上条「背中は預けたぜ、相棒」ほむら「...悪く無いわね」(14)

始まりはいつだって唐突だ

ミニマムな魔神サマが家に住み着いて1ヶ月。いつでもハングリーな居候といつでもワガママ魔神のせいでワタクシこと上条当麻のストレスは限界を迎えている!

某ライトノベルの主人公がやれやれを連呼していたのにも納得できる...というより向こうより此方の方がよっぽど悲惨だ。
それでも流れていく日常は心地良いもので、戦いに明け暮れていた日々が遠い過去へと流れていくような感覚さえある。
つまり何が言いたいのか、といえば。何だかんだで居候×2にこきつかわれるのも悪くないってことだ。

そんな風に感じる3月、ヤツが来た。1つの報せを携えて。
炎を操る魔術師、ステイル・マグヌスである。

そうして始まる非日常と少女達の過酷な運命が紡ぐ、悲しみと痛みに満ちたストーリー

永遠に繰り返す悲惨な物語が幕を上げようとしていた。

...でも、俺のすることは変わらない。
認められない出来事や、システムが有るのならば。ただ右手を掲げて、こう叫べばいい。
「その幻想をぶち殺す!!」...ってさ。

キュウべぇ「ぼくと契約して……」

上条「なんだこいつ…」

…パキィーン!…

キュウべぇ「…」シュワー…

上条「あれ?消えたぞ」



-完-

オティヌス「...つまり魔術が使われた痕跡と、そこからは通常考えられない量の魔力が観測された、でいいんだな」

偉そうに解説しているコイツが魔神オティヌス。今こそはミニマムな体をもつ謎幼女だが、数ヵ月前は世界を揺るがす大悪人であったことをここに記しておこう...!

ちなみに、コイツの定位置が俺の頭の上なのは気にしないで貰いたい。

ステイル「ああ、その通りだよ。観測場所は学園都市からもそう遠くない町でね。...驚くことにそこには魔術的要素を含む伝承は一切ない。

「全くもってノーマークな所から観測されたものだからね、また君が何かやらかしたのかと思ったよ」

そう言ってオティヌスを見るステイルだが...若干、視線が俺を含めている気がするのは気のせいだろうか。

上条「つまり、俺にそこに行けって言いたいのか」

いい忘れていたが、世界を敵に回したあの一件から俺はイギリス清教だのロシア正教といった魔術組織によくよくパシられるようになった。

どうにも我々がやらかした分の補填だということなのだが、報酬無しで働かされるのは分かっていても辛いものがある。

ちなみに、例の白いシスターさんことインデックスはやたらエロい格好の五和に連れて行かれた。

当時は口をあんぐり空けて連れ去られていくインデックスを見上げていたが、どうやらこの事件の解析に呼ばれていたようだな...と今になっては考えることが出来る。

ステイル「勿論だ。...ああ、拒否件は無いよ?」

上条「解ってるよ」

不幸だぁー!と叫びたくもなるが、さっきから心もとない顔をしているオティヌスに心配をかけたくないので黙りこむ。

ただでさえ連日の俺がパシられてしょんぼりしているコイツに、これ以上負荷はかけたくない...やっぱりコイツとインデックスには笑顔が似合うからな。

ステイル「準備はこっちで済ませたよ、後は君が来るだけだ。彼女と魔神のことはいつも通りに我々、『必要悪の教会』任せてくれ」

相変わらず手際がいい、逆に恨めしいねコノヤロー

上条「じゃあ、行ってくるよ。オティヌス」

オティヌス「...はやく、帰ってこいよ」

捨てられた子犬の様な顔をしているオティヌスを暫し眺めたかったが、如何せん時間の都合で出発することになってしまった...不幸だ。

ステイル「さて…これでふたりきりになったわけだが…」ズィ…

オティヌス「…なんのつも…」

…ヌプッ!…

オティヌス「んあぁー!あ、熱い!お尻の穴が…熱いぃー!」ビクン!

ステイル「騒ぐんじゃない…じきに良くなるから…」ヌッコヌッコ…

オティヌス「や、やめ…ろ!…はやくその汚らわしいモノを…尻の穴から抜け!」ググッ…

ステイル「力んで押し戻そうとしても無駄だよ…ほら」ズンッ

オティヌス「ひぎぃ!」

ステイル「君は僕専用の尻穴奴隷になってもらうからね」ヌプヌプ…

オティヌス「く……誰が…はぁ…はぁ…貴様なんか…に……!」はぁ…はぁ…

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