第一話『僕はついて行けるだろか チャドのいない試合のスピードに』
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チャド「帝光中出身の茶渡泰虎だ、ポジションは噛ませ犬だ」
リコ(192cm112kg、かなり筋肉質…さすが帝光中ね)チキチキ…
火神(こいつがキセキの世代…こんなのがあと5人もいるってのか、面白ぇじゃねぇか!)
リコ「じゃあ一年生チームと二年生チームで試合しましょうか」
火神「へっ、さっそく見せてもらうぜ、お前の実力を!」
チャド「ああ、俺に背中を預けてくれ」
リコ「試合開始」ピー
火神「おらよ!」バシッ
降旗「あれ?あいつどこいった?」ダムダム
リコ「え!?」
火神「チャドの姿が…消えた…!?」
リコ(試合中に姿が消える!?むちゃくちゃだわ)
チャド「こっちだ降旗、パスくれ」
降旗「お、おう」ヒュッ
チャド「火神!」バシッ
火神「よっしゃァ!」ガシャン
リコ(すごいジャンプ力!とんでもない一年生が入って来たわね…)
火神「おらぁ!」ガシャン
「また火神が点取ったぞ」
「火神が止まらねえ!」
火神「まだまだいけるぜ!」
リコ「あの2人やるわね。でも、ウチの連中を甘く見ないほうがいいわよ」
斬月「恐怖を捨てろ 前を見ろ 進め決して 立ち止まるな」ダムダム
リコ(オッサン臭いポエマーPGの斬月君)
日向「斬月、よこせ!」
リコ(木の葉にて最強のシューター、SGの日向ネジ君)
水戸「…」
リコ(寡黙ないぶし銀Cの水戸光國君)
金「パスを寄越さないとミサイル撃つぞ」
リコ(ミサイル発射が得意なオールラウンダー、Fの金正恩君)
オオノキ「ワシがフリーじゃぜ」
リコ(土影のオオノキ君、PF)
リコ「これが去年、創部1年目にしてインターハイ都予選の決勝リーグまで進んだ誠凛高校バスケ部よ!」
リコ「試合終了ー」ピー
92?18
火神「なかなかやるじゃねえか、チャド」
チャド「俺の手が人より大きいのは、誰かを守るためなんだ」
オオノキ「とんでもない一年共じゃぜ、うっ腰が…」グキ
日向「頼もしいじゃないか、これからはあれが味方なのだから」
リコ「練習試合決まったわよ」
日向「へえ、どことだ?」
リコ「海常高校」
斬月「相手にとって不足はない」
オオノキ「不足がないどころか、全国常連の強豪じゃぜ」
日向「しかも今年は…」
リコ「ええ、キセキの世代がいるわ!」
火神「願ってもねえ!どうせ全員倒すんだ、早いほうがいいに決まってるぜ!」
チャド「海常高校…奴か…」
第二話『ああ チャドたちは
月光に毒されている』
火神「海常にいるキセキの世代ってのはどんな奴なんだ?」
チャド「奴はキセキの世代の中でも三大将と呼ばれるほどの実力者だ」
黄猿「おォーーー…!!!チャドっちぃ、待ってたよォーーー…!」
チャド「久しぶりだな、黄猿」
日向(こ、これが…キセキの世代…黄猿 ボルサリーノ!!!)
火神(デケェ…!!!3m以上はあるぞ!)
リコ(嘘…あり得ない…何この数値…!!!これが人間なの!?)
オオノキ(こいつ…本当に高校生なのかじゃぜ…)
金(核ミサイルでも…倒せない…)
黄猿「チャドっちさァ、今からでも遅くないからウチにおいでよォーーー」
チャド「すまないが、その気はない」
黄猿「残念だねェ…わっしはこれでもチャドっちのことを評価してるんだよォーーー?」
黄猿「わっしとチャドっちが揃えば…全国、取れるよォ…?」
チャド「高校入学したばっかでいきなり転入とかあり得ないだろ、そんなことを言うためにわざわざ校門前で待っていたのか?」
黄猿「おおォーーー!そうだったァーー…!!体育館に案内するよォーーー」ピュン
チャド「おいおい黄ザル…光になられたらついて行けないだろ」
黄猿「おっとっとォーーー…!じゃあのんびり歩いて行こうかァーーー…」
火神「なんだ…今のスピード…!!」
黄猿(キセキの世代でもないのにわっしのスピードを目で追える者とはねぇーーー…驚きだよォーーー…)
デブ「試合は半面でする、お前らは調整のつもりで呼んだから黄猿も出さない」
リコ「はあ!?」
ブラソ・デレチャ・デ・ヒガンテ
チャド「巨人の右腕」
黄猿「おおっとォーーー…でも試合で君達が頑張ってくれれば監督の気も変わると思うからァ」
エル・ディレクト
チャド「巨人の一撃!」ズドォ
チャド「ゴールが壊れた…全面を使わせてくれ」
デブ「ゴールの存在が…消えた…」
黄猿「君はそういう奴だったねェー…チャドっちぃーーー」
「試合開始」ピー
デブ「行けお前ら!強豪ナメるとどうなるか思い知らせろ!」
黄猿「結局わっしは出してもらえないんだねェーーー…」
デブ「当然だ!こんな調整用の練習試合で怪我でもされたら」
黄猿「わっしは自然系だから…」
デブ「さっきゴール壊したあいつ!アレ絶対覇気使いだろ!」
黄猿「チャドっち的には霊圧って言うらしいよォーーー」
デブ「どっちでも一緒だ!」
黄猿(やっぱり試合で引っ張り出してもらうしかなさそうだねェ…頼むよチャドっちぃー)
斬月「チャド」シュッ
チャド「火神」パッ
火神「おおおらァーーー!!!」ガシャン
黄猿「心配なさそうだねェーーー」
デブ「負けてんのに嬉しそうにすんな黄猿!!!」
笠松「一本!落ち着いて行くぞ!」ダムダム
デブ(笠松達もよくやっちゃいるが…)
(リ)ッバーン「(リ)ッバーン」ダン
火神「させるか!」バシッ
チャド「ナイスだ火神」
デブ(あのジャンプ力お化けと消える筋肉を何とかしないければ…!!)
黄猿「アレを止められるのはわっしぐらいのもんでしょォーーー」
デブ「…ちっ、行ってこい」
火神「ついに出てきたな…!」
黄猿「せいぜいお気をつけなすって…誠凛の諸君」
チャド「気をつけろ、奴は…光になるぞ!」
第三話『あなたの光は しなやかに
斬魄刀を振る 京楽のように
チャドの命の源を断つ』
黄猿「行くよォーーー!!!」ピュン
バスッ
リコ「え?」
火神「点…入ったのか…今の一瞬で!?」
黄猿「君はチャドっちの光として相応しくないと思うんだよねェー…」
黄猿「わっしこそがチャドっちの光に相応しい、そう思わないかい?」ピカー
火神「思わねぇよ、眩しいやめろ!」
チャド「走れ、火神!」
火神「!」ダッ
チャド「巨人の一撃!」ドシュウウウ
リコ「あれは…巨人の一撃の威力を利用した高速パス!?」
火神「いってぇ!!!けどいいパスだぜチャド!」バッチィン
火神「おらっ」ダン
黄猿「させないよォー!」バシッ
火神「何!?」
日向「光速で守備に回ったのか!」
チャド「バカな…!?スタミナの問題で光速は攻撃にしか使えないはず!」
黄猿「チャドっちぃー…それは昔の話しでしょう?」
チャド「なん…だと…」
リコ「まずいわね…このままじゃ点差が広がる一方だわ!」
黄猿「どんどん行くよォーーー…!!!」ピュン ボスッ
火神「クソッ!」
日向「反撃だ!斬月、ボールをよこせ!」
黄猿「させないよォーーー…!!!」ピュン バシッ
リコ(攻撃も守備も光速…人類の追いつける速度じゃない…!)
黄猿「またまた得点、いただいちゃうよォーーー…」ピュン
火神「させるかよ!」ダンッ
黄猿「そんなもんでわっしを止められるとでも…?」
火神「お前…大事なことを忘れてるぜ…」
黄猿「忘れてるゥ…?」
火神「あいつの霊圧が消えていることをな!」
黄猿(しまったねェーーー…!!!火神は囮かァーーー…!!!)
チャド「巨人の一撃ォ」ドゴォ
黄猿「八尺瓊勾玉」ドドドド
チャド「ぐわぁああああああああああああ!!!」
火神「チャド!」
リコ「タ、タイムアウト!」
黄猿(おォーーー…咄嗟に反撃しちゃったよォーーー…)
笠松「プレー中の事故だ、黄猿。気にすんな」
黄猿「わかってますってェ…」
火神「監督、チャドは!?」
リコ「とりあえず出血が止まるまで出場はムリね」
火神「そんな…!?」
オオノキ「ここからはチャドなしで戦うということじゃぜ…」
リコ「今は出来る事をやるしかないわ…日向君、そろそろお願い!」
日向「わかった、白眼!」ギン
斬月「日向がクラッチタイムに入ったか…ならば私も」シュルルッ
「試合再開」ピー
斬月「行くぞ、日向!」ブンブン
「あのグラサンのオッサンが持ってるバカデカイ刀はなんだ!?」
「とてもバスケをしながら振り回せるような代物には見えねえぞ」
日向「日向は木の葉にて最強…」ビュッ
笠松「スリーか!」
バスッ
日向「覚えておけ!」
黄猿「おォーーー…!やるねェーーー…!!!…でも」
笠松「黄猿」シュッ
黄猿「わっしを止められなきゃ意味無いでしょォー…」ピュン
黄猿「取られた以上に取り返せばいいだけなんだから…」ガシャン
火神「チクショー!」
黄猿「チャドっちに怪我させちゃったのは申し訳ないけど…これも勝負だからねェー…だからといって手加減は出来ないよォーーー…!!!」
リコ(みんな…なんとかチャド君が戻るまで持ちこたえて…!)
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