岡崎「……」

春原「おい、これ大丈夫かよ」

杏「あ、あはは、たまたま、たまたまよ」

ことみ「辞書の角の部分が、朋也君の頭にがつーんってぶつかったの」

杏「わざわざ解説しないでよ！」

ことみ「あぅぅ、ごめんなさいなの」

春原「ひき逃げもよくしてるし、いつかはやると思っていたけど……」

杏「春原、あんたねえ……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

渚「これは、救急車を呼んだ方が良いのでしょうか？」

智代「いや、問題を大事にするのはまずい」

杏「ならどうするつもり？」

智代「ひとまずこの案件、私が預からせてもらう。無論、朋也もだ」

杏「……」

智代「何か問題でも？　私は朋也を早く人気のない静かな場所で休ませてやりたいのだが」

杏「その本音は？」

智代「寝ている朋也の頭を撫でながら、私の口付けで」

春原「それが本音かよ！」

智代「だ、黙れ！」ｹﾞｼｯ

春原「ぎゃぁー！」４２HIT

渚「春原君も朋也君みたいになっちゃいました」

春原「……」

杏「ま、春原はともかく、あんたのその理由を聞いたら黙ってはいられないわね」

智代「邪魔をする気か？」

杏「元をただせば私が原因だし、私が看病するわ」

智代「いや、ここは後輩に任せてもらおうか。乱暴者の先輩は下がっていてくれ」

杏「喧嘩なら買うわよ？」

智代「別に喧嘩を売ったつもりはないのだが……」

杏「あと言っておくけど、乱暴なのは貴女もでしょ？」

智代「どういう意味だ？」

杏「ゴリラみたいに向かってくる敵をちぎっては投げ、ちぎっては投げていたそうじゃない」

智代「それは誤解だ！」

杏「でも事実でしょ？」

智代「確かに、事実と言われれば一部は本当だが……しかし！」

渚「ふ、二人とも、落ち着いてください」

ことみ「喧嘩はだめ、皆悲しむの」

渚「ダメです、聞こえてないみたいです」

ことみ「二人とも、鬼みたいなの」

渚「そうだ、朋也君は」

ことみ「それならさっき、涼ちゃんが氷嚢を取りに行ってくれているの」

渚「そうですか、じゃあ私たちで看病をしましょう」

ことみ「それがいいの」

涼「お待たせしました」ﾊｧ､ﾊｧ

渚「お帰りなさいです、涼ちゃん」

涼「何だか大変なことになっているみたいですね……春原君も」

ことみ「しかたがないの」

涼「私、もう一つ氷嚢を貰ってきますね。これ、岡崎君に使ってください」

渚「わかりました。じゃあそっちの方はよろしくお願いします」ﾍﾟｺﾘ

涼「はい！」

杏「だから淫乱は黙ってなさい！」

智代「だ、誰が淫乱だ！」

杏「アンタに決まってるでしょ！　それに嫉妬深そうだし」

智代「言わせておけば……」

杏「どうせあんた、子どもが出来たら子どもばっかり構う旦那を見て、子どもに嫉妬するんでしょ？」

智代「そ、そんなこと」ｱｾｱｾ

杏「想像しなさい。旦那の愛情は自分ではなく子どもにばっかり向き、貴女は日に日に抱かれなくなるのよ」

智代「私ではなく別の女に……」ｷﾞﾘｯ

杏「ほら、図星じゃない」

智代「仮にそうなったとしても、私は私なりの愛情表現をだな」

杏「どんな風に？」

智代「例えば彼の好きな服装に着替えて誘ったり、布団の中では子どもが起きないように……って、何を言わせる気だ！」

杏「ほらやっぱり」ｸｽｸｽ

智代「くっ、今は貴女を相手にしている暇は無い。私は朋也を」

杏「朋也なら私が」

風子「いえ、ここは風子におまかせ下さい！」

「「誰、この子」」

風子「風子は風子です」

杏「あのねえ、私は今凄く忙しいの」

風子「話は全て聞きました！　後は風子におまかせあれ！」

智代「何をするつもりだ？」

風子「あちらに寝ている男を起こして見せましょう！」ﾃｸﾃｸﾃｸ

渚「あれ、お客さんですか？」

風子「風子です」

渚「はじめまして、渚です」

ことみ「ひらがな三つでことみちゃん」

風子「そしてそこにアホ面で寝ているのが、諸悪の根源ですね？」

杏「諸悪って」

風子「これを使えば、一発で目が覚めるのです」ｺﾞｿｺﾞｿ

智代「何か薬でも飲ませるのか？」

風子「これで殴れば一発なのです！」

『……星？』

風子「ひとで、これはひとでハンマーです！　えいっ！」ﾎﾟｺｯ

涼じゃなく椋な

>>14　ありがとう。訂正するわ


杏「あ、ちょ」

智代「頭を打った人間に対し、なんてことを」

風子「風子もおばあちゃんの家にあるテレビが映らない時は、何時もこれで上手くいっていたのです」

渚「と、朋也君はテレビじゃないのです」

杏「そうよ！」

風子「ま、まさかの風子、大ブーイングを浴びているのですか！？」

智代「まったく、こんなことで目を覚ますわけが」

朋也「……ここは」

「「「「！？」」」」

風子「風子、任務達成したのです！」

智代「……信じられないな」

渚「朋也君、目を覚ましたんですね！」

朋也「ん、んん」

智代「頭を打ったばかりだ。安静にしているといい。ほら、私の膝を枕に使うと良い」

杏「あ、ちょ、ずるいわよ！」

朋也「二人の申し出はありがたいが、一つ問いたい」

ことみ「朋也君?」

朋也「私はどうしてここにいるんだ？　死んだはずではないのか？」

杏「と、」

朋也「君は誰だ？　見たところ、ずいぶんと活発そうな少女だが」

椋「氷嚢持ってきました……あれ？」

渚「あ、椋さん」

椋「岡崎君、目を覚ましたみたいですね」

ことみ「でも何だか大変なことになったみたいなの……」

椋「大変なこと？」

しばらくして


朋也「なるほど、話の流れは把握した」

智代「本当に大丈夫なのか？　先ほどから口調がおかしい気がするのだが」

朋也「すまない、コレが一番しっくりくるのでな。だめか？」

智代「そ、そんな目で見つめるな///」

杏「頭を打ったからかしら？　そういえば、あのひとで少女は？」

渚「風子ちゃんなら、用事があるから帰ると言っていました」

杏「自由人か！」

朋也「にしても、ずいぶん女子が多いな」ｷｮﾛｷｮﾛ

杏「そりゃあんたに」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

朋也「もしや、この中に私の伴侶がいるというのか!?」

「「「「「！？」」」」」

朋也「その様子、予感が的中したか」

杏「そ、そうねえ、伴侶といえば、伴侶ね（いずれ本当に結ばれるんだし）」

ことみ「渚ちゃん、顔真っ赤なの」

渚「え、え///」

智代「そうだな、伴侶と呼ぶとなれば、わた「私よ、朋也！」」

杏「私。私が朋也の伴侶よ！」

朋也「君がか？」

智代「またあなたか」ﾊｧ

椋「お、お姉ちゃん」

杏「椋は黙ってなさい「いや、私が朋也の伴侶だ」」

智代「その人は伴侶ではなく、どちらかといえば加害者だ。朋也、私が朋也の伴侶の坂上智代だ」

朋也「坂上、君が私の？」

智代「覚えていないか？　前に朝食を作りに行ったことがあっただろ？」

朋也「……すまない、記憶に」

杏「ぷっ」

智代「そうか、でも、記憶に無くても舌は覚えているはずだ。今日から私が記憶を失った朋也の世話をしてやろう」

杏「なに言ってるのよ！」

智代「なに、外野は気にすることは無い」

杏「誰が外野よ、誰が！」

朋也「すまない、記憶を失う前の私は、ずいぶん浮気性の人物だったらしい」

渚「そ、そんな、朋也君は浮気性なんかではないのです」

ことみ「朋也君は皆に優しいだけなの」

椋「そうです！」

朋也「みんな……」

杏「ああもう、じゃあ朋也！　アンタが決めなさい！　ここで、今！」

酉は付けないの？

>>24　うん。


智代「聞くまでもないだろう。私以外に相応しい女性はいない」

朋也「しかし、過去の記憶を失っている今」

智代「……朋也は私の事が嫌いなのか？」

朋也「いや、君のような力強く男を導く女性は嫌いではない」

智代「そうか、よかった」ﾎｯ

杏「ほら朋也、さっさと決めなさい！」

渚「わ、私も候補に加わっても良いでしょうか？」

椋「古河さん！？」

ことみ「ことみも加わりたいの」

椋「ことみちゃんも!?　だ、だったら私も」

朋也「き、君達、少し落ち着き……」

杏「私よね？」ﾆｺﾆｺ

智代「わ、私を選んではくれないだろうか」

渚「朋也君」

ことみ「朋也君」

椋「お、岡崎、いえ、と、朋也君」

朋也「私は、私は……！」

朋也「私は、君の存在に心奪われた！」ﾋﾞｼｯ

誰を指差した？

安価はここだけ

+3

好きな人物を指名してください（美佐江さんとか風子、ここにいない人物はダメ）

短いけど疲れたしここまで。

続きは明日にでも。

次から（明日から）が本編だと思います。

そろそろ始めます

　杏

杏「！」ｶﾞｯﾂﾎﾟｰｽﾞ

智代「そ、そんな」ﾍﾅﾍﾅ

杏「見たか！」

智代「う、うう」ｸﾞｽｯ

渚「おべでどうございます」ｸﾞｽｯ

ことみ「くやしいけど、祝福するの」

杏「ありがと、二人とも」

椋「良かったね……お姉ちゃん」

杏「椋、ごめんね」

椋「ううん、気にしないでお姉ちゃん……」

朋也「ああ、こんなにも儚く、私の心を惑わす人がいたことに」

ツカツカと杏の方へ向かう朋也。

杏「朋也……」

それを見た杏も何か覚悟を決めたように、目をつぶっている。

杏は覚悟を決めていた。

人に見られているという状況のためか緊張か、杏の体が震えている。

杏（……朋也）

けれどその震えは、朋也の優しくも力強い腕、体で包み込んでくれることで納まるような気がする。

そう杏は思っていた。

だから、杏は目をつぶり、朋也が杏の体を抱きしめることを待っていた。

目をつぶっているため、足音しか聞こえない。けれど、その足音はどんどん近付いてくることがわかった。

けれど、その足音はそのまま杏を通り過ぎていく。

杏「……え？」

恐る恐る目を開けると、目の前には朋也はいなかったのだ。

杏「朋也？」

後ろを振り向く杏。朋也は杏の横を通り過ぎていく。

周りにいた少女達も、朋也のとった行動に驚いている。

朋也は杏を見ていなかったのだ。朋也は杏の後ろで白目をむき、頭に氷嚢を置かれ倒れていた春原を見つめていたのだ。

春原「……」ｼﾛﾒﾑｷ

朋也「ああ、その口からだらしなく垂れている涎も、どうして私を興奮させるのだろうか」

そして朋也はそのまま寝ている春原の口元に手を添え、よだれを掬いとっている。

杏「あ、あんた」

智代「ば、ばかな」

椋「い、いつものジョークですよね？」

朋也「この気持ちが嘘なわけが無い！」ｶﾞﾀｯ

朋也「君、彼の名前は？」

渚「えっと、春原、春原　陽平君です」

朋也「春原陽平、なんて良い名前だろうか」

杏「だ、だめよ、男同士なんて！」

朋也「それに彼から発せられる微かなオーラ、これはガンダムか！」

渚（ガンダムって、お父さんが好きな）

春原「……」

朋也「癖のある金髪、む、根元が黒いな、コレは染毛か。ますます気にいった！」ﾅﾃﾞｯ

春原「……」

朋也「金に染めたのが何とも素晴らしい」

智代（私も染めたほうがよいのだろうか）

朋也「む、体の筋肉はまずまずといったところか」ﾏｻｸﾞﾘ

杏「ちょっと！」

朋也「にしても、反応が無いというのはどうも寂しいものがある」

渚「まるで眠り姫です」

椋「春原君は男だよ？」

渚「そうでした！」

朋也「眠り姫、そうか！」

杏「あんた、まさか……」

朋也「姫を起こすのはナイト、騎士、つまりここニッポンでは武士の役目！　参る！！」ﾌﾞﾁｭｰ

杏「いやぁああああああああ！！」

椋「おおおおお、おち、落ち着いて、お姉ちゃん」

頭を押さえ、発狂したように叫ぶ杏

春原「ん、うるさ……ええええ！？」

朋也「おお、目覚めたか少年。では続きと参ろうではないか！」

春原「何言ってんの!?　うわああ！」

ﾌﾞﾁｭｰ

智代「お、男同士、そ、そんなこと」

春原「おえええ、そうだよ！　なにすんだよ、岡崎！」

杏「あ、ははは、ははは……バカみたい、私……一人で勝手に盛り上がっちゃって」ｱﾊﾊ

椋「お姉ちゃん……」

智代「と、朋也、ここは日本、そんな男同士だなんて……不潔だ！」

朋也「君はおかしなことを言うな」

春原「どう考えたっておかしいのはあんたっスよ！」

渚「そ、そうです！」

朋也「例え世界が認めずとも、ここ日本では男同士の付き合いに問題はない！」

渚「無いんですか？」

椋「あると思いますよ？」

朋也「古来より、日本には衆道、男色の分化がある!!」ﾚﾛｯ

春原「ひぃぃいいい！」

ことみ「……一理あるの」

椋「無いと思うよ？」

朋也「脱ぎたまえ、少年。私と裸の付き合いをしようではないか」

春原「ちょ、岡崎、悪いけど僕ノーマルだから」

朋也「なあに、ギャラリーなど気にするな。ほら、私が脱がせてやろう」

春原「ちょ、力つよ！」

朋也「ふっ、これでお互い裸だな。見事な体だよ、少年」ｻﾜｯ

春原「そのてつきをひゃめろ！　あとくっつけるな！」

朋也「少年は私が嫌いか？」

春原「こんなことする岡崎は嫌いだよ！」

朋也「振られたか、しかし後悔はしていない」

春原「だから触んな！」

朋也「レイプから始まる恋もある！※」

※　無いと思います。　良い子は彼の真似しないでね

春原「聞いたことないわ！」

朋也「なるほど、流石はガンダムマイスター支配されるより支配されたいとは」

春原「お、岡崎！　目を覚ませ！」

朋也「少年、私のレバーを操るが良い！」

春原「変なもん触らせんな！　あとぴくぴくさせるな！」

朋也「良いではないか、良いではないか！」

春原「ひぃいい！」

朋也「少年！　もっと強く握るが良い！」

春原「誰か助けて―！」

杏「……助けてほしい？」

春原「はい！」

杏「ねー、朋也」

ハイライトを無くし、ニコニコと笑う杏

朋也「また君か、何の用だ？」

愛する者との接触、行為を邪魔されたためか、不機嫌にこたえる岡崎

杏「ここでもし私が先生とか呼んだら、どうなると思う？」

朋也「私を脅迫するつもりか？」

杏「んー、そうとってもらって構わないわ」

朋也「何が望みだ？」

杏「春原から離れて」

朋也「……まさか、君も彼を狙っているのか!?」

春原（話しながら僕の尻にあれ押しあてるの、やめてもらえませんかね？）

杏「馬鹿言わないで、私が好きなのはあんた。朋也よ」

智代「私も同意見だ。朋也」

朋也「続けたまえ」

杏「もし離れてくれたら、呼ぶのはやめてあげる」

朋也「私は今を生きる。それゆえ、貴君らの申し出は断固断る！」

杏「そう……これならどう？　ここでは問題になる可能性があるわ。場所を一旦移しましょう」

朋也「場所をか？」

杏「今日は家、両親が留守なの。だから、私の家に来なさい」

朋也「そこで君と交われというのか？」

杏「勿論、それも目的には含まれているわ。けど、後で良いわ」

朋也「後？」ｻﾜｻﾜ

春原「あひぃん！」

ことみ（春原君、ちょっと気持ち良さそうなの）

杏「家で好きなだけそいつとやりなさい。その後に私たちと交わりなさい」

春原「！？」

朋也「……なるほど、その申し出、飲ませてもらおう」

智代「その、私たちの中に」

杏「不服だけど、あんたも含んでいるわ」

智代「一応理由を聞かせてくれないか？」

杏「あんな馬鹿に朋也盗られて悔しくないの？」

智代「だから私たちで」

杏「そう言うことよ。後はアイツの性病予防ね」

椋「確かに、男の人同士の行為は危険ですからね」

ことみ「みんなでお泊まり？」

渚「なんだかワクワクしてきました！」

春原「あの、それって何の解決にもなって無いんじゃ、んっ！」

朋也「解決にはなっていなくとも、君の硬く閉じている穴を開けることは出来るさ」ｽﾞﾌﾞｯ

春原「ゆ、ゆび、挿れるな！」

杏「そうと決まったらさっさと服を着なさい」

朋也「了承した」

春原「はなせー！　僕はこんな」

杏「朋也、黙らせなさい」

朋也「乱暴なプレーもたまには良しとするか。すまん、少年」ﾄﾞｺﾞｯ

春原「ごほっ、お、おか、ざき」

藤林家


朋也「邪魔をする」ﾇｷﾞﾇｷﾞ

杏「はぁ、まさかこんなことになるなんて」

朋也「さあ、戦いを始めようではないか！」

智代「朋也、もう脱いだのか!?」

朋也「私はもう臨戦態勢に入っている」

杏「臨戦態勢なのはいいけど、ゴムだけはつけなさいよ」

朋也「鞘をつけろというのか？」

杏「つけろ」

朋也「しかたがない」

智代「私がつけてやろう」

朋也「すまない」

智代「気にするな」

朋也「さて、ゴムは邪魔だが行くぞ、少年！」ｽﾞﾌﾞｯ！

春原「あっ－！！」

渚「背後から……」

朋也「濡れていないな、しかし、濡れていなくても、私の剣は君を貫く！」ｽﾞﾌﾞﾌﾞ

春原「かはっ！」

椋「せ、せめてローションを」

杏「ゴムに少しは付いてるでしょ？」

春原「そ、そう、ほ、あいっ」

朋也「私は我慢弱い男だ。ふんっ！」ｽﾞﾌﾞｯ

春原「だ、だかんっ！」

朋也「ローションが無ければ挿入できないなどという道理、私の無理でこじ開ける！」ドンッ！

ことみ「なんだか朋也君、かっこいいの」ﾎﾟｰ

朋也「そして悲しいかな、もう果ててしまいそうだよ」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

春原「ば、ばか、いだい、いだい、あいっ」

朋也「私も愛しているぞ少年！　ほら、受け止めるが良い！」ﾋﾞｭｯﾙ

春原「ぎゃー！」

朋也「感じるよ、少年の吐息、鼓動が」

春原「は、はやくぬけ」

朋也「おい、次のゴムを渡せ」

智代「わかった」

春原「ま、まだ、やるのか？　も、もう、いいだろ？」

朋也「ふ、残念ながらそうはいかん。行くぞ、岡崎スペシャル！」

春原「なにを……んああ！」ﾋﾞｸ！

朋也「どうだ、少年」

春原「こ、こんなの、うっ、お、おか、し」

朋也はまた春原の背後にまわり、自身の肉棒を挿入した。

そして涙を流し痛がっている春原の竿の根を右手で触れ、その指はカリを触る

春原「やめ、いまな、ら」

朋也「これで終わりではないぞ、少年！」

朋也は残っている手で春原のへそから乳首までをなぞり、つまんだ

無論、朋也の腰は動きを止めてはいない。むしろ、手の動きが柔らかく、淫靡なものに対し、獣のように一撃一撃が深いストロークを行っている。

その光景を見た一部の少女達は、以下のように語っていた。

「手だけを見れば、春原君に対し朋也君は優しく接していました」

「朋也の腰使いは乱暴すぎる気がするな。あれでは私以外……そうか、あれは私のことを」

そして朋也は、次の攻撃に移った。

春原「はぁ、ひぐっ！」

朋也「良い声で鳴く。さすがガンダムを操りし者！」ﾊﾟﾝｯ、ﾊﾟﾝｯ！

春原「お、おかざ、き、」

朋也「良い具合になってきたな。よし少年、交代だ！　私にまたがれ」

春原「嫌だ!　さっさと抜け」

朋也「強情な所もまたそそる」

朋也は春原の言葉に耳を傾けながらも、今度は乳首をつねり、竿を強くしごき始めた。

春原「やめろ、やめろぉぉお！　こんなの、こんなこと」

朋也「私の右手に君の脈動が……来る！」

そう叫ぶと、朋也は春原の中に入れていた棒を抜くと、今度は春原を押し倒し、仰向けにした。フローリングの上なためか、春原は軽いうめき声を上げている。

春原「おかざき、僕が、何をしたって」

朋也「君は私を虜にした。ただそれだけのことさ」

涙目になりながら睨む春原の竿を、朋也は口に含んだ。それを見たギャラリーからはどよめきが起こった。

春原「くそぉ、くそぉ」

ぽろぽろと悔し涙をこぼす春原。しかし、先ほどまで弄られていたためか、春原の体は自分の気持ちとは逆であった。

岡崎の行動には一切無駄な動きはなく、ある種の芸術性を誇っていた。

静と動。二つの動きを同時、または交互に行う。そして休む隙を与えないスムーズな動き。

それが岡崎スペシャルの真髄である。

春原「ま、まずい、おか、ざき」

朋也「ふっ、んっ」

朋也は竿を舐めるだけでなく、たまに春原の過敏になった竿に歯を当てることで、春原に痛みを気持ち良いものだと錯覚させていた。

春原「出る！」

放出。

朋也の口の中に、春原の白濁液が射出される。

朋也は口の動きを止め、それをただ口内で受け止めていた。

だがそれも少しの間だけ。すぐに朋也は掃除機のように春原の竿から残りの液体を吸い出しており、下品な音を立てている。

春原「おかざき、んっおか、ざき」

春原は朋也の頭を両手で触って、敏感になった竿を吸われているため上体を反らしている。

朋也はそれを吸い出すと、それを口の中で咀嚼し、なんと春原の唇に自身の唇を重ね始めた。

驚きの表情を隠せない春原。

朋也の唾液と合わさり流し込まれる自身の液体は喉に絡み、不快感を引き起こす。

それを口から吐き出そうとするも、春原の唇は朋也の唇で塞がれており、液体の次は朋也の舌が自身の舌、口内を犯し始めた。

春原はその時こう思っていたに違いない。

「おかしいですよ、オカザキさん」

そんな彼の意思を無視するように、朋也は春原が逃げられないように背中に手を回し、強く抱きしめた。

そして再びゴムを装着し、少年と体を重ねている。

固唾をのんで見守るギャラリー

悔しそうに爪を噛む少女。

顔を紅潮させ目を逸らし、再度両者の交わりを横眼で見る少女。

またあるものは一部もぞもぞと体を動かし、手を股に当てている。

「花を摘みに」それだけを告げ、そそくさと部屋を退出する者もいた。

無言で部屋から退出する者もいた。

一通りのプレイを終え、満足そうに笑う朋也を見て、彼女達は更に顔を赤く染めていた。

朋也「少年、コレが君を貫いた私の刃だ。綺麗にしてくれ」

その横には金髪の少年が白目を向き、倒れていた。

朋也は意識のない彼の口に自身の剣をあて、自身の物を綺麗にしている。

そのため彼の二つの穴からは、とろりと白い液体が垂れている。

朋也「流石ガンダムを操りし者だ。白が似合う」

そして続けてこう言った。

朋也「少し休んだ後に、次は諸君らとの約束を果たそうではないか」

朋也「しかし忘れるな。私はただの男色家」

朋也「ココに倒れている眠り姫、春原陽平を私から奪おうとすれば、私はけして容赦はしない」

朋也「その時の私はきっと、阿修羅すら凌駕する存在であることを覚えておくが良い！」

春原「お、おがざぎぃぃ」

朋也「白目をむき、痙攣をおこしながらも私を呼ぶとは……更に好意を抱くよ」

春原に優しく口づけを交わす朋也。

朋也「さあ、女でありながら男色家の私に立ち向かおうとする水先案内人は、諸君らの内の誰だ？」

行為を終え、凛々しく問いかけてくる彼の姿は、全裸なのに何故か少女達には魅力的に見えてしまう。

少女達はそれを聞き、互いに見つめあった後、ゆっくりと、一人の少女が朋也に私であると手を上げた。

朋也「そうか君か。ではまずはシャワー室へ向かうとするか。行くぞ」

にこりと笑い手を差し出す朋也に、俯き恥ずかしそうに少女は自身の手を差し出し、行為を終えたばかりで少し汗をかいている朋也の胸に抱きつき、顔をうずめた。

朋也は抱きついてきたことに、たいして気にも留めていない様子だ

おそらくそれは、記憶を失っている彼が男色家だからである。

だから朋也は気が付かなかった。

俯き抱きついてくる少女の目に、光が無かったことを。

そして今度は自分自身が、先ほどの少年と同じように、眠り姫となることに。



終わり