ゆり「ラジオがしたいの」音無「は?」 (75)

・岩沢消えてない
・ガルデモはツインボーカル
・直井加入済み
・ノリと勢いと時々安価

よろしくお願いします

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~作戦本部~

音無「すまんゆり。言ってる意味がわからない」

ゆり「だからラジオよ。音無君生前聞いたことないの?」

日向「いや、音無が言ってるのはそんな根本的な問題じゃなく何故ラジオをやりたいのか、だと思うぜ?」

ゆり「理由はいろいろあるわよ。でも一番大きい理由は……」

音無「理由は?」

ゆり「毎日流れてる昼休みの放送がつまらなさすぎだからよ」

大山「そんな理由なの!? 天使とか神とかは一切関係ない!?」

高松「なんというお方だ……」

TK「crazy girl!」パチン!

ゆり「だって考えてみなさいよ。お昼時にあんなクッソつまらない放送流されるのよ? こっちとしてははた迷惑なのよね」

松下「俺たちには関係ないことなんじゃないのか?」

直井「だが、そういえば確かに毎日流してる放送は一般生徒からは大変不評だったな。生徒会にも改善を望む声が届いていた」

藤巻「つまりその状況を利用して自分の欲を満たそうってのか……?」

野田「俺は賛成だ! というかむしろゆりっぺに反対する理由などどこにもない!」

日向「でもよー、んなことして俺らに何かメリットあるわけ?」

高松「ですね。一応私たちは”神を捜す“ということを目的にしているわけですし、あまり関係のないことに時間を費やすなんてことは……」

直井「神ならここにいるじゃないか」

音無「お前少し黙ってような」

ゆり「何を言ってるのかしら? ラジオをするということはすなわち、放送機材をその間扱うことができるのよ?」

日向「だから?」

ゆり「つまり、この世界を俯瞰している神に向けて宣戦布告することだって出来る!」

大山「な、なるほど!」

ゆり「さらに言うなら今回のこれは生徒会の動きかたを探ることも出来るのよ!」

高松「詳しく聞きましょう」

ゆり「今回この件は生徒会からの許可も得ているわ。明日の昼休みの放送は私たちが担当することになってる」

音無「あれ? 実はすでに決定事項だったのか?」

日向「まあそれについてはとやかく言っても仕方ないさ。で?」

ゆり「今までのオペレーションは生徒会の許可を得ず行ってきた。でも生徒会の許可を得たらその生徒会はどう動くのかはまだ知らないじゃない?」

松下「言われてみれば確かに、それについてはまだ未知の領域だな」

藤巻「でも、生徒会の許可を貰ってんなら邪魔はしてこないんじゃねぇのか?」

ゆり「だとしてもよ。どこまでが邪魔されないラインでどこまでが邪魔されるラインなのかの判別はしておきたいわ」

日向「ん……まあ、そう言われると納得しちまうな」

音無「……で? それは俺らだけでやるのか?」

ゆり「いいえ。今回はガルデモにも参加して――っと、ちょうど来たみたいね」


岩沢「~~♪」ガチャ

ひさ子「わりぃ、遅れた」ガチャ

ユイ「すいません遅れましたぁ!」ガチャ

関根「失礼しまーす!」ガチャ

入江「し、失礼します」ガチャ


藤巻「ガルデモフルメンバーで参戦とは珍しいな」

ゆり「とは言っても機材や裏方以外のメンバーはまだ未定だけどね。遊佐さん、お願い」

遊佐「はい」スッ

・監督
ゆり

・機材
竹山

・音楽
TK

・パーソナリティー
前半後半で計四人?


ゆり「今決まってる範囲よ」

日向「まっっったく大雑把にしか決まってねぇじゃんか! つーかゆりっぺ監督なの!? てっきりパーソナリティーかと思ってたんだけど!」

ゆり「リーダーが現場の指揮を取るのは当然でしょ?」

野田「ああ!」

音無「このパーソナリティーはどうなるんだ?」

ゆり「それについてはこれを使うわ」ドサッ

大山「なにそれ?」

ゆり「箱よ。この中に私・竹山君・TKを除外したメンバーの名前が書かれた紙があるから、これで決めるわ」

ひさ子「ようはくじ引きだな」

日向「選ばれなかったヤツは?」

ゆり「さらにそこから数名放送室前で護衛をする人を私が選ぶ。それ以外の人は不参加よ」

藤巻「へへ……なるほど、すべては運次第ってわけか」

日向「そんじゃあさっさと決めようぜ」

ユイ「おお! こういうのってワクワクしますよね!」

ゆり「最初は私が引くわね。そこからは当たった人がくじを引いてく形で行くわよ」




ゆり「せいやあっ!」


↓2
パーソナリティー前半一人目は?

ユイ「私ですか!?」

入江「おお、いきなりガルデモから選ばれたよ~」

高松「ユイさんですか。まあトークは達者でしょうしそういった面では問題ありませんでしょうね」

日向「そのはずなのに何故だかすこぶる嫌な予感がするのはなんでだろうな……」

音無「あー……下手なこと言って作戦失敗とかになる可能性もありそうだもんな」

ユイ「どういう意味じゃコラァ!!」

野田「すでに言動に難ありだぞ」

大山「どうするのゆりっぺ?」

ゆり「公平にくじで決めたんだから今さら引き直しは無しよ。大丈夫、相方がしっかりやってくれることを祈りましょう」

藤巻「それって暗にユイ一人じゃ失敗する可能性があること認めてねぇ?」

ユイ「ゆりっぺ先輩まで~!」

日向「いいから早く相方引けよ」

ユイ「くぅ……わかりましたよ引けばいいんでしょ!」


↓2
ユイの相方は?

ID変わりやすいんで以後これで


ユイ「松下五段……松下先輩!?」

松下「む、俺か」

日向「異色コンビだなこれまた」

音無「確かに……でも松下五段なら上手くフォローしてくれるだろ」

松下「ユイ、だったか。これも何かの縁だ。頑張ろうじゃないか」

ユイ「あっ! はい……よろしくお願いします……」


岩沢「アイツがおとなしくしてるぜ」

ひさ子「そりゃあ、アイツと五段の組み合わせなんて初めて見るからなぁ。ユイとしてもどうしたらいいのかわからないんじゃないか?」

ゆり「上手い具合に回れば良いんだけどね……」


前半ペア
松下&ユイ

ゆり「で、次は後半ペアのくじ決めね」

ユイ「あ。そういえばゆりっぺ先輩、ラジオってことは台本があるんですか?」

ゆり「無いわ」

ユイ「え?」

ゆり「アドリブでやって頂戴。大丈夫、ユイならきっと上手くやれるわよ。松下君もいるんだし」

松下「……俺ありきで話を進めるのはやめてほしいのだが」


日向「……おい。俺いきなりあのくじから魔の妖気がうごめいているように見えるんだけど」

音無「奇遇だな。実は俺もだ」

直井「ふっ……神の神による神回避、しかと見せつけてやろう」

日向「なんだそのどっかの偉人についての言葉みたいなのは」


松下「ぬぇいりゃあああああっ!!」


↓2
後半一人目

松下「大山。どうやら次のペア一人目はお前のようだ」

大山「え? ボ、ボク!?」

日向「なんというか、面白みに欠ける人選だな」

音無「ま、まあそう言ってやるなよ。少なくとも地雷ではないんだしさ」

ゆり「と言っても元の放送委員よりも面白いトークが出来るかどうかと言われたら疑問なのだけれどね」

大山「くじで当たっただけなのにこの言い草はあんまりじゃない!?」

藤巻「まあいいんじゃねぇの? 大山なら誰が相手でもいつもの調子でやれそうだし」

大山「で、でも緊張して何を話せばいいのかわかんないよぉ……」

日向「なんたって純度100%のアドリブラジオになるんだからな。よほどの芸人でもない限り上手く場を繋げられるとは思えないぜ……」

ひさ子「ん? なら日向が行けばいいんじゃないのか?」

日向「それじゃあまるで俺が芸人ポジションみたいな言い方じゃねぇ!?」

音無「今までのお前の行動を振りかえってみろよ」


大山「じゃあ僕の相方を決めるよー!」


↓2
大山の相方は?

大山「ひさ子さんっ! キミだよ!」

ひさ子「うえっ!? あ、あたしか!?」

日向「おー、まあまあ良い感じのペアじゃね?」

直井「少なくとも前半組よりは幾分マシだろうな」

ユイ「お前ら隙あらばユイにゃんディスってんじゃねぇぞコラァ!!」

日向「ディスってるっていうか正当な評価だよ!!」

岩沢「ん、ひさ子か。頑張れよ」

ひさ子「ああ。まあ大山相手なら何とかなるだろ」

大山「えへへ、よろしくねひさ子さん!」


後半ペア
大山&ひさ子

ゆり「さてと。これを踏まえたうえで改めて決まったことを纏めるわよ」


監督
ゆり

機材
竹山

音楽
TK

パーソナリティー
前半
松下&ユイ

後半
大山&ひさ子

放送室警備
その他男ども


藤巻「警備のとこだけ雑すぎねぇ!?」

日向「そこはもう気にしても仕方ないだろ……」

ゆり「決行は明日の昼休み。主要メンバーは時間になったら放送室に集合。警備組は不自然にならない感じで放送室前の見張りをお願い」

日向「俺らだけ随分アバウトな指示だなおい……」

野田「任せろゆりっぺ! お前の城はしっかりと俺が守ってやる!」

音無「いや、放送室はゆりの城じゃないからな?」

ゆり「以上! 解散!」





そして時間は流れ、本番までの間各ペアは打ち合わせやトーク練習を始めるのだった。


ユイ「それでガルデモの曲で一番定番なのはやっぱりCrow Songでして! 私がガルデモのファンだった頃からこの曲が始まるとライブだーって気持ちになって思わず体が動くというか!」

松下「う、うむ。そうか」

日向「おい、見ろよ松下五段がわりと引いてるぜ……」コソコソ

音無「ユイのガルデモトークは松下五段相手でも変わらないんだな……」コソコソ


トーク練習を……始めて……。


ひさ子「さてと。大山、まず何を話してみる?」

大山「うーん……じゃあひさ子さんの趣味は?」

ひさ子「麻雀かな」

大山「麻雀かぁ。僕はあんまりルールわかんないけど、確かに藤巻君とかとよくやってるよね」

遊佐「会話は成立していますが麻雀トークは需要があるのでしょうか……」コソコソ

ゆり「無いでしょうね」コソコソ



~翌日昼休み 放送室~

ゆり「いよいよね」

ユイ「う~! いざ本番前になると緊張してきました~!」

ひさ子「ライブとはまた違った緊張感があるなこりゃ」

松下「ふっ……ユイが緊張している分、俺がどっしり構えておかないとな」

大山「す、凄い! 松下五段がいつにも増して頼もしく見えるよ!」

ひさ子「お前の相方はあたしだろ……」

ゆり「というわけで本番間際になったことだし、あなた達にこれを授けるわ」

ユイ「なんですかこれ? お便りボックスって書いてありますけど」

ゆり「遊佐さんが作成し、校内各所に配置したものよ。ラジオって言ったらリスナーからのお便りを読むことだってあるでしょうしね」

ひさ子「それもうただのラジオじゃねぇ?」

松下「あくまで表面上はラジオをしつつ、隙あらば神や天使に関してアクションを起こすというわけだな?」

ゆり「そんなところね。あ、ちなみに今回の放送の宣伝もすでに済ませてあるから四人に対しての質問みたいなのもあると思うから、その時は相応の対応をしてあげてね」

大山「いつの間にそんなことを……」

ゆり「昨日役割決めが終わってから遊佐さんと一緒にね」

ひさ子「遊佐働き者だなホント……」

今回終わり

時々安価とか言っときながらいきなり安価出してすいません

ゆり「それじゃあさっそく始めましょうか! 前半組の松下君とユイはブースに入ってトークの準備! 私と竹山君とTKは機材等の準備よ! 後半組の大山君とひさ子さんは待機して!」

松下「いよいよか……」

ゆり「それじゃあオペレーションスタート!」





~放送室付近空き教室~

日向「つーわけで俺と音無はとりあえずここで様子見となったわけだが」

直井「待て愚民。僕もいることを忘れているんじゃないだろうな?」

日向「むしろ生徒会側のお前がここにいることに驚きだよ!」

直井「何を言う。僕は生徒会側である前に神だぞ」

音無「そんなくだらないケンカしてないでほら、警備しようぜ。ラジオもオープニング曲が流れてるしいよいよ始まったみたいだぞ」

日向「まあ確かにな」


聞こえた気がした 聞こえた気がしたんだ
聞こえたよ 聞こえたんだよ
聞こえた気がした 本当に聞こえたんだ
聞こえたんだ
本当に 聞こえたんだ
聞こえたよ~♪


日向「何が聞こえたんだよサビがおかしいだろ!?」

音無「わざわざ替え歌にする理由はあるのか……?」





~放送室~

ユイ「ってわけでオープニング曲が終わったところでみなさん初めまして! 本日限りのラジオSSS! 前半担当はガルデモツインボーカル片割れのユイにゃんと!」

松下「松下だ。短い間だがよろしく頼む」

ユイ「ところでさっきのオープニング曲はなんだったんですかね? 私の知ってる曲とは少し違ってたんですけど、主にサビが」

松下「さてな。俺にはよくわからんが、どうやら作詞を担当したのは岩沢らしいぞ」

ユイ「岩沢さんが!? そう考えるとさっきの曲も凄く良い歌詞に聞こえてきますっ!!」

松下「この変わり身の早さは直井と通ずるものがあるように見えるな」





~空き教室~

関根「岩沢先輩……どんな歌詞考えてんですかアナタ……」

岩沢「ゆりのヤツにどうしてもってせがまれてな。面白おかしい歌詞なんて書けるかわからないぞって言ったんだけど、成功なら何よりだよ」

入江「あ、あはは……」





~放送室~

ユイ「ところで松下先輩。今ちょうどお昼時ですが先輩はいつも昼食は何を?」

松下「肉うどんだ。食堂のおばちゃんが作る肉うどんは絶品でな、よく食させてもらってる」

ユイ「あー、言われてみればたまーに先輩を食堂で見かけるときたいてい肉うどん食べてますもんね」

松下「そう言うユイは何を食べているんだ?」

ユイ「私はオムライスとかですかねー。って言ってもあんまり偏りはしないっていうか、その日その日の気分っていうか」

松下「なるほどな。だが確かに女子からしたら偏食は良くない。いい心がけだと思うぞ」

ユイ「あっりがとうございまーす! さて、そんなことを話しつつもさっそくリスナーからのお便り読みましょう!」

松下「意外と結構お便りが来ているんだったな」

ユイ「私たちって校内じゃそれなりに有名ですからね! しかも今回のパーソナリティーの片割れはガルデモボーカルですし、質問が来ない方がおかしいっていうか!」

松下「ではまず俺が適当に一通読ませてもらう」


↓2まで。コンマ低いの抜粋



松下「『学食のうどんがうまいっす!』だそうだ」

ユイ「うどんの話はオープニングでしただろうがぁ!」

松下「仕方あるまい。どんなお便りを読むかは運でしかないからな」

ユイ「でもまたうどんの話ですか!? ユイにゃんうどんネタなんてありませんよ~!」

松下「そういえば岩沢はうどん好きじゃなかったか?」

ユイ「あぁ、そういえばそうですね。岩沢さんったら見るたび見るたびうどんばっかり食べてますよ?」

松下「聞いた話によると生前――ごほん。この学園に来る前からうどんしか食べてこなかったとか」

ユイ「さすがにそれは大げさに言いすぎでしょうけどね!」

松下「だが確かに岩沢はうどんが好きみたいだぞ。ほら、数日前から食堂に出来た新メニューがあるだろう?」

ユイ「数日前……あ、もしかしてあの麻婆うどんってのですかね?」

松下「ああ。既存のあの激辛麻婆豆腐をうどんをコラボさせたアレだ」

ユイ「その麻婆豆腐が不人気なのに、それとうどんをコラボさせたところでどうしようもありませんよね!」





~食堂~

藤巻「ああ、そんなメニューもあったな……」

高松「藤巻さんとひさ子さん達が麻雀をしたときの罰ゲーム筆頭候補でしたっけ」

藤巻「だが麻婆うどんだけならまだいいぜ……麻婆フルコースなんてのを課せられた日にゃマジ死ぬかと……」

高松「すでに死んでるんですけどね」



~放送室~

松下「そこで少し前、食堂で岩沢を見かけたんだが……その時その麻婆うどんを食していたぞ」

ユイ「マジっすか!?」

松下「ああ。『喉を痛めそうな料理はあまり食べないんだが、こればかりは試したいんだ……!』と言っていた」

ユイ「……感想は?」

松下「『わりと美味かった』らしい」





~食堂~

藤巻「うおっ!? NPCの連中が次々にあの麻婆うどんの食券を買ってるぞ!?」

高松「さすがは岩沢さん……NPCに対しての影響力は抜群ですね」

藤巻「なんつーミーハーな奴らだ……」

NPC1「おばちゃん! 麻婆食券一つ!」

NPC2「こっちは二つだ!」

立華「私にもお願い」

NPC3「私も食べます!」

藤巻&高松「「天使!?」」



~放送室~

ユイ「さてと。岩沢さんが音楽だけでなくうどんにもいろんな意味で常日頃から挑戦していることがわかったので次のお便りよみましょう!」

松下「字面だけ見ると岩沢のイメージダウンに繋がりそうだな」

ユイ「大丈夫です! 岩沢さんならそういったイメージすらプラスに繋がりますから!」

松下「そんなもんなのか……?」

ユイ「では次のお便りはこれじゃああああああ!!」


↓2まで。コンマ小さいの抜粋

ユイ「『日向って呼ばれてた人が私に付きまとってくるんです……助けてください……』」

松下「日向?」

ユイ「ってひなっち先輩何しとんじゃあああああっっっ!!」





~放送室付近空き教室~

音無「…………」

直井「…………」

日向「待て待て待て待て! お前ら二人あからさまに距離開けるのやめてくれませんかねぇ!?」

音無「日向……お前、それはダメだろう……」

直井「この愚民が。そこまで堕ちていたとはな」

日向「俺は一般生徒に対してそんなことをしたことはないし直井お前にだけは言われたくない!!」

直井「何を言うか。まさか貴様、この僕と貴様が同類だと言うつもりか?」

日向「すっごい心外そうな顔をしているがよく自分の行動を振りかえってみてくれませんかねぇ!?」

直井「ふっ……そんなの、振り返るまでもない。僕の日頃の行動に落ち度など何一つとしてありはしないんだからな」

日向「お前どうしてそんなにも自信満々に言えるの!?」





~放送室~

松下「待て落ち着けユイ! 今は本番中だぞ!」

ユイ「離してください松下先輩! 私にはひなっち先輩を粛清するという役目があるんです!」

松下「だ、だがなぁ……」


松下(くっ……ゆりっぺ、どうすればいい!?)


ゆり「…………」スッ


↓2
1 ユイの退室を許可するわ
2 このままオペレーション続行よ



『ユイの退室を許可するわ。ただし、代わりの人員を連れてくること』


松下「いいのかゆりっぺ!?」

ユイ「任せてくださいゆりっぺ先輩! でりゃあああああああ!!」


<ヒナッチセンパイカクゴシテクダサイ!!

<ウオッ!? オマエラジオハドウシタンダヨ!?

<ソンナモノハドウデモイインデス! イヤ、ヨクハナイデスケドユリッペセンパイニキョカハモライマシタカラ!

<オトナシタスケテクレェェェェェェ…!!


松下「……なんだか近くから日向の悲鳴が聞こえるんだが」

ゆり「良いのよ。さて、それより代わりのパーソナリティーは誰が来るのかしらね……」

松下「ではその間音楽を聞いていてくれ。曲はガルデモでMy Songだ」

TK「Start!!」


↓2
数分後、ユイの代わりに来たのは?

ゆり、竹山、TK、ユイ、松下、ひさ子、大山以外から一人指名



ガチャ


岩沢「泣いてる~ 君こそ~!」

松下「My Songのサビになった瞬間岩沢が入ってきよったぞ」

岩沢「あ、悪い。つい、な」

松下「まあいいんだがな。で、ユイの代役は岩沢で良いのか?」

岩沢「みたいだぞ」

松下「で、ユイは?」

岩沢「さっき日向と追いかけっこしてたぞ」


マテヤコラアアアアアアアアアア!!

マテッテオレアンナコトシテナイカラ! ツーカナンデオマエガソンナニオコッテンダヨ!?


松下「……まあよかろう。じゃあ代役頼むぞ」

岩沢「ん、了解」

ゆり(大丈夫なの……?)



松下「それじゃあさっそく再開するとしよう。やり方は知っているか?」

岩沢「ああ。この箱にリスナーの手紙が入っているからそれを引いて読んでいけばいいんだろう?」

松下「うむ。それなら話が早い」

ゆり(……この二人が会話を成立させれるとは思えないんだけどなぁ……)

TK「Stop The Music!!」

松下「ではBGMが停止されたところで次のお便りはこれだ」


↓2まで。コンマ低いの採用

松下「『生徒会長が学食の麻婆豆腐は辛さが足りないと激おこぷんぷん丸でした』」

岩沢「……いや、充分辛いと思うけどまだ足りないって思ってるの?」

松下「俺に聞かれても困る。というか、あれに挑戦したことすらないからな」

岩沢「あたしはうどんついでに食べたけど、もう充分辛いと思う……」

松下「というかだ。よく食べれたな。猛者でも白米と一緒に食べるものだと日向は言っていたが」

岩沢「うどんのためだ」ドヤァ

松下「何故そんなドヤ顔をするのか理解に苦しむのだがな……」





~食堂~

立華(確かにこの麻婆豆腐、辛みが少し足りないわ)パクパク

立華(しかし、激おこぷんぷん丸とは何かしら……そっちの方が気になるのだけど)パクパク

立華(……今度機会があったら使ってみようかしら)パクパク



~放送室~

松下「……む?」


『次で最後。それが終わったら後半戦よ』


岩沢「なんだ、もう次で終わりなのか?」

松下「みたいだな。岩沢は先ほど来たばかりだと言うのに」

岩沢「まあ仕方ないか。昼休みだって無限にあるわけじゃないしな」

松下「そういえばかれこれ昼休みの半分くらいは経過しているのか」

岩沢「じゃあせっかくだ。最後はあたしがお便りを読むとしよう」

松下「よし、それなら任せたぞ」

岩沢「あたしが読むお便りは……これだ」


↓2まで。コンマ一番低いの採用

今回ここまで。安価お付き合いありがとうございました

岩沢「『好きな異性はいますか』……ほう、恋バナというヤツだな」

松下「これはまた一般生徒がいろいろと行動を起こしそうな話題だな……」





~食堂~

藤巻「おおっ!? 見ろよ高松NPCの奴ら今まで話に夢中になっていたってのにいきなり黙りこみやがったぜ!」

高松「岩沢さんの人気は凄まじいですからね。そんな人の恋愛話となれば場が静まるのも無理はないでしょう」

藤巻「にしたって男子はともかく女子まで黙りこんでるのってどうなんだ?」


ヒナッチセンパイシズカニ! イマトテツモナクキョウミヲソソラレルコトバガキコエテキマシタヨ!

オマエイワサワノイチファンデシカナインダヨナ!? ナンデオマエマデキョウミシンシンニシテミミヲカタムケテルワケ!?


高松「……あの人たちは何をしているのでしょうか」

藤巻「気にすんな。あの二人のあれはいつものことだろ?」

高松「ですね」



~放送室~

岩沢「にしても、好きな異性か……正直言うと考えたこともないな」

松下「ふむ。まあ岩沢はほとんど毎日音楽しかやってないからな。そういう話には疎いのかもしれん」

岩沢「強いて言うなら……ギターが恋人ってところ?」

松下「これはまた随分とミュージシャン気質な言葉だな。だがせめて好きな異性のタイプくらいは言ってやってもいいんじゃないか?」

岩沢「うーん……まあ、音楽を語れるような男が良いかな。少なくともあたしと同等には」

松下「なるほど。だが岩沢と同等に語れるヤツなんていないのではないだろうか……」

岩沢「何言ってるのさ。あたしなんて全然だって」


ひさ子「んなわけねぇだろあの音楽キチめ!」

大山「ひさ子さん落ち着いて! なんだか言葉では形容し難いくらいの顔になってる!」

岩沢「まあ、顔とかはあんまり気にしないかな。やっぱり外見より中身だろ?」

松下「うむ、確かにそれは一理あるな」

岩沢「……で? アンタはどんな人が好みなんだい?」

松下「む? お、俺か?」

岩沢「ああ。あたしだけ言うのは不公平だろう?」

松下「……むぅ。そうだな、強いて言うなら……」

岩沢「言うなら?」

松下「……背丈は小柄な方が良いだろうか」





~食堂~

ユイ「あれ? なんだか妙に寒気がしたんですけど……気のせいですかね?」

日向「松下五段の妙な性癖が唐突に暴露されたからなつーかお前俺にプロレス技かけながら言ってんじゃねぇ!」


藤巻「アイツらなんだかんだで仲良いよなー」

高松「ですね、やれやれ……」



~放送室~

岩沢「……さて、ここで松下の妙な性癖が暴露されたところで前半は終わりだ。続いて後半となるから、続きもよろしくな」

松下「おかしい……俺の評判が著しく落ちている気がする……」

岩沢「ということで前半パーソナリティーはガルデモボーカルのユイとその代役岩沢と」

松下「……松下だ」

TK「Music Start!!」


~Rain Song~


大山「ってことで後半始まります! ここからお送りするのはこの僕大山と!」

ひさ子「ガルデモリードギターのひさ子だ。よろしく」

ひさ子(……この空気の中アタシ達に番が回るなんてなぁ……)

大山「で? えーっと、この箱に質問の手紙が入ってるからそれを読んでけばいいんだっけ?」

ひさ子「ああ。本来なら少し話をした方がいいんだろうけど……残念ながらお前とそこまで話を膨らませる自信が無い」

大山「ええっ!? ひさ子さんそれ酷くない!?」

ひさ子「さて、じゃあこれから読むとしよう」


↓2まで。コンマ一番小さいの採用

ひさ子「『藤巻とできてるって本当ですか?』」

大山「できてるって……つまり、LOVE的な意味で!?」

TK「LOVE IS BEAUTIFUL!!」

ひさ子「んなもんできてないに決まってんだろうがぁぁぁぁぁ!! そして音楽担当! ちょいちょい野次を飛ばしてんじゃねぇよ裏方らしく引っ込んでろ!」

大山「ひさ子さんがさりげなくTKを罵倒した!?」





~食堂~

高松「…………」

日向「…………」

ユイ「…………」

藤巻「……なんだよお前ら」

日向「……泣いてもいいんだぜ?」

藤巻「なんで泣く必要があんだよっ! ひさ子が言ってることは間違いじゃねぇし俺が泣く意味がねぇっつーか!」

ユイ「藤巻先輩強がりはやめた方がいいですよへへへん!」

藤巻「高松と日向はともかくとしてユイ! お前仮にも後輩なのにどうしてそんな小馬鹿にしたような態度を取るんだ!」

日向「コイツのこれは最初からだぜ?」


立華(……あそこ、うるさいわね)ガタリ



~放送室~

ひさ子「つーかなんでアタシや岩沢に来る質問はこう恋バナしかないんだよもっといろいろあるだろ!」

大山「いやぁでも僕の恋バナなんて誰も興味無いだろうしさ」

ひさ子(否定できない……)

大山「あれ? どうして急に黙るのひさ子さん?」

ひさ子「あ? いや、なんでもない。つーか藤巻とは松下五段とかTKとかと同じで麻雀するときによく顔を合わせるけど、それ以上でもそれ以下でもねぇよ」

大山「そっかー」

ひさ子「ああ。でもいろんな意味で麻雀のときは重宝してるけどな」

大山「そうなの?」

ひさ子「ああ。主にカモ的な意味で」

大山「この少しのやり取りで僕の藤巻君に対しての評価が変わってきたよ……なんてかわいそうな人!」

ひさ子「さて、次は大山だろ? ここはいっちょ良い感じの質問引いて大山に付いてるイメージ払拭しとけって。特徴が無いのが特徴、って紹介されるくらいなんだしさ」

大山「そうだね! よし、それじゃあ……これだ!」


↓2まで。コンマ一番小さいの採用

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年01月27日 (火) 15:02:48   ID: Z1TI8SCp

だいたい書いてるやつ同じか?

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