死を司る神「魔王倒されたから魔王になる」 (258)
側近「は?」
死神「いや…その…」
側近「は?」
死神「側近怖い」
側近「いや何言ってんの?平和を作るために、人間に魔王倒させたのに」
死神「これには壮大な計画があってだな……」
側近「おら、吐けよ」ミシミシ
死神「ちょっ、ギ、キブキブ!折れる!」メキメキ
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死神「魔王が倒されるだろ?すると、次は人間同士で争うようになるんだ」
側近「なんでだよ!せっかくの平和だろ?その為に魔王倒したんだろ?」
死神「人間は利益が欲しいからな、他の国から奪おうとするんだ」
側近「どっちが魔物かわかんねぇな」
死神「そこで、また新たな脅威が現れれば協力しようとするだろ?これで人間同士の争いは起こらないはずなんだ」
側近「ヘぇ~。考えてんじゃん。見た目子どもでニートな神のくせに」
死神「う、うるさい!一応働いてるだろ?」
側近「畑で、な!つーか、死を司る神がなんで農業やってんだよ!?」
死神「え~、だって側近だって美味しい物食べたいだろ?」
側近「仕事しろよ!!」
死神「これも立派な仕事だよ?そもそも死神とはな、作物を刈る神だったんだぞ?」
側近「うるせーよ俺の仕事が減らねじゃねえか!」
死神「側近怖い」
側近「だいたい他の神が許さないだろ?」
死神「もう一人を除いて許可は取ってある」
側近「そんな事だけ仕事はえーなオイ!」
死神「どうだ?見直したか?」ドヤァ
側近「うぜぇ」ベシッ
死神「痛っ」
側近「だが、その一人だけってのは誰だか分かる気がする」
~神殿にて~
???「絶対にダメです!」
死神「まぁまぁそう言わずに」
???「怪我でもしたらどうするんです!下の世界は危ないんですよ!」
側近「こいつが言い出したら止まらねぇの知ってるだろ?豊穣の女神」
豊穣の女神「でも……」
側近「俺達が付いてるから大丈夫だって」
豊穣の女神「でもニートなんですよ!?何が出来るって言うんですか!」
死神「」グサッ
側近「こいつは畑いじりか料理しか出来ねぇニートだけどよ、手下は有能だろ?」
死神「」グサッ、グササッ
豊穣の女神「まぁ側近さんが付いてるので安心なのですが……」
死神「ひどい…みんなひどい……」グスン
側近「仕方ねぇだろ自業自得だ」コンシンノイチゲキ!
死神「」ヘンジガナイ…タダノシカバネノヨウダ
豊穣の女神「分かりました。人間の為です。側近さん、よろしくお願いしますね。」
側近「ああ。おい、行くぞ死神」
死神「あれ?僕、君の上司なのになぁ」フッカツ!
側近「じゃあ仕事しろよ」トドメノイチゲキ!
死神「」オオ、シニガミヨ、シンデシマウトハナサケナイ
》6 いえ、普通の死神ですよ。死神の鎌は元々作物を刈るためだったとか
~死神の城~
側近「では作戦会議を始めます」
側近「まず初めに、魔王になった時の拠点を決めます。意見のある方はどうぞ」
死神(側近が真面目に仕事してる……)
火の天使(次からは火天)「拠点は空の上にあった方がいいと思うぞ。ラスボス感が出るからな」
水の天使「それなら海の上の方がいいと思います。空の上だと辿り着けません」
火天「魔法のアイテムを使えばいいだろ」
水天「それならいいと思います」
側近「では、空の上に拠点を建てます。異議のある方はどうぞ」
死神(あれ?僕喋ってなくない?一番偉い人だよね?)
側近「次は勇者との戦いをどうするかを決めます。意見のある方はどうぞ」
土の天使「魔術研究班によると、我々が魔物に化ける魔法が完成したようです」
土天「それと、その魔法には倒されたときの経験値の調整、エフェクト、コインのドロップ、アイテムドロップなどの効果もあります」
死神(何それ面白そう。後で聞いてこよ)
側近「では次に、四天王を決めます。まぁ、もう決まっていますが」
死神(聞いてないぞ……!)
側近「火の天使、水の天使、土の天使、風の天使でよろしいですね」
死神「異議あ…」ドゲシッ!
死神(足が……足が……)ヒリヒリ
側近「異議なしですね。最後に、いつこの計画を始めるかを決めます。他の神様の許可は取ってあるのでいつでも大丈夫です」
死神(許可取ったの僕だよね!?)
風の天使「今からでいいと思いまーす」
側近「異議は無いようですね。では作戦会議を終了します。終了後、作戦を始めてください」
死神(展開早いなー)
~人の世界~
王「勇者、そして勇者の仲間たちよ、よくぞ魔王を倒してくれた。報酬を授けよう。君はよくやった。英雄達よ、国民も誇りに思っているだろう」
勇者「はい、ありがとうございます!」
僧侶「いや~、疲れましたねぇ」
戦士「とても強かったな、駄目かと思ったぞ」
魔法使い「戦士は前に出過ぎなのよ」
王「もう少ししたら記念パーティーを開く。疲れただろう。それまで休憩をするといい」
勇者「はい。では、これで」
王「うむ」
>>13
ありがとうございます。初心者なもので…
~城の一室~
勇者「はぁ~。疲れたぁ~」ベッドデゴロゴロ~
勇者「これで、本当に良かったのかな……」
最後に戦った魔王の言っていたことを思い出す。
~~~
魔王「我を倒しても意味は無いぞ!勇者よ、次は王国と帝都、人間同士で争うことになるだろう!神々ももうそろそろ人間の愚かさに気づくだろうさ!!」
勇者「うるさい!お前の言うことなど聞くものか!」ズバアァン!!
魔王「グワアァァァァ!!」ポフッ
~~~
勇者「次は人間同士、か……パーティーの時に王様に聞いてみようかな」
僧侶「何を聞くんです?」
勇者「ううん、なんでもないよ」
戦士「今の内に寝ておけよ、疲れただろ」
勇者「そうだね、寝ようか」
~パーティー会場~
貴族A「よくやってくれました、勇者様!信じていましたよ!これで魔物の被害も減りますな!」
勇者「え、ええ。どうも」
勇者(勝てるわけ無いって思ってたくせに)
貴族B「これで私の領地を焼かれた恨みをはたせましたな!ありがとうございました!」
勇者(自作自演のくせに)
貴族C「勇者様ならやってくれると思っていましたよ!いや~、前から他の貴族達と話していたのです」
勇者(陰口を話してたくせに、全部知ってるんだよ?)
~パーティー会場~
貴族A「よくやってくれました、勇者様!信じていましたよ!これで魔物の被害も減りますな!」
勇者「え、ええ。どうも」
勇者(勝てるわけ無いって思ってたくせに)
貴族B「これで私の領地を焼かれた恨みをはたせましたな!ありがとうございました!」
勇者(自作自演のくせに)
貴族C「勇者様ならやってくれると思っていましたよ!いや~、前から他の貴族達と話していたのです」
勇者(陰口を話してたくせに、全部知ってるんだよ?)
連続ごめんなさいm(__)m
王「魔王を倒してくれた英雄達を紹介しよう。勇者、戦士、魔法使い、僧侶だ!」
パチパチ ヨクヤッタ!! ヒューヒュー ユウシャサマー
戦士「勇者、すげぇ人気だな!」
勇者「そうだね……」
この人達は何がしたいんだろう。ていのいい操り人形が欲しいのだろうか。
王「しかし、悪い知らせがある」
ドヨドヨ ガヤガヤ ヒソヒソ
王「魔王がいなくなり、同盟は切れた。そこで、帝都はこの王国を侵略しようとしているらしい」
ドウイウコトダヨ ザワザワ ザワザワ
勇者(どういうことだ?帝都に送った密偵からはそんな報告なんて……)
王「そこで、我が国も防衛に徹するため、勇者に力を借りることにした!」
オオー ユウシャサマナラヤッテクレルハズ!! ユウシャサマー
勇者(そうか、帝都を侵略しようとしているのは王様なのか!)
王「やってくれるな、勇者」
勇者「し、しかし……」
???「ちょーっと待った!!」ガッシャン!ガラガラ
戦士「て、天井が!?」
王「誰だ!貴様は!?」
火の四天王?「私の名前は火の天s…火の四天王だ!」キリッ!
魔法使い「なに!?火の四天王はもう倒したはず……」
火の四天王?「ふっ、あんな弱い魔王ごときを倒した程度で……甘いな、勇者!」
僧侶「つまり、新しい魔王ですか!」
火の四天王?「流石に鋭いな。そうだ、我らの魔王が君臨された!!」
火の四天王?「人同士で争っていれば、命は無い。ふはははははは!」
勇者(人同士で?聞いていたのか?いや、気配は無かった)
勇者「王!人間同士で争っている場合では無いですよ!早く同盟を結ばねば!」
王「早急に使者を送ろう」
火の四天王?「勇者よ、今のままではまだ弱い。強くなってからくるがいい!ふはははははは!」ボォ!
貴族A「き、消えた!」
貴族B「王様!どうなさるおつもりですか!」
貴族C「侵略しようとしている帝都と同盟など、結べるのですか!」
王「問題ない。帝都も危険を感じ、同盟を結ぼうとするだろう」
~建設中の死神の城~
火の四天王(火の天使)「あ~疲れた~」
風の四天王(風の天使)「お疲れ~。飲み物飲む?」
火の四天王「死神様の紅茶が欲しいな」
死神「はいよ」コポコポ
土の四天王(土の天使)「死神様の紅茶は美味いからな~。死神様、俺にもください」
死神「ほい」コポコポ
死神「で、王国襲撃、成功した?」
火の四天王「はい、成功しました。王国と帝都、また同盟を結ぶようです」
側近「今のところ順調ですね。あ、私はコーヒーで」
死神「はい」コポコポ
死神(あれ?僕って雑用?)
側近「次は、勇者の成長を促す方法ですが…水の四天王、勇者の強さはどのくらいですか?」
水の四天王(水の天使)「あまり強く無いですね。元々弱い魔王でしたし。私なら瞬殺できます」
死神(水の四天王つえーー!)
土の四天王「ならば王国、帝都を中心に弱い順に魔物に化けた部下を送れば良いですね」
側近「元は天使ですし死ぬことは無いでしょう。ですが、万が一のため、倒される寸前に倒されたようなエフェクトを追加しておいてください」
土の四天王「わかりました」
死神(エフェクトってポフッって消えるやつだよな)
側近「死神様、いつまでいるのですか、仕事をしてください」
死神「え?会議が仕事じゃないの?」
側近「いえ、他の神々の苦情が来ているので」
死神「ええ!?許可取ったのに!?」
側近「解決して来て下さい」
死神(本当に雑用だった!)
~死神の部屋~
死神「ふむふむ、【王城壊すなよ!? 火炎の神より】うん、あれは火の天使がやったんだ。僕は悪くない」
死神「【またあ貴方のパンを食べに行きます。 癒しの女神より】いいよ、いつでもおいで」
死神「【温泉に行かないか? 樹木の神より】もう少ししたら行こうか」
死神「【いい鳥が取れたよ! 天空の女神より】僕にもくれると嬉しい」
死神「って、苦情じゃないよ!!【がんばって下さいね。 豊穣の女神より】心配してくれるのは君だけだよ」
側近「ちゃんとやってるな?仕事」
死神「勿論ってか、いつもどうりの手紙だったよ……」
側近「まぁあの神々だからな、そんなとこだろう」
死神「それで?どうなったの?」
側近「天使達の配置は決まった。あとは勇者が強くなるだけだ」
死神「君って二人だけだとタメ口だよね……」
側近「お前丁寧口調でしゃべって欲しいのか?」
死神「いいです……」
死神「そしたら、僕は暇なのか」
側近「そうなるな。だが、魔王アピールはしておけよ。殺しはしなくとも荒らすぐらいしないと意味が無いだろ。」
死神「あんまりやりたく無いんだけれどな……」
側近「仕方ないだろ」
死神「じゃあ僕は庭に行ってくるよ~」
側近「なんでだ?天使達の訓練に手伝うのか?」
死神「フルボッコにされちゃうよ。まあ、秘密」
側近「ふぅーん、まあいいや。俺はもう寝る」
死神「おやすみー」
~死神の城 庭 ~
メイド「花壇にお水をあげないと!」タッタッタッ
ザクッザクッ ザクッザクッ ザクッザクッ
メイド「え、なに?誰かいるの?」
ザクッザクッ ザクッザクッ ザクッザクッ
メイド「返事をしてください」
ザクッザクッ ザクッザクッ ダッダッダッ
メイド「向かってくる……え?なにあれ」
ダッダッダッダッダッダッ
メイド「きゃあ!」
~王城~
王「勇者達よ、新たな魔王を討伐してくるのだ!」
勇者、戦士、魔法使い、僧侶「「「「はい!!」」」」
勇者(とは言っても、あの火の四天王とかいう魔物、かなり強そうだった。まだ私たちでは勝てないだろう)
王「新たな魔王のせいでまた魔物が復活している。気を付けるのだぞ」
戦士「けど、俺らは魔王を倒したんだぜ?次も大丈夫だろ!」
勇者(いや無理だよ!?わかんないの!?)
魔法使い「王様の前だぞ!口を慎め!」
王「よい。余裕の表れだ。緊張するよりはよいだろう。」
勇者「では、行ってまいります」
王「うむ」
~死神の城~
側近「庭に謎の魔物が現れたのですね」
メイド「はい…土で出来ていました……」
側近「では討伐して来ますから、今日は休んで下さい」
メイド「はい…」
側近(面倒くさいな。一撃で終わらそう)
~死神の城 庭 ~
側近「これがその魔物か。【炎弾】!」
黒焦げの魔物「」シュ~
側近「これで一件落着。そういえば、死神はどこだ?」
黒焦げの魔物?「熱い!燃えてる!」
側近「やっぱり…」
黒焦げの魔物(死神)「側近!水をかけてくれ!死ぬ!」
側近「はいはい【水球】」
死神「溺れる溺れる」ゴポゴポ
側近「よく死ななかったな(案外本気で打ったんだがな」
死神「側近、本音でてるぞ」
死神「全く、畑仕事していたらメイドが来て逃げられるし、側近には殺されかけるし」
側近「いや、庭に畑作るなよ」
死神「だって城から出ると空だし、プランターだと難しいし」
側近「随分本格的だなオイ!」
死神「私に畑の手を抜けと!?」
側近「地面浮かしてそこでしろよ!」
死神「そうじゃん!?」
側近「今更かよ!?」
死神「地面浮かしてくる!」
側近「すぐ出来るのかよ……」
~街の外れ~
勇者「まずはここでレベルを上げよう」
戦士「いらなくないか?もう強いだろ?」
魔法使い「あの火の四天王とかいうやつ、あんたより数十倍強いわよ」
戦士「まじかよ!?」
僧侶「わからなかったんですか?」
戦士「僧侶ちゃんまで!?」
勇者「新たな魔王はかなり強そうだ。ちゃんと強くなってからの方がいい」
戦士「そんなに強かったのか……頑張らないとな」
勇者(皆分かってたみたいだ。一人を除いて)
魔法使い「じゃあまずはスライムを倒しますか!」
スライムが現れた!
魔法使い「まずはあたしが行くわ。火魔法 小!」
魔法使いの攻撃!スライムに0のダメージ!
勇者「え?」
戦士「うおおお!」
戦士の攻撃!スライムに1のダメージ!
勇者「なっ!」
スライムの攻撃!戦士に600のダメージ!
戦士「ぐはっ!」
僧侶「戦士さん!回復魔法 中!」
戦士の体力が300回復!
勇者(あり得ない!戦士の体力を半分も削るなんて!?)
勇者の攻撃!クリティカル!スライムに5のダメージ!
魔法使い「火魔法 中!」
魔法使いの攻撃!スライムに2のダメージ!
戦士「おらぁ!」
戦士の攻撃!スライムに2のダメージ!
スライムを倒した!
経験値2000を手に入れた!
コイン3000を手に入れた!
不透明のジェルを手に入れた!
戦士「やっと倒した……ありえねぇ」
魔法使い「なんて強さなのよ……」
僧侶「でも…倒しましたね」
勇者「経験値…2000って中ボス並みだな……」
戦士「コイン3000って……とてもいい装備買えるなぁ!」
僧侶「ポーションも……良いの買えますね」
魔法使い「スライム倒して、ここまで興奮したのはいつ振りかしらね」
勇者「新しい魔王の影響かな?ものすごく強かったね」
魔法使い「でも、レベルかなり上がったんじゃない?」
戦士「おおし!強くなって魔王倒すぞ!!」
魔法使い「戦士って馬鹿みたいにポジティブね」
戦士「馬鹿ってなんだよ!」
アハハハハ! ア、オコッター マテー!
勇者(なんだか、昔に戻ったようだな…)フフッ
~死神の城 外 ~
側近「で、説明してもらおうか」
側近「確かに、地面浮かして畑を作れって言ったよ?うん」
側近「けどさ、何これ」
側近「ジャングル作っていいとは言って無いぞ!?」
死神「それは観葉植物だよ。畑は別にあるのさ」ドヤァ
側近「それで?畑は?」
死神「え、無視?まさかのスルー?」
側近「うるさい」ドカッ ゲシッ
死神「それでこそ側近だよ」ボロボロ
死神「下を見てごらん」
側近「な!?」
死神「綺麗だろう」
そこにはどこまでも続く畑が……
側近「おま!な!ちょっ!え!?」
死神「ごめんなに言ってるかわからない」
側近「どっからこんなおっきい大陸………」
死神「誰も住んでなさそうな寒い大陸を持って来て溶かした」
側近「」ポカーン
死神「どうだ?僕を見直したろ?」
側近(こいつ魔翌力だけはあるからなぁ)
側近「でもお前でも魔翌力足りないだろ?どこから供給してるんだ?」
死神「僕が魔翌力を送らなくても浮くような装置を作った。これも企業秘密だけど」
側近「お前頭どうかしたのか?」
死神「ひどいっ!せっかく仕事したのに」
側近(こいつ、魔翌力兵器作らせたら最強だな。黙っておこう)
側近「そろそろ飯だ。行くぞ」
死神「はーい!」
~どこかの野原~
戦士「おりゃぁ!」
戦士の攻撃!スライムに11のダメージ!
スライムを倒した!
経験値2000を手に入れた!
コイン2000を手に入れた!
透明なジェルを手に入れた!
戦士「お、一撃だ!やったぁ!」
魔法使い「やっとまともにスライムを倒せるようになったわね……」
僧侶「もう疲れちゃいました」
勇者「そろそろ町に帰ろうか。また明日にしよう」
魔法使い「やっと帰れるー!」
戦士「かなり金が溜まったな。結構いい装備買えるなぁ!」
勇者「そろそろ鋼の剣も変えようかな」
僧侶「ポーションも買いたいですね!」
物陰にいる魔物「……」ジーッ
勇者(視線を感じる……)
~死神の城~
風の四天王「いや~美味しいねこのグラタン!」
水の四天王「レシピを教えて欲しいぐらいですね~」
死神「そうかそうか~。嬉しい限りだ!」トントントントン
土の四天王「って、貴方が作っているんですか!?」
死神「ああ、料理は得意だからな」キリッ!
つまり(前)魔王はアレか、鋼の剣を使わんでも勝てるくらい弱かったのか。
木の棒とかで倒せたのか。
火の四天王「それは上司のやることではないでしょう……」
死神「デザートもあるぞ」
火の四天王「食べます!」
側近「火の四天王の弱点は甘いものっと」メモメモ
風の四天王「男のくせに~」
火の四天王「う、うるさい!いいだろ別に!」
死神「はい、デザートのタルト」
火の四天王「いっただっきまーす」♪~
風の四天王「私にもちょうだ~い」
死神「あいよっ!土の四天王、側近にはティラミスな」
土の四天王「あ、はい」
側近「ありがとうございます」
水の四天王(なんだろう、女として負けた気がする)
死神「ほい、水の四天王にはモンブランな!」
水の四天王「きゃあ~かわいい!」
側近(俺ら何してるんだろ……)
土の四天王「そうでした!死神様、勇者の様子ですが……」
死神「そうだそうだ。勇者は進んでいるか?」
土の四天王「あのですね……スライムにも苦戦しています……」
死神「ええー!?スライムってあれだよ?10ダメージ与えれば倒せる超初心者向けな魔物だよ!?」
土の四天王「それが…今さっき一撃で倒されたとの報告です」
死神(あれ?その勇者偽物なのか?)
側近「魔王倒したとは思えないですね」
土の四天王「その魔王ですが……ただの魔物の群れのボスだったようで……」
死神「そんなのに人間は危険に陥った、と」
>>44
初期装備(鉄の剣)で倒しました
土の四天王「本物の魔界の魔王達はこの世界に興味などなく、居場所のなくなったボスが偶然、人間界に辿り着いた様です」
死神「はぁ……」
火の四天王「それは……その……」
水の四天王「人同士で争うとかそういうレベルじゃないですね……」
側近「何のためにここまで用意したのでしょうかね?」トオイメ
風の四天王「側近さん!正気になって!」
土の四天王「死神様、レベルを下げた方がいいのではないですか?
死神「いや、下げない」
水の四天王「ですが!」
死神「勇者も馬鹿じゃないだろう。ちゃんとレベ上げするはずだ」
水の四天王「そう…ですね!見守りましょう」
側近(絶対自分が楽したいだけだろうなぁ)
むしろ即死トラップみたいなもんだしちかたないね
~水の都市~
戦士「いや~綺麗なところだな!」
僧侶「噴水がありますね~」
魔法使い「勇者ぁ、魔術書買ってきていい?」
勇者「いいよ、行ってらっしゃい」チャリン
戦士「俺も武器買ってくるぜ!」
僧侶「ちょっと装備を考えて来ますね」
勇者「はい」チャリン チャリン
勇者(いいなあ、まだ懐が暖かいよ)
勇者「僕もそろそろ剣を変えようかな」
ヤスイヨヤスイヨ ヘイラッシャイ! カワナキャソンスルヨー
勇者(賑やかな町だな~)
勇者「よし、裏道へ行ってみよう」
~裏道~
勇者(裏道は静かでいい。王国とは大違い)
チリンチリリン
勇者(今何か……鈴の音が……行ってみようかな)
>>51
中身天使(歴戦の天使達)だからしかたないね!
~店の前~
勇者「ここか…」
喫茶店ゆらるり
チリンチリリン
勇者(少しゆっくりして行ってもいいかな)ガチャ
勇者(うわ~綺麗!)
中には、カウンターやテーブル、テラスなどがあった。
「お好きな席へどうぞ、お嬢さん」
この店のマスターらしい。初老の男性だ。
牝!?
マスター「お嬢さん、見ない顔だね。この町には初めてかい?」
勇者「ええ」
勇者(なんだろう……とても落ち着く……)
マスター「ご注文はなんでしょう」
勇者「じゃあ、ショートケーキとコーヒーでお願いします」
マスター「承りました」
勇者(テーブルに座ろう)
テーブルには、金魚鉢がはめ込んであり、中で悠々と金魚が泳いでいた
勇者(金魚だぁ~!いつ振りかなぁ)
壁際には古そうな置き時計や綺麗な時計、壁には腕時計が掛かっている。
勇者(時計ばっかり!でも、全部止まってる……)
テラスには、見たことも無いような可愛い花も咲いていた。
勇者(お洒落なお店)
>>56
勇者は女の子だったのだよ!ショウゲキノジジツ!!
マスター「ご注文のショートケーキとコーヒーです。パンはおまけです。ごゆっくりどうぞ」
勇者「いただきます」ハムッ
勇者(優しくて甘い…悩みも全部飛んでいく……)
コーヒーを少し飲む。そこまで苦くなく、スッキリしていた。
勇者(これは…ついつい長居してしまいそう……)
とてもゆったりとした時間が流れていった。
~夕方~
勇者「ありがとうございました!また来ますね」
マスター「あっ、お嬢さん。少し待ってください」
勇者「?」
マスター「お嬢さん、剣をお探しだろう?この剣を使ってくれないか」
勇者「良いんですか?」
マスター「元々ここにあったアンティークで、使える保証はないが、お嬢さんにあげよう」
勇者「分かりました。貰って行きます。本当に良いんですね」
マスター「ああ、何かの縁だよ」
勇者「ありがとうございました!!」ガチャ
チリンチリリン
勇者「貰っちゃったけど…良いのかな?」
勇者はアンティークな剣?を手に入れた!
~死神の城~
側近「遅いぞ、死神」
死神「ごめんごめん。少し忙しくてね」
側近「どこに行ってたんだ?」
死神「内緒!」
側近「ふぅーん、で、なんでにこやかなんだ?」
死神「ちょっとね。ある人に宝物をあげたんだ。彼女なら大事に使ってくれるはずだよ」
側近「よくわからないな」
死神「彼女、誰だったんだろうね?」
側近「えっ?お前知らない人に宝物を渡したの?捨てた様なもんじゃん。可哀想に」
死神「大丈夫!」
今日は…もう寝ます…(_ _).。o○
間違ってたらスルーしてもらっていいんだがARIAな雰囲気がした
ゆっくり書いていきます
>>63
知らないですね…アニメですか?
~水の都市 表道~
魔法使い「勇者~。探したんだよ」
勇者「ごめん。疲れさせてしまったな」
僧侶「どこ行ってたんですか?」
勇者(言えない…女の子な時間を過ごしてたなんて……やっぱり勇者は男じゃないと)
勇者「武器を探しにちょっとな」
戦士「お!良い武器持ってるな!買ったのか?」
勇者「いや、貰った」
戦士「はぁ!?お前、その剣、スライム(新)10匹分くらいだぞ!?」
勇者「え!!?」
勇者(3万コイン……笑えない……)
戦士「新しいければ100、いや200匹分くらいにはなるな……」
魔法使い「30万から60万……勇者、盗んできたの?」
戦士「いや、ここでは売っていない。おそらく伝説の武器並みだろうな」
勇者(マスター、貴方はなんてものを渡したのですか)
戦士「勇者、どこの誰に貰ったんだ?」
勇者「裏道の、喫茶店…」
僧侶「返しに行った方がいいですね」
~裏道~
勇者「確か、この辺りだったんだけれど……」
魔法使い「お店すら無いわね」
戦士「まさか幽霊だったり……」
僧侶「やめてください!戦士さん」ブルブル
勇者(まさか、ね)
とりあえず「saga」いれようか(sageじゃなくてsagaね)
じゃないと>>41みたいになる
>>67
ありがとうございます。
初心者で何も分からず書いてます。
変な所があったら教えてください。
~死神の城~
土の四天王「今、勇者達は水の都市におり、5日間いる予定だそうです」
側近「やはり、遅いですね。長くなりそうです」
死神(暇だなー)
水の四天王「どうしましょう?」
風の四天王「私達の誰かが勇者の仲間になるってのは?」
死神「それだ!」
側近「却下です。天使達が可哀想です」
火の四天王「強くなってもらうしかないですね…」
水の四天王「平和が長く続きそうで良いのでは?」
土の四天王「あまりに長すぎると、人々も飽きてしまいます」
側近「魔王アピールを強くしましょう。死神様、水の都市に行って、魔法で水の竜を作り、襲って来てください」
死神「え?めんどくさいな。弱い竜でいい?」
側近「ええ、怪我人は出さないように、勇者に倒させるようにしてください」
死神「それじゃ、行ってこよう」
~水の都市 宿 ~
魔法使い「いや~疲れた~」
僧侶「楽しかったですね~」
戦士「いい装備見つかったな~」
勇者「あのケーキ美味しかったな~」
僧侶「いい町でしたね。もうここに住みたいぐらいに」
魔法使い「魔王なんていなくなればいいのにね」
戦士「けど、魔王がいるからこの町に来たんだぞ?」
勇者「それもそうだな」
魔法使い「勇者、明日出発で良いのよね?」
勇者「ああ、長くはいられない」
僧侶「魔王を倒したらここに住もうかな……」
魔法使い「いいわね~」
勇者「もうそろそろ寝ようか」
その時、
ガッシャァァン!! キャアァ! ウォォォォン!
戦士「何だ!!?」
魔法使い「噴水の所よ!行きましょう!!」
~水の都市 噴水広場 ~
水の竜「オオオォォォォン!!」
僧侶「な、なんですか!あれ!」
勇者「大きすぎる!!」
死神(後は自動操縦にして帰ろっかな)モノカゲデゴソゴソ
魔法使い「氷魔法 大!!」
魔法使いの攻撃!水の竜に200のダメージ!
魔法使い「効いた!」
戦士「物理攻撃は無理そうだ!俺が盾になる」
勇者「魔法使い、今の魔法は後何回撃てる?」
魔法使い「2~3回が限度ね」
勇者「十分!」
水の竜の攻撃!戦士に200、300、200、400のダメージ!
戦士「うわぁ!!」
勇者(やっぱり強い……早く終わらせないと!)
僧侶「回復魔法 大!」
戦士の体力が700回復!
勇者「魔法使い!少し頼んだよ!」
魔法使い「分かった!!」
勇者は集中し始めた!
魔法使い「氷魔法 大!2連撃!!」
魔法使いの攻撃!水の竜に300、クリティカル!500のダメージ!
水の竜「ウォォォォォン!!」
戦士「どりゃあ!」
水の竜の攻撃!戦士はガードに成功した!
戦士「よし!行けるか、勇者!」
勇者「うん!雷魔法 特大!!」
勇者の攻撃!クリティカル!水の竜に1000のダメージ!
水の竜「グゥォォォォォン」
水の竜を倒した!
経験値30000を手に入れた!
コイン60000を手に入れた!
竜玉<水>を手に入れた!
魔法使い「やっぱり勇者の雷魔法は強いわ……」
戦士「俺らも強くなってるな!スライムのおかげか?」
僧侶「けれど、町の方の被害が大きいですね…もう少し早く着いていれば……」
勇者「とりあえず一安心だね!」
町長「ありがとうございました!貴方が勇者様ですね!」
勇者「あ、はい」
町長「ささ、どうぞこちらへ。お礼です!夕食をご馳走しましょう!」
戦士「まあ、動いてお腹も減ったし、いいよな、勇者!」
勇者「う、うん、いいよ…」
勇者(寝かして欲しい……)
~死神の城~
死神「側近ー、帰って来たよー」
側近「早いな。もう倒されたのか?」
死神「わかんない。自動操縦にして来たから」
側近「そんな事も出来るのかよ……」
死神「あっ!反応がなくなった。倒されちゃったようだよ」
側近「勇者だろうな」
死神「うん」
側近「少しは強くなったみたいだな」
死神「成長が楽しみだね!」
死神「そうだ!今日は癒しの女神が来るからよろしく~」
側近「ん?なんでだ?」
死神「パンが欲しいって言ってた。その代わりコーヒー豆をくれるって」
側近「お前の作ったパン?」
死神「そうだ」キリッ!
側近「お前なんで死神になったんだよ……」
死神「少し畑を見て来るよ」
側近「いつ頃に来るんだ?」
死神「お昼頃らしい」
側近「準備しておこう」
死神「お願い」
~死神の城 畑 ~
死神「さあメイド!収穫の時期だ!」
メイド「はい!」
死神「他の天使達にも手伝って貰ってるし、昼までには終わるはず!やりましょう!」
畑にはたくさんの野菜、稲、果実が実っている。
メイド(すごい。ここまでの畑を枯らさずに、収穫出来るまで育てるなんて)
死神「区画は全てで4つ。右手前が稲。左手前が小麦。右奥が野菜。左奥が果樹園だ!」
死神「君には果樹園を担当してもらう。心して取り掛かるように」
メイド「はい!」
死神「昼までには終わらせるぞ!」エイエイオー!
天使達「「「「おーー!!」」」」
風の四天王(何この謎のリーダーシップ)
~水の都市 外 ~
戦士「やっと出発出来るな!」
魔法使い「もう昼よ。長かった……」
僧侶「料理美味しかったですね!」
勇者「それじゃあ、ありがとうございました!」
町長「また来てくださいね!!いつでも待ってます!」
勇者(あのお店、なんだったんだろう……)
~死神の城 畑 ~
死神「よし!昼になった。そっちはどうだ?
天使A「こちら、稲刈り部隊。作戦終了しました」
天使B「こちら、麦刈り部隊。作戦終了しました」
メイド「こちら、果樹園部隊。作戦終了しました!」
死神「よし、野菜部隊も終わっている。これで作戦終了、お疲れ様!手伝ってくれた皆には好きなお菓子を作ろう!よくやってくれた!!」
シニガミサマノクッキー!! タルトデモイインデスカ!
死神「うむ!なんでも作ろう!」
オオ~ パチパチパチ ヤッター
メイド(あれ?魔王ってこんな役割だったっけ?)
死神「では、解散!」
書き溜めしていて遅くなりました。
今日もゆっくりやります。
~死神の城 死神の部屋 ~
死神「さて、パン生地の発酵は出来たかなっと」
フックラ! ホカホカ~
死神「お!成功した!良いパンが作れるな~♪」
死神「オーブンの温度もOK、後は焼くだけ!」
コンコン ハーイ ガチャ
側近「死神ー!女神来たぞー!」
死神「今いくー!」タッタッタッ
~死神の城 応接間 ~
死神「よく来た、癒しの女神よ!」
癒しの女神「久しぶりだな、死神よ」
死神「例のブツは持って来たのだろうな?」
癒しの女神「ふっふっふ、お主も悪よのう」
死神、癒しの女神「「あっはっはっっは!」」
側近(何この茶番。いつもどうりだけど)
癒しの女神「それで?もう出来たのですか?」
死神「今から焼く所だよ」
癒しの女神「それはちょうど良かったですね。じゃあ、私はコーヒーを淹れてきましょう」
死神「お茶会みたいになったな」
側近「では、天使達も呼びましょう」
~お茶会~
死神「いや~、やっぱり癒しの女神の所のコーヒー豆は絶品だね!」
癒しの女神「貴方ならすぐに作れてしまうでしょう?なぜコーヒー豆を栽培しないのですか?」
死神「特産はそこの土地だから良いんだよ!」
側近「嘘ですね。自分の部屋で品種改良してるじゃないですか」
死神「な、なぜそれを!」
癒しの女神「もっと美味しい物を作るのは大切な事ですよ。出来たら教えてくださいね」
死神「じゃあ、もしかして僕が店を開いていることも知っているのか!?」
側近「初耳ですね。何をやっているのですか……」
死神「自爆だった!」
水の四天王「お店まで開いているのですね……」
風の四天王「あれ?水ちゃん知らないの?あたし行った事あるよ?」
水の四天王「羨ましい!」
死神(え?いつ来たの?)
癒しの女神「話は変わるのですけど……魔王の件、本気なのですね?」
死神「ああ、本気だ」
癒しの女神「そこまでして人間を守る意味はあるのですか?」
死神「女神とは思えない発言だな。人間を守ってきたのは神々だろう?」
癒しの女神「今回で他の神々も理解しました。人間は愚かすぎる……!」
死神「確かにそうだな」
癒しの女神「ならば!」
死神「それは一部の人間だけだ。民は違う」
癒しの女神「でも……そんなの……!」
死神「僕が悪役を演じるだけで良いんだ。簡単だよ」
癒しの女神「そうですか……もう決まってしまったのですね」
魔王「心配するな。人間も理解するはずだ」
癒しの女神「っ!……分かりました。ごめんなさい、話を暗くしてしまって」
死神「いやいや、無茶を承知でやってるからね。しょうがないよ」
癒しの女神「やっぱり貴方のパンは美味しいですね……」
死神「時間をかけているからね」
~死神の城 門の外 ~
癒しの女神「今日はありがとうございました。他の神々にも伝えておきます」
死神「また来なよ~」
癒しの女神「ええ、もちろん!」
~死神の城 死神の部屋 ~
側近「女神、泣いてたな」
死神「うん」
側近「これで良かったのか?」
死神「うん」
側近「なあ、ちゃんと聞いて……!」
死神「うん…グスッ……これで良かったんだよ…」
側近「そうか……」
~森の中~
戦士「はぁ…はぁ…….」
魔法使い「なんなのよここ!」
僧侶「まるで……迷路みたいですね……」
勇者「同じ所をぐるぐる回ってるな……」
戦士「猿の魔物も強い……そろそろ抜けないとやばいな……」
僧侶「ポーションも後2本……魔法使いさんも魔翌力が尽きかけてしまってます……」
シルバーモンキーA、Bが現れた!
勇者「こんな時に!」
戦士「せいっ!」
戦士の攻撃!シルバーモンキーAに300のダメージ!
魔法使い「火魔法 中 !」
魔法使いの攻撃!シルバーモンキーAに600のダメージ!
シルバーモンキーAを倒した!
経験値5000を手に入れた!
コイン4000を手に入れた!
白銀の毛を手に入れた!
魔法使い「やった!あまり強くない!」
勇者「はあぁ!」
勇者の攻撃!シルバーモンキーBに500のダメージ!
シルバーモンキーB「キィ!」
シルバーモンキーBは逃げ出した!
戦士「逃がすか!」
戦士は追いかけた!
魔法使い「ま、待ちなさいよ!」
~王城 玉座 ~
大臣「勇者達は水の都市を抜け、森を通っているようです。火山へ向かっている様子ですね」
王「ふむ……勇者は強くなっているのか?」
大臣「魔物の強さが桁違いで、まだまだかと」
王「そうか。で、魔物の被害は?」
大臣「それが……村などは襲うのですが、怪我人すらでていませんね」
王「普通の魔物では無いのかも知れんな……魔王の城は見つかったのか?」
大臣「今のところ見つかって無いそうです」
王「もう一度調べ直させろ」
大臣「了解しました」
王(帝都はどの様な反応を見せるだろうな)クックック
~森のどこか~
戦士「どこ行きやがった!」
魔法使い「戦士!走らせないでよ……」
僧侶「もう走れません~」
戦士「見失っちまってよ……」
勇者「次からはやめてくれよ?」
戦士「ごめんな……」
魔法使い「あ!あれ見て!町じゃない?」
僧侶「本当ですね!やっと休めます~」
戦士「猿に感謝だな!」
勇者(偶然?いや、考え過ぎか……)
充電器が壊れて遅くなりました。
嗚呼夏休み、あと三日……課題が……
・死神の城 死神の部屋の前 ・
メイド「死神様出て来ませんね」
側近「仕方ないですよ……」
メイド「死神様ー!扉の前にご夕食、置いときますよ!」
側近「メイド、死神様が戻るまで、畑の管理をお願いします」
メイド「了解しました」
メイド(大変だな・)
側近(……)
・死神の城 死神の部屋 ・
死神「よし、準備は整った」
死神「まだ誰にも言っていない」
死神「今こそあの計画を決行しよう」
死神「【変身】!」
賢者「ふふふ、これでばれないだろう」
賢者「あとは勇者次第だ……」
賢者「ん?書き置きがあるぞ?」
【帰ってきたら、たっぷり仕事しろよ? 側近】
賢者「側近、お前は超能力者なのか……」
毎日楽しみに待ってます
課題頑張れw
>>94
ありがとうございます。見てくれてる人がいるだけでもう……(泣)
・森の都市・
僧侶「うわぁ・!水の都市とは違った綺麗さですね・!」
魔法使い「家が木になってるわね」
戦士「武器はなさそうだな」
勇者「戦士……」
森の都市町長「よくぞいらっしゃいました、勇者御一行様。ゆっくりしていって下さい」
勇者「はい、ありがとうございます。三日間ほど滞在する予定なのでよろしくお願いします」
町長「了解しました。宿はこちらで取って置きますので、町の中を見てきてはいかがですか?」
・ギルド集会所・
僧侶「集会所ですか……」
勇者「そろそろ新しい仲間が必要になるかと思ってね」
戦士「え?今のままでよくないか?」
魔法使い「火山へ行くつもりね」
勇者「うん、火山に居る竜が、魔王の事を知っていると思うからね」
僧侶「竜は魔物ではないのですか?」
勇者「一応魔物のはずだよ。けど、守護神として祀られているんだ」
魔法使い「へぇ・。人は襲わないんだ」
戦士「竜か……かなり強そうだな」
勇者「戦いはしないよ。魔王の居場所を聞くだけだからね」
どうしても・が・になってしまいます。誰か教えて下さい。
僧侶「誰を仲間にするんです?」
魔法使い「剣士、遊び人、武闘家、賢者、え?賢者!?」
戦士「ん?どうかしたのか?」
僧侶「賢者……魔法使いと僧侶の役職の最上位ですね」
魔法使い「勇者、賢者を仲間にしましょう!」
勇者「ぜ、前衛が欲しいかなって……」
魔法使い「なら武闘家も仲間にすればいいでしょう?」
戦士「なあ、魔法使い、なんであんなに賢者を仲間にしようとしてるんだ?」ボソボソ
僧侶「賢者は魔法使いさんの夢で……かなり頼りになるんですよ」ボソボソ
戦士「いいんじゃないか?勇者。前衛なら俺とお前で十分だろ?」
勇者「そうかなぁ?僧侶は?」
僧侶「いいと思いますよ」
魔法使い「ね!いいでしょ?」
勇者「わかったよ。受付さん、賢者に会いたいんですが」
受付「わかりました。少しお待ちください」
波ダッシュかな?
他のスレとかの書き込めてるやつをコピペすればいいと思うよ~
・ギルド集会所 面接 ・
勇者「貴方が賢者さんですね」(え、子供だよね?)
僧侶、戦士、魔法使い(子供?)
賢者(子供だと思われてる……数千倍は生きてるのに……)
賢者「はい、そうです」
僧侶「失礼ですが、本当に賢者なのですか?」
賢者「はい、これ、役職証です」
勇者、僧侶、戦士、魔法使い(本物だ……)
賢者(偽物だけどね)
勇者「実力を見せてもらってもよろしいですか?」
賢者「いいですよ」
>>99
無理かもしれません……
魔法使い「では、始め!」
勇者(まずは弱めで)
勇者「雷魔法 しょ……」
賢者「水魔法 最小」
賢者の攻撃!勇者は巨大な水の壁により弾かれた!
戦士、僧侶、魔法使い「は?はぁぁ!?」
勇者(最小!?水で雷魔法が使えない!)
賢者「どうですか?」
勇者「はい……よろしくお願いします……」
勇者、戦士、僧侶、魔法使い(人を見た目で判断しちゃいけない……)
賢者(やり過ぎた……)
勇者達は賢者?を仲間にした!
課題なんて無かったんだ(悟り)
・宿・
僧侶「賢者君は随分強いんですね・」
賢者「ええ、色々と苦労しましたし」
戦士「若いのに大変だな!」
賢者(こっちのセリフだよ)
勇者「どこで魔法を学んだのですか?」
賢者「独学です」
勇者「すごいですね!」
魔法使い(独学?……)
戦士「これでかなり強くなったな。竜にも勝てるんじゃないか?」
勇者「竜とは戦わないよ……」
もしかしてガラケーで書いてる?
昔のは文字コード統一されてないからあり得る話だが
>>105
iPhoneです
・宿 真夜中 ・
賢者(ちょっと星でも見に行こうかな)
魔法使い(……)
・公園・
賢者「はぁ・疲れた・」
賢者(変身は体力使うからな・。解除しよ)
魔法使い「隣、いいかしら?」
賢者「どうぞ」
賢者(変身が解けない……)
魔法使い「星が綺麗ね……」
賢者「ええ……」
魔法使い「それにしてもすごいわね。独学であんな魔法を使えるようになるなんて」
賢者「色々と頑張りましてね」
魔法使い「そんなことが出来るあなたは何者なのかしらね?」
賢者(げ、疑われてる?ボロはまだ出していないはず……)
魔法使い「賢者には、師弟関係があってね、師匠の賢者に教えてもらい、認められなければ賢者には成れないのよ」
賢者(そうなのか!?やってしまったか……)
魔法使い「けれどあの魔法、最小であの威力は人間にはあり得ない。たとえ賢者であろうとね」
賢者(あれより弱く打つのは無理……)
魔法使い「そして、昔の魔物にも無理ね。あれは魔王では無かったわ。魔王にしては弱過ぎる。魔族でも無かったしね」
賢者(何故魔王の事を!?人間はまだ知らないはず!)
魔法使い「今回の魔王も違うわね。魔族は関わらないと決めているし」
魔法使い「そんなあなたはいったい何者なの?」
賢者(ほとんどばれてるな……どう答えたら正解か……)
賢者「貴方の方こそ何者ですか?まだ私も少ししか知らない事なのに……」
魔法使い「ふうん、まだ白を切るきなんだ……でも残念ね。人間なら知っているはずが無いのよ」
賢者(墓穴を掘ったな)
賢者「ということは貴方も人間では無いのでしょうね」
魔法使い「ええ、だって魔王だもの」
賢者「!?」
賢者(どういうことだ?)
魔法使い「意外そうな顔してるわね。もちろん、今回の魔王では無いわ。魔界にいる方の魔王の一人よ」
魔法使い(魔王)「あなたは……そうね、こっちの魔王の手下って所ね」
賢者(魔王です、はい)
魔法使い「目的は何なの?」
賢者「特にはありませんよ」
魔法使い「本当?ふぅん」
賢者(疑われてる?本音なのに)
魔法使い「まぁ邪魔だけはしないでね」
賢者「てっきり内部崩壊させるのかと」
魔法使い「いいえ、今回は育てるのが目的よ。いくらなんでも弱すぎる」
賢者(ですよねー)
魔法使い「目的は聞かないわ。ただ、邪魔したら殺すから」
賢者「分かってますよ」
賢者(死なないんだけどね~)
~二日目~
勇者「今日は自由に町を回ろうか」
戦士「武器は買ったからな……適当にぶらぶらするよ」
僧侶「そうしましょう!」
魔法使い「あたしはまた本でも探そうかしら」
勇者「賢者はどうしたい?」
僧侶「もういませんね……」
戦士「子供だな……」
魔法使い「戦士は言えないわよ」
戦士「なに!?」
勇者(どこに行こうかな……)
~裏道~
チリンチリリン
賢者(さて、開店だな)
賢者「【変身】!」
マスター「いらっしゃいませ」
~裏道~
僧侶「魔法使いさんとはぐれてしまいましたぁ~。ここはどこですかね~」
チリンチリリン
僧侶「お店でもあるんでしょうか?」
チリンチリリン
僧侶「ちょっとぐらいならいいですよね」
~喫茶店~
僧侶「こんにちは~」
マスター「こちらの席へ」
マスター(あれ?僧侶?)
僧侶「うわ~、綺麗~!」
マスター(僧侶だな)
僧侶「テラスにしよ~!」
僧侶「う~んと、いろんなケーキがあるな~!」
マスター(敬語じゃない……だと!?)
マスター「ご注文は?」
僧侶「イチジクのタルトと、クリームソーダで!」
~裏道~
勇者「前はこんな所にあのお店があったな~」
チリンチリリン
勇者「まさか……ね……」
~喫茶店 ゆらるり ~
勇者「あった……」
勇者(名前まで同じね……)ガチャ
マスター「いらっしゃいませ」
僧侶「あれ?勇者様じゃ無いですか~」
勇者「僧侶さん!?」
勇者(マスターも全く変わっていない……どういうこと!?)
マスター「同じ席でよろしいですね」
勇者「あ、はい」
マスター(あれ?前来たお嬢さん?僧侶、今勇者って……?)
僧侶「良い雰囲気のお店見つけたんですよ~」
勇者「う、うん」
勇者(来たことあるなんて言えない)
僧侶「勇者様は何頼みます?」
マスター(え!?勇者!?女の子だったの!?)
勇者「僧侶、何故勇者だと気づいたんですか?」
僧侶「勇者様が女の子なの、前から知ってましたよ?」
マスター、勇者(僧侶すごい)
僧侶「さあ、勇者様も頼んで頼んで!」
勇者「じゃあ……私はエクレアとコーヒーでお願いします」
マスター(エクレア来たー!)
マスター(説明しよう!ここの店のエクレアは人気店ナンバー5なのだ!こんな所にまでマニアは通いに来るぞ。ちなみにシュークリームは1位です)ドャァ
マスター「かしこまりました」
書きだめなしはキツイですね……
今日はもう寝ます。
マスター「どうぞ」
勇者「うわぁ~!!」
僧侶「食べるのがもったいないくらきですね~」
マスター(そうだろう、そうだろう!)ドャァ
僧侶、勇者「いただきまーす」
僧侶、勇者「ん~~~!!」ジタバタジタバタ
マスター(これぞ料理人の極み!)
?貰ったのでやりますwwww
夏休みも終わり、テストが身近に……(遠い目)
~ ~
僧侶「ふ~、食べましたね~」
勇者「太っちゃいますね~」
マスター(仲がよろしいことで)
勇者「そういえば、マスター、この店はどうなっているんです?前に水の都市にもあったと思うんですけど」
僧侶「勇者様が言ってた喫茶店ってここの事なんだ~」
マスター(来ると思っていたよ)
マスター「扉に仕掛けがありまして。全ての扉がここに繋がっているんですよ」
勇者「???」
マスター「転移魔法の応用ですよ」
僧侶「なるほど、ここはひとつの場所で、入り口がたくさんあるというようなことですね」
マスター「その通りです」
勇者(最近の魔法って進んでるなー)
僧侶(魔法ってすごいんですね~)
マスター(まぁ、人間には出来ないんだけど……気付かれないんだ……)
勇者「僧侶、そろそろ戻ろうか」
僧侶「そうだね、マスター、ごちそうさまでした!」
マスター「また来てください」
勇者「あ!マスター、あの剣ありがとうございました!」
マスター「いえいえ、使われているようで何よりです」
僧侶「また来ましょうね、勇者ちゃん!」
勇者「うん!」
マスター(和むなぁ)
~宿~
戦士「いやぁ、良い所だったな~」
魔法使い「そうね~」
僧侶「美味しかったですね~」
勇者「そうだな~」
賢者(何このほわ~んとした雰囲気)
勇者「水の都市といい、森の都市といいとても良い所だったな」
戦士「なおさら魔王が許せねぇな」
僧侶「何が目的なんでしょう」
魔法使い「何も考えていないんでしょ」
賢者(……)
~死神の城~
側近「う~ん……どこを攻めようか……」
火の四天王「そういえば勇者達、そろそろ火山へ来ますね」
水の四天王「そろそろ彼らも強くなりましたし、誰かと当たっても良いと思いますが」
風の四天王「は~い!私が」
土の四天王「俺だな」
側近「まぁ、土でしょうね」
風の四天王「なんでよ~」
水の四天王「あなた強いじゃないですか……」
火の四天王「No.3だしな」
側近「私の次ですし」
風の四天王「う~……」
水の四天王「まあまあ、チャンスはまだありますよ……」
側近「土の四天王で決定ですね?」
土の四天王「はい」
側近「では火山の後ろの……」
>>各国の名店の中のエクレア部門の5位ですよ……
テスト勉強で遅くなりました。27日までゆっくりになりそうです(=ω=;)
~森の都市 門 ~
勇者「では、私たちはこれで」
町長「また来てくださいね~」
魔法使い「次は火山ね」
僧侶「暑そうですね~」
勇者「火口近くに竜がいるらしい。防熱対策しないとな」
賢者「何をする気なんです?」
戦士「魔王の居場所を聞くんだってよ」
賢者(まだ分かって無かったのか……)
魔法使い「じゃあ出発ー!」
賢者(まあ経験値稼ぎになるか)
~火山 入り口 ~
僧侶「暑いというか熱いですね……」
魔法使い「氷魔法 小 」
戦士「うわっちょっ冷たっ!」ピシッ
勇者「人に向けて魔法打っちゃいけないよ……」
戦士「少し涼しくなった!」パリン
賢者「怪我無しですか……」
賢者(あれ?強くなってね?)
魔法使い「それは良かったわね。さあ、行きましょう」
勇者(魔法使い怖い)
~火山 火口 ~
勇者「冷え草がここで役に立ったね」
僧侶「ここに竜がいるのでしょうか?」
魔法使い「そのはずよ。多分呼べば出てくるわ」
戦士「強いんだろうな!」
賢者(のんきだな~)
ゴポッゴポポッ
勇者「マグマの中かな?」
グウォォォォォォォン!!!!
僧侶「!?」
魔法使い「え!?」
戦士「な!?」
勇者「大きい!?」
賢者(久しぶりだなー)
火竜「何用か?」
戦士「こりゃ勝てねぇな……」
僧侶「えーっと、そのー……」
勇者「魔王の居場所を聞きに来ました」
火竜「魔王?まだ来てはおらんぞ?」
賢者(あ、やべ。口裏を合わせるの忘れた)
魔法使い「魔物が進化しているのです。魔王が復活したとしか考えられません」
火竜「魔王…か。それっぽいのはいるぞ?」
火竜「死が…」ドゲシッ
賢者「そうそう魔王は空の上なんだよなー」
火竜「なんだこの小僧は!」
賢者「あ?」ギラッ
火竜「そうそう魔王は空の上だ」
火竜「なんでお前がここに!」ボソボソ
賢者「新しく現れた魔王ってのは僕だよ」ボソボソ
火竜「お前なに考えてんの?なんでお前が魔王になってんの?」ボソボソ
賢者「ちょっとな。口裏を合わせてくれると助かる」ボソボソ
火竜「分かった」ボソボソ
勇者(何を話しているんだろう)
僧侶(賢者さんは火竜ともお友達なんですね~)
戦士(火竜さえも舎弟なのか……ハンパねぇ)
魔法使い(こいつもグルなのかしら?)
火竜「遠くの海の上、そのさらに雲の上に島が浮かんでいる。そこに魔王城があるだろう!」
勇者(言わされてる様に見える……)
賢者「よし!行きましょう!」
僧侶戦士魔法使い勇者(突っ込まないでおこう……)
~王城~
大臣「密偵からの報告です。魔王城は空の上にあると火竜が申しているようです」
王「ふむ……全軍、攻撃体制に入れろ。そしてアレを使う」
大臣「アレですか!まだ開発の域を出ていません。危険すぎます!」
王「では急がせろ。至急だ」
大臣「分かりました……」
~酒場~
大臣「やってられっかよ!」ガンッ!!
大臣「飲まずにいられるか!!親父、片っ端の酒持ってこい!!」
親父「今日はまた随分荒れてんね。なんかあったのかい?」
大臣「上司がよ、まだ出来ねぇっつってんのにやれっていうんだよ。くっそうざってぇ」ドンッ!!
???「まあまあ、これでも飲みなって」コトン
大臣「あ?誰だよ。」
旅人「俺は旅人ってんだ。ちょっと良いことがあってな。これは俺のおごりだ」
大臣「博打でも当たったのか?まぁいただくよ」グイグイ
旅人「なんで荒れてんだ?」
大臣「さっき言ったようによ、上司が開発中の……これ以上は言えねぇ」
旅人「まあまあ、飲め飲めって」
大臣「不思議な酒だな。美味い」グビグビ
旅人「別の所の地酒でな。かなりいけるだろ」
大臣「ああ、とても夢見心地になる……」グビグビ
旅人「何の話だったっけ?」
大臣「ああ、開発中の飛行船の話だったな……。もともと空から爆撃するためのものだったが、魔王城が空の上と聞いてな……。一斉攻撃をするんだとよ」グビグビ
旅人「まだ開発中ってことは時間があるんだな」
大臣「ああ……だが急いで作るからな……勇者よりも早く倒せるだろう……」グビグビ
旅人「ふぅーん。飛行船、か」
大臣「とても眠くなってきた……」
旅人「寝てもいいぞ?」
大臣「寝させてもらおう……」グゥーグゥー
旅人「ふぅ~疲れた。ま、いっか、情報貰えたし」
旅人「親父さん、勘定。ありがとねー」
親父「あいよー」
とても遅れてしまいましたm(__)m
テスト週間なので来週には……
~海岸~
賢者(これでばれずに済んだはず!)
勇者(この人魔王一撃で倒したりして……)
戦士(こいつがいれば世界征服できる気が……)
僧侶(とてもお強いんですね~)
魔法使い(こいつが魔王なんじゃ……)
僧侶「海を渡らないといけないですね~」
戦士「空の上だろ?」
魔法使い「海の上の空の上でしょ」
勇者「魔法で行けないかなぁ」
賢者「出来ますよ~」
勇者「!?」
単位は塵になって消えていきました。
勇者「!?」
賢者「転移魔法の応用です」
僧侶(この説明何処かで聞いたような)
戦士(魔法って便利なんだなー)
魔法使い(馬鹿なの!?正体ばれるわよ!?)
勇者(そのうち魔法でなんでも出来る様になるのかな)
賢者「ですが、かなり時間がかかります」
勇者「まぁ、そうだろうね」
賢者「1週間はかかりますね」
魔法使い「1週間!?」
戦士、勇者、僧侶(早いのか遅いのかわかんね)
魔法使い(こいつあたしより強くね?)
説明しよう!転移魔法とは元々、数人の魔法使いが一ヶ月掛かりで行う超巨大魔法なのである!しかも人間では魔力が足りないので魔人にしか出来ないとされている!
勇者「じゃあそれまではレベ上げをしようか!」
戦士「いよいよ最終決戦って感じだな!」
賢者(まぁ、最後かな……)
僧侶「なぜか……さみしくなりますね……」
魔法使い「そうね……」
戦士「魔王倒したら平和になるんだ。また祭りみたいになるな!」
賢者(どうだろうな)
勇者「戦士はポジティブだね」
骸骨戦士が現れた!!
魔法使い「やりますか!」
戦士「うぉりゃ!」ドゴッ
戦士の攻撃!骸骨剣士に392のダメージ!
勇者「はぁぁ!」スパンッ
勇者の攻撃!骸骨剣士に406のダメージ!
魔法使い「火炎魔法 中 !」ゴォォォ!!
クリティカル!骸骨剣士に590のダメージ!
賢者「えい」ポカッ
賢者の攻撃!骸骨剣士に666のダメージ!
骸骨剣士「うぉぉぉ……」ポフッ
骸骨剣士を倒した!
経験値20300を手に入れた!
コイン30000を手に入れた!
尖った骨を手に入れた!
勇者、戦士、僧侶、魔法使い(やべぇ杖で殴ってこれかよ)
賢者(666しか出てこない……)
レベルアップ!勇者は100Lvになった!
勇者「おっ、カンストしましたね」
レベルアップ!戦士は98Lvになった!
レベルアップ!僧侶は94Lvになった!
レベルアップ!魔法使いは95Lv(248Lv)になった!
魔法使い(元で248か……中々強くなったわね)
レベルアップ!賢者は99Lv(???9999Lv)になった!
賢者(まぁ神様ですし)
こうして、魔物を杖で殴り?倒して一週間が過ぎた……
〜死神の城〜
執事「まずいですね。飛行船は間に合わないはずじゃなかったんですか?」
火の四天王「いや〜、大臣とか言う奴に聞いたんだけど、間に合わせちゃったようだな……」
水の四天王「勇者の方は土の四天王に任してあります。死神様無しでどうにかしましょう」
ドゴーン!! パラパラ ドゴーン!!
執事「……死神様が作った対飛行船用無人浮遊要塞、あり得ない威力ですね……」
風の四天王「これ私たち何もしなくても良いんじゃない?」
水の四天王「いえ、相手も馬鹿じゃないようです。魔法壁を使い始めました!」
火の四天王「ここは俺が……」
執事「無理ですね、貴方ひとりでもかなり倒せるでしょうが、見渡す限りの飛行船があります。この数は無理でしょう」
水の四天王「ならどうすれば!」
執事「こうなることはわかっていたので持ってきました。死神様の個室の隠し扉の中の兵器です」
火の四天王「ただの薄汚れた杖に見えるが……」
執事「みなさん、最大の力で防御壁を作ってくださいね」
水の四天王「わかりました」
執事「今は月が出ていますね。条件が揃いました。いきますよ」
城のてっぺんに杖を立てる。すると…………
火の四天王「月が!三つ見えるぞ!?」
三つに分かたれた月が徐々に歪んでいき、光の輪が出来る。その輪が真ん中に集中して行き…………破裂した。
この事件は後に、『光の柱』と呼ばれ、魔王の伝説として語り継がれて行く。
執事「……」
水の四天王「……」
火の四天王「……」
全ての飛行船は砕け散り、何故か人だけは気絶し宙に浮いていた。人を傷つけない様になっているらしい。
執事「これは……もう……なんというか……」
火の四天王「唖然……だな……」
水の四天王「神々に怒られませんかね?」
風の四天王「さすが死神様、マッドサイエンティストだね〜!」
一つだけになった月だけが煌々と輝いていた……
〜洞窟〜
勇者「賢者は術の準備で置いて来たが……とても禍々しい雰囲気だな」
戦士「まぁ、俺らに勝てる奴なんていねぇだろうがな!」
魔法使い「調子に乗ってるわね」
土の四天王「あまり調子に乗らん方がいいと思うぞ、若造」
勇者戦士魔法使い僧侶「!?!?」
土の四天王「なんだ?気づいておらなかったのか?」
土の四天王が現れた!
魔法使い「この!氷結魔法 中 !」
魔法使いの攻撃!土の四天王に212のダメージ!
土の四天王「この程度か……つまらんな」
魔法使い(ちっ、ここで本気を出すわけにもいかないわよね……)
戦士「でやぁぁ!」
戦士の攻撃!土の四天王に364のダメージ!
勇者「せやぁ!」
勇者の攻撃!クリティカル!土の四天王に654のダメージ!
土の四天王「ぐっ、その剣は……」
魔法使い「物理攻撃に弱いみたいね。私と僧侶は回復を優先しましょう!」
僧侶「わかりました!」
土の四天王「ふんっ!」
土の四天王の攻撃!勇者、戦士、僧侶にそれぞれ678、741、963のダメージ!
勇者「僧侶!」
魔法使い「範囲回復魔法 特大 !」
勇者の体力が500回復!
戦士の体力が500回復!
僧侶の体力が500回復!
戦士「このやろ!」
戦士の攻撃!土の四天王に400のダメージ!
勇者「エンチャント!」
勇者の攻撃!エンチャント!土の四天王に954のダメージ!
勇者「せい!」
戦士「どりゃ!」
土の四天王「このっ!」
戦士「おらぁ!」
土の四天王「小賢しい!」
勇者「はぁぁ!」……………………………………
土の四天王「ぐはっ、こんな……奴らに……」ポフッ
土の四天王を倒した!
経験値700000を手に入れた!
コイン900000を手に入れた!
宝玉〈土〉を手に入れた!
勇者「はぁ、はぁ……倒したみたいだね」
戦士「もう、三日は戦いたくないな……」
僧侶「珍しいですね、戦士さんがそんなことを言うなんて。明日は嵐ですか?」
戦士「俺だってそういう時もあるだろ!?」
魔法使い(宝玉〈土〉……何処かで聞いたことがあるような?)
賢者「土の四天王を倒したようだね!」
僧侶「賢者さん!術はもう良いんですか?」
賢者「うん、思ったより早く終わってね」
賢者(ほんとは飛行船がいなくなったからだけどね。執事、あいつ勝手に月の杖使っちゃったな!?)
勇者「これで魔王城までいけるな!」
戦士「四天王ってのに四人いないのか?」
賢者(やべっ、あの3人出すの忘れてた。まあいっか、案内役で)
・・・・・・
賢者「この魔法陣に乗れば城まで一直線ですよ!」
戦士「こんなので行けるのかぁ、魔法ってすげぇな!」
魔法使い(もう何があっても驚かない……)
勇者「じゃあ、行こうか!」ブォォン!!
・・・・・・
〜死神の城 門前 〜
魔法使い「着いたみたいね」ブオォォォン!!
僧侶「大きい門ですねぇ〜」ブオォォォン!!
戦士「ラスボスまであと少しだな!」ブオォォォン!!
勇者(何故門の周りの土だけがえぐれてるんだろう……)
賢者(やっぱ月の杖使っちゃったな!許さん!)
火の四天王「案内しようか?」
戦士「うおっ!?」
勇者「てゃぁあ!」
勇者の攻撃!火の四天王は受け止めた!
魔法使い「え!?」
火の四天王「まあ待てよ、何も争おうってわけじゃない。魔王まで案内してやるよ」
勇者「信じるとでも思っているのか!?」
火の四天王「え?戦いたいの?人間ってこんなに好戦的だったかな……」
戦士の攻撃!火の四天王はよけた!
戦士「くそっ!あたらねぇ」
火の四天王「面倒いしこのまま行くか」
魔法使い(後ろを向いていても戦士の剣をよけてる……勝てる気がしないわね……)
戦士「あたれよ!」
賢者(内心焦ってるのばればれだな。ほら、今掠った。危ないなぁ)
火の四天王(うぉ!あぶねぇ、かっこつけない方が良かったかな)
〜死神の城 玉座 〜
側近「ようこそいらっしゃいました。勇者の皆さん」
魔法使い(なにあれ!?魔王級じゃない!?あれが魔王……?)
戦士「おらぁ!!」
戦士の攻撃!側近はよけた!
側近「いきなりは無いんじゃ無いですか?」ピキピキ
賢者(怒ってる……あれ絶対怒ってるよ……)
勇者「黙れ魔族よ!エンチャント!」
勇者の攻撃!エンチャント!側近に657のダメージ!
側近「【重力縛鎖】」
側近の攻撃!勇者は動けなくなった!戦士は動けなくなった!僧侶は動けなくなった!魔法使いは動けなくなった!
戦士「ぐっ!」
勇者(動けない!?やられる!)
台風だ!休める!
側近「ふぅ、これで妨害されませんね」
僧侶「賢者さん!今です!」
賢者「ん?僕?」
戦士「お前の魔法で!」
側近「お前、魔法はやめろよ?」
賢者「わかってるって」
勇者「な、何を……?」
賢者「勇者達よ!よく来たな!私は……」
死神「魔王である!」ドヤアァァ
勇者戦士僧侶魔法使い(まあそうだろうな……)
死神「ふっふっふ、驚いて声もでまい!私の変身は完ぺ」
側近「長い」ゲシッ
死神「イタッ、せっかちめ。本当の姿を見せるとしよう!【解除】」
勇者戦士僧侶魔法使い(おっ?かっこ良くなるのか?)
ボワン
死神「どや?かっこいいだろう!」チンマリ
勇者戦士僧侶魔法使い(変わらねえー!!)
死神「ふっふっふ、ふわーはっはっは!!」
側近「話進めろよ」
死神「おっと、そうだったそうだった。【昏倒】」
魔王?の攻撃!戦士は昏倒した!魔法使いは効かなかった!僧侶は昏倒した!
死神「お?魔族か?今のは人間にだけ効く魔法だが」
勇者「どう言うことだ!魔法使い!」
魔法使い「ばれてしまっては仕方ないわね。【解除】」
魔王(魔法使い)「魔王、貴方を殺しに来たわ」
死神「ふむ……魔王が二人、ややこしいな。眠ってろ。【睡眠】」
魔王?の攻撃!魔王は眠ってしまった!
魔王「z zZ」
勇者(それでいいの!?)
ここからちょっとシリアスです
死神「さて……勇者、何故お前を残したかわかるか?」
勇者「さあね!魔族のやることなんかわかるもんか!!」
側近「嫌われてますねぇ」
死神「君が一番話が分かり易そうだからだよ」ニッコリ
勇者「」ゾワッ
死神「では聞きます。貴方が人の味方をするのは何故ですか?」
勇者「そ、それは勇者だからだ!」
死神「ふぅん?勇者じゃ無かったら守らないんだ」
勇者「なんだと!?」
死神「まあいいや、次、何故、王国の味方をするんですか?」
勇者「それは、国王が私を派遣して下さったからだ」
死神「銅の剣だけ渡して?」
勇者「……」
死神「じゃあ、どんな人でも貴方は人ならば、守りますか?」
勇者「当たり前だろう!」
死神「賄賂で財産を手に入れている貴族を?自分のために他人を殺すようなクズも?」
勇者「っ……ああ」ギリッ
死神「んー。では、私を倒した後、何をするつもりでしたか?」
勇者「村に行き、復興を……」
死神「王がそれをさせると本気で思ってるの?」
勇者「……」
死神「じゃあ、王に戦争へ行けと言われたら行きますか」
勇者「行くわけ……」
死神「人を守るんじゃ無かったの?」
勇者「……」
死神「そっか、だんまりか。覚悟も無ぇのに来るなよ」
勇者「……」グスッ
死神「泣くなよ、勇者なんだろ?いや、違うのか。もうお前は勇者じゃない」
魔王「唯のか弱い女だ」
勇者「っ……」グスッ
死神「捕縛させてもらおうか。どうせ、お前に俺は殺せない」
勇者「戦士達はっ!」
死神「帰ってもらう。ただ、お前は帰さん」
魔王いつ起きたww
>>176
一応死神です。たまに魔王表記になります。
〜死神の城 部屋 〜
側近「貴方にはこの部屋に監禁させてもらいます」
勇者「……」
側近「出ようとは……その様子ですと出ようとも思いませんね。失礼します」バタン
勇者「……」
……完膚なきまでに言い負かされた。勇者なのに。いや、今では勇者じゃないのか……
勇者「はぁー……」
これからどうなるのか。公開処刑だろうか。それとも……
勇者「はぁー……」
僧侶たちは助かったのだろうか。魔法使いは本当に魔王だったのか。
勇者「はぁー……」
今は何を考えても意味が無い。そう思いながら寝ようとするも、悔しさで寝れなかった……
〜死神の部屋〜
側近「言い過ぎだ。あれでは意味が無いぞ」
死神「わかってる。わかってる……」
側近「これから、どうするつもりだ。人間への見せしめにでもするのか」
死神「何も考えてない……」
側近「おい!!ふざけてるのか!?」
死神「わかってるよ!?でもどうすればいいのさ!!どうすれば人間は争いをやめる!?ねぇ……僕はどうすればいいんだよ……」
側近「……今はまだいい。だがいずれ決着をつけろ」
死神「うん……」
〜翌日〜
ゴブリン(天使A)「おら、飯だ。食わんなら俺がもらうが」ジュルリ
勇者「食べるよ……」
ゴブリン(食べ損ねた……死神様の料理……)グスン
勇者(なんかすごい豪華な料理……)
ガチャ
側近「勇者、魔王様がお呼びだ」
勇者「……」
側近「9時までには玉座に来い」
勇者(公開処刑だろうか……)
〜死神の城 玉座 〜
死神「……」
勇者「……」
死神(き、気まずい……)
死神「お前は、殺さずに見せしめとして生きてもらう」
勇者「……」ギリッ
死神「牢屋は嫌だろうから、一室設けよう。ただ、逃げれるとは思うなよ」
勇者「……」
死神「それと、規則正しい生活をしてもらう。いいな?」
勇者(公開処刑と同じようなものか……)
死神「では、適当に部屋を選ぶといい」
勇者「……」ガチャ バタン
側近「勇者を生かしておくのか?」
死神「うん、王国への人質にしようかと思って」
側近「そのことなんだが、王国は勇者が死んだと吹聴している」
死神「…どういうこと?」
側近「また新しい勇者を祭り上げる気だ」
死神「ちっ、やり方が汚いな。あの王をどうにかするべきじゃないのか?」ギリッ
側近「まぁ、やったら他の神々と戦争だな。あともうひとつ、武を司る神から手紙だ」
死神「嫌な予感」
側近「当たってる。【なぜ勇者を辱める様な真似をする。私は許さないぞ?明日、お前の所に行く。決着はそこで決める】 よほど勇者を捕らえたことに怒ってるな?」
死神「武神……本気かな……」
側近「本気だろうな。頑張れよ?」
死神「うん……」
側近(いつもなら負けるはず無いんだが、今はどうだろうな……)
〜勇者の部屋〜
勇者「もう死のうかな……」
勇者(だけど、戦士達が無事か確かめないといけない)
コンコン ガチャ
死神「話し相手が必要かと思ってな」
勇者「出て行って」
死神「……」ショボーン
死神「なら散歩でも」
勇者「出て行って」
死神「……」ショボーン
キィ ガチャン
勇者(何をしに来たのかな?)
〜死神の部屋〜
側近「相当嫌われてるな」
死神「もう天界に帰りたい」
側近「ほれほれ、明日は武を司る神が来るから今のうちに寝とけ」
死神「本気でやった方がいい?」
側近「本気でやるなら空間変えろよ?滅亡するから」
死神「わかってるよ」
死神「あ、僕そろそろ出勤しなきゃ」
側近「ちょい待ち。お前のカフェに行くんだろ?なら勇者を従業員として連れてけよ。ただ飯喰らいは許さん」
死神「着いて来てくれるかな?」
側近「転移させれば?」
死神「たまにお前が怖くなるよ。まあ行って来ます」
〜裏道〜
勇者「なぜ私がこんな所に……」
死神「側近が、ただ飯喰らいは許しません!だってさ」
勇者「だからと言って、なぜこんな格好なのだ!?」
死神「ウェイトレスだけど?今から喫茶店に行くのになに言ってるの?」
勇者(え?普通、魔王って喫茶店でバイトしてる?)
〜喫茶店 ゆらるり 〜
勇者「え?ここって」
死神「【変身】」
マスター「さあ、行きますよ」
勇者「ええ!?」
勇者(え?なにどういうこと?あの剣くれたのは魔王?なんのために?)
チリンチリリン
何処かの国の貴族「マスター、また来たぞ」
マスター「シュークリームと紅茶でしたね?」
貴族「貴方のシュークリームはこの国一、いやこの世界一だからな」
マスター「はは、嬉しいことを言ってくれますな」
〜裏道〜
勇者「なぜ私がこんな所に……」
死神「側近が、ただ飯喰らいは許しません!だってさ」
勇者「だからと言って、なぜこんな格好なのだ!?」
死神「ウェイトレスだけど?今から喫茶店に行くのになに言ってるの?」
勇者(え?普通、魔王って喫茶店でバイトしてる?)
〜喫茶店 ゆらるり 〜
勇者「え?ここって」
死神「【変身】」
マスター「さあ、行きますよ」
勇者「ええ!?」
勇者(え?なにどういうこと?あの剣くれたのは魔王?なんのために?)
チリンチリリン
何処かの国の貴族「マスター、また来たぞ」
マスター「シュークリームと紅茶でしたね?」
貴族「貴方のシュークリームはこの国一、いやこの世界一だからな」
マスター「はは、嬉しいことを言ってくれますな」
連投すみませんm(_ _)m
寝ぼけてましたwwww
貴族「そちらのお嬢さんは?」
マスター「新たに雇いましてね」
貴族「よくもまあ一人きりで、今までやって来れたな」
マスター「私は暇でしてね。今からは彼女が働いてくれますよ」
〜 〜
マスター「出来上がりましたよ」
貴族「うむ、美味い」
勇者(ありのまま今起こった事を話す。マスターという男は人類の敵、魔王なのだが、何処の国か分からない貴族っぽい男と楽しげに話している。しかも喫茶店の中で。何を言っているのか分からないと思うが私にも分からない。ただ一つ言えるのは、この魔王は何処かおかしい)
マスター「勇者ちゃんはレジに入ってもらいます」
勇者(本当に働かせる気なの!?)
〜昼休み〜
勇者「し、死ぬ。もう無理、死んじゃう。」
マスター「おお勇者、この程度で死んでしまうとは情けない」
勇者(なんでこの人の量を一人でやれてたのよ!?あ、魔王だからか)
マスター「まだまだ半日ですよ。たくさんやってもらうことがあります」
勇者(もう駄目だこれ)
〜 〜
勇者「いらっしゃいませ!」サラアライ
マスター「いらっしゃいませ」
勇者(ん?今なら背中が無防備だ。手には包丁。殺れる、殺らなきゃいけない。魔王、恨まないでくれよ。平和が必要なんだ。殺せば平和が……)カチャ…
勇者(手にはいるんだ!)スッ…
マスター「勇者ちゃん、ちょっといいかい?」
勇者「へ?はい!」サッ…カクシカクシ
マスター「顔色悪いよ?そろそろ休憩しなさい」
勇者「はい……」
勇者(ばれたかな……次は殺ってみせる)
マスター(刺されてあげても良かったけど……ここではやめて欲しいかな)
客「マスター、注文!」
マスター「はい、今行きます」
マスター(もうちょっと成長してからだね。君には期待しているよ、勇者ちゃん)
〜王国 王城 玉座 〜
コンコン
王「入れ」
無勇者「……」
王「やっと出来たのか」
博士「やっと出来ましたよ!苦労したんですよ?えぇ?」
王「戦闘能力は?」
博士「神だって殺せるでしょうね?」ニヤリ
博士「全く、魔王を殺せる勇者を用意しろなどと無茶な命令をしなさる」
王「必要な事だ」
博士「腹いせでしょう?帝国へと攻められなかった、飛行船を全部潰されたこととか」
王「……」チッ
王「どのくらいだ?」
博士「ふむ……感情を無くし、攻撃力を底上げ、声を無くす事で無詠唱での魔法の威力を強化しました。それと、記憶を曖昧にして、その一瞬の戦闘での集中力に変えました。あとは……」
王「もうよい、想像以上の物が出来上がったな」
博士「嘘をつきなさるな。これくらい、想定内でしたんでしょう?」
王「ふっ、どうだろうな」
王「では、テストでもしようか。大臣、参れ。」
大臣「はは、どうしました?」
王「確か、脱税している村があるのだよな?」
大臣「ええ、可能性の話ですが」
王「無勇者よ、その村を滅ぼしてこい」
大臣「!?ですがっ!」
王「大臣、私に指図するな」
博士「公開処刑ってやつかい?性格悪いね〜」
王「無勇者よ、行ってこい」
無勇者「……」コクン
大臣(あんな……あんな少女が出来るのか?いや……あの博士が改造したのなら、あるいは……)
大臣(3日後、名もしれぬ村が跡形もなく、そう、跡形もなく更地になっていたそうだ……)
王「よくやったぞ、無勇者。次は魔王を倒してこい」
大臣(そんな、事があるわけがない……こんな不条理……これではどちらが魔王なのか……)
無勇者「……」コクン
王「ククク、アハハハハ!」
大臣(……)
〜喫茶店 ゆらるり 〜
勇者「お、終わった……」
マスター「お疲れ、はいこれ」
勇者「え?なんですか?」
マスター「お給料だよ」
勇者「え!どういうことですか!」
マスター「そりゃあ、働いてくれたら給料は出すよ?」
マスター「まあ、明日も働いてもらうからね」
勇者(……給料か……)
〜酒場〜
大臣「……」グイグイ
旅人「よお、またあったな。しっかし、随分飲んでんね」
大臣「……少し、話せるか」
旅人「二人でか?」
大臣「ああ」
旅人「親父!ちょっとだけ出るな!少ししたら戻る」
酒場の親父「戻ってこいよ」
旅人「もちろん!行くか」
〜酒場の裏〜
旅人「で、どうしたんだ?」
大臣「新しい勇者が出来た」
旅人「出来た?今の勇者は?というか、俺に話して良いことなのか?」
大臣「白を切るな。どうせ魔王の仲間だろう?」
旅人「ちっ、早いな。でもどうして気づいた?忘却魔法を掛けたのに」
大臣「私は魔導師だぞ?魔法耐性くらいある」
旅人(火の四天王)「へぇ、腐った貴族かと思ったが……で、なぜコンタクトをとった?」
大臣「新しい勇者だ」
旅人「それくらいはとっくに知っている」
大臣「違う、その勇者が……」カクカクシカジカマルマルウマウマ
旅人「人間はそこまで腐っていたのか……」
大臣「ああ」
旅人「だが、なぜ俺に伝えようと思った?殺されるとは思わなかったのか?」
大臣「お前ならもしくは……と思ってな」
旅人「あんたもおかしな人間だな」クスクス
大臣「ああ、違いない」フフッ
〜死神の城〜
側近「新たな勇者が来たぞ」
死神「!?それはどっちの?」
側近「帝国の方だ」
勇者(助けがきた!)
死神「通せ」
一応、帝都は王国が裏切ろうとしていることは知らない設定です。
〜死神の城 玉座 (段ボール)〜
男勇者「出たな!魔王!」(子ども?)
死神「ふはは、よく来た勇者よ」
死神「お前の探している物はこれか?」
勇者「……」
男勇者「な!?人質とは卑怯な!」
勇者(なぜ皆玉座が段ボールなのを気にしないのだろう……)
側近(貴女が壊したからですよ)ボソボソ
勇者(心を読まれた!?)
側近(表情です)ボソボソ
魔法使い「正々堂々と勝負しろよ!」
僧侶「そうよ!」
死神(うざったいな)
死神「では、話を少しだけしても構わないか?」
男勇者「問答無用!」ギィン!
男勇者の攻撃!魔法障壁により弾かれた!
魔法使い「魔法障壁だと!?」
戦士「せこいぞ!魔王!」
死神「問答無用で斬りかかって来たのは卑怯じゃないのか?」
男勇者「そんなこと知るか!」
側近、勇者(せこい……)
死神「」ビキビキ…ブチン
死神「ほぉ……なら【束縛】」
魔王?の攻撃!勇者は動けなくなった!魔法使いは動けなくなった!戦士は動けなくなった!僧侶は動けなくなった!
勇者(デジャヴ……)
戦士「どこまでもっ!」
死神「うるさい【衝撃】」
魔王?の攻撃!戦士は気絶した!
僧侶「せ、戦士!」
男勇者「くそっ!魔王め!」
死神「お前らと話すことなどもうない。【衝撃波】」
魔王?の攻撃!勇者は気絶した!魔法使いは気絶した!戦士は気絶している!僧侶は気絶した!
側近「随分と脳筋だったな【転送】」
死神「首だけ出して埋めてやれ」ブチギレ
勇者「……」gkbr
側近(な?こんなやつ倒せっこないだろ?)コソコソ
勇者(うん……)コソコソ
〜死神の城 畑 〜
死神「ようこそ、勇者よ。私の畑へ!!」
勇者(大陸が浮いてるのは気にしない)
勇者「って全部畑かよ!!」
死神「そう!その突っ込みを待っていた!」
メイド「その人は新しい天s…魔物ですか?」
勇者(天s?)
側近「勇者です」
メイド「えっ!勇者様?死g…魔王様、拉致は犯罪ですよ!」
死神「魔王が犯罪を気にしてどうする」
メイド「そうでしたね。よろしくお願いします、勇者様」
勇者「君は、誘拐されてここにいるのか?どう見ても人間なのだが……」
メイド「!?い、いえ、魔物ですよ?」
側近(やばいっ!メイドは羽を隠しているだけだ!メイドは魔物に変身出来ない……)
勇者「では、魔物になって見てくれないか?」
死神(俺の魔力を……無理だ、メイドは魔力に弱すぎる。どうすれば……)
死神(羽を出してハーピィと誤魔化すか?いや、ハーピィとは違いすぎる)
すいません、小テスト続きで更新が遅れましたm(_ _)m
メイド「えっと……その……」
勇者「……」
メイド「ごめんなさい!」タッタッタッ
側近「振られたな」ニヤニヤ
勇者「う、うるさい!」
死神(メイド……)
〜夕方〜
メイド「…………」
メイド「人間、か……」
死神「メイド!」ダダッ
メイド「!?死神様!」
死神「ここにいたのか、心配したじゃないか!」
メイド「死神様ぁぁぁ!」ダキッ
死神「ぐほっ」
死神「よしよし。よく頑張ったな」
メイド「うえぇぇぇん!」
死神「思い出さなくて良いんだ、メイド。もうあいつらはここにはいないから」
メイド「ひぐっうぇぇぇ」
死神「もう君をいじめる奴らはいないから、泣いて良いんだ」
メイド「うぅぅぅ……」
死神「ゆっくり休んでね【睡眠】」
メイド「……」スヤスヤ
側近「ここにいたのか」
死神「うん」
テストで死んでます……更新遅れてすみませんでした……
側近「そうか……メイドは忌み子として生まれたからな……天使になるとは、数奇な運命だな」
死神「それを言うなら僕達もおかしな運命じゃないか。魔王をやってるなんてさ」
側近「お前が言い出したんだろうが」
死神「そうだったね」
側近「明日に備えて寝ておけよ?」
死神「うん。また明日」
〜翌日〜
火の四天王「いよいよ決戦の日だな」
側近「ええ、武を司る神が来ます」
死神「アレの用意はいいか?」
ワイワイガヤガヤ ワイワイガヤガヤ
勇者「なんか騒がしいな」
ゴブリン(天使A)「他の魔王(神)と決闘するんだってよ」
勇者「へぇ……(あの魔王の本気、見せてもらおうかな)」
〜死神の城 中庭 〜
武神「……………」ゴトン
死神「……………」ゴトン
勇者(あの樽はなんだろう?あの中に武器が入っているのかな?)
側近「只今より、武魔王(武神)対魔王(死神)の一騎打ちを開催します」
ウォォォォォォォォォ!!
側近「両者、樽を持ち上げて下さい」
勇者(え?なんで持ち上げるの?)
側近「始め!」
武神「グビグビ…ゴホッゴホッ」
死神「ゴクゴクゴクゴク」
勇者(飲んでるー!?)
ゴブリンA「言ってなかったっけか?これは酒をどれだけ飲めるかの勝負だ」
勇者「ええ!?普通は決闘って闘うんじゃないのか?」
ゴブリンA「冗談言うなや、んなことしたら大陸の半分は焦土と化すぜ?」
勇者(え、何それ怖い)
側近「今お二人が飲んでいるのはアルコール97%の【神殺し】ですね」
ゴブリンA(死神様、それ死ぬんじゃないか?)
勇者(97%!?な、なんで飲めてるの!?)
側近「今火をつければ魔王様を倒せるかも知れませんよ?」
勇者「じ、冗談だろう?」
側近「ええ」
ゴブリンA(側近さんならやりそうだけどな)
側近「早いですね。もう20樽程ですか」
勇者(魔王って桁違いなんだね……)
・・・・・・
武神「おろろろろろろろ」
死神「ぐびぐび」
側近「終了でーす!勝者、魔王様!!」
ウォォォォォォォォォォ!! ヒューヒュー
側近「武魔王様、372樽。魔王様、測定不能です!!」
勇者「ば、化け物……」
ゴブリン(う、うわばみって本当にいるんだなぁ……)
死神「側近、おかわりは無いの?」ボソボソ
側近「やめとけ、武神が泣くぞ」ボソボソ
武神「」
側近「これにて、魔王様対武魔王様の決闘を終了します!」
・・・・・・
死神「…」ドヤァ
勇者「……」
死神「みたか勇者!私は大酒豪なのだよ!!」ドヤァ
勇者「あ、ああ……」
死神「……」 ショボン
勇者(え、どんなリアクション取ればいいの?)
側近(適当に褒めておけばいいのです)ボソボソ
勇者(あの…人の心を読むのは……)ボソボソ
側近(表情です)ボソボソ
勇者「わー魔王様すごいー」(棒)
死神「」グスッ
ゴブリンA(こいつらえげつねぇな)
メイド「ま、まぁしn…魔王様のすごい所は他にもありますから!」
死神「確かにそうだな!」
勇者側近ゴブリンA(ちょろい……)
これってよくある魔王と側近モノのSSに
魔王の名前を死を司る神にただ変更しただけの話じゃね?
>>249
そういう事です
死神「そういえば、明日は釣りに行く予定だったな。勇者、お前も来るんだ」
勇者「はぁ!?」
死神「決定事項だ。大丈夫、人目につかないから。ただ、釣り仲間には見られるがな」
勇者「え、ちょ、まっ」
死神「下がれ。私は早めに寝る」
勇者「おい!どういう……」
死神「【転移】」ヒュン
勇者「説明しろよ!?」
勇者(自由奔放過ぎるでしょ……)
・・・・・・
イッチニーサンッシッゴーロックヒッチハチ ニーニッサンッシッゴーロックヒッチハチ
死神「……」イッチニー…
勇者「何をしているんだ?」
死神「ラジオ体操だよ」ゴーロック…
勇者「ラジオ体操?」
死神「あー……こっちにはラジオ体操なかったかー……まぁ体操だよ」
勇者「何故しているんだ?」
死神「忘れたのかい?釣りだよ、釣り」
勇者「釣りに体操なんて必要あるのか?」
死神「まぁ……ね」
勇者(なんだろう今の間は……)
・・・・・・
マスター(死神)「紹介します。うちの従業員です」
勇者(なんでこうなったんだろう……)
マスター「で、こちらが釣り仲間の皆さん」
虎の獣人(虎人)「おお!珍しいな」
マスター「この人が虎人さん」
何処かの国の貴族(貴族)「やあ、またあったね」
勇者(あ、あの時の貴族だ)
マスター「で、この人が魔女さん」
魔女「よろしく〜」
マスター「次に……」
勇者「あ、貴女は!?」
勇者(族長!?なんでこんな所に!)
女エルフ「あら〜?ゆうs」
虎人「ストップ。言わない約束だろう?」
エルフの族長(女エルフ)「そうだったわね〜。よろしく、従業員ちゃん!」
マスター「そして最後に妖精さんです」
妖精「よっす!よろしくな!」
勇者(ちっちゃい……可愛い)
マスター「では行きましょうか」ヨッコイショ
勇者(影からイカダが出てきた……っていうかイカダなの!?)
マスター「釣竿は持っていますよね。あ、従業員さんの分は用意してあります」
勇者(用意してあるんだ……)
・・・・・・
ギィ…ギィ…
勇者(あれ、なんで私こんなことしてるんだっけ?魔王倒しに来て、捕まって……釣り?)ツリイトクイックイッ
マスター「従業員さん、釣れてますよ」
勇者「へあっ!?あ、重っ!?」
ギギギギ…
虎人「おっ?第一釣は従業員ちゃんか」
魔女「まけてられませんねぇ」
勇者(いや、ちょ、これ、無理っ)ギギギギ
妖精「落ちんなよ!」
貴族「落ちたら助けてあげますよ」
勇者(落ちる前提!?)ギギギギ
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