空賊(10)

浮遊大陸

遥か昔、増え過ぎた人類を世界が支えきれなくなった時代

があった

世界は徐々に人類の重みに耐えきれなくなり
ある日、突然核爆発を起こした

世界の核爆発によって人類は元より全生物は死滅する筈だった

しかし、奇跡が起きた

世界にあった全ての大陸は核爆発の瞬間、空中に打ち上げられた形となり

核は巨大な電磁球となった

それぞれの大陸が持つ磁盤に強力な電磁力が作用して

大陸は電磁浮遊し続けた

宇宙でも変化が起きていた

月がまるで万華鏡のように7つに分裂したのである

…だがそんな事とは関係なくたかしは家で寝ていた。

カァーチャン「たかしぃ、ご飯よー!」

たかし「おう!」

たかし「昨日はツボにワタを詰める仕事が忙しかったから寝坊しちまった」

たかし「早く昼飯食おう」

たかし「……」スタスタ

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