母「ごきげんよう、王様~」ニコニコ
勇者(うん?何故私をスルーするの?)
王「今日、母殿に来てもらったのは…」
勇者「ちょちょちょ、ちょっと待って」
王「うん?」
勇者「母に用件を言わなくてもいいですよ。私、そんなに子供じゃないし」
王「…ん?何?え、ていうか何で勇者がいるの?」
勇者「えっ」
王「えっ」
勇者「何でって…w王様、私に用事があっt」
王「ううん、全然」
勇者「えっ」
母「すいませんね~王様。この子一人で留守番させとくのは、不安でして~。つれてきちゃいました」
勇者「おい待て待て。お母さんが私についてきたんでしょうが!!?」
母「えっ」
勇者「んっ?」
母「ごめんね、なんとなく良い辛くて、秘密にしてたんだけど…。お城に呼ばれたの、あんたじゃなくて私なの」
勇者「…?っと、それはどういう…?え、王様、今日は魔王討伐の事で話があるんですよね?」
王「もちのろん」
勇者「じゃあ、私に用があるんじゃないですかぁ~。私、ゆうs」
王「いや、君のお母さんに、魔王討伐に行ってもらいたいの」
勇者「」
母「光栄ですぅ」
勇者「え、なになになんなの、はなしがまったくよめないよ?」
王「お母さん、行ってくれますね?」
母「勿論!国のため、必ずや魔王を倒してきますわ」
勇者「まってそれわたしのせりふ」
王「おお!なんと勇敢な戦士!ではこれを、さずけよう」
テッテッテッテテェーン
ゆうしゃのはは は でんせつのつるぎを てにいれた!
勇者「まってそれわたしがもらうやつ」
母「ありがたき幸せ!」
王「うむ、では、行くのだ!勇者母よ!」
母「はい!」
勇者「くぁwせdrftgyふじこlp;」
母「もーさっきから、うるさい!行儀よくせんか!」バシッ
勇者「」
母「さ!帰るよ!」グイグイ
勇者「…」
勇者(これはドッキリこれはドッキリこれはドッキリ)
=勇者家=
母「ふぃー、途中で買い物したから、疲れたわねぇ」
勇者「母さん」
母「ん?どした、勇者」
勇者「これはどういう事ですか」
母「あんたなんか目が死んでるわよwww」
勇者「答えてよ!!!!!!!」
母「oh」ビクッ
母「答えるも何も…私、勇者に選ばれたのよ」キリッ
勇者「じゃあ、じゃあ…私のこのご丁寧な名前は一体何さ!!?」
母「きゃーもう、怒鳴らないでよ!しょうがないじゃない、選ばれたもんは!」
勇者「大体おかしいよ!おかあさん、剣なんか持った事ないでしょ!」
母「笑止!母とはいつも、台所で剣を持ち…」
勇者「そ れ は 包丁だろがい!!」
母「うふふ~。実はカーチャン、昔はゴリゴリのアマゾネスだったのよぉ」
母「剣も使えれば、弓も使える、おまけに魔法もお手の物なのよぉ」キャピv
勇者「なにそれ初耳!!」
母「まぁ、選ばれちゃったモンはしょうがないし。明日、家出るわね」
勇者「…待ってよ!」
勇者「私、今まで一生懸命剣も、魔法も頑張ってきたんだよ!?勇者だもん!!」
勇者「それを何で母さんに、アッサリ取られないといけないわけ!?」ポロッ
勇者「うぅぅうぅ…」エグエグ
母「勇者… じゃあ、一緒に行こう♪」
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