チエ「ああ・・・うちは日本一不幸なJKや」 (33)

チエ「店開ける前のささやかな休息のひとときに、なんでうちがテツとカブせなあかんねん」ハア

テツ「最近ヤクザあんまり歩いとらんやろ?
ほならわし小遣い稼ぎできんやんけ
わし、ちょっと金欲しいんや」

チエ「それで自分の娘から金巻き上げようと思ったんか?
なんちゅう親や・・・」ブツブツ

チエ(いつもテツに小遣いやっとるおじいはんは、おばあはんに財布取り上げられたらしいからなあ)

チエ「テツ、ええかげんにしときや
ヤクザいじめよったらしまいめに痛い目にあうど」

テツ「わしがヤクザなんかに負けるかいww」カカカ

テツ「チエ、それより早よカブしよ
トランプでカブするんはちょっとしまらんけどなww」カカカ

チエ「うちは花札なんかようわからんからしゃあないやん
嫌なんやったらせえへんで」

テツ「嫌ちゃう
わし、チエと遊ぶん好きやねんww」カカカ

チエ「ほんましゃーないな」ハア

チエ(テツは弱いくせにバクチ好きやからなあ
負けても金は払わんしほんまどうしょうもないわ
適当にやって早よ終わらしたろ)ブツブツ

テツ「ごちゃごちゃ抜かしとらんと早よ配ってくれ」

チエ「はいはい」

シュッシュッシュッシュッ

チエ「さぁ、はった!」

テツ「うーん・・もういっちょ!」

(書いといてなんですが、自分カブわからないので突っ込みは無しでお願いします)

中略


テツ「やったーwwチエに勝ったどーwwww」カカカカ

チエ「アカン・・・今日はホンマにあかん日や
いつもやったらテツなんかに負けへんのに・・・」

テツ「チエ、ええから早よ金くれ
わし、ちょっと出かけるんや」

チエ「ああ、ちょっと待っとり・・・
ほなこれ、負けた分の3,000円な」ガクー

テツ「よっしゃ!ほんならちょっと出てくるわ
とーらのふんどし♪ひぐまのパッチ♪」ガハハハ

チエ「ああ、もうこんな時間か早よ店開けんと・・・」

チエ「小鉄ー!店開けるから降りておいでー!」

小鉄「ニャニャ!!(すぐ行きます!!)」

小鉄「(ほんならチエちゃん呼んどるし、わしチエちゃん手伝ってくるわ
また今度なジュニア)」

アントニオJr.「(おう、小鉄ももう歳なんやから気いつけてな~)」

Jr.「(しかし、小鉄はホンマにチエちゃん好きやなあ)」

(あれ?書き込みできてない?)

(できてた)

テーブルにあげてた椅子を下ろし、テーブル・カウンター等を拭く
続いて床を掃いてて店の前も掃く小鉄

チエ「さあ、下ごしらえもすんだし店開けよか
テツに負けた分も稼ぐどー!」

小鉄「ニャ!(おう!)」

小鉄「(しかし、チエちゃんテツに負けたてバクチで負けたんか・・・
チエちゃん調子悪いんやないやろな)」

小鉄「(チエちゃんスラッとして大きなったなあ
暖簾掛けるんにも椅子に昇らんでようなったし・・・
もう女子高生やもんなあ・・・わしも歳取るはずやわ)」

チエ「なんや小鉄、うちに見とれとるんかw」

小鉄「ニャニャ!(うん、そうやねん!)」

チエ「なんてな、アホなこと言うとらんとさあ商売商売!」

小鉄「ニャニャ~(いや、ほんまやで
しかしまあ昔から可愛かったけど、ヨシエはんに似て別嬪さんになってホンマによかった
テツに似とったらエライこっちゃったで)」

ジュジュジュー モクモクモク

???「こんにちわ~
チエちゃん、てっちゃんおる?」

チエ「あ、ミツルのおっちゃん!
テツ、ちょっと前までおってんけどさっきどっか行ってもたわ」

ミツル「あ、そうなんかぁ、てっちゃん居らんのか」

チエ「あ、おっちゃん、サイダーどうぞ」プシュッ、トクトクトク、シュワシュワシュワー

ミツル「おおきに!ほないただくわ」

チエ「テツなんかしたん?」

ミツル「あ、いやいや、別に大したことやないねん
ちょっとてっちゃん居るかな~て来てみただけなんや」

チエ「そんならエエんやけど・・・」

ミツル「ごっそさん!ほな行くわ」

チエ「あ、おっちゃん!サイダーの300円!」

ミツル「お、奢りちゃうんかいな
勝手にサイダー出てきたからてっきり・・・」

チエ「そんなわけないやん」

ミツル「チエちゃんはホンマにしっかりしとるなあ・・・」チャリーン

チエ「毎度おおきにー」

ジュジュジュー モクモクモク

常連の二人組のおっさん1「・・で、そうなったんやwwww」ワハハ

常連の二人組のおっさん2「へえwほんで、どうやったんや?」

常連の二人組のおっさん1「そらぁ良かったでww
チエちゃんには勝てんけどなかなかの別嬪でな、乳はチエちゃんより大きかったわww」

常連の二人組のおっさん2「それめっちゃええやんけ!」

常連の二人組のおっさん1「ほんでなwその乳をな・・・」

チエ「おっさんら、飲み過ぎや!
もうそれくらいにしとき!」

常連の二人組のおっさん2「え?チエちゃん、わしらまだそんな飲んでへんで」

チエ「花も恥じらう女子高生の前で何を助平な話しとるんや!
そんなん出来るんはもうかなりの酔っぱらいや!」

常連の二人組のおっさん1「いやいやチエちゃん、男っちゅうもんわな、酒飲んで助平な話するのが大好きなんや
あ、分かったwwさっきのわしの話の女の乳が大きい言うんのに・」

チエ「小鉄!おっさんら帰ってやからお勘定や!」ピシャリ

小鉄「ニャニャ!(はいよ!)」ソロバンカシャカシャ

常連の二人組のおっさん「」

小鉄(おっさんら、常連やねんからチエちゃんの前で助平話したらあかんの分かっとるやろうにアホやのう)

(すんません、眠たいので今日はここまでということで)
(一応酉つけときます)

ジュジュジュー モクモクモク

ヨシエ「ただいま
遅なってごめんね」

チエ「あ!お母はんお帰り~」

ヨシエ「帰りにまさるちゃんのお母さんにでおうてね、ちょっと話してたんよ」

チエ「・・・それは大変やったねww」

ヨシエ「wそんなことあらへんよw
まさるちゃん、えらい頑張ってはるらしいねえ」

チエ「・・・あ、ああ、なんかそうらしいね・・・」

ヒラメ「チエちゃん、ほれあの腰巾着見てみ
なんかえらいしょげてるで」

チエ「マサルが居らへんなるとタカシも寂しいやろねえ」

ヒラメ「タカシもいつまでも腰巾着なんかやっとったらあかんしまあええんちゃう?」

チエ「まあホンマそうやろねえ」

ヒラメ「チエちゃんあんな、うちマサルと離れられる思ったらめちゃめちゃ嬉しいねん」

チエ「うちもやで!ヒラメちゃん」

ヒラメ「あれ?マサルがこっちに向かって来るで」

あれ?書き込んだはずなのに抜けてるorz

>>25>>26の間の分です


マサルは小学校卒業後、関東の中高一貫校へ進学していた

話は小学校卒業式の日に戻る

チエ「ああ、これで小学校ともお別れか~」

ヒラメ「チエちゃん、うちなんか寂しいわ」

チエ「うん、ほんまやねえヒラメちゃん」

チエ「でも中学校も一緒やしあんまり変わらへんで」

ヒラメ「あ、マサルはなんか遠いところの中学校行くとか言っとったな」

チエ「ああ、なんかそんなこと言うとったねえ」

>>26の続き


マサル「ち、チエ、すまんけど話があるからちょっと来てくれへんか?」

ヒラメ「チエちゃん絶対行ったらあかんで
また悪口言われるで」ゴニョゴニョ

チエ「ほんまや、絶対最後に悪口言いまくりやわ」ゴニョゴニョ

マサル「チエ、頼むわ
悪口言わんからちょっと来てくれ」

チエ「マサル!あんたそう言うて今までウチにどれだけ悪口言うてきたか分かっとるんか?」

マサル「そ、それは・・・その・・・」

チエ「なんや!」

マサル「チエ、今まで悪口言うてすまんかった許してくれ」

ヒラメ「わ!あのマサルが謝ったわ・・・」

チエ「ウチだけとちゃうで!
ヒラメちゃんにもいっぱい悪口言うたやろ!」

マサル「そうやな・・・
ヒラメ、今まで悪口言うてすまんかった許してくれ」

ヒラメ「・・・マサルどっかおかしいんとちゃうやろか・・・」

チエ「ヒラメちゃん、行こ!」

ヒラメ「そ、そうやねチエちゃん行こか!」

マサル「チエ・・・」

タカシ「マサル・・・」

マサルが関東へ引っ越しする日の前日


ジュジュジューモクモクモク

客「ごっそさん!」

チエ「おおきに~又来てや~」

チエ(今日はお客はん多かったからよう儲かったww
そろそろ店じまいかな)

小鉄「ニャニャ(チエちゃん!)」

チエ「ん?なんや小鉄、何を言うとるねん」

小鉄「ニャニャニャ!(チエちゃんマサルがおるど)」

チエ「あ!マサル!何でそんなとこにおるねん!」

マサル「・・・チエ
俺な・・・明日関東へ引っ越しするねん」

チエ「そうらしいな、それがどうしてん?」

マサル「俺な・・・チエの悪口いっぱい言うてきたけどほんまは・・・」

チエ「ほんまは?」

マサル「・・・///ほんまは・・・ほんまは///」

マサル(アカン・・・めっちゃ緊張する)ガクガク

マサル「て、手紙書いてきたから、俺が居らへんなってから読んでくれ!」

手紙をチエに押し付けてマサルは走り去った

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