小町「（あれ？よく見ると今日のお兄ちゃん、目が腐ってない。何か笑顔がキラキラしてる）」

八幡「おっと、これは失礼。さ、せっかく作ったんだ。冷めないうちに食べよう」

小町「う、うん」

小町「（お、おお。いつも小町が作る朝ごはんと変わらないのになんだか輝いて見えるよ）」

小町「（しかも美味しい）」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

小町「ねえ、お兄ちゃん。何かあった？具合でも悪いの？」

八幡「あれ？美味しくなかったかな」

小町「えっと、美味しいよ。ただいつものお兄ちゃんと何か違うっていうか」

小町「（なんだか胸がドキドキするというか///）」

八幡「はは、何もないさ。小町との幸せな生活以外には何も、ね」

小町「お兄ちゃん……」

八幡「さて、と。悪いけど今日は早めに学校に行かなきゃいけないんだ。送らなくても平気？」

小町「う、うん」

八幡「そう。じゃあ」

小町「お、お兄ちゃん？」

小町「（小町の前で立ち止まって……か、顔近づけすぎだよ。お兄ちゃんの唇が小町のほっぺに……）」ﾁｭｯ

小町「ふぁ！？」

八幡「行ってきます。僕の可愛いお姫様」

（昇降口）

結衣「あれ？小町ちゃんからメールだ。ゆきのんと川崎さんにも送ってる」

Mail（小町→結衣）『今日のお兄ちゃん何かおかいしいです。いつもおかしいんですけど』

Mail（小町→結衣）『今日はおかしいの方向がおかしいんです。とにかく気を付けてください』

結衣「なに？これ？」

八幡「おはよう、結衣」

結衣「あ、おはようヒッキー。今、小町ちゃんから変なメールがって、うええ！？」

結衣「（ヒッキーから挨拶してきた。それに今、ゆ、ゆゆゆ）」

結衣「ヒッキー、今のもう一度言って」

八幡「え？おはようって言っただけだよ、結衣」

結衣「ま、また結衣って」

八幡「まったく、今日の結衣はどうしたんだい？」

結衣「え？ヒッキー！ちょっと、近…」ｵﾃﾞｺｺﾂﾝ

八幡「うん、熱はないみたいだね」ﾆｯｺﾘ

結衣「……」

八幡「具合が悪いときは言ってくれな。看病するから」

八幡「付きっきりで」

八幡「じゃ、先に」ｽﾀｽﾀ

三浦「あれ？結衣。どしたん？そんなとこでボーッってして」

結衣「……ああ、優美子……エヘ」

三浦「？」

結衣「エヘヘー///」

三浦「ゆ、結衣？結衣、しっかり」

結衣「エヘヘヘー///」　

三浦「結衣ーーっ！」