< 【本気なのですかな姫様……じいやは心配です】
姫「無用だ、大臣は父上と国を守っていれば良い」
< 【しかしあの勇者様を返り討ちにした魔王は間違いなくこの世界の覇者なのでは……】
姫「四天王を忘れるな、奴らとの戦いで消耗したが故の敗北には違いない」
姫「それに……」
< 【それに?】
姫「……何でもない、大臣…四天王のいる部屋階層までナビゲートを任せたぞ」
< 【…御意に】
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1410565272
< 【魔王城内の構造は至ってシンプル、これは低能魔族への配慮もあるのでしょう】
< 【姫様が居られますのは、三階テラス……付近に煙突はありますかな】
姫「ある」
< 【そこから二階の談話室に侵入出来ます、その談話室を抜けて左へ向かうと四階に通じるリフトでございます】
姫「パーフェクトだ、大臣」
< バッ!
姫(少し狭い、が……私の体躯ならば余裕で煙突内部を抜けられるな)スタッ
姫(行くぞ)ヒュッ
< 【しまった、お待ち下さい姫様!】
姫「なんだ、もう入ってしまったぞ?」ヒュゥゥウ…
< 【敵のセキュリティにお気をつけて! 稀に外敵を排除する防衛魔族が配置されています!】
姫「……問題ない」ヒュゥゥウ…
姫(あれか)ヒュゥゥウ…
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