。

「よーしよし、あと少しでイクからな……お前が飲むんじゃない。僕が飲ませてやる……」
「んぉ、んぉっ、んぉぉっ……んごっ!? んぉっっぉっ……!」

あくまで自分が主導権があると主張しつつも、ぐっと腰を押し付けぐりぐりと円を描くように回す。
まるで湯にでも浸かっているように喉の柔らかさを堪能し、ぽこりと膨らんでる首筋を指で押すと
快と苦が入り混じった美琴の呻きを肉棒で感じる。

「んっ……んっ……んぐぅっ、あ゛あ゛…! ごぉ……おっ、おっ、んっおぉぉぅ……!」

そのまま抽挿をして、少しずつ動きを速めていく。
じゅくんっじゅくんっと湿った水音がじゅくっじゅくっとしたリズムに変わり
更にじゅっじゅっじゅっじゅっとビートを刻んでいく。
嘔吐反応で柔らかな肉が複雑に蠢き、異物を押し出そうとする儚い抵抗を肉の塊で割り開いていく。
亀頭が狭隘な部分にぐぽりと嵌っては抜け出る快感に、肉棒全体がびくびくと震える。

「出るぞ、出るぞっ、有り難く飲めよ!」
「……あ、ごぉっ!? ん、ぶぶぅうっ!?」

逃がさないように後ろ髪を掴み、反対の手で首元を押さえながらこれ以上ないほどに深い所で射精。
ドロドロとした黒い欲望をぶちまける。
五回目だと言うのに火砕流のごとき熱く濃い液が、食道粘膜を通り越し胃へと直接注ぎ込まれていく。
心臓がもう一つあるかのように脈動が続き、びくっびくっと狭い中で暴れる。
美琴は受け入れるように、嚥下運動で喉を動かし射精を手助けしていた。

「ごぉっ……おぉっん、おぉぉっ……んっくぅ……んくぅ…………」

それでも苦しいのだろう呻く美琴の手が溺れるようにシーツを掻きむしりぎゅっと握る。
腰が浮くほど両足に力が込められ、いやらしくも腰をくねらせる。
重なる性交によってわずかに開いた膣口からは、射精の律動に合わせるよう愛液と精液の混合液が飛び散る。

苦痛を感じつつも感じていて、拷問にも似たイラマチオで絶頂している。
男の欲望で熱く焼かれる食道粘膜が性行為のためのものとなっている。
まるでオナホールのごとく自分勝手に扱われている被虐に何度も達していた。

「ふぅ……うまかったかよ」
「あ、んぶぉっ、ぉ……ぐぶぅっ……」

柔らかくなってきたモノが、ずるりといった様子で美琴の口から引き抜かれる。
喉まで埋めたそれは、よくもここまで入ったと不思議に思うほどに長い。
ベタベタになっているそれを抜き出して美琴の顔をよく見ようとベッドへ引っ張りあげる。

「はっはははっ、なんだよお前の顔、ひっどいもんだな」
「だ……って……けほっ、ぅ、げほっ……しょうがないじゃない…………
 こんな酷い事されたら、誰だって変な顔になるわよ……」

顔に塗りたくられた体液の残滓が乾いて貼り付いている。
気管に入ってむせたため、逆さまになっていた鼻からは白く濁った液が漏れている。
乱暴に犯された顔は肉で叩かれたように赤く、呼吸困難と合わせて真っ赤な林檎のよう。
イッたばかりのトロ顔と相まって、汚らしさといやらしさが娼婦のように同居していた。
元々整った容姿だけに汚した実感は大きく、発散したばかりの欲がまたも滾ってくる。

「おい、尻向けろ」
「うそぉ……ホントにまた大きくなってきて、ふぁっんぅ!」

介旅が美琴の尻を抱くと、無造作に後ろから挿入し抽挿を始める。

「ちょ、あ、っんっ、ま、まちなさいよ私も少し疲れたから、シャワー浴びて少し休憩―――ぁんっ!」
「うるさい、今度は孕ませてやる……お前は馬鹿にしてた低能力者の子供を生むんだよ!」
「ピル飲んで、ふぅ、んんぅ、るから……」
「だったら孕むまで出してやる」
「もぉ……わかったわよ……私の負け……付き合ってあげる……
 あ、んっん……今のアンタのほうが前よりずっと素敵よ……好きになっちゃうかも……」

誘惑に介旅の動きが激しさを増していく。
欲情と征服感に塗れた瞳は、事件を起こしていた時よりもずっと黒く歪んで見えた。

そうして美琴は目覚めた。
眠る直前にいたベッドに制服のまま横たわっていて、どれだけ寝ていたのか
すでに外は真っ暗で、寮の門限もとうに過ぎている深夜。
隣のベッドには黒子が寝ていて、揺り起こされたが起きずに寝ていた記憶がぼんやりとあった。

だから今しがた見ていたものは夢。そう夢のはず。
美琴はそう思い込もうとした。
けれど。

「……あっ、うぅ……ううぅうぅぅっううぅっ……!」

誤魔化せなかった。
堪え切れない感情が嗚咽と雫となって零れ落ちた。

見ていた夢はいつもと違っており、美琴を誰か他者の視点から見ていた形となっていた。
それ自体夢では珍しくもない光景なのだが、自分自身がああも乱暴に扱われている姿を改めて見てショックを受けた。
感覚は繋がっていなかったのだが、それだけに快感などで惑わされていない自分が
快感と苦痛と暴力的扱いを受けて悦んでいる自分を見せ付けられているようで辛かった。

その誰かが美琴の痴態を見て楽しんでいるというのは嫌になるくらい伝わっていた。
まるでコメディドラマでも見るように介旅を嘲るいやらしい美琴を見て笑ったり
或いは男性向けAVでも見るように、美琴の顔がぐちゃぐちゃに犯される姿に興奮していた。

それに介旅の有様にも傷つけられた。
介旅の名前も素性も知らないし、強さや能力を言い訳に人を巻き込む事件を
起こした彼は、どんな理由があろうととても許せるものではない。
けれどもいつまでも苦しめとまでは思わない。更正できるのならば、それがいいに決まっている。
少なくとも会う直前の介旅の表情は、いつかの事件を起こした時とは違い、険しさも歪みもなかった。
事件を終えてから何かいい方向へ変化があったのだと推測するのは容易かった。
しかし美琴と会った瞬間に、あの時の顔が甦ったのだ。

卑屈さと渇望で満ち溢れた、弱さを言い訳に自身を正当化する歪んだ弱者の顔。
夢の中の美琴は介旅に悪態を吐き、挑発をし、自分に歪みを向けさせ変質させた。
美琴は介旅を救いたいと思うほどに善人ではなかったが、あまりに酷いとそう思った。

介旅はもう忘れてしまっただろう。
不良らに虐げられた時、最初にあったものはただ助けてほしいという願いだった。
それが捻じ曲がり風紀委員への逆恨みとなって、幻想御手の力で事件を引き起こした。
その歪みを止めた美琴は、介旅が願っていた弱者を救う強者の姿であったということを。

もし介旅がこのまま真っ当に生きていれば、いつかは自覚できた。
あの時の自分は悪であって、そんな悪を止められるぐらいにはこの世界に正義が在ると。
止めてくれた美琴に、正しい強者への憧れを込めて謝罪と礼を言いに行くなんて未来もあったかもしれない。

しかし、裂けた道は大きな崖となり、落ちた橋はもう架からない。
強者を屈服させ弱者を虐げる愉悦は毒となって、介旅の心身までを犯し染み入っている。
生きる方向性を決定付けしてしまっている。

これから介旅は何をするにしても今日を思い返す。
あの日より、楽しく、気持ちよく、愉快な事など無いと、何をしていても感じる事だろう。
それが能力の成長要因になりはしても、人としての成長はもう望めない。
まるで介旅を歪めるために、ひいては美琴を苦しめるために、今日という日があったかのようだ。
悪意で舗装され、黒く敷き詰められた道がそこにはあった。

「ぅ、ぅぁっぅああっぁぁぁっっぁっっ……!」

嗚咽だったものが叫びへと変わる。
自身の痴態、介旅の堕落、○○の悪意、夢の中で見た光景。
美琴の心で処理をできていない、もしくは処理を許されていない感情が吹き荒れる。

激情を解き放とうと放電する直前、一瞬だけ黒子を血走った目で見て抑えると、すぐに窓を開いて外へ飛び出した。
雲一つない空に稲光と雷鳴が轟いた時、美琴の姿はもうどこかへ消えていた。
黒子は悲鳴のごとき雷鳴を聞いていたはずなのに、眠ったまま目覚めはしなかった。

「さて……予想より随分持ったけど御坂さんついにキレちゃったわねぇ……」

ペロリと唇を舐める食蜂はそれを待ち望んでいたのかもしれない。
美琴がいつ動いてもいいように、毎晩寮内の学生達を目覚めないようにしているほどだ。
可愛らしい美琴の姿を十分に堪能したし、貶められている被虐も楽しんだ。
もちろんまだまだ続けるつもりであったが、演出とシナリオどころか観客までも自分一人で行っていては飽きてしまう。
しかも役者が人形では尚更のこと。舞台にはアドリブが付き物なのだ。

「私も頑張ったかいがあったんだゾ。寮の門限誤魔化すのも大変だったんだからぁ。
 そして御坂さんの暴走力の向かう先はっと…………これは追いつくのも大変そうねぇ」

能力を使い高速で動いている美琴は街中へ向かっているようだ。
フルに能力を使っているためか、支配に置いているはずが様子がわからない。
情報収集用の能力者に調べさせつつ移動用の能力者を手配をして、美琴の後を急いで追い始めた

夜の街、建物と建物の間を能力で跳ぶ美琴は氷のように無表情。
夢にあった幾つかの場所を見て、誰もいないのを確認して、また跳んでいく。
三つ目の地点で一瞬だけ表情を変えると高所からとは思えないほどに軽い音を立てて着地した。
そこは一週間前に見た夢の光景。
街灯が薄暗く照らす細い路地裏に三人の不良少年、茶髪ピアススキンヘッドがいた。

「んっ? おいレールガンがきたぞ!」
「マジかよ。ってことはまた……」
「だな」

突如現れた少女に臆する事もなく少年らは駆け寄る。
       
「また来たってことはさ、やっぱやりにか?」
「いきなりホテルつーのもなんだしちょっとぐらい遊ぶのもいいんじゃねーか」
「おい、俺ががっついてるみたいだろ」
「がっついてんだろー? なあ前の礼ってのもアレだけど飯ぐらい奢るぜ?」
「俺はどっちでもいい」

三人の会話を聞いて美琴の表情が変わる。
瞳の黒目が大きく広がった。ひくっとしゃくりあげるように身体がびくつく。
何かを言い出そうと唇を開こうとして何も言えず、震わせたまま俯いた。

「……そうよね。ホントに夢だったらよかったのに、ね…………」
「んっ? ゆ、夢? ああ、レールガンのエロい夢見ちまったよ俺……って、なぁおい、どうしたんだよ……」

低く抑揚の無い搾り出すような囁きに能天気な返事を返す茶髪は、張り詰めた美琴の様子にようやく気づいたようだ。

「な……! お、おい何やってるんだよやめろよ!」

鼻にツンとくる何かが焼け焦げたような匂い。
放電のため大気にオゾンが発生し、細い路地裏全てが美琴の領域へと変わっていく。
美琴を中心に紫電が幾条も広がって、自然では有り得ない電流だけで構成された檻が少年らごと覆い囲む。
予想外の事態に、少年らは固まったまま何もできない。

「……ごめんなさい、アンタ達も被害者みたいなものってわかってる。これは私の八つ当たり……死んで」
「「「あっあ……あああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっっっ…………!!!」」」

文字通り、雷の嵐が檻の中で吹き荒れた。
暗い路地裏が真昼のように光で満ちて、紙くずは瞬時に炭化し空き缶が熱で捩れて黒く変色していく。
少年らが紫電に全身を覆われ、おぞましいほどに痙攣しながら服も肉も焼き焦げる。
ほんの一瞬の通電で心臓停止するだろう高圧電流が、十秒以上も少年らを舐め上げていく。

そうして、幾百もの蛇がのたうち消えてしまった後、少年らは全身から煙を吹きながら崩れ落ちた。

(間に合ったわぁっ!)

残酷な処刑を、洗脳した能力者の視覚ではなく生で見るのに成功した食蜂が心中で快哉をあげた。
そう、美琴のこの姿が見たかった。
洗脳によって色欲を貪る自身を見せられ心折れて、果てには巻き込まれた一般人へと感情に任せて能力を振るう。
三人も殺したというのに、怒りとも悲しみともつかない無表情のままの美琴は、愚かな人間へ審判を下す神のようだ。
凄惨で凄絶な能面のごとき面立ちは、自意識の強い食蜂ですら美しいと、そう思えた。

(素敵……今の御坂さんなら、とっても好きになれそうだわぁ……)

とはいえ、話しかけるには少々危険を感じる。
改めて支配しようと路地の影から出てリモコンを向け心理掌握を使おうとしたが

(え?)

火花が散るような音と共に美琴が少しだけ頭を揺らす。
それは以前の干渉が効かない美琴への現象と同じで。

「あぐぅぅっ!?」
「食蜂……やっぱりアンタの仕業ってわけね」

振り向きざまの目にも止まらない電光がリモコンを打ち砕き、雷撃は物理的衝撃を伴い炸裂。
食蜂は浮き上がるように身をのけぞらせて、汚れた地面へと跳ね飛ばされる。
転んだ拍子にハンドバッグが落ち、幾つものリモコンが飛び散った。

(な、なんでなんでなんでなんでなんでなんで!? 御坂さんは私の心理掌握に抵抗力がないはずでしょう!?)

「動くな。そのリモコンを私に向けようと、いや……取ろうとしたらアンタを心臓まで消し炭にしてやる」

その声音からは脅しじゃないというのが伝わってくる。
どちらにしろ感電の衝撃で腕を動かすことはできないので、食蜂は目だけで美琴を見返した。
先ほどと同じ無表情のままだが、張り詰めた怒気と殺気は復讐の女神のごとき様相。
その瞳に映る食蜂の命など、秤にかけるまでもなく軽いものだろう。

「はぁっ……参ったわねぇ、いつから気づいたのかしらぁ?」

食蜂は間近に迫る死を真っ向から受け止めながら、胸中を窺い知れない美琴へ問いを放った。

中断
美琴は主人公兼ヒロインだけあって、絡む相手が原作で色々いるのがよいですね
次は食蜂さんのターンですが、今よりちっちゃい時の話で多分時間がかかると思います

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