僕「たとえばそこにこんな歌があれば、僕らはどこにいたとしてもつながってゆける」 (51)

僕らが付き合っていた4年と9カ月の間に、1度もセックスはなかった。

それは僕が同性愛者だったからかもしれないし、君が無口だったからかもしれない。

とにかく、僕らは形だけ付き合っていたカップルだった。

僕は彼女にもらった高級な時計を捨て、>>5を捨てた。

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プライドを捨てた僕は、全裸で構内をうろついたり、ゴミ捨て場のパンを食べたりした。

時には餌を探してうろついている猫やカラスとケンカになることさえあった。

そんな生活をしていたせいだろう。

いつしか僕のあだ名は>>10になっていた。

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ちくわ大明神

「ちくわ大明神」

僕はそのあだ名を気に入っていた。

僕にはプライドも何もない、彼女さえいない。

喉が渇いたので、僕は>>12を飲みながら空を見上げた。

ガソリン

「ゴクゴク」

僕がガソリンを飲み干して、ライターで自分自身に火をつけようとしていると、誰かが近寄ってきた。

「君、ずいぶんひどい顔してるね。あたしよりひどい」

女は僕のライターを奪うと二つ折りにして捨てた。僕は彼女の>>18をガン見した。

陰毛

僕が全裸でうろついていたのと同じように、彼女も全裸だった。

「最近じゃ猫も賢くて、あたしこないだスマホとられてさ、その隙にパン食べられたよ」

女は陰部を隠そうともせずに、笑顔でそういった。

僕は突然性欲が抑えきれなくなった。彼女にそっと近づくと、「>>24」と呟いた。

ギャフベロハギャベバブジョハバ

「ギャフベロハギャベバブジョハバ」僕がそうつぶやくと、彼女は笑った。

「よく知ってるわね。その小説、最後どうなるんだっけ」

僕は彼女の乳首を口先でそっと舐めると、陰部を>>27でやさしく刺激した。

「あたしが今何考えてるか分かる?」と女は言った。

「このまま、あなたにされるがままにしていたら、あたし妊娠しちゃうんじゃないかってこと。」

「君はそうしたいの?」と僕は言った。

「あたし全裸でしょ?浮浪者に何度も中出しされたわ。」僕のペニスを>>30しながら、彼女は言った。

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ガン見

突然彼女がトイレに行きたいと言ったので、僕は仕方なく彼女を離した。

その時、近くに猫が近寄ってきた。

僕はムラムラしていたのでその猫をファックした。

ファックしているときに彼女が戻ってきた。彼女は全身>>33だった。

パワードスーツ

「あら、あなた誰とでもヤるって聞いたけど動物ともやるのね。」

全身パワードスーツに身を包んだ彼女はとても強そうだった。

「さぁ、あなたの命も今日でおしまいよ!」

彼女は僕めがけてレーザー光線を発射した。僕はとっさに近くにあった>>36で防ごうとした。

「にゃーん」

猫はレーザー光線を跳ね返し、彼女の右腕がふっとんだ。

「なぜだ…?お前はなぜ俺の命を狙うのだ!」

「ククク…」と彼女は笑った。「あたしは>>38!お前を殺すためにこの世界に来た!」

大橋卓弥

まさか、と僕は呟いた。スキマスイッチの大橋といったら元カノが好きだったアーティストではないか。

僕は元カノにメールをしてみた。

しかしアドレスを変えられていたらしく、あて先不明で返ってきた。

「争いは何も生み出さない。そうだね?」僕は彼女の右腕を>>40でくっつけた。

アロンアルファ

「ありがとう」と彼女は言った。

一時期違うキャラになっていたけど、やさしい本当の彼女がここにいた。

僕は「さよなら」といって彼女にそっと口づけをした。

それから今日の夕食を漁りにゴミ捨て場に行って猫と>>43で戦った。

肉棒

「えい!」

肉棒で猫をこらしめると、僕はパンを食べた。

パンに肉棒をはさんで食べると、思った以上においしかった。

すると、そこに店の店員がやってきた。僕に>>45をくれると、去って行った。

コンドーム

「猫をファックしたのを見ていたのかな…」と僕は少し反省した。

ゴミ捨て場特有の生臭いにおいがして、僕は水を飲みにトイレに向かった。

僕は相変わらず全裸だったので、みんなが僕を奇異な目で見た。

僕は蛇口に口を付けて水を飲んだ。そしてコンドームに水を入れて>>47に投げつけた。

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学園長の写真

水入りのコンドームは学園長の写真に命中した。

僕はいつか再びプライドを取り戻せるようになるのだろうか。

とりあえず服を着よう。でも服を買いにいくための服がない。

誰か友達を作って、服を貸してもらうにも全裸じゃどうしようもない。

僕は落ちるところまで落ちた人間が再び立ち上がるむずかしさを全身で感じた。

おわり

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