女の子同士のエッチを書いたり語ったりするスレ (20)


女の子に押し倒されるのは、別に初めてという訳ではなかった。

「奈々は私のどこが、好き……?」

ベッドの上で、私に半ば馬乗り状態になっている彼女、
遠城 奈々は私のクラスメイトで。

仲は少しいいほうかな、ほかの子も一緒だけどよくお昼も一緒に食べたりするし。

「……、全部、全部……、だめ、かな? 立華ちゃん?」

「別にだめじゃないけど、ファーストキスより前に押し倒すなんて、ムードもなにもないんじゃない?」




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拗ねているのか、それとも純粋に困っているのか。

少し泣いてしまいそうな彼女の頬に手を添える。

「……、嫌じゃない、よ?」

少しだけ手を差し伸べてあげた。

彼女は拗ねやすい。
以前、本人は否定していたが、考えていることが顔に出やすい子でもある。

「ほら、私のこと、どうしたいの?」

「どうしたいって……」

「私は、奈々の口から直接聞きたいなぁ」

しどろもどろな表情だけれども、奈々はたどたどしく口を開いてくれて。
「触り、たい……」

「……、どこを?」

「……、全部……」

そっと奈々のことを抱き寄せてから、優しく抱きしめる。

女の子を抱きしめる感覚はきらいじゃない。
でも、私はノーマルを自負する。

女の子を襲いたいだとか、そういう感情を持ったことはない、はずだ。

抱きしめている奈々の顔を覗き込む。

熱に浮かされているような、夢を見ているような。
ちょっと可愛い表情で。

気がついたときには、そんな奈々の唇を私は奪っていた。

「んっ……」

奈々は苺キャンディーが好きで、いつも持ち歩いてるくらいだ。
だから、彼女の舌は、子どもっぽい苺の味がした。

ファーストキスじゃかったけど、キスした女の子が苺味っていうのは、それはそれで可愛くて。
また、奈々の髪を一撫でする。

今度は奈々が、私を求めてきて。

奈々の舌が、私の舌に絡んで、あんまり文字としては
綺麗じゃない、音が室内に響いていて。

あんまり積極的なことはしない子だと思ってたけど。

そのまま、私の服に手をかけてくる。

前に奈々を抱きしめたときより、少し温かい。
……、私に興奮してる……?

「――、分かってたら……」

「え?」

「今日、えっちするって分かってたら、もう少し可愛い下着にしたんだけどね……」

全部脱がされてしまう前に、強がりを吐いてみる。

もちろん、私は勝負下着らしい勝負下着なんてもってない。

小休止。
酉入れ忘れてたけど、上二つの更新はきちんと私です。

書いたり語ったりするスレだからちょっと語ります。
途中から、タチネコ入れ替わりシチュは割と好み。

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