涼宮ハルヒのΨ難 (14)
・涼宮ハルヒの憂鬱×斉木楠雄のΨ難
のクロスオーバー
・2番煎じとかだったらすみません
・キャラ崩壊注意
・亀進行
・>>1はss初心者
斉木楠雄が生まれつきの能力+古泉と同じような能力
とを持っていたらというもしものお話です。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1409583457
斉木(僕の名前は斉木楠雄、超能力者である)
斉木(僕は生まれつきテレパシーやサイコキネシス、透視などの超能力を持っていたが、今から3年前、突然に新たな能力が使えるようになった)
斉木(僕は困惑した。過去その時まで、それぞれの能力が強くなっていくことはあっても、能力が新たに発生することなどはなかったからだ)
斉木(いや、過去と言うのが正しいかもわからない。とある一説によると、この世界は3年前に始まったらしいからな)
斉木(制御装置も完成して月日が経ち、やっと平穏な日々が送れると思った矢先にこんな能力が生まれるなんて。僕はただ目立たず平穏に生きていきたいだけなのに)
斉木(まぁ、世界が本当に3年前にできたとすれば、これもただの記憶でしかないのだけれど)
斉木(ともかく、呪うぞ。この世界のカミサマ、涼宮ハルヒ――)
斉木(さて、3年前に僕に発生した能力について説明しよう)
斉木(といっても、涼宮ハルヒの憂鬱本誌を読んだり、アニメを見ていたりしている者なら知っているだろう。だいたいアレと同じだ)
斉木(閉鎖空間に接触・侵入し、神人という巨人を狩る)
斉木(元からある能力を駆使すれば、あんなもの一瞬で倒すことができる、とも思ったのだが、面倒なことに神人には赤い球になってぶつかる以外の攻撃は効かないようだった)
斉木(くそ、なぜこんなわかりにくい設定をつけたんだ涼宮ハルヒ。知っていれば建物とかを持ち上げて神人を潰そうとせずに、機関にも僕が他に超能力を持っているということもバレずに済んだのに)
斉木(もう一つ、僕には新たな能力が加わった。それは、涼宮ハルヒがいついかなる場所にいても彼女の思考が読み取れるということだ。)
斉木(元来僕はテレパシーという能力で他人の思考を読み取ることができる。その範囲は自分から半径200m、しかもその能力にはON/OFFがなく24時間いつでも脳内に他人の思考が流れ込んでくる)
斉木(そう、この能力は僕の半径200m以内『でしか』発動しないはずなのだが、涼宮ハルヒにはそんなこと関係ないらしく、彼女が僕の半径200mより外に居ようが地球の反対側にいようが、彼女の思考は流れ込んでくる)
斉木(なぜ僕なのだろうか。電柱じゃダメなのだろうか)
斉木(そして今、僕は新たな問題に直面している)
斉木(涼宮ハルヒが高校に入学してはや数週間。なんと涼宮ハルヒは宇宙人の長門有希、未来人の朝比奈みくると接触)
斉木(更にその二人を交えた『SOS団』などという奇妙な団体を作り上げた)
斉木(僕の所属している『機関』は当初、涼宮ハルヒを遠くから監視、事があれば保護するということだけをしていたのだが)
斉木(このイレギュラーな事態に対して、機関は急遽北高にエージェントを送り込むという処置を行うことにした)
斉木(それに選ばれたのは僕だった)
斉木(そんなの僕はまっぴらゴメンだ。こんな変な時期に転校生なんて目立ってしまうじゃないか)
斉木(転校しても珍しくない時期がいつなのかは知らないが)
斉木(それに涼宮ハルヒが転校生なんてものを見過ごすわけがない。必ず接触してくるだろう)
斉木(ていうか、SOS団に入れられるな、確実に)
斉木(ほら、今だって)
ハルヒ(はぁ、暇ね。そろそろ季節はずれの謎の転校生とか来ないかしら)
斉木(とか考えている。だから転校生が来る季節っていつなんだ)
二学期や三学期の初めだよ転校生が不自然じゃないの。
>>8
斉木(なるほど長期休暇の後などか、勉強になった)
斉木(しかし転校生というのはいつ来ても、始めは興味を持たれて目立つものだ。転校はしたくないものだな)
斉木(実は転校生として北高に送り込まれる者の候補は二人いた)
斉木(この僕と、古泉一樹という男だ)
斉木(彼は北高潜入にも意欲的で、僕もぜひ彼にお願いしたいところだったのだが)
~回想~
古泉「ぜひ北高へ行かせてください!」
古泉(北高で今度こそ充実した高校生活を送ります!)
斉木(古泉一樹は3年前に発生した能力のせいでロクな学校生活を送れなかったそうだ)
斉木(古泉一樹の年齢?さぁ、知らんな)
古泉(涼宮さんの近くに行けるというのも、またとないチャンスです)
斉木(どうやらこいつは涼宮ハルヒを本当に神様として敬っているようだ)
斉木(正直涼宮ハルヒがいない学校の方が充実した学校生活を送れると思うんだが…ここは言わないでおこう)
斉木(頑張れ古泉、もっと説得するんだ、僕の平穏のために)
古泉(それに…)
斉木(ん?)
古泉(あの鍵の彼、なんて素敵なんでしょう!『キョン君』と呼ばれているんですか、ああ近づきたい触りたい撫で回したいあああ)
斉木()
斉木(ダメだこいつホモだった)
~回想終了~
斉木(そのあと、森さんの『引き受けてくれたら毎日高級コーヒーゼリーを一つあげる』という提案もあって結局北高潜入は僕に決まった)
斉木(全く、カミサマを敬っているのなら、そのカミサマのお気に入りも丁重に扱って欲しい)
斉木(彼に何かあったらカミサマがどんなことをするかわかったもんじゃないからな)
斉木(そして数日後、僕は一年九組の教室の前にいた)
(転校生だって?!) (男?女?)
(可愛い子だといいなー) (イケメンかなぁ?)
斉木(皆それぞれに期待しているようだな…。残念だがその期待は裏切らせてもらう)
先生「斉木ー、入ってきてくれ」
斉木(む、呼ばれたようだな。教室に入ろう)ガララ
(なんだ普通だ…) (男かよ)
(暗そう) (地味メガネ)
斉木(僕の期待通りの反応をありがとう)
斉木(その後僕は普通の自己紹介をし、特に目立ったこともなく自席へついた)
斉木(完璧だ…。これで僕は転校生にもかかわらず『地味で目立たないやつ』の地位を確立した)
斉木(転校生といっても新学期が始まったばかりだ。周りの皆も僕も新入生同然。友達作りに忙しく地味な僕なんかに話しかける暇なんてないだろう)
斉木(しかし問題は涼宮ハルヒだ。彼女は朝のホームルームが始まる前には転校生が来る事を知っていた)
ハルヒ(転校生、どんなやつなのかしら?!一限目が終わったら真っ先に見に行ってやるわ!)
斉木(…休み時間になったらトイレにでも避難するか)
‐一時限目休み時間‐
~男子トイレ~
斉木(よしトイレまで来た。これで見つからないだろう)
~一年九組教室~
ハルヒ「さぁ、きたわよ!転校生はどいつ?…え?いないですって?!誰かどこかに行ったとか知らないの?!!全く、使えないヤツばっかね!」
斉木(しかし本当に横暴な女だな…。そのうち飽きて諦めてくれればいいのだが…)
斉木(それから二、三時限目の休み時間にも涼宮ハルヒから逃げ続けた…のだが)
ハルヒ(もう!なんでどこにもいないのよ。…でも、これはますます謎だわ!何か秘密を持っているに違いない。次こそはとっちめてやるんだから!!)
斉木(まずい、諦めさせようと思ったのだが逆に期待を大きくしてしまったようだ)
斉木(仕方ない、昼休みは大人しく捕まっておくか…)
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