P「アイドルの父親たちのおやじ会」 (42)
設定がめちゃくちゃかもしれませんが、ご承知ください。
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双海亜美、真美の父親が幹事になり新宿で765プロの所属アイドルの父親たちが集まり、
「765プロおやじ会」を開いた。
新宿のとある居酒屋
亜美真美父「すみません、7時半からの予約の双海ですが。」
店長「いらっしゃいませ、こんばんは。
本日はご利用ありがとうございます。」
亜美真美父「ちょっと早いですけど、準備があるので。」
店長「でしたら、この奥のお座敷が双海様のお座敷になっております。
周り気にせずにお話できますのでごゆっくりとごくつろぎ下さいませ。」
亜美真美父(765プロおやじ会様御席っていうのはやり過ぎだったか?)
亜美真美父(この会を開くには相当苦労したからなぁ・・・みんなアイドルの父親はみんな忙しく、
地方の方もいて、亡くなっているアイドルの父親がいるからなぁ・・・)
亜美真美父(連絡してくれたプロデューサーさんはアイドルの父親全員来ると言っていたが、
響ちゃんのお父さんは亡くなっているぞ。)
???「すみません、765プロおやじ会というのはここですか?」
亜美真美父「はい、そうですが、あなたは?」(嗅ぎつけたファンか?)
響兄「はい、私我那覇響の兄ですが。」
亜美真美父「響ちゃんのお兄さん?はじめまして、
私双海亜美・真美の父です。どうかお見知り置きを。本日はわざわざ沖縄から?」
響兄「いいえ。実は私、沖縄水瀬から
水瀬ビルシステム多摩支店吉祥寺営業所に出向中で今は三鷹の水瀬の独身寮に・・・」
亜美真美父「そうでしたか・・・」(響ちゃんのお父さんは亡くなっていてお兄さんが父親代わりか。)
???「あのう、765プロおやじ会は・・・」
亜美真美父「いらっしゃい。やよいちゃんのお父さん。
やよいちゃんがこの会に来るかどうか心配している様子だと娘から聞きましたよ。」
やよい父「ええ、自分お酒の場が苦手で、行きたくないと言ったのですがやよいが絶対に行きなさいと・・・」
亜美真美父「今日は職場の飲み会じゃないからリラックスしててもいいですよ。」
やよい父(水瀬製や萩原組の社長、人気レーサーの来る飲み会なんか緊張するなと言われても無理な話だ。)
やよい父「あの、会費の方は・・・」
亜美真美父「会費の方でしたら、さっき電話がありまして高木社長が
全額持ってくれるとのことですから、会費はとっておいてください。」
やよい父「は、はぁ・・・」(やよいから渡された金はどうしよう。)
???「よう!双海先生、ひさしぶり!」
亜美真美父「菊地さんですね?どうぞ、好きな席に。」
???「こんばんわ。双海先生。ご無沙汰です。」
亜美真美父「いらっしゃい。星井さん。仕事の方は大丈夫ですか?」
美希父「仕事の方は早めに切り上げきまして。お陰で今週は昨日まで終電ですよ。」
やよい父(美希ちゃんのお父さん、公務員なのに毎日が終電だと?)
春香父「みなさんこんばんは。あのライブ以来ですね。」
美希父「天海さん、どうも。今日はわざわざ二宮からですか?」
春香父「今日はたまたま横浜で所要があってこのまま来ちゃいました。それともう一人一緒ですよ。」
千早父「どうも、はじめまして。如月千早の父です。
千早の親権がないので来るべきじゃないと思ったのですが、プロデューサーさんがどうしてもと。」
美希父「はじめまして、如月さん。聞きましたよ?
あの美希が事務所では千早さんにだけさん付けしているって。」
千早父「アイドルなんかと思ったのですが、
まさかここまで来てしまうとは・・・音響機器関係の仕事をしている自分が恥ずかしいです。」
美希父「如月さんの仕事は具体的に何を?」
千早父「一応ソニーにいまして、千早に新曲大ヒットのお祝いに
サイバーショットをプレゼントしたら最近、写真にも才能が開花したみたいで。」
美希父「うちでもあの寝てばかりの娘がダンスの振付を数分で覚えてしまうというウソみたいな話が。」
真父「それ、うちのむすk・・・じゃなくて娘も驚いていたぞ?たった一回で覚えてしまったとか」
一同(今、息子と言おうとしただろ・・・)
???「すみません、遅れてしまって。」
春香父「まだ大丈夫ですよ。一緒にいる方は?」
律子父「こちらは三浦あずささんのお父さんで、
たまたま近くのローソンでここの場所を店員に聞いているところを声をかけたら三浦あずささんのお父さんだったんです。」
あずさ父「すみません。三浦あずさの父です。私も方向音痴で・・・
娘と同様に律子さんのお父さんに連れて行って頂いて・・・」
三浦あずさの父は山梨県の産業用ロボットメーカーに勤めているが、
勤務初日に道に迷い遅刻をしたことから地元採用なのにもかかわらず、
即日独身寮に入れられたという伝説を残している。
春香父「三浦さんは今日はなにか東京に用があった来られたんですか?それともわざわざこの会のために?」
あずさ父「今日は東京に出張に出かけていて、途中まで部下と一緒だったのですが
新宿駅で部下と別れたとたん迷子ですよ。」
一同(父娘だな・・・)
???「765プロおやじ会というのはここですか?」
響兄「はい、ここですが。」
貴音父「こんばんは。私は貴音の父でございます。先ほどまで三越伊勢丹との打ち合わせで・・・」
律子父「貴音ちゃんのお父さんはどのような仕事を?」
貴音父「何代も続く呉服屋をやっておりますが、なにせ子供が貴音だけですので
跡継ぎ問題で頭が痛い日々ですよ・・・」
律子父(もしかして、プロデューサーを狙ってるんじゃ・・・)
???「跡継ぎ問題は、私も同様だ。」
亜美真美父「こんばんは、水瀬さん。水瀬さんの場合は二人のお兄さんがいるのでは?」
伊織父「そうなんだが、ふたりとも水瀬で仕事したくないと言い出してな、
やむなく伊織を東大に行くよう発破をかけているところだ。
うちの系列の社長は全員東大卒のエンジニア出身だからな。」
やよい父(貧乏人でよかった・・・)
雪歩父「私も同じ悩みを抱えている。」
真父「こんばんは、萩原社長。」
雪歩父「雪歩が真くんにはいつもお世話になっているそうだな。女子じゃなかったら婿にとかんがえるところだ。」
真父「そうおしゃっていただき光栄です。」
亜美真美父「皆さん、もう時間なんですが、プロデューサーと高木社長はほんの少し遅れるので
先に乾杯しても構わないということなのでお先に乾杯しちゃいましょう。」
雪歩父「ということだ。お前ら、今日はお暇にしてもいいぞ。」
弟子たち「へい、親分!」
亜美真美父「皆さん、グラスを持ちましたか?」
亜美真美父「今日はお忙しい中、遠いところからお越しいただきありがとうございます。」
亜美真美父「アイドルの父親同士親睦を深める会ができたことに光栄に思っております。」
亜美真美父「様々な立場の枠を超えて親睦を深めてまいりましょう。」
亜美真美父「それでは、乾杯!」
一同「乾杯!」
伊織父「我那覇君だったよな?東京には慣れたかね?」
響兄「はい、上京して半年ですが何とかやって行けてます。」
伊織父「今日は仕事帰りに来たのか?」
響兄「今日はそうだったのですが、今日の午後に本社に呼ばれて人事部長から決して失礼のないようにと。」
伊織父(あいつめ・・・)「我那覇君、今日は無礼講だからな。」
響兄「はい・・・」(とってもそうには行かないでしょ。)
やよい父(・・・)
亜美真美父「高槻さん、楽しんでますか?」
やよい父「すみません、酒の場は慣れなくて・・・」
亜美真美父「今日はパーっと行きましょうよ、パーッと!ほらこのように・・・」
春香父「ほら、如月さん、二杯目ですよ、二杯目!」
千早父「ありがとうございます。天海さん・・・」
千早父(歌えなくなった千早をまた歌えるようにしてくれた春香ちゃんには感謝しても感謝しきれないよ・・・)
やよい父「すみません、まともに会社勤めをしていなくて、飲み会というのが全然わからなくて。」
亜美真美父「これからですよ、これから!自分のペースで楽しめばいいんですから。」
やよい父「」
美希父「萩原社長、昨日は国交省の事務次官と喧嘩したんですって?
霞ヶ関ではもっぱらの評判ですよ。」
萩原父「当然のことだ。人件費や資材費の上昇を何とかしない国のほうが悪いんだからな。」
伊織父「うちもそうなんだが、うちの幹部は国に物申せない者がほとんどでな。
ガッツのある奴がほしいもんだ。」
亜美真美父「皆さん、プロデューサーと高木社長がおいでですよ!」
P「みなさん、遅くなりました。こうやって弊社のアイドルが元気に活動できるのは、
お父様皆様のお陰です。今日は楽しんでください!」
真父「よっ!765プロ次期社長!」
伊織父「」雪歩父「」律子父「」貴音父「」
春香父「えっ?みなさんなんで固まっているんですか?」
千早「天海さん、水瀬さんたちは後継者問題で頭を抱えているんですから、そのへんで・・・」
春香父(単なる農協職員でよかった・・・)
美希父「みなさん、もしかしてプロデューサーを狙っているんですか?
うちの美希なんかプロデューサーをハニーって呼んでいるみたいで。」
雪歩父「考えていることはみんな一緒のようだな・・・」
伊織父「幹部候補はいっぱいいるにしても、彼を引き抜こうと思っているんだが。」
律子父「だけど、みなさんのお嬢さんはアイドルですよね?アイドルに手を出すのはまずいのでは?」
貴音父「結婚と同時に引退すればいいだけの話です。」
あすさ父「だけど、最近あずさが運命の人を見つけたと言っているんだが。」
一同「!!」
あずさ父「?」
亜美真美父「はーい!この話は休戦て言うことで・・・」
P「」
高木社長「アイドルの父親の皆さん、お兄さんもいらっしゃいますが、
765プロの発展は一重にアイドルの父親の多大なる支援の賜だと感じています。
きょうはゆっくりと楽しんでください!」
亜美真美父「それでは、改めまして乾杯!」
一同「乾杯!」
春香父「プロデューサーさん、駆けつけ3杯ですよ、3杯!」
P「天海さん、僕はあまり・・・うぷ」
伊織父「高木、事務所は順調のようだな」
高木社長「伊織君の竜宮小町のお陰でなんとか軌道に乗りだしたよ。」
伊織父「実は二人の息子が水瀬で働きたくないと言い出してな・・・」
高木社長「伊織くんの今後のことはまたおいおい話しあおう。」
美希父「ハニーじゃなくて、プロデューサーさん、ちょっとお願いが・・・」
P「はい?」(美希、家の中でも俺のことをハニーって言ってるのか?)
美希父「自分は総務省でして、自分は違うんですが、
携帯電話のSIMロックがらみで携帯電話会社ともめている段階でして、
もしよろしかったら携帯電話関連の仕事が美希に
オファーがあったら知らせて欲しいんですが。いまの事務次官の息子が
某アイドルでイメージキャラクターになって大問題に発展して・・・」
P「星井さん、大丈夫です。そういうことがありましたらすぐに伝えておくようにします。」
美希父「恐れいります・・・」
亜美真美父「高木社長、この間の765プロ健康診断の結果なんですが・・・」
高木社長「どうだったのかね?」
亜美真美父「アイドルたちは問題なかったのですが、
プロデューサーさんと秋月律子さんはもうちょっと休養の時間が必要なことと、
高木社長、一日置きに休肝することを強くおすすめします。」
高木社長「まあ、努力してみるよ。」
亜美真美父「おねがいしますよ、高木社長。あなたあっての765プロなんですから。」
亜美真美父(音無小鳥さんはカウンセリングが必要なことは直接本人に伝えるとしよう。)
千早父「高槻さん、うちの娘がやよいちゃんを溺愛している様子なんですが。」
やよい父「うちの娘をですか・・・」
千早父「この間千早と食事したんですが、
やよいちゃんはいつも事務所の掃除をしてくれてかわいいと口々に話してまして。」
やよい父(うちのやよいが事務所でも掃除を?苦労かけてすまない・・・)
貴音父「我那覇さん、うちの貴音がお世話になっているみたいで・・・」
響兄「そうなんですか?あの甘えん坊の響が・・・」
貴音父「恥ずかしいのですが、世間知らずなところがありまして。今後とも宜しくおねがいします。」
雪歩父「菊地真君、いつも雪歩が世話になっているそうだな。女子であるというのが大変残念だがな。」
真父「そうおっしゃってくださると光栄です。息子のように育てたつもりなんですが、最近乙女志向な様子でして。」
雪歩父「真君を萩原組の後継者としたいところだが、
山の神云々で女子だったらそうは行かないからな。」
真父(萩原組って真っ当な建設会社だったよね・・・?)
あずさ父「秋月さん、うちのあずさをトップアイドルにしてくれて、
感謝に絶えません。毎日お出迎えしてくれているそうで。」
律子父「律子を会社の跡継ぎの修行にと考えていたんですが、
当分は私が頑張らなくてはいけませんな。」
あずさ父「今後とも宜しくおねがいします。」
亜美真美父「みなさん、積もる話もあるかと思いですが、
そろそろ時間ですので、一旦この会を締めたいと思います。」
一同「え~!!」
亜美真美父「実はもう一軒伊織ちゃんのお父さんのご招待で、
もう一軒行きたいと思いますのでよろしくおねがいします。」
春香父「だけどその前に・・・」
一同「STAGE 歌いたいから♪
LIVE 踊りたいから♪
新しい幕を開けよう♪
NEVER END IDOL!!♪」
店員1「あの人達765プロファンのオフ会?」
店員2「水瀬や萩原がいるんだからアイドルの父親の集まりだろ?」
店長 「君たちこのことは絶対ツィートするなよ?絶対するなよ?」
一同「夢を初めて願って♪
今日までどの位経っただろう♪
ずっと一日ずつ繋げよう♪
夢は自分を叶えるために 生まれた証だから♪
きっとこの心で 私のM@STERPIECE♪ フッフ~」
二軒目 赤坂 ピアノバー
伊織父「ここが私の行きつけだ。」
高木社長(そういえば今晩は音無くんの・・・)
やよい父(こんな店、高いだろうな・・・)
春香父「あずささんのお父さん、今晩はカプセルホテルで決定ですな。」
あずさ父「一緒にグリーンプラザ新宿にしますか。」
貴音父(まだ、ホテルを決めてなかった・・・)
千早父「そういえば、千早がこの前話してた・・・」
全員が席についてしばらく経つと、765プロ事務員の音無小鳥がステージに立つ。
アイドルの父親「!!」
音無小鳥「行かないでって言えないよ♪
君が選ぶ道を進んでほしいから♪
行かないでって言いたいよ♪
本当は君の近くにいたいよ♪
気づかないで♪」
春香父「何度か事務員さんに会ったことがあるけれども、こんな一面があるなんて・・・」
やよい父(緊張して、飲み物の味が感じない・・・)
千早父「才能があるのに何で事務員をやっているんだろうかねぇ」
雪歩父「この事務員、誰かに似てるような・・・」
あずさ父 貴音父「ホテル代を出してでも聞く価値が有るぞ。」
伊織父「高木、そういえば黒井は?」
高木社長「あれ以来来ていないんだ。実は。」
伊織父(あいつめ、素直じゃないな・・・)
ライブ終了後
高木社長「どうだったかね?音無くんのライブは。」
春香父「なんで事務員に収まっているのかという疑問がわく才能でしたよ。」
亜美真美父「一次会のみならずを二次会までおごってくださって恐縮です。」
やよい父「とっても自分の金で行けないような場所なんで、貴重な経験しましたよ。」
音無小鳥「皆さん、私のためにお越しいただきありがとうございました。またの機会にどうぞお越しください。」
パチパチパチ
伊織父「天海さん、三浦さん、四条さん、今晩の宿の方は?」
春香父「どうやらギリギリで終電に間に合いそうだものでこれで失礼させていただきます。」
あずさ父 貴音父「実は、まだホテルを決めてなくて・・・」
伊織父「だったら・・・新堂、二人の客人の宿泊の手配を頼むぞ。」
新堂「かしこまりました。旦那様。」
あずさ父 貴音父「恐縮です・・・」
亜美真美父「また、おやじ会をやりたいもんですな。高木社長。」
高木社長「全員の予定が合えばいいんですがね。」
響兄「自分、再来年度までの出向ですからそれまでは。」
伊織父(出向の命令を出したのは私だが彼には黙っておこう。
そろそろ彼には都心で仕事をしてもらおうか。)
こうして、第一回765プロのおやじ会は幕を閉じたのであった・・・
翌週 水瀬ビルシステム多摩支店吉祥寺営業所
響兄「只今戻りました。」
上司「我那覇君、ちょうど良かった。話がある。」
響兄「?」
別室
上司「我那覇君、東京に離れたかね?ホームシックにはなっていないか?」
響兄「はい、月一には帰省手当が出ていて沖縄に戻っていますし、妹のライブにもちょくちょくと・・・」
上司「そうだったよな。やっと仕事に慣れてきて言い辛い話なんだが、
新宿支店への異動の話が出ているんだ。すなわち、内示だ。激務だが、我那覇君には頑張ってもらいたい。」
響兄「」
おわり
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