こんばんは。
1.東京喰種のSSです。
2.キャラ崩壊、世界観崩壊しています。
3.他作品のキャラが少しだけ登場します。が、そのキャラが分からなくても
大丈夫です、全く問題ないです。
何か意見があれば、教えていただけると幸いです。
よろしくお願いします。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408893798
あんていくにて・・・
カネキ「月山さん・・・天下一品って、あのラーメン屋の天下一品ですか?」
月山「もちろん! こってりラーメンをウリにしている、あの天下一品さ!」
トーカ「馬っ鹿じゃねえの。」
カネキ「あ、トーカちゃん。」
月山「僕の何が馬鹿だと言うんだい、霧嶋さん?」
トーカ「テメー、私達が何者なのかを忘れたのかよ。」
月山「僕達? もちろん、喰種に決まってるじゃないか!」
トーカ「ならラーメンなんて食えるわけねぇだろうが! まあ・・、後で吐くなら話は別だけど。」
月山「食したものを吐くだなんて! 霧嶋さん、レディとしてのマナーがなっていないんじゃないのかい?」
トーカ「テメエ、ケンカ売ってんだろ?」
カネキ「ト、トーカちゃん、落ち着いて。」
カネキは、トーカが月山に殴りかかろうとするのを抑える。
トーカ「チッ」
月山「ん? 霧嶋さん、心なしか顔が赤くなってないかい?
・・・もしや、カネキくんに抱きつかれて照れてるとか?気持ちは非常に良く分かるが、こんな所で発情してはいけないよ。」
トーカ「よし分かった、ぶっ[ピーーー]。」
カネキ「ト、トーカちゃん! ここお店の中だから! 他の(喰種の)お客さんもいるから落ち着いて!」
カネキは必死にトーカを止める。
カネキ「と、ところで月山さん、どうして天下一品に行くんです? 食事以外であの店に行く理由が何かあるんですか?」
月山「ハハハッ。食事以外で天下一品に行く理由なんてないさ。」
カネキ「でもそれじゃ・・・」
月山「カネキくん、僕がいつも何を名乗っているか忘れたのかい?」
カネキ「美食家・・・ですか?」
月山「その通り! 美食家は、常日頃から料理に関するアンテナを張っている。
今回、とある美食家仲間から、23区の天下一品はとてもいい匂いがすると情報をするとの情報を得たんだ。なので是非行ってみたいと思ってね。」
カネキ「 いい匂い・・・って事は喰種でも食べられるラーメンってことですか!」
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月山「セ ブレ![まさしく!]」
トーカ「うさんくさっ。」
カネキ「でもトーカちゃん、もしそれが本当なら、僕達もう人間を食べずに済むかもしれないよ! 」
トーカ「アンタさあ、良く考えてみなよ。
もし仮に、喰種が食べられるラーメンが本当にあったとして、その材料(食材)には何が使われていると思う?」
カネキ「あ・・まさか・・・。」
>>8
アドバイスありがとうございます。入れました。
トーカ「そう。人間
月山「だと思うだろう? だがそのラーメンの材料には、人間は使われていないらしいんだよ!」
カネキ「その話、本当なんですか!?」
月山「もちろんさ! どうやら最近、無口だが腕の立つ人間が23区の天下一品の店員になったらしい。
どういう訳だか分からないが、その店員がラーメンを作ると、喰種でも食べられるラーメンになるそうだよ。」
トーカ「そんな馬鹿な・・・」
月山「と言うわけで、今から早速、天下一品に行こうと思うんだがどうかな?」
カネキ「行きます!」
トーカ「おいっ、カネキ!アンタ、前に騙されて痛い目にあってるのに、またコイツを信じるのかよ!」
カネキ「確かに、トーカちゃんの言う通り、月山さんが嘘をついてるかもしれない。でも、どんなに小さな可能性だとしても、賭けてみたいと思ったんだ。」
トーカ「・・・どうして?」
カネキ「・・トーカちゃん、誤解しないで聞いて欲しいんだけど、食事は楽しい?」
トーカ「は?」
月山「僕にとって、食事は生きがいさ!」
カネキ「トーカちゃんの友達の・・・依子ちゃんだっけ。その子との食事は除く、喰種としての食事について聞きたいんだ。」
トーカ「アンタまで私にケンカ売ってんの? 喰種としての食事? そんなの生きるために仕方なくやることであって、楽しくなんか一切ないんだけど。」
カネキ「うん、そうだと思った。だからこそ、賭けてみようと思うんだ。」
トーカ「どういうことよ?」
カネキ「トーカちゃん。本当はね、食事はすごく楽しいものなんだ。そしてそれは、大切な人と一緒だともっと楽しいんだ。」
トーカ「大切な人・・・」
月山「つまり、それは僕と一緒に食事がしたいということだね!」
カネキ「僕は今の体になってから、自由に食事が出来なくなった。
大切な人と、好きな時に、好きな食べ物を、好きなだけ食べる。そして、その食べ物の味について語り合う。
以前は当たり前の事のようだったけど、今の体になって良く分かる。それはすごく楽しくて贅沢な事だった。」
カネキ「以前は、よくヒデと一緒に好物のハンバーグを食べに行ってたんだ。
けど、それも出来なくなった。とんでもなく味が不味く感じて、吐きそうになるからね。」
トーカ「・・まあ、だろうね。」
カネキ「けど僕は諦めたくないんだ。出来るならもう一度、人間だった時のように食事がしたい。
そしてトーカちゃんにも同じ気持ちを味わって欲しい、共有して欲しいんだ。食事は楽しいものだってことを。
吐く必要の無い食事でも、楽しい食事はあるってことを、ね。」
トーカ「・・・それってつまり、私もアンタの言う、大切な人っていうのに入ってるわけ?」
カネキ「うん、もちろん。」
トーカ「ふーん、そうなんだ。ふーん。」
月山「(霧嶋さん、無関心を装っているようだけど、口元が非常に緩んでいるよ!まあ、これを言うと問答無用で蹴られそうだから言わないけどね!)」
月山「では早速行こうじゃないか、カネキくん! 霧嶋さん!」
カネキ「はい!」
トーカ「仕方ない、行ってやるよ!」
以上で本日分は終了です。続きは3日以内に投下したいと思います。
読んで下さった方々、ありがとうございました!
お待たせしました。再開します。
ちなみに、この先は本編のネタバレを多く含みますので、アニメ派の方はお気を付け下さい。
あと、>>7の月山のセリフに誤字がありました。
月山「その通り! 美食家は、常日頃から料理に関するアンテナを張っている。
今回、とある美食家仲間から、23区の天下一品はとてもいい匂いがするとの情報を得たんだ。
なので是非行ってみたいと思ってね。」
に訂正します。すみません。
ところ変わって、23区の天下一品にて・・・
茶髪の店員「いらっしゃいませ! こちらの席にどうぞ。」
店員に案内され、カネキ達は席に着く。
カネキ「なかなか混み合ってるね。」
トーカ「昼時だからじゃないの?」
カネキとトーカは周りに目を向ける。
真戸「亜門くん、アキラ。今日は二人のコンビ結成から一年目の記念日だ。好きなだけ食べなさい。」
亜門「ありがとうございます!」
アキラ「父よ、感謝する。」
真戸「礼はいらないよ。・・・ところで亜門くん。」
亜門「はい?」
真戸「最近、アキラが君からもらった猫のキーホルダーをよく見せつけてくるんだが、父としてどのような対応をすれば良いだろうか?」
亜門「ブフゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!!!!!」
亜門は思わず、食べ物を吹き出した。
アキラ「どうした、亜門上等? こってりラーメンは辛くないぞ。」
亜門「ア、アキラ。お前、真戸さんに何てことをしてるんだ!」
アキラ「? 何か都合の悪いことでもあるのか?」
亜門「いや、だから、つまり・・・」
真戸「亜門くん。別に君を責めるつもりは全くないよ。ただ、亜門君ももう27歳かと思っただけであって。」
亜門「」
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トーカ「・・・向こうの席には絶対近づくなよ。」
カネキ「うん、色んな意味で危ないからね・・・。」
そして数分後・・・
白銀髪の店員「お待たせしました、こってりラーメン3つです。」
カネキ達の前にラーメンが置かれる。
トーカ「確かにいい匂いがする・・・」
カネキ「うん、美味しそうだね。これなら食べれるかもしれない。」
月山「では早速頂こうじゃないか!」
カネキ・トーカ・月山「いただきます。」
三人は一斉にラーメンを口に運んだ。
カネキ「!?」
トーカ「!?」
月山「!?」
トーカ「美味しい・・・!」
カネキ「やったね、トーカちゃん! 僕達でも食べられるよ! ですよね?月山さん!」
月山「トレッビッアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアンンンンンンンンンンンンンンンン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カネキ「!?」
月山はラーメンをひたすら食していく。
月山「味はコッテリとしているが、しつこ過ぎず!それでいて!後味はどこか!サッパリとした味わい!!」
月山「こ、これは、あの夢にまで見た、鶏ガラスープによるものなのか!?」
カネキ「(鶏ガラスープを夢に見たことはないなぁ・・・)」
トーカ「(モグモグ・・・ラーメンってこんなに美味しいものだったんだ。)」
月山「だが文献によれば、鶏ガラを煮込むだけではこのコッテリとサッパリを共存させた味を出すことは不可能なハズ!」
月山「恐らく7か8、いや10以上の隠し味となる食材が必要なハズだ! もしや、それが野菜だというのか!?」
カネキ「(あ、月山さんのリアクションに驚いて気付くのが遅れたけど、トーカちゃんすごい笑顔だ。)」
トーカ「(これ、ヒナミとアヤトにも食べさせてやりたいな。持ち帰り用とかないかな?)」
月山「鶏ガラと10以上の野菜が醸し出す、芳醇なハーモニー! クソッ、予想以上に最高だ・・・!」
月山「だが、ここで最高[こってりラーメン]を終わらせたくない! 更なる高みを目指すにはどうすれば!? 」
その時、ある一枚の紙が月山の目に写った。
月山「これッだっ、!! シェフ、辛子ニンニクを頂こう!!」
無口な店員「・・・」
無口な店員は辛子ニンニクを月山に渡した。
月山「辛子ニンニクを大さじ1! いや、大さじ1.7をスープに投入し、素早くかき混ぜる! そしてすかさず、そのスープを食す! するとッ!」
月山はスープを飲む。
月山「フォルッテッシモォォオオオオオオオオオオオオオフォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
月山「・・・新しいご馳走の発見は・・星の発見以上のモノだ・・・!」(ガクッ
月山は絶頂し、力尽きた。
トーカ「ねぇ、カネキ。」
カネキ「なに、トーカちゃん?」
トーカ「美味しいね。」
カネキ「あははっ。」
トーカ「な、何だよ。なんで笑うんだよ。」
カネキ「いや、良かったなあと思って。 そうだ、今度はヒナミちゃんやアヤトくんも誘って、一緒に来ない?」
トーカ「いいね。きっと、ヒナミとアヤトも喜ぶと思う。」
トーカ「・・・でもさ、その後でいいから、今度はアンタと二人だけで・・・(小声」
カネキ「ん? ごめん、トーカちゃん。よく聞こえなかったからもう一度言ってくれる?」
トーカ「・・このっ、クソカネキ!」
トーカはカネキに拳をぶつけた。
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???「起きたかい? カネキ君。」
カネキ「!?」
突然の出来事に戸惑いながらも、カネキは状況を確認する。
広い空間、椅子に座らされている自分、そして目の前には謎の男が立っていた。
カネキ「あ、あなたは誰ですか? ここは一体? トーカちゃんと月山さんは? 」
???「何を言っているんだい、カネキ君。 ここには俺とカネキ君の二人しかいないよ。あと、俺はヤモリ。忘れちゃった?」
カネキ「え? いや、だって、僕はトーカちゃんと月山さんと一緒に天下一品でラーメンを・・・」
ヤモリ「うん? 奇遇だね。俺、カネキ君にラーメンを食べてもらおうと、天下一品に行ってきたんだよ。はいコレ。」
カネキの前にラーメンが置かれる。
カネキ「(さっきまでのラーメンと匂いが違う・・。これは・・まさか・・・)」
ヤモリ「さてと、じゃあ食べさせてあげるね。」
カネキ「ちょ、ちょっと待って!」
カネキは動こうとするが、そこで自分の両手が縛られていることに気付く。
そして、カネキの制止もむなしく、カネキの口にラーメンを運ばれた。
カネキはラーメンを口に含んだ瞬間、
カネキ「うぼげえええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
吐き出した。
ヤモリ「うーん、やっぱり駄目か。
23区の天下一品のラーメンは喰種でも食べられるって噂だったけど、嘘だったみたいだ。」
カネキ「はあ…、はあ。こ、これが23区の天下一品のラーメン? 嘘だ。だってさっきはあんなに美味かったのに・・!」
ヤモリ「夢で食べた天下一品のラーメンは美味しかったんだね。うん、まあ、それは置いておいて、本題に入ろうか。トビズムカデって知ってる?」
ヤモリはカネキに、トビズムカデを見せる。
ヤモリ「日本じゃ最大クラスのムカデだ。大きいのは20cm以上にもなる。コイツを君の耳に入れてみたいんだけどいいね?」
カネキ「え?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」
ヤモリはカネキの耳にトビズムカデを入れようとする。
カネキ「や、やめてください! いや、いやだ、 お願いします、それは無理・・・」
ヤモリはカネキの言葉は一切聞き入れず、カネキの耳にトビズムカデを挿入する。
カネキ「無理、無理だ無、おぇえええええええええええええええええええッ!!!!」
ヤモリは、カネキの耳からトビズムカデが出てこないように、タオルのようなものでカネキの頭部を巻きつけ、両耳を塞いだ。
カネキの耳の中では、トビズムカデが蠢いている。
カネキ「あっ、あっあっあっ、あうあ、あ」
遠くで誰かの笑い声が聞こえた。
カネキ「あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは
はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
それがカネキ自身のものだと気付くのに、あまり時間は掛からなかった。
その後は、ヤモリによって足の指をねじ切られる拷問が始まった。
カネキに許されていたのは、足の指が切られるたびに、数を数えることだけだった。
カネキは狂いそうになりながら、天下一品での時間を思い出していた。
カネキ「(どこからが夢だったんだ? まさか、最初から? 嘘だ、そんな、だって、
月山さんが本当だと言って、トーカちゃんも美味しいって、喰種でも食べられる唯一の、
今度はヒナミちゃんとアヤトくんも、だからトビズムカデが僕の耳に、あれ?だから、分からない、
大切な人、と食べる、楽しい?嬉しい?狂う?助け、摘まなきゃ、誰を?僕を?あはは、分からない、
嘘、僕のせいだ。分からな、分からない、半殺し?分からない、分から、もうすぐ?受験?違う、
分からない、分からない、ヒトにはありますか?分からない、分からない、白秋です、分からない、教えてよ、
分からない、分からない、分からない、もう喰べたくない、助けにきたよ、誰が?誰も?来ない?僕は、孤独だ。
あはは、あははは。分からない、どうすればいい?教えて、よ、教えて、こ、れは、何?分からな、な、なな、)」
このまま狂ってしまえたら、どんなに楽だろう。
そして、永遠と続く拷問を経て、カネキがようやく言葉として発したのは・・・
カネキ「殺して・・・・殺してください。」
諦めに似た、懇願だった。
---
「カネキ!」
---
誰かが呼ぶ声がした。
カネキ「はっ!」
トーカ「良かった、目を覚ました・・・」
月山「やあ、カネキくん。お目覚めの気分はどうだい?」
カネキ「トーカちゃん・・月山さん・・・あれ?僕は一体?ここは?」
月山「霧嶋さんのハードな拳が、カネキくんの頭にヒットしてね。しばらく意識を失っていたんだよ。ちなみにここは23区の天下一品近くの公園さ。」
トーカ「悪かったよ・・・・、って、カネキ!大丈夫か・・・!?」
カネキ「えっ?」
カネキの目からは涙が流れていた。
月山「怖い夢でも見ていたのかい?
なら、気分転換に今から、僕が辛子味噌と辛子ニンニクを使ってアレンジする、クレッシェンドしていくこってりラーメンを食べないかい!?」
トーカ「ホント悪い・・・こんなつもりじゃなかったんだ、お詫びに今度・・・ってあれ?なんで今度は笑ってんの?」
カネキ「あはは。いや・・・なんか嬉しくて・・・。これが現実でよかったなって思ったら、つい・・・」
トーカ「?」
カネキ「あ、そうだ。トーカちゃん、お腹の具合はどう?」
トーカ「へ? あ、えーっと、大体腹四分目くらいかな。」
月山「(霧嶋さん、カネキくんが倒れた後は、ラーメンどころじゃないほど、取り乱していたからね。ほとんど食べずに回収されてしまったようだ。)」
カネキ「月山さん、さっきの、クレッシェンドしていくこってりラーメンっていうのを作って頂けますか?」
月山「! カネキくん!僕を受け入れてくれるのかい!?」
カネキ「はい!もう一度、皆で天下一品に行きましょう!」
カネキ「(結局、あの夢は何だったのかはよく分からない。妙にリアルで、過去に体験したことがあるような感覚に襲われたけど、
きっと気のせいだろう。今はそんなことよりも、皆と一緒に食事ができる幸福を味わおう。)」
その後の天下一品での食事は、カネキが望んでいた、楽しい食事となった。
終わり
おまけという名の後日談。
ある日のあんていくにて・・・
トーカ「ほら、やるよ。」
カネキはトーカから、ある小さな箱を渡される。
カネキ「え、 これって?」
トーカ「前に、アンタを殴って気絶させたお詫び。」
カネキ「そんな、気にしなくて良いのに。」
トーカ「アンタは気にしなくても、私は気にするの!」
トーカ「(どんだけ人が良いんだよコイツは・・。・・・まあ、そういうところが良いんだけど・・って私は何を考えてんの!)」
カネキ「じゃあ有難くもらうね。今、開けてもいいかな?」
トーカ「! ちょ、ちょっと待て。ここで開けるな!」
カネキ「え?どうして?」
トーカ「ど、どうでもいいだろ! とにかくアンタの、自分の部屋で開けること!分かった!?」
カネキ「わ、分かったよ・・・。」
トーカ「あ、あと・・・私はケータイに付けてるから、・・・アンタもケータイに付けなよ。」
カネキ「ん?どういうこと?」
トーカ「そ、そのうち分かるから!じゃあな!」
トーカは顔を少し赤く染めながら、あんていくから出ていった。
カネキ「?」
それから数時間後、カネキの部屋にて・・・
カネキ「トーカちゃんから貰ったコレ、なにが入ってるんだろう? 自分の部屋だし、もう開けていいよね?」
カネキは、トーカから貰った箱を開ける。
カネキ「あ。 あははっ。なるほど、こういうことか。ありがとう、トーカちゃん。大事にするね。」
箱の中には、以前にカネキがトーカにプレゼントした、キーホルダーの色違いが入っていた。
おまけという名の後日談のおまけ。
ある日。トーカはあるデパートに買い物に来ていた。
トーカ「これで良しっと。アイツ・・・受け取ってくれるかな・・・。さすがに、おそろいにする勇気はないから、色違いにしたけど・・・。」
トーカ「ってあれ? もしかしてあの二人って・・・」
見覚えのある2人組が、トーカからすこし離れた先にいた。
ヒナミ「一緒にお出かけするの、久しぶりだね。」
カネキ「そうだね。」
トーカ「やっぱり、カネキとヒナミだ。おーい、ヒナ・・
トーカがヒナミを呼ぼうとした瞬間、それは起きた。
ヒナミ「お兄ちゃん、手つないでもいい? いっぱい人いるから・・・」
トーカ「!?」
カネキ「うん、いいよ。」
トーカ「!?」
カネキとヒナミは手をつないで、デパートの奥へと進んでいった。
アニメしか知らないけど月山のところ原作よりも演出が派手だったの?あのスーパー変態タイム好きだったんだけど
トーカ「・・・」
トーカ「・・・・・・・」
トーカ「・・・・・・・・・・・・・・・」
トーカ「ヒナミ・・・・、アンタ、意外にやるね・・・・・・。」
トーカは若干敗北感を覚えながら、帰路についた。
本当に終わり。
原作でもさりげなくヒナミちゃん強かだしな
以上で終了です。読んで下さった方々、ありがとうございました!
ちなみにこのSSに登場する、無口な店員などの正体は、以前に書いた、
【DOD3】ゼロ「天下一品に行ったことがないだと・・・」というSSを読んでいただけると何となく分かると思います。
DODシリーズを知っているという方で、もし興味があればどうぞ。
時系列でいうと、上のSSの過去の話がこの東京喰種のSSとなっています。
それでは改めて、ありがとうございました!
このSSまとめへのコメント
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